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【UFC253】ノンストップファイトでカラフランスから一本勝ち、ロイヴァル「前に進み続けるよ」

【写真】倒され、倒し、最後はギロチンでカラフランスを極めたロイヴァル(C)Zuffa/UFC

27日(日・現地時間)にUAEはアブダビ・ヤス島のUFC Fight Islandで開催されたUFC253 「Adesanya vs Costa」で、ブランドン・ロイヴァルがカイ・カラフランスをギロチンで破りオクタゴンで連続一本勝ちとなった。

ダウンを喫した直後に、スピニングバックエルボーでダウンを奪い返すなど、ノンストップかつスリリングな一戦を制したロイヴァルの試合直後の会見での受け答えは以下の通りだ。


──凄いペースの試合だったけど、特別なゾーンに入っていたのだろうか。

「そんなことはないよ。いつだって、あんな風に動き続けることを心掛けているから。何をやってくるのかを理解し、とにかく動こうと思った。ケージを背負って戦ってくることも分かっていたし、背中をつけた状態でもそうするつもりだったんだ」

──フライ級はタイトル戦のビッグファイト以外にもブランドン・モレノやアスカル・アスカロフらがいるけど、彼らの試合に注目しているかい? 今後戦うこともあるという意味で。

「良い試合が控えているね。ブランドン・モレノもそうだし(※アレックス・ペレス戦)、デイヴィドソン・フィゲイレドは……えっと、誰の挑戦を受けるんだっけ?」

──コディー・ガーブラントだね。

「そうだ、コディーだ。もちろん、良い試合になるだろうね」

──2020年中にもう1度、ブランドンの試合が見られるだろうか。

「イエス、そうした……う~ん、分かんないな。ちょっと、しっかりと考えたいと思う。どうなるか、楽しみにしていてよ」

──この試合が今年最後だとすると、どんな風に1年を振り返ることができる?

「ただハッピーだよ。ここで通用することを示すことができたんだ。夢が現実になったよ。MMAファイターだったら、誰もがそう思っているに違いない。何て言って良いのか……凄く幸せだし、ここからも前に進み続けるよ」

──これからお祝いのパーティーかい、ファイトアイランドで1人でいるけど。

「こっちは来ている皆とプールサイドへ行くよ(笑)。デンバーとは違うし、この島に何があるのかも分かっていないけどね(笑)」

──素晴らしい試合だった。ファイト・オブ・ザ・ナイトを獲得できるんじゃないかい?

「分からないよ。もちろん、欲しいけど……どうなるのか、誰も分からないからね(※その後ファイト・オブ・ナイトで5万ドルを獲得)」

──誰もがお気に入りファイターに君を加えたと思うよ。

「そう思うかい? 皆が僕のことを気にいってくれるなら、最高さ(笑)」

──今後、コディー、ブランドン、アスケロフたちが欠場し、ショートノーティスで代役出場のオファーが来たらどうする?

「とにかく次の試合が決まるまで、練習だよ。トップ選手たちと戦えるなら、もちろん試合をするよ」

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【UFC253】This is Royval style !!  止まらないロイヴァルがギロチンでカラフランスを仕留める

<フライ級/5分3R>
ブランドン・ロイヴァル(米国)
Def.2R0分48秒by ギロチンチョーク
カイ・カラフランス(ニュージーランド)

まず左ハイを見せたロイヴァルルだが、カラフランスの軸支を狙ったローで尻もちをつかされる。立ちあがったロイヴァルは、ジャブから左ミドルや左ハイを見せるが、左ローに右を合わされて後方に崩れる。追い打ちを狙ったカラフランスの顔面に、ロイヴァルはスピニングバックエルボーを当ててダウンを奪い返す。ロイヴァルはヒザをついた状態のカラフランスの顔面にヒザを入れるが、そのままダブルレッグでリバーサルしたためにレフェリーが試合を流す。

ガードを取ったロイヴァルはゴゴプラッタからオモプラッタに移行し、ワキ腹にパンチを入れる。立ちあがって腕を抜きかかったカラフランスの足を取り、トップを取り切ったロイヴァルがサイドで抑える。レッグドラックからマウントを取ったロイヴァルに対し、カラフランスがハーフに戻る。再びレッグドラックに取ったロイヴァルは、ここではバック奪取へ。胸を合わせて立ち上がったカラフランスにスピニングバックフィスト、右フックをヒットさせる。ヒザ蹴りを受けたカラフランスも左フックを返すが、ヒザ蹴りを顔面に被弾して後方に崩れる。

立ち上がりながら組みついたカラフランスに対し、ロイヴァルはギロチンも頭を抜かれる。すぐに三角に移行したロイヴァルは、スペースができると草刈りスイープからスタンドへ。パンチを纏めるロイヴァルは右のカウンターで顔面を殴られても、パンチを続ける。カラフランスがここでクリンチへ、離れたところでノンストップ・アクションの初回が終わった。

2R、ロイヴァルは左ハイからヒザを突き上げ、パンチで前に出てくるカラフランスにジャブを打ち込む。テイクダウン狙いにギロチンをセットアップしたロイヴァル、背中をつけると足を組み替えてスクイーズ──タップを奪った。

「もっと良くできたかもね(笑)。2Rに入る時はアジャストするよりも、とにかく自分のペースを守ることを心掛けた。パンチの数を増やして。向うも殴って来たけど、結果こうなった。トップ5を戦いたい」とロイヴァルは話した。


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【UFC253】フライ級&2戦目でPPV上位カード。ロイヴァルが新スクランブル&サブミッションを実践できるか

【写真】精神的に充実していることが、表情から見て取れる計量時のロイヴァル (C)Zuffa/UFC

27日(日・現地時間)にUAEはアブダビ・ヤス島のUFC Fight Islandで開催されるUFC253 「Adesanya vs Costa」でLFAからUFCにジャンプインして2戦目、ブランドン・ロイヴァルが上から数えて3つ目の試合でカイ・カラフランスと対戦する。

昨年11月にLFAフライ級王者となったロイヴァルは、コンテンダーシリーズに出場が決まっていたが、コロナ禍という状況で5月に急転直下UFCとの契約を果たす。デビュー戦ではフライ級で世界タイトル挑戦経験のあるティム・エリオットを肩固めで下した。


並みいる強豪を押しのけ、フライ級でオクタゴン2戦目の彼がPPV大会の上位カードに出場するのは異例だ。そこには対戦相手のカラフランスと同様にアグレッシブかつフィニッシュを狙うファイトが評価されたという見方がなりたつ。

打撃は粗さがあるものの、高地コロラドで培ったスタミナを武器にロイヴァルはとにかくノンストップで動き続ける。米国のK-1&ムエタイどころでMMAファイターとして育ったロイヴァルの打撃はスラッピーだが相手に動きを読ませない。そして至近距離ではヒジやヒザを使いこなし、ボディロックテイクダウンに結びつける。

思い切りの良い打撃の裏には下になっても戦える、ガードワークと極め力が存在している。現代MMAの軸であるテイクダウンの攻防は、防御力の進化とともにスタミナの消耗を考慮して、必死に抑えることがない倒し合い&立ち合いに変化してきた。そのなかでロイヴァルは果敢にバックを狙い、振り落とされることを想定した三角→オモプラッタ→腕十字というゴールデントライアングル・コンビネーションを武器に、果敢にスクランブルに応じる。

バックを制された時の防御力が備わっており、亀からの次の展開に移行できるスクランブルの強さ、さらにスクランブルの向こう側を行くサブミッションを持つロイヴァルに対し、カラフランスのやるべきことは一瞬の油断も与えず打撃で圧力をかけることだ。

動かすことで疲弊させるのではなく、精神面から削るハート・グライディングから隙をついてダメージを与えるパンチを入れたい。そんなカラフランスに対し、バーチャルメディアデーでロイヴァルは「カイは良いファイターだよ。TUFの時から好きな選手の1人だった。僕とは良い顔合わせだ、彼は基本に忠実なキックボクシングやボクシングを使うけど、僕を疲れさせることはできないし、驚くべきような攻撃を受けることはない」と断言している。

ファイトアイランドで戦うことに関して「トップ10になりたくて来た。UFCが簡単だとは思っていない。ただ、自分の力を見せるだけだよ」というロイヴァル。コンテンダーシリーズ出身者は、動き続けることで防御面に隙ができることは少なくないが、UFCでトップに行くには絶対的なディフェンス能力の高さは必要だ。まず打撃の防御という部分で、ロイヴァルの真価が問われるカラフランス戦となる。

■視聴方法(予定)
9月27日(日・日本時間)
午前8時~UFC FIGHT PASS
午前11時~PPV
午前11時~WOWOW ライブ

■UFC253計量結果

<UFC世界ミドル級選手権試合/5分5R>
[王者]イスラエル・アデサニャ: 184ポンド(83.46キロ)
[挑戦者]パウロ・コスタ: 185ポンド(83.91キロ)

<UFC世界ライトヘビー級王座決定戦/5分5R>
ドミニク・レイエス: 205ポンド(92.99キロ)
ヤン・ブラボヴィッチ: 205ポンド(92.99キロ)

<フライ級/5分3R>
カイ・カラフランス: 126ポンド(57.15キロ)
ブランドン・ロイヴァル: 126ポンド(57.15キロ)

<女子バンタム級/5分3R>
ケトレン・ヴィエイラ: 136ポンド(61.69キロ)
シジャラー・ユーバンクス: 136ポンド(61.69キロ)

<フェザー級/5分3R>
ハキーム・ダラドゥ: 145ポンド(65.77キロ)
ズベア・トホゴフ: 150ポンド(68.03 キロ)

<ライト級/5分3R>
ブラッド・リデル: 156ポンド(70.76キロ)
アレックス・ダ・シウバ: 156ポンド(70.76キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ディエゴ・サンチェス: 170ポンド(77.11キロ)
ジェイク・マシューズ: 170ポンド(77.11キロ)

<フェザー級/5分3R>
ショーン・ヤング: 146ポンド(66.22キロ)
ルドヴィット・クライン: 150ポンド(68.03 キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
ウィリアム・ナイト: 205ポンド(92.99キロ)
アレクサ・ケマー: 206ポンド(93.44キロ)

<ヘビー級/5分3R>
ジェフ・ヒューズ: 258ポンド(117.02キロ)
フアン・エスピーノ: 255ポンド(115.66キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
カディス・イブラヒモフ: 206ポンド(93.44キロ)
ダニーロ・マルケス: 206ポンド(93.44キロ)

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