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【修斗】堀内佑馬 契約体重オーバー!メインカード中止!

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9月24日に後楽園ホールで開催されるプロフェッショナル修斗公式戦PROFESSIONAL SHOOTO 2023 Vol.6でメインに出場する予定だった堀内佑馬(TANG TANG FIGHT CLUB/チーム・オーヤマ)が契約体重をオーバー。その後も契約体重での合意に至らず、石井逸人とのメインカードは中止なる事が発表されました。

相次ぐ修斗での計量失敗。CHAN-龍は計量会場に姿を見せず、そのまま息を引き取っていたという訃報は象徴的な出来事。その他にも今年の4月には内田タケルと対戦予定だった片山将宏が前日計量にも参加出来ず、当日計量でも2.7kgオーバー。この時もメインカードが消滅しています。

今回の堀内のオーバーは300g。計量失敗は褒められたものではありませんが、「300gも」と取るか、「300gしか」と取るのか。300gだったらキャッチウェイトで試合を行ってもよかったのでは?と思う反面、息も絶え絶えだった堀内の体調を考えると中止の判断は妥当とも思えるし、その判断は非常に難しいところです。

ただ、考えておくべきなのは修斗の対応。1年で2度も計量オーバーでメインカードが消滅した事実はイベントとして重く受け止めるべきでしょう。人間のやる事だからミスも計量オーバーもあり得ますが、ファンからしたらぶっちゃけ危なっかしくてチケットを買うのを躊躇してしまいます。

チケットの払戻しに応じる事はもちろんですが、選手個々の適正な階級の設定やマッチメイクなどなど。無理はなかったのか、対応は適切だったのか、改めて検証してほしいものです。
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MMA MMAPLANET o Shooto Shooto2023#06 キム・ウンス 修斗 岩﨑大河

【Shooto2023#06】キム・ウンスの強い右をかわしてTD、さらにヒジ打ちを見せた岩﨑が大差判定勝ち

【写真】(C)MATSUNAO KOKUBO

<ミドル級/5分3R>
岩﨑大河(日本)
Def.30-26.30-27.30-27.
キム・ウンス(韓国)

キム・ウンスが右ストレートと右フックを繰り出す。距離が近くなったところで岩﨑が組みつき、ボディロックでケージに押し込む。キム・ウンスはケージを背にしながら左ヒザをボディに突き刺す。岩﨑が足払いで左に倒すもテイクダウンができる。そのまま両脇を差し上げてケージに押し込み、ヒザとカカト蹴りで削っていく。離れたキム・ウンスが岩﨑の蹴りに右ストレートを合わせる。

岩﨑の左前蹴りを払ったキム・ウンスに対し、岩﨑は組んでから両腕を差し上げてドライブする。岩﨑の腰を押して離れたキム・ウンスだが、一気に距離を詰めた岩﨑が左ヒジを当てながらクリーンテイクダウンを奪い、マウントまで移行する。さらにバックマウントを狙う岩﨑、キム・ウンスは右腕を岩﨑の右ヒザ裏につけている。キム・ウンスが振り落とそうとしたところで、岩﨑は左腕に腕十字を仕掛けつつ、後ろ三角で捕えた。頭を抜いて立ち上がるキム・ウンスは、再びグラウンドに持ち込まれるも、ギロチンからリバーサルに成功した。

2R、岩﨑が左ミドルを2発。キム・ウンスが右フックから組みつき、右腕を差し上げて岩﨑をケージに押し込む。差し返した岩﨑がキム・ウンスを押し込み返す。キム・ウンスの足払いを耐えた岩﨑は、さらに内股でバランスを崩すも、体勢を立て直して反対に足払いで尻もちを着かせた。両者が立ち上がり、岩﨑がキム・ウンスをケージに押し込む。小外刈りで崩した岩﨑は、バックを狙いながらキム・ウンスのボディに左ヒザを突き刺す。

ヒザを着いたキム・ウンスに対し左足を差し入れた岩﨑が、バックからコツコツとパンチを入れていく。キム・ウンスを寝かせると左のパンチとヒジを叩き込む岩﨑。キム・ウンスは後頭部への打撃だとアピールするがレフェリーは止めず。岩﨑がパンチとヒジを連打すると、キム・ウンスは明らかに疲労の表情を浮かべる。残り10秒で岩﨑が三角から四の字ロックに移り、鉄槌を落とし続けた。

最終回、岩﨑が左ハイと左ローを散らす。右前蹴りに右フックを合わされたが、蹴りで距離を取る。キム・ウンスが右フックを振ろうとしたところで岩﨑は組みついてケージに押し込んだ。キム・ウンスの投げを耐えた岩﨑は、右ヒジを打ち込みながら離れる。岩﨑は左ミドルハイを放ってサークリングする。キム・ウンスの右が岩﨑の顔面をかすめるも、組みついて凌ぐ。

ケージ際で両腕を差し上げている岩﨑は、キム・ウンスが顔を起こすとヒジを放っていく。さらにケージに押し込む岩﨑の右ヒジが、キム・ウンスの顔面を捕えた。ケージ中央で岩﨑の右前蹴りがキム・ウンスの下腹部に当たり、試合が中断される。再開後、岩﨑はサークリングしながら左ハイを見せた。キム・ウンスの右をかわして組んだ岩﨑が、クリーンテイクダウンこそ奪えなかったものの組み勝った。

ジャッジ1名が4ポイント差をつける判定で勝利した岩崎は「僕が修斗も空道もパラエストラも背負って戦います!」と宣言した。

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MMA MMAPLANET o Shooto Shooto2023#06 ライダーHIRO 平川智也

【Shooto2023#06】引き込み上等のライダーHIRO、大健闘も平川智也に0-3で下る

【写真】最後のアームロックを防がれ、勝負あり(C)MATSUNAO KOKUBO

<バンタム級/5分3R>
平川智也(日本)
Def.3-0:29-27.29-28.29-28
ライダーHIRO(日本)

サウスポーの平川が、低い重心の構えから右リードフックを見せる。右の蹴りを繰り出すライダーHIROが、左右に回る。平川は右を伸ばし、直後のシングルを切る。続くシングルレッグもスプロールされ、引き込んだライダーHIROがスタンドに戻る。平川は圧を掛けると、ライダーHIROが引き込んで腕十字へ。スラムで逃れた平川が、スタンドに戻る。

平川は左にシングルレッグを合わされ、潰して背中に乗ろうとするがならず――スクランブルを選択する。ライダーHIROはボディロックからバックに回り、ボディトライアングルに平川を捕える。胸を合わせにいった平川だが、ボディロックタイプのツイスターからライダーHIROがトップ奪取、さらにバックに戻ってパンチを打ち込む。このままライダーHIROの優勢が続き、初回を取った。

2R、構えを変えるライダーHIROに左を伸ばす平川。右を受けたライダーHIROはシングルレッグへ。ここも背中に回り切れない平川が、スクランブル。今回は足を抜いて、組み付くとヒザ蹴りを入れて左ミドル、さらに右を伸ばす。腰が落ちたライダーHIROのガードから立ち上がった平川、レフェリーがブレイクを命じて試合はスタンドに戻った。

テイクダウンを潰し、腕狙いを防いだ平川は試合がスタンドに戻るとヒザ蹴りから左をヒットさせる。ライダーHIROも左フックを返すが、シングルを潰される。疲れが見えるライダーHIROはボディから顔面にパンチを受け、シングルレッグへ。腰を落とし、肩に圧を掛けて鉄槌を落とす平川が、ついに尻餅をつかされる。サイドに回ろうとするライダーHIRO、平川はケージを背負って頭を押す。残り1分、背中つかされそうになった平川が横回転のスクランブルでトップを奪取、パウンドを落とす。腰を上げてパンチを落とす平川は、オモプラッタから足関狙いで、ヒザ十字に取られたが時間となった。

最終回、平川が右リードから左ボディを打つ。ワンツーにシングルに出たライダーHIROがテイクダウンに成功するが、左腕を差した平川がスクランブルでスタンドに戻る。ボディを殴られ引き込んだライダーHIROは、立ち上がると距離を詰めてきた平川をガードの中に入れる。ニーシールドにもパンチを伸ばす平川の鉄槌に、ライダーHIROが腕十字を狙う。足首を捌き、ヒジを抜いた平川が立ち上がり、スタンドで待ち受ける。

残り2分、シングルを潰されたライダーHIROが腕十字も、これは不十分。平川はしっかりと腕を抜きたいが、ライダーHIROが懸命に手首を掴む。平川が腕を抜き、試合は再びスタンドへ。左ボディから右を当てた平川だが、ライダーHIROも左から右を打ち返す。さらに左を入れ、右の相打ちから前に出たライダーはヒザ蹴りを顔面に受けて下がる。

そこに左を当てた平川は、バックへ。ライダーHIROはアームロックを防がれ、上四方で抑えられノースサウスを耐えるなかでタイムアップを迎えた。

結果は3-0で平川が勝利も――ライダーHIROの健闘が目立った試合となった。


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MMA MMAPLANET o Shooto Shooto2023#06   内田タケル 大竹陽

【Shooto2023#06】デジャブ? 内田タケルが2年前と同じく大竹陽を危なげなく、RNCで下す

【写真】大竹に何もさせなかった内田が一本勝ち(C)MATSUNAO KOKUBO

<フライ級/5分3R>
内田タケル(日本)
Def.1R by RNC
大竹陽(日本)

サウスポー同士、すぐにシングルに出た内田が、バックを許さず上を取る。大竹は糸通し狙いを防がれ、クローズドに移行する。内田は右で殴り、ガードが開くと右足を抜いてハーフから、マウントを奪取する。エルボーを落とし。首を抱えた内田はダース狙いからバックへ。右腕を喉下に滑り込ませた内田がRNCで完勝した。

2021年9月20日の対戦と同じフィニッシュ勝利を、内田は「勝てて……まぁ次も頑張ります」という短いマイクで締めた。


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ABEMA MMA MMAPLANET o PANCRASE RIZIN Shooto Shooto2023#06   エンゼル☆志穂 チャンネル パンクラス ライダーHIRO 上原平 修斗 児山佳宏 内田タケル 堀内佑馬 大竹陽 宝珠山桃花 岩﨑大河 平川智也 扇久保博正 杉本恵 石井逸人 磯部鉄心 藤野恵実 鶴屋怜 鶴屋浩

【Shooto2023#06】計量終了 堀内佑馬が体重を落とせず。重い空気の修斗計量会場から、よもやま話

【写真】果たして、この顔合わせは明日実現するのか。正式発表を待ちたい(C) MMAPLANET

24日(日)、東京都文京区の後楽園ホールで開催されるShooto2023#06の計量が港区のハルビゾン100で行われた。
Text by Manabu Takashima

メインは北米MMAで成長をしてきた堀内佑馬と石井逸人のフライ級戦が予定されているが、堀内が本計量でリミット600グラムオーバーで再計量に。

フェイスオフでも視線を合わせることなく、マイクでも「スミマセン」というのみの堀内は、再計量は57.0キロで300グラムオーバーに終わる。が、あの状況から300グラムも落としたことで体は限界を迎えているだろう。

正式発表ではないが、コーナーに就くために来日したコリン・オーヤマ氏によると、「相手はリミットまで落とさないと戦わないといっていたが、ユーマは髪の毛も切って気を失いかけている」と現状を話している。

石井は計量直後に「これでは100パーセントで戦えない。改めて別の機会に100パーセント同士で戦いましょう」と発言。堀内が歩くのもままならず、トイレで嘔吐する姿も目にしており、石井としては純粋に万全の堀内と戦いたいという意思が伺えた。

そんな重い空気だった計量会場からよもやま話をお届けしたい。


■インフィニティリーグ2023女子ストロー級で宝珠山桃花と戦う藤野恵実は、以前のように美白ライトや写真の美白加工も必要がない白い肌に。「それだけ潤っているんです」という藤野に対し、夫でありコーチでもある津田勝憲氏は「水抜きで、顔が白くなっているだけですよ」と言い放っていた。

■修斗初出場、平川智也と対戦するライダーHIROは、計量をパスしてファイティングポーズを取る――と、司会進行の北森代紀氏より「そこは仮面ライダーのポーズじゃないの? 魔マフラーをしても体重オーバーじゃないでしょ」と突っ込まれてしまう。またライダー口調の意気込みには、岩﨑大河が我慢出ないという風に懸命に笑うのをこらえる場面も見られた。

■RIZIN、Pancrase、修斗が同日開催となる明日。その3つの大会全てに選手を送り出すパラエストラ千葉ネットワーク。明日の後楽園ホールには内田タケルと児山佳宏が出場するが、セコンドは内田によると、扇久保博正が務めるという。明日のパラ千葉勢、RIZINには御大・鶴屋浩、パンクラスは鶴屋怜がセコンド業務に就く模様だ。

■視聴方法(予定)
9月24日(日)
午後5時30分~ABEMA格闘チャンネル

■ Shooto2023#06対戦カード

<フライ級/5分3R>
石井逸人:56.7キロ
堀内佑馬:57.3キロ→57.0キロ

<ミドル級/5分3R>
岩﨑大河:83.7キロ
キム・ウンス:83.7キロ

<バンタム級/5分3R>
平川智也:60.9キロ
ライダーHIRO:60.7キロ

<フライ級/5分3R>
内田タケル:56.5キロ
大竹陽:56.6キロ

<インフィニティリーグ2023女子ストロー級/5分2R>
藤野恵実:52.0キロ
宝珠山桃花:51.8キロ

<インフィニティリーグ2023女子ストロー級/5分2R>
杉本恵:51.5キロ
エンゼル☆志穂:51.7キロ

<インフィニティリーグ2023フェザー級/5分2R>
上原平:65.9キロ
磯部鉄心:66.1キロ

<フェザー級/5分2R>
児山佳宏:65.6キロ
メイヘム和也:65.6キロキロ

<バンタム級/5分2R>
谷井翔太:60.9キロ
杉野光星:61.1キロ

<新人王決定Tフライ級2回戦/5分2R>
大石航輔:56.5キロ
神里昭吾:56.3キロ

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ABEMA LFA MMA MMAPLANET o ONE Road to UFC Shooto Shooto2023#06 UFC アレックス・ペレス エンゼル☆志穂 チャンネル フアン・プエルタ フィリッピ・ブニス フェルナンド フェルナンド・パディーリャ ボクシング ライダーHIRO リッキー・シモン 上原平 修斗 児山佳宏 内田タケル 堀内佑馬 大竹陽 宝珠山桃花 岩﨑大河 平川智也 杉本恵 石井逸人 磯部鉄心 藤野恵実

【Shooto2023#06】石井逸人戦へ、堀内佑馬「やり残したことがある。ここで負けたら俺の冒険は終わり」

【写真】人生が掛かった一戦についても、一貫して穏やかな表情のままだった堀内。修羅場を多く経験してきたタフさがある(C)MMAPLANET

24日(日)、東京都文京区の後楽園ホールで開催されるShooto#06に堀内佑馬が初参戦を果たし、石井逸人と戦う。
Text by Manabu Takashima

UFCを目指し、10代から単身渡米。チーム・オーヤマに所属し、LFAでフライ級王座挑戦、Road to UFC出場と夢を追いかけ、挫折を経験した。そんな堀内が7年5カ月振り母国で戦う。それでも彼の目は米国を見ている。やり残していること、人生に悔いを残さないために絶対に負けられない石井戦に臨む。


――1月にLFAフライ級王座決定戦で計量失敗、フィリッピ・ブニスにTKO負けをしました。あの敗戦から、9カ月空いて修斗での試合になりました。タイトルが取れなかった後は、どのようにキャリアの再構築を考えていたのでしょうか。

「10月にフアン・プエルタ戦があって、インターバルが短かったので結構、疲れていました。なので米国で疲れを抜きながら、遊び感覚で1カ月ほど練習していました」

──それは体の疲れだけではなかったのでは?

「そうですね。メンタル的にも……激しく追い込んでいたので。毎日3部練をやり、”まさか”が重なって相当に疲れていました。それでビザが切れたので春に帰国しました」

──今、米国のビザは更新でも時間が掛ると聞きます。

「そうですね。僕の場合はビザも1年更新で。12月に申請をして、更新できたのは5月でした」

──ところで日本にいると旧交を温める機会も多くないですか。

「帰国して最初の1カ月は酒を3、4回飲みましたけど、それからは練習をずっとしていたので特別、遊んでいたということはないです。7月の終わりに米国に戻るまで、昔所属したタンタン・ファイトクラブやMe,Weでも山﨑(剛)さんに指導をしてもらって、(藤田)大和君や山北(渓人)君と練習させてもらっていました」

──軽量級のファイターに囲まれて練習できたわけですね。

「ハイ。でもチーム・オーヤマは特別なのか、他のジムのことは分からないのですが、フライ級とかバンタム級の選手が多くて。打撃も寝技も強いヤツが多いので、オーヤマでも同じ体格の選手と良い練習ができます」

──押忍。ではビザが更新されるまで、日本で試合をしようという気持ちには?

「特になかったです。ビザが取れると、すぐに試合が決ったりすることもあるので、いつでも試合に応じられるよう練習をすることが大切だと思っていました」

──それでも修斗で試合をすることにしたのは?

「今回、ビザ更新をする際に移民局から日本を代表するプロモーションの推薦状がいると言われて、そこでサステインの坂本(一弘)代表が書いてくれたので。本当に有難くて。だから恩返しをするために修斗で戦うことにしました」

──恩は恩として、修斗で戦いたい相手はいたのでしょうか。

「正直、UFCを目指していたので日本の試合も結果をチェックするぐらいで。だから……新井(丈)選手と平良(達郎)君ぐらいしか知らなくて。ただ石井選手は僕が日本にいる頃から活躍していて……あの、あれです。田丸(匠)選手との試合とか、凄いなぁって思っていました」

──日本での試合なのに、1度カリフォルニアに戻って調整をしたのは?

「やっぱりアッチでやってきたし、コーチも『ファイトキャンプをやろう』と言ってくれましたし。アレックス・ペレス、リッキー・シモンたちと練習して、こないだのUFCで勝ったフェルナンド・パディーリャとか。それと今、カリフォルニアではA1 Combatと並んで盛んに行われているUp Next Fightのフライ級チャンピオンのジャンニ・ヴァスケスともよく練習していました。フェルナンドは10th Planetは出身で、メキシコ人ってボクシングのイメージが強かったのですが、寝技が上手い選手が多いですね。

ONE柔術でもサラリーマンみたいな人が黒帯で、メチャクチャ強くて。そんな人達とも練習してきました」

──試合の対策というのは?

「オーヤマ・コーチが試合をチェックしてくれて、練習方法や作戦を授けてくれます」

──石井選手も崖っぷちの状態ですが、どのような印象を持っていますか。

「やっぱり田丸さんとの試合の印象が強いです。最近の試合はコーチと見て、スクランブルとかグラップリングがしつこい。バックを取るのが上手いイメージです。気合が入って、闘志が見える試合をしているので楽しみですね。

ただ1Rでテイクダウンダウンを取れないと、そこから気持ちが続くのか。僕は短期決戦も長期でも戦えるので。壁レスだと倒されないし、倒されてもスクランブルをして極めることができる。ここは自信を持って戦います。同時に自分は本当に格闘技が好きで、日本のMMAを見て育ったので、次回大会出場でマイクで話すとかJ-MMAを経験できて嬉しかったです」

──継続参戦も考えていますか。

「ビザの更新も年々難しくなっているので……どうなるのか。ただし……そうですね。やり残していることがあるので」

──UFCですね。

「いえ、LFAフライ級王座です。当然UFCで戦いたいですが、その前にLFAのベルトだけは絶対に獲りたい。現実的にやり残していることはLFAフライ級のベルトです。さっきも言いましたけど、ビザの更新も難しくなっています。でもあのベルトだけは巻かないと、人生の心残りになるので。2回挑戦して、不完全燃焼に終わっていて……。

とにかく今回の試合に勝つのが大前提なので。この試合の後のことは、そこまで考えていないですけど、勝ったら積極的に動きたいです。やっぱりLFAには出たいので、ここで負けたら俺の冒険は終わりです。米国に行く権利すらなくなるので、全ての試合が大切ですけど、今回は特に負けられない。LFAからオファーが届くよう熱い試合、削り合いをしたいです。そして勝って、マイクで何か言いたいですね(笑)」

■視聴方法(予定)
9月24日(日・日本時間)
午後5時30分~ABEMA格闘チャンネル

■ Shooto2023#06対戦カード

<フライ級/5分3R>
石井逸人(日本)
堀内佑(日本)

<ミドル級/5分3R>
岩﨑大河(日本)
キム・ウンス(韓国)

<インフィニティリーグ2023女子ストロー級/5分2R>
藤野恵実(日本)
宝珠山桃花(日本)

<インフィニティリーグ2023女子ストロー級/5分2R>
杉本恵(日本)
エンゼル☆志穂(日本)

<インフィニティリーグ2023フェザー級/5分2R>
上原平(日本)
磯部鉄心(日本)

<フライ級/5分3R>
内田タケル(日本)
大竹陽(日本)

<バンタム級/5分2R>
平川智也(日本)
ライダーHIRO(日本)

<フェザー級/5分2R>
児山佳宏(日本)
メイヘム和也(日本)

<バンタム級/5分2R>
谷井翔太(日本)
杉野光星(日本)

<新人王決定Tフライ級2回戦/5分2R>
大石航輔(日本)
神里昭吾(日本)

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Colors MMA MMAPLANET o Shooto YouTube チャンネル パンクラス マモル リオン武 佐藤ルミナ 修斗 内藤太尊 内藤頌貴 坂本一弘 宇野薫 安芸柊斗 猿丸ジュンジ

【FIGHT&MOSH】修斗豊洲PIT大会でリオン武×内藤太尊、猿丸ジュンジ×安芸柊斗、マモル引退エキシが決定

【写真】3度目のMOBSTYLES興行には同ブランドにゆかりのあるファイターたちが集結することになる (C)サステイン

20日(水)YouTube「SHOOTO OFFICIAL」チャンネルにて、12月2日(土)に東京都江東区にある豊洲PITで開催される「MOBSTYLES presents FIGHT&MOSH」の第1弾対戦カードが発表された。

修斗初進出となる豊洲PIT大会は昼の部=女子修斗公式戦COLORS Produce by SHOOTO、夜の部=MOBSTYLES presents FIGHT&MOSHの昼夜興行で行われる。MOBSTYLES(モブスタイル)は修斗をはじめ多くのファイターをサポートするスポーツギアブランドで、約3年9カ月ぶりに修斗とタッグを組んで3度目の大会開催となった。


動画ではMOBSTYLESの田原洋代表、サステインの坂本一弘代表が揃って挨拶。「久しぶりに修斗と一緒に大会をやらせてもらえることを楽しみにしています」(田原)、「MOBSTYLESとゆかりがある選手がたくさん出てくると期待しています」(坂本代表)と語った。

そしてリオン武×内藤太尊、猿丸ジュンジ×安芸柊斗の2カードが発表された。リオンは2019年7月のデュアン・ヴァン・ヘルフォート戦以来の試合で、内藤も2021年5月に宇野薫にKO勝ちして以来の試合となる。このカードはリオンが田原代表からオファーを受けて出場を承諾。自ら内藤との対戦をリクエストし、決定したカードだという。動画ではリオンと内藤が揃って登場し、試合への意気込みを語った。

リオン武
「お久しぶりです。試合が久々なんですけど、練習はずっと続けていて、いつか使う時が来るだろうと思って刀は磨いていました。そしてMOBSTYLESの興行があるから出ないか?と言われて、それでバシッとスイッチが入りました。その時にもう一個スイッチが欲しいと思い、僕の修斗のルーツは佐藤ルミナなんで、その血を受け継ぐ選手とやりたいと思い『内藤選手とやらせてもらえないですか?』とお願いしました。

試合が決まってからいきなり練習での動きが変わり、心が身体を動かすんだと実感しています。僕はルミナさんとやらせてもらって、その時もこういう心境だったんですけど、時を経て、ルミナさんの現役最後を知る弟子と対戦させてもらえることをうれしく思います。佐藤ルミナで始まったストーリーがほぼ完結するのが佐藤ルミナの弟子で、色んな方に感謝して当日を迎えて太尊とぶっ飛ばし合いたいです」

内藤太尊
「大先輩のラブコールを受けないわけにはいかないです。修斗が作り上げてきた歴史を、宇野さんとやらせていただいた時のように、背負うものがたくさんあると思いますが、気負いせずに自分らしい試合をして、殴り合って会場が爆発するような試合をしたいです。(リオンは)バリバリストライキングが強くて、僕とはバチバチの試合ができると思います」

続いて発表されたのが猿丸×安芸の一戦。猿丸は2008年に安芸の父=安芸佳孝に勝利したという過去がある。動画に登場した猿丸が「前回の試合でプロとしての役目が終わって、現役は終わりでいいかなと思ったんですけど、MOBSTYLESにはずっとお世話になっているので出ないとなと思いました。親父と戦って、息子とやるのも面白いですし、僕もだいぶベテランになって、この俺を倒してみろという気持ちです」と語る。

徳島在住の安芸からは「これから先、もうやることないだろうと思っていた選手と、おそらく最初で最後になると思っているので、みなさんが楽しめるような面白い試合になればいいと思います」というメッセージが届いた。

なお今大会には内藤頌貴の出場が決定。また修斗で2階級制覇、パンクラス、KOTCでもベルトを巻いたマモルの引退エキシビションマッチも行われる。

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LFA MMA MMAPLANET o PRIDE Shooto Shooto2023#06 UFC ブログ 堀内佑馬 石井逸人

【Shooto2023#06】堀内佑馬と対戦、石井逸人「直感的に『楽しくなさそうだな、こいつは』と思いました」

【写真】やるべきことをやって、言いたいことを言う。良いのではないでしょうか(C)TAKUMI NAKAMURA

24日(日)、東京都文京区の後楽園ホールで開催されるShooto#06。同大会のメインで石井逸人が堀内佑馬を迎え撃つ。
Text by Takumi Nakamura

LFAフライ級王座に2度挑戦し、UFCを目指して米国で生きてきた堀内のことを開口一番「あんまり楽しそうに格闘技やってない」と言ってのけた石井。この一言が作戦なのか、本気なのかは分からないが、石井自身は相手のこと以上に自分の強さ、弱さが分かっているファイターだ。

堀内のことをそんな風に評したということは、覚悟のファイトに挑む準備が整ったということか。試合モード、戦闘モード、石井の大口に着目してほしい。


──Shooto2023#06で堀内佑馬選手と対戦が決まった石井逸人選手です。米国LFAでキャリアを積む堀内選手との対戦になりましたが、オファーを受けた時は意外に思いましたか。

「いつも通りでしたね。オファーもらったからやるって感じで。あんまり堀内選手のことを知らなくて、正直、海外でやってんなぐらいの認識しかなくて。やるとは思ってなかったし、試合が決まってからよく見るようになったぐらいです」

──ではいざ対戦が決まって、試合映像を見たうえでの印象はいかがですか。

「あんまり楽しそうに格闘技やってないっすよね。勝つためにやってる感じがして。この人、格闘技をやっていて楽しくないんじゃないかなって思いました」

──試合キャリアや経験を積むために戦っているという印象ですか。

「なんかそんな感じがしました。ただひたすら勝つために淡々としてんなっていう感じがします」

──石井選手は対戦相手の試合を見る際、相手の技術や戦いだけでなく、そういう細かい部分までも見るものなんですか。

「自分は一回サラッと見て、あとはセコンドに任せたって感じです。今回は一回見た時に直感的に『楽しくなさそうだな、こいつは』と思いました」

──そうした感覚や相手の格闘技への取り組み方にも目がいくわけですね。

「ああ…やっぱりそういうところまで見て、何か感じるものがあったほうが自分の中ではスイングする気がします」

──そうなると石井選手の感覚で「楽しくなさそう」な堀内選手とは試合がスイングしない…のではないですか。

「そこは石井がやってやるから安心してくれって感じです」

──戦略・戦術的な部分はチームやセコンドにすべて任せているのですか。

「そうですね。もうそこはセコンドに任せて。でも試合になると、いつも言うこと聞かないで、完璧にノリでやっちゃうんですよね(笑)」

──石井選手はタイプ的に戦略・戦術に捉われるよりも、自分の気持ちや感性に任せて試合する方が合っていそうです(笑)。

「間違いなくそのタイプっすね。気持ちが乗っている時の方が相手とスイングしていい動きができます」

──そうなると先ほどの質問と被るのですが、堀内佑馬という相手は石井選手にとって“乗れる”相手なのかなと。

「でも俺は劣等感や嫉妬をパワーに変えられるタイプなんで。堀内はずっと海外でやっていて、自分は国内でやっているじゃないですか。そういう嫉妬の部分が出るんじゃないですか、今回は」

──例えばメディア一つとっても海外や北米で戦っている選手は取り上げられることが多く、国内でやる選手よりも注目されやすいと思います。

「そこへの劣等感はあるっすよ。ファイターとして持っているものは俺のほうが上なのに、なんであいつばっかりって。もちろんチャンスを掴むのには運やタイミングも必要だし、実際に彼はそれを持っているところもあると思うんで。でもファイターとしては『なんで?俺の方が強いのに』って思う(苦笑)。そういう劣等感とか恨みでずっとやってきたから、今回そこが俺のパワーになるっすね」

──今までもそういう劣等感や嫉妬で戦ってきたほうが多いのですか。

「ただ『勝ちたい』と思っていたキャリア前半と『強くなりたい』と思っているキャリアの後半で考えたら、後半の方がそういう気持ちを持って戦った方が多いです。『強くなりたい』って思うと、自分より劣っているのに注目されているヤツに対するイラつきが大きくなります」

──初めて石井選手を取材させてもらい、試合に向けた気持ちの作り方を大事にする選手だということが分かりました。そのうえであえて聞きますが、普段の練習で意識していることや取り組んでいることはありますか。

「なんだろうな……いつも通りっすよ。俺は楽しく格闘技をやっているから。楽しんで練習して、その延長線に試合があって、試合は俺の方が強いってことを証明する日なんですよ。だから試合までは“いつも通り”なんです。やらなきゃいけないこと、やるべきこと、やりたいこと、練習はそれをひたすらやる感じです」

──そういう意味では前回4月パンクラスでの井村塁戦は判定負けという結果でした。昨年11月修斗での藤井伸樹戦に続いて連敗となってしまったわけですが、そのことをどう捉えていますか。

「ぶっちゃけここ2試合は俺の勝ちだと思っているんで。俺はピンピンしてるのに、相手は血だらけじゃないですか。ダメージを優先したらどっちが勝者だよってなるし。井村戦は俺の勝ちだから、別に何も気にしてはないし、その前の藤井戦だって俺の勝ちだと思っているし、俺の方が強いって言い切れる。今回もそういう感じになって、勝てれば最高っすね」

──レコード的に黒星は続いているけれど、自分の価値観では自分の方が強いと思えている。ただそこが結果に繋がらないというところでのモヤモヤはないですか。

「そこがムズいんですよね。多分、勝つことだけ考えれば勝てる試合ってできるんですよ。5分間ひたすら抑え込むとかジャブだけ突いて距離を取るとか。でも、そこをやって勝って、本当に俺は強いぞって思えるかどうか。勝ちを選ぶか、強さを選ぶか。そこで自分は強さを選んでいるんで。今は結果がついてきてないだけで、俺は強さを続ければ、自然と勝ちがついてくると思っています。だいたいの選手は強くなりたいって言ってるのに、実際は勝ちを求めてやっている。その違いがあるから、今の時点では結果が出ない時もあるだけだと思います」

──石井選手の強さ、勝ちへの考え方が分かってきました。究極は圧倒的に強くなれば、自然に勝つことができるわけですし。

「そうなんですよ。圧倒的に強くなれば、判定にまで行かずに済む。で、そういう試合を見ると人は『ワー!』って興奮するんです。やっぱり人間は自分ができないものを見た時に興奮するから。僕は普通の選手だったらここじゃ行かないだろって時に前に行くし、自分はそれが強さだと思うんで、それを求めたいです」

──石井選手は昔からそういう考えなのですか。

「いや、それこそ最初のほうは勝ちに徹しまくってましたから。とにかく勝てればいいと思っていたんで。仮にお客さんが1人か2人でもいい、会場内がシーンとなっても勝ちゃいいぐらいに思ってたんで。でも安藤達也戦ぐらいから自分は変わったんですよ、私生活とか全部。そこから自分が納得のいく試合というか、理想のファイトスタイルに近づいてきている気がします」

──それは相手が安藤選手だったからなのですか。

「初めてのタイトルマッチで負けたことがデカかった気がしますね」

──それこそ勝ちや結果にこだわってやってきたにも関わらず、ベルトを獲ることはできなかった。だから何かを変えなければいけないと。

「はい。それまでは練習はするけど私生活がめちゃくちゃで、酒飲んで遊んで、練習が終わって夜遅くまで遊んで、休日も遊んで……。そこが全部変わった気がします」

──今は遊びも卒業してストイックな生活を送っているのですか。

「まぁ…ストイックじゃないんですけど(笑)、メンタル面ですかね。僕はどういうマインドでやっているかが全部強さに直結していると思うんで、普段の生活の考え方から変えました。あっ! でも、酒を飲まなくなるとボディが効かなくなります(笑)」

──フィジカル的な変化もあったようですね(笑)。僕は堀内選手を取材したことはないですが………おそらく石井選手とは性格や考え方が合わなそうです。

「絶対に合わないと思います。友達になれないタイプです(笑)。多分アイツは僕と真逆の格闘技をやっていると思うんで、これを機にあいつが変わるんじゃないですか? こっち寄りに」

――ではここからのMMAのファイターとして目標はなんですか。

「まずしっかり堀内をフィニッシュして、それから俺も米国で試合をしたいってことをアピールしたいです。そういう意味では倒すに値する相手ですね」

──TRIBE TOKYO MMAはチームとして海外・北米に選手を送り込んでいて、石井選手も海外や北米の試合には憧れていますか。

「自分はPRIDEを見て格闘技を始めたわけじゃなくて、UFCをずっと見てきたから、そこへの憧れがあります」

──今回は国際戦でないにせよ、LFAで戦っている堀内選手が相手なので、海外を目指すうえで自分をアピールできる相手だと思います。

「今の自分の立ち位置を計れるんじゃないですかね。もともと海外や大きな舞台だったらフライ級でやろうと思ってたんで、ちょっとそれを前倒しで今回が予行練習ですよ。予行練習がてら堀内で自分の立ち位置を測ってみようかなって思います」

──分かりました。では最後にどのような試合をファンやお客さんに見せたいですか。

「俺の普通じゃないところ、『そこで前に行く?』とか一歩下がらないところとか、狂ったところを見てワーキャー言ってほしいです」

■ Shooto2023#06対戦カード

<フライ級/5分3R>
石井逸人(日本)
堀内佑(日本)

<ミドル級/5分3R>
岩﨑大河(日本)
キム・ウンス(韓国)

<インフィニティリーグ2023女子ストロー級/5分2R>
藤野恵実(日本)
宝珠山桃花(日本)

<インフィニティリーグ2023女子ストロー級/5分2R>
杉本恵(日本)
エンゼル☆志穂(日本)

<インフィニティリーグ2023フェザー級/5分2R>
上原平(日本)
磯部鉄心(日本)

<フライ級/5分3R>
内田タケル(日本)
大竹陽(日本)

<バンタム級/5分2R>
平川智也(日本)
ライダーHIRO(日本)

<フェザー級/5分2R>
児山佳宏(日本)
メイヘム和也(日本)

<バンタム級/5分2R>
谷井翔太(日本)
杉野光星(日本)

<新人王決定Tフライ級2回戦/5分2R>
大石航輔(日本)
神里昭吾(日本)

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【Shooto2023#06】念願の空道世界大会制し、MMA復帰。岩﨑大河─01─「勝たなければ発言権はない」

【写真】空道を生涯をかけてきわめていく武道。MMAをやり切るのは、今(C)SHOJIRO KAMEIKE

24日(日)、東京都文京区の後楽園ホールで開催されるShooto#06で、岩﨑大河が韓国のキム・ミンスと対戦する。
Text by Shojiro Kameike

2020年7月のMMAデビュー以来、無敗街道を走ってきた岩﨑は、昨年12月にラファエル・ロバトJrに敗れた。しかし今年5月には自身のルーツである空道の世界選手権の+270クラスを制し、再びMMAに戻ってくる。空道とMMAの両立、そしてMMA初黒星からの復活――岩﨑が現在の心境を語ってくれた。


(C)DAIDOJUKU

――改めて空道世界選手権、優勝おめでとうございます。決勝のフィニッシュが掴みからの頭突き連打というのは、空道らしいと思いました。

「ありがとうございます!」

――今年の世界空道選手権は出場選手が国際色豊かで、決勝で対戦したイタリアのアドリアーノ・メネゲッティはバック→足の取り方など柔術をやりこんでいる印象でした。

「そうなんです。空道で強い国といえばロシアなのですが、『最近強くなってきたな』と思う国は柔術や他の格闘技を取り入れているところが多いですね。今回目立ったのがキューバの選手で。-260クラスで優勝した選手(リディエ・ジョロン・ゴンザレス)はヨーロピアン柔術(※注)をやっていると言っていました」

注)ヨーロピアン柔術:種目によってルールは大きく異なるが、「ファイティングシステム」は寸止めの打撃技と投げ技、絞め技、関節技、抑え込み技が許されている着衣総合格闘技。初期UFCで活躍したレムコ・パドゥールは、ファイティングシステムの世界王者だった。

――キューバ勢の参戦は興味深いです。

「昔の試合映像を視ると、寝技だけの試合でもかなり強くて。僕の決勝の相手もそうですが、空道の中では対ロシアの戦略として柔術とか寝技を強化しているのだろうと思います」

――どの格闘競技でもロシアや中央アジアなど、旧ソ連圏の選手対策は必須となっていますね。対して決勝の相手は寝技だけでなく、蹴りも伸びる選手でした。

「決勝は最初、自分が押されているような印象を与える試合展開でしたよね。相手はリーチが長くて、打撃がコツンと当たる。自分としては効いていないけど、懐に飛び込むことができない。最初は打撃で勝てるものの、組むというか組みに行くぐらいの距離感で戦ったほうが自分の打撃も当たるかなと思いました。延長戦に行く前に戦術を切り替えることができて、結果的に功を奏しました」

――延長戦で岩﨑選手のパンチがクリーンヒットした裏には、そうした戦術の切り替えがあったのですね。決勝はフィニッシュこそ頭突きの連打でしたが、直前のパンチが効いていて、頭突きで心が折れたという印象でした。

(C)DAIDOJUKU

「ストレート、フック、ストレートと入った時に自分の中では『これは勝った』と思いました。

相手の動きが落ちたのも、目に見えて分かりましたから。自分が待ちの状態で、相手に入ってきてほしいけど入ってきてくれない。そこで自分から攻めていくと、相手も自分の距離に入ってきてくれたんです」

――岩﨑選手としてはMMAもやりながら、空道の世界選手権で勝ちたい――『自分が優勝しなければいけない』という義務感やプレッシャーは感じていましたか。

「プレッシャーのようなものは無かったです。自分は人に何か言われても、それほど気にしないタイプなので(笑)。ただ、他の人がどう思っていたか分かりませんが、自分で勝手に優勝することが義務のように考えていました。空道とMMAを並行してやっていることで、両方から何か言われないようにしないといけない。空道でもMMAでも、勝たなければ自分に発言権はないですから。その気持ちが自分の糧になっていました。この世界選手権に出場したこと、そして優勝できたことは間違いなく自分にとってプラスしかありません。ようやく自分の義務を果たすことができて嬉しいです」

――世界選手権を制したことで、今後も空道を続けていくのか。あるいはMMAに専念するのかという選択権を持つこともできたと思います。

「空道を辞めることはないです。ただ、しばらくはMMAに専念していきたいと思っています。実は世界選手権に専念するため、MMAのオファーも断っていました」

――4月のONE FFに出場する話もありましたよね。

「あれは対戦相手の負傷で流れてしまったんですよ。最初は3月に試合をする予定で、それが4月に延期されて……『5月に空道の世界選手権があるのに』と(苦笑)。ただ、今考えると流れて良かったと思います」

――MMAの話でいえばデビュー以来無敗街道を歩んできた岩﨑選手ですが、昨年12月の巌流島でラファエル・ロバトJr.に敗れています。

「あの試合は力負けしてしまいました。あとは最初に聞いていたリングの広さとは違っていて、作戦を変えざるをえなくなりました。ただ、負けたことは事実ですし、何を言っても言い訳になります。レコードに1敗はついたけど、そんなに気にはしていません。内容的にも悲観するようなものではなかったかな、と思っています。自分にとっては『今後も頑張らないといけない。今の自分にはコレが足りない』と気づくこともあって。ちょうど空道の世界選手権を挟んで、MMAキャリアの折り返し地点になったと考えています」

――ご自身には何が足りないと思いましたか。

「MMAの中で区分するなら、自分はストライカーです。ストライカーにとって最初は、組みの部分は二択になると思うんですよね。レスリングを鍛えてテイクダウンするようになるか。あるいは倒されても、すぐに立ち上がれるようになるか。自分の場合はレスリングを練習してみても、フィジカル負けをしたことはないです。それでもテイクダウンされることはあります。だとすれば、すぐに立つ練習をしたい。そう思ってグラップリングの練習を増やして、今は良い形になってきています」

<この項、続く>

■ Shooto2023#06対戦カード

<フライ級/5分3R>
石井逸人(日本)
堀内佑(日本)

<ミドル級/5分3R>
岩﨑大河(日本)
キム・ウンス(韓国)

<インフィニティリーグ2023女子ストロー級/5分2R>
藤野恵実(日本)
宝珠山桃花(日本)

<インフィニティリーグ2023女子ストロー級/5分2R>
杉本恵(日本)
エンゼル☆志穂(日本)

<インフィニティリーグ2023フェザー級/5分2R>
上原平(日本)
磯部鉄心(日本)

<フライ級/5分3R>
内田タケル(日本)
大竹陽(日本)

<バンタム級/5分2R>
平川智也(日本)
ライダーHIRO(日本)

<フェザー級/5分2R>
児山佳宏(日本)
メイヘム和也(日本)

<バンタム級/5分2R>
谷井翔太(日本)
杉野光星(日本)

<新人王決定Tフライ級2回戦/5分2R>
大石航輔(日本)
神里昭吾(日本)

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