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【Pancrase324】続々、カード発表。暫定王者=小川✖上田トリロジー。井村はジェイクと真価問われる一戦

【写真】井村✖ジェイク。ジェイクのジェイク・シールズ地獄に対し、井村の柔術ベースの寝技という組技の構図は楽しみだ (C)MMAPLANET

26日(木)、パンクラスが10月17日(日)に東京都江東区のUSENスタジオコーストで開催するPancrse324の追加カードとして井村塁✖ジェイク・ムラタのバンタム級の一戦を発表した。

暫定フライ級クィーン・オブ・パンクラシスト・チャンピオンシップ=NØRI✖端貴代、ウェルター級暫定王座決定戦=菊入正行と村山暁洋に続き、フライ級でも暫定王者に認定された小川徹が、上田将竜の挑戦を受けることも決まるなど、連日のように新たなカードが明らかとなっている同大会。


5月の暫定王座決定トーナメント準決勝で小川は秋葉太樹に勝利し、上田は猿飛流に判定負けしていた。ところが王座決定戦に挑む予定だった猿飛流が負傷したため、パンクラスでは小川のトーナメント決勝を不戦勝とし、暫定王者に認定した。

その小川が暫定王座防衛戦として、過去0勝2敗(※1戦目は2017年8月にスプリット判定負け。2度目は2018年12月にハイキックでKO負け)の上田を相手に3度目の正直を目指す。

また上田としてもタイトル挑戦は先の決定トーナメント、2019年7月に暫定王座決定戦で翔兵に敗れており、これが3度目の正直となる。

さらに内村洋二郎が昨年11月のRIZIN参戦以来11カ月振りも実戦で透暉鷹と対戦するカードも決まっている。内村のパンクラス参戦は昨年2月──パンデミック前、1年8カ月振りの参戦となる。対する透暉鷹は、5月のRYO戦で十中八九勝利を手にしておきながら、残り1秒でギロチンにより、大逆転負けを喫して以来の再起戦となる。

今やJ-MMAにおいて、決して多くない王座防衛戦を行うISAOという座標軸があるパンクラス・フェザー級戦線だけに、上を目指すうえでベテラン相手に、遅れを取ることは許されない透暉鷹だ。

そして今日発表された井村とジェイクの一戦は、マニアックファン垂涎の一戦だろう。井村はデビュー以来、5試合連続フィニッシュ勝利中の期待の新鋭。対してジェイクはパンクラスでは昨年10月に、神田周一に通好みの渋い試合で勝利したものの、2カ月後にはNEXUSで森山壱政に敗れている。ジェイクとしては、寝技勝負ができる相手だけに意地を見せたい戦い。井村としてもジェイクのようなねちっこい、しぶとさのある相手と戦うことで、そのフィニッシュ力という部分で真価が問われる一戦となる。

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ISAO MMA ONE SASUKE Shooto2021#05 ブログ 工藤諒司

【Shooto2021#05】SUSUKE戦へ、工藤諒司─02─「ケージ際、組み際、離れ際の攻防で僕が勝っている」

【写真】決して能弁ではない工藤。ただし、試合になるとMMA IQの高さ、インテリジェンスさがひしひしと伝わってくる (C)MMAPLANET

25日(日)、東京都文京区の後楽園ホールで開催されるShooto2021#5で、斎藤裕が返上した世界フェザー級王座をSASUKEと争う工藤諒司のインタビュー後編。
Text by Shojiro Kameike

ONE Warrior Seriesを経て修斗公式戦に復帰した工藤には、意外に思えるほどの修斗愛が存在している。工藤にとっての修斗とは? さらにSASUKE戦について訊くと、内に秘めた絶対的な自信が浮かび上がってきた。

<工藤諒司インタビューPart.01はコチラから>


──RIZINよりも修斗のほうが上……失礼ながら、そういった意識を持っていることが意外です。

「そうですか?  修斗から世界で戦う選手も多いですよね」

──ただ、工藤選手の世代のファイターだと、修斗という舞台をUFCやONEで戦うためのステップと考えている選手が多い、と勝手に思っていました。

「確かに『修斗のベルトを獲得したら箔になる」とは言いましたが、単なるステップだとは思っていないですよ」

──たとえば、修斗世界フェザー級王者であった斎藤裕選手が、朝倉未来選手に勝利してRIZINフェザー級のベルトを獲得しました。その結果、斎藤選手は修斗のベルトを返上しています。

「斎藤選手と対戦したかった、という気持ちはあります。世界王座の防衛戦も、しばらく行われていなかったですし」

──斎藤選手だけでなく、他のプロモーションでもチャンピオンがRIZINに出場することで、ベルトを返上したり防衛戦が行われなかったり……といったことが多くなっていますよね。

「それは仕方ないです。斎藤選手が朝倉選手に勝った時、『修斗のベルトは返上するんだろうな』と思いました。それよりも、斎藤選手は修斗を背負ってRIZINのリングに上がり、朝倉選手と戦って勝ったわけですよね」

──はい。

「それは斎藤選手が、RIZINで修斗のベルトの価値を上げてくれたのだと思っています」

──……!!

「そのおかげで、僕に修斗のベルト挑戦のチャンスが巡ってきた。僕は、そのことに感謝しています」

──すごい修斗愛であり、ポジティブ・シンキングですね。だからこそ、ONE本戦出場の機会が絶たれても、修斗で戦うことに切り替えられたのでしょうか。

「そうですね。また修斗で戦うことにはなりましたけど、しばらく修斗で試合をしていなかったので、ランキングは下がっていたじゃないですか」

──2020年9月の野瀬戦の時は、ノーランカーでした。またイチからランキングを上げていかなければいけないことに、抵抗はなかったのですか。

「またイチからか……とは思いましたが、抵抗とかは一切なかったです。別にMMAの試合感覚が空いているわけではなかったですし、何より試合で負けるとかは全く考えていなかったので」

──また勝っていけば、すぐにランキングも上がっていく、と。

「そうやってランキングを上げていって、ベルトを狙う。結果的に今回、世界王座へ挑戦することができていますし」

──修斗公式戦に復帰して3試合目で、空位の世界フェザー級王座を、環太平洋王者のSASUKE選手と争うことになりました。工藤選手は現在、世界ランキング7位です。

「そうなんです。ランキング7位なので、ベルト挑戦はもう少し先かな、と思っていました。あと数試合したら挑戦できるかな、と考えていましたが、思ったよりもチャンスが来るまで速かったですね」

──ご自身の中では、今ベルトに挑戦するタイミングだと考えていますか。

「はい。今、良い調子で勝ち星をつけられてきています。戦績やランキングから考えると速いかもしれませんが、自分にとって良い流れじゃないかな、と思っています」

──では、今回対戦するSASUKE選手の印象を教えてください。

「これまでの試合を見ると、総合的な選手ですよね。打撃から寝技まで。柔道出身なので、組んでから足をかけて倒すのも得意ですし。さらに寝技で抑え込むのも得意で」

──工藤選手はレスリング、SASUKE選手は柔道と競技は異なりますが、組み力を持っている選手同士の一戦となります。

「確かにレスリングと柔道ですけど……ケージ際、組み際、離れ際の攻防は僕のほうが勝っていると思います」

──ケージ際、組み際、離れ際……それは、全部勝っているということですよね。

「はい、負ける気は一切ありません。勝つ自信がないと、格闘家はやっていませんから」

──とても強い言葉です。

「具体的に言うと、同じように組技がベースでも、タイプが違いますよね。僕は自分のレスリング力を、攻撃よりはディフェンスに使っているので」

──テイクダウンディフェンス、スクランブルで上を行く、ということですね。

「レスリング力をディフェンスとして使い、打撃で攻撃することが多いです。組まれても倒されずにヒジを当てたり、相手が組みを嫌がったところで打撃で勝負したり」

──いくつかの修正はあっても、その根本的なファイトスタイルは、以前から変わらないですよね。

「どの試合でも戦略は変わりません。試合前に、どういう動きをしてくるか、といった相手の情報を掴んで対策は考えますが、自分自身の戦略は同じです」

──なるほど。世界チャンピオンシップは、工藤選手にとって初となる5R制です。

「この間、パンクラスのタイトルマッチ……ISAO選手と中島太一選手の試合(5月30日、ISAOが5R判定勝ち)を見ましたけど、5Rはキツイと思います。でも、相手も5R戦ったことがなくて、お互いに未知の世界なので、条件は同じですから」

──最近の試合のように、序盤でチャンスが来て、一気に攻め立てることがあるかもしれません。しかし、それで仕留められなかった場合、後半はキツくなるでしょう。

「それは、試合の流れの中で見極めていかないといけないですね。チャンスがあれば、行きます。もちろん、それで倒せなかった場合のことも、頭にはあります」

──SASUKE選手も、長期戦のゲームメイクは巧いでしょうね。

「そうだと思います。僕は5R戦うつもりで挑みますし、あとは試合の流れに任せます。そして僕は、その流れを見極めるのが下手ではないので」

■視聴方法(予定)
7月25日(日)
午後5時~ ABEMA格闘チャンネル

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ISAO MMA RIZIN YouTube チャンネル

RIZIN次回大会の全カードを大予想!メインは朝倉海!ダブルタイトルマッチに平本蓮の復帰戦!人気選手佐々木憂流迦、金太郎も見逃せない!

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「誰もが見たい気になるだからこそメインイベント」
Twitter : https://twitter.com/JMMA_Agitator

RIZIN.30予想カード
13朝倉海vs井上直樹
12斎藤裕vsクレベルコイケ
11浜崎朱加vsアリーシャザペテラ
10扇久保博正vsアランヒロヤマニハ
9金太郎vs大塚隆史
8元谷友貴vs瀧澤謙太
7石渡伸太郎vs岡田遼
6武田光司vsルイスグスタボ
5平本蓮vs白川陸斗
4杉山しずかvs中井りん
3佐々木憂流迦vsISAO
2矢地祐介vs久米鷹介
1萩原京平vs弥益ドミネーター聡志

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ISAO J-CAGE MMAPLANET Pancrase321 Report 中島太一

【Pancrase321】スクランブル&共に流血の大激闘! ISAOが中島太一を判定で下し、3度目の王座防衛

<フェザー級KOPC/5分5R>ISAO(日本)Def.3-…

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ISAO MMA Pancrase321 中島太一

【Pancrase321】計量終了 タイトル戦、王座決定T、挑戦者決定戦など40選手が全員がクリア

thumbnail image【写真】フェザー級KOPC出場のISAO中島太一、ライト級サ…

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ISAO MMA Pancrase321

【Pancrase321】フェザー級王者ISAOに挑戦、中島太一「ペース配分をしたいけど、しない(笑)」

thumbnail image【写真】鍵はテイクダウンという中島だけに、尚更その前後の仕掛…

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ISAO J-CAGE MMAPLANET News Pancrase321 中島太一

【Pancrase321】ISAO✖中島太一──フェザー級 King of Pancrasist Championship調印式 

thumbnail image【写真】伊達メガネのチャンピオンと黄色いネクタイの挑戦者。オ…

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ISAO J-CAGE News Pancrase321 ブログ 中島太一

【Pancrase321】荒波を乗り越えて──フェザー級KOPT=王者ISAO✖チャレンジャー中島太一、実現

【写真】根性ファイトになることが大いに予想されるだけに、そうでない戦いを見せることができれば──期待値以上になる。そんな酷な期待までしたくなる実力者対決だ(C)MMAPLANET

10日(水)、パンクラスより、5月30日(日)に東京都江東区のスタジオコーストで開催されるPancrase321で、フェザー級KOPT=王者ISAO✖中島太一の一戦が組まれることが発表された。

2018年4月に暫定王者となったISAOは、翌2019年5月にナザレノ・マレガリエを破り正規王者になると、同年10月にカイル・アグォンを破り、昨年7月はノンタイトルでアキラに勝利。今回が正規王者として2度目の防衛戦となる。


対して挑戦者の中島は昨年9月に堀江圭功をスプリット判定で下し、挑戦権を手にしていた。ACBから帰還し6戦目、途中で連敗という厳しい時を経てベルトに挑むこととなった。互いに打撃もできて、組みが強い。特にケージレスリングで攻防共に強さを発揮し、ここ一番のテイクダウンを取った時に勝利──逆に取られた時に敗れるという戦いをしてきた。

5分✖5Rの長丁場ながら、一つのテイクダウン、いや尻もちで運命が決まるようなスリリングな一戦になることが予想される。とはいえ、ここから先を考えると32歳のISAO、31歳の中島と、揃って「この相手にこのような勝ち方ができるのか」という勝ち方が、フィニッシュ云々でなくデキてこそ期待が膨らむ。難敵相手に未来を切り開くのは、どちらになるのか。荒波の乗り越え、活動再開に至ったパンクラスに相応しいタイトル戦だ。

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ISAO Other MMA Result Pancrase316 アキラ ブログ ライカ 端貴代

【Pancrase316】試合結果 ISAOがアキラを完封。大会当日に抗体検査陽性→抗原検査陰性でファイト可

【写真】アキラを完封したISAO(C)KEISUKE TAKAZAWA/MMAPLANET

24日(金)、Pancrase316が東京都江東区の新木場スタジオコーストで開催された。

メインはフェザー級KOPのISAOが同級に階級を落としてきたアキラを相手に打撃でリードし、テイクダウンを切って自らテイクダウンを決めるというパーフェクトゲームで判定勝ちを収めた。

セミのベテラン女子対決はテイクダウンから寝技で攻めた端貴代が、ライカのスタンドでの威力を封じこめ、貫禄の判定勝ちをしている。

なお同大会では大会当日に出場全選手に抗体検査が行われているが、2名がに陽性反応が出た。パンクラスでは抗体検査で当日に陽性が出れば出場停止という通達が選手になされていてが、オフィシャル・リングドクターが「抗原検査」を行い、陰性であったため出場が認められた。

抗体検査が過去に感染した痕跡を探す検査であるのに対し、抗原検査はウイルスそのものを有無を検査するものでPCR検査と比較して感度は劣り、偽陰性が多くなるとされているが、短時間で結果が出る点(※PCRは感度は高いが、結果ができるのに現状で中2日とされる)と特別な検査機器や試薬を必要としないこと(で安価である)で、パンクラスでは採用された背景がある。

精度の高いPCR検査では大会までの間隔が空く、抗原検査では偽陰性が出る確率が上がる。現状、パーフェクトはなくとも各プロモーションでベストとされた選択をし、試合という場が創られている。

Pancrase316
<ネオブラッドTミドル級1回戦/5分3R>
○廣野雄大(日本)3R
判定
×山下剛(日本)
<ネオブラッドTミドル級1回戦>
○荒井勇二(日本)3R
判定
×村元佑成(日本)
<ネオブラッドTライト級1回戦/5分3R>
○中田大貴(日本)3R
判定
×春川広明(日本)
<ネオブラッドTライト級1回戦/5分3R>
○狩野優(日本)1R1分47秒
TKO
×鹿志村仁之介(日本)
<ネオブラッドTフェザー級2回戦/5分3R>
○井上雄斗(日本)2R4分17秒
TKO
×DARANI DATE(日本)
<ネオブラッドTバンタム級2回戦/5分3R>
○宮島夢都希(日本)3R1分22秒
TKO
×大谷啓元(日本)
<ネオブラッドTフライ級2回戦>
○山中憲次(日本)3R
判定
×井上暉也(日本)
<ネオブラッドTフライ級1回戦>
○坪内一将(日本)1R3分58秒
RNC
×田代悠生(日本)
<ネオブラッドTフライ級1回戦/5分3R>
○梅川毒一郎(日本)1R2分50秒
TKO
×西村大輝(日本)
<フェザー級/5分3R>
○ISAO(日本)3R
判定
詳細はコチラ
×アキラ(日本)
<女子フライ級/5分3R■>
○端貴代(日本)3R
判定
詳細はコチラ
×ライカ(日本)
<ウェルター級/5分3R>
○菊入正行(日本)2R2分35秒
TKO
詳細はコチラ
×中村勇太(日本)
<フライ級/5分3R>
○杉山廣平(日本)2R4分06秒
RNC
詳細はコチラ
×有川直毅(日本)
<バンタム級/5分3R>
○花レメ紋次郎TK(日本)3R
判定
×平岡将英(日本)
<バンタム級/5分3R>
○土肥潤(日本)3R
判定
×関原翔(日本)
<フェザー級/5分3R>
○透暉鷹(日本)1R3分12秒
RNC
×小森真誉(日本)
<ライト級/5分3RR>
○葛西和希(日本)2R2分14秒
TKO
×平良信一(日本)
<フライ級/5分3R>
○安永有希(日本)3R
判定
×聡-S DATE(日本)
<フェザー級/5分3R>
○櫻井裕康(日本)3R
判定
×風間敏臣(日本)
<バンタム級/5分3R>
○聖王DATE(日本)2R3分55秒
ギロチンチョーク
×力也(日本)
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ISAO J-CAGE Pancrase316 Report アキラ ブログ

【Pancrase316】アキラ、崩せず。TDを切り、逆にTDを決めたISAOが見事な合気MMAで完全勝利

【写真】フックにダブルレッグを合わせたISAO。まるで相手の心を読んでいるかのような──見事な合気MMAだった(C)KEISUKE TAKAZAWA/MMAPLANET

<フェザー級/5分3R>
ISAO(日本)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27
アキラ(日本)

サウスポー同士、右に回るアキラに対しISAOが中央を位置取る。様子見、遠めの距離でジャブを見せていたアキラが組んでいく。切ったISAOが左ストレート、ダックでかわしたアキラは直後にシングルを仕掛ける。ケージに押し込まれたISAOが頭を押して耐える。ハイクロッチに切り替えたアキラだが、離れてまたもシングルへ。潰して腹固めからパンチ&エルボーを落とすISAOは、足の組みを離してバックから殴り、一気にスタンドでRNCを仕掛ける。

足をフックせずの絞め、かなりタイトに入るとISAOは寝技に持ち込みワンフックで絞め直す。ヒジを押して耐えたアキラ、バックを取ったままラウンド終了を迎えたISAOが3-0とした。

2R、左から右を振るって距離を詰めたアキラは、ISAOの足払いを耐えるがケージに押し込まれる。右ヒジを入れて離れたISAOが、アキラの左に右を打っていく。待ち受けるだけでなく、ワンツーから逆にダブルレッグを仕掛けたISAOが、再びアキラを金網に押し込んでいく。アキラの左に右を合わせたISAOは、フックが荒くなったところでダブルレッグへ。耐えたアキラのダブルレッグをスプロールしたがぶるISAOがギロチンへ。すぐに体を起こしたアキラ、ISAOががぶるに戻すとシングルにスイッチを見せる。

懸命にシングルを仕掛けるアキラを潰し、パンチを落とすISAOは最後の30秒でスタンドに戻り、ケージに押し込まれながらパンチをかわし連続でラウンドを取った。

最終回、裏拳から前に出るアキラ。ISAOは冷静に距離を取り、逆にプレッシャーを強める。そして、左オーバーハンドにダブルレッグを合わせてテイクダウン、そのままバックに回り両足をフックする。上がって逃げようとするアキラが、スクランブルに持ち込むとハイクロッチからリフト。ここも倒れないISAOはボディロック&小外掛けを耐え、最後に左腕を差しあげてテイクダウンに成功する。

ハーフで抑えられ足を戻したアキラだが、すぐに一本抜かれて枕で圧力を受ける。ブリッジも潰されたアキラはエルボーを被弾、スペースを取ってパンチを入れると最後にマウント奪取し、試合をしっかりとまとめたISAO──アキラの動き、気持ちを呼んだ見事なMMAでフルマークの判定勝ちを収めた。