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45 LFA LFA184 MMA MMAPLANET o チェイス・ギブソン ハビエル・レイエス

【LFA184】コロンビアのハビエル・レイエス、マウント鉄槌でギブソンを下し18勝3敗に

<148ポンド契約/5分3R>
ハビエル・レイエス(コロンビア)
Def.3R1分29秒by TKO
チェイス・ギブソン(米国)

ジリジリと距離を詰めるレイエス。ギブソンは頭を振って、ワンツーをかわす。ギブソンはダブルレッグでレイエスをケージに押し込む。小外刈りでテイクダウンを決めたギブソンが、トップを取り切る。ハーフのレイエスはスクランブルでバックを許すと、ギブソンが両足をフックする。正座状態のレイエスに対し、前方に落とされないよう背中を取り直したギブソンが自ら背中をマットにつけてエスケープを図る。ギブソンはここでマウント奪取。残り20秒でリバーサルに成功したレイエスが、逆にバックコントロールからパンチを頭部に落として時間となった。

2R、ワンツーから前蹴りのレイエス。近い距離からシングルを仕掛けると、ギブソンはジャンピングガードからギロチンへ。グラウンドに持ち込み、頭を抜いたレイエスはパウンドに背中を見せたギブソンのバックへ。亀から立ち上がり、ロールしたギブソンだが潜りを潰されマウントを奪われる。レイエスは右エルボーを落とし、シザーズを潰してヒジからパンチの連打に。背中を見せたギブソンはボディトライアングルに捕えられ、厳しい状態が続く。

絞めは防ぐが、パンチを打たれ続けるギブソンは上体を起こしてエスケープを図る。フックを外し、バックコントロール移行したレイエスは後方からパンチを続ける。キムラからのロールのギブソンだが、潰されワキ腹にヒザを被弾して立ち上がる。右を打たれて、右を返したギブソンはこの回を落とした。

最終回、開始直後にギブソンにドクターチェックが入る。そのまま再開となり、ギブソンがワンツーを打っていく。さらにジャブを続けるギブソンだが、レイエスもジャブを返して打部売レッグでテイクダウンを決めると、スクランブルでバックに。ワンフックで背中を伸ばしたレイエスが、RNCへ。アゴの上から絞めを耐えたギブソンだったが、レイエスはマウントに移行すると鉄槌の連打で試合を決め──戦績を18勝3敗とした。


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45 DEEP MMA MMAPLANET o RIZIN Road to UFC Road to UFC2024 Road to UFC2024Ep03 UFC ユ・スヨン 野瀬翔平

【Road to UFC2024Ep03】3年連続出場・野瀬翔平、スヨン戦へ「お互い得意なところでどちらが勝るか」

【写真】柔術黒帯のスヨン相手にも組みでの真っ向勝負を宣言し、勝利への執念を語った(C)MMAPLANET

18日(土・現地時間)&19日(日・同)に中国は上海のUFC PIで開催されるRoad to UFC2024。2日間で4エピソードが実施されるアジア発、世界最高峰への道──その2日目、エピソード03で野瀬翔平が韓国のユ・スヨンと対戦する。
Text by Takumi Nakamura

2年連続でRoad to UFCに出場するも、UFCとの契約まで手が届かなかった野瀬。2024年はRIZIN佐賀大会に出場するなど、キャリアを積んでUFC再挑戦につなげる1年にすると位置付けていたが、本人も予想していなかった3年連続となるRoad to UFC出場が決まった。しかも対戦相手は元DEEP王者であり、日本でもその強さが知られているスヨンだ。バンタム級屈指の好カード、そして悲願のUFC契約に向けた戦いを前にした野瀬が心境を語った。


――RIZIN佐賀大会後に取材したときには「今年はRoad to UFCに出場することは難しいと思うので、色んな大会でキャリアを積む1年にしたい」とおっしゃっていました。そんな中で急転直下Road to UFC出場が決まり、率直に出場が決まったときはどんな心境でしたか。

「全く思いもよらなかったというか、まさかオファーをいただけるとは思っていなかったのでびっくりしました」

――こんなチャンスはないという気持ちでしたか。

「そうですね。ジムで先生と『Road to UFCのオファーがあるけどどうする?』という話をして、本来は期間を空けて経験を積んで強くなってから再挑戦と思っていたんですけど、その時に怪我をしていないとも言えないし、元気かどうかも分からない。やりたいときにできるとは限らないし、極端な話、格闘技そのものをやっていないかもしれない。実際に僕はそれが身に染みて分かっているので(※高校時代に柔道の試合で首の骨を骨折した経験がある)、オファーが来たからには出ます、出たいですと伝えました」

――ある意味、神様に出ろと言われているようなものですよね。

「はい。3年連続でRoad to UFCに出させてもらえるなんて、普通はないことですからね」

――RIZINにも出場して、色んな試合のチャンスがあったと思いますが、UFCを目指すという気持ちは変わらなかったですか。

「そうですね。この話を聞いたときに、即答で(Road to UFCに)出ると答えたので。それだけUFCに出たい気持ちが強いです」

――過去2回のチャレンジで、ここを勝ち抜いてUFCと契約することが最大のゴールだということを身を持って知っているのが野瀬選手です。過去2回トーナメントを勝ち抜けなかった経験が生かせるかどうか。それが今回のトーナメントで試されると思います。トーナメントを勝ち抜くために何が必要と思って取り組んできましたか。

「一番は気持ち、心だと思います。Road to UFCは普通と違って独特の雰囲気なんですよ。みんなUFCとの契約を勝ち取るために飢えているというか。1回戦では同じ国同士の戦いもあるし、そういう独特の雰囲気の中でどっちが相手を飲み込むか。気持ちの強さが大事だと思ってます」

――試合までの環境も他と空気は違いますか。

「対戦相手と一週間同じホテルですし、独特の雰囲気はありますね。何回経験しても」

――でもそれを2度経験しているというアドバンテージはありますよね。

「そうですね。そんなにフワフワもせずに、いつもと変わらず淡々と試合の準備ができます」

――ちなみに1週間も相手と同じホテルにいると顔を合わせることもありますよね。

「はい。今回もすでに何度かあって。ちょうど僕がPIに練習行ったときに、相手のユ・スヨンの練習終わりと重なって、軽く挨拶する、みたいな。でもそのおかげで、練習のときに相手をイメージしやすかったです。試合前に現物の相手を見て、相手のサイズ感を思い浮かべることができるので」

――この試合に向けた準備という部分ではどんな対策をしてきましたか。

「相手は柔術黒帯で得意な部分、組んでテイクダウンして…というところが見えているので、そこでどちらが勝つか。相手が組みが強いからといって、びびって打撃でいっちゃうとその時点で気持ちで負けてるじゃないですか。そうじゃなくて、いつも通り組んで極めることを意識してやってきました」

――スヨン選手が組みが強いタイプだからこそ、野瀬選手も自分のスタイルを貫く方が勝利への近道になる、と。

「その方が相手も嫌だと思うし、そこでどちらが勝つか。お互い得意なところでどちらが勝るか勝負します」

――スヨン選手はDEEPでも試合をしていて、今大会の出場選手の中でも屈指の実力者だと思います。

「3団体でチャンピオンになっているので、かなり強い相手だと思ってます。むしろ優勝候補の一人だと思うし、試合を見てもすごく強いので、そこは相手の強さを認めた上で、僕が勝ちにいきます」

――先ほどもテイクダウンやグラウンドゲームが試合のキモにはなると思うのですが、やりやすいイメージはありますか。

「僕もそこでどちらが主導権を握るかだと思っていて。僕の得意な形、4の字クラッチしてのバックキープができれば勝てるかな、と。僕はバックキープの形に入れば、絶対に逃がさずに、削るなり極めるなりできると思っているので、そこまでどういくかですね」

――この試合は日本のファンも注目しているカードです。野瀬選手自身は周囲の声や期待の声を感じていますか?

「RIZINに出たことで色んな方に自分を知ってもらえて、前回よりも応援してくれる人が増えたなとは感じてます」

――どんな試合をして次に繋げたいですか。

「もちろんフィニッシュして勝つのが一番だし、フィニッシュも狙いますけど、どうなってもいいから勝ち切りたいです。全試合スプリット判定でも3回勝てば契約なので。どんな試合になってもいいから勝つという気持ちでいます」

――UFCに直結する機会はそう何度も来るものではないと思います。そこに臨む覚悟は決まっていますか。

「全部の試合がそうですけど、この試合でも大きな怪我して競技生活が終わりになるかもしれない。実際に僕は大怪我をして、歩けなくなるかもしれないという経験をしています。本当に試合でどんなことが起こるか分からないので、一戦一戦を大切にして、そして最後になるかもしれないと思ってやってきました。だからこのチャンス断る選択肢はなかったです」

――それでは最後に日本のファンにメッセージをいただけますか。

「応援してくださっている皆さん、日本人の強さを証明して、そして僕自身の強さを証明して1回戦を突破します」

■視聴方法(予定)
5月19日(日)
午後7時~UFC Fight Pass
午後6時45分~U-NEXT

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45 LFA LFA184 MMA MMAPLANET o ネイサン・ガリーブ ボクシング レリアン・ドゥグラス

【LFA184】追い込まれたドゥグラスが、ダーティボクシングからフックの5連打。ガリーブは立ったまま失神

<フェザー級/5分3R>
レリアン・ドゥグラス(ブラジル)
Def.2R0分45秒by TKO
ネイサン・ガリーブ(米国)

スイッチするガリーブが圧を掛け、右カーフを連続で蹴る。ケージに詰まったドゥグラスは左足を蹴られるなかで、右ハイを空振りする。スイッチして距離を詰めたガリーブがエルボーを見せて組みつく。ケージに押し込まれたドゥグラスは、腹にヒザを受けて離れる。サウスポーの時間が増えたガリーブが左ストレートをヒット。動きが一瞬止まったドゥグラスのボディにコンビを決める。回って距離を取り直したドゥグラスが、右オーバーハンドも届かない。そしてカーフを蹴られる。ドゥグラスは右ミドルを蹴ったが、すぐにケージに詰まりガリーブが左エルボーから、ムエタイ流の崩しを見せる。直後に左オーバーハンドを当てたガリーブは、エルボーを連続で打ち込むなど初回をリードした。

2R、初回と同様に圧を掛けるガリーブだが、ドゥグラスの前蹴りが急所に入り試合が中断される。再開後、ワンツーでつめたガリーブがエルボー。追い込まれたドゥグラスがクリンチでパンチを連打する。離れた直後、ガリーブは右オーバーハンドを打たれてダウン。立ち上がってもケージに詰まった状態のガリーブに対し、ドゥグラスが右、左、右、左、そして右と5発モロにフックを振り抜く。立ったまま意識が飛んだガリーブは担架に乗せられケージを後に──、ドゥグラスが衝撃的な逆転勝ちをした。


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45 LFA LFA184 MMA MMAPLANET o キック コディ・デイヴィス ロドニー・ケアロヒ

【LFA184】勝負所で見事なバック奪取。元王者デイヴィスがケアロヒにスプリット判定で競り勝つ

<フライ級/5分3R>
コディ・デイヴィス(米国)
Def.2-1:29-28.29-28.28-29
ロドニー・ケアロヒ(米国)

互いにミドルセクションへの蹴りを見せ、ケアロヒが左を振るう。さらに左インローを蹴ったサウスポーのケアロヒの右フックに、デイヴィスが組みついてボディロック&ケージに押し込む。ウィザー、ケージを背にして耐えるケアロヒが内股からポジションを入れ替える。押し返したデイヴィスが大内刈りでテイクダウンを決める。半身で立ち上がろうとするケアロヒを殴るデイヴィスは、正対して立ち上がりワキを潜ってバックに回る。

キムラから引き込んだケアロヒだが、足のフックがなくマウントを取られる。即座にバックを取ったデイヴィスがアゴの上からRNCへ。リストを掴んで防ぐケアロヒだが、ロールしつつ肩固めを防いでスクランブル。スタンドに戻ると左ハイのケアロヒが、デイヴィスのテイクダウン狙いにギロチンから引き込んだところで時間となった。

2R、パンチに行くぞと見せてダブルレッグで組んだデイヴィスが、ボディロックでケージにケアロヒを押し付ける。体を入れ替えたケアロヒはヒザを見せあって再び、押し込まれると、デイヴィスのレベルチェンジにギロチンから引き込む。頭を抜かれるタイミングで立ち上がったケアロヒは、ここではインサイドトリップを耐える。

ダブルレッグにスイッチしたデイヴィスがテイクダウン、スクランブルでバックに。ケアロヒは胸を合わせて距離を取り直す。ケアロヒは左三日月から左ハイ、動きが落ちてきたデイヴィスに左アッパーを繰り出す。左フックを受けて下がったデイヴィスは、続いて右も受けるとダブルレッグをスプロールされる。再び三日月を蹴られて、回るようになったデイヴィスはボディにコンビを受けラウンドを失った。

最終回、すぐに腹を狙われたデイヴィスがシュートイン。シングルからダブルで押し込み、アンクルピックで倒しに掛かり、そのままバックへ。両足をフックしてRNCを狙うが、すぐにケアロヒが反転して上を取る。立ち上がったデイヴィスはボディロックも、シングル狙いも頭を上げてしまう。続いてシングルを切られたデイヴィスだが、それでもケアロヒの右足を束ねに行く。足を抜いたケアロヒはクリンチの攻防でボディを殴り、エルボーをワキ腹に落とす。

頭を落とされ、体を入れ替えさせられたデイヴィスは逆にケージに押し込まれる。バックに回ろうとしたケアロヒをリバーサル、バックを取り切ったデイヴィスがワンフック、そして両足をフックしてボディトライアングルへ。そしてRNCをセットする。極まりはしないが、ポジションをキープできているデイヴィスはケージキックからのリバーサルを許さず、タイムアップを迎えた。

打とレスリング、柔術の消耗戦はスプリットに割れ、デイヴィスが競り勝った。


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45 LFA LFA184 MMA MMAPLANET o ガブリエル・ゴミス ギルバート・ナカタニ

【LFA184】ギルバート・ナカタニ、ダウンを喫するもレッスル&パウンドで挽回。ゴミスからTKO勝ち

<フライ級/5分3R>
ギルバート・ナカタニ(米国)
Def.2R3分02秒by TKO
ガブリエル・ゴミス(ブラジル)

構えを変えるナカタニの右の蹴りをキャッチしたゴミスが、右のパンチを振るう。ゴミスは左右に回りカーフから左ジャブをヒット。ナカタニはジャブ、カーフを受けて前に出ると右フックを被弾してダウンする。すぐに立ち上がっても連打を受けて後方に崩れる。ここからシングルで組みつきリズムを変えようとしたナカタニだが、ゴミスは引き続きジャブを当て右ミドル、さらに蹴り足を掴みに掛かる。と、スリップしたゴミスに組みついたナカタニが、リフトしてテイクダウンを決める。スクランブルでバックに回ったナカタニは両足をフックしてパンチからパームトゥパームで絞め、ゴミスの動きにマウント、さらにバックと態勢を変えながらパンチを打っていく。

ゴミスが立ち上がると、ナカタニはフックを解いて離れる。序盤の打撃戦では不利だったナカタニだが、ここで前に出ての左右のフックが決まる。最後にカーフを連続したナカタニ、ゴミスはスタミナを切らしたように見えた。

2R、すぐに圧を掛けるナカタニの右フックでゴミスがダウン。立ち上がり際にサイドバックのナカタニが、ハーフネルソンで前方に崩してパンチを連打する。亀で動けないゴミスはネルソンを解いたナカタニのパンチを受け続ける。リストコントロール&パウンドのナカタニが鉄槌、パンチ、そしてハーフネルソンで立たせないようにコントロールする。

2分30秒、殴り続けるナカタニはやや動きが落ちたかと思われたが、ペースを落とすことなく後方からワキ腹、頭部にパウンドを落とす。ついにレフェリーのクリス・レーベン(!!)が試合を止めた。


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45 AB LFA LFA184 MMA MMAPLANET o PFL UFC イゴール・シケイラ ガブリエル・ゴミス ギルバート・ナカタニ コディ・デイヴィス ロドニー・ケアロヒ

【LFA184】メキシカン・ジャパニーズで米国人。ギルバート・ナカタニがLFAフライ級戦線に殴り込み

【写真】メキシコの血が強く感じるのは、日本人からの見方なのか (C)LFA

17日(金・現地時間)、カリフォルニア州コマースのザ・コマース・カジノ&ホテルでLFA184「Diaz vs Lewis」が開催される。
Text by Manabu Takashima

メインイベントはライトヘビー級3回戦=オジー・ディアズ×ベヴォン・ルイスの一戦だ。元LFAミドル級王者ディアズは2年2カ月前に同会場でベルトを巻いている。その4カ月後にコンテンダーシリーズに挑むも、ジョー・パイファーに敗れてUFCとの契約はならなかったが、これを機にライトヘビー級に転向し、今回が205ポンドで2度目の試合となる。

対するベヴォン・ルイスはコンテンダーシリーズに2度挑み世界最高峰に進んだキャリアの持ち主だ。オクタゴンでは1勝3敗と結果を残せずリリースされ、さらにはPFL Challenger Seriesでも敗れており、キャリアの再構築を賭けて4年1カ月振りのLFA登場となる。


そんなLA郊外の大会で注目したいのはメインカード第1試合に出場するギルバート・ナカタニだ。名前の通り日本人の血が流れるナカタニは、メキシカン・ジャパニーズで米国籍を持つ。高校でコーチをしていたこともあるレスリングがベースのナカタニは早くに母を亡くし、育ての親といえる祖母を亡くしたことでメインイベントをキャンセルしたことがある。

プロ6勝は全てLights Out Xtreme Fightingで挙げたモノで、A1 Combatで唯一の黒星を喫したナカタニにとって、今回がLFA初陣となる。アマで10勝2敗のレコードを持ち、目標は当然のUFCと公言。そのためにLFAのベルトを狙うナカタニだが、今大会には前王者コディ・デイヴィスも出場し、ハワイのフィニッシャー= ロドニー・ケアロヒを相対する。

正規王者エドゥアルド・シャポリン、暫定王者イゴール・シケイラが君臨するLFAフライ級戦線。デイヴィスはシケイラとの王座決定戦で手にしたベルトをシャポリンに敗れて失っており、完全な三角関係が成り立っている。

ナカタニとすれば、この三角関係を四角関係にするため求められるのはただの勝利でなくインパクトにある勝ち方だ。それが今のUFCを目指すLFAの戦いといえる。

この他、今回はキャッチ戦となったがチェイス・ギブソン×ハビエル・レイエス、レリアン・ドゥグラス×ネイサン・ガリーブというフェザー級の潰し合いも見逃せないLFA184だ。

■視聴方法(予定)
5月18日(土・日本時間)
午前11時~UFC Fight Pass

■ メイン対戦カード

<ライトヘビー級/5分3R>
オジー・ディアズ(米国)
ベヴォン・ルイス(米国)

<148ポンド契約/5分3R>
チェイス・ギブソン(米国)
ハビエル・レイエス(コロンビア)

<ウェルター級/5分3R>
ジャンポール・レボスノヤニ(米国)
ヴィクトー・キャッチ(オランダ)

<フェザー級/5分3R>
レリアン・ドゥグラス(ブラジル)
ネイサン・ガリーブ(米国)

<フライ級/5分3R>
コディ・デイヴィス(米国)
ロドニー・ケアロヒ(米国)

<フライ級/5分3R>
ギルバート・ナカタニ(米国)
ガブリエル・ゴミス(ブラジル)

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2024#02 45 BELLATOR Bellator CS2024#02 MMA MMAPLANET o キック タチアナ・スアレス パッチー・ミックス マゴメド・マゴメドフ レアンドロ・イーゴ

【Bellator CS2024#02】パッチー・ミックス、ギロチンを効果的に使いマゴメドフを2-1で下し王座防衛

<Bellator世界バンタム級選手権試合/5分5R>
パッチー・ミックス(米国)
Def.2-1:48-47.48-47.46-49
マゴメド・マゴメドフ(ロシア)

サウスポーのミックスに対し、マゴメドフが右ミドルを見せる。スイッチを織り交ぜるマゴメドフが左右のフックを強振するが、ミックスが左インローを続ける。ダブルのリードフックを繰り出すマゴメドフに、ミックスはジャブを決める。マゴメドフは右オーバーハンドも、距離が遠いか。組みにいかないマゴメドフは、近距離でもヒザを突き上げて離れる。ミックスは圧を掛けて右ジャブ、マゴメドフは左を振って前に出る。と、ローに左を合わせたマゴメドフが、ラッシュをかけると右を打ち込んでクリンチへ。離れた両者、ミックスが左ハイで前に出るが、マゴメドフも右ローからオーバーハンドと手数が増える。ミックスの右をサークリングでかわしたマゴメドフが初回を取ったか。

2R、左インローのミックス。その蹴りをキャッチしたマゴメドフに対し、ミックスがギロチンを仕掛けてジャンピンガードへ。そのまま寝技に持ち込んだマゴメドフは、問題なく頭を抜く。ミックスも下で攻められることなく、スクランブルでスタンドへ。マゴメドフは右オーバーハンドを当て、ペースを譲らない。スイッチから左右のパンチを伸ばすマゴメドフの攻撃を見切ることができないチャンピオンは、リーチ差があっても優位に立てない。マゴメドフは左から右をステップインして入れ、ミックスはインロー。叫び声を挙げたマゴメドフはギアを上げるような動きから、間合いを取り直す。

ミックスは右ジャブを当てると、終盤は間合いを測る展開に。一瞬の組みから離れたマゴメドフがボディを入れ、何やら挑発をして時間に。

3R、直ぐに近い距離でワンツーを繰り出したマゴメドフ。間合いを取って左を振るったマゴメドフがシングルレッグへ。ギロチンを合わせてミックスは、ボディトライアングルで固めるが極め切れない。それでも上を取ったミックスがボディロックからパスの圧を溜める。マゴメドフは正対したまま離れてスタンドに。直後にミックスが右ジャブをヒットさせる。インローが効いていた感のあるマゴメドフだが、左をクリーンヒットさせ動きが止まって下がったミックスに追い打ちを掛ける。

ここからクリンチの攻防も、マゴメドフがヒザを見せて距離を取り直す。パンチの勢いで上回るマゴメドフが右を当て、ステップインで左を振るう。ミックスはここもインロー、マゴメドフがボディを殴ってサークリング、最後にスピニングバックキックを見せた。不発のギロチンがどこまで評価されるのか──という5分となった。

4R、打撃の様子見のなかでミックスが組みを選択。ケージ際のクリンチで両者がヒザを使う。マゴメドフはエルボーを打って離れると、左を振るう。ミックスも右を返し、構えを変えて右ハイ──も空振りに。ワンツー、右ジャブを伸ばすマゴメドフが右アッパーを狙う。手数を増やしたい王者は、ここも右インローを蹴る。マゴメドフは小刻みに構えを変え、右オーバーハンドを入れる。さらに蹴り足をとってテイクダウン狙いから、リリースして左をヒット。ミックスのステップインはサークリングでかわすマゴメドフ、直後にローに右を合わせる。最後は首相撲の攻防となり、この回もマゴメドフが取った。

最終回、圧を掛けるミックスに対し、マゴメドフは飛び込んで首相撲→クリンチアッパーへ。と、ミックスの左の三日月が、マゴメドフの急所に入る。苦悶の表情を浮かべるマゴメドフは、試合再開と同時に左フックを当てる。さらに右フック、右ミドルのマゴメドフがクリンチの攻防でケージに詰められ、ボディロックで体を浮かされる。それでもテイクダウンを取れなかったミックスは、距離を取り直して即ダブルレッグへ。

ケージに押し込み、ヒザをついて立ち上がったミックスがボディロック、さらにシングルレッグもマゴメドフがスプロールして倒せない。ケージに押し込まれたマゴメドフは、結果的にはテイクダウンを許さず打撃の間合いに戻った。残り90秒、フックを当てて距離が詰まるとマゴメドフが首相撲へ。ミックスはダブルレッグでケージにドライブする。

クリンチでポジションを入れ替えた両者、ミックスがエルボーを繰り出して離れる。最後の10秒、ワンツーからスピングバックフィストのマゴメドフだが、この5分はミックスがモノにしたか。

初回、4Rはチャレンジャー。2Rと最終回はチャンピオン。3Rはミックスのギロチンと打撃のマゴメドフ──極め切れないギロチンは、ダメージを残せない。その点を踏まえると48-47でマゴメドフという見方も成り立つが……結果はジャッジ1人が49-46でマゴメドフ、2人が48-47でミックスを支持した。

タイトル成功したミックスのフィアンセ、タチアナ・スアレスは最初にマイクを向けられた「スプリットに驚いた」と話す。ブーイングにミックスは「3Rのギロチンで、彼は力を力を使った。レスリングで来るかと思ったけど、打撃できたね。キャンプが良くなくて、減量もハードだった。でも、ずっと強度の高い攻撃を続ける挑戦者だったよ」と話し、次の挑戦者にレアンドロ・イーゴを指名した。


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2024#02 45 BELLATOR Bellator CS2024#02 GLORY LFA MMA MMAPLANET o アンソニー・ペティス ジャリール・ウィリス セドリック・ドゥンベ

【Bellator CS2024#02】ウィリスに圧勝、ドゥンベにペティスが対戦要求。11月にパリで対戦か

<175ポンド契約/5分3R>
セドリック・ドゥンベ(フランス)
Def.1R3分33秒by TKO
ジャリール・ウィリス(米国)

大ドゥンベ・チャントに背中を押されるドゥンベは、ウィリスの前蹴りをキャッチして殴っていく。離れたウィリスは蹴りよりも遠い距離から組む機会を伺っているか。そのダブルを切って左を入れたドゥンベは、続くシングルも切って逆にヒザ蹴りをキャッチして右を打ち込む。後方に崩れたウィリス、スクランブルで立ち上がるとドゥンベが右クロスを狙う。

頭からぶつかっていくようなウィリスに対し、ドゥンベは左ジャブを伸ばす。左フックを被弾して姿勢を乱したドゥンベだが、ウィリスは強振して頭からマットへ。立ち上がっても蹴りで自らバランスを崩すなど、力が入り過ぎているウィリスはフックの応酬のなかで、右を受けてダウン。ドゥンベは右を連打し、立とうとしたウィリスに反則のヒザを入れそうになったが不発で命拾い。直後のウィリスのシングルをかわし、後方から左の連打でTKO勝ちを決めた。

Glory世界ウェルター級王者は、元LFA王者を一蹴。「彼のゲームプランは良かったけど、承知の上だった。でもあのゲームプランは良かった。尊敬しているよ。俺はベストグラップラーだよ(笑)。過去、今、2人のグラップリングコーチに感謝している」とインタビューで話したドゥンベに対し、アンソニー・ペティスがケージインし「パリで戦う」と宣言。これを受けドゥンベは「パリで戦いたいだって、コイツ、クレイジーだよ」と了承した。Bellator CSでは11月にパリ大会が予定されており、そこで両者が相対することになるのか──。


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2024#02 45 BELLATOR Bellator CS2024#02 MMA MMAPLANET o アーチー・コルガン チボー・グッチー

【Bellator CS2024#02】アーチー・コルガン、体重超過のグッチーにTD&バックコントロールで圧勝

<157.7ポンド契約/5分3R>
アーチー・コルガン(米国)
Def.3-0:30-26.30-27.30-27
チボー・グッチー(フランス)

グッチーの計量失敗でキャッチ戦となった一戦。左に回るコルガンが、ジャブを伸ばしながらテイクダウンのフェイクを見せる。チボー・チャントを背に戦うグッチーだが、最初のダブルレッグでテイクダウンを許すと、スクランブルでバックを譲る。崩され、後方から右のパンチを被弾するグッチーは向き合おうとして、小外刈りで倒される。そのままバックを取り、肩から落としたコルガンがサイドバックからのパンチを続ける。

殴られ続け、亀で頭を覆うようになったグッチーを見て、レフェリーがいつでも止められるよう覗き込む。正座から背中をつかされたグッチーは、サイドで抑えられ頭を抱える。コルガンはエルボーを落とし、足を戻してくるところでパンチを纏める。残り70秒、左エルボーを入れたコルガンは、ハーフバタフライで上体を固められ下からエルボーを打たれる。TKO負けの危機にあったグッチーがサバイブした。

2R、間合いを図る両者。初回と同様にコルガンがテイクダウンのフェイントを見せ、グッチーが左リードフックを打っていく。ボディジャブを入れたグッチー。レベルチェンジでテイクダウンと見せ右アッパーを当てたコルガンは、迷うをグッチーをダブルレッグで倒してバックへ。後方から殴り、右ヒザを腰に受けたグッチーは立ち上がることができない。サイドバックでヒザを続け、サタンプのコルガンはボディロックから後方にテイクダウン。バックコントロールを取られたままパンチを頭部、ヒザをキドニー付近に受けるグッチーは足のフックがないRNCこそ防いだが、頭を抱えて殴られ、最後はエルボーを受けるなど攻められ続けた。

最終回、グッチーは左ジャブを伸ばすが、コルガンの右フックで下がる。続くステップインからアッパーを外したグッチーがワンツーも当たらない。逆に左リードフックを当てたコルガンは、シングルレッグのフェイクで大きく反応させる。スローな達の展開から、コルガンが一気にダブルレッグでバックに回る。正面を向きながら立って離れたグッチーは左フックで殴られケージまで下がる。

右を当ててダブル、シングルから左を当てたコルガンは後方に崩れたグッチーのバックを個々でも取り右のパンチを打ち込む。ケージまで移動したグッチーは、手首を掴んで防御する。ヒザを入れながらスタンドに戻ったコルガンがワンツー、左フックをヒットさせる。ケージの前から離れることができないグッチーは、口を半開きで最後の10秒にあると思い切りフックを振るったものの、焼石に水にもならない反撃だった。

フルマークの判定勝ちを手にしたコルガンは、ブーイングを受けて「ボンソワール・マザー・ファッカー。レッツゴー。ここで人気がないことは分かっている。ブーイングも大歓迎だ。皆がブーをするのを分かってここに来た。対戦相手は計量を失敗した。ハードワークを正しくしていれば、簡単なことなんだ。僕がやったようにね」と話した。


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【Bellator CS2024#02】開始直後のヒジでペースを奪われた矢地、ベルナウイのダースチョークで一本負け

<ライト級/5分3R>
マンスール・ベルナウイ(フランス)
Def.1R4分08秒 by ダースチョーク
矢地祐介(日本)

ベルナウイがジャブと右フック。矢地が左ミドルとインロー、左ボディストレートから右フックにつなげる。ここから距離を詰めて組んだ矢地だが、ベルナウイが首相撲のような形でヒジを連打する。これを受けた矢地が引き込むように下になる。

矢地はハーフガードからベルナウイの脇をくぐるように身体を起こし、右腕を差して立ち上がる。ケージを背負いながらも矢地がヒザ蹴りを入れて離れる。ベルナウイが右の前蹴りと左フック、矢地が左ミドルを蹴ってワンツーから組みつく。ベルナウイは左腕を差して矢地をケージに押し込み、右腕で足をすくようにしてテイクダウンする。

サイドを奪われた矢地がケージを蹴ってポジションを返そうとするが、ベルナウイはサイドポジションでトップキープしてヒジを落とす。矢地が左腕を差して体を起こすと、ベルナウイがダースチョークへ。これががっちりと極まって矢地がタップ。矢地のベラトール初参戦は無念の一本負けに終わった。そして勝者は「作戦は単に対戦相手に合わせて、ボクシングでもグラップリングでも戦うことだった。そしてグラップリングできたから~、そこで戦った。次はチャンピオンと戦ってチャンピオンになりたい」と話した。


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