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【PFL2022#09】これが地元パワーか。ウェードにフルマーク勝利、ラウネーンが決勝でジェンキンスと!!

<フェザー級準決勝/5分3R>
ブレンダン・ラウネーン(英国)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27
クリス・ウェード(米国)

左ミドルを蹴るウェードが、左の蹴りを続ける。ラウネーンはワンツーで前進、ウェードが組んでクリンチ&ヒザを繰り出す。ラウネーンが回って離れると、スイッチを織り交ぜて左ジャブ、右フックを繰り出す。ここでウェードの左ハイがヒット、組んだラウネーンは引き込むように下になる。

クローズドガードのラウネーンに対し、ウェードはガードのなかで細かいパンチを打っていく。蹴り上げからスタンドに戻ったラウネーンは、打撃の間合いに戻ると左、そして右をヒットさせる。ウェードはシングルレッグから、ダブルに移行してケージへ。さらにシングル、ダブルを仕掛けるがラウネーンはケージを背負って耐える。離れたウェードは左カーフで姿勢を乱す。カーフを続けるラウネーンが後ろ回し蹴りへ。最後にシングルレッグを狙ったラウネーンだが、首を抱えたウェードは倒れずタイムに。

2R、ジャブを決めたラウネーン。さらに右ひざをボディに入れて、右ストレートを伸ばす。左ハイをダックでかわされ、カーフを効かされたウェードは右を被弾する。構えを変えたウェードはジャブを受ける。ジャブからワンツーを入れたラウネーンは、組まれても逆にケージに押し込んですぐに離れる。

ラウネーンは左ボディを決めるなど、完全に流れを掴む。手が出ず、カーフを効かされる厳しい展開にウェードは右ハイを蹴らながら足をキャッチしにいく。抜いたラウネーンはカーフ、ワンツーで左フックを決める。左ローを入れたウェードは左ミドルハイで上体を上げさせられ、アゴにパンチを打たれる。そしてカーフを蹴るラウネーンが、この回を完全に取った。

ラウンドは取り合っている状況だろうが、圧倒的にラウネーンに勢いがあるなかで最後の5分が始まる。打撃戦からクリンチにアッパーを連打したウェード。続いてテイクダウンのフェイクを織り交ぜ、ジャブを当てる。ラウネーンは左に右フックを合わせる。足に来たようにも見えたウェードは、ここで回るように。ラウネーンはカーフ、ワンツーのフックを決める。

ウェードが構えを変えると、そこに合わせてスイッチするラウネーンはジャブを入れる。組んでケージに押し込まれても、すぐに離れたラウネーンの左ジャブを受けると、右ストレートを返す。両者、やや疲れて手数が落ちる中ラウネーンがスピニングバックキックで上手く印象点を稼ぐ。最後の1分、足を使いつつ組まれても体を入れ替えたラウネーンがケージにウェードを押し込んで時間を使う。このまま時間となり、ラウネーンが両手を大きく広げた。

結果、初回も取っていたラウネーンがフルマークでウェードを下し、ファイナルでバッバ・ジェンキンスと対戦することとなった。


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【PFL2022#09】計量終了 ジェンキンス「真剣に考えないと」。2023年はバンタム&女子フライ級実施?!

【写真】先週のウェールズ大会が相当にプッシュされているダコタ・ディチェバは、PFL欧州予選女子フライ級でハスナ・ガバーと対戦する(C)PFL

20日(土・現地時間)、英国ロンドンのカッパーボックス・アリーナで開催されるPFL2021#09の計量を19日(金・同)に終えている。

インタビューで工藤が語っていたように、本計量を終えた選手たちは夕方からのセレモニアル計量&フェイスオフをカッパーボックス・アリーナで行った。


女子ライト級とフェザー級の準決勝進出8選手は、全員が問題なく計量を終え予定通りのマッチアップでプレーオフは4試合実施される。

ファイスオフを終えた男子4選手とケイラ・ハリソンのコメントは以下の通りだ。

バッバ・ジェンキンス
「絶対的にクドーとの試合に集中している。

チャンピオンになるためにはリベンジが必要となるウェードのことは頭にあるけど、クドーのことを軽く見ることは決してない。彼は良い試合をやってきた。対戦相手のことを真剣に考えないと、深刻なことになる。クドーはそういう相手だよ。勝つためには相手にとって嫌にヤツになる必要がある。今年は集中できている。明日も嫌なヤツになり切り、クドーを倒す。素晴らしい勝利を手にするよ」

工藤諒司
「前回、凄く良い勝ち方ができたので今、一番自信があります。

あまり詳しくは言いたくないですけど、自分を出すということを考えるとノックアウトする、最終的に極めるという風に持っていけばしっかり勝てると思っています」

ブレンダン・ラウネーン
「クリスはシリアスで、僕は笑っていた?『レッツゴー』と伝えたんだ。

明日戦うケージも見えているし。君の言葉もそうだけど、まさしく僕は地元で戦えている。どれだけファンの声援が力になるか、待ち切れない。僕のMMAをクリス・ウェード相手にぶつける」

クリス・ウェード
「僕らは年に3回、4回と既に顔を合わせている。

視線を合わせなくてもナーバスになっているわけじゃない。彼はエキサイトして、緊張していたよ。僕はしっかりと集中できている。しっかりとトレーニングを積み、体重を落とすという作業が今朝、終わった。あとは戦うだけ。彼が何を言おうが、結果は明日の夜に出るから」

ケイラ・ハリソン
「金メダルを取ったアリーナを訪問したの。

私はセンチメンタルな方じゃないけど、良い思い出が蘇って来たわ。その思い出の中に残っているロンドンのファンの前で試合をすることが、どれだけ楽しみかは説明できないわ。戦う理由はたくさんあるけど、一番はヤるかヤれるかを楽しいたいから。もちろんレガシーを残したいし、家族に自分の背中を見せたいけど、とにかく好きだから試合に出るの。終幕の時になんて、一切近づいていないわ。前進するだけよ。相手はストライカー? 14試合戦ってきて、そんなに戦いた方は変わらないわ」

また今回のラインナップには4試合の2023欧州予選が組まれている。文字通り受け止めれば、ここで勝って来年度シーズンに参加できる枠を手にデキるということになるが、前週に続きバンタム級、そして今大会は女子フライ級の試合が予選として組まれている。

今年を含め3シーズンは女子ライト級、フェザー級、ライト級、ウェルター級、ライトヘビー級、ヘビー級と階級が固定されてきたPFLだが、噂通り女子フライ級とバンタム級が新設されるのか。シーズンファイナルのカード編成にも注目したい。

■視聴方法(予定)
8月21日(日・日本時間)
午前2時00分~DAZN

■ 対戦カード

<バンタム級/5分3R>
セベンスイ・ルイ: 136ポンド(61.69キロ)
ラファエル・ウチェブ: 135ポンド(61.24キロ)

<ライト級/5分3R>
マルチン・ヘルド: 155ポンド(70.31キロ)
マイルス・プライス: 155ポンド(70.31キロ)

<2023PFL欧州予選ヘビー級/5分3R>
ルイ・サザーランド: 243ポンド(110.22キロ)
エイブラハム・バッドリー: 237ポンド(107.5キロ)

<2023PFL欧州予選ウェルター級/5分3R>
テヨ・オドンジョ: 169ポンド(76.66キロ)
マグナス・オニエカ・イヴェルシュン: 168ポンド(76.2キロ)

<2023PFL欧州予選バンタム級/5分3R>
アリ・タレブ: 135ポンド(61.24キロ)
ダリウス・マフィ: 134ポンド(60.78キロ)

<女子ライト級準決勝/5分3R>
ケイラ・ハリソン: 155ポンド(70.31キロ)
マルティナ・インドロヴァ: 154ポンド(69.85キロ)

<フェザー級準決勝/5分3R>
クリス・ウェード: 145ポンド(65.77キロ)
ブレンダン・ラウネーン: 145ポンド(65.77キロ)

<女子ライト級準決勝/5分3R>
ラリッサ・パチェコ: 155ポンド(70.31キロ)
オレナ・コレスニク: 156ポンド(70.76キロ)

<フェザー級準決勝/5分3R>
工藤諒司: 145ポンド(65.77キロ)
バッバ・ジェンキンス: 146ポンド(66.22キロ)

<PFL欧州予選女子フライ級/5分3R>
ダコタ・ディチェバ: 126ポンド(57.15キロ)
ハスナ・ガバー: 125ポンド(56.7キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
シメオン・パウウェル: 205ポンド(92.99キロ)
ジョアオ・パウロ・ファグンジス: 204ポンド(92.53キロ)

<ライト級/5分3R>
オマール・フセイン(パレスチナ)
アレクサンドルス・チェヒシュコウス(ラトヴィア)

<ヘビー級/5分3R>
スチュアート・オースチン: 246ポンド(111.58キロ)
ソフィアン・ブキシュ: 239ポンド(108.4キロ)

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『2022 PFL 5』試合結果/ハイライト動画

2022 PFL 5 live and official results(MMAJunkie)
MAIN CARD (ESPN)

・Matheus Scheffel def. Bruno Cappelozza via unanimous decision (29-28, 29-28, 29-28)
・Stevie Ray def. Anthony Pettis via submission (modified body lock) – Round 2, 3:57
・Klidson Abreu def. Renan Ferreira via unanimous decision (30-27, 30-27, 30-27)
・Chris Wade def. Kyle Bochniak via TKO (head kick, punches) – Round 1, 1:10
・Ante Delija def. Shelton Graves via unanimous decision (29-27, 29-27, 29-27)
・Bubba Jenkins def. Reinaldo Ekson via unanimous decision (30-27, 30-27, 30-27)
・Denis Goltsov def. Maurice Greene via unanimous decision (30-27, 30-27, 30-27)

PRELIMINARY CARD (ESPN+)

・Lance Palmer def. Sheymon Moraes via unanimous decision (29-28, 29-28, 30-27)
・Juan Adams def. Sam Kei via TKO (punches) – Round 2, 2:30
・Ryoji Kudo def. Alejandro Flores via knockout (punch) – Round 1, 2:52
・Brendan Loughnane def. Ago Huskic via unanimous decision (30-27, 29-28, 29-28)


【PFL2022#05】英国でプレーオフ控えるラウネーンは、判定勝ちで3P獲得に留まり計6Pに(MMAPLANET)

【PFL2022#05】工藤諒司、右オーバーハンドでフローレスをKO=6P奪取。プレーオフ進出決定!!(MMAPLANET)

【PFL2022#05】ランス・パーマー、モラエスから意地の判定勝ちも――ラウネーンのトップ4が確定(MMAPLANET)

【PFL2022#05】計算通りのTD&コントール・ゲームでジェンキンスがエクソン下し3P加算、プレーオフへ(MMAPLANET)

【PFL2022#05】クリス・ウェードが1R1分10秒でバチニアックをKO=1位通過。工藤は準決でジェンキンスと(MMAPLANET)

【PFL2022#05】プレーオフ進出のペティスが、レイのボディロックで肋骨痛めタップ。準決勝で再戦(MMAPLANET)

 6月24日にジョージア州アトランタのオーバータイム・エリート・アリーナで開催された『2022 PFL 5』の試合結果。今大会は主にヘビー級とフェザー級の試合が行われ、ヘビー級はマテウス・シェッフェル、クリドソン・アブレウ、アンナ・デリア、デニス・ゴルソフ、フアン・アダムスが勝利。フェザー級はクリス・ウェイド、バッバ・ジェンキンス、ランス・パーマー、工藤諒司、ブレンダン・ラウネーンが勝利。ライト級が1試合行われスティーヴィー・レイがアンソニー・ペティスにモディファイド・ボディロックで勝利しています。



 大会ハイライト動画。続きを読む・・・
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【PFL2022#05】クリス・ウェードが1R1分10秒でバチニアックをKO=1位通過。工藤は準決でジェンキンスと

<フェザー級/5分3R>
クリス・ウェード(米国)
Def.1R1分10秒by TKO
カイル・バチニアック(米国)

左ミドルを蹴ったウェード、距離を詰めて細かいパンチを放とうとするバチニアックを蹴りで突き放す。前蹴り、左ジャブ、サイドキックと左回りで繰り出すウェードに対し、バチニアックが左フックを振るう。シングルでテイクダウンを奪われたバチニアックはすぐに立ち上がるが、左ローを効かされる。左足を蹴られると姿勢を崩すようになったバチニアックは、ローに神経がいったところで左ハイを受けてダウン。ウェードはサイドバックからのパウンドの追撃で初回KO勝ち、6点を加えて合計9Pで首位でプレーオフを迎えることが決まった。

ウェードはブレンダン・ラウネーンと準決勝で大切が決定。つまり工藤諒司はバッバ・ジェンキンスと拳を交えることになる。


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【PFL2022#05】ランス・パーマー、モラエスから意地の判定勝ちも――ラウネーンのトップ4が確定

<フェザー級/5分3R>
ランス・パーマー(米国)
Def.3-0:30-27.29-28.29-28
シェイモン・モラエス(ブラジル)

サウスポーのパーマーが左オーバーハンドから組み付いてバックに回ってテイクダウン。そのままバックマウントに入ろうとしたが、モラエスが上を向いてハーフガードを取る。ボディロックでパスをしたパーマーは、マウントに移行する。腰を押してヒップエスケープのモラエスは必死にハーフに戻す。背中を見せたモラエスを殴り、その背中をマットにつかせて再びマウントへに取ったパーマーが力強いパウンドを落とす。

ここもモラエスが必至に足を戻したが、パーマーのトップコントロールが続き圧倒的に支配した。とはいえこれでパーマーの6P奪取はなくなった。

2R、開始直後にダブルレッグでテイクダウンを奪ったパーマーは、スクランブルで立ち上がろうとするモラエスをボディロックで捕らえてケージに押し込む。モラエスは必死の形相でスタンドに戻り胸を合わせてヒザ蹴り、離れたパーマーが左を入れる。モラエスは右カーフ、動きが止まったパーマーに右を当ててハイキックを狙う。上下に蹴りを散らし、左オーバーハンドに右を合わせたモラエスだが、パーマーがここで魂のダブルレッグでテイクダウンを奪う。このままケージに押し込んだパーマーが、意地のコントロール状態でラウンドを終えた。

最終回、ここも左を振って組み付いたパーマーが、シングルに移行するがテイクダウンを即奪うことはできない。離れたパーマーは右にダブルを合わせてテイクダウンを決める。モラエスは背中をつけた状態で、ガードを取り下から殴る。

抑えきることができないパーマーは、間合いができるとここもダブルレッグで倒す。モラエスも一旦背中をつけるという流れになり、試合の大勢は見えてきたか。スクランブルでバックを取ったパーマーが両足をフック、体を捻って胸を合わせにきたモラエスの背中に張りつく。極めは許さないモラエスは、このままタイムアップを迎える。

パーマーが意地の判定勝ちも、両者が1勝1敗の3Pに留まり工藤に続き、ブレンダン・ラウネーンのプレーオフ進出が決まった。


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MMA MMAPLANET o PFL PFL2022#05 アゴ・フスキッチ ブレンダン・ラウネーン ブログ

【PFL2022#05】英国でプレーオフ控えるラウネーンは、判定勝ちで3P獲得に留まり計6Pに

<フェザー級/5分3R>
ブレンダン・ラウネーン(英国)
Def.3-0:30-27.29-28.29-28
アゴ・フスキッチ(米国)

フスキッチのローとオーバーハンドをかわしたラウネーンは構えを変え、ミドルをキャッチもリリースして離れる。カーフを蹴ったラウネーンは組むとケージにフスキッチを押し込む。体を入れ替えつつ、押し返したフスキッチが左を当てる。ワンツーで前に出るフスキッチにカウンターを合わせようとするラウネーンが右をヒット。さらにワンツーを当てる。距離を掴んだか、フスキッチのステップインにパンチを入れることが増えたラウネーンは組まれても、すぐに体を入れ替えてケージ中央に戻り、右を入れる。

クリンチも足払いで崩されたフスキッチは、攻撃を大きくなり当たらないことにフラストレーションを感じるような表情を浮かべた。対してラウネーンは一発被弾した左で、左目が腫れあがってしまった。

2R、フスキッチの右の蹴り、右オーバーハンドをかわしたラウネーンが左に続き、右を顔面に届かせる。引き続き右を当てると、組んでケージでフスキッチを押し込む。自ら離れたラウネーンがワンツーから後ろ回し蹴りを蹴っていく。圧倒的に空振りが多いフスキッチの左に右を合わせたラウネーン、左目はふさがっているが距離は合っているのか。直後にダブルレッグでテイクダウンを決めたラウネーンはケージに際に押し込み、右のパウンド、フスキッチはラバーガードを取ろうとする。残り20秒でスタンドに戻るとラウネーンは右をヒットした直後に組みついてフスキッチをケージに押し込み、時間となった。

最終回、開始早々に右を打ち込んだラウネーン。続くスピニングバックキックは空振りに。フスキッチは前に出てパンチを振るうが、その多くをステップでかわすラウネーンが右フックにダブルレッグを合わせる。サイドで抑えたラウネーンがエルボーを落としていく。1Pでもボーナスが欲しい局面で、ラウネーンはニーインベリーからサイドに戻ってアームロックを狙う。フスキッチはもはやサバイバル狙いで、こうなるとラウネーンも極めるのは難しい。

スタンドに戻ったラウネーンがワンツー、すぐにボディロックテイクダウンからサイドで抑える。時間は残り90秒、ラウネーンのパンチが急所に当たったとレフェリーが試合を止めて、スタンドでの最下位に。即組んだラウネーンは最後の30秒で離れて、見gいを当てる。ここからボディロックでラウンド3度目のテイクダウンを決めたラウネーンがパウンドを連打しつつ時間を迎えた。

結果、判定は当然ラウネーンが3Pを加点し計6Pでレギュラーシーズンを終えた。


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MMA MMAPLANET o PFL PFL2022#05   アレハンドロ・フローレス アンソニー・ペティス アンテ・デリア クリス・ウェード サバ・ボラギ シェイモン・モラエス スティービー・レイ デニス・ゴルソフ ハウシュ・マンフィオ バッバ・ジェンキンス ブルーノ・カッペローザ ブレンダン・ラウネーン ヘイナウド・エクソン ボストン・サルモン ランス・パーマー 工藤諒司

【PFL2022#05】計量終了 逆転トップ4へ、工藤が計量パス。進出済ペティスは、フィニッシュ必至のレイと

【写真】公式計量結果は145.4ポンド、モック計量では145.5は発表された工藤。正式結果とモック計量が読み上げられた体重が一致しない選手が数多く見られた……どういうこと?  ちなみに左が本計量で、右がセレモニアル計量時の工藤だ(C)PFL

23日(木・現地時間)、24日(金・同)にジョージア州アトランタのオーバータイム・エリート・アリーナで開催されるPFL2021#05の計量が行われた。

ヘビー級とフェザー級のレギュラーシーズン最終戦=2戦目は行われる今大会、当確マークが1人も出ていないフェザー級ではボストン・サルモンとサバ・ボラギが欠場し、ヘイナウド・エクソンとアゴ・フスキッチがライトチャンスをそれぞれバッバ・ジェンキンス、ブレンダン・ラウネーンと戦う。

クリス・ウェードはカイル・バチニアックと、アレハンドロ・フローレスは工藤諒司とのマッチアップ。さらシェイモン・モラエスはランス・パーマーと、全て3Pを持つ選手と0Pのファイターの顔合わせとなっている。


勝ち点を持っている組だが、フィニッシュ負けすると逆転され、判定勝ちの合計6Pでは他の4選手がフィニッシュ勝利すれば脱落という──究極のフィニッシュ必須対戦となっているフェザー級だ。

セレモニアル計量では、逆転トップ4入りを狙う工藤は一礼をして、ステージに登場。計量台の上でガッツポーズを取った。続いてカウボーイハットを被って現れたフローレスと、フェイスオフでは握手をガッチリと計3度かわし、それぞれ左右に分かれた。

フェザー級の選手にインタビューはなく、コメインでスティーブー・レイと対戦するアンソニー・ペティスが、モック計量とフェイスオフ後にインタビューを受けた。

既にペティスは6Pでプレーオフ進出を決めており、この試合でレイが3R2分30秒秒以内にフィニッシュ勝利すれば、現在4位の前年王者ハウシュ・マンフィオを弾き出して、4位でプレーオフ出場となる。

そのレイは「僕はいつだってフィニッシュを狙っているし、ここを勝ち抜ける。12分半以来に勝たないといけないけど、さっきも言ったようにどの試合もフィニッシュをしようと戦ってきた。そうやって勝てるよ」とインタビュー話した。

■視聴方法(予定)
6 月25 日(土・日本時間)
午前6時30分~DAZN

■PFL2022#05計量結果

<ヘビー級/5分3R>
ブルーノ・カッペローザ: 237.2ポンド(107.59キロ)
マテウス・シェッフェウ: 254ポンド(115.21キロ)

<ライト級/5分5R>
アンソニー・ペティス: 155.4ポンド(70.48キロ)
スティービー・レイ: 155.6ポンド(70.57キロ)

<ヘビー級/5分3R>
ヒーナン・フェヘイラ: 261.2 ポンド(118.47キロ)
クリジソン・アブレウ: 258ポンド(117.02キロ)

<フェザー級/5分3R>
クリス・ウェード: 145.6ポンド(66.04キロ)
カイル・バチニアック: 145.8ポンド(66.13キロ)

<ヘビー級/5分3R>
アンテ・デリア: 246.8ポンド(111.94キロ)
シェルトン・グレイブス: 265.6ポンド(120.47キロ)

<フェザー級/5分3R>
バッバ・ジェンキンス: 145.8ポンド(66.13キロ)
ヘイナウド・エクソン: 145.2ポンド(65.86キロ)

<ヘビー級/5分3R>
デニス・ゴルソフ: 244.2ポンド(110.76キロ)
モーリス・グリーン: 241.4ポンド(109.49キロ)

<フェザー級/5分3R>
ランス・パーマー: 145.8ポンド(66.13キロ)
シェイモン・モラエス: 145.6ポンド(66.04キロ)

<ヘビー級/5分3R>
サム・ケイ: 240ポンド(108.86キロ
ジュアン・アダムス: 266ポンド(120.65キロ)

<フェザー級/5分3R>
アレハンドロ・フローレス: 145.8ポンド(66.13キロ)
工藤諒司: 145.4ポンド(65.95キロ)

<フェザー級/5分3R>
ブレンダン・ラウネーン: 145.8ポンド(66.13キロ)
アゴ・フスキッチ: 145.4ポンド(65.95キロ)

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【PFL2022#05】プレーオフ進出を賭けてフローレス戦前に工藤諒司「今回は1Rで決めきるつもりです」

【写真】このような状態で水抜きをしていたことが、写真を送ってもらって判明した。ひたすら感謝です(C)RYO CHONAN

24日(金・現地時間)にジョージア州アトランタのエリート・アリーナで開催されるPFL2022#05で工藤諒司がメキシコ人ファイターのアレハンドロ・フローレスと対戦する。

2022年フェザー級レギュラーシーズン、4月のブレンダン・ラウネーン戦で悔しい判定負けを喫した工藤が、プレーオフ進出を賭けてフローレスと戦う。ポイント制のPFL、現在無得点の工藤がトップ4入りするにはフィニッシュが絶対条件で、短い時間で勝つほどに可能性が高まる。

そんな通常のMMAとは違う状況での試合に挑む工藤──水抜き中──に話を訊いた。


──すみません、今、長南さんにお伺いしたら水抜きが始まった状態でインタビューを受けて頂けるということで。いったい、どういう状況で水抜きをしている状態で話すことができるのでしょうか。

「なんか日本ではやったことがない水抜き方法なんですが、テント式のサウナのような形で頭だけ出して、サウナに入っているような状態です。前回のPFLで初めてやって、思った以上に楽に落ちました。今回も半身浴でなく、こっちのサウナでやっています」

──……。ちょっと、想像がつかないのですが、どういう風な点が半身浴よりも楽になるのですか。

「顔が暑くないのが一番です。テントの中はつないだ電気ポットのような器機からスチームが入って来るんですけど、顔に湯気が上がって来なくて。普通に息ができるのが大きいです。それに部屋は涼しくできるので。このテントをPFLがオフィシャルで用意してくれて、凄く助かります」

長南 これはTRIBEで購入します。凄く良いです。どこで買えるのが、調べます。

「凄く体重が落ちやすくて。それに食事も朝と夜用にオフィシャルが用意してくれます。オートミールと果物、ゆで卵、夜はブラウンライスとポテト、サラダとチキンの胸肉とか魚がつくような感じで。1400キロカロリー程度で凄くローカロリーなのですが、自分は昼に食べて夜は抜いています。この用意してくれた食事をローディングしておけば、体重は落ちますね。味は薄味ですが、結構いけます(笑)」

──至れり尽くせり、ですね。2戦目を直前にしてですが、改めて4月のブレンダン・ラウネーン戦、どのように敗北を受け止めましたか。

「裁定が出る時は勝ったと思ったのですが……結果が出てしまったモノには何もいえないので。次は何も言われないようフィニッシュしようという風に気持ちを切り替えて、これまでやってきました。今回、ホテルで会う関係者やファイターも『お前が勝っていた』と言ってくれます……。ラウネーンと戦う相手が『アドバイスをくれ』と言ってきて。僕はできないので、長南さんにしてもらいました」

長南 プレーオフを英国でやることが決まったから、そういう判定があったんだろうって思っています。そういう意味でも、こっちは主流じゃない日本からの挑戦なんですよね。

──ジャッジ陣にその意識があるかどうはさておき、組み合わせなどに関してはPFLの胸算用は確実に影響していると思います。

「でも、そういうものを全部踏まえてここで戦い、やるしかないというつもりです」

──現状、フェザー級は全てが判定決着で勝った選手も3Pしか持っていません。フィニッシュ勝利で最大3Pのボーナスを獲得すると、トップ4に残る可能性があります。通常のMMAではない状態で、やはり戦い方は変わってきますか。

「一応普段から判定を狙っているわけではなく、判定勝ちになってしまうことがあります。それでもフィニッシュすることは、いつも頭の中にあって。今回の試合は、なおさらフィニッシュをして勝ちたいと思っています。

前回はダウンを取ったあとに詰めることができなかったので、長南さんとの最終調整でも細かいところを直してもらいました。それを生かせると、倒した後に詰めて決めきることができるかと思います。1Rで倒すことが一番です。前回の試合は、あの詰めでスタミナを切らしてしまったので……難しいところはあるのですが、今回は1Rで決めきるつもりです」

──対して、アレハンドロ・フローレスは3Pを獲得しており、判定勝ちでも良いという風に考えてくるかもしれないです。

「そこは本当に、そういう戦いをしてくると思います。組んで時間を使ってくるのか、長い距離でパンチと蹴りを使って、サイドに回る。手足が長くて、際での跳びヒザもあります。足技もフェイントをかけて二段蹴りとか多彩です。そういうところで惑わされないで、自分の戦いを貫きたいです。

試合になってみないとちょっと分からないですけど、攻めてくることも頭にいれつつ逃げてくると思って戦います。そういう相手に自分が下がるような試合をしていたら、向うの距離になります。だから詰めてアグレッシブに手を出して戦います。そうしないと判定になってしまうので、積極的に攻めます。そうすれば全然、勝てると思っています」

──試合直前に嫌な話になりますが、そうなると昨年7月のSASUKE戦で前に出られなかったことは不安要素になってしまいます。

「……」

長南 そこはコイツは言い訳になるから言わないし、自分も試合直後は負け惜しみになってしまうので言わなかったですけど、そもそもケガで戦える状態じゃなかったです。まぁ、ケガをするのは本人が悪いということにはなりますけど、あの試合で前に出なかったのはケガのせいです。工藤は何も喋らない奴だから、大丈夫かって聞くと『ダメです。行けないです』って答えたぐらいで。しかも自分がコロナで隔離されていた時で、良くないことが重なってしまいました。

──なるほど、そういうことがあったのですね。

「前回もそうですし、今回も凄く体調が良くて。良いコンディションで試合ができると、戦っていて楽しいです」

──では改めて、フローレス戦に向けて意気込みの方をお願いします。

「1Rからいきます」

■視聴方法(予定)
6月25日(土・日本時間)
午前6時30分~DAZN

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【PFL2022#04】打撃優勢のコラードが、マルチネスのTD&コントロールに下りプレーオフ進出ならず

<ライト級/5分3R>
アレックス・マルチネス(パラグアイ)
Def.2-1:29-28.29-28.28-29
クレイ・コラード(米国)

3P同士、勝ってプレーオフを決めたい両者のメインイベント。コラードが序盤から積極的に前に出て、マルチネスも近距離でパンチを振るっていく。コラードは2度に渡りクリンチへ。切ったマルチネスを追いかけてジャブからコラードが組みつく。ここも離れたマルチネスに対し、コラードは徹底して組んでいく。ボディロックも切ったマルチネスは、ボディを抉られてケージを背負う。直後にコラードのグローブのテープに不具合が起こり、試合が中断される。

再開後、パンチで前に出るコラードはマルチネスのシングルレッグを切ると、パンチで圧力を掛けてテイクダウンを奪う。立ち上がってロー、ボディを踏みつけたコラードが下がって、スタンドで待つ。マルチネスは右ローに続き、左ハイを蹴る。これをキャッチしたコラードがテイクダウンを奪い、飛び込んでパンチ。そのままパンチでパスの圧力を掛け、マルチネスは背中を譲って立ち上がる。RNC狙いは防がれたコラードは左を当てて、右フックからボディにパンチを纏める。さらに顔面を打たれたマルチネスが、ダブルレッグでテイクダウン。足をきかせたコラードが、草刈りスイープを狙ったところで時間に。

2R、左に回りつつ右を伸ばしたマルチネス。コラードはワンツーからローを繰り出す。マルチネスがジャブの差し合いで距離を取るが、ローからボディを殴るコラードが前に出る。左フックをヒットさせ、ロー&ボディと攻撃を散らしたコラードに対し、マルチネスがダブルレッグからバックに回る。コラードが胸を合わせると、離れたマルチネスはローを蹴られ続くダブルレッグを切られる。

コラードはジャブを当て、左に回るマルチスネスに左ストレートを打ち込みダウンを奪う。マルチネスはスクランブルで足関節を狙うが、抜いたコラードが鉄槌を打ちつける。バックを取りに行き、前方に落とされながら腕十字を仕掛けたコラードは、これを凌がれバックを許す。コラードの前転、グランビーロールを2度に渡り凌ぎバックをキープしたマルチネスが、四の字フックからRNCの態勢に入る。

完全に入ったと思われたが、手首を掴んで防いだマルチネスが舌を出して大丈夫だとアピールする。手首を取り、胸を合わせに行くコラードは背中を取られた状態で立ち上がる。マルチネスは四の字フックを続け、前方に叩きつけられてもバッググラブを解かなかった。

最終回、鋭い右カーフを蹴ったマルチネスに対し、コラードがワンツーで前に出てボディを殴る。マルチネスがワンツー、殴られてもコラードは前に出てローを蹴る。ここから左ジャブ、ボディからロー、さらにボディ&顔面を殴ったコラードはテイクダウンダウンにロールを狙いもマルチエンスがしっかりとトップを取る。

スクランブルでバック&フックを狙ったマルチネスの足をキャッチしてリフト、後方にコラードが倒れ込む。ここでもバックを譲らなかったマルチネスは立ち上がる。胸を合わせに来たコラードのダブルレッグに対し、マルチネスがギロチン。絞めることができず、下にされたマルチネスはスタンドで待ち受けたコラードに続き、立ち上がる。左の蹴りに左のパンチを受けてバランスを乱したマルチネス。コラードはここもスタンドで待ってスタンドでケリをつけるつもりだ。

右を当て、ボディを打ち抜いたコラードが1度はダブルレッグを切るが、2度目のダブルレッグでテイクダウンを許す。背中を譲ってキムラグリップからスイッチを狙ったコラード。マルチネスが粘ってトップを死守する。コラードはスイッチ狙いも、最後は背中をマットにつけてタイムアップを迎えた。

2Rにダウンを奪いながら、RNCでピンチを迎えたコラードだが、落とすとするとこの回だけで29-28は堅いか。

結果、ジャッジの裁定は割れ──マルチネスが判定勝ち。会場を沸かしたコラードはプレーオフ進出を逃し、マルチネスがアンソニー・ペティスとオリヴィエ・オバメルシェに続きトップ4を確定させた。

今回の裁定、2022年シーズン2週目の工藤諒司✖ブレンダン・ラウネーン戦を彷彿させる。殴り合い大歓迎のPFLだが、その実テイクダウン&コントロールをしっかりと評価するジャッジが揃っているようだ。


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【PFL2022#05】プレーオフ進出へ、フィニッシュ必至の工藤諒司。十分に可能性のあるフローレス戦決定

【写真】乾坤一擲勝負となる──工藤のフローレス戦(C)PFL

26日(木・現地時間)、PFLが6月24日(金・同)にジョージア州アトランタのエリート・アリーナで開催するPFL2022#05の対戦カードを発表した。

ヘビー級とフェザー級の2巡目、レギュラーシーズン最終戦で工藤諒司がメキシコ人ファイターのアレハンドロ・フローレスと対戦することが決まった。


第1戦ではフィニッシュ決着がなかったフェザー級のランキングは以下の通り。

1位 3p シェイモン・モラエス
2位 3p アレハンドロ・フローレス
3位 3p クリス・ウェード
4位 3p バッバ・ジェンキンス
5位 3p ブレンダン・ラウネーン
6位 0p 工藤諒司
7位 0p カイル・バチニアック
8位 0p ランス・パーマー
9位 0p サバ・ボラギ
10位0p ボストン・サルモン

そして工藤✖フローレス以外のカードはラウネーン×サルモン、パーマー✖モラエス、ジェンキンス✖ボラギ、ウェード✖バチニアックとなっている。

つまり全5試合が3P獲得ファイターと0Pの顔合わせとなっており、現時点で全選手にトップ4入り=プレイオフ進出の可能性が残されている。とはいえ2連勝をすれば上位5選手は最低でも合計6Pとなるため、工藤をはじめ0Pファイターはボーナス獲得のフィニッシュが必要となってくる。

2連勝の可能性が高いのはウェード、ラウネーン、ジェンキンスの3選手で、首位モラエスが下り坂傾向の2度の世界王者パーマーとの一戦でどのような結果になるかで、ランキングの順位は大きく変動が見られることになる。

工藤の場合は1R勝利で6P、2R勝利で5P──準決勝へのボーダーは、やはりこの辺りと予想される。取らぬ狸の皮算用ではなく、プレイオフ進出のための戦術が必要となってくるだろう。

そんな工藤と対戦するフローレスはキャリア21勝3敗、テコンドーからムエタイを経てMMAに転じると、Combate Americasでキャリアを積んだ。その後フローレスは2020年のコンテンダーシリーズに挑み、Titan FC王者ハファエル・アウベスのギロチンに下りUFCとの契約を逃す。

そしてローカルショーで再起を果たし、昨年の10月にPFLデビュー戦の勝利で2022年シーズン参加を決め、初戦はボラギに判定勝ちを収めている。

上下と内と外を打ち分けるフローレスは、テンポよく戦っている際は拳と蹴りの動きが連動し、さらには一挙動で動くため予測が難しい打撃を使う。

と同時に蹴りの後など隙も見せるフローレスだけに、そこにパンチ、あるいはテイクダウンを工藤を見せてリズムを狂わせたい。そうなると蹴りは体重が浮き、パンチとの連動もストップ、特に力の伝わっていない高い位置への蹴りはテイクダウン、カウンターの両方で工藤の攻めるポイントになるだろう

フローレス戦はとにかく、フィニッシュ勝利しかない工藤。ならば前回のラウネーン戦のように初回にチャンスが訪れるなら全力でフィニッシュする姿勢を持ちたい。

テイクダウン狙い+パンチ、オーバーハンドのステップイン&ダブルレッグ、工藤はどちらも十分に取れるチャンスがある。第1試合出場予定ということもあり、できれば2Rまでのフィニッシュ──最低でも4P獲得という状態まで人事を尽くし──あとは他の試合結果次第、天命を待ちたい工藤だ。

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