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【Shooto2022#05】POUNDSTROMで飛翔、高岡宏気と対戦──齋藤奨司「跳びヒザを躊躇なく出せた」

【写真】POUNDSTROMは齋藤の自信をより確かなモノにした。そんな風に感じられる彼の口調だった(C)SHOJIRO KAMEIKE

17日(日)、東京都文京区の後楽園ホールで開催されるShooto2022#05で、齋藤奨司が高岡宏気と対戦する。
Text by Shojiro Kameike

齋藤は3月の後楽園ホール大会でLyo’oに判定勝ちを収めた1カ月後、POUNDSTORMに出場して風間敏臣を跳びヒザで沈めた。修斗ノーランカーの齋藤に対し、風間はパンクラスのバンタム級1位であったこと。そしてPOUNDSTORM後に風間がRoad to UFCで勝利を収めていることを考えると、結果論だがPOUNDSTORMで最大のアップセットだったかもしれない。格闘DREMAERSを経てプロデビュー戦を落とした齋藤が、この2試合で見せた急激な変化とは? 高岡戦を控える齋藤に訊いた。


――前回のインタビュー後、2カ月連続で試合に臨み、連勝しています。まずこの2連勝については、どのように感じていますか。

「デビュー戦はもったいないことしたなぁ、という感じですね(笑)。3戦目で名前のある選手に勝つことができて……でも、まだまだ試合したいです」

――3月21日に修斗でLyo’o選手に勝利し、翌4月24日にPOUNDSTORMで風間敏臣選手と戦うことになった時、試合間隔が1カ月というのは短くはなかったですか。

「Lyo’o選手に勝った後に次の試合の話を頂いて、やりますって即答しました。相手も強い選手でしたし、やっぱり髙谷(裕之LDHマーシャルアーツ代表)さんの大会でしたから。髙谷さんが初めて開催するビッグイベントで試合ができる、こんなチャンスは二度と来ないだろうなと思って。POUNDSTORMまで1カ月を切っていましたけど、全く迷いはなかったです。まだMMA3戦目のペーペーで、ここでチャンスを掴んでやろうと思いました」

――その2連戦について、まずLyo’o戦について振り返っていただけますでしょうか。Lyo’o戦では、それまでの試合とは異なるファイトスタイルを見せていました。

「自分としては守りに入ってしまって、攻め切ることができなかったなとは思っています。でも相手のテイクダウンを切って、打撃で試合を作ることができました」

――最も印象的だったのは、受けが強くなった部分でした。齋藤選手は自分から攻めることもできますが、あの試合では相手の攻撃をかわしてから、自分が攻撃するといいますか。

「確かに攻めるのが得意なので、今までは自分から先に行く試合が多かったです。ただ、あのスタイルは試合前からやろうと思っていたことではなくて。試合で相手と対峙した時に、自分の距離を作れるなと感じたんですよ。相手のパンチも大振りで、これは受けながらでも戦えるなと」

――終始、手と足、そしてヒザを織り交ぜたフェイントで相手を誘いこんだり、プレッシャーをかけていました。あの動きは普段から練習しているのでしょうか。

「あれは練習しています。やっぱり相手に組ませないように戦うこと、組んできても削っていく。そう考えて練習していて、Lyo’o戦でもテイクダウンは奪われなかったですし。相手は組み際が嫌だったと思います。ケージに押し込まれた時もヒジとヒザで削って、相手が嫌がっているのも分かりました。それも普段の練習の成果が出ましたね」

――あの至近距離の攻防は、Lyo’o戦の対策だったのでしょうか。

「以前から練習していたものです。だんだんと自分のスタイルが分かってきて、こういうふうに戦ったら楽しいなと理解できるようになったんですよね。そこにコーチが僕に合っているものを当てはめてくれました。そうやって今までの練習で築き上げてきたものなんです。誰が相手でも、自分の好きなスタイルをやっているっていう感じですよね」

――齋藤選手が学生時代に経験したアマチュアボクシングはもちろん、プロボクシングでもインサイドワークが得意なメキシカン以外、あれだけ至近距離で相手を削る攻防は見られません。

「MMAを始めて最初は、その距離感に手こずりました。でも今は自分の距離も分かってきたし、ああやって削ることができると楽に戦えますよね。西川大和君とか、ああいう削り方が巧くて」

――一方で、あの試合展開はKOを目指したものだったのか。それともポイントアウトしようと考えたのか、どちらだったのでしょうか。

「フィニッシュしたかったんですけど、自分が勝っているだろうなとも思ったので。あの試合に負けていたら次はない。結果的に、あの試合で勝ったからPOUNDSTORMに出ることができたので、良かったと思っています。ただ……面白くない試合をしちゃいましたよね。勝てたから良かったけど、不完全燃焼みたいな感じで(苦笑)」

――そこは難しいところですよね。以前から齋藤選手の試合を見ていると、Lyo’o戦の変化や進化を面白いと思うかもしれません。しかし試合を単発で見ると印象も違ってきます。

「アハハハ、そうかもしれないですね。僕は4試合やってきて、たぶん全て変化してきていると思うので。そのぶん1戦1戦、成長できている実感はあります」

――さらに成長を見せたのが、POUNDSTORMの風間敏臣戦だったと思います。

「試合が決まった時点では、風間選手がRoad to UFCに出ることは知らなくて。途中で風間選手が出場リストに入っているような話を聞いたんです。それは、僕との試合を消化して、良い感じでRoad to UFCに出ようって感じじゃないですか。ナメんなよ、って思いました」

――風間選手に責任はないとしても、齋藤選手の立場からすれば面白くはないですよね。試合前、ファイターとしてはどのような印象を持っていましたか。

「試合映像を見ると、すぐに組んでテイクダウンして極める。その得意なパターンにハメている試合が多かったので、寝技が強い選手だなと思っていました。もちろんパンクラスのランキング1位なので、強いことは最初から分かっていたので」

――その相手に対して、1カ月で対策を作り上げることができたのですか。

「Lyo’o戦のあとも休むことなく練習を再開して、ずっと対策を練習していました。おかげで、その1カ月間はすごく濃密な期間でしたね。僕がやることは変わらないんですけど、しつこく組んでくる相手をどう対処するか。特に相手が入ってきた時の対応ですね」

――相手が入ってきた時の対応……それがフィニッシュの跳びヒザだったのですね。

「はい。1Rは自分が思っていたより早くテイクダウンされてしまって(笑)。組み技に圧倒的な自信を持っているというか、力がるというより巧さ、テクニックがありました。でもグラウンドは極められなかったので自信を持つことができましたね。それで2Rが始まる前に、セコンドから『今度はお前の番だぞ!』と」

――ただ、1Rも開始早々に跳びヒザを狙って外されていました。一度失敗して、次のラウンドで再挑戦するのは怖くなかったですか。

「アハハハ、もう僕の中で何かが振り切っていたんでしょうね(笑)。

1Rも一度だけじゃなく、何度も狙っていたのに外されていて。でも試合前からイメージしていたし、外したら外したで、次の展開も考えていましたから。……うん、そうですね。やっぱり自分のスタイルが分かってきたから、あの跳びヒザを躊躇なく出せたんだと思います。それは大きいです」

<この項、続く>

■視聴方法(予定)
7月17日(土)
午後1時00分~ ABEMA格闘チャンネル

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【Shooto2022#04】対照的な2試合を経て。青柳洸志戦へ、野尻定由「やはり自分の長所は思い切りの良さ」

【写真】持ち味を消すことはない。あの敗北を頭の片隅において戦うことができれば──(C)MMAPLANET

3日(日)、大阪市淀川区のメルパルクホールOSAKAでShooto2022#04が開催され、野尻定由が青柳洸志と対戦する。

福岡の期待の新鋭はインフィニティリーグでキャリアの優る選手たちを相手にドロー2つで得点こそ伸ばせなかったが、負け無しで乗り切った。しかし、その後は1階級上の山本空良にRoad to ONEで敗れ、修斗公式戦では中村倫也に秒殺負け、奇天烈のドローと厳しい時を経験している。

特にここ2戦は良さがマイナスになり、その良さが息をひそめた試合となり、自分探しの状況に陥っていた。結果、自分の良さを再確認できた野尻が復活を賭した一戦の前にその心境を話してくれた。


──明日が計量、日曜日に青柳洸志選手との試合が迫ってきました。今の心境は?

「調子はバッチリです」

──試合を控えている状態ですが、まず1月と5月の試合を振り返っていただけますか。1月の中村倫也戦は試合開始直後に跳びヒザを仕掛け、左のカウンターを受けてパウンドアウトとなりました。

「めちゃくちゃ調子が良くて、負ける気がしなくて。それでぶっ飛び過ぎたところがあって。自分の悪いところですね……。アレをやろうと試合当日に決めて。本当に軽率な考えだったと思います」

──あの奇襲は動き出しが撮影をしていても見えたのですが、狙いはヒザを当てること、それとも反応させて組んでいくことだったのでしょうか。

「しっかり当てようとは思っていました。ただ、当たらなくても相手が下がったところで自分のペースに持ち込もうと。本当にバカでした……」

──そこにカウンターというのは、予測することも難しいですし反応することも本当に難しいかと。

「あれは……。もう……あの瞬間がフラッシュバックして、夜も眠れなくなりました……」

──奇襲が外れましたが、成功する場合もあるわけですし。そして5月の地元福岡での闘裸男における奇天烈戦は、中村戦の敗北から立ち直るべく試合でしたが結果はドローでした。

「手痛いドローでした。焦らず戦おうと……ぶっ飛ぶことなく戦おうと思っていたら慎重になり過ぎました」

──そこも、慎重だから勝てる時もあるわけですしMMAは難しいです。この2つの試合を経験して、野尻選手の気持ちとしてはどのような試合をしようという風になりましたか。

「思い切り戦うことも大切で、慎重に戦うことも大切です。でも、自分としては思い切り戦おうと思います。やはり自分の長所は思い切りの良さなので。それが無謀な攻撃にならないように思い切りの良さ7割、考えて戦うのを3割という感じで仕上げてきました。自分は極端な性格なので、落ち着いて戦おうとすると落ち着きすぎてしまう場面があるので。なら思い切り戦いたいです。そのなかで如何に考えることができるか。その2つの感情があって、分けた練習をしてきました」

──その練習は赤崎道場で?

「ハイ。出稽古はしていないです。フィジカル・トレーニングだけ、以前にお世話になっていたところにまた通うようにしています」

──では青柳選手の印象を教えてください。

「相手に何もさせないで抑え込んでくるグラップラーです。ただパワーはアッチの方が上でも、自分の方がスタミナと回転力はあります。そこで勝負して、動き続けます。先に相手の形にはめられると厳しくなるので、相手のペースに持っていかせずに、自分のペースで試合を創ろうと思います」

──同じ福岡、同世代の野瀬翔平選手がRoad to UFCバンタム級初戦を突破しました。

「置いていかれたな……という気持ちがあって、悔しいです。だからこそ、俺もやってやるという気持ちになっています」

──キャリアの再構築、日曜日の試合に向けて改めて意気込みの方を宜しくお願いします。

「ここで負けるようだったら、大舞台への道はなくなると思っています。絶対に……死んでも勝とうと思います」

■視聴方法(予定)
7月3日(日)
第1部:午後1時~ Twit Casting LIVE

<バンタム級/5分3R>
ダイキ・ライトイヤー(日本)
加藤ケンジ(日本)

<ライト級/5分3R>
キャプテン☆アフリカ(日本)
長田拓也(日本)

<バンタム級/5分2R>
前川大輔(日本)
當房桂(日本)

<フライ級/5分2R>
井口翔太(日本)
綿谷誠(日本)

<ライト級/5分2R>
石田拓穂(日本)
後藤陽駆(日本)

<バンタム級/5分2R>
キシシ(日本)
小川隼人(日本)

<バンタム級/5分3R>
野尻定由(日本)
青柳洸志(日本)

<フェザー級/5分2R>
山本健斗デリカット(日本)
飯田建夫(日本)

<バンタム級/5分2R>
奇天烈(日本)
和田教良(日本)

<2022年度新人王決定トーナメント1回戦女子ストロー級/5分2R>
宝珠山桃花(日本)
渡邊富紀恵(日本)

<2022年度新人王決定トーナメント準決勝フェザー級/5分2R>
藤谷敦史(日本)
木村総一郎(日本)

<2022年度新人王決定トーナメント1回戦バンタム級/5分2R>
宝珠山桃花(日本)
渡邊富紀恵(日本)

<フェザー級/5分2R>
宇藤彰貴(日本)
麻植裕太(日本)

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【ONE→???】世界に立ち向かうJ-MMAファイター(11)上久保周哉─後編─「練習を台無しにしたくない」

【写真】国内でグラップリングで実戦を経験するのは?という問い対して、上久保は「MMAが戦いたい」と言い切った (C)ONE

半年以上、音無しの構えの上久保周哉インタビュー後編。

ONEとの契約更新をせず、マッチング期間を終えて次のステージで戦うために動き出す。そんな上久保にUFCで戦うために、彼がこれまで築き上げてきたファイティング・スタイルについて尋ねた。

2022年、春(※既に梅雨明けだが)~世界に立ち向かうJ-MMAファイター特集~。第11弾─後編─、引き続き上久保周哉の話に耳を傾けたい。

<上久保周哉インタビューPart.01はコチラから>


──キム・ミンウ……UFCとの契約を勝ち取るには、一番リスキーな相手です。

「僕が出ていたらという仮定の話ですけど、うまくすり抜けて優勝してUFCと契約するよりも、キム・ミンウと試合をする価値のほうが自分には魅力的に映ります」

──その辺りの自負というか、矜持というのか。とても上久保選手っぽいですね。

「本当ですか(笑)」

──とにかくUFCに行ければ良い。そして最初の3試合がぐらいはあまり強くない相手と戦いたい。自分ならそう思ってしまいます(笑)。

「その過程を踏んで強くなれるなら、それでも良いと思います。ただ、UFCに行きたい理由がメチャクチャ強いヤツと戦いたいということだから、それまででも強い選手とは戦いたいです。正直、自分が限界を感じて弾き飛ばされるような選手がいるのがUFCだと思っています。

本当のトップどころとやっていないのもありますが、ONEで戦った相手とはそういう風にはならなかった。少なくともノーギワールズのチャンピオン、レスリングのオールアメリカンと戦っても弾き返される感じはしなかったです。『同じ人間』と思いました」

──自分とは違う生物と思ってしまうような相手と戦いたい?

「そういうことをUFCに求めています」

──ではマッチング期間が終え、UFCとサインする行程をどのように考えていますか。

「タイミングと運も関係してきますが、アジア・トーナメントで欠場が出て代役という機会が巡って来るかもしれない。ワンマッチ出場かもしれないし、コンテンダーシリーズもあり得ます。本戦のスクランブルもあるかもしれない。全ては巡り合わせかと」

──今はビザの発行に時間がかかるようですが、とにかくUFCの周囲で考えているということですね。

「そうですね。目標として、年内に1試合でも滑り込みたいという気持ちはあります。でも『この戦績じゃダメだ』と言われるなら、どこかで試合をすることを考えています」

──UFCが『欠場が出たら声を掛ける』というのは、どれだけの数のファイターに言っているのか……。

「それこそ、ビザがないから自分の身でそれが起こるならシンガポール大会で。だから普通のオファーを待つためにどうしていくかですね」

──正直、UFC首脳というか……MMAプロモーター好みのファイトスタイルではないではないですか、上久保選手の場合は。

「今、持っているモノだと物足りないと言われたら……その言い分は分かります。フィニッシュはしていても、決して皆に好かれる戦い方ではないです。その自覚はあります」

──とはいえ入ってしまえば結果は重視してくれます。その一方で、UFCファイターと戦った時に同じ生物とは思えない相手に、永久寝技地獄ならぬ永久組技地獄が通じるのか。

「練習では打撃も変わらずやってきました。試合では使わなくても勝てるから、使っていないですけど。プランをいくつか用意しているなかで、1つ目、2つ目で試合が成立してしまっているのが現状です。そのなかでもスタンドで相手のキツイ一発を被弾することもなくやってきましたし」

──コンテンダーシリーズ、LFAと見ていてもストライカーの方がアピールできています。UFCのスカウトも試合で、上久保選手のその部分を見ることができていないですし。

「う~ん、乱打戦に持ち込むとかって、どう転ぶか分からない。見ている人は盛り上がってくれるけど、負けるかもしれない。そういう風に戦って、練習を台無しにするようなことは試合ではしたくないです。それでUFCに行けないという風に天秤に掛けられると、難しくなってしまいますけど……」

──Bellatorのバンタム級ワールドGPでワイルドカードから準決勝進出を決めたダニー・サバテーロはコンテンダーシリーズで勝利し、Titan FCではバンタム級王座を奪取&防衛を果たしました。完全ドミネイトしても、UFCから声は掛からなかったです。UFCに行くには、状況によりますが練習が台無しになることをする必要があるかもしれない。

「そうですね……。多少はやるのかな。でも、今の自分は積み上げてきたことを否定するようなことはしたくないです」

──アッパレです。あとサバテーロは極めていないという事実もあります。そこが上久保周哉との違いかと。

「まぁ極める自信もついてきました。フィニッシュする力と言う部分は、ONEに行く前から課題だと指摘されてきたことで、そこが求められているのは分かっていました。抑え込むだけでなく、削ってフィニッシュに近づけていくことはずっと磨いてきました」

──そうやって考えると、Road to UFCはトーナメントなので結果が全てというのは良いですね。その戦いに年内に合流する巡り合わせがなかった場合のケースとして、他プロモーションのオプションは考えていますか。

「LFAですかね。BRAVE CFも興味を持ってくれていたので、具体的にはこの2つです」

──契約的な縛りがないのがLFAで。条件ではBRAVE CF。いえば条件が良くないのと縛りがあるという側面もあります。

「でもLFAにはムイン・ガフロフがいますよ。まぁ、コンテンダーシリーズで変な負け方して意外でしたけど」

──ジョズエ・フォルミーガもバンタム級で戦っています。2月の試合は体重オーバーでしたが……。そういう選手と戦っていけるのか、とにかくはマッチング期間空けからの行動開始に期待です。

「試合はないという絶対の状況と、頭の片隅に試合があるかもと思うのでは、やはり練習への身の入り方が違うなと実感する部分はあります。それで大きく変わるわけでもなく、やるべきことはやっているのですが……絶対に試合がないという感覚でいるより、薄々でも『試合があるかも』と思って練習している方が自分は好きです(笑)。とにかくケガをしないように、行動開始するまで練習し続けます」

──そんななか、すっかりと尋ね忘れていたのですが、UFCとの契約を探る期間に日本で戦うという選択肢は?

「余り考えていないというか……自分に日本で試合ができる場所があるんですかね(苦笑)。特にホームの団体がない状態で、ONEで戦うようになったので戻る場所がないんですよ」

──ONEで6戦無敗のバンタム級ファイター……RIZINから声が掛かることは?

「ないです。興味を持たれていない(笑)」

──アハハハハハ。

「バンタム級は人がいっぱいいますし、もう良いんじゃないですか」

──首を縦に振らない一派だと思われているはずです。でもケージで倉本一真✖上久保周哉とか実現すれば凄く見たいです。

「なるほど。ただ、僕は外国人と試合がしたくてMMAを続けているので。そっちの方向で進んでいく方が良いと思います」

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【Fight&Life】RTU初戦突破、モノが違う中村倫也「最先端がUFCに移った時から、独学で勉強していました」

【写真】ローラ・サンコのインタビューをほぼ通訳のサポートなしで受け答えができていた──モノが違う (C)MMAPLANET

28日(火)に発売されたFight&Life#91に10日(金・現地時間)にシンガポールで開催されたRoad to UFCバンタム級T準々決勝で勝利した松嶋こよみのインタビューが掲載されている。

ここでは同記事に掲載しきれなかったググン・グスマン戦のアメリカーナによるフィニッシュ、そして準々決勝が不戦勝となった──最大の難関となるであろう韓国のキム・ミンウに関して中村が話したことをお届けしたい。


──アメリカーナもズバリと入りました。というか、グスマンがブリッジで逃げた時の左手の使い方は……、と。

「アハハハハ。ヒジを落としたり、リストを掴んでプレッシャーを掛けてようと思った時に、顔を覆って隠してきました。なら手首を掴んで剥がしにいこうとしたら、極まったという感じです。仕掛けている時もどこかで逃げてくるというか、跳ね返される感じもしていたので、そう来た時の準備をしつつ関節を掛けていきました。

そうしたらヒジが上を向いたので、『ここはもう極めよう』と。流れでしたけど、アレで極めようとは思っていなかったです。クルスフィックスから上四方に回って、頭を跨いでキムラか腕十字。定石通りに創っていこうと思っているなかでのプレッシャーの一歩目でタップしました」

──正直、試合を見ていて手応えのある相手ではなかったです。

「なかったですね。相手は試合数は少ないけど、過去7年で負けているのは反則のヒザ蹴りを取られた時だけだったんです。だから実質、7年間負けていないというところに警戒心はありました。でも、『はぁ……なるほどな』という感じでしたね(苦笑)」

──グスマンを倒したトーナメント、他の勝ち上がりを見てどのように思いますか。

「風間選手と野瀬選手と戦った中国選手は、もっと強いと思っていました。そこでしっかり3人とも勝てた。日本のレベルは高いんだと」

──ただし日本人が残ったのは4人、中国は3選手、韓国勢は6人でした。韓国勢の準決勝進出者の1人にバンタム級で試合がなかったキム・ミンウがいます。さらにブランクが長くなったことで、次に戦う野瀬選手はそれが吉と出る可能性もあります。ただし決勝を見据えた場合は、今のキム・ミンウがどうなのか2試合見ておきたかったというのはないですか。

「あぁ、反対の山にいる僕からすると見たかったですね。そういうのはチョット、あるッスね。だったら次にやりたいなって。スピードで翻弄できる自信もあるし」

──計量の日が倫也選手とキム・ミンウは違っていたのですが、相当は落としようでした。鹿志村選手と戦ったキ・ウォンビンの戻しようを見ると、彼も試合の時はどこまで戻っているのか。そこも見てみたかったです。

「キ・ウォンビン、デカかったスねぇ」

──やはり警戒すべきは韓国人選手になりますが、準決勝の風間選手との試合に向けて何か練習面で新たに取り入れることは考えていますか。

「そこは髙谷さん、岡見さん、石田さんに任せて創っていこうと思っています」

──今回の試合を経て、得たモノではないかもしれないですが、手応えを感じている風な空気に満ちていますね。

「絶対に勝たないといけないところで、楽に勝てました。結果、力がついたという確認ができました。そういう状況でも変に苦戦したりすることはあるわけじゃないですか。そういうこともなく、しっかりとパンパン、パンパンと押し切れたので──。間違いなく強くなっているという自信はつきました」

──この調子でいきたいのか、UFCに行くまでにタフファイトを経験しておきたいのか。どちらの気持ちでしょうか。

「キム・ミンウとはいずれにせよ、タフファイトになると思います。だから試合をしろよって。イメージを掴ませてくれって(笑)。こよみさんの試合を見ていても韓国人は強いなって思いました。フェザー級だと、こよみさんと別の山のイ・ジョンヨンも強かったです。ウォーミングアップは全然そんな感じでなかったのに、試合は強かった」

──MMAでは初めての海外の試合で、しかもまだ4戦目でしたが、レスリング時代に国際戦の舞台で戦ってきたことは役に立っていると思われますか。

「思います。今回の試合は、やはり気持ちの沸き上がり方とかが違っていました。でも、それは余計な感情なんです。だから『あっ、違うな』って感じたことで普段通りに戻して、戦うことができました。負けられない、勝ちたいというのはレスリング時代に経験してきたことなので。そういう部分でレスリング時代の経験は生きています」

──英語のインタビューの受け答えも立派でした。

「でもアメリカーナって言われて、何のことか分からなくて。V1アームロックです(笑)。最先端がUFCに移った時から、なんとなく英語は勉強しないといけないと思っていました。独学で亀のようなペースですけど、勉強してきたことが出せて良かったです」

──レスリング遠征等で、身につけた英語力ではなかったのですね。

「そんな長い滞在とかはなかったので。そこで覚えたというより、高校の時から意識してやってきたことですね。まだまだですけど、もっと勉強して自分の言葉で伝えたいです。そうでないと、僕の持つ精神性や日本人の良さは伝わらないと思うので。もっと英語力をつけたいです」

※準決勝の風間戦、チームメイト=宇佐美正パトリックの減量失敗の影響など、中村倫也が語ったインタビューが掲載されたFight&Life#91は6月28日(火)より発売中です。

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【Fight&Life】Road to UFCフェザー級T準々決勝、勝ち抜き。松嶋こよみ「僕には極めないがないから…」

【写真】バックコントロールも、そこからの戦いによって組み方、使い方が変わって来る (C)MMAPLANET

28日(火)に発売されたFight&Life#91に9日(木・現地時間)にシンガポールで開催されたRoad to UFCフェザー級T準々決勝で勝利した松嶋こよみのインタビューが掲載されている。

ここでは同記事に掲載しきれなかったシンガポール・インドアスタジアムで戦う利、今後の課題で見えたボディロックコントオールなどについて松嶋が話したことをお届けしたい。


──試合前に気持ちが昂ることはなかったですか。

「会場に入っても、冷静に……多分、チームのなかでも一番冷静に準備は出来ていたと思います(笑)」

──勝手ながら他の日本人選手はシンガポール・インドアスタジアムでの試合は初めてですが、松嶋選手はONE時代に経験しています。建物自体を知っているし、そしてRoad to UFCは平日開催ということもありガラガラでした。その部分もONEで無観客大会を経験していることはポジティブに働くことはなかったですか。

「あぁ、確かにそうですね(微笑)。1度試合をしたことがある会場だと、勝手が分かっているというのはありました。だから変な緊張もなく、試合前も普通に過ごせたと思います。そうやって指摘されるまで気付いていなかったですけど、国内だけで戦っている選手より平常心でいることができていたのかもしれないです。

ホントに何もない、だだっ広いところにオクタゴンが置かれていて。ONEと違い、花道もなかったので余計に広かったですが、ONEで戦ってきたことが生きていたと思います。海外の経験、大きな会場、シンガポールでの過ごし方や創り方に関しては、何度もやってきたことなので場数を踏んできたことが役立ったとは思います。とにかく、戸惑うことがないというのは、試合に向けて違いになったかと思います」

──UFCとONEでは受付、メディアルームとまるで違っていて、逆に私などは戸惑いました。2019年のシンガポール大会もそうだったはずなのに。

「そうなんですね。僕ら選手の立場だと、本当に何も気になることがなかったです」

──相当にタフな試合内容で、結果的に根性ファイトで攻めに行く気持ちが問われコンテンダーシリーズ・ファイトになっていました。結果、UFC関係者の受けも良かったようです。

「本当にホン・ジュンヨンが強かったです。彼が強かったから、ああいう試合になりました。とにかく……めちゃくちゃしんどかったですね(苦笑)」

──経験値が上がったファイトになりました。この試合で何を得られたと思いますか。

「良い相手と1回戦を戦えて、次の試合に必要なモノが何か分かりました」

──次の相手はSASUKE選手にRNCで一本勝ちしたイー・チャオ選手です。事前にインタビューをしている時に、『なぜ、この選手はこの面子に入ってここまで自信があるのか』と感じました。結果的にSASUKE選手にケガがあったとしても、ああいう自信ってファイターにとって武器になるんだなと再確認しました。

「そうですね、体も強そうだったし。でも、SASUKE選手のような負け方はしないです。今回の試合で打撃の距離とともに組んで倒した後にも課題が見つかりました。結構、滑ってコントロールができなかったです。ただ、試合中は汗もかくし当然滑るのですが、その対応が甘かったですね。

ああいう風になった時、どうしていくのかも課題で。本当は一つ極め技があればとは思いますけど、そういう部分も周囲と話して考えていきます」

──極めがないにも積み重ねで。その分、打撃でやり敢えてテイクダウンも取れるというスタイルがあるわけですし。

「極めないとって指摘されるのですが、ないモノはないんですよね。ただ今回はボディロックの部分や壁際の攻防、起こして倒してという部分は青木さんに教えてもらったことで、本当に助かりました。その上で僕にはあそこから極めがない。ならばボディロックの仕方も、変化させる必要がある。そこにすら、気付いていなくて」

──とはいえ勝って、気付けたわけですから。良しとすべきではないでしょうか。

「そうですね。そこに気付けたということは、色々な視点から自分の組みを見つめ直すことができます。当然のように青木さんの考え、八隅さんの考え、北岡さんの考えとそれぞれでボディロック、組みの組み方でも違っています。僕には極めないがないから、八隅さんの考える方向で伸ばしていくのか……とか、そういう難しい判断をしていかないといけないです」

──組みが命綱でない、組みということですね。

「そうなんです。打撃に戻る方が良いこともあるでしょうし。ただ組んでテイクダウンしたなら、優位なポジションをキープすべきですし。その時にどこで重心を掛けるのか、今回の試合も映像を見返すと、やってはいけないことを何度もやって立たれてしまっていました。そこは打ち込みとかで変えていかないとダメですね。

普通に考えて決勝の相手はイ・ヨンジョンだと思うので、彼に勝つことも頭の残しつつ、どういう風に組み立てていくか。そこを考えないといけないですね。ただ、あの試合も相手が弱かったので、次のルー・カイは打たれ強くて、テイクダウンが取れるので。次の試合がどうなるのか、見極めたいです。あと2試合は絶対に勝ち残らないといけないので、決勝まで考えないといけないですし。こういう本格的なトーナメント戦は初めてなので、いろいろと勝手が違ってきますね。

でも2カ月半前のこれからどうなるんだという状態から、次の試合とその次の試合が控えている状況を嬉しいと捉えるようにしています」

※激闘となったホン・ジュンヨンとの試合の反省点、SASUKEとの日本人対戦が準決勝で実現しなかったことなどを松嶋こよみが語ったインタビューが掲載されたFight&Life#91は6月28日(火)より発売中です。

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【ONE→???】世界に立ち向かうJ-MMAファイター(11)上久保周哉「もう7月いっぱいは大人しくして」

【写真】飄飄とこれからについて語る。この辺りも上久保の強さ。そして──強さに人は巻き込まれていく (C)MMAPLANET

1月14日にトロイ・ウォーセンとのスクランブル戦を制し、最後は一方通行に動きを制限させたうえでのRNCでの一本勝ち、上久保周哉の2022年に過去最高の期待が募った。

あれから半年、上久保は国内で組み技戦に出場しただけで、MMAでは一切戦っていない。聞こえてきたのはONEとの契約をしないと判断したということ。3年半で6勝0敗、サークルケージを離れる決意をした上久保に、現状とこれからについて尋ねた。

2022年、春(※既に梅雨明けだが)~世界に立ち向かうJ-MMAファイター特集~。第11弾は上久保周哉の言葉をお伝えしたい。


──1月にONEでトロイ・ウォーセンにRNCで一本勝ちをして以来、音無しの状態でした。上久保周哉は何をしているのか、ということでインタビューをお願いしようと思った次第です。

「今は……えぇと、1月の試合後にONEから契約更新の話はありました。次のタームの初戦がタイトル挑戦というモノでしたが、更新しないことを決めました」

──タイトルに挑戦できるという話があって、なおフリーランスを選んだのは?

「その話は1月の試合後から、けっこうすぐのタイミングであって。まだビビアーノ・フェルナンデスとジョン・リネケルの世界戦が行われる前でした。つまり、その2人の世界戦の勝者が了承するまで、僕には試合機会がないということが頭にありました」

──ビビアーノかリネケルに挑戦できるという評価を得たことは関しては、どのように思っていたのでしょうか。

「それはやってみたい試合です。特にリネケルはUFCでトップでやっていたので、その強さを体感したという気持ちは凄くありました」

──ただし、結果的に3月に世界戦が行われたので、下手をすると8カ月や9カ月ぐらいは試合ができないかもしれないという状況を嫌ったと。

「ハイ。そんな風に試合ができないという予測を立てました。そこに加えて、契約試合数と契約年数が今の僕には最適でないと思ったからです」

──プロモーションからすれば、マルチイヤーとマルチファイト期間がプロモーションとしての防衛手段でもありますが、合意できなかったということですね。

「契約期間が長いと感じました」

──つまりは上久保選手がONEを安住の地として捉えていなかったということですね。

「ハイ、そうですね。ONEにも強い人はいます。ただ、これ以上残ると一周してしまうと思いました。新しい選手が多く契約している状況でもないですし。そうなると、契約を更新しても僕の中でもう少し強い選手と戦いたいという気持ちが芽生えてくると感じました」

──とはいえONEのなかでもスティーブン・ローマンやファブリシオ・アンドラジのような顔を合わせていない強い選手も在籍しています。

「ハイ。ただし、それほど食指が動くことはないです。昔から第1希望はUFCではあったので。ONEと契約したのはUFCにステップアップを図るうえで最適だと思ったからです。6勝1敗1分だった僕と契約してくれて、3年半の間に東南アジアの選手から韓国人選手、ノーギワールドの優勝者(※ブルーノ・プッチ)やNCAAの強豪であるウォーセンと戦わせてくれたONEには感謝しています。

日本では戦えない相手との試合で、キャリアを創らせてもらったと思っています。対戦相手のクオリティがあって、そこに向けての準備で自分が強くなれるのでONEにいる間に強くなれたと思っています。日本で6試合やっているのと、ONEでの6試合では得られる経験は全然違っていたはずだし。でも、ここからはUFCに繋がる道を進んでいきたいと思っています」

──では契約を更新しないと決めてからUFCを目指し、どのように動いてきたのですか。

「今はマッチング期間で、他との契約に関して交渉は実際には行っていないです」

──松嶋こよみ選手もそうでしたが、契約が切れて半年間は他のプロモーションで戦うのにONEの了解がいるという理解で良いでしょうか。

「そういうものです。だから試合のオファーがあっても、具体的な話はONEを通す必要がある。なら、まぁ交渉も進まないだろうし、僕の方から積極的に動くことはなかったです」

──試合の話というのは具体的には?

「話があったのはBRAVE CFですけど、ONEとのマッチング期間だと伝えると簡単に引き下がっていました。ショーン・シェルビーからも『ONEとの契約はクリアになっているのか』とは、やはり聞かれました」

──ショーン・シェルビー!! それはUFCからも話があったということですか。

「そこは売り込んでもらったからです。その時に『すぐにオファーを出すとすればRoad to UFCか、コンテンダーシリーズだけど』という話でした」

──それでONEに話を通した?

「いえ。マッチング期間はもう大人しくしていようと。特に辞めていく選手にリアクションが良いわけじゃないですし。なら7月いっぱいは、このまま音無しの構えで大人しくしていこうかなという風でやってきました」

──まぁ、そうなると他人事というのは冷たいようで世の常というか。とにかくフリーになるのを待っている状況だということですね。この間、Road to UFCがあっても出ることができなかった。それは忸怩たる想いだったのでは?

「アジア・トーナメントの話はしてもらっていましたし、面倒くさいことを避けたから出られなかったと捉えています。対戦相手のことは聞かされていなかったですけど、直前に代役を探している時もまた話は来ましたし(笑)」

──ズバリ、マッチング期間でなければRoad to UFCに出ていましたか。

「出ていたと思います」

──では実際に出場しているメンバーを見て、仮に出場していたとして優勝できる自信はどれだけありますか。

「まぁ世の中100パーセントはないですけど、100パーセントの自信はあります」

──中村倫也選手の勢いを見てなお、そう断言できるのですね。

「大事なのは勢いじゃないから。だからキム・ミンウとやりたいなっていう気持ちが大きいです。トーナメントは優勝云々ではなくて、キム・ミンウと戦ってみたい。あのトーナメントを見ていると、そう思います。正直、日本人選手と戦ったキム・ミンウ以外の外国人選手は正直、雑魚だったじゃないですか。UFCレベルじゃない。ああいうのを見ていたら、キム・ミンウが一番興味あります」

<この項、続く>

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Brave CF Gladiator018 LFA MMA MMAPLANET o Progress Road to UFC UFC UNRIVALED YouTube 中村倫也 修斗 山本健斗デリカット 森戸新士 河名マスト 海外

【Gladiator018】森戸新士とグラップリング戦、河名マスト「5分✖2R、空調の音が聞こえるような試合に」

【写真】こんな攻防も見られないかもしれない……かも (C)SHOJIRO KAMEIKE

26日(日)、大阪府豊中市の176Boxで開催されるGladiator018で、河名マストが森戸新士とPROGRESS提供フォークスタイルグラップリング戦で激突する。

グレコのU23世界王者から、MMAに転向し9カ月で5勝1敗の戦績を残し、グラップリングでも1勝を挙げている河名は、海外でのキャリアアップを模索しており、ひょっとすると国内で彼の雄姿を見る機会は今後、あまりないかもしれない。

MMAでなく、グラップリングだから受けたという森戸との一戦だが、グレコ✖柔術の手に汗握る攻防を期待しているファンは肩透かしを食らうかもしれない。だからこそ、一瞬・一瞬が見逃せない試合になる──かも。そんな森戸との試合について、河名に尋ねた。


──3日後にGladiator内Progress提供のフォークスタイルグラップリング戦で森戸新士選手と戦います(※取材は6月23日に行われた)。72キロという契約体重に関しては?

「前日計量ですけど、ほぼ通常体重で減量もなく試合に出ることができます」

──4月のPOUNDSTORMではキャリア6戦目、まだデビューから9カ月ですが、修斗のランク1位である山本健斗デリカット選手に勝利しました。その後、MMAでの照準はどこに当てていたのでしょうか。

「国内である程度の選手は倒せたので、可能であれば海外で試合をしたいという方向性でいました。いましたというか……います」

──では国内でベルトを狙うとかではなく、日本での活動は一区切りすると?

「ハイ。それぐらいの気持ちでいます。できることなら、早く海外で試合をしたいです。簡単ではないのですが、最終的にはUFCでやりたいと思っているので、LFAとかこよみさんと話してBRAVE CFなどで戦ってみたいです。先につながる場所で試合ができればと」

──となると、国内で河名選手の試合を見ることがデキたのはデビュー初年度だけだったのいかもしれないです。

「あぁ……そうかもしれないです」

──先日、Road to UFCが開催され、その松嶋選手や盟友の中村倫也選手が初戦を勝ち抜いています。倫也選手はデビューの日が同じで戦績は倍ありますが。

「さすがに、まだ僕に機会が巡っているタイミングではないと思っているので、自分ごととしては捉えていなかったです。まだ早い、やるべきことはあります」

──ではそのタイミングで組み技の試合のオファーがきて、受けたというのは?

「断る理由はなかったです。これまでハイペースで試合をしてきて、やっぱり試合がある方が練習にも身が入ります。生活も滾るので。MMAは海外で戦いたいのですが、グラップリングだったので即、受けました。試合を受けるのは当然の感覚のようになっていますし」

──ではクラップリングで森戸選手と戦うことに関して、どのように思っていますか。

「本当に戦う機会がある選手とは思っていなかったです。試合を受けてからプログレスの同じルールの試合をチェックすると……、ケージレスリングもちゃんとできて引き込むとしっかりと極める。強い……完成度の高い良い選手ですね」

──ケージで戦うポイント制のグラップリングルール。引き込みはテイクダウンと同様の2Pで、ひっくり返すと2P。立ち上がって離れると、1P挽回というルールに関してはどのように思いますか。

「ケージだと逃げ場がないですよね。危ないシーンで、注意を受けようが場外に出るという手段がとれないので、ケージの存在は僕にとってアドバンテージではないです。ポイントに関しては森戸選手もインタビューで言っていましたけど、レスリングに付き合うことはないでしょうね。付き合っても森戸選手に得はなくて、自分にとってはその方が得だけになるので。

だから引き込んでくることは間違いないでしょうね。そういうことを考えると、引き込まれた時に自分がどう捌くことができるか。言ってみると、そこだけが勝負だと思います」

──プログレスのフォークスタイルグラップリングは、MMAファイター同士だと打撃のないMMA、フォークスタイルレスリングにサブミッションが加わったモノになるかと思います。ただし、レスリング出身のMMAファイターと柔術家が戦うと、まさに接点は河名選手が言われたその一点になるかと。

「ハイ。上を取って優位になるのはMMAだからであって。グラップリングではそうではないです。森戸選手からすれば上を取られていても、関係なくて心理的な余裕があるはずです」

──では河名選手の勝ち方とは?

「僕が勝つとすると、言い方は悪いですけどつまらない試合。森戸選手に何もさせないことです。何か起こると負けだと思っています。如何に極めに入れる状況を創らせないで、捌ききってガードの中に入らない。それが僕の勝利への道です」

──河名選手、ぶっちゃけて言ってしまいます。この試合、グレコMMAファイター✖柔術家の試合として注目を集めていますが、世間一般に言われている良い試合どころか、グラップリングに理解がある人が見ても面白いモノにならない。しょうもない試合を楽しめる人しか、楽しめない。そういうしょうもない試合になると自分は思っています。

「……。そこは自分もめっちゃ思っています(苦笑)。やっぱり、Unrivaledの時もそうなのですが、寝ころがっている相手に対して何もしないでいると、何もしない方が勝ってしまう。そういうルールです。噛み合うようで、噛み合わないです」

──おっしゃる通りかと。この試合が面白くなるのは、少しでも深く森戸選手が密着できるか。付き合わない河名選手にひっつき、ポジションやサブミッションの仕掛けをセットできるのか、その一点のみかと。そうでないと2-0が続くか、森戸選手が立ち上がって2-1に挽回。それからまた、引き込んで2点献上。さらに起き上って1点挽回という悪夢のループに陥る勝負になりそうです。

「そうなんです。2-1をずっと積みかさねていく。そうでないと2-0が続く(笑)」

──やはり、めっちゃしょうもない試合になる(爆)。

「アハハハハハ。如何に仕掛けさせないか。過去2試合で森戸選手は三角絞めと腕十字を極めて勝っています。やはりMMAファイターのサブミッションの防御力って、パウンドがあることが加味されています。打撃なしで下になって押し込まれるのと、殴られる状態になるのでは心理状態が全然に違います。打撃がないから濱村(健)選手も、長田(拓也)選手も極められたと思います。だから、ガードの中に入らないように戦います」

──結果、面白くない試合になると(笑)。

「僕がすべきことはいかに跳ねない試合をするか、です」

──アハハハハ。指導者によっては「プロだから、リスクをおかしても取りに行こう。お客さんを納得させよう」という指示を出すかもしれないです。ただし、八隅さんは全くそんなことはないでしょうね。勝てば良い、と。

「そこも2人で『5分✖2R、空調の音が聞こえるような試合にしよう』と言っています(笑)」

──やはり(笑)。

「同時に僕としてはMMAだったら、森戸選手という日本最強の柔術家の技を体感できることはなかったと思っています。特に練習でなく、試合という緊張感があるなかで触れあうのは違いますし。今後あるかどうかも分からない。森戸選手と肌を合わすことができるのは凄く良い経験、貴重な経験になると思っています」

──ハイ。だからこそ、一瞬でも河名選手の頭が下がったり、おかしなところに手をつく。引き込まれた瞬間に河名選手の足がどの位置にあるのか。そういうポイントが、実はもの凄く楽しみです。

「そうなんです。さっきも言いましたが、危ない場面を創ると、そこはもう手遅れになるので。際の動きが大切で。本当にガードの中に入ると、僕はもう詰んだ状態です。だから、その状態に絶対に入られないよう気を強く持つ必要があります。ヤバくなる前に逃げる。どれだけ5分2Rの間にそうできるか。この試合に向けての練習も、練習相手のことを考えないで自分のことを考えると、近づかないという動きに終始します。練習相手の人に申し訳ないなって思いながらやっています」

──ケージで良かったです。河名選手が最初に言われたように、マットよりも逃げる場所がないので。と同時にUnrivaledの村山大介選手との試合では、強烈なウィザー……オーバーフックで動きを制していました。あそこも実は不思議で。グレコはアンダーフックを取らせない争いが続くレスリングだと思うのですが、あの試合では言うと簡単に取らせていました。

「スタンドだと差されると、互いが立っているのでマット際に押し込まれる危険性が出てきます。だから、差させないように戦います。でもグラップリングで、背中をつけた相手が差してきても自分の後ろは天井まで空間が広がっているので危なくないです。天井まで押し込まれることは絶対にないですから」

──あっ、ではケージがあるからスタンドでは差させないということですね。一つ、楽しみが増えました。そんな森戸選手との一戦、見てくれるファンにどこを楽しんで欲しいでしょうか(笑)。

「う~ん、多分レスリングの場面、寝技の場面というより際ですね。レスリングは完全に僕が有利で、寝技は完全に森戸選手が有利です。その完全に有利なゾーンに入る際──倒れ際、立ち上がり際の一瞬、一瞬を見逃さないで見て欲しいです」

──そして、この試合が終わると海外のMMAへ舵を切ると。

「ハイ。早く良い話が発表できるようになりたいです」


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DEEP MMA MMAPLANET o RIZIN Road to UFC Shooto Shooto2022#04 Torao UFC ウリジブレン キック キャプテン☆アフリカ ダイキ・ライトイヤー パンクラス 中村倫也 修斗 加藤ケンジ 和田教良 奇天烈 小野島恒太 山本健斗デリカット 平川智也 森戸新士 石井逸人 野尻定由 野瀬翔平 長田拓也 飯田建夫

【Shooto2022#04】夏の大阪大会、追加カード。闘裸男で痛み分けの野尻と奇天烈が、青柳&和田と対戦

【写真】5月の闘裸男でドローだった野尻と奇天烈が、それぞれ青柳&和田と対戦する (C)TORAO

16日(木)、Sustainより7月3日(日)に大阪市淀川区のメルパルクホールOSAKAで開催されるShooto2022#04の追加カードが発表された。

RIZINからの帰還組対決=ダイキ・ライトイヤー✖加藤ケンジ、環太平洋ライト級王者キャプテン☆アフリカとGladiatorのプログレス提供試合で森戸新士の極めを体感した長田拓也との一戦、さらにPOUNDSTORMで河名のマストのコントロールに封じ込まれた山本健斗デリカットが、フェザー級世界1位ながら2回戦で飯田建夫と仕切り直しの戦いに挑む。

そんな上位カードと新人王トーナメント、そして夏の大阪大会恒例になりつつあるCKC2022=キックのワンデートーナメントなどが既に発表されていた大阪大会に7試合が加わった。


うち唯一の3回戦が野尻定由✖青柳洸志のバンタム級戦だ。昨年のインフィニティリーグで準優勝。リーグ戦に出場した小野島恒太と石井逸人が環太平洋に絡み、それぞれがベルトを手にしたのとは対照的に、野尻は1月にUFCに向かってまっしぐら──の中村倫也に秒殺される。

5月には地元福岡の闘裸男で再起を目指し奇天烈と対戦もドローに終わった。福岡出身で同世代として注目を集めた野瀬翔平が、Road to UFCでは元UFCファイターのウリジブレンを倒して準決勝進出を決めたのとは対照的に、野尻は足踏み状態にある。

そんな野尻と対戦する青柳は2020年の連敗から、2021年は連勝で持ち直した。通算戦績7勝4敗1分もやはり昨年12月の大阪大会で平川智也を下した白星は大きく、勢いがついているはず。野尻としても、中村倫也戦で外れたボタンを掛け直すには、持ち味の組みとコントロールに通じる総合力をフル回転させたいところだ。

また野尻と福岡でドロー、2020年1月に青柳に勝利している奇天烈はパンクラス~DEEP、GLADIATORなど経て4月の四国FORCE大会で修斗初参戦&初勝利を挙げた和田教良と戦うことも決まっている。

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MMA MMAPLANET o ONE Road to UFC UFC UFC275 アンドレ・フィアーリョ イリー・プロハースカ カン・ギョンホ クリス・グティエレス グローバー・テイシェイラ ジャック・デラ・マダレナ ジャン・ウェイリ タイラ・サントス チェ・スンウ バットゲレル・ダナー マァフゥシャトゥ ラモーナ・パスカル ヴァレンチーナ・シェフチェンコ

【UFC275】カン・ギョンホとアジア対決、バットゲレル・ダナー「母国に近いだけで特別な力が……」

【写真】PPVショーのプレリミ出場は3度目となったダナー (C)MMAPLANET

12日(日・現地時間)にシンガポールはカランのシンガポール・インドアスタジアムで開催されるUFC 275「Teixeira vs Prochazka」でバットゲレル・ダナーがカン・ギョンホと対戦する。

3試合連続で初回KOの快進撃が3月にストップしたダナーは、アジアでの再出発と母国モンゴルのMMAの発展への心意気を語った。


――リモートでの取材でなく、こうやってダナーに直接インタビューができて嬉しいです。

「本当に久しぶりですね。再び、こうしてお目にかかれて嬉しいです」

――モンゴルとシンガポールは南北で遠く離れていますが、アジアはアジアです。ここシンガポールで戦うことをどのように思っていますか。

「過去6試合を米国で戦ってきたので、モンゴルと同じアジアの大陸で戦うことはとても嬉しいです」

――今回もニューメキシコのジャクソン・ウィンクMMAで準備をしてきたのでしょうか。

「いえ、この試合に関しては最初はモンゴルで練習をして、キャンプはプーケットのタイガームエタイで行いました。もちろん、これからもジャクソン・ウィンクMMAで練習していきます。ただし今回の試合はアジアで行われるものなので、このような調整方法を選択しました。以前からタイガームエタイに興味があったので、良いタイミングだと思いプーケットで最終調整をすることにしたんです。シンガポールまで飛行機ですぐだし、時差も1時間しかないので。

ただ試合は試合で、どこで戦おうが最高の準備が必要です。そういう意味で今回も心身ともにしっかりと仕上げてきました。ただし、やはりアジアで戦うということは母国に近いというだけで特別な力で背中を押してもらっているような気がします」

――3試合連続1RKO勝ちから3月の試合でクリス・グティエレスに敗れ、仕切り直しの一戦となります。

「全ての試合が重要ですが、特に今回の試合は大切です。この試合に勝って、また連勝街道を進みたいと思っています」

――では対戦相手のカン・ギョンホ選手の印象を教えてください。

「カン・ギョンホ選手はアジアを代表するMMAファイターで、UFCで戦ってきたパイオニアの1人です。キャリアも凄く豊富です。思うに相当な減量をして試合に臨んでいるようですし、試合当日になるバンタム級のなかでも最大級の大きさを誇っているはずです。

レスリングとグラップリングは当然として、どの局面でも優れています。その一方で常にフィニッシュを狙う自分とは違い、戦略を用いて長期戦を勝ち抜くスタイルです。自分はファンに喜んでもらいたいですし、エキサイトしてほしいと思って戦っています。ファンに退屈な想いはさせたくないです」

――次の質問で、どのような試合をファンに披露したいのかを尋ねようと思っていましたが、すでに答をもらいました(笑)。

「アハハハハ」

――今回の大会はPPVショー故に米国に合わせた時間大会で進行され、午前中のファイトになります。その当たりはどのように捉えていますか。

「まずアジア大陸でUFCがPPVショーを開くことが、凄く嬉しいです。これからも、そういう機会が増えてほしいと思っています。米国時間に合わせることで早朝から試合の準備をして、戦うことになります。初めての経験ですが、生活のリズムをそのようにしてきたので、体が午前中に動くようになっています。だから、このインタビューを終えると、眠くなるはずです(※インタビューはシンガポール時間の午後1時に行われた)。

試合に向けて早朝に目を覚まし、体を動かして日中に睡眠をとる日々を送ってきたので(笑)」

――ところでファイトウィークで実施されるRoad to UFCにモンゴル人選手の出場がなかったです。ONEのケージ内を見ても、モンゴルはアジアの新パワーハウスだと感じていたので、アップ&カミングファイターの出場がなかったのは意外でした。

「モンゴルの世界中の国々と同じように、MMAは急速に普及しています。モンゴルではESPNでUFCが中継されて、若い世代の関心の高さは相当です。UFCジムもオープンしました。今回はまだ間に合わなかったですが、これからモンゴルの若くて可能性のある選手に対し、UFCが試合の機会を与えてくれるようになると思っています。

モンゴルFCがサンフランシスコでZhong Luo Cage Fighting Seriesを開き、自分もモンゴル人として大会をサポートするために会場に足を運びました。この動きなどモンゴルのMMA界が国内だけでなく、世界的な視野を持っている表れです。自分には仮想通貨の企業のサポートもあり、UFCで活躍することでモンゴルのMMAがより注目されるという意識をもって戦っています」

――モンゴル人選手が強くなると、また日本は大変になってきます(笑)。でも、そうなるようにダナーは戦っているわけですね。

「自分はジャダンバ・ナラントガラグと日本人のアライ(荒井順一)さんが最初のMMAの先生です。彼らが自分にしてくれたように、若い選手たちが国際的な舞台で戦えるための役に立ちたいと思っています」

■視聴方法(予定)
6月12日(日・日本時間)
午前8時00分~UFC FIGHT PASS
午前11時00分~PPV
午前11時00分~WOWOWライブ

■UFC275計量結果

<UFC世界ライトヘビー級選手権試合/5分5R>
[王者]グローバー・テイシェイラ: 205ポンド(92.99キロ)
[挑戦者] イリー・プロハースカ: 205ポンド(92.99キロ)

<UFC世界女子フライ級選手権試合/5分5R>
[王者]ヴァレンチーナ・シェフチェンコ: 124.5ポンド(56.47キロ)
[挑戦者]タイラ・サントス: 125ポンド(56.7キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
ヨアナ・イェンジェチック: 116ポンド(52.62キロ)
ジャン・ウェイリ: 116ポンド(52.62キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ジェイク・マシューズ: 170.5ポンド(77.34キロ)
アンドレ・フィアーリョ: 170.5ポンド(77.34キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ジャック・デラ・マダレナ: 170.5ポンド(77.34キロ)
ラマザン・エミエフ: 171ポンド(77.56キロ)

<フェザー級/5分3R>
チェ・スンウ: 146ポンド(66.22キロ)
ジョシュア・クリバオ: 146ポンド(66.22キロ)

<ライト級/5分3R>
マァフゥシャトゥ: 155.5ポンド(70.53キロ)
スティーブ・ガルシア: 155.5ポンド(70.53キロ)

<ミドル級/5分3R>
ブレンダン・アレン: 186ポンド(84.37キロ)
ジェイコブ・マルクーン: 186ポンド(84.37キロ)

<バンタム級/5分3R>
カン・ギョンホ: 136ポンド(61.69キロ)
バットゲレル・ダナー: 135ポンド(61.24キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
シルヴァナ・ゴメス・フアレス: 116ポンド(52.62キロ)
リャン・ナ: 116ポンド(52.62キロ)

<女子フェザー級/5分3R>
ホセリン・エドワルツ: 145ポンド(65.77キロ)
ラモーナ・パスカル: 145ポンド(65.77キロ)

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MMA MMAPLANET o RIZIN Road to UFC UFC UFC275   アンドレ・フィアーリョ イリー・プロハースカ カン・ギョンホ グローバー・テイシェイラ ジャック・デラ・マダレナ ジャン・ウェイリ タイラ・サントス チェ・スンウ バットゲレル・ダナー ホジェリオ・ボントリン マァフゥシャトゥ ラモーナ・パスカル ヴァレンチーナ・シェフチェンコ

【UFC275】計量終了 王者テイシェイラ「ウォーの準備はできている」

【写真】 (C)MMAPLANET

10日(金・現地時間)、12日(日・同)にシンガポールはカランのシンガポール・インドアスタジアムで開催されるUFC 275「Teixeira vs Prochazka」の計量が行われた。

Road to UFC Episode04終了から3時間半後にシンガポール・インドアスタジアムではセレモニアル計量&フェイスオフが実施され、Road to UFCよりも多くのファンが会場を訪れていた。


メインは42歳のライトヘビー級世界王者グローバー・テイシェイラが、RIZINからオクタゴンに転じて3戦目で挑戦権を手にしたイリー・プロハースカを相手に初防衛戦を行う。

「最高だ。完璧に準備して、今ここにいる。あとは戦いを見せるだけ」と挑戦者が話せば、チャンピオンはリラックスした表情で「明日はウォーだ。オクタゴンでウォーをする準備はできている。彼が僕のベルトを奪えるわけがない」と断言した。

またコメインでは女子フライ級王者ヴァレンチーナ・シェフチェンコが、7度目の防衛戦でタイラ・サントスの挑戦を受ける。

オクラゴン4勝1敗、通算19勝1敗のチャレンジャーは「ここに来られたハッピー。しっかりと準備ができて、夢が現実になった」とインタビューに答えた。

一方、この日一番の声援を集めたといっても過言でないシェフチェンコは「気持ちが強く持てているわ。自信も本当にある。いつ、どこで誰と戦うかは全く問題にしていない。全員を倒し続ける。それが私の使命。さぁ、やるわ」と颯爽とコメントを残した。

なおフライ級でマネル・ケインと対戦予定だったホジェリオ・ボントリンが減量中に体調不良に陥り、両者の対戦はキャンセルされた。

また今回は英国大会までとはいわないが、シンガポール開催ということもあり、香港、中国、韓国、モンゴルとアジア勢が数多く参戦している。

そのなかで韓国のカン・ギョンホとモンゴルのバットゲレル・ダナーは唯一のアジア勢対決を戦う。

連勝が3でストップしたダナーの再起戦、同じく4連勝を逃した韓国のチェ・スンウも、復活を賭けた一戦で相対するジョシュア・クリバオと、フェイスオフで一触即発という場面が見られた。

■視聴方法(予定)
6月12日(日・日本時間)
午前8時00分~UFC FIGHT PASS
午前11時00分~PPV
午前11時00分~WOWOWライブ

■UFC275計量結果

<UFC世界ライトヘビー級選手権試合/5分5R>
[王者]グローバー・テイシェイラ: 205ポンド(92.99キロ)
[挑戦者] イリー・プロハースカ: 205ポンド(92.99キロ)

<UFC世界女子フライ級選手権試合/5分5R>
[王者]ヴァレンチーナ・シェフチェンコ: 124.5ポンド(56.47キロ)
[挑戦者]タイラ・サントス: 125ポンド(56.7キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
ヨアナ・イェンジェチック: 116ポンド(52.62キロ)
ジャン・ウェイリ: 116ポンド(52.62キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ジェイク・マシューズ: 170.5ポンド(77.34キロ)
アンドレ・フィアーリョ: 170.5ポンド(77.34キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ジャック・デラ・マダレナ: 170.5ポンド(77.34キロ)
ラマザン・エミエフ: 171ポンド(77.56キロ)

<フェザー級/5分3R>
チェ・スンウ: 146ポンド(66.22キロ)
ジョシュア・クリバオ: 146ポンド(66.22キロ)

<ライト級/5分3R>
マァフゥシャトゥ: 155.5ポンド(70.53キロ)
スティーブ・ガルシア: 155.5ポンド(70.53キロ)

<ミドル級/5分3R>
ブレンダン・アレン: 186ポンド(84.37キロ)
ジェイコブ・マルクーン: 186ポンド(84.37キロ)

<バンタム級/5分3R>
カン・ギョンホ: 136ポンド(61.69キロ)
バットゲレル・ダナー: 135ポンド(61.24キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
シルヴァナ・ゴメス・フアレス: 116ポンド(52.62キロ)
リャン・ナ: 116ポンド(52.62キロ)

<女子フェザー級/5分3R>
ホセリン・エドワルツ: 145ポンド(65.77キロ)
ラモーナ・パスカル: 145ポンド(65.77キロ)

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