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【Gladiator015】フライ級王者NavEとチャンプチャンプ対決、宮城友一─01─「砂辺さんが自信を」

【写真】アスファルトへの根を張るガジュマルが大好きだという宮城。ガジュマルのように力強いファイター人生を送ることができるか。大切な一戦だ(C)MMAPLANET

26日(日)、大阪府豊中市の176boxで開催されるGladiator015でGladiatorライトフライ級チャンピオンの宮城友一が、Gladiatorフライ級王者NavEに挑む。

コロナ禍でグラジエイターが活動を停止していた間、ZSTや修斗でも積極的に試合をしてきた宮城は、手痛い連敗も経験した。自分への自信を創れなかった2試合を経て、今年4月に地元・沖縄の修斗公式戦で西村大地に勝利した宮城をインタビュー。

西村戦を経て、宮城は組みという部分でも、NavEとのチャンプチャンプ対決に自信を持って挑めるようになっていた。


──1週間後にNavE選手の持つGladiatorフライ級王座に挑戦します(※取材は9月19日に行われた)。大阪でグラジに出場するのは、2019年4月以来になります。

「そうですね。東京ではGrachanとの合同興行でグラジエイターに出たのですが、大阪は横溝選手と戦った時以来ですね。大阪と和歌山で6試合ぐらいグラジエイターに連続で試合を組んでもらって、大阪に行くのが普通になり、好きになっていたので、この間は寂しかったですね。大阪でグラジエイターの試合に出るのは、凄く嬉しいです」

──グラジエイターが去年の2月大会から、今年の2月までコロナの影響で大会を開いていませんでした。そして2月と6月に2大会があったのですが、宮城選手の出場はなかったです。

「ハイ、4月に沖縄で松根さんが修斗の大会を開き、そこに自分が出ることはかなり前から決まっていたので、年に2回の沖縄での修斗は沖縄の人に試合を見てもらえるので貴重な機会だと思っています。それもあって、今年は4月の大会を優先しましたけど、グラジエイターのタイミングはいつも意識はしていました」

──グラジエイター愛が強い宮城選手ですから。

「多分、もの凄く強いのですが、それを何度もインタビューで話すのもどうかと(笑)」

──ただ、今回はそれだけグラジへの想いがある宮城選手が、コロナ禍の昨年の8月にZSTでNEXUSのフライ級王者だった駒杵崇大選手に敗れ、12月にも修斗の高松大会でも新鋭の宇田悠斗選手に敗れた。グラジのベルトを持つ身として、この2敗をどのように捉えていますか。

「自分個人としても、足踏み……後退をしまったと思っています。同時に僕は勝手にですが、グラジエイターの看板を背負っているつもりで戦っていたので、あそこで負けたのはグラジエイターに申し訳ないです」

──駒杵選手にしても、宇田選手にしてもグラジエイターで戦ってきた相手よりも、力がある選手だと自分は思っています。あそこで勝っていると、個人として評価が違って来たかと。

「この2戦は相手が強くて負けてしまいましたが、自分自身を信じ切ることができなかったという後悔があります。相手が強いという評価を僕のなかでしてしまっていて、自分の自信を創り切れなかった」

──特に宇田選手との試合では、成長してきたMMAの打撃と組みのコンビネーションがなかったです。

「相手のスピードやパワーというものに対し、大丈夫だ、一方的にやられないんだと確認できるまでに時間が掛かってしまう。そういうところが、僕にはあります。それがこの歳になるまで、なかなか勝てなかった原因だと自分では分析しているんです。

自分に自信を持つのに時間が掛かります。砂辺(光久)さんとも宇田君との試合のあとに話をしました。1Rが終わってインターバル中に砂辺さんから『もう分かっただろ。行けるよね』という指示がありました。そこで僕は『大丈夫です』と答えたのに、何もせずにまたインターバルを迎えてしまって。砂辺さんも、そこが理解できなかったはずです」

──砂辺選手自身は自分に自信を持って戦っているのではなくて、練習をしてきた松根さんや、コーナーについている勝村さんの言葉を信じて戦っている。なぜ、宮城選手は自分の言葉を信じてくれないんだということ気持ちなのではないでしょうか。

「あっ……。本当にそうですね。それは……今、その通りだと思って合点がいきました。あぁ、そうだ。本当に」

──とはいえ4月の修斗で西村大地選手という、宮城選手にとっては嫌な組手をする選手に3-0の判定勝ちを収めることができました。

(C)TOYOSATO TAKEAKI

「西村選手は僕にとっては、難しい相手だと思っていました」

──ハイ、彼のMMA観にあって組みつくことが正義で、宗教です。そこに一心不乱になれる選手はストライカーの宮城選手は嫌な相手です。

「あの試合も砂辺さんと話をして、松根さん選手も『大丈夫なんだよ』と言ってくれて。西村選手の組みに対して、丁寧に対応できたのは砂辺さんが僕の自信を創ってくれたからなんです。僕は投げられまくって、倒されまくるイメージを払拭できないでいたんです。あのイメージのまま試合を迎えていたらマズかったですけど、練習で対策して、大丈夫なんだってことを刷り込んでくれました」

──レスリングをやるわけではなく、宮城選手のタイクリンチを生かした組技で対抗し、自らもテイクダウンが取れていました。

「打撃を捨てて組んでくる相手に、あの対処ができて自分がテイクダウンができたことは、凄く自信になりました。NavE選手もそういう選手だし、この自信を持ったまま行けるので、打撃の方ももう1回しっかりと踏み込めると思います」

<この項、続く>

■ Gladiator015対戦カード

<Gladiatorバンタム級選手権試合/5分3R>
[王者] 竹本啓哉(日本)
[挑戦者] 釜谷真(日本)

<Gladiatorフェザー級選手権試合/5分3R>
[王者] MIKE(日本)
[挑戦者] 原口央(日本)

<Gladiatorフライ級選手権試合/5分3R>
[王者] NavE(日本)
[挑戦者] 宮城友一(日本)

<Gladiatorミドル級選手権試合/5分3R>
[王者] 藤井章太(日本)
[挑戦者] 一慶(日本)

<バンタム級/5分2R>
上田祐起(日本)
神田T-800周一(日本)

<フェザー級/5分2R>
天草ストロンガー四郎(日本)
チハヤフル・ズッキーニョス(日本)

<ライト級/5分2R>
石田拓穂(日本)
井上啓太(日本)

<バンタム級/5分2R>
田中スネ夫ハヤト(日本)
左海清之(日本)

<フェザー級/5分2R>
伊賀GORI(日本)
梶原大悟(日本)

<フライ級/5分2R>
丸山幹太(日本)
松原聖也(日本)

<フライ級/5分2R>
谷口武(日本)
杉岡トキア(日本)

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【Gladiator015】釜谷真が竹本啓哉の持つバンタム級王座挑戦。藤井章太は7年振りの出場

【写真】これは楽しみなタイトル戦だ (C)MMAPLANET

30日(月)、GLADIAOTRから9月26日(日)に大阪府豊中市の176boxで開催されるGLADIATOR015を追加カードが発表された。

既にフェザー級選手権試合=王者MIKE✖チャレンジャー原口央、フライ級選手権試合=王者NavE✖宮城友一が組まれることが決まっている同大会で、さらに2つのタイトルマッチ──バンタム級とミドル級のベルトを賭けた対戦が決まった。


バンタム級は今大会のメインとなり、チャンピオン竹本啓哉に釜谷真が挑戦し、ミドル級は藤井章太に一慶がチャレンジする。

竹本は8月のGladiator49で手塚基伸に敗れたばかりだが、2度目の王座防衛戦が再起戦となった。釜谷にとっては2019年10月の昇侍戦以来、1年11カ月振りの実戦復帰だ。この間、10年以上拠点としていた東京から故郷の京都に戻り、SWAG GYM KYOTOという自らのジムを開いた釜谷にとって、ジムでの活動を勢いづけるためにもベルトを巻きたいところだ。

またフィジカルと並び、打撃が課題とされる竹本ではあるが、実のところグラップラー対決よりも、ストライカーとの対戦に燃えるという思考の持ち主だ。打撃系ファイターに対し、『柔術で勝つ』という異種格闘技的MMAを要望してきた竹本。グラップラーやスクランブラーとの対戦が続いたため、ここは燃える防衛戦となろう。

とはいっても、釜谷は十分に組み技も積み上げてきたものがある。大きな夢を持つ、小さな男は「そんなもん、ギロチン極めたるわ」という意気込みで、地元・関西でのベルト奪取に勢いづいているに違いない。38歳、キャリア55戦目の釜谷は経験値、対戦相手の質のどちらも竹本を上回る。とはいっても、ケージのなかは1✖1で2021年9月26日の強さが勝敗を決める場だ──釜谷がこれからの先の皮算用は忘れ、目の前に相手に集中しないと、足元をすくわれる、いや背中を取られ続ける可能性も十分にある。

ミドル級チャンピオンの藤井は、その王座奪取は2015年2月で旧体制時代のこと。新生Gladiatorには初出場となる藤井は、山口での初めての修斗公式戦=闘裸男22を最後に、3年間ケージに上がっていなかった。

対して一慶は2年2カ月振りのグラジ出場で、ベルトに挑むこととなった。一慶もその後パンクラスで1試合を挟み、実戦から遠ざかっており、コロナパンデミック以降は初めての試合となる。両者とも、この間のつもりに積もった想いをケージの上でぶつける試合となるに違いない。

またグラジから8月のグラチャンに出場し、高橋譲斗に敗れた上田祐起の仕切り直しは、これもグラジ&パンクラスで3連敗中、1年7カ月ぶりのグラジ参戦となる神田T-800周一との対戦に決まった。両者揃って背水の陣、これ以上相手の勝ち名乗りは聞いていられないマッチアップとなった。

IBJJF競技柔術で実績を残しながら、MMAでも戦い6月大会でDREAMERS出演、八木敬志をヒールで一蹴した井上啓太が連続参戦、石田拓穂と対戦する一番も楽しみだ。

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DEEP DEEP103 KOMA MMA RIZIN UFC 伊藤裕樹 修斗 宮城友一 杉山廣平 駒杵嵩大

【DEEP103】DEEP初陣で杉山廣平と対戦、駒杵嵩大─02─「全部Bランク。負けるわけにはいかない」

【写真】2019年11月にNexusフライ級王者になった時の駒杵。もっと試合が見たい選手だ(C)MMAPLANET

9月23日(木・祝)、東京都文京区の後楽園ホールで開催されるDEEP103で、杉山廣平と対戦する駒杵嵩大インタビュー後編。

ZSTで竿本樹生に敗れ、MMAファイターとして限界を感じた駒杵がたどり着いたのは、修斗世界バンタム級王者(当時)佐藤将光との練習だった。
ここでは、佐藤との練習で得たMMAファイターとしての自信、そして杉山戦とその先ある世界へ懸ける想いを聞いた。

<駒杵嵩大インタビューPart.01はコチラから>


――竿本選手に敗れて、自分に足りないものが分かったということでしょうか。

「打撃が全然ダメでしたね。ちゃんと習っているわけではないから、どうしても力が入ってしまったり……。しっかり指導者の方に教えてもらわないといけないと思って、その頃に佐藤さんと練習させていただくようになったんです」

――現在、駒杵選手が所属しているジムFight Base都立大代表の佐藤将光選手ですね。

「佐藤さんはもう、キレが全然違いました。全局面で戦えるトップファイターで。練習で自分が投げようとした時、バックに回られたりとかしました」

――五輪を目指す柔道家だった駒杵選手すら、そういうことがあったのですね。

「そうやって佐藤さんと練習しながら、ちゃんとMMAをやらないと今後は勝っていけないと思ったんです。最初は坂口道場一族で練習させていただいたんですが、佐藤さんがジムを出されるというので、『僕もついていきます!』とお願いしました」

――佐藤選手との練習や指導を通じて、現在は打撃のほうも自信がついてきたのでしょうか。

「はい。でも、試合では打撃戦をやってみたいと思っていたんですけど、佐藤さんからは『驕らず、しっかり勝つことに集中しろ』と言われました。グラップラーが打撃戦を挑んで、KO負けする試合も多いじゃないですか。今はしっかり打撃をやりながら、どんな形でテイクダウンの強さを生かして戦いたいと思っています」

――以降は戦いの場をNexusに移して、2019年にはNexusフライ級トーナメントで優勝し、ベルトを巻いています。

「あの頃は、とにかく竿本選手にリベンジしたいという気持ちが強くて。そこで、Nexusのトーナメントで優勝したら竿本選手と再戦……という話になったんです」

――駒杵選手がNexusのトーナメントに出場した時、「ZST推薦選手」となっていたのは、そのような経緯があったのですね。

「はい。同じトーナメントに出る選手の試合映像を見ても、自分は勝って当たり前だと思いました」

――Nexusのベルトを巻いたとき、応援してくれている人たちの反応はどうでしたか。

「喜んではくれましたけど、そこまで大きくは変わらなかったですね。僕の目標はもっと高いところにあるし、友人からもそんな高みを求められているように感じています」

――なるほど。Nexusのトーナメント優勝後、2020年3月にZSTで竿本選手との再戦が組まれたものの、コロナ禍で大会が中止になりました。その後、同年5月にGladiatorスーパーフライ級王者の宮城友一選手と対戦して、腕十字で一本勝ちしています。

「あの試合も気持ちは同じでした。ここで負けているわけにはいかない。練習でも、自分がどんどんレベルアップしているのは感じているので」

――そして今回、DEEP初参戦で杉山廣平選手と対戦することになりました。

「DEEPからオファーを頂いたことは、すごく嬉しいし、ありがたいですね。このご時世で、大会数も少なくなっているし、そこで僕を選んでいただいたのは光栄です」

――対戦相手の杉山廣平選手は、駒杵選手が目指す舞台の一つRIZINにも出場経験があります。

「そうですね。でも杉山選手はRIZINに出て負けているので(今年3月に伊藤裕樹と対戦し、1R TKO負け)、その杉山選手に自分が負けるわけにはいかないです」

――そのような想いでいる対戦相手、杉山選手の印象を教えてください。

「MMAとして全部できる選手だとは思うんですけど、抜けている部分がない。バランスは良いけど、全てが平均的。Aランクがなくて全部Bランク、という感じです。ここで勝って、DEEPのベルトにも絡んでいきたいですね」

――ちなみに、杉山選手は両肩にあるタトゥーも印象的ですが……。

「あぁ、そうですね。僕は柔道をやっていたし、タトゥーは入れていないですけど、地元の友達は同じような感じです。母親にMMAをやると伝えた時、『タトゥーは入れないでね』と言われました(苦笑)」

――最近はタトゥーが目立つMMAファイターも多いですからね。

「はい……。正直言うと、僕も地元にいた頃は、親に迷惑をかけるようなこともありました」

――……。

「地元の友達と一緒に騒ぎを起こしたりとか(苦笑)。でも両親はずっと僕を応援してくれて、柔道を辞めてMMAをやることになっても反対せず、今でも応援し続けてくれています。それは地元の友達も同じで、みんな僕のことをサポートしてくれている。そういう人たちのために、負けるわけにはいきません」

――今、駒杵選手がMMAで目指しているものは何ですか。

「僕は柔道でオリンピックを目指していました。今そのレベルで活躍している同級生に負けないよう、MMAでいえばUFCやRIZINとか、さらに高いレベルを目指していきます」

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Gladiator014 Gladiator015 MIKE MMA NavE 原口央 宮城友一

【Gladiator015】9月に仕切り直しのMIKE vs原口央。NavEと宮城友一がチャンプチャンプ対決

【写真】オリジナル新生グラジエイター・ファイター同士、チャンプチャンプ対決が決まった(C)MMAPLANET

2日(金)、GLADIAOTRから9月26日(日)に大阪府豊中市の176boxでGLADIATOR015を開催と第一弾のカード発表あった。

先日の6月27日大会=GLADIATOR014が人材育成イベントだったのに対し、次回大会はフェザー級とフライ級のタイトルマッチが組まれることが明らかとされた。


フェザー級選手権試合=王者MIKE✖チャレンジャー原口央は、今年2月大会の再戦となる。

前回の対戦では試合開始直後に原口の蹴ったローがMIKEの急所を直撃し、試合続行不能に。僅か12秒でノーコンテストになった。7カ月を経て、両者が再び拳を交えることになる。

フライ級は王者NavEに、宮城友一挑戦する。つまり、ライトフライ級王者がフライ級王座に挑戦するチャンプチャンプ対決だ。コロナ禍の活動停止から、リスタートを切った2月大会でNavEは藤田健吾と対戦。初回にダウンを喫する危ない場面を経て、組み勝った形で当日計量のバンタム級マッチで勝利している。

一方、宮城はグラジ王者としてZSTや修斗にも出場し続けており、大阪でのグラジ出場は2019年4月以来、実に2年5カ月ぶりとなる。その宮城、コロナ禍ではZSTでNexusフライ級王者の駒杵崇大、修斗高松大会=闘裸男✖FORCEで宇田悠斗に連敗、厳しい時間を過ごし、今年4月の地元沖縄の修斗公式戦で西村大地に勝利した。

徹底して組みを狙う西村に組み負けすることなく、要所で打撃を入れるファイトはNavEとの対戦を考えると、再び宮城に自信を与えるきっかけになっただろう。挑戦者を受ける立場のNavEとしても、組みに対応した上で丁寧な打撃を使える宮城との対戦は、MMAファイターとして次の段階にステップアップを図るために、乗り越えないといけない。

関西の老舗系ジムからの出場も増えてきたグラジにあって、この4選手は奈良、東京、三重、沖縄からの参戦となる。特にNavEと宮城は「新生」という言葉がついて回っていた頃からグラジでキャリアを積んできた──櫻井チルドレンといっても過言でない選手だ。そんなベルトを巻いた者同士のタイトル戦はグラジエイターにとって節目となるマッチアップとなるだろう。

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J-CAGE Report Shooto Okinawa04 ブログ 宮城友一 西村大地

【The Shooto Okinawa04】壁レスで倒し勝った宮城友一が、西村大地にフルマーク判定勝ちで連敗脱出

<61.2キロ契約/5分3R>
宮城友一(日本)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27
西村大地(日本)

サウスポーに構えた宮城、真っすぐ組みついた西村がケージに押し込んでいく。1分でブレイクが掛かり、左カーフローを宮城が蹴る。そして左ハイを繰り出す。さらにローからハイを見せる宮城に対し、西村は組みつくタイミングを測っているか。半分を過ぎ、西村がケージに宮城を押し込みヒザを太腿に入れる。

すぐにブレイクが掛かり、西村が右を伸ばす。宮城は左フックをから左前蹴り、そして左カーフを蹴る。上下を散らして、腹を蹴り、パンチを伸ばす宮城が距離を掴んだか。詰めることができない西村にローを続け、ハイを狙う。西村も3Rに組めるようにスタミナ配分をしたようにも感じられる初回だった。

2R、左ストレートを当てた宮城に対し、西村が組んでケージに押し込む。初回と違い、低い組みを見せた西村だが、宮城が体を入れ替えてヒザを繰り出す。もう一度押し込み返した西村だが、またもブレイクが命じられる。と、西村のローが急所に入り試合が中断する。再開後、西村がクリンチへ。差してもクラッチを組まず、壁レスに攻防を遮断する宮城はスペースを作る。西村が首相撲からヒザ、肩パンチ。宮城もヒザを返し、ブレイクに。

残り70秒、組みに来た西村に対し、宮城も攻めの組み手に。押し返した西村が首相撲&ヒザからダブルレッグ。反応した宮城は、防御だけでなく逆にボディロックテイクダウンを決めて、ポイントメイクした。

最終回、まず宮城が左を当て、さらに左フックをヒットさせる。西村はクリンチも離れた宮城が左ミドル、そしてヒザをボディに入れる。西村もヒザを返し、小外掛けから体を入れ替えてケージに押し込んでいく。宮城はボディロックから、テイクダウンしバックに回ると両足をフックする。

西村は胸を合わせて、立ち上がり金網に押し込みヒザを繰り出す。テイクダウンが欲しい西村だが、宮城はここも両ワキを差し、ヒザを入れる。西村は首相撲からのダブルレッグを察知され逆に倒される。胸を合わせたまま立ち上がった西村だが、残り時間は1分に。

四つ組みから、宮城はダブルアンダー。西村が一本戻したところでブレイク。残り30秒だが、またも西村は組みを選択する。ケージに押し込んだ宮城がヒジを入れてタイムアップに。フルマークで宮城が完封勝ちし、連敗脱出となった。


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Interview J-CAGE Preview Shooto Okinawa04 ブログ 宮城友一 平良達郎 西村大地

【The Shooto Okinawa04】平良達郎がメインを身贔屓(!!)予想。「宮城選手が3RにRNCを極めて一本勝ち」

【写真】昨年はZSTと修斗で連敗、GLADIATORスーパーライト級チャンピオンは先輩想いのスーパーノヴァの期待に応えることができるか(C)MMAPLANET

18日(日)、沖縄県沖縄市のミュージックタウン音市場で開催されるThe Shooto OKINAWA#04のセミファイナルで宮城友一が大阪プロシューター西村大地と対戦する。

メインに続きスーパーノヴァ平良達郎が、「沖縄贔屓」目線で、練習仲間でもある宮城友一と西村の一戦を語った。
Text by Shojiro Kameike


――メインに続き、次はセミファイナルについて見どころをお願いします。沖縄の宮城友一選手が、大阪の西村大地選手を迎え撃つ試合です。

「宮城選手とも普段、一緒に練習させてもらっています。僕にとっては、雲の上の存在というか……」

――雲の上の存在!!

「宮城選手は、自分がプロシューターになった頃、すでにチャンピオン(グラジエーター第3代ライトフライ級王者)になっていました。その前に、VTJでの試合が、すごく印象深いんです」

――2015年10月のVTJ沖縄大会で、ぐっさん選手にRNCで勝利しています。

「あの時、僕はまだパラエストラ沖縄に入ったばかりで、出場選手も松根(良太)さんぐらいしか知らなかったんですよ。そこで宮城選手が豪快な勝ち方をして、宮城選手のことを知ってから、宮城選手は雲の上の存在なんです」

――なるほど。そんな宮城選手の印象を教えてください。

「宮城選手は、オーソドックスでもサウスポーでも戦うことができます。もともとキックボクサーで、すごく打撃が強いんですけど、特に足が硬くて」

――足が硬い?

「ハイ。スネが硬くて、蹴られるとメチャクチャ痛いんですよ。MMAファイターとしては珍しいぐらい蹴り技も豊富で、かつスネが硬くて痛い、というのが一番の印象です」

――加えて、RNCでの一本勝ちすることも多いですね。

「はい。前回のプロ修斗沖縄大会でも、大里洋志選手にRNCで勝ちました。打撃だけじゃなくRNCなどグラウンドの極めも持っています。立ち技はすごくキレイで、ガードをしっかりと上げながら、相手の攻撃を捌いて自分の打撃を当てる。あるいは打撃で圧をかけつつ、相手がテイクダウンに来たら寝技もできるよ、っていう。とても引き出しが多い選手ですね」

――対戦相手の西村大地選手についてはご存じですか。

「試合の映像を見たことがあります。僕、試合映像を見るのが好きで、ジム以外の選手の映像も結構見ているんですよ」

――では西村選手の印象も教えてください。

「テイクダウンが強い選手ですよね。自分が見た試合では、しつこくテイクダウンを狙い続けていました。今回の試合って3Rですよね?」

――はい、3Rです。

「もし2Rだったら、西村選手がアタックし続けて判定勝ち、という結果もあると思うんです。でも3Rとなると――これは沖縄贔屓みたいになっちゃうんですけど、良いですか(苦笑)」

――もちろんです(笑)。

「2R後半から、西村選手が疲れてきたところに、宮城選手がプレッシャーをかけていく。そして、西村選手が宮城選手の打撃を嫌がって、テイクダウンを狙いに行ったところに、宮城選手が潰してバックを取りRNCを極める。そんな試合展開が頭に浮かびます」

――宮城選手は3Rの試合経験が豊富なのに対して、西村選手が3Rフルに戦ったのは、前の試合(2020年12月、TTFチャレンジ。上田直毅に判定負け)のみです。その経験の差が、勝敗に影響してくるのでしょうか。

「そうですね。宮城選手が経験値で有利だと思います。沖縄贔屓ですみません(苦笑)」

――いえいえ、その沖縄贔屓目線で、他にも注目の選手はいますか。

「第6試合に出る、旭那拳選手ですね。僕にとって一番身近な、ジムの先輩なんです。旭那選手は、前の試合で安芸柊斗選手にKO負けしていて、今回は復帰戦になります。プレッシャーもあると思うんですけど、それを跳ねのけて、勝ってほしいです」

■視聴方法(予定)
4月18日(日)
午後3時~ Twit Casting LIVE


             
■The Shooto OKINAWA#04対戦カード

<61.2キロ契約/5分3R>
Lyo,o(日本)
TARKER(日本)

<61.2キロ契約/5分3R>
宮城友一(日本)
西村大地(日本)

<56.7キロ契約/5分2R>
旭那拳(日本)
九州力(日本)

<59.0キロ契約/5分2R>
当真佳直(日本)
内田タケル(日本)

<65.8キロ契約/5分2R>
南風原吉良斗(日本)
綿谷誠(日本)

<65.8キロ契約/5分2R>
キシシ(日本)
波平コング(日本)

<61.2キロ契約/5分2R>
若山達也(日本)
新垣健司(日本)

<56.7キロ契約/5分2R>
わっしょい内田(日本)
大城匡史(日本)

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J-CAGE Lyo News o Shooto Okinawa04 TARKER ブログ 宮城友一 当真佳直 旭那拳

【SHOOTO OKINAWA04】地方発、5年後のJ-MMA界のために──4月18日にプロ修斗沖縄大会開催

【写真】対県外選手だけでなく、Ryo,o✖TARKERのような沖縄対決も沖縄勢が強くなるために欠かせないマッチアップだ (C)MMAPLANET

27日(土)、Theパラエストラ沖縄より4月18日(日)に沖縄市ミュージックタウン音市場でプロ修斗公式戦 「THE SHOOTO OKINAWA vol.4」の開催が発表された。

昨年11月に続き、4度目──ケージ大会は3度目のなるパラエストラ沖縄率いる修斗公式戦。今回のコロナ禍ということもあり、本来の階級よりも1階級上の階級で当日計量によって実施されることとなった。


今日の発表で明らかとなったのは7試合で3回戦はバンタム級契約となる宮城友一✖西村大地の一戦で、宮城としては昨年12月の高松大会=Force X 闘裸男で宇田悠斗に敗れてからの再起戦となる。

昨夏にはZSTでNEXUSフライ級王者の駒杵嵩大にも一敗地に塗れている宮城にとって、地元での3連敗は許されない巻き返しの一戦となる。対する大阪から遠征となる西村は、昨年7月に宇田と大阪大会でドローだっただけに、宮城の打撃を組み伏して戦績を五分に戻したいところだ。

また宮城と同様に高松大会で沖縄✖四国対抗戦で戦い勝利したLyo,oは、TARKERと沖縄対決に臨む。

その対抗戦で安芸柊斗に、昨年11月の沖縄大会で木内SKINNY ZONBIE崇雅にそれぞれ敗れている敗れた旭那拳と当真佳直は九州力、内田タケルとの対戦が決まった。

現段階で7試合中、しまんちゅシューターは9選手で2試合が沖縄対決となっている。この他、大阪から2選手、千葉から1人、福岡から2選手が出場する今大会。

地方在住選手に戦うチャンスを与える──松根良太Theパラエストラ沖縄代表の姿勢は第二の平良達郎を発掘&育成するだけでなく、J-MMAの5年後を考えた見習うべき姿勢だ。

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Interview J-CAGE Report Shooto Torao X Force ブログ 宇田悠斗 宮城友一

【Torao X Force】四国✖沖縄は、最終戦で宇田悠斗が宮城友一に競り勝ち──「四国人のパワーは……」

【写真】平良、野瀬、野尻、安芸、そして宇田と修斗は若い世代が確実に伸びてきている(C)MMAPLANET

TORAO NATION STATE主催プロ修斗公式戦「闘裸男✖FORCE」が、13日(日)に香川県高松市の高松シンボルタワー展示場で開催された。

プロ6試合、上位3カードは四国✖沖縄が組まれた当大会──ここではその対抗戦・大将戦=宇田悠斗✖宮城友一の一戦をお届けしたい。

<バンタム級/5分3R>
宇田悠斗(日本)
Def.3-0:30-27.30-27.29-28
宮城友一(日本)

間合いを取って慎重な立ち上がりとなった両者。宇田がまず左ロー、宮城が右ローを蹴っていく。宮城は左ミドルも届かず、カーフ気味のローを時折放つ

宇田はフェイクを見せ、一瞬にして距離を詰めて右から左を伸ばす。反応して下がった宮城が右ローも、パンチが少ない。

宮城がカウンター狙いに徹するが、その反応していくスタイルに宇田も踏み込めない時間が多い。ならばと宮城が右を伸ばすと、宇田はステップインから左を当て、直後に右ストレートをヒットさせる。

後方に姿勢を乱しかけた宮城が踏みとどまり、左ローから右オーバーハンドも距離が遠い。

この間、宇田のジャブの精度が上がり、右に繋げる。宇田の左ジャブに左ミドルを蹴った宮城だが、フロックからキャッチされ、掴んだ足を払った直後に右ストレートを打たれてしまう。この後、大きな展開はなくタイムアップとなり初回は宇田が取った。

2R、ローを捌くようになった宇田は右フックを振るい、左ジャブの数も増え、右が当たる場面も同時に増えてきたか。宮城も宇田のステップインに左を合わせる。

対して宇田は関節蹴りのような動きから、宮城の左に右を合わせて、ローにも右を打っていく。

互いに慎重になり、手数は少なくなっていくなかで宇田の左ジャブが、宮城のローを上回るラウンドとなった。

最終回、レンジを詰めた宮城。接近戦での攻防から間合いを取り直したところで、宇田がシングルレッグからダブルに切り替えテイクダウンを奪う。

ケージに背をつけ、足を束ねられた宮城は、腰をコントロールしてきたところで立ち上がることに成功する。

宇田は小外刈りで再度テイクダウンを奪うものの、宮城は右手をキャンバスにつけ、左腕を差してスクランブルへ。

抑えようとクラッチしていたままの宇田は、タイトにくっついていたことが裏目に出て、リバーサルを許してしまう。

ハーフ&枕でトップをキープしたかった宮城だが、宇田もまた右腕差して立ち上がろうとする。宮城はバックに回れずに、宇田が正対して立ち上がり──ポジションを失うことに。

それでも離れて前に出ていく宮城に対して。宇田は組んでケージへ。体を入れ替えた宮城がヒザをボディに突き刺す。効いたようにも見えたが、レフェリーがブレイクを命じて試合はケージ中央で再開に。

宮城はジャブが当たり、前に出て行ったところで逆に右を被弾する。殴り合い上等、接近戦で殴り合いに応じた宮城だが、冷静にパンチを見て左に回った宇田は右を振りながら、ダブルレッグを仕掛ける。

一度は離れた宮城だが、直後にダブルレッグに捕まり、ケージに押し込まれヒザをつかされる。ケージを背負って、座らされた宮城がエルボーを頭部に入れるが、スタンドに戻ることはできない。

宇田はそのまま押し込むことを選択し、タイムアップに。3-0で判定勝ちを手にし、四国✖沖縄の対抗戦を勝利に導いた宇田のマイクは以下の通りだ。

宇田悠斗
「どうでしたか? メインイベントに相応しい試合ができましたか。1Rで終わらせてやろうと思っていたのですが、宮城選手──強かったです。

結構、良いのが当たったのですが、全然倒れなくて。気持ちが強い良い選手でした。対戦してくれて、ありがとうございました。

沖縄✖四国、こうやって2-1で勝ち越して、四国人のパワー、力はこんなもんじゃないので。もっともっと良い選手がいるし、これから出てくると思うので四国のForceも注目してください。

フライ級ランキング……宮城選手、評価されている選手にこういう勝ち方ができるんはそうそういないと思うので、さっさと上位の奴らをしばきに行くので試合を組んでください。後楽園のオファーください、待っています。

ツイキャスで観戦してくれるファンの皆さんも、3000円って安くないのに俺たちの試合を視るためにわざわざ購入して、応援してくれているのでとても力になりました。ありがとうございました。

エェと……最後に……(涙で声が出ず)、スミマセン。えっと、俺には兄弟がおって──僕の一つ下の妹がおるんですけど、ちょうど3月の四国で試合が決まっていた日に……意識の方がなくなってしまって入院しています、今も。両親が付きっ切りで病院にいるので、会場にくることができなかったのですけど、病院の方で妹と視ていると思うので……兄ちゃんが勝ったよって伝えられました。

皆さんも何があるか分からないので、今できることを……一生懸命頑張って、頑張りたくても頑張れない人とかおるし──まぁ、何でも良いんで、とにかく自分が頑張ってやれることを見つけて、出来る限り努力して、頑張っていって欲しいです。皆さんにも……。スミマセン、長々と(苦笑)。以上です」


■ Toaro X Force 四国✖沖縄以外の試合結果

<ライト級/5分2R>
結城大樹(日本)
Def.3-0:20-18.20-18.20-18
國頭武(日本)

<ライト級/5分2R>
CHAN-龍(日本)
Def.1R3分39秒by アメリカーナ
紀州(日本)

<フライ級/5分2R>
泰斗(日本)
Def.2-1:20-28.20-28.18-20
横関タルト(日本)

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【TORAO X FORCE】対戦カード 四国✖沖縄=宇田悠斗✖宮城友一、高岡宏気✖Lyo,o安芸柊斗✖ 旭那拳

【写真】安芸✖旭那、渋く思い入れのある人たちにとってはたまらない顔合わせだ(C)MMAPLANET

2020年12月13日(日)
TORAO X FORCE
香川県高松市
高松シンボルタワー展示場

■視聴方法(予定)
12月13日(日)
午後3時~ Twit Casting LIVE
             
■対戦カード

<バンタム級/5分3R>
宇田悠斗(日本)
宮城友一(日本)

<バンタム級/5分2R>
高岡宏気(日本)
Lyo,o(日本)

<フライ級/5分2R>
安芸柊斗(日本)
旭那拳(日本)

<ライト級/5分2R>
結城大樹(日本)
國頭武(日本)

<ライト級/5分2R>
CHAN-龍(日本)
紀州(日本)

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【Torao✖Force】メインで宮地友一と対戦、宇田悠斗─02─「何もさせないつもり。あんなのは当たらない」

【写真】宮城もZSTでネクサス王者の駒杵 嵩大に敗れてからの再起戦でもあり、ここで宇田のいうとおり圧倒できるようなことがあれば──福田、平良というトップ争いに割って入る一歩となる (C)MMAPLANET

13日(日)に香川県高松市の高松シンボルタワー展示場で開催される闘裸男✖FORCEのメインで、宮城友一と戦う宇田悠斗インタビュー後編。

愛媛県宇和島市から、地方でもできることを示し、タイトル挑戦へのランクアップへの足掛かりとしたい今回の宮城との一戦に対して、宇田は絶対の自信を持っていた。

<宇田悠斗インタビューPart.01はコチラから>


──やるなら都会に出ろ……そういう空気なのですね。

「その分、こっちでやって……地方でも限界はあると思いますけど、大阪や東京の選手に負けたくないです。水野さんは大宮でやっていた人ですし、修斗のこと、MMAのことは本格的に教えてもらっています。今やれることを、やれる環境でやってやると思っています。」

──試合に関しては、今や世界中の大会が動画でフォローできますしね。

「ハイ、基本的にYouTubeは毎日チェックしています」

──そこはUFC Fight Passではないのですね(笑)。

「英語で、登録の仕方が分からかったので……」

──もう日本語で通せるはずですので。そこは頑張ってください(笑)。ここまでのキャリアで常に勢い良く戦ってきた宇田選手ですが、7月の大阪大会では抑えられて苦戦した結果のドローでした。

「ちょっと、やってしもうたと……。相手を舐めてしまっていました。正直、打撃でも寝技、組み技とどの局面でも絶対に負けんっていう自信があり、色々なことを試合でトライしようと思っていました。本来は自分から動いて、先手を取る戦いをしてきたのですが、あの試合はこれまでとは違うスタイルで戦ってみようとして……。

足を止めて、組ませて自分のディフェンス能力を試そうとしていたら初回でバテてしまって。練習でもやられるということがなくて、攻めてばかりでいたので、あの感覚は経験したことなかったです。で、気が付けばスタミナをロスして、何も出せずに終わってしまいました。

あの試合をしたことで、凄く勉強になりました。組み技を過信してしまっていたので……自分が強いと勘違いしちゃっていて。改めて、自分なんて弱いと再確認できました。本当に良い経験になりましたし、水野さんからも『もうちょい賢く戦えよ』と言ってもらえました」

──ただしドローです。負けなくて勉強できたのは良かったのではないでしょうか。

「いえ、勝っていないので。負けもドローも同じです。僕のなかでは負けてです、あの試合は」

──それから5カ月、対戦相手は宮城選手です。

「前回、下手こいたのに良い相手を当ててくれました。キャリアのあるベテランファイターのランカーですが、今回はもう何もさせないつもりです。打撃も寝技も、組みもMMAとして全部、俺が圧倒します」

──宮城選手は一時期MMAを離れ、キックでも結果を残してきた選手です。その打撃をMMAにアレンジして使えるようになっていますが。その辺りについては、どのような印象を持っていますか。

「あんまり見た感じは……打撃はそんなうまい感じはしないです。自分から攻めないですし。受けの選手なのか、受けて返すっていう打撃ですよね。あんなのは僕には当たらないです(笑)」

──おお強気の言葉です。ではMMAを戦っていくうえで目標というか憧れの選手はいますか。

「スタイルが好きというのはなくて、色々な良い選手が好きです。一般的ですけど、堀口恭司選手の打撃は絶対的に好きです。グラップリングではDJですね。DJはスタイルも格好良いし、あとはコナー・マクレガーも好きです。

ただし自分がするんやったら、身長もないので出入りのある動きが合っていると思っています」

──修斗フライ級戦線でいえば、年下の平良達郎選手がタイトル挑戦も見えてきています。

「平良君は普通に強いです。年下ですけど、僕より1年前に全日本アマ修斗で優勝して、新人王も取っています。キャリアは向うの方があるので、ライバル心というか負けないぞっていう気持ちにはならないです。ただ当たったら、やってやるだけで」

──良い感じですね。ところで今大会は会場に入る選手、関係者、メディも付帯事項誓約書にサインが必要で、感染対策のガイドラインも非常にしっかりしています。正直、経済を回すというなかで東京の大会では慣れが対策が疎かに感じる場面もあります。これが今、地方都市で格闘技の大会を開くということなのかと改めて感じている次第です。

「そうですね、僕の周囲にも県外に出ることに関しては良い受け捉え方はされていないです。直接言われたことはないですが、『こんな時に格闘技なんか』と思っている人はいると思います。

だからこそ、そんな状況で大会を開いてくれることにはメチャクチャ感謝しています。デビュー戦も僕は高松でしたし、そこでKOした時にプロモーターの山本さんから『来年はメイン、頼んだよ』って言ってもらえて……。本当に組んでくれて、ホントに感謝しています。

FORCEと闘裸男は四国・中国の大会で、ここがあって試合ができてきたので。だらこそ、今回の試合で良い形で勝って来年はランキングを2つ、3つは上げ……上位陣を狩りに行こうかと思います」

──では会場だけでなく、ツイキャスで試合を視聴してくれるファンに向けて、宇田悠斗とはどのようなMMAファイターかをアピールしてください。

「何でもできるので、そこを……次は拘らない試合をするので、打撃だ、組み技だということでなく、どの局面でもフィニッシュに通じる動きをします。そこを注目して見てほしいです」

■視聴方法(予定)
12月13日(日)
午後3時~ Twit Casting LIVE


             
■ TORAO X FORCE対戦カード

<バンタム級/5分3R>
宇田悠斗(日本)
宮城友一(日本)

<バンタム級/5分2R>
高岡宏気(日本)
Lyo,o(日本)

<フライ級/5分2R>
安芸柊斗(日本)
旭那拳(日本)

<ライト級/5分2R>
結城大樹(日本)
國頭武(日本)

<ライト級/5分2R>
CHAN-龍(日本)
紀州(日本)

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