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MMA PFL キック ケイラ・ハリソン シンディ・ダンドワ

【PFL2021#06】ケイラ・ハリソン、盤石の強さでダンドワを腕十字葬。プレーオフ決定

<女子ライト級/5分3R>
ケイラ・ハリソン(米国)
Def.1R4分44秒by 腕十字
シンディ・ダンドワ(ベルギー)

サウスポーのケイラ、ケージの前を左右に回るダンドワに左を伸ばす。左ミドルを入れ、左ストレートを狙ったケイラが距離を取り直すと、ダンドワが遠い距離から組みつつ引き込む。ダンドワはクローズドガードを取るが、立ち上がってガードを開けたケイラはパンチから一気にパスをしてクルスフィックスに。懸命に腕を戻すダンドワの頭を跨いたケイラがパンチを続ける。

逆側に回りニーインベリーのケイラに対し、ダンドワがケージキックからリバーサルへ。ケイラは一瞬の亀から起き上ってトップを取り返す。頭抜けたフィジカルの強さを見せたケイラはトップから圧をかけ、一旦離れて立ち上がる。飛び込んで左を当てたケイラがパス&マウントへ。残り50秒、左のパンチを纏めて上体を起こしたケイラが腕十字へ。パンチを入れながら左腕を伸ばし圧巻の一本勝ちを決めた。

クイック6、6P獲得のケイラは12P獲得──それでもラリッサ・パシェコに続き2位通過となったケイラは「1R、サブミッション。少しづつでも成長したい。8歳から人を投げて、柔道界を制した。米国人でもできることを見せた。今、MMAを征服している。私が女王になる」と言い、マイアミのビル崩壊への寄付を呼び掛けた。

女子ライト級プレーオフはジャナ・ファビアン、テイラー・ゴールダード、パチェコ、ケイラの4人──プレーオフは8月13日からスタートを切る。


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MMA PFL アンソニー・ペティス キック クレイ・コラード ハウシュ・マンフィオ

【PFL2021#06】何と、アンソニー・ペティスも消えた。ハウシュ・マンフィオにスプリット判定負け

<ライト級/5分3R>
ハウシュ・マンフィオ(ブラジル)
Def.2-1:29-28.29-28.28-29
アンソニー・ペティス(米国)

オーソから左ローを蹴るペティスに対し、マンフィオが右を合わせようとする。ペティスは前蹴りから左ジャブ、マンフィオの左ミドルに右を当てる。マンフィオも左ジャブを入れると、ペティスは回転系の蹴りとパンチのコンビを繰り出す。ワンツーをヒットさせたペティスが、後ろ回し蹴り。マンフィオもワンツーフック、右ローを蹴る。ならばとペティスがワンツーを返すが、マンフィオは気圧されることはない。

左の蹴りをキャッチしてリリースしたマンフィオの左フックは空振りに、それでも左ミドル、右ローを当てていく。ペティスは左ローに右オーバーハンドを合わせる。主導権争いのなかでマンフィオが右ミドル、ペティスはそこにもパンチを打っていく。残り10秒、ペティスが右ローを決め、ほぼ互角のラウンドが終わった。

2R、まずペティスが右ストレート、マンフィオもカウンター狙いから右ミドルを入れる。ペティスが右ストレートをヒットさせると、マンフィオの前蹴りが急所に当たり試合が中断する。再開後、ペティスが右ローカーフを入れる。カーフを続けるペティスに対し、マンフィオが右を伸ばして距離を詰める。対してペティスは距離を取って、カーフ中心に。下を意識させパンチを伸ばすペティスだが、マンフィオもその手を喰わない。

ペティスはリード左フックを繰り出し、右の相打ちのタイミングから左ボディショットを決める。マンフィオが右を打ち返し、右カーフへ。ペティスはワンツーの右をヒットさせ、印象点で上回っているか。スイッチを繰り返し、蹴りからワンツー、右ストレートを打ち込んだペティスは、再び急所蹴りがあったとアピール。マンフィオは腹だと不満げな表情を浮かべる。リスタート後、右オーバーハンドをブロックしたマンフィオだが、大きく動いて距離を取ったペティスを攻めることはできなかった。

最終回開始直後に、マンフィオの後頭部にワセリンの塊が見つかり、試合が止められる。再開後、左ジャブでマンフィオの前進を止めるペティスだが、右オーバーハンドから左、さらに左を被弾して引き込む。スタンドで待ち受けたマンフィオが起き上ってきたペティスに対し、ボディへのコンビから左ハイを蹴っていく。ケージに詰まったペティスは、首相撲からヒザを顔面に受け、ついにダウン。

すぐに立ち上がったペティスは、バックを取られも打撃の間合いになると左ハイを狙う。左目の周囲を大きく腫らしたペティスは、動きが当然のように落ちているが止まることはない。序盤の2つをとっても、8-10となる可能性もあるラウンドでペティスは右ストレートを打たれる。鋭いカーフを蹴られたペティスは、カーフを蹴り返す。残り30秒、距離を積めず遠い距離から後ろ回し蹴りを見せたペティスは、スイッチキック。マンフィオが距離を詰めてパンチを繰り出し、タイムアップに。

シーズンの行方を決める3Rが終了し、ジャッジの裁定は割れハウシュ・マンフィオが勝利。初回もマンフィオが取っていたことなり、超目玉だったペティスは2連敗で脱落が決定──プレーオフはロイック・ラジャポフ、クレイ・コラード、ハウシュ・マンフィオ、 アレックス・マルチネスとフレッシュが顔が残った。


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MMA PFL キック クリス・ウェード バッバ・ジェンキンス ブレンダン・ラウネーン ランス・パーマー

【PFL2021#06】ランス・パーマー、レスリングで後れを取り──ハイブラエフに敗れシーズン終幕

<フェザー級/5分3R>
モヴィッド・ハイブラエフ(ロシア)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28
ランス・パーマー(米国)

得点0のツータイム・ワールドチャンピオン=パーマーに対し、まずハイブラエフが右後ろ回し蹴りを繰り出す。静かな立ち上がりの中で右ローを入れたハイブラエフが、右前蹴りを突き刺す。パーマーは左ハイから右ロー、右を伸ばし組んでいったハイブラエフだが、バランスくを崩すとすぐに離れる。直後に右ハイを見せるなど、パーマーに入らせないハイブラエフが再び右前蹴りを入れる。

続くステップインに左を合わせたパーマーは、姿勢を乱して立ち上がったハイブラエフをケージに押し込む。自ら離れたパーマーが左フック、右で迎え撃つハイブラエフとスリリングがやり取りが繰り広げられる。跳び右ハイを放ったハイブラエフ、続いて左フックを当てる。ローから後ろ回し蹴りをハイブラエフが見せたところで初回が終わった。

2R、この回で勝利しないとプレーオフ進出がなくなるパーマーだが、右ローから組まれてテイクダウンを許してしまう。足を束ねて左フックを打つハイブラエフはスクランブルでバックに回る。スイッチを潰し、バックを維持するハイブラエフがリフトアップからスラム。さらに足を払ってレスリングでパーマーを削っていく。再度、スイッチを潰されたパーマーは、一旦背中をマットにつけると即スクランブルへ。

ハイブラエフのバックコントロールが続き、いよいよ追い込まれたパーマー──プレーオフ進出へ残された時間は2分を切る。キムラを狙うパーマーをハイブラエフがリリースする。パーマーは左ストレートを当て、左ミドルへ。ハイブラエフは距離をコントロールしつつ、右ロー、右フックを打っていく。さらにパーマーの左ストレートにヒザを合わせていったハイブラエフは、左フックにも後ろ回し蹴りを見せ時間に。パーマーの3連覇は潰えた。

最終回、従来のMMAにはない消化ラウンド=5分間をパーマーはどのような気持ちで戦い切ることができるのか。ハイブラエフはステップインに左を合わせ、パーマーも目の前の勝利を取りにジャブから左を見せる。さらに左リードフックからジャブもハイブラエフのカウンターの右、続く左を被弾する。勢いのある右ミドルを蹴ったハイブラエフがワンツーからスリーとフックを連打。カウンターの左、ステップジャブと攻勢のハイブラエフが、続いてワンツーを当てる。

ガードの上からのハイキック、続くシングルとディフェンスしたパーマーだが、自ら攻めるには至らない。ハイブラエフはスピニングバックキックを腹に決め、スピニングバックフィストも繰り出す。残り20秒で意地の左ストレートを打ち込んだパーマーだが、ハイブラエフが飛び込んで左を当て──最後は足を使いタイムアップに。パーマーはハイブラエフの肩を抱き、敗北を受け入れているような表情を浮かべた。

判定勝ちのハイブラエフはブレンダン・ラウネーン、クリス・ウェード、バッバ・ジェンキンスともにプレイオフ進出を決めた。


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MMA PFL デニス・ゴルソフ ブランドン・セイルズ

【PFL2021#06】ゴルソフのTKO勝ちにジャマル・ジョーンズが大喜び。カッペローザ、デリアと四強決定

<ヘビー級/5分3R>
デニス・ゴルソフ(ロシア)
Def.3R1分24秒by TKO
ブランドン・セイルズ(米国)

ブルーノ・カッペローザ、アンテ・デリアとともに既にプレーオフ進出を決めているゴルソフだが、セイルズもこの試合で勝利を手にすれば、暫定4位のジャマル・ジョーンズをバンプアウトできる。

左ローを蹴ったセイルズに対し、ゴルソフが左ジャブから右ローを蹴り下ろす。鋭い右ローを続けるゴルソフが静かな展開のなかで左ジャブの伸ばす。ヒザの横を蹴られるセイルズが左リードフックも、ジャブを被弾する数が多い。明らかに左足を効かされた感のあるセイルズは、左インサイドローを逆に蹴っていく。左フックの踏み込みに連打をセイルズを返し、試合の流れが変わったか。鼻血を流しながら前に出るセイルズのパンチが、ゴルソフを捕えるシーンが増える。

ゴルソフの踏み込みに左フックを合わせたセイルズは、ローにもフックを合わせていく。ゴルソフから組み、セイルズがケージに押し込み残り30秒に。ゴルソフが逆に小外掛けでテイクダウンを奪い、エゼキエルチョークを狙う。足をきかせたセイルズが防いだが、最後のテイクダウンでラウンドを落としたか。

2R、スイッチするセイルズが左右のロー、ゴルソフが左ジャブから左ハイを狙う。さらにローを蹴って、左ハイを狙ったゴルソフの攻撃にセイルズの体が伸びる。ゴルソフは右ローに続き、右ストレートをヒットさせる。クリンチの展開から小外掛けを再び決めたゴルソフがサイドで抑え、マウントへ。エゼキエルチョークで絞めたゴルソフは、ローマウントで固め、2度目のエゼキエルへ。

ワキを押して防いだセイルズだが、マウントを取られた状態が続く。3度目のエゼキエルも極め切れなかったゴルソフはサイドに移行し、上四方。ここで上を向いたセイルズがダースから頭を抜いてリバーサル。セイルズがサイドで抑え、枕でプレッシャーをかけたところでラウンド終了となった。

最終回、ゴルソフが右ストレートをヒット。セイルズは相当に疲弊しており、ジャブから左ハイを蹴られ動きが止まる。バックに回ったゴルソフが足払いでテイクダウンを奪うと、ハーフでパンチ、鉄槌を連打する。顔を覆うだけになったセイルズを見て、レフェリーが試合を止めた。ゴルソフのTKO勝ちで、プレーオフ進出が決まったジャマル・ジョーンズが大喜びした。


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MMA PFL PFL2021#06 アンソニー・ペティス ケイラ・ハリソン シンディ・ダンドワ ハウシュ・マンフィオ ヒーナン・フェレイラ ファブリシオ・ヴェウドゥム モヴリッド・ハイブラエフ ランス・パーマー

【PFL2021#06】計量終了 アンソニー・ペティスの表情は硬く、ケイラ・ハリソンは余裕綽々

【写真】アンソニー・ペティスは本来の動きを取り戻すことができるのか。それとも、現状が前回のような動きなのだろうか (C)PFL

24日(木・現地時間)、25日(金・同)にニュージャージー州アトランティックシティはオーシャン・カジノリゾートで開催されるPFL2021#06の計量が行われた。

今大会は女子ライト級とヘビー級のレギュラーシーズン最終戦に加え、ライト級のアンソニー・ペティス✖ハウシュ・マンフィオ、フェザー級のランス・パーマー✖モヴィッド・ハイブラエフという最終決戦も組まれている。


そんななかファブリシオ・ヴェウドゥムがメディカルに引っ掛かり、モハメド・ウスマンが負傷欠場となっていたヘビー級では、さらにジャスティン・ウィリス、アリ・イサエフ、ヘイタム・モイルが玉突き衝突のように出場不可能となり、僅か2戦のレギュラーシーズンながら、半数が入れ替わるという異常事態に。

新メンバーはチャンドラー・コール、ジャマル・ジョーンズ、クリジソン・アブレウ、スチュアート・オースチンの4人──だったか、EMCで微妙な判定勝ちながら石井慧を破りヘビー級王者となったオースチンの欠場が計量前に明らかとなりカール・シウマヌタファがロースターに加わった。

結果、プレーオフ出場を目指し、ヴェウドゥム戦の勝利が一転、NCになったヒーナン・フェレイラ、初戦で敗れているモー・デリース&アンテ・デリアも含め、新顔勢4人、計7人の一発勝負となる。

女子ライト級では試合タイムでケイラ・ハリソンを上回り6Pで首位のラリッサ・パシェコが、対戦相手エレナ・コレスニクの体重オーバーで9Pは確定。

5位のテイラー・ゴールダードまでプレーオフ進出の可能性があるものに、パチェコはトップ4入りをほぼ手中に収めている。

プレーオフ進出には、ケイラフィニッシュする必要があるシンディ・ダンドワは「私の方が軽いけど、お腹の脂肪を家に置いてきちゃったみたいね(笑)。気持ちと魂をケイラにぶつけるわ。全力で戦う」とフェイスオフ後にコメント。

ケイラといえば「みな、ファイヤーワークスを期待しているけど、私は自分のやるべきことをやってドミネイトするだけ。1Rでも、1分でも一瞬でも。それがケイラ・ハリソンの見せることだから」と揺ぎ無い自信を見せていた。

またライト級最終決戦で戦う2人は、まずマンフィオが「コンディションは最高だ。相手はビッグネームだけど、勝負の行方をジャッジの判断に委ねる前にフィニッシュする準備はできている。それが可能だと明日、証明する」と語ると、「ショータイムであることは、全く変わりない。前回の試合はそうじゃなかったけど、今回は挽回のチャンスを得た。ポイントを取る」とペティスはかなり硬い表情で話した。

■視聴方法(予定)
6月26日(土・日本時間)
午前7時00分~Official Facebook

【ヘビー級ランキング】
1位 6P ブルーノ・カッペローザ
2位 6P デニス・ゴルソフ 
3位 5P ブランドン・セイルズ
4位 1P ヒーナン・フェレイラ
5位 0P モー・デリース
6位 0P アンテ・デリア
7位 0P チャンドラー・コール
8位 0P ジャマル・ジョーンズ
9位 0P クリジソン・アブレウ
10位 0P カール・シウマヌタファ

【女子ライト級ランキング】
1位 6P ラリッサ・パシェコ
2位 6P ケイラ・ハリソン
3位 3P ジャナ・ファビアン
4位 3P ケイトリン・ヤング
5位 3P テイラー・ゴールダード
6位 0P シンディ・ダンドワ
7位 0P ローラ・サンチェス
8位 0P マリアナ・モライス
9位 0P ユリア・パジッチ
10位 -1P エレナ・コレスニク

■ PFL2021#06計量結果

<女子ライト級/5分3R>
ケイラ・ハリソン: 156ポンド(70.76キロ)
シンディ・ダンドワ: 152.2ポンド(69.03キロ)

<ライト級/5分3R>
アンソニー・ペティス: 156ポンド(70.76キロ)
ハウシュ・マンフィオ: 156ポンド(70.76キロ)

<フェザー級/5分3R>
ランス・パーマー: 146ポンド(66.22キロ)
モヴィッド・ハイブラエフ: 145.4ポンド(65.95キロ)

<ヘビー級/5分3R>
デニス・ゴルソフ: 246.4ポンド(111.76キロ)
ブランドン・セイルズ: 264.4ポンド(1119.92キロ)

<ヘビー級/5分3R>
ブルーノ・カッペローザ: 233.4ポンド(105.86キロ)
モー・デリース: 254.2ポンド(115.3キロ)

<女子ライト級/5分3R>
ラリッサ・パシェコ: 156ポンド(70.76キロ)
エレナ・コレスニク: 157.6ポンド(71.48キロ)

<ヘビー級/5分3R>
アンテ・デリア: 239.2ポンド(108.49キロ)
チャンドラー・コール: 262ポンド(118.84キロ)

<女子ライト級/5分3R>
ジャナ・ファビアン: 155.6ポンド(70.57キロ)
ユリア・パジッチ: 156ポンド(70.76キロ)

<ヘビー級/5分3R>
ヒーナン・フェレイラ: 251ポンド(113.85キロ)
カール・シウマヌタファ: 260ポンド(117.93キロ)

<女子ライト級/5分3R>
テイラー・ゴールダード: 155ポンド(70.31キロ)
ローラ・サンチェス: 155.2ポンド(70.39キロ)

<女子ライト級/5分3R>
マリアナ・モライス: 154.2ポンド(69.94キロ)
ケイトリン・ヤング: 155.6ポンド(70.57キロ)

<ヘビー級/5分3R>
クリジソン・アブレウ: 258ポンド(117.02キロ)
ジャマル・ジョーンズ: 245ポンド(111.13キロ)

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PFL PFL2021#06 Preview アンソニー・ペティス ハウシュ・マンフィオ ブログ モヴリッド・ハイブラエフ ランス・パーマー

【PFL2021#10】レギュラーS最終戦。どうなるフェザー級、崖っぷちのパーマー&ライト級、背水の陣ペティス

【写真】ハイブラエフ✖パーマー(上)、マンフィオ✖ペティス(下)でフェザー級とライト級のプレーオフ=準々決勝の顔合わせが決まる (C) PFL

25日(金・現地時間)にニュージャージー州アトランティックシティのオーシャン・カジノリゾートでPFL2021#06が行われる。

レギュラーシーズン最終戦は本来、女子ライト級と出場選手の半数に渡る5人が入れ替わるという先の読めない展開となったヘビー級でプレーオフ進出4名が決定する──予定だったが、2週間前に消化されなかったライト級とフェザー級の2試合が組まれることで、PFL史上最大のサバイバル大会となる。


ライト級はアンソニー・ペティスがファイトウィークに欠場が決まり、そのまま脱落ではなく今大会で元Titan FCライト級王者ハウシュ・マンフィオと対戦することになった。

このディレイに歩調を合わせるかのようにフェザー級でも対戦カードがシャッフルされ、2度の世界王者ランス・パーマーはモヴィッド・ハイブラエフ戦がマッチアップされた。

ロイック・ラジャポフと第1週でペティスを破ったクレイ・コラードのプレーオフ進出が決まっているライト級は、下のランキングにあるように──マンフィオがアレックス・マルチネスと同様に3Pの持ち点で3位と4位にランクされている。

ドタキャンといえばドタキャンだったペティスは、ペナルティはなく現状0点で9位につけている。ペティスはマンフィオを相手に判定にならないよう、3R中にフィニッシュすれば文句なしのトップ4が確定。ばかりか、判定勝ちで3Pゲットという状況でも、同店となったマンフィオから勝利しているので8月のネクストステージに進むことができる。

2連覇中のナタン・シュルチも準々決勝に進む可能性が残っているが、これはマンフィオとペティスが揃って計量失敗し、その勝敗に関わらず減点されて、勝ち点を得られないケースに限られている。

一方、フェザー級では3Pでレギュラーシーズンを終え、暫定4位につけているシェイモン・モラエス、3Pで5位のハイブラエフと対戦相手=0Pで7位のパーマー、この3人がプレーオフに駒を進める可能性が残っている。

とはいえハイブラエフは計量に失敗せず、勝星を得ることができれば、最後の一枠に収めることができ、フィニッシュが必要ないだけ優位に立っている。

対してパーマーは初回フィニッシュして6Pを得るか、2R4分58秒より前にKOもしくは一本勝ちすれば、モラエスの試合タイムを更新し4位を勝ち取ることができる。つまりドローかパーマーの判定勝ち、もしくは3R中のフィニッシュだとモラエスが逃げ切ることになる。

実力的にはともに優勝候補といっても過言でないパーマーとハイブラエフ。判定勝ちでは3度目の100万ドル獲得を諦めないといけないパーマーは、フィニッシュ至上主義ファイトを展開する必要があり、テイクダウン&コントロールされるよりもハイブラエフの勝機は増えるはずだ。

【ライト級ランキング】
1位 6P ロイック・ラジャポフ
2位 6P クレイ・コラード
3位 3P ハウシュ・マンフィオ
4位 3P アレックス・マルチネス
5位 3P ナタン・シュルチ
6位 3P マーチン・ヘルド
7位 3P アクメト・アリエフ
8位 2P オリヴィエ・オバメルシェ
9位 0P アンソニー・ペティス
10位 0P ジョイルトン・ラターバッバ

【フェザー級ランキング】
1位 9P ブレンダン・ラウネーン
2位 8P クリス・ウェード
3位 6P バッバ・ジェンキンス
4位 5P シェイモン・モラエス
5位 3P モヴィッド・ハイブラエフ
6位 3P タイラー・ダイヤモンド
7位 0P ランス・パーマー
8位 0P ボビー・モフェット
9位 0P アルマン・オスパノフ
10位 0P ジェシー・スターン

■視聴方法(予定)
6月26日(土・日本時間)
午前7時00分~Official Facebook

■ PFL2021#06対戦カード

<女子ライト級/5分3R>
ケイラ・ハリソン(米国)
シンディ・ダンドワ(ベルギー)

<ライト級/5分3R>
アンソニー・ペティス(米国)
ハウシュ・マンフィオ(ブラジル)

<フェザー級/5分3R>
ランス・パーマー(米国)
モヴィッド・ハイブラエフ(ロシア)

<ヘビー級/5分3R>
デニス・ゴルソフ(ロシア)
ブランドン・セイルズ(米国)

<ヘビー級/5分3R>
ブルーノ・カッペローザ(ブラジル)
モー・デリース(米国)

<女子ライト級/5分3R>
ラリッサ・パシェコ(ブラジル)
エレナ・コレスニク(ウクライナ)

<ヘビー級/5分3R>
アンテ・デリア(クロアチア)
チャンドラー・コール(米国)

<女子ライト級/5分3R>
ジャナ・ファビアン(豪州)
ユリア・パジッチ(モンテネグロ)

<ヘビー級/5分3R>
ヒーナン・フェレイラ(ブラジル)
スチュアート・オースチン(英国)

<女子ライト級/5分3R>
テイラー・ゴールダード(米国)
ローラ・サンチェス(米国)

<女子ライト級/5分3R>
マリアナ・モライス(ブラジル)
ケイトリン・ヤング(米国)

<ヘビー級/5分3R>
クリジソン・アブレウ(ブラジル)
ジャマル・ジョーンズ(米国)

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MMA ONE PFL UFC YouTube サディボウ・シ ジョアォン・セフェリーノ ローリー・マクドナルド

『2021 PFL 5: MacDonald vs. Tibau』試合結果/フルファイト動画

2021 PFL 5 results: Gleison Tibau pulls off shocking split decision win over Rory MacDonald(MMAJunkie)
MAIN CARD

・Gleison Tibau def. Rory Macdonald via split decision (29-28, 28-29, 29-28)
・Ray Cooper III def. Nikolay Aleksakhin via unanimous decision (30-27, 29-28, 29-28)
・Emiliano Sordi vs. Dan Spohn declared a unanimous draw (28-28, 28-28, 28-28)
・Chris Camozzi def. Cezar Ferreira via unanimous decision (29-28, 29-28, 29-27)

PRELIMINARY CARD

・Antonio Carlos Junior vs. Vinny Magalhaes ends in no contest (groin strike) – Round 1, 2:45
・Cory Hendricks def. Marthin Hamlet via submission (rear naked choke) – Round 3, 4:09
・Joao Zeferino def. Jason Ponet via submission (arm triangle) – Round 2, 2:16
・Magomed Magomedkerimov def. Curtis Millender via submission (Ezekiel choke) – Round 1, 1:57
・Tom Lawlor def. Jordan Young via unanimous decision (30-27, 30-27, 30-27)
・Sadibou Sy def. Aleksei Kunchenko via unanimous decision (29-28, 29-28, 29-28)


【PFL2021#05】元UFCファイターのクンチェンコに勝利も、サディボウ・シ──プレーオフ進出は微妙(MMAPLANET)

【PFL2021#05】関節蹴りで危ない場面も、マゴメドカリモフがミランダーをエゼキエルで落とし暫定3位に(MMAPLANET)

【PFL2021#05】初回KO負けピンチのセフェリーノが、肩固めでポネを破りプレーオフへ(MMAPLANET)

【PFL2021#05】計量失敗のクーパーが手強いアレクサヒンに判定勝ち。Pレスを最小限に抑えプレーオフ決定(MMAPLANET)

【PFL2021#05】何とロリマクがチバウにスプリット判定負け──も大勢変わらず、プレーオフ進出(MMAPLANET)

 6月17日にニュージャージー州アトランティックシティのオーシャン・カジノ・リジートで開催された『2021 PFL 5: MacDonald vs. Tibau』の試合結果。メインイベントはグレイソン・チバウがローリー・マクドナルドにスプリットデシジョンで勝利していますが、

Rory MacDonald lashes out 'clear robbery' loss at 2021 PFL 5: 'This should be looked into'(MMAJunkie)

 マクドナルドは「完全に勝ちを盗まれた」とコメント。しかし、ポイント差でプレーオフ準決勝にはローリー・マクドナルド、マゴメド・マゴメドケリモフ、ジョアォン・セフェリーノ、レイ・クーパー3世が進出しています。



 大会フルファイト動画。続きを読む・・・
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News PFL UFC YouTube

Россияне выбыли из боев в UFC, следующий соперник Усмана Нурмагомедова, Евлоев хочет выйти на замену

Июньский кэшбек 14.5%: https://clck.ru/VHkwu
FIGHT NEWS – самые интересные новости ММА

– Алексей Олейник о победе над Сергеем Спиваком;
– Мишель Перейра о сопернике после боя против Нико Прайса;
– Макс Холлоуэй выбыл из боя против Яира Родригеса;
– Мовсар Евлоев хочет выйти на замену;
– Рамазан Эмеев выбыл из боя против Ворли Алвеса;
– Боец UFC получил черный пояс по джиу-джитсу;
– Новое подписание в UFC;
– Боец UFC стал отцом;
– Боец PFL стал отцом;
– Таннер Босер vs. Овинс Сент Прю и Николас Дэлби vs. Тим Минс на UFC Fight Night 190;
– Халил Раунтри vs. Модестас Букаускас на UFC Fight Night 194;
– Ион Куцелаба vs. Девин Кларк на UFC Fight Night 195;
– Кертис Блэйдс vs. Жаирзиньо Розенстрайк на UFC 266;
– Брент Примус vs. Ислам Мамедов и Усман Нурмагомедов vs. Мэнни Муро на Bellator 263;
– Олег Олениче vs. Карлос Эдуардо на АСА 125;
– Дауд Шайхаев vs. Самвел Варданян на АСА 126;
– Мухамед Коков vs. Айнди Умаханов и Рустам Керимов vs. Даниэль де Альмейда на АСА 127.

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MMA PFL キック グレイゾン・チバウ マゴメド・マゴメドカリモフ ローリー・マクドナルド

【PFL2021#05】何とロリマクがチバウにスプリット判定負け──も大勢変わらず、プレーオフ進出

<ウェルター級/5分3R>
グレイソン・チバウ(ブラジル)
Def.2-1:29-28.29-28.28-29
ローリー・マクドナルド(カナダ)

素早い左ジャブを繰り出すロリマクに対し、チバウもサウスポーの構えからワンツーを見せる。ロリマクは前蹴りで突き放し、左右に足を使ってダブルレッグのフェイク。右を当てて離れるロリマクに対し、チバウの左オーバーハンドは空振りになり、腹に前蹴りを受ける。ワンツー、右ハイと軽快に動くロリマクが左フックを被弾。一瞬のスイッチで間合を取り直すと続く局面で、チバウが大きく声を挙げアイポークがあったとアピールし試合が中断する。

顔をしかめな、左目を気にしながらが再開を要求するチバウ。再開後、チバウが左フックを入れロリマクのシングルレッグを切ると、ショートフックの乱打戦に持ち込む。クリンチで流れを遮断したロリマクは、離れてニータップからバックに回る。スタンドながら一気に両足をフックしたロリマクがパンチからRNCへ。アゴを押して耐えたチバウ、ロリマクは後方からハイキックを狙いラウンドを終えた。

2R、ロリマクが1R終盤のデジャブのようにニータップからバックへ回る。引き込んだチバウは、ギロチンも頭を抜いて立ち上がる。腕を差して胸らを合わせるチバウは、前方に崩されそうになるタイミングで胸を合わせて離れることに成功した。

右ボディを打たれたチバウは続くニータップを切るが、右ハイをキャッチしにいき顔面に蹴りを受ける。ロリマクはここもテイクダウンを狙い切られると、チバウの右フックを受ける。左ジャブから右ハイ、そしてニータップもチバウはもう掛からない。ダブルレッグも切ったチバウが、ワンツーを当て打撃で攻勢も──この回でフィニッシュができずマゴメド・マゴメドカリモフの4位が確定した。

最終回、従来のMMAイベントではありえない消化ラウンドとなる5分。シングルレッグからヒザを見せたロリマクに対し、チバウは豪快な右から左のオーバーハンドを振るう。一見、勢いはあるが振りの大きなパンチにはロリマクも対処し、近い距離での乱打の方が嫌なようだ。テイクダウンは食わないが、その分踏み込みも甘くなったチバウがまたもアイポークがあったと、ブレイクを要求する。

指を水平にはしていないが、掌を広げているロリマクだけに、どうしてもアイポークが増えるか。リスタート後、チバウはダブルレッグを切るが、左右に回るロリマクを追う足はそれほどない。ミドルを蹴られながら前に出たチバウ、回って距離を取ったロリマクは足を使い続けジャブ、ミドルをブロックしてタイムアップに。

結果はスプリットに割れ、グレイゾン・チバウが番狂わせの判定勝ち。プレーオフ進出ならなかったチバウだが、歓喜の判定勝ちでPFL2021年シーズンを去ることになった。これでプレーオフ準決勝はロリマク✖ブラダボーイ、セフェリーノ✖マゴメドカリモフに決まった。


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【PFL201#05】計量失敗のクーパーが手強いアレクサヒンに判定勝ち。Pレスを最小限に抑えプレーオフ決定

<171.6ポンド契約/5分3R>
レイ・クーパー3世(米国)
Def.3-0:30-27.29-28.29-28
ニコライ・アレクサヒン(ロシア)

計量失敗で、-1P。この試合で加点はない前回の世界王者ブラダボーイが、左ジャブを伸ばす。アレクサヒンはワンツーからジャブ、右を当て首相撲からヒザ蹴りもブラダボーイがダブルレッグへ。ボディロックを腰の乗せて投げたアレクサヒンだが、スクランブル後に左を被弾し効かされる。

それでも鋭い打撃を振るうアレクサヒンに対し、ブラダボーイは再びダブルレッグからケージ際のクリンチへ。ヒザをボディに受けて、効いたように見えたブラダボーイが離れると、アレクサヒンが離れて左ローからワンツーを打ち込む。

殴られながらブラダボーイは組んでいく。スプロールしたアレクサヒンが右をヒット、さらに左ジャブを当てる。ブラダボーイも左ジャブを入れるが、呼吸が粗くなっている。フックに左をカウンターで受けたブラダボーイが、ワンツーフックで前に出て組んでいく。アレクサヒンはテイクダウン防御も強く、ヒザやボディにパンチを打ちつけ、シングルレッグも頭を押して足を引き抜く。前蹴りから右フック、続いてヒザ蹴りから左フックを当てたアレクサヒンが打撃戦でブラダボーイをリードした。

2R、ジャブ&リードフックの交換からブラダボーイが右オーバーハンド。続いて左フックを放つアレクサヒンはヒザ蹴り、続いて前蹴りを互いに蹴り合う。アレクサヒンは左ミドルから左フック、ブラダボーイが左ジャブ、フックから組みに行くも既に標的は目の前から移動している。打撃戦でリードしたアレクサヒンがスピニングバックフィストも、直後にブラダボーイが左フックを打ち込む。ジャブにも、跳びヒザを見せたアレクサヒンが右フックを被弾する。

凄まじい打撃戦が続き、アレクサヒンが初めて自分から組んでケージへ。体を入れ替えたブラダボーイは、ヒザをボディに受ける。逆に左ボディショットを打ち込んだブラダボーイがケージレスリングで削っていくと、ついに前方に崩してバックへ。両手をマットにつけてヒザを防ぐアレクサヒン、ブラダボーイがワキ腹にヒザを突き刺しイーブンとしたか。

最終回、ブラダボーイが左ロー、アレクサヒンが左ハイを見せる。前に出てヒザを突き上げるアレクサヒンは、ダブルレッグを切る。ケージ前を左右に回るアレクサヒンが、首相撲&ヒザを顔面に連続でいれる。ブラダボーイはダブルレッグから、リフトアップしてスラム。そのままバックに回ったブラダボーイは、腰にヒザを打ちつけアレクサヒンを立たせない。アンクルをコントロールし、肩を押し付けてコントロールするブラダボーイの前にアレクサヒンは動きが止まっている。クラッチを剥がしつつ立ち上がったアレクサヒン、バックコントロールを許したまま時間は残り1分になり、ようやく胸を合わせることに成功する。

ブラダボーイは離れず、ダブルレッグ。左腕を差したアレクサヒンは、左ハイを狙う。ラスト30秒、アレクサヒンがワンツー。続くスピニングバックフィストを空振りしたアレクサヒンは打撃で前に出ることができずダブルレッグを狙う。スプロールして、がぶったブラダボーイはタイムアップを迎え──なんとジャッジの1人は30-27をつけるスコアで、3-0の判定勝ち。ボーナスをアレクサヒンに与えず、プレーオフ進出しミッション・コンプリートとした。

シーズン最終戦=ローリー・マクドナルド✖グレイゾン・チバウ戦を前に、そのロリマク、セフェリーノ、ブラダボーイがトップ4を確定。残りの一席をチバウとマゴメドカリモフが争う状況になった。


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