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45 LFA LFA191 MMA MMAPLANET o キウイニー・ロピス

【LFA191】スーパーマンパンチから左フック。カポエリスタ=キウイニー・ロピスが92秒でプラドをKO

<フェザー級/5分3R>
キウイニー・ロピス(ブラジル)
Def.1R1分32秒by KO
ウェリントン・プラド(ブラジル)

オーソのプラド。ロピスはサウスポーに構える。プラドは右ハイを見せ、ロピスは左インローを蹴る。間合いを測る両者、プラドのジャブに左ミドルを合わせたロピスが一旦間を置くと、スーパーマンパンチで左フックをヒットさせる。ケージまで下がったプラドに、ロピスがパンチのラッシュを掛ける。左フックを打ち抜かれ、腰から崩れたプラドを見てレフェリーが試合を止めた。

ストップに不満そうな表情を見せたプラドだが、止められていないとそのままパンチを浴び続けていたに違いない。大興奮の勝者は、カポエイラの動きを見せて「ボーナスが欲しい。そしてベルトもな」と話した。


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45 LFA LFA191 MMA MMAPLANET o キック フェルナンド ペドロ・オリヴェイラ

【LFA191】元ミドル級王者フェルナンドが、打撃の圧&組みで押し込みオリヴェイラから判定勝ち

<ミドル級/5分3R>
ルーカス・フェルナンド(ブラジル)
Def.3-0:30-27.29-28.29-28
ペドロ・オリヴェイラ(ブラジル)

昨年コンテンダーシリーズに敗れ、再起を狙ったLFAでミドル級王座を失うという失意の時を送ったフェルナンド。5月に1年2カ月振りの勝利を得た元王者は、8勝2敗(4KO、1Sub)でLFA初勝利を目指すオリヴェイラと対戦する。

サウスポーのオリヴェイラに右ミドルを蹴ったフェルナンド。オリヴェイラの蹴りにパンチを合わせ、ハイからワンツーを伸ばす。ワンツー&右ハイのコンビで姿勢を乱したフェルナンドに対し、オリヴェイラがローを蹴る。ストレート&インローのフェルナンドが跳びヒザをかわすが、左を被弾しそうになる。オリヴェイラはシングルレッグからボディロックでリフトし、テイクダウンを決める。

ハーフからシングルのフェルナンド。がぶったオリヴェイラはバックを伺う。正対して立ち上がったフェルナンドは体を入れ替える。オリヴェイラは大内刈りでテイクダウンを決めたが、フェルナンドがスイープでトップを取りマウントへ。ブリッジのオリヴェイラはすかされバックを取られる――が、前方にフェルナンドを落として時間となった。

2R、フェルナンドのステップインに組んだオリヴェイラが、ケージに押し込む。ポジションを入れ替えたフェルナンドが離れて、右を入れる。右ストレートからヒザ蹴りを受けたオリヴェイラがクリンチへ。ここも体を入れ替えたフェルナンドが間を取り直し、右ストレート&ヒザを入れる。今度は自ら組んだフェルナンドだったが、ならばとオリヴェイラは左腕を差して回る。

離れたフェルナンドは右ストレート&ヒザというコンビから、組んでヒジを狙う。間を外したオリヴェイラだが、同じコンビネーションを真っすぐ下がって受け続ける。最後の30秒も同じ攻撃を見せたフェルナンドは、左のカウンターを食らいボディロックからリフト&スラムで下になったところでラウンド終了となった。

最終回、インローから右ハイを狙ったフェルナンド。ワンツーで前出ると、オリヴェイラが右に回ってかわす。サイドキックを見せたオリヴェイラだが、変わらず真っすぐ下がって組まれる。打撃の展開に戻っても、同じ流れからケージ際で体を入れ替えるという攻防が見られる。オリヴェイラはダブルレッグを仕掛けて切られると、逆に小外掛けでテイクダウンを奪われる。

このテイクダウンが勝敗の分かれ目となるか。下のオリヴェイラの動きは少ない。残り1分で立ち上がろうとしたオリヴェイラは背中を預けた状態から、正対してクリンチへ。回ったフェルナンドが離れ、右を伸ばす。最後の打ち合い――という展開にもならず、オリヴェイラは最後にテイクダウンを切られてタイムアップに。

判定勝ちを収めたフェルナンドだが、この試合がコンテンダーシリーズへの査定マッチとすれば内容的には厳しいものだった。


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45 LFA LFA191 MMA MMAPLANET o エドゥアルド・シャポリン クレベルソン・ソウザ リンコン・サントス

【LFA191】世界最大のスラム出身リンコン・サントスが、フレイレ兄弟の教え子ソウザをヒールで一蹴

<フライ級/5分3R>
リンコン・サントス(ブラジル)
Def.1R3分08秒by ヒールフック
クレベルソン・ソウザ(ブラジル)

BTT所属のムエタイファイターが、ピットブルブラザース所属のソウザと対戦。まず左ミドルを見せたサントス。さらに右ストレートを伸ばし、返しの左を繰り出す。ソウザも怯むことなく打撃戦に応じると、サントスはシングルレッグからボディロックでケージにつめテイクダウンを狙う。首相撲のサントスに対し、ボディロックに出たソウザが体を入れ替えてケージにサントスを押し込む。

ソウザの崩しを耐えたサントス、両者が離れる。ソウザは前蹴りから左ミドル、サントスはテイクダウン狙いを切られ、スピニングバックフィストを空振りする。逆にテイクダウンを狙ったソウザは、ボディロックでテイクダウンを決める。その刹那、サントスは内掛け&外ヒールへ。声を漏らしたソウザ、レフェリーはバーバルタップと判断した。

これでキャリア9勝2敗、LFAでは4連勝としたリンコン・サントスは「この形はずっと練習してきた。ホシンヤ(リオにある世界最大のファベーラ=スラム)の皆に勝利を捧げる。エドゥアルド・シャポリンに挑戦したい。シャポリン、ベルトを持っている今を楽しんでくれ。俺がベルトを奪いに行くから」と話した。


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45 LFA LFA191 MMA MMAPLANET o ガビ・フジモト マリア・ルイーザ・アブレウ

【LFA191】序盤の2Rを落としたガビ・フジモト。アブレウから逆転、号泣パウンドアウトTKO勝ち

<女子ストロー級/5分3R>
ガビ・フジモト(ブラジル)
Def.3R2分28秒by TKO
マリア・ルイーザ・アブレウ(ブラジル)

右ローを蹴ったアブレウ。ダブルレッグを切られると、思い切りワンツーを振るって組んでいく。耐えたフジモトはケージを背負ってウィザーも、右腕を差し上げたアブレウがテイクダウンを決める。腰を切ったフジモトはケージを蹴っての腕十字狙いか。アブレウは察知し、エルボーを受けながらもハーフで抑えていく。

スイープの狙いのフジモトが、Zガード。立ち上がったアブレウが鉄槌を落とし、フジモトが蹴り上げを見せる。結果、アブレウがガードの中に収まる。下から勢いのあるエルボーを頭部&肩に打つフジモト。アブレウは鉄槌から、腕十字に反応して右エルボーと鉄槌を落とした。

2R、スイッチしたフジモトが、構えを変えてパンチを伸ばす。アブレウは右カーフ、蹴り足をキャッチしたフジモトはクローズドの中からヒジを落とす。アブレウは右腕を抱えてハイガード、三角を狙う。下からエルボーを打ったアブレウが、三角絞めをセットする。肩を押し込むフジモトは2度に渡り横にスピンすると、アブレウの体を跨いで頭を抜きヒザ十字へ。

互いにトップを狙いに出ると、立ち上がったのはアブレウ。ガードを強いられたフジモトはパス狙いにスイープを仕掛ける。耐えたアブレウがボディロックでパスを決めると、背中を譲ったフジモトが胸を合わせてトップに。終盤エルボーとパンチを纏めたフジモトだが、2R連続で失ったか。

最終回、ワンツーからパンチを纏めたフジモトが首相撲からヒザを連続で突き上げ、左右のフックを打ち込む。テイクダウン狙いのアブレウは根性のボディロックも、払い腰で投げたフジモトが上を取る。アブレウは腰を切って腕十字へ。腕を抜き、担いだフジモトがパンチへ。シングルからのレッスルアップを潰したフジモトが、パンチを続ける。

アブレウは右腕を差して、ボディロックからレッスルアップ。試合がスタンドに戻ると、フジモトがヒザを連続で入れる。引き込むように下になったアブレウに対し、右のパウンドを連打したフジモトが逆転のTKO勝ち。キャリア6連勝としたフジモトはウィナーコールのあとで、コーナーマンと抱き合い号泣した。

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45 LFA LFA191 MMA MMAPLANET o ジョアオ・ルーカス・ダ・コスタ ハファエル・ペレイラ

【LFA191】回転系スクランブルと極めのペレイラが、TD&コントロールのダ・コスタに判定勝ち

<バンタム級/5分3R>
ハファエル・ペレイラ(ブラジル)
Def.3-0:30-27.29-28.29-28
ジョアオ・ルーカス・ダ・コスタ(ブラジル)

サウスポーのダ・コスタが、開始直後にシングルレッグからテイクダウンへ。ペレイラは自ら後方回転するようにスクランブルに持ち込み、試合はスタンドに戻る、ダ・コスタはここでもシングルレッグからバックへ。ペレイラは前転を2度繰り返し、立ち上がる。ダ・コスタは右オーバーハンドを当て、ペレイラの思い切り強振した右をかわす。と、ペレイラはシングルレッグへ。ダ・コスタはすかして、前転にもトップを取る。ペレイラは三角絞めをセットするが、ダ・コスタは立ち上がってスラムする。結果、深く入った三角を続けたペレイラは腕に狙いを変える。

ダ・コスタはペレイラの体を跨ぎに行ったが、足をすくったペレイラが流して腕を伸ばしにかかる。腕を抜いたダ・コスタがスタンドに戻ると、場内は大歓声が起こった。20秒のスタンド戦は右を当てたダ・コスタが、サークリングしてラウンド終了を迎えた。

2R、ダ・コスタはここも即シングル、これは切られたがボディロックからトップを取り切る。ペレイラは前転から足関節をセットしつつ、カーフスライサーへ。足だけでなく腕も掴んむペレイラだが、ダ・コスタは両方を抜き、立ち上がり際にヒザを突き上げる。さらに左ミドルをダ・コスタが入れ、ペレイラは疲れたか動きが落ちている。それでもワンツーからハイを見せたペレイラは、左を被弾する。ダ・コスタの左が当たる場面が増え、ペレイラも右ヒザを繰り出す。カウンターのヒザのタイミングは良いが、勢いが弱い。

ダ・コスタは攻め急がず、派手な手をマットにつけた後ろ回し蹴りをかわし、両者が同時にスピニングバックフィストを狙う。最後の打ち合いのなかで、ヒザ蹴りをキャッチしたペレイラがテイクダウンにいったところで時間となった。

最終回、ペレイラが右ミドルを入れる。ワンツーで前に出たダ・コスタに対し、ペレイラは左右の蹴りを続ける。ラウンド序盤は動きが戻っているペレイラが、飛び込んで右エルボーを狙う。ダ・コスタは蹴りをキャッチして、ボディロックからテイクダウンへ。ここも前転して立ち上がったペレイラについて、背中を取り続ける。正対してアンクルピック、もう一度バックに戻ったダ・コスタのバックコントロールが続く。

残り2分、正対してヒザを蹴ったダ・コスタが離れる。ここから両者が慎重に間合いを測る展開に。と、ダ・コスタが跳びヒザを狙う。さらにワンツー、エルボーを放つもクリーンヒットはない。とはいえペレイラも右の蹴り、さらにフックの空振りと攻勢に出ることはできない。前に出るのはダ・コスタ、ペレイラは蹴りをそれを止めようとする。最後は粗いフックから、スピニングバックフィストを振るったペレイラだが――しっかりと狙った攻撃には見えなかった。

たがいに攻め合った2R。パンチとテイクダウンで上回ったダ・コスタと、ペレイラの未完のサブミッションが如何に評価されたか。結果は、3-0でペレイラが凱歌が挙がった。


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45 AB LFA LFA191 MMA MMAPLANET o UFC ガブリエラ・フジモト キウイニー・ロピス ハファエル・ペレイラ フェルナンド ミシェル・リマ

【LFA191】メインは柔術とカポエイラの親子鷹対決=プラド×ロピス。日系女子ガビ・フジモトにも注目

【写真】なかなかの存在感、色気があるプラドとロピス(C)LFA

8月30日(金・現地時間)にブラジルはサンパウロ郊外のカジャマルにあるジナージオ・ド・ポビーリョでLFA191「Prado vs Lopes」が開催される。
Text by Manabu Takashima

今大会のメインでは共にパウリスタ、そして父からブラジルに欠かせない格闘技のノウハウを教わったファイター同士の対戦=フェザー級3回戦でウェリントン・プラド×キウイニー・ロピスが組まれている。


プラドは双子のウィリアンと父メストレ・チグレより柔術の指導を受け、黒帯を巻いている。対してロピスはカポエイラのメストレ・ソロマォンを父に持ち、現在はMMAで活躍しながらカポエイラでも準師範に当たるコントラ・メストレの地位にある。

プラドはキャリア14勝3敗で、LFAでは1勝1敗。昨年7月に同大会でマーシオ・バルボーザにKO負けを喫すると、サンパウロのローカルショー=Brothers Fight Championshipで再起を飾り、今やブラジルでも最大のフィーダーショーとなったLFAでメジャーへの再挑戦に臨む。

LFAデビューとなるロピスは10勝1敗1分で、修斗ブラジルのフェザー級王座を2022年11月25日に獲得している。その後、スイスとフランスで勝利を重ね、今回が1年9カ月振りの母国での試合となる。プラドが柔術という基礎を持ってMMAを戦う一方で、ロピスのファイトからカポエイラの香りがしないのは致し方ない。それでも、遠い位置からの踏み込みやスーパーマンパンチの当て感という部分では、父から教え込まれたリズムや瞬発力が反映しているかもしれない。

アグレッシブで鳴る両者、打撃という要素を第一に考えた総合力ではロピスがリードしているか。

また女子ストロー級ではマリア・ルイーザ・ジ・アブレウと戦う、ガビこと日系のガブリエラ・フジモトに注目。

LFAブラジル大会プレリミで5連勝の実績を引っ提げて、いよいよメインカード進出となるグラップラーが北米進出の足掛かりを掴めるか。

■視聴方法(予定)
8月31日(土・日本時間)
午前9時00分~UFC FIGHT PASS
LFA191「Praedo vs Lopes」


■ メイン対戦カード

<フェザー級/5分3R>
ウェリントン・プラド(ブラジル)
キウイニー・ロピス(ブラジル)

<ミドル級/5分3R>
ルーカス・フェルナンド(ブラジル)
ペドロ・オリヴェイラ(ブラジル)

<バンタム級/5分3R>
ミシェル・リマ(ブラジル)
フーアン・マテウス(ブラジル)

<女子ストロー級/5分3R>
マリア・ルイーザ・ジ・アブレウ(ブラジル)
ガブリエラ・フジモト(ブラジル)

<バンタム級/5分3R>
ジョアオ・ルーカス・ダ・コスタ(ブラジル)
ハファエル・ペレイラ(ブラジル)

<女子ミドル級/5分3R>
フーチ・ペレイラ(ブラジル)
アマンダ・ヴァルガス(ブラジル)

<ライト級/5分3R>
フィリッピ・ギダーニ(ブラジル)
ジョン・ブライアン(ブラジル)

<フライ級/5分3R>
クレベルソン・ソウザ(ブラジル)
リンコン・サントス(ブラジル)

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