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LFA MMA MMAPLANET o UAEW UFC UFN205   アスカル・アスカロフ アレクセイ・オレイニク イリル・ラティフィ カイ・カラフランス カーティス・ブレイズ クリス・グティエレス ジェニファー・マイア ダヴィッド・ドヴォルザーク ニール・マグニー バットゲレル・ダナー ブルーノ・ソウザ ボクシング マックス・グリフィン マノン・フィオホ 平良達郎

【UFN205】計量終了 フライ級2試合以外にもダナー×グティエレス、フィオホ、オレイニクに注目

【写真】一瞬の交錯、ダナーの動き出しとグティエレスの姿勢に注目(C)Zuffa/UFC

3月26日(土・現地時間)、オハイオ州コロンバスのネイションワイド・アリーナで開催されるUFN205:UFN on ESPN+63「Blaydes vs Daukaus」の計量が25日(金・同)に行われ、13試合=26選手全員が体重オーバーなくクリアした。

ヘビー級のカーティス・ブレイズ×クリストファー・ダカウスがメインの今大会。メインではランク2位のアスカル・アスカロフ×6位のカイ・カラフランスと戦い、プレリミでは10位のダヴィッド・ドヴォルザーク×7位のマテウウス・ニコラウが第2試合で相対する2試合は――平良達郎のデビューを1カ月後に控え要チェックのフライ級のマッチアップだ。


この他、今大会の注目試合を挙げるなら第一にバットゲレル・ダナー×クリス・グティエレスのバンタム級マッチか。モンゴルのダナーは2019年8月のUFC初陣こそアラテン・ヘイリに判定負けを喫したが、その後は3試合連続初回KO勝ちの快進撃を続けている。

対してグティエレスはオクタゴンで5勝1敗1分の戦績を残すファイターで、移動によって勢いをつけるのではく定位置でパワーを養成し、それを移動させることができる珍しいファイターだ。しかし、その戦いも相手の勢いに押され、気持ちで遅れを取ると生かすことはできない。

剛腕ダナーを相手に、グティエレスがそのポテンシャルを発揮できるか。ダナーは自らの勢いで逆にグティエレスに隙を与えることはないか――など注目したい一戦だ。

続いて女子フライ級でキャリア29戦目のベテラン=ジェニファー・マイアに挑むマノン・フィオホは南アフリカのEFC、中東UAEWからUFCにステップアップを果たしたフランスの空手家だ。長身、間合いを取る巧さと踏み込み速さでフィオホがが、勢い重視で組んでも強いマイアにどう挑むのか楽しみだ。

オープニングファイトにはマチダ空手からブルーノ・ソウザが参戦する。遠い位置では空手の前後運動、踏み込むと捻り運動のボクシングの動きを見せるソウザ。LFA時代のパフォーマンスを見る限り、UFCで生き残るのは難しいと感じられるが、2戦目で爪痕が残すことができるか。勝負の時を迎える。

またヘビー級では今年で45歳になるアレクセイ・オレイニクが、イリル・ラティフィと対戦する一戦も見逃せない。キャリア77戦目のオレイニクが、グレコ&ボクシングのフィジカル系のラティフィを相手に極め系ファイトを貫くことができるか。現在3連敗、最後?の踏ん張りに期待したい。

■視聴方法(予定)
3月27日(日・日本時間)
午前5時00分~UFC FIGHT PASS

■UFN205計量結果

<ヘビー級/5分5R>
カーティス・ブレイズ: 259ポンド(117.48キロ)
クリストファー・ダカウス: 243ポンド(110.22キロ)

<女子フライ級/5分3R>
ジョアン・ウッド: 125ポンド(56.7キロ)
アレクサ・グラッソ: 125ポンド(56.7キロ)

<ウェルター級/5分3R>
マット・ブラウン: 170.5ポンド(77.34キロ)
ブライアン・バルベレナ: 170.5ポンド(77.34キロ)

<フライ級/5分3R>
アスカル・アルカロフ: 126ポンド(57.15キロ)
カイ・カラフランス: 125.5ポンド(56.92キロ)

<ヘビー級/5分3R>
アレクセイ・オレイニク: 246ポンド(111.58キロ)
イリル・ラティフィ: 239.5ポンド(108.63キロ)

<ライト級/5分3R>
マーク・ディアキーシー: 155ポンド(70.31キロ)
スラヴァ・ボルシェフ: 155.5ポンド(70.53キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ニール・マグニー: 170ポンド(77.11キロ)
マックス・グリフィン: 171ポンド(77.56キロ)

<女子バンタム級/5分3R>
サラ・マクマン: 135ポンド(61.24キロ)
カロル・ホザ: 135ポンド(61.24キロ)

<バンタム級/5分3R>
バットゲレル・ダナー: 136ポンド(61.69キロ)
クリス・グティエレス: 135ポンド(61.24キロ)

<ミドル級/5分3R>
アリアスカブ・カイジレフ: 185ポンド(83.91キロ)
デニス・チュルリン: 185.5ポンド(84.14キロ)

<女子フライ級/5分3R>
ジェニファー・マイア: 125.5ポンド(56.92キロ)
マノン・フィオホ: 126ポンド(57.15キロ)

<フライ級/5分3R>
ダヴィッド・ドヴォルザーク: 125.5ポンド(56.92キロ)
マテウウス・ニコラウ: 126ポンド(57.15キロ)

<フェザー級/5分3R>
ルイス・サルダーニャ: 145ポンド(65.77キロ)
ブルーノ・ソウザ: 144ポンド(65.31キロ)

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【UFN205】カレル橋からの使者? ダヴィッド・ドヴォルザーク「UFCで戦えるのはチェスのおかげ」

【写真】チェコ人ファイター、キャリア20勝3敗――オクタゴンで3連勝中。世界は広い(C)MMAPLANET

26日(土・現地時間)、オハイオ州コロンバスのネイションワイド・アリーナで開催されるUFN205:UFN on ESPN+63「Blaydes vs Daukaus」で、マテウス・ニコラウと戦うダヴィッド・ドヴォルザークは、今も珍しいチェコ人ファイターだ。

UFCで3連勝中のドボルザークは、なんと前歴がチェス・プレイヤーだったという変わり種だ。強豪ニコラウ戦前のドボルザークに、驚愕――チェスMMAの実体を尋ねた。


――マテウス・ニコラウ戦に向け、今、どのような気持ちですか。

「気合が入っているよ。この試合は僕にとってビッグファイトだからね。ランキング7位の相手で僕より3つ上のランカーだ。ここで勝てばトップ5が見えてくる相手だからね」

――ラスベガスでトレーニングをしているというのを、日本から出稽古に行っていた平良達郎選手と岡田遼選手から伝わってきていました。

「この試合にむけてまずは母国のチェコで練習してから、ポーランドへ移動してヤン・ブラボヴィッチのところでトレーニングをし、それからエクストリーム・クートゥアーでキャンプを行っていたんだ」

――平良選手がダヴィッドと練習して強かったとメディアに話したことで、この試合は日本のファンの間でもにわかに注目されています。

「おお。そういってもらえると嬉しいよ。タイラはレスリングが強かったよ。4月にUFCで戦うんだよね、彼ならUFCでも生き残れるだろう」

――その平良選手をテイクダウンをしている映像を視ました。

「う~ん、僕はレスラーじゃない。ストライカーでもない。僕にはマーシャルアーツのバックグラウンドがないんだ」

――私たちはチェコのMMAがどういう状況がまだまだ分からないのですが、イリー・プロハースカやダヴィッドのようなUFCで活躍できる基盤があるということに驚いています。

「チェコはMMA人気が急激に高まっているよ。僕が出場していたオクタゴンは元UFCファイターや海外からの選手も常時戦っているビッグショーだ。その他にも質の高いプロモーションが増えている。ただ、僕がMMAを始めた時は、まだMMAが始まったばかりだったけどね」

――ダヴィッドがMMAを始めたのはいつ頃なのですか。

「今から12年前、17歳の時だった。さっきも言ったように僕は他の格闘技経験がなくて、チェス・プレイヤーだったんだ」

――チェス!?ですか。

「15歳まで国内のトップリーグでプレーしていて、アダルトになってからは2番目の大きなリーグでチェスをしていた」

――国内トップのチェス・プレイヤーがなぜMMAを?

「高校に通っていた時にセルフディフェンスの練習を始めて。でも、こんなの実生活で役立つ機会はほとんどないって思ったんだ。道を歩いて、殴られるなんてことほぼないだろうって。そんな時にMMAの動画を見て、『これなら護身術が役立つかも』って練習を始めたんだ」

――チェス・プレイヤーが護身術から、MMAへ。驚きの事実ばかりです。

「ただMMAジムもなく、MMAを戦いたい者が集まって、MMAの真似事のような練習をしていたに過ぎないよ(笑)。プラハから車で1時間の街フラデツ・クラーロベーで練習を始め、今ではオールスポーツアカデミーで練習している。米国のような大きなジムでなく、普通のジムなんだけど来年には拡張したニュージムがオープンする予定なんだ」

――それが可能なほど、MMAが盛り上がってきているのですね。

「その通りだよ。僕らの国はサッカーやアイスホッケーがずっと人気があったけど、コナー・マクレガーの出現でMMA人気に火がついたんだ。今年は無理でも、来年にフライ級チャンピオンになってチェコでUFC人気をもっと引き上げたいと思っている」

――そのためにはニコラウ戦は凄く大切な試合になりますね。

「ニコラウは僕と同じで、何かにとびぬけたところがあるファイターじゃない。ただ、下になることもできる。そういう部分で全局面で戦える選手だといえるだろうね。レスリングやキックボクシングなど、特化した強さがあるわけでなくて、全てをミックスして戦うところが強みだと思う」

――そういう面でいえば、MMAはフィジカルチェスのような一面があります。チェス・プレイヤーだった経験が役立つことはありますか。

「今、僕がUFCで戦うことができているのは、チェスをやっていたからだよ。毎日チェスの練習をして、毎週末は勝負をしていた。今も変わりない。毎日、練習相手の状況をしっかりと判断して練習している。チェスもMMAの決め手は、相手のミスをつくことだからね。特別、スバ抜けた力があるわけじゃない僕は、チェスをやってきたことで相手を分析する力が他の選手よりある。そこが僕のファイターとしての一番の武器なんだ」

――チェスほど、考える時間がMMAはないかと。

「全くもってその通りだ。僕の顔面を殴ろうとしている人間が目の前にいるわけだからね。だからこそ観察力、洞察力が必要になってくる。ミスをただ待つだけでなく、ミスを誘う動きをする。それは間違いなく、チェスの経験からくる戦い方だよ。何より危機管理能力に関しては、自信を持っているよ。

だから僕は勝ち方には拘らない。判定勝ちだろうがTKO勝ちだろうが、一本勝ちも勝ちは勝ちだから。そして僕がフライ級でベストであることを土曜日の夜に見せつけたい」

――心理面で相手をリードするダヴィッドのMMA、チェスを連想しながら見させてもらいます。では最後に日本のファンに一言お願いします。

「日本のファンが僕の試合を見てくれることに感謝している。いつの日か、日本で試合ができれば最高だね。僕はタイやマレーシア、ベトナムと回ったことがあるけど、日本には行ったことがないんだ。タイではプーケットとチェンマイに1年間住んでいた。東南アジアでそれぞれの文化に触れることができて凄く良かったと思っている。だから、いつの日が日本で日本の文化に浸りたいんだ」

■視聴方法(予定)
3月27日(日・日本時間)
午前5時00分~UFC FIGHT PASS

■UFN205対戦カード

<ヘビー級/5分5R>
カーティス・ブレイズ(米国)
クリストファー・ダカウス(米国)

<女子フライ級/5分3R>
ジョアン・ウッド(英国)
アレクサ・グラッソ(メキシコ)

<ウェルター級/5分3R>
マット・ブラウン(米国)
ブライアン・バルベレナ(米国)

<フライ級/5分3R>
アスカル・アルカロフ(ロシア)
カイ・カラフランス(ニュージーランド)

<ヘビー級/5分3R>
アレクセイ・オレイニク(ロシア)
イリル・ラティフィ(スウェーデン)

<ライト級/5分3R>
マーク・ディアキーシー(英国)
スラヴァ・ボルシェフ(ロシア)

<ウェルター級/5分3R>
ニール・マグニー(米国)
マックス・グリフィン(米国)

<女子バンタム級/5分3R>
サラ・マクマン(米国)
カロル・ホザ(ブラジル)

<バンタム級/5分3R>
バットゲレル・ダナー(モンゴル)
クリス・グティエレス(米国)

<ミドル級/5分3R>
アリアスカブ・カイジレフ(ロシア)
デニス・チュルリン(ロシア)

<女子フライ級/5分3R>
ジェニファー・マイア(ブラジル)
マノン・フィオホ(フランス)

<フライ級/5分3R>
ダヴィッド・ドヴォルザーク(チェコ)
マテウウス・ニコラウ(ブラジル)

<フェザー級/5分3R>
ルイス・サルダーニャ(米国)
ブルーノ・ソウザ(ブラジル)

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【UFN205】ガーブラント撃破→アスカロフ戦。カイ・カラフランス「僕だって彼をテイクダウンできる」

【写真】(C)MMAPLANET

26日(土・現地時間)、オハイオ州コロンバスのネイションワイド・アリーナで開催されるUFN205:UFN on ESPN+63「Blaydes vs Daukaus」で、カイ・カラフランスがダゲスタンの強豪アスカル・アルカロフと対戦する。

日本でもRIZINで和田竜光と対戦し、敗れているカラフランスはUFC戦績6勝2敗。昨年12月に元バンタム級世界王者コディー・ガーブラントをKOし一気に注目されるようになった。

14勝0敗1分のアスカロフとの試合は、カラフランスにとって世界最高峰の頂点に挑む機会を得られる絶好のチャンスだ。そんなかカラフランスをZOOMインタビューすると、非常に冷静に現状を判断し、現実に受け入れる──これまでの苦労がそうさせたのか非常に穏やか、かつ自信への信頼度の高さが絶対な人物像が見られた。


──昨年12月にはコディー・ガーブラントをKOして世界にショックを与え、一躍UFCフライ級戦線のトップに躍り出ました。改めてあの勝利を振り返ってもらえますか。

「僕のキャリアの中で最大の試合で、あんな勝ち方ができた。実際、試合前は怖かったけど、あの勝利で凄く自信をつけることができたよ。ラスベガスのビッグショーで、ガーブラントに勝ったことで今回のような世界のトップにいる強いファイターと戦う機会を得ることができるようになった。僕のキャリアを引き上げてくれた勝利だったよ」

──ガーブラント戦に代表されるようにカイはいつもエキサイティングな試合をファンに見せてきました。ところで9年前にマレーシアのクアランプールで、ニュージーランドとモンゴルという当時はMMAが今のように普及していなかった国からやってきた2人の若者が見せた闘士溢れるファイト、この世界でトップになるんだという強い意志が見られた激闘は、私の記者生活のなかで常にベストバウトの上位にくる──忘れられないファイトです。

「おお、LEGEND FCのバットゲレル・ダナー戦だね。あの時、試合を見ていたの?」

──ケージサイド、いえリングサイドで撮影をさせてもらっていました。

「そうなんだ。いやぁ、そう言ってもらえると本当に嬉しいよ。あの試合は……僕は負けてしまったけど、覚えていてくれて……そんな風にここで言われるなんて」

──しかも、その2人が揃って今、世界最高峰のUFCで戦い今週末は同じ会場で大切な試合を迎えるわけですしね。勝手ながら感無量です。

「あれ以来、僕とダナーはグッドフレンドなんだよ。確かに、あの試合はタフだった。アジアで誰が世界に進めるのか。そういう場で拳を交えたダナーと僕が、今一緒にUFCで戦っている。君の言ったように、同じカードに僕らの名前が並んでいる。凄くクールで……思えば遠くに来たもんだって振り返っちゃうよね(笑)。僕らは世界と戦うポテンシャルを見せて、今、ここに辿り着いた。それをあの日のファイトを撮影していた人に、そんな風に言ってもらえるなんて……本当に感謝しているよ。そうなんだ、あの日にリングサイドにいたんだっ!!! しかも、僕らの試合を覚えてくれていたなんて」

──KLのチャイナタウンの外れの丘の上にあった体育館で、本当に少ないお客さんの前で今と変わらぬ激しい試合をしていました。忘れようがないです。

「9年前、クアラルンプール、LEGEND FC、凄くイカしている。ホントにありがとう」

──そんなカイにとって、土曜日はガーブラント戦に続きビッグファイト。そしてキャリア最強の相手と言っても過言でないアスカロフと対戦します。彼の印象を教えてください。

「間違いなくビッグ・チャレンジになる。待ち望んでいた試合だね。僕がジムで培ってきた技術、動きを見せてエキサイティングな試合をファンに見せたい。そのために集中してやってきた。あとは練習の成果を土曜日の夜に見せるだけさ。また世界にショックを与え、フライ級で明確に地位を確立するのさ。

前回の試合まで、誰も僕のことを知らなかった。特に米国ではね。でも、今は違う。皆の反応が変わってきた。この流れを持続させようと思う。今回の試合も米国で、しかもファンが会場にいる状況で行われるわけだしね。もちろん、ニュージーランドで僕の試合を視てくれるファンのためにも、母国を代表して戦うよ」

──良い試合をファンに見せたいという気持ち、それはアスカロフは持っていないかと。それが彼の徹底したテイクダウン、ホールドというコントロールの強さに通じているのではないかと思われます。

「確かにアルカロフの技術は卓越したモノがあるよ。だけど、そういう相手も一発で効かせる打撃戦がMMAには存在している。それにMMAは進化した。倒されても、僕は立ち上がることができる。スタンドに戻ると、彼は僕の標的に戻るんだ。アスカロフの弱点を引き出せば、僕だって彼をテイクダウンできる。そういうチャレンジをしたいんだよね。

もうずっとMMAをやってきた。この経験をもってすれば、僕はアスカロフとどの局面だろうが戦うことができる。何より、12月にガーブラントに無傷で勝つことができ、フレッシュなままこの試合の準備に取り掛かることが可能だった。調子が良いままなんだ。前回の試合前から、ずっとトレーニングを続けてきたからね。オクタゴンに入って、自分が何をすべきかも十分すぎるほど分かっているよ」

──ニュージーランド政府は非常に厳しいコロナ対策を施していましたが、今回はどこでそれだけ準備できたのでしょうか。

「ニュージーランドだよ。オークランドのシティ・キックボクシングで、フルキャンプを行った。世界イチのチームで、最高のコーチたちとね。ニュージーランドは1月の始めから、あの厳しいロックダウン政策から一転し、以前の姿を取り戻しているよ。海外渡航に関しても以前と同じ、隔離措置もなくなった。試合に辿り着くまでのプロセスが、本当に楽になった。

それもあった凄く良い、キャンプができたんだ。やっぱり自分の国、街で調整できるのは居心地の良さが違うね。しっかりと戦えるだけ後押ししてもらえるしね。タイトルまで長い道のりだと思って来たけど、道筋が見えてきた。だから、今はアスカロフだけに集中できているよ。ところで日本はどうなの? コロナの状況は」

──日本は法的な締め付けは殆どなくて。お願い、要請という形で飲食店などの営業時間など制限がありましたが、マクス着用、手洗い&うがいが徹底され、人々のモラルで感染予防をしてきた状態です。入国も緩やかに開放方向で1日7000人ほどが上限で、ビジネスでの入国がOKになっている形でしょうか。

「そうなんだ。もう少しだね。実は僕の兄が18年間、日本に住んでいるんだ。相模原でティーチャーをしている」

──そうなのですかっ!!

「もう少しすれば僕らも行き来できるようになり、再会できるはず。その日が来るのを楽しみにしているよ。何度か日本を訪れたことがあったけど、また日本へ行きたいと思っている」

──ぜひともセミナーを開いてください。そして相模原にもMMAのジムがあるので、訪れてほしいです。ところでタイトルへの道筋が見えてきたということですが、フィゲイレド×モレノの4度目の戦いが組まれるという話も聞かれます。この両者以外のファイターはタイトル戦が遠のくニュースです。アスカロフ戦を前にして、このような情報が聞かれてどのように感じましたか。

「まぁ、なるようになるよ。つまり、なるようにしかならない。僕がコントロールできないことを気にしてもしょうがないよね。僕は今回もそうだし、これからも1試合、1試合、その試合に集中してキャリアを積んでいく。フィゲイレドとモレノの試合は、3試合とも凄くエキサイティングだった。UFCとしても4度目を組みたくなるだろう。UFCがそういうオプションを行使した。そうなると、僕はどうなるのか──とか深くは考えない。当然、今集中すべきがアスカロフだからね」

──カイ、インタビューを受けてくれてありがとうございました。最後に日本のファンにメッセージをお願いします。

「ハロー・ジャパン!! 応援ありがとう。僕のキャリアはアジアでスタートした。日本のファンにも、土曜日はハイペースでアクションの多い試合をすることを約束するよ」

■視聴方法(予定)
3月27日(日・日本時間)
午前5時00分~UFC FIGHT PASS

■UFN205対戦カード

<ヘビー級/5分5R>
カーティス・ブレイズ(米国)
クリストファー・ダカウス(米国)

<女子フライ級/5分3R>
ジョアン・ウッド(英国)
アレクサ・グラッソ(メキシコ)

<ウェルター級/5分3R>
マット・ブラウン(米国)
ブライアン・バルベレナ(米国)

<フライ級/5分3R>
アスカル・アルカロフ(ロシア)
カイ・カラフランス(ニュージーランド)

<ヘビー級/5分3R>
アレクセイ・オレイニク(ロシア)
イリル・ラティフィ(スウェーデン)

<ライト級/5分3R>
マーク・ディアキーシー(英国)
スラヴァ・ボルシェフ(ロシア)

<ウェルター級/5分3R>
ニール・マグニー(米国)
マックス・グリフィン(米国)

<女子バンタム級/5分3R>
サラ・マクマン(米国)
カロル・ホザ(ブラジル)

<バンタム級/5分3R>
バットゲレル・ダナー(モンゴル)
クリス・グティエレス(米国)

<ミドル級/5分3R>
アリアスカブ・カイジレフ(ロシア)
デニス・チュルリン(ロシア)

<女子フライ級/5分3R>
ジェニファー・マイア(ブラジル)
マノン・フィオホ(フランス)

<フライ級/5分3R>
ダヴィッド・ドヴォルザーク(チェコ)
マテウウス・ニコラウ(ブラジル)

<フェザー級/5分3R>
ルイス・サルダーニャ(米国)
ブルーノ・ソウザ(ブラジル)

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MMA MMAPLANET o ONE PFL UAEW UFC UFN201   アブドゥル・ラザク アラン・ボドウ イ・ドギョム カイル・ダウカウス カイ・カラフランス クリスチャン・ロドリゲス グロリア・ジ・パウラ サイド・ヌルマゴメドフ ジム・ミラー ジャマール・ヒル ジョニー・ウォーカー ステファニー・エッガー チェス・スケリー チャド・アンヘリガー マーク・ストリーグル

【UFN201】計量終了 世田谷生まれ、慧舟會育ちのストリーグル。捲土重来&背水の陣のオクタゴン2戦目へ

【写真】レスリングのクラウチングでフェイスオフを行ったスケリーとストリーグル(C)Zuffa/UFC

19日(土・現地時間)にネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFN201:UFN on ESPN+59「Walker vs Hill」の計量が、18日(金・同)に行われた。

ジョニー・ウォーカー×ジャマール・ヒルのミドル級がメインの今大会、プレリミは7試合で女子のストロー級とバンタム級以外の男子の試合はフェザー級とバンタム級に集中している。


バンタム級が2試合、フェザー級が3試合も組まれたがプレリミメインでライト級から階級を落としてきたデヴィッド・オナマと対戦するガブリエル・ベニテスが 148ポンドと計量失敗し、ファイトマネーの30パーセントをカットされキャッチウェイトで戦うことになっている。

第2試合で顔を合わせるジョナサン・ピアースとクリスチャン・ロドリゲスは共に 145.5ポンドでクリアした。また第5試合ではマーク・ストリーグルが、オクタゴン2戦目をチェス・スケリーと戦う。

父親が世田谷のインタースクールの教師だった関係で、世田谷で生まれ育ち、高校生のときに慧舟會GODSでMMAを始めたストリーグル。サンディエゴへの大学へ進学するも、途中でプロMMAファイターに転身した。

Legend FC、ONE、URCCと日本で戦っていないのは不思議だが、アジア全域で戦ってきたストリーグルは過去にカイ・カラフランスやUAEWから今年のPFL CSに挑戦するイ・ドギョムらに一本勝ちを収めている。それでいて世界最高峰の水は全く甘くなく──UFCでは一昨年10月の初陣でサイド・ヌルマゴメドフに51秒TKO負け。今回は捲土重来もしくは背水の陣でのスケリー戦となる。

■視聴方法(予定)
2月20日(日・日本時間)
午前6時00分~UFC FIGHT PASS

■対戦カード

<ライトヘビー級/5分5R>
ジョニー・ウォーカー: 206ポンド(93.44キロ)
ジャマール・ヒル: 205ポンド(92.99キロ)

<195ポンド契約/5分3R>
カイル・ダウカウス: 193.5ポンド(87.77キロ)
ジェイミー・ピケット: 194ポンド(87.99キロ)

<ヘビー級/5分3R>
パーカー・ポーター: 263ポンド(119.29キロ)
アラン・ボドウ: 256ポンド(116.11キロ)

<ライト級/5分3R>
ジム・ミラー: 156ポンド(70.76キロ)
ニコラス・モッタ: 154.5ポンド(70.08キロ)

<ミドル級/5分3R>
ジョアキン・バックリー: 183ポンド(83.00キロ)
アブドゥル・ラザク: 186ポンド(84.37キロ)

<フェザー級/5分3R>
ガブリエル・ベニテス: 148ポンド( 67.13キロ)
デヴィッド・オナマ: 144.5ポンド(65.54キロ)

<女子バンタム級/5分3R>
ジェシカローズ・クラーク: 135.5ポンド(61.46キロ)
ステファニー・エッガー: 135ポンド(61.24キロ)

<フェザー級/5分3R>
チェス・スケリー: 146ポンド(66.22キロ)
マーク・ストリーグル: 145ポンド(65.77キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
ディアナ・ベルビシャ: 116ポンド(52.62キロ)
グロリア・ジ・パウラ: 115.5ポンド(52.38キロ)

<バンタム級/5分3R>
ジェシー・ストレーダー: 135ポンド(61.24キロ)
チャド・アンヘリガー: 135ポンド(61.24キロ)

<フェザー級/5分3R>
ジョナサン・ピアース: 145.5ポンド(66.0キロ)
クリスチャン・ロドリゲス: 145.5ポンド(66.0キロ)

<バンタム級/5分3R>
マリオ・バウティスタ: 135.5ポンド(61.46キロ)
ジェイ・ペーリン: 136ポンド(61.69キロ)

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ABEMA MMA MMAPLANET ONE ONE Only the Brave UFC   アンダーソン・シウバ カイラット・アクメトフ カイ・カラフランス キック キム・ジェウン コディー・ガーブラント ジャレッド・ブルックス タン・カイ チャンネル ブランドン・モレノ ラスラン・エミルベク ワン・シュオ 和田竜光 手塚裕之 箕輪ひろば

【ONE Only the Brave】ワン・シュオ戦へ、和田竜光―02―「ストロー級にトライしてみたいというのは…」

【写真】金曜日の夜、このようにやり切ったという表情を浮かべることに期待 (C)MMAPLANET

28日(金・現地時間)に、シンガポールはカランのシンガポール・インドアスタジアムで開催されるONE Only the Braveで、ワン・シュオと対戦する和田竜光インタビュー後編。

「負けたのはDJだけ」と公言する和田が、視野にいれているストロー級転向。その理由を尋ねると、全ての試合に通じる和田のファイト感が伝わってくる。やりたいことをやる。したいことを続けるには勝利が必要で、やりたいことができていれば自ずと勝利を手にすることができる。ポテンシャルに相応しい成果をワン・シュオ戦で手にすることができるのか。和田の戦いの流儀を引き続き訊いた。

<和田竜光インタビューPart.01はコチラから>


──ONEのルールを考慮して、下になっても何もさせなければ良いという風なスパーリングになることもあるのでしょうか。

「そうことはあんまりないッスね。ONEの裁定を意識した練習というのは、ないです。そこで終わりではないですから。練習っていうのは今日やって、明日も続くものなので。練習で固めたりするってことはほとんどないです。上久保君とやっていて、立ち上がれないということはいっぱいあっても(笑)。もう、ステイするしかないってぐらい固められてしまうのですが、それ以外は動いています(笑)」

──アハハハ。下になって動かず、パンチをチョコチョコ打つ練習をして強くなれるとは思えないですしね。ところで竹中選手との試合前に56キロ──ONEでいうストロー級で戦うことも視野にあると言っていましたが、その辺りに関しては?

「それは竹中選手との試合後も考えています。今回も厳しい減量というのはなくて、健康的な生活をして落とせています。今後、どうなっていくのか分からないのですが、ONEの計量も以前は2日前と前日だったのが、コロナになってからは前日だけになっているので、ストロー級でも全然戦えると思います。

僕はジャレッド・ブルックスはパシオより強いと思っているのですが、『ジャレッド・ブルックスは俺のことコントロールできるのかな』とか、試してみたいのはあります」

──ストロー級だとまた対戦相手は新しくなる。そういう興味もありますか。

「それもありますし、シンプルに骨格とか体の面でも──チビッ子たちの中に入った方が、やっぱり有利じゃないですか。階級を上げてチャンピオンを目指す方が恰好良いと思います。だから体重を下げて、小さい選手のなかで勝って何が面白いんだって感じる人もいるかと。でも、そういうもんだから。自分がチャンピオンになりやすい環境で戦うことや、自分の得意なことを生かすうえでもストロー級にトライしてみたいというのはちょっと考えています」

──ブルックスやマスンヤネを和田選手が封じ込むことができるのか、そこは非常に楽しみです。と同時にフライ級でもカイラット・アクメトフなどまた当たっていないトップ選手との試合が見てみたいという気持ちもあります。

「やってみたいです!! フライ級の選手達と戦って、手に負えないからストロー級に行こうかというんじゃ決してないんで。だから即ストローへっていう決定ができていないんです。フライ級でも別に戦えるので」

──仰る通りです。

「そもそも俺、DJにしか負けていないし」

──アハハハハ。

「戦績はトントンになってしまっていますけど、DJにしか負けていないのでフライ級でもやれるというのはあります」

──フライ級で戦績を整ええると、ストロー級に転向した際に一足飛びでトップと当たることができる。そういう考えもできますね。

「ストロー級にしますってハッキリ言わないのは、フライ級でやっていきたいという気持ちがあるからだと思います。決めたら、即行動に移すので。ただ気分もすぐに変わる性質なのですが、決めたら──やります。だからもうちょっとフライ級でやろうとは思っているのですが、この試合次第というのもあります。

フライ級で負けたから行くっていうことではないので。今回の試合からストロー級でも良かったですし、自分の気分がストロー級になれば行きます。実際、竹中選手に勝ってもストロー級に落とすことを考えていたように。そもそもバンタム級だったので、昔は(笑)」

──だからこそ、今回の試合でしっかりと勝利を手にするためにどのような試合をしたいと考えていますか。

「作戦とかはいつもないのですが、自分でやりたことはあるので、組んでから倒して極めたいです。コントロールして極めたいし、パンチとか蹴りも出したいというだけです。相手がこういう選手だから『こうしよう』というのは何となくはありますけど、そのための練習とかはしていないですし。自分が今までやってきた練習のなかで、その局面、局面で使えるものを選択して戦います」

──ではワン・シュオを想定して、されたくなりことは?

「蹴られたくないです。蹴られるのは嫌なので、蹴られないようにプレッシャーを掛け、蹴られないようにディフェンスしたいですね」

──今回の試合には関係ないのですが、カイ・カラフランスがコディー・ガーブラントをKOした。その事実に関して、どのように思っていますか。

「へへへ。そうッスね。UFCもチャンピオン、1位、2位ぐらいまで……その下の選手ならONEの選手でも全然勝負することができると思います。ブランドン・モレノとか強いと思いますけど、どれだけ差があるのかというのもあるし。だから、それより下の選手とかはみんな、勝負できるって思います。

カイ・カラフランスがあの時と比べてどれだけ強くなっているのかっていえば、試合を見ていてもそんなに強くなっているようには感じないです。今、やっても普通に勝てそうだと思っているので。ただ、カイちゃんがコーディーに勝ってくれたおかげで、自分の株が爆上がりしているので、いつも応援しています(笑)」

■放送予定
1月28日(金・日本時間)
午後7時30分~ ABEMA格闘チャンネル
午後7時30分~ONE Super App

■ONE Only the Brave対戦カード

<キック・フェザー級ワールドGP準決勝/3分3R>
シッティチャイ・シッソンピーノン(タイ)
ダビット・キリア(ジョージア)

<キック・フェザー級ワールドGP準決勝/3分3R>
ジョー・ナタウット(タイ)
チンギス・アラゾフ(アゼルバイジャン)

<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
キム・ジェウン(韓国)
タン・カイ(中国)

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
スーパーガール・ジャルーンサックムエタイ(キルギス)
ラスラン・エミルベク(キルギス)

<キック・ヘビー級/3分3R>
ラーデ・オバチッチ(セルビア)
フランシェスコ・エクシャジャ(アルバニア)

<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
箕輪ひろば(日本)
ジャレッド・ブルックス(米国)

<キック・フェザー級ワールドGP補欠戦/3分3R>
イヴァン・コンドラチェフ(ロシア)
ドビダス・リムクス(リトアニア)

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
和田竜光(日本)
ワン・シュオ(中国)

<ウェルター級(※77.1キロ)/5分3R>
手塚裕之(日本)
エジソン・マルケス(ブラジル)

<キック・108キロ契約/3分3R>
ポール・エリオット(英国)
アンダーソン・シウバ(ブラジル)

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
プレウ・オトゴンジャルガル(モンゴル)
ミカエル・デ・ジェズウス(ブラジル)

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UFC アレッシャンドリ・パントージャ カイ・カラフランス ティム・エリオット

UFC on ESPN32:第8試合・ブランドン・ロイヴァル vs. ホジェリオ・ボントリン

フライ級。ロイヴァル5位、ボントリン7位。

もともとコンテンダーシリーズ出場予定だったロイヴァルだが、欠場選手の代役として一昨年5月にUFCデビューすると、ランカーのティム・エリオットに肩固めで一本勝ち。続くカラフランス戦でも肩固めを決め、3戦目・デビュー半年で当時ランキング1位のブランドン・モレノと対戦。1Rから激しい試合となったが、ロイヴァルが肩を脱臼してKO負け。勝ったモレノは翌月に当時王者のデイブソン・フィゲイレードに挑戦している。しかし前戦はアレッシャンドリ・パントージャにチョークで一本負けでUFC2勝2敗となってしまった。グラウンドで常に動き続けるアグレッシブなスタイル。得意技は肩固め。

ボントリンはUFC3勝2敗。ロイヴァルが勝っているカイ・カラフランスにはKO負けしている。UFCデビューからは2連勝していたが、そこから2連敗と、ロイヴァルと同じ勝敗から、前回はマット・シュネルとの対戦が直前に決まり、バンタム級戦で対戦し判定勝ちしている。ただしボントリンは1ポンドの体重オーバーで、試合は見合いが多くブーイングが飛んでいた。チョークが得意なグラップラー

プレスするロイヴァル。ジャブで牽制。ローを放った際に軸足を払われスリップダウン。しかしすぐに立つ。またプレスするロイヴァル。出てくるボントリンに右を合わせる。左ミドルを入れたロイヴァル。ボントリンの組み付き際にバックブローを合わせたが、そのまま組まれてテイクダウンされる。サイド。ロイヴァル亀ガードからガードに戻すと蹴り放して立った。積極的にパンチを出していくロイヴァル。ボントリンの左がヒット。ロイヴァルがミドルを入れるがボントリンに組み付かれる。スクランブルを狙ったロイヴァルだがボントリンが上になり担ぎパス狙い。またスクランブルから立ったロイヴァルだがボントリンがバックを取っている。ホーン。

1Rは打撃のヒット数でロイヴァルか。

2R。スリップダウンしたロイヴァルの上になるボントリン。ロイヴァル三角。首を抜いたボントリンが担ぎパス。パスされ背中を向けたロイヴァルからバックマウント奪取。向き直りハーフからフルガードに戻すロイヴァル。オモプラッタを仕掛ける。ボントリン立って外すとパンチで飛び込み上をキープ。バックを取らせて立ったロイヴァル。正対して離れた。ボントリンのジャブでバランスを崩しぐらついたロイヴァル。ボントリン組み付くとテイクダウン。またスクランブルで逃れようとするロイヴァルだがボントリンがしっかりとバックをキープ。立ってなんとか正対したロイヴァル。残り1分。ジャブを打ち込むがボントリン右ミドル。またボントリンのジャブをもらった。ボントリン組むとボディロックからテイクダウン。サイド。ホーン。

2Rボントリン。

3R。打撃で出ていくロイヴァル。積極的に手を出していく。ボントリンが蹴りをキャッチしてテイクダウンするが、蹴り放してすぐ立ったロイヴァル。休まず手を出していくが、ボントリンのタックルを切れずに下に。ロイヴァルまたオモプラッタ。フットチョークを狙うが決まらず。腕十字。持ち上げて外したボントリン。スクランブルから距離ができたところで立とうとしたロイヴァルだが、立たせず押さえ込むボントリン。ロイヴァル亀ガードから巻き込んでスイープ。上を取った。ハーフからパウンド、鉄槌、肘。休まない。ボントリンは立つのではなく下から打ち返す。休まず手を出し続けるロイヴァル。タイムアップ。

29-28、28-29、29-28のスプリットでロイヴァル勝利。

割れたのは1Rか。得意のスクランブルの展開をボントリンに潰される厳しい展開だったが、攻め続けて勝利。

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GLORY MMA MMAPLANET UFC UFC ESPN32   アレッシャンドリ・パントージャ エジソン・バルボーサ カイ・カラフランス カブ・スワンソン カルヴィン・ケイター キック ギガ・チカゼ ケイトリン・チューケイギアン ジョセフ・ホームズ ブライアン・ケレハー ブランドン・モレノ ブランドン・ロイヴァル ホジェリオ・ボントリン マックス・ホロウェイ ラミズ・ブラヒメジ 修斗 平良達郎

【UFC ESPN32】計量終了 ケイター×チカゼ&ロイヴァル×ボントリン。小細工要らず、強者×強者=UFC

【写真】UFC2022年の戦い初めはケイター×チカゼから (C)Zuffa /UFC

14日(金・現地時間)、15日(土・同に)ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFC on ESPN32「Kattar vsChikadze」の計量が行われた。

昨年12月18日より、約1カ月のインターバルを経て2022年のUFCがいよいよ活動を開始する。そのメインはフェザー級ランカー対決のカルヴィン・ケイター×ギガ・チカゼの一戦だ。


カブ・スワンソン、エジソン・バルボーサをKOし2021年のブレイクスルー・ファイターとなったジョージア出身元GLORYのキックボクサーであるチカゼは、オクタゴンで7勝0敗という戦績を残してきた。

チガゼは戦績だけでなくインパクトも残している。過去3戦はハイキックからパウンドアウト、ミドルからのパウンドアウト、パンチを効かせて絞めを狙いつつスタンドに戻りパンチで仕留めるという勝ち方でパフォーマンス・オブ・ザ・ナイトを3戦連続で獲得している。

組みへの自信が高まったことで蹴りを使わせ、蹴りの効果でパンチがいよいよ有効になっているという好循環にあるチカゼと対するケイターは、1年前にマックス・ホロウェイと激闘で敗れて以来の実戦が2年連続の年始のヘッドライナーとなった。

相手の前進力を利用しジャブでダメージを蓄積させ、外す時は外すというケイターの制空権をチカゼが如何に侵攻するか。5Rを2度経験しているケイターが、フルで5Rの経験はない(※バルボーサ戦は5回戦だったが、3RでKO勝ち)チカゼに対し、どのようなゲームプランを立ててくるのかも見ものだ。

下手な小細工も必要なく強い人間を戦わせておくとドラマが創れるUFC──ケイターというリトマス試験紙が、チカゼがホロウェイ級……あるいは上位禅とやり合える期待値を持っているのかうを判断する。

昨日、修斗世界ライト級王者の平良達郎がイリディアムとの契約を発表したが、そのイリディウム傘下で同じフライ級のブランドン・ロイヴァルが、ホジェリオ・ボントリンと戦う一戦も注目だ。

現王者ブランドン・モレノ、アレッシャンドリ・パントージャに連敗中のロイヴァルに対し、ボントリンはカイ・カラフランス、レイ・ボーグに敗れているが、プリアン・パイヴァ、マゴメド・ビブラトフに勝利している。

王者モレノを含め、トップランカーの半数が5敗以上を喫しているという群雄割拠のフライ級にあっても、3連敗はさすがにキャリアップばかりか、契約更新という点でも厳しくなる。崖っぷちのロイヴァルが盛り返すことはできるのか──来るべき日に備え、UFCフライ級戦線はMust Watchだ。

■視聴方法(予定)
1月16日(日・日本時間)
午前7時00分~UFC FIGHT PASS

■UFC ESPN32対戦カード

<フェザー級/5分5R>
カルヴィン・ケイター: 146ポンド(66.22キロ)
ギガ・チカゼ: 146ポンド(66.22キロ)

<ヘビー級/5分3R>
チェイス・シャーマン: 250ポンド(113.4キロ)
ジェイク・コリアー: 264.5ポンド(1119.97キロ)

<フライ級/5分3R>
ブランドン・ロイヴァル: 125.5ポンド(56.92キロ)
ホジェリオ・ボントリン: 125.5ポンド(56.92キロ)

<女子フライ級/5分3R>
ケイトリン・チューケイギアン: 126ポンド(57.15キロ)
ジェニファー・マイア: 126ポンド(57.15キロ)

<ライト級/5分3R>
ダコタ・ブッシュ: 155.5ポンド(70.53キロ)
スラヴァ・ボルシェフ: 155ポンド(70.31キロ)

<フェザー級/5分3R>
ジョアンデウソン・ブリト: 145.5ポンド(66.0キロ)
ビル・アレジオ: 145ポンド(65.77キロ)

<ミドル級/5分3R>
ジェミー・ピケット: 184.5ポンド(83.68キロ)
ジョセフ・ホームズ: 185.5ポンド(84.14キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ラミズ・ブラヒメジ: 170.5ポンド(77.34キロ)
カート・マックギー: 170ポンド(77.11キロ)

<フェザー級/5分3R>
ブライアン・ケレハー: 145ポンド(65.77キロ)
ケヴィン・クルーム: 144.5ポンド(65.54キロ)

<フェザー級/5分3R>
TJ・ブラウン: 155ポンド(70.31キロ)
チャールス・ロサ: 156ポンド(70.76キロ)

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MMA UFC UFC269 カイ・カラフランス キック

【UFC269】フライ級転向の元バンタム級世界王者カーブラントを、カラフランスが右強打でマットに沈める

<フライ級/5分3R>
カイ・カラフランス(ニュージーランド)
Def.1R3分21秒 by TKO
コディ・ガーブラント(米国)

前に出てくるカラフランスに対し、ガーブラントが右のカーフキックを当てる。カラフランスは構わず距離を詰めて、お互いにジャブを当て合う。ガーブラントは右のスライディングキックを見せるも、カラフランスの前進を止めることはできない。カラフランスはコーブラントにケージを背負わせ、左のインロー。さらに右フックを振るう。ガーブラントはガードを固めて様子をうかがい、相手が中に入ってくると右の打ち下ろしを合わせた。カラフランスはダッキングでパンチをかわし、ケージを背負ったガーブラントに左ハイを見せる。

試合時間2分が過ぎたところで、カラフランスの右カウンターががクリーンヒット。ガーブランドはダウンを喫するが、すぐに立ち上がり、ケージ際に追い込まれるもダブルレッグでカラフランスに尻もちを着かせた。しかしカラフランスは立ち上がって、「来い、来い」と誘うガーブラントをケージ際に追い込む。カラフランスの左右フックが当たると、動きが止まるガーブラント。ケージから離れたところでカラフランスの右をもらって、再びダウン。すぐにレフェリーが試合を止めた。


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MMA UFC UFC269   アマンダ・ヌネス アレックス・ペレス カイ・カラフランス サンチアゴ・ポンジニビョ シャーウス・オリヴェイラ ショーン・オマリー ジュリアナ・ペニャ ジリアン・ロバートソン タイ・ツイバサ ダスティン・ポイエー ダン・イゲ デリック・ミナー ドミニク・クルーズ パウリアン・パイヴァ ペドロ・ムニョス ミランダ・マーヴェリック ライアン・ホール ランディ・コスタ

【UFC269】計量終了 王者オリヴェイラ「神は僕とある」×ポイエー「大勝負だ」。ペレスは4戦連続中止

【写真】どちらかといえば王者がクールで、エキサイトしているのは挑戦者だった(C)Zuffa/UFC

11日(土・現地時間)にネヴァダ州ラスベガスのTモバイル・アリーナで開催されるUFC269「Oliveira vs Poirier」の計量が、10日(金・同)に行われた。

2021年最後のPPV大会のメインはUFC世界ライト級選手権試合=王者シャーウス・オリヴェイラ×挑戦者ダスティン・ポイエーだ。

先に登場したポイエーはスケールの上でベルトを巻くというポーズ。続いてサングラス姿で体重計に乗った王者オリヴェイラはシャウトし、思わずダナ・ホワイトが割って入るほどの勢いでポイエーに詰め寄る。

それでも冷静な表情だったオリヴェイラに対し、かなり興奮し鼻息も荒くなっていたポイエーは「大勝負だ。もう一度、皆の前に頂点に立つためにやってきた。もうミスはしない。レッツゴー」と叫び、両手を高々と掲げた。

対照的に落ち着いたままのオリヴェイラは「何千という見方が彼にいても、神は僕とある。やってやるよ」と話した。


コメインはアマンダ・ヌネスとジュリアナ・ペニャがUFC世界女子バンタム級王座を賭けて戦う。

まず「素晴らしい機会をえることができ、ここにいる皆に感謝している。すごくワクワクしているし、準備は十分。明日はファイアーワークスになる」という言葉を噛んだペニャは笑顔を見せた。

対して養女を抱いてインタビューを受けたヌネスは「皆と今夜会えて、すごくハッピーよ。彼女はライオンハートをまだ正面切って体感したことがないの。ベルトはどこにも行かないわ。皆ぁ、明日ね」といつも通りの意気揚々ぶりだった。

フライ級初戦でカイ・カラフランスと相対するコディ・ガーブラントはセレモニアル計量ということもあり、しっかりとリカバリーの後も見え、問題なく本来のパフォーマンスを期待できそうだ。そのカーブラント、カラフランスの首を掻っ切ってやるポーズに、思わず浮かべた笑みが非常に頼もしく見えた。

胸のタトゥーと同じカラーに髪の毛を染めたショーン・オマリーは、パウリアン・パイヴァとのフェイスオフでヌッと顔を前に出し、威圧感十分。パイヴァも笑顔で流す余裕の表情だった。

髭を蓄えたドミニク・クルーズは、笑顔で登壇したペドロ・ムニョスを相手に非常に厳しい表情を浮かべ、しっかりと握手して別れた。またアレックス・ペレスと対戦予定だったマット・シュネルが体調不良でドクターストップに。残念ながら両者の対戦は3度目も実現せず、ペレスは4試合連続でファイトの機会を失うことになってしまった。

■視聴方法(予定)
12月12日(日・日本時間)
午前7時30分~UFC FIGHT PASS
正午~PPV
正午~WOWOWライブ

■UFC269計量結果

<UFC世界ライト級選手権試合/5分5R>
[王者] シャーウス・オリヴェイラ: 155ポンド(70.31キロ)
[挑戦者]ダスティン・ポイエー: 154.5ポンド(70.08キロ)

<UFC世界女子バンタム級選手権試合/5分5R>
[王者] アマンダ・ヌネス: 134.5ポンド(61.0キロ)
[挑戦者] ジュリアナ・ペニャ: 135ポンド(61.24キロ)

<ウェルター級/5分5R>
ジェフ・ニール: 170.5ポンド(77.34キロ)
サンチアゴ・ポンジニビョ: 169.5ポンド(76.88キロ)

<フライ級/5分3R>
カイ・カラフランス(ニュージーランド)
コディ・ガーブラント(米国)

<バンタム級/5分3R>
ショーン・オマリー: 135.5ポンド(61.46キロ)
パウリアン・パイヴァ: 135.5ポンド(61.46キロ)

<フェザー級/5分3R>
ジョシュ・エメット: 145.5ポンド(66.0キロ)
ダン・イゲ: 146ポンド(66.22キロ)

<バンタム級/5分3R>
ペドロ・ムニョス: 135.5ポンド(61.46キロ)
ドミニク・クルーズ: 135ポンド(61.24キロ)

<ヘビー級/5分3R>
アウグスト・サカイ: 263.5ポンド(119.52キロ)
タイ・ツイバサ: 264 ポンド(119.74キロ)

<ミドル級/5分3R>
ブルーノ・シウバ: 186ポンド(84.37キロ)
ジョーダン・ライト: 186ポンド(84.37キロ)

<ミドル級/5分3R>
アンドレ・ムニス: 185.5ポンド(84.14キロ)
エリク・アンダース: 185.5ポンド(84.14キロ)

<女子フライ級/5分3R>
エリン・ブランクフィールド: 125.5ポンド(56.92キロ)
ミランダ・マーヴェリック: 125ポンド(56.7キロ)

<フライ級/5分3R>
アレックス・ペレス: 125.25ポンド(56.81キロ)
マット・シュネル: 126ポンド(57.15キロ)

<フェザー級/5分3R>
ライアン・ホール: 145.5ポンド(66.0キロ)
デリック・ミナー: 146ポンド(66.22キロ)

<バンタム級/5分3R>
ランディ・コスタ: 136ポンド(61.69キロ)
トニー・ケリー: 134.5ポンド(61.0キロ)

<女子フライ級/5分3R>
プリシーラ・カショエイラ: 129ポンド(58.51キロ)
ジリアン・ロバートソン: 125ポンド(56.7キロ)

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Report UFC UFC259 カイ・カラフランス ブログ ホジェリオ・ボントリン

【UFC259】バック&RNCを防ぎ通したカラフランスが、ボントリンから逆転KO勝ちし「I Love NZ」

<フライ級/5分3R>
カイ・カラフランス(ニュージーランド)
Def.1R4分55秒by TKO
ホジェリオ・ボントリン(ブラジル)

間合いを取り、フェイントを見せる両者。大きな振りの左右のフックで前に出たカラフランスが、左インサイドローを入れる。ボントリンも左右のフックで距離を詰め、カラフランスの大振りのフックに左を合わせていく。続く展開にダブルレッグで一気にテイクダウンを奪ったボントリンが、そのままバックを制して四の字フックへ。時間をかけてRNCを繰り返すボントリンは、パンチ&エルボーを打っていく。

カラフランスは手首を掴んで防御しつつ、後方へパンチを入れる。腰をずらしたカラフランスだが、ボントリンは背中を取り続け立った状態でRNC。後方に倒れてフィニッシュを狙うも、カラフランスはここも防御する。肩固め狙いに反応し、スクランブルにカラフランスが持ちこむも、ここもボントリンは背中に乗り続ける。

ついに前方にボントリンを振り落としたカラフランスは、フックの打ち合いで右を当て、アッパー、続いて右フックでダウンを奪う。レフェリーが即割って入り、試合をストップ。大興奮のカラフランスはボントリンとの距離を詰めて、鉄槌を落とす仕草を見せる。この行為にボントリンは怒ってマウスピースを投げた。

絶対的なピンチから逆転KO勝ちを手にしたカラフランスは「とにかく落ち着こうと思った。柔術はシティキックボクシングで十分にやってきたから。フィニッシュされない自信はあった。シティキックボクシングはダウンアンダーだけど、世界最高のジムだよ。I Love you New Zeeland」と話した。


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