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MMA PFL PFL2021#04 Report キック クラレッサ・シールズ ボクシング

【PFL2021#04】「絶対に諦めるつもりはなかった」。五輪金✖2&BOX8冠シールズ、初陣は大逆転TKO勝ち

<女子ライト級/5分3R>
クラレッサ・シールズ(米国)
Def.3R1分44秒by TKO
ブリトニー・エルキン(米国)

じっくり構えるシールズ。ローを見せたエルキンに、スピードの乗ったストレートや右オーバーハンドを繰り出す。エルキンは組みついてテイクダウン、胸を合わせて立ち上がったシールズが腕を差して、リバーサルに成功しパウンドを連打する。しかし、しっかりとキープできず逆にエルキンが上を取り返し、マウントに取る。

ブリッジできないシールズが、時折りパンチを打つエルキンスに目線をやる。エルキンは腕十字に移行しようとし、反応したシールズにパンチを連打。下からパンチを見せたシールズは、ラウンド終了まで耐えきった。

2R、エルキンはローを蹴り、シールズが掴まれない距離で鋭すぎるパンチのコンビネーションを見せる。ダブルレッグを切ったシールズだったが、上からの仕掛けにすぐに両足を取ったエルキンがリバーサルを決めて、ニーインベリーからマウントへ。足を絡ませたローマウントでブリッジを潰し、ハイガードに移行しつつ殴るエルキン。シールズは体を捻るが、態勢を入れ変えることはできずパウンドを連打される。ボディから側頭部を殴り、ハイマウントで連打したエルキンが腕十字へ。シールズは腕を引きよせて抜くと、エルキンのソレとは質の違うパウンドを最後に打ちこんだ。

最終回、サイドキックに右ストレートを打ち込んだシールズは、シングルレッグをスプロールして離れることに成功する。引き込んでハーフ、足にしがみつくエルキンをシールズが殴りつける。尻を上げて、バックを伺うエルキンを潰して重いパンチを落とすシールズ。ついにエルキンが頭を抱えるようになり、シールズのパンチについにレフェリーが試合を止めた。

歓喜の雄叫びを挙げるシールズは「クレイジーよ。1Rを落とし、2Rも落とした。でも何もダメージは受けていなかった。腕十字も私を傷つけることはできなかった。全く。3Rになり、もうやるだけだった。ラウンドを失っても、私は負けていなかったす。そして3Rがやってきたの。ボーイフレンドに4週間会わなかったわ。マムとはほとんど2カ月、顔を合わしていなかったの。それだけ練習してきたから。ちゃんと腰を落として、パンチを打ったわ。ボクシングの試合で自分を疑ったことは人生で1度もなかった。でも、この試合は違った。私は負けるかもしれない。でもトライした。1Rと2Rで心が折れることはなかった。腕十字が来ても、三角絞めが来ても絶対に諦めるつもりはなかった」と話し満面の笑みを浮かべた。


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MMA PFL PFL2021#04 Report アレックス・マルチネス キック ナタン・シュルチ

【PFL2021#04】シュルチのスプリット判定勝ちで、シュルチ&ヘルドのプレーオフが消える

<ライト級/5分3R>
ナタン・シュルチ(ブラジル)
Def.2-1:29-28.29-28.28-29
アレックス・マルチネス(ペルー)

初戦黒星のツータイム・ワールドチャンピンが、ボーナス獲得勝利が絶対のマルチネス戦に挑む。ワンツーを伸ばすマルチネスが、ジャブから前蹴りを繰り出す。シュルチはロー、ダブルレッグ狙いからバックを伺う。スクランブルでワンフック、寝技に持ち込んだシュルチだが、背中に乗り切ることはできない。バックコントロールを選択したシュルチは、再びワンフックし絞めを狙う。

マルチネスは前方に落とし、スクランブルでバックへ。胸を合わせたシュルチは、払い腰を仕掛ける。腹ばいで耐えたマルチネスだが、その中に乗ったシュルチがバックに回り切る。マルチネスはケージ際に移動して立ち上がると、シングルに出て上を取り返す。両者すぐにスタンドに戻ると、シュルチは右ローカーフを蹴る。マルチネスは左に回り右フック、ここで組んだシュルチがバックに回りテイクダウンへ。立って離れたマルチネスが逆にダブルレッグを狙う。スプロールしたシュルチは、スタンドに戻ってパンチを振るい前へ。マルチネスは右前蹴りをボディに入れ、左右のフックをヒットさせた。

2R、右カーフを効かせたマルチネスがパンチを纏める。続くローをキャッチしてテイクダウンを奪ったシュルチがバックへ。スクランブルでマルチネスはギロチンを失敗して下に。この選択はカーフを効かせていただけに勿体ない。蹴り上げからシングル狙いのマルチネスに対し、バックに回ったシュルチがスタンドの打撃戦に戻らないで試合を進める。

マルチネスもスクランブルでバックに回るが、落とされてからのスクランブルで試合はスタンドに。足を使うマルチネスが右カーフを続ける。さらにワンツーから右はキック、シュルチもコンビを返す。マルチネスはパンチで応戦し、左ローを蹴る。右カーフを効かせたのが偶発性だったことを伺わせるマルチネスがカーフ、前蹴り、ハイと攻撃を散らす。

シュルチは組んでバックへ。ここもテイクダウンを奪い、ポイント的にはリードを許さないファイトを展開する。離れたマルチネスがテンカオ、右カーフもシュルチが組みつく。バックコントロールに対し、胸を合わせたマルチネスが離れて右から左ロング、詰めたシュルチがショートのワンツーを入れた。

最終回、近い距離でボディショットを入れたマルチネスが、ニーからワンツーフックを繰り出す。ボディロックから捻って崩しに掛かるシュルチは、クリンチにもマルチネスが離れる。距離を取るマルチネスは後ろ回し蹴り。組みついたシュルチがテイクダウンを奪い、バックへ。スクランブルで前方にシュルチを落とし、すぐに立って胸を合わせたマルチネスだったが、直後にテイクダウンを許してしまう。

バックを譲るが、両足フックは許さずスクランブルに持ち込むマルチネスが、前転から足関節を狙う。察知したシュルチは、スクランブル&シングルレッグ。マルチネスはギロチンも、倒されて背中をマットにつける。直ぐに背中を譲って立ち上がったマルチネスは、胸を合わせてインサイドトリップ。ここからのスクランブルはシュルチがバックに回って制し、マルチネスが胸を合わせたところで時間に。

テイクダウンを9回決めたシュルチだが、ジャッジの裁定は割れ──スプリット判定勝ち。これで両者のポイントは3Pで並ぶ。結果、シュルチとヘルドのプレーオフ進出は消え──この状況はペティス、いやPFLにとって最も望むべき流れで対戦カードのシャッフルが成功したといえる。


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MMA PRIDE・格闘技 RIZIN キック ベラトール

【RIZIN】RIZIN.28 シビサイ頌真×スダリオ剛

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RIZIN.28全試合の見どころ。今回はシビサイ頌真(パラエストラ東京)×スダリオ剛(フリー)のヘビー級ワンマッチです。

いわくつきだった大相撲からMMAに転身を遂げたスダリオ。年齢的にもとまだまだ若く、アスリートとしてのポテンシャルも充分。日本人では数少ない貴重なヘビー級ファイターと言う事もあって主催者の期待の大きさが如実に伝わってきます。

でもこれまでの対戦相手がまたいわくつき。ディラン・ジェイムスにはじまって、体格が明らかに劣るミノワマン、MMA経験のない宮本和志。明らかにプロテクトしてるだろ?とツッコミを入れたくなる面々と対戦してきました。

しかし今回対戦するのはMMAの経験値が高いシビサイ。GRACHANやDEEPを経て異種格闘技要素の強い巌流島でも活躍。RIZINやベラトールJAPNでも勝利を挙げており、日本人ヘビー級選手の中でも実力は最上位クラスと言っても過言ではないでしょう。190cmを超える体格もスダリオと比べても見劣りしません。

スダリオにとっては過去最大級の難敵。掛け値なしに正念場を迎えます。厳しい試合になるのは間違いありませんが、裏を返せばシビサイに勝てば私のようなアンチもその実力を認めないわけにはいきません。しかもMMA戦績4試合目での勝利となれば存在価値は一気に高まります。

試合展開を考えるとスダリオはイケイケでパンチを打ってくるか。キックルールの経験もあるシビサイも迎撃する可能性もありますが、安全策を取って寝技に持ち込む事もあり得ます。最近はアームロックにアキレス腱固めと極めのバリエーションも増加。その仕掛けに注目が集まります。

そもそも大相撲出身で倒されない事を生業にしていたスダリオをテイクダウンする事が出来るのかも妙見。大げさに言うと日本ヘビー級の今後を占い重要な試合が用意されました。
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Interview MMA PFL PFL2021#04 UFC アルマン・オスパノフ キック クリス・ウェード ボクシング 中島太一

【PFL2021#04】カザフ発コンバットサンボ&ACA経由PFL着。オスパノフ「少しでも早くフィニッシュ」

【写真】ウェードのようなスタイルの持ち主はACAにはいなかった。真っ向勝負で切り返すことあできるか(C)PFL

10日(木・現地時間)、ニュージャージー州アトランティックシティのオーシャン・カジノリゾートでPFL2021#04が開催される。

ライト級とフェザー級のレギュラーシーズン最終戦は、ライトでアンソニー・ペティス✖ハウシュ・マンフィオ、フェザー級でもランス・パーマー✖モヴィッド・ハイブラエフが2週間後にリスケされ、プレーオフ進出者の決定も影響を受けることになった。

そんなフェザー級に今大会から出場するアルマン・オスパノフはカザフスタン出身、コンバットサンボ世界王者でACAを経て、北米=PFLを目指すこととなった。

MMAワールドで、勢力拡大が顕著なカザフスタン人ファイター=アルマン・オスパノフをインタビューした。


──アルマンが2014年に成田市で行われたサンボ世界選手権のコンバットサンボ68キロ級で優勝して以来、可能な限りMMA活動をフォローさせていただいてきたのですが、このタイミングでのPFL参戦は驚かされました。今の気持ちを教えてください。

「アトランティックシティのPFLバブルは快適だし、最高の状態だよ。本来はUFCと契約したいと思っていた。でも、なかなか実現しなくて1年を浪費してしまったんだ。そしてマネージャーから『これ以上時間を無駄に使うべきじゃないから、PFLと契約しよう』と勧められた。

2019年シーズンに出場していたイスラム・マゴメドフも『PFLで戦うことは良い機会になる』と太鼓判を押してくれたしね。彼らの後押しもあってPFLとの契約を決めたんだ」

──今回は米国で初めて試合になります。

「実は2017年に米国で試合をする予定があって、実現しなかった。4年経って、ついに米国で戦えることは凄く嬉しい。今回の試合前はベガスのエクストリーム・クートゥアーで準備をしてきたんだ。4月から5月にかけてラマダーンだったから、カザフスタンでは練習相手を見つけるのも難しい。ラスベガスで2週間練習し、それからここPFLバブルで最後の調整をしてきた」

──では対戦相手のクリス・ウェードの印象を教えてください。

「最初はアントニー・デイジーと戦う予定だったけど、ウェードに代わった。それから彼の研究を始めて、作戦も少し変えた。ウェードはUFCで戦ってきた強いファイターで、PFLでもUFCと同じようにライト級で戦ってきた。そんな選手が減量をして、階級を落として試合をするわけだから注意が必要だ。

ウェードはグッドレスラーで、寝技も上手い。でも僕のバックグラウンドは柔道であり、コンバットサンボだから対応できる。それがあって、今回の試合は打撃に重点を置いて準備をしてきたよ」

──アルマンの言ったようにクリス・ウェードはUFCという最高峰で戦っていますが、アルマンが試合をしてきたACBやACAも強烈なファイトが常に行われてきたプロモーションだと思います。

「ACBやACAはタフな対戦相手ばかりだよ。それほど知名度はないかもしれないけど、旧ソ連の国々から実力者が集まっていた。そのために僕自身もアジア中の選手と練習してきた。その後、米国で練習する機会もあったけど、自分の力が北米に遅れを取っているとは全く感じなかった。逆にしっかりと自信をつけることができたよ」

──ところで今大会からの参戦ということで、アルマンがプレーオフ進出できる4位になるには、非常に厳しい状況であることは間違いないです。1Rフィニッシュの3P獲得がマストと見てもおかしくないですし。

「その通りだよ。PFLはポイントによる順位制を用いている。選手が試合をする環境としては、試合の時期が確定していることは良いことだよ。ただし、その制度であるゆえに、僕が置かれた状況は厳しい。とにかく少しでも早くフィニッシュしなければならない。

でも、僕は自分を信じている。それが可能な経験を積んできた。どの局面でもフィニッシュを狙う。全ては僕の経験に掛かって来るよ」

──アルマンはコンバットサンボ時代でも後ろ三角でフィニッシュしたり、ACBの中島太一戦ではスピニングバックヒールキックでKO勝ちをしています。今回の試合で米国のファンにインパクトを残す自信はありますか。

「戦いは色々な要素が織り交ざっていて、ああいう派手なフィニッシュの仕方もある。サンボ、キックボクシング、柔術、柔道、ボクシングと少しはレスリングも……色々なスタイルをミックスして戦う。だけど、対戦相手が僕の何に驚くかと言えば、絶対にスピードだろう。このスピードを駆使し、持ちうる技術をすべてぶつける。その結果、どういうフィニッシュになるのかは、木曜日の夜に確認してほしい」

──アルマン、今日はインタビューを受けて頂きありがとうございました。

「こちらこそ、ありがとう。ボエボエ・サンボ時代から僕の試合を見てくれているメディアが日本にいたなんて嬉しい限りだ。その期待に応えられるファイトをするよ」

■視聴方法(予定)
6月11日(金・日本時間)
午前7時00分~Official Facebook

■ PFL2021#04計量結果

<女子ライト級/5分3R>
クラレッサ・シールズ: 154.8ポンド(70.21キロ)
ブリトニー・エルキン: 155.4ポンド(70.48キロ)

<ライト級/5分3R>
カシアス・クレイ・コラード: 155.8ポンド(70.66キロ)
ジョイルトン・ラターバッバ: 159.4 ポンド(72.3キロ)

<フェザー級/5分3R>
バッバ・ジェンキンス: 145.6ポンド(66.04キロ)
ボビー・モフェット: 146ポンド(66.22キロ)

<ライト級/5分3R>
ナタン・シュルチ: 156ポンド(70.76キロ)
アレックス・マルチネス: 156ポンド(70.76キロ)

<フェザー級/5分3R>
ブレンダン・ラウネーン: 146ポンド(66.22キロ)
タイラー・ダイヤモンド: 145.6ポンド(66.04キロ)

<ライト級/5分3R>
マーチン・ヘルド: 155.6ポンド(70.57キロ)
オリヴィエ・オバメルシェ: 155.4ポンド(70.48キロ)

<ライト級/5分3R>
アクメト・アリエフ: 155.6ポンド(70.57キロ)
ロイック・ラジャポフ: 156ポンド(70.76キロ)

<フェザー級/5分3R>
シェイヤン・モラエス: 146ポンド(66.22キロ)
ジェシー・スターン: 146.8ポンド(66.58キロ)

<フェザー級/5分3R>
クリス・ウェード: 146ポンド(66.22キロ)
アルマン・オスパノフ: 144.8ポンド(65.68キロ)

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【RIZIN】那須川天心vs3人スペシャルマッチ対戦相手発表!


RIZIN.28の中で行われる那須川天心 vs. 3人 スペシャルマッチの対戦相手が大﨑孔稀HIROYA、当日発表のXに決定しました。3試合ともボクシングに準じたルールで行われます。

勝負論が薄く、見世物感の色濃いこの企画。どう捉えて、どんな角度から楽しんだらいいのか。天心に易々と勝たせないからボクシングルール?それならボクサーを当てればいいんじゃないかと。何が悲しくてキックボクサー同士のボクシングマッチを見ないといけないのか。。。

格闘技18年ぶりの東京ドーム大会。打ち上げ花火は間違いなく必要ですが、全然打ち上がってないと思うのですが。。。はっ!?もしかして当時発表のXで全てを回収するつもりか?ABEMAのリマッチでまさかの亀田興毅?そんなまさかのサプライズを期待しています。
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Gladiator014 MMA PFL PFL2021#04 Preview アルマン・オスパノフ キック タイラー・ダイヤモンド バッバ・ジェンキンス ブレンダン・ラウネーン. シェイモン・モラエス モヴリッド・ハイブラエフ ランス・パーマー 中島太一

【PFL2021#04】パーマー落選の危機。混戦フェザー級にコンバットサンボ世界王者オスパノフ参戦

【写真】2戦目からの参戦ではプレーオフに残るには初回フィニッシュしても他力本願となるが、非常に楽しみなオスパノフの北米デビューだ (C) MMAPLANET

10日(木・現地時間)、ニュージャージー州アトランティックシティのオーシャン・カジノリゾートPFL2021#04が開催される。2021年のレギュラーシーズンも2巡目になり、フェザー級とライト級の2試合目=最終戦を迎える。

今年はプレーオフ進出が8名から4名に絞られたため、6人のファイターが早くも閉幕を迎えることになる。しかも、2階級揃ってランス・パーマー、ナタン・シュルチという2度の世界王者が初戦で判定負け、さらには鳴り物入りでPFL入りを果たしたアンソニー・ペティスも、クレイ・コラードに思わぬ敗戦を喫し終幕の危機にある。

ここではフェザー級の星取り状況から戦局を占ってみたい。


ブレンダン・ラウネーン(C)PFL

現時点でフェザー級のランキングは以下の通り。

1位のブレンダン・ラウネーンこそボーナスポイントを獲得し6Pで抜けているが、他の勝者は判定勝ちで3Pの獲得に留まっている。つまり2戦目の勝ち負けに加え、フィニッシュ及びラウンド数でランキングは大いに入れ替わる公算が、大だ。

【フェザー級ランキング】
1位 6p ブレンダン・ラウネーン
2位 3p バッバ・ジェンキンス、モヴィッド・ハイブラエフ、タイラー・ダイヤモンド
5位 3p クリス・ウェード
6位 0p ランス・パーマー
7位 0p シェイヤン・モラエス
8位 0p アルマン・オスパノフ、ジェシー・スターン、ボビー・モフェット

タイラー・ダイヤモンド(C)PFL

そこで気になるのが、今大会のマッチアップになる。首位のラウネーンはダイヤモンドという2位の選手と対戦する。

この試合で勝利すればジェンキンス、ハイブラエフ、ウェードが6Pを獲得しても合計ポイントでも並ぶだけで、4位以内は確定になる。とはいえラウネーンの実力はまだまだ未知数、ダイヤモンドに土をつけられる可能性は五分五分と見ても良いだろう。

一方で初戦を終えてアントニー・ディジー、チョ・ソンビン、ラジャー・ストヤディノビッチの3選手がシーズンから姿を消しており、アルマン・オスパノフ、ジェシー・スターン、ボビー・モフェットが今回からロースターに加わったとも情勢の変化を後押しするだろう。

パーマーはストディノビッチも代役スターン、ジェンキンスはディジーに代わってモフェットと対戦することで、得点加算は濃厚だ。加えて新規参入選手は3P以上を目指さないと勝ち上がりが厳しく、ボーナス獲得ファイトを展開してくるだろう。

バッバ・ジェンキンス(C)PFL

そうなると隙が大きくなり、パーマーとジェンキンス、2人のレスラーは手堅く勝てる公算は高い。

特にパーマーに勝って2位につけるジェンキンスはフェザー級の最終試合だけに、手堅く3Pの獲得でプレーオフ進出できる状況にあるなら、ボーナスを必要としない勝利を目指すであろう。

ランス・パーマー(C)PFL

対してパーマーは3P獲得だかで4位当確となるには、2位の3選手と5位のウェードのうち2人がノーポイントになっても、ポイント上で並ぶのみ。

彼より先に戦うハイブラエフとウェードの試合結果を見て、フィニッシュ狙いのファイトが必要になる公算は高いだろう。

クリス・ウェード(C)PFL

またウェードに関しては、オスパノフという新顔のなかでも厳しい相手を迎え撃つことになった。

2014年、千葉県成田市で行われたサンボ世界大会でコンバットサンボ68キロ級優勝のオスパノフは、すでにMMAで6勝1敗の戦績を残しており、その後は母国のイベントからACBに活躍の場を求めた。その初戦で中島太一をスピニングヒールキックでKO勝ちしているオスパノフ。ACBとACAでは通算3勝3敗だったが、3勝は全てKO勝ちで一発勝負の状況に非常に適している。

ウェードとしてはフォークスタイルと柔術の融合ファイトで一本、もしくはコントロールして勝利を狙うこともできるだろうが、打撃の圧に巻き込まれるとペースを乱したうえでヒザ蹴りやパンチの餌食になることも多いにありうる。ブレンダン・ラウネーン以外、判定勝ちでは自力プレーオフ進出とならないため、他の選手の勝ち方を見た上で戦略が決定されるというPFLレギュラーシーズン最終戦独特の状況がファイター達のパフォーマンスにどのような影響を与えるのか、非常に楽しみだ。

■視聴方法(予定)
6月11日(金・日本時間)
午前7時00分~Official Facebook

■ PFL2021#04対戦カード

<女子ライト級/5分3R>
クラレッサ・シールズ(米国)
ブリトニー・エルキン(米国)

<ライト級/5分3R>
アンソニー・ペティス(米国)
アレックス・マルチネス(パラグアイ)

<フェザー級/5分3R>
バッバ・ジェンキンス(米国)
ボビー・モフェット(米国)

<フェザー級/5分3R>
ブレンダン・ラウネーン(英国)
タイラー・ダイヤモンド(米国)

<ライト級/5分3R>
カシアス・クレイ・コラード(米国)
ジョイルトン・ラターバッバ(ドイツ)

<ライト級/5分3R>
ナタン・シュルチ(ブラジル)
ハウシュ・マンフィオ(ブラジル)

<フェザー級/5分3R>
ランス・パーマー(米国)
ジェシー・スターン(米国)

<ライト級/5分3R>
マルチン・ヘルド(ポーランド)
オリヴィエ・オバメルシェ(カナダ)

<ライト級/5分3R>
アクメト・アリエフ(ロシア)
ロイック・ラジャポフ(タジキスタン)

<フェザー級/5分3R>
モヴィッド・ハイブラエフ(ロシア)
シェイヤン・モラエス(ブラジル)

<フェザー級/5分3R>
クリス・ウェード(米国)
アルマン・オスパノフ(カザフスタン)

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RIZIN YouTube キック ボクシング

6.13『RIZIN.28』那須川天心は大﨑孔稀、HIROYAと対戦。3人目のファイターは当日発表

6月8日19時より『RIZIN.28』那須川天心 vs. 3人のファイター発表記者会見/YouTubeでライブ配信(2021年06月07日)

 こちらの続報。



 RIZINが『RIZIN.28』那須川天心 vs. 3人のファイター発表記者会見を開きました。


大﨑孔稀(RISE)

 大﨑孔稀のプロフィールはこちらを参照。HIROYAは『RIZIN.26』でシバターに2Rアームバーで敗れて以来の試合。

 そして3人目のファイターは当日発表になるとのことで、榊原信行CEOは「当日は驚いていただけると思います」とコメントしています。

 また、ルールは3人ともボクシングに準じたルールになるとのことでキックはありません。続きを読む・・・
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BELLATOR Bellator260 Interview MMA UFC YouTube  アドリアーノ・モライシュ キック ジャスティン・ゴンザレス タイワン・クラックストン

【Bellator260】もう一人の”ジャスティン”──ゴンザレス「ゲイジーとは兄弟なのかって聞かれるよ(笑)」

【写真】念願のビッグプロモーションデビューとなるジャスティン・”ゴンザレス” (C)LFA

11日(金・現地時間)にコネチカット州アンカスビルのFight sphereことモヒガンサン・アリーナでBellator260 「Lima vs Amosov」が開催される。

上限を設けるもののファンが会場に戻ってくる同大会。メインはBellator世界ウェルター級王者ドゥグラス・リマに、キャリア25勝0敗のヤースラフ・アモソフが挑戦する。

そして今回も充実のラインナップとなるプレリミでは、アモソフに及ばないがプロ11戦、アマ8戦を戦い19戦無敗のジャスティン・ゴンザレスがプロモーションデビュー戦でタイワン・クラックストンと対戦する。

コンテンダーシリーズで勝利し、LFAではフェザー級チャンピオンに君臨したゴンザレスは、その風貌があのジャスティン・ゲイジーに酷似していることでも話題になることがある。

ファイトスタイルも影響を受けつつ、よりテクニカルなジャスティン・ゴンザレス、メジャーデビュー戦を控えた無敗の叩き上げファイターに初インタビューを行った。するとゴンザレスは、もう1人のジャスティン=とカレッジ時代から練習仲間であることが分かった。


──11日にBellator初陣が控えています。今の気持ちを教えてください。

「もう本格的な練習は終わったんだ。今は計量に向けて体を休め、リラックスしている。しっかりとキャンプができ、体調はバッチリだしあとはケージで爆発するだけだよ」

──昨年7月のLFAフェザー級選手権試合以来、いつになればジャスティンの試合が見られるのかと心待ちにしていました。その舞台はコンテンダーシリーズなのか、UFCなのか。あるいはLFAで王座防衛戦もあるのか──と考えていたのですが、Bellatorだったので正直なところ驚きました。

「そうだね……あの試合の後にケガ続いて、しっかりと自分の進むべき道を見極めないといけないと感じていたんだ。まぁCOVID19の問題もあるし、焦らず考えようと思った。そして、この間も力をつけるために練習に集中してきたんだ。ファイターとして、かなり成長できる時間になったよ。

そりゃ試合はしたかったけど、何も考えずに跳びつくようなことはしなかった。他にいくつかのプロモーションからオファーもあったのは事実。でもコロナ禍でしっかりと状況を見極め、最高の条件をくれたBellatorとサインしたんだ」

──なるほど、そういうことだったのですね。ところでジャスティンの試合を見た時に、階級は違いますが凄くジャスティン・ゲイジーに似ていると思ったんです。そう言われることはないですか。

「アハハハ。僕とジャスティン・ゲイジーはカレッジ・レスリングでチームメイトだったんだ。今回は対戦相手のタイワンがエレベーションMMAの所属だから、一緒に練習しなかったけど、普段は練習をしている仲だし。

今もそうだけど、カレッジの頃から多くの人に『兄弟なのか』って聞かれてきたよ(笑)。自分では僕らが似ているとは全く思わないんだけど、他の人からするとそうみたいだね(笑)」

──今、こうしてZoomでジャスティンの顔を拝見していると、そうでないんのですが、ケージの中では本当に雰囲気が似ていました。それにレスラーがブロウルする。そんなファイトスタイルも似通っているかと。

「僕は彼よりもレスリングを使っているよ(笑)。ジャスティンも本来は本当にスキルのあるレスラーだから、もっとMMAでもレスリングの技術を使えるはずなんだけど。いずれにしても、僕のこれまでの勝利はジャスティンに凄く支えられてきたんだ。

練習での彼は本当にテクニカルで、色々なことを教えてくれる。その技術を試合で使い、自分のペースで戦うことができる。それにジャスティンの試合を見て、対戦相手の心をへし折る戦いをするんだって奮い立たせてもらっているからね」

──ハートはジャスティン・ゲイジーで、技はジャスティン・ゴンザレスで行くと(笑)。蹴りもローだけでなく、素晴らしいタイミングでハイキックを使っていますね。

「全てはタイミングだよ。相手がその技を使う隙を見せたら、躊躇なく攻撃する。殴れる時に殴り、キックを使える時に蹴る」

──そういう意味では好影響を与えてくれるジャスティン・ゲイジーはやり過ぎて、反撃を受けることもあります。

「アハハハ。そうだね、僕は長いキャリアを過ごしたいと思っている。そのために、できる限りダメージを受けないで戦いたい。カウンターのパンチを被弾しないように頭を動かすスタイルだし。でも、時には殴るためには殴られることは必要になってくる。

なるべくダメージを受けないで戦うべきだけど、殴られることはMMAの一部だからね。そのために心を強くもってトレーニングを続けているんだ。一発殴られても、より大きな一発を入れる気持ちで戦わないとケージには足を踏み入れることはできない」

──そうやってキャリア11連勝というレコードを残してきたのですね。ところで来週の土曜日は、キャリア初のビッグショーでの試合です。その辺りで心理的な影響はないでしょうか。

「11試合戦って、11試合勝った。どの試合も楽なファイトはないし、全てが大切な戦いだ。そういう気持ちで戦ってきたから、勝ち続けることができたと思っている。全ての試合が、僕のキャリアで最も大切なファイトなんだ。

Bellatorではこれまでにない大きな会場で、強い相手と、より多くのマネーを貰って戦う。それが望みだった。より強い相手と、より大きな舞台で戦う。そういうなかで、過去最高の状態にある。この試合も、これまでと同じように僕のキャリアのなかで最も大切な戦いになるからね。

タイワンのようなレベルの高い相手と戦うことで、これまで以上に準備をしてきたし。正しい場所で、正しいトレーニングを行ってきた。これ以上ないぐらい、準備できているよ」

<この項、続く>

■視聴方法(予定)
6月12日(土・日本時間)
午前7時00分~Prelim :Bellator MMA YouTube Channel
午前10時~Main Card: Bellator MMA YouTube Channel

■Bellator260対戦カード

<Bellator世界ウェルター級選手権試合/5分5R>
[王者]ドゥグラス・リマ(ブラジル)
[挑戦者]ヤーソラフ・アモソフ(ウクライナ)

<175ポンド契約/5分3R>
ポール・デイリー(英国)
ジェイソン・ジャクソン(ジャマイカ)

<フェザー級/5分3R>
アーロン・ピコ(米国)
エイデン・リー(英国)

<128ポンド契約/5分3R>
ヴァネッサ・ポルト(ブラジル)
イララ・ジョアニ(ブラジル)

<ウェルター級/5分3R>
ダマルケス・ジャクソン(米国)
マーク・レミンガー(米国)

<ウェルター級/5分3R>
カイル・クラッチマー(米国)
レヴァン・チョクヒリ(ジョージア)

<フェザー級/5分3R>
タイワン・クラストン(米国)
ジャスティン・ゴンザレス(米国)

<ライト級/5分3R>
ニック・ニューウェル(米国)
ボビー・キング(米国)

<150ポンド契約/5分3R>
ルカス・ブレナン(米国)
マシュー・スキビッキー(米国)

<女子フェザー級/5分3R>
アマンダ・ベル(米国)
マリーナ・モフナトキナ(ロシア)

<ライトヘビー級/5分3R>
アレックス・ポリジィ(米国)
グスタボ・トゥルヒーリョ(キューバ)

The post 【Bellator260】もう一人の”ジャスティン”──ゴンザレス「ゲイジーとは兄弟なのかって聞かれるよ(笑)」 first appeared on MMAPLANET.