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45 DWCS DWCS S08 DWCS S08 Ep02 MMA MMAPLANET o コーテヴィアス・ロミアス マイケル・インプラト

【DWCS S08 Ep02】左ミドルでダウンを奪ったロミアス。組んで引き込むインプラトから判定勝利

<バンタム級/5分3R>
コーテヴィアス・ロミアス(米国)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27
マイケル・インプラト(カナダ)

昨年はラモン・タヴァレスとの打ち合いに散ったロミアス、インプラトは34歳の最初で最後のチャンスか。サウスポーのロミアスが、右を振って左の蹴りを繰り出す。インプラトも左ローを変えすが、左ミドルは受けそうになる。シングルレッグを切ったインプラトは、もう一度組んで引き込む。スイープ狙いを防いだロミアスは、スタンドに戻ると左ミドルを決める。これで倒れたインプラトは、クローズドガードを取る。

腕十字狙いのタイミングで立ち上がったロミアスだが、インプラトが右を2度届かせる。ローからボディを入れたインプラトは、パンチの交換から組んで引き込む。ここもスイープを潰したロミアスは、自ら立ち上がった。残り1分、ロミアスは左インロー、間合いを測るもインプラトが右を当てる。左ミドルを決めたロミアスは、右で前に出て左フックをヒットさせた。

2R、インロー、左ハイのロミアス。インプラトは踏み込んでからの右を空振りする。ここでも組みから引き込んだインプラトは、スイープ狙いを一度は反応したロミアスの腰を取ってついにリバーサルを決める。インプラトはガードの中でパンチを落とすタイミングを測っていると、ロミアスが三角絞めから腕十字と積極的な攻めを見せる。立ち上がって上を抜いたインプラトは、ガードの中に留まる。スクランブルでインプラトは狙いすましたギロチンから引き込むが、頭を抜いたロミアスが左足を抜いてハーフで抑える。Zハーフのインプラトだが、上体を起こしたロミアスが勢いのあるパウンドを連打する。残り10秒でもう一度立ち上がって殴りにいったロミアスは、インプラトに足関をセットさせなかった。

最終回、左を当てたロミアスが、去年のような打ち合いに行き──間合いを取り直す。解説のポール・フェルダーは「フィニッシュは必要だけど、ワイルドな打ち合いにいく必要はない」と適格だが、容赦のないコメントをする。インプラトが右ボディストレートを決めると、ロミアスの左ローが急所に入る。再開後、インプラトが目には目を急所蹴りには急所蹴りを──とばかりに、右で急所を蹴る。ブレイクから仕切り直しで、ロミアスの蹴りも急所付近へ。

不穏な空気のなかでインプラトが右オーバーハンドをヒットさせる。スリップしたインプラトは、すぐに立ち上がってダブルレッグも、またも引き込みへ。勝負どころで下になったのだから、何かを見せる必要がる。ロミアスはすぐにハーフを取り、試合は最後の90秒を切る。オーバーハンドでまくるインプラトが、足関節を狙う。足を抜いて立ち上がったロミアスも、もう一つインパクトのある攻撃が欲しい。

インプラトは足を取りながら、下になるとロミアスは腕を果敢に狙う。トップを取ったインプラトだが、ロミアスは最後まで腕十字を仕掛けてタイムアップに──。ジャッジはフルマークで、ロミアスを支持した。


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45 DWCS DWCS S08 DWCS S08 Ep02 MMA MMAPLANET o キャム・ロウストン トーレス・フィニー

【DWCS S08 Ep02】ロウストンをダブルレッグ&リフトで倒しまくったフィニー、2年連続の判定勝ち

<ミドル級/5分3R>
トーレス・フィニー(米国)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28
キャム・ロウストン(豪州)

ロウストンが前蹴り、続く右ローにフィニーがダブルレッグを合わせてテイクダウンを決める。すぐに立ち上がったロウストンはケージを背負った状態から体を入れ替えて、ヒザををボディ&顔面に放って離れる。頭一つ大きなロウストンに対し、フィニーは再びローを払ってテイクダウン。ボディロックにも、立ち上がったロウストンをリフトアップし、ケージ中央でスラムしたフィニーがトップを取る。ウィザーから立ち上がろうとしたロウストンは、背中を譲って立ち上がりつつ胸を合わせる。

フィニーはここもスラムを決めて、右のパウンドを落とす。ロウストンはバタフライガードからクローズドを取ると、腰を切って腕十字狙い&三角絞めへ。肩を押し込んで防いだフィニーは、2度目の腕十字狙いも防いで立ち上がる。ロウストンが蹴り上げを狙い、時間となった。

2R、フィニーが右オーバーハンドを当て、左を見せて組みつく。ボディロックでリフトしようとしたフィニーは、対応したロウストンにアンクルピック、シングルと仕掛け、結果的にアンクルピックでヒザをつかせる。立ち上がって離れたロウストンはヒザから右を当てる。フィニーは右オーバーハンドをかわされるが、力技のようなダブルレッグでテイクダウンを決めてバックを伺う。ロウストンが胸を合わせるが、片足を束ねたフィニーが背中腰にリストコントロールへ。

立ち上がったロウストンは、ヒザ蹴りからワンツーを入れる。フィニーのオーバーハンドにもアッパーを入れたロウストンだったが、ここもダブルレッグで倒される。ロウストンは巧みに胸を合わせて立ち上がるも、ショートのワンツーを入れたフィニーが、またもテイクダウンへ。倒されても立ち上がるロウストンがアッパー、前蹴り、左を伸ばす。フィニーも荒いパンチの打ち合いに応じる。クリーンヒットはなく、試合は最終回へ。

最終回、ロウストンが腹に右前蹴りを入れる。タイミングは測るフィニーのダブルレッグに、ヒザを合わせる。それでもクラッチしたフィニーがテイクダウン、ロウストンは立ち上がってヒザ蹴り、そしてエルボーを入れる。徹底して組んでいくフィニー……昨年もTD&コントロールで勝利も契約を逃しているが、今回は簡単なファイトになっていないなかで、リフトからテイクダウンを幾度となく決める。

ここから抑えるフィニーに、効果的なパウンドは見られない。ロウストンはハイガードからパンチ、腕十字→三角絞めを狙う。防いだフィニーは右の鉄槌を落とすと、半身のロウストンに右のパウンドを落とす。残り30秒、パンチでなく抑えを選んだフィニー──。立ち上がったロウストンは、ヒザ蹴りとスピングバックフィストを繰り出し、タイムアップに。

結果は29-28を3票獲得したフィニーは「去年は無敗のロシアンに勝った。今年は世界最高のジムに所属してる選手に勝ったんだ。ダナ、チャンスをくれたら俺は110パーセントで戦う。俺はパニッシャーだ」とバックステージインタビューで話した。


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45 DWCS DWCS S08 DWCS S08 Ep02 MMA MMAPLANET o   ショーン・シェルビー ビリー・ブランド

【DWCS S08 Ep02】コディ・ハッドン、左フックでブランドからダウンを奪うとRNCで一本勝ち

<バンタム級/5分3R>
コディ・ハッドン(豪州)
Def.1R3分09秒by RNC
ビリー・ブランド(米国)

まず右カーフを蹴ったハッドン。ブランドが左ハイを返すも、ハッドンがガードする。パンチの交錯で右で当てたハッドンが、ワンツーで距離を詰める。カーフを続けるハッドンは、左ボディフック、組むとケージにブランドを押し込む。いなして間合いを取り直したブランドのステップインにテイクダウンを合わせようとしたが、上手くフィットしなかったハッドンは右を被弾する。レベルチェンジから飛び込んだハッドンをかわしたブランドが、バックに回る。すぐに胸を合わせて、ワンツーからダブルレッグのハッドン。

切ったブランドだが、直後に左フックでダウンを奪われるとバックを許し、後方から殴られる。両足をフックして殴るハッドンは、一旦ワンフックにして 足をつく。ここの支点に体を捻って両足をフックし直すと立ち上がろうとしたブランドに対し、自ら背中をつけてRNCを極めた。

「20年前、6歳の時にここで戦いたいと思ったんだ。この機会を与えてくれたショーン・シェルビーに感謝している。OZのファイターは皆、良い試合をしている。これから豪州のタレントが、もっと暴れることになる。ここにいることができて嬉しい」とハッドンは話した。


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45 AB DWCS DWCS S08 MMA MMAPLANET o UFC YouTube アーセグ スティーブ・アーセグ トーレス・フィニー ビリー・ブランド ペイトン・タルボット ボクシング

【DWCS S08 Ep02】骨の髄まで殴り屋=ブランド✖脅威のバック奪取&背骨クラッシャー=ハッドン

【写真】PPV大会のプレリミで組まれても、おかしくないマッチアップだ(C)Zuffa UFC

20日(火・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスでDana White’s Contender Series第2週が開催され米国、カナダ、スウェーデン、ロシア、ブラジル、豪州という6カ国から10選手がUFCとの契約を目指してケージは上がる。
Text by Manabu Takashima

第1週で4人のファイターがUFC行きを決めたように、今週もフィニッシュ勝利がデフォルトのDWCSだけに、激しい戦いが繰り広げられることは間違いない。そんなDWCS S08 Ep02は、オープニングマッチのバンタム級の一戦=ビリー・ブランド✖コディ・ハッドンから要注目だ。


ハッドンは第2試合のウェルター級戦でトーレス・フィニーと対戦するキャム・ロウストンと同様に、豪州からのチャレンジとなる。国別のUFC契約選手数は米国が200人、ブラジルが100人越えと群を抜いており、豪州はこの両国に続きロシア、メキシコ、英国、中国らと同じ15人~20人+αの選手がUFCに在籍している。

今や南太平洋のMMAパワーハウスに成長している同国だけに、Eternal MMAやHEX FSというフィーダーショーからDWCSへの出場選手も当然のように多い。

HEX FS暫定バンタム級王者のハットンの戦績は6勝1敗、唯一の黒星はUFC世界フライ級タイトルコンテンダーのスティーブ・アーセグに28-29✖3で敗れたもの。とはいえ、この試合でハッドンはジャブをアーセグに何発も入れ、テイクダウンからバックという展開も創っている。

終盤に攻め疲れと、力技でテイクダウンを狙ってトップ&マウントを許したことでポイントを譲り惜敗したハッドンだが、キャリア3戦目のアーセグ戦と比較すると、今では落ち着いて戦局を見極めることができるようになっている。

特に打撃戦のなかでのテイクダウン防御の精度が増しており、攻めの方のレスリングではダブル、そこからボディロック、そして大内刈りなど、ケースバイケースでテイクダウン方法をアジャストできる、特筆すべきはテイクダウンに紐づけることができるバック奪取能力と、それだけでタップを奪えそうな──相手の背中を反らしてしまう──バックグラブの力強さだ。

絞めの一本勝ちは直近=3月の試合だけだが、バックやクリンチの状態でのダーティーボクシングとパウンドの強さが、5つのTKO勝ちのファンダメンタルとなっている。

対するブランドのレコードは5勝1敗で、黒星をつけられた相手はペイトン・タルボットだ。そのタルボット戦では、やや劣勢であったがガンガン殴り合いを演じると、反撃のパンチを入れている最中に──米国では非常に珍しいが──流血レフェリーストップとなってしまった。

アマMMAは8勝1敗で5つのTKO勝ち、プロでもKO率は60パーセントを誇るブランド。インファイトでのボディの連打など、MMAでそれを見せるかという距離で容赦なく連打を駆使することができる。ブランドが自身の強さを発揮するには、ハッドンの組みを突き放す必要がある。組みに付き合うとバック奪取&ダーティボクシングでハッドン優位は明白だ。ブランドとしては拳の強さを見せ、ハッドンが組む前に打撃に応じるように仕向けたい。

■視聴方法(予定)
8月21日(水・日本時間)
午前8時~UFC FIGHT PASS

■DWCS S08 Ep02対戦カード

<ウェルター級/5分3R>
パット・ピトリック(カナダ)
アンドリアス・グスタフソン(スウェーデン)

<ヘビー級/5分3R>
リズワン・クニエフ(ロシア)
ウゴ・クーニャ(ブラジル)

<バンタム級/5分3R>
コーテヴィアス・ロミアス(米国)
マイケル・インプラト(カナダ)

<ミドル級/5分3R>
トーレス・フィニー(米国)
キャム・ロウストン(豪州)

<バンタム級/5分3R>
ビリー・ブランド(米国)
コディ・ハッドン(豪州)

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AB DWCS DWCS S08 DWCS S08 Ep01 MMA MMAPLANET o ONE UFC   アン・トゥアン・ホー ティン・ワン マンスール・アブドゥルマリク ロナー・カヴァナ

『Dana White’s Contender Series 67』試合結果/ハイライト動画




MAIN CARD (ESPN+, 7 p.m. ET)

・Mansur Abdul-Malik def. Wesley Schultz via TKO (punches) – Round 2, 3:55
・Rami Hamed def. Meng Ding via unanimous decision (30-26, 29-27, 29-27)
・Bruno Lopes def. Mikheil Sazhiniani via TKO (punches) – Round 2, 4:14
・Jose Delgado def. Ernie Juarez via knockout (knee and punches) – Round 2, 1:25
・Lone’er Kavanagh def. An Tuan Ho via knockout (punch) – Round 1, 2:35

【DWCS S08 Ep01】ロニー・カヴァナ、強烈な左でアン・トゥアン・ホーを初回KO!!(MMAPLANET)

【DWCS S08 Ep01】11日前のオファー、スクランブル発進のホゼ・デルガドがA1王者フアレスをヒザでKO(MMAPLANET)

【DWCS S08 Ep01】昨年敗北のロピス、初回のダウンを跳ね返し腹攻めでサジニアニを逆転TKO―涙を見せる(MMAPLANET)

【DWCS S08 Ep01】クリンチ多用のティン・ワンに、スクランブル発進のハメドは判定勝ちも打撃は不発(MMAPLANET)

【DWCS S08 Ep01】アブドゥルマリク、乱戦も一気にヒジでTKO。カヴァナ、デルカド&ロピスとUFCへ(MMAPLANET)



 8月13日にネバダ州ラスベガスのUFC APEXで開催された『Dana White's Contender Series 67』の試合結果。フィニッシュ勝利を収めたロナー・カヴァナ、ホゼ・デルガド、ブルーノ・ロペス、マンスール・アブドゥルマリクの4名がUFCとの契約を勝ち取っています。以下、ハイライト動画です。続きを読む・・・
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45 DWCS DWCS S08 DWCS S08 Ep01 K-1 MMA MMAPLANET o UFC キック ダナ・ホワイト ブルーノ・ロピス マンスール・アブドゥルマリク ラミ・ハメド

【DWCS S08 Ep01】アブドゥルマリク、乱戦も一気にヒジでTKO。カヴァナ、デルカド&ロピスとUFCへ

<ミドル級/5分3R>
マンスール・アブドゥルマリク(米国)
Def.2R3分55秒by TKO
ウェズ・シュルツ(米国)

D1レスラーのアブドゥルマリクに対し、シュルツはD3レスラーだ。ジャブで詰めるアブドゥルマリクに対し、蹴りを多用するシュルツ。構わず前に出たアブドゥルマリクはワンツーからスリーと、フックを振るう。間合いを取り直しフックで詰めたアブドゥルマリクに対し、嫌がったようにシュルツがシングルレッグへ。切ったアブドゥルマリクのバック狙いを前方に落とし、逆にシュルツがバックへ。すぐに胸を合わせて離れたアブドゥルマリクは右を当てる。ハイからスピニングバックキックを見せたシュルツは、逆に左ハイを蹴られてダブルレッグから引き込む。

クローズドの中でアブドゥルマリクは腰を上げ、三角狙いを防いでパスへ。バタフライガードを取ったシュルツはパンチにレッスルアップでスタンドに。既に疲れた感のあるシュルツに対し、アブドゥルマリクは左ストレートから左ハイを繰り出す。回転系の蹴りやワンツーという攻撃も、威力が感じられないシュルツはスピニングバックフィストも、右を当てた直後に左を被弾して初回が終わった。

2R、左ミドル&右ハイのシュルツ。アブドゥルマリクも左ハイを返して、ジャブを伸ばす。アブドゥルマリクは慎重に攻めるが、右回りに後ろ回し蹴りから左を被弾する。ダブルレッグを切ったアブドゥルマリクはとにかく荒いシュルツのパンチを被弾し、ダブルを切ってもスイッチでバックを許す。離れたアブドゥルマリクにダブルレッグを決めたシュルツが、サイドバックで左のパウンドを連打する。

アブドゥルマリクは立ち上がりきれず、崩されパンチ&ヒザを受ける。立って離れたアブドゥルマリクはジャブを入れ、右ストレート。シュルツのシングルを切ってパウンドを打ち込む。ダブルに切り替えて、股間の下から後方へのフリップを潰されたシュルツは、シングルも防がれバックからフォールを奪いに来たアブドゥルマリクに背中をつけさせる。

そのままマウントに移行したアブドゥルマリクが、強烈な右エルボーの連打で背中を見せ――レフェリーが試合を止めると、ダナ・ホワイトが立ち上がって拍手を送る。さらにダナはケージに上がり、敗者にも「ファッ〇ン・グレートファイトだ」と声を掛けた。

慎重さが禍し、切れて強さを見せつけたアブドゥルマリクは「凄くハッピーだ。神に感謝している。チームの皆が支えてくれた。パワーは使わず、スピードとテクニックで戦った。粗いファイトだけど、こういうこともある。スタミナがないと色んな奴ら言う。でも、意味はないよ」と話し、エクストリーム・クートゥアーの面々に改めて感謝した。

そして審判の時。「5度のK-1王者、7勝0敗。4つのKO勝ち、6勝0敗の相手に最高のKO勝ちを収めた。Get Over Here」とロニー・カヴァナが合格。続いてホゼ・デルガドは「最高のウェルラウンダーだ。ショートノーティスでアゴも強かった。全てを兼ね備えている」と絶賛され、契約へ。

続いてブルーノ・ロピスが「31歳に見えない。殺傷能力がある。ボディショットのKOも良いし、君の物語も好きだ」と言われたのに対し、ラミ・ハメドは「君が何者が見せないといけない。今日はそうじゃなかった」と契約は見送られる。最後にアブドゥルマリクは「テストに受かった」と笑顔を迎えられ、4人の勝者が最高峰へのステップアップを決めた。


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45 DWCS DWCS S08 DWCS S08 Ep01 MMA MMAPLANET o キック ティン・ワン ライカ ラミ・ハメド

【DWCS S08 Ep01】クリンチ多用のティン・ワンに、スクランブル発進のハメドは判定勝ちも打撃は不発

<ウェルター級/5分3R>
ラミ・ハメド(レバノン)
Def.3-0:30-27.29-27.29-27
ティン・ワン(中国)

フロリダ在住のレバノン人ファイターのハメドは、去年のDWCSを負傷欠場し、1週間のショートノーティスで仕切り直しのチャレンジとなる。対するティン・ワンも10カ月振りのファイトだ。まず左インローを蹴ったティン・ワンに対し、ハメドは右ハイを蹴っていく。遠めの距離で間合いを測る両者、スイッチしたハメドが左ストレートを伸ばしてからインローを蹴る。ポイント空手の踏み込みに、カウンターは当たらなかったティン・ワンがクリンチへ。ここでティン・ワンのヒザが急所に当たり、スタンドで試合は仕切り直しとなる。

頭が当たるステップインから、組んだティン・ワンだがテイクダウンは奪えない。ボディからまたも組んだティン・ワン。ハメドはクリンチでヒザを顔面に突き上げる。離れたハメドがワンツー、左アッパーを狙う。ティン・ワンは腹を殴って組みつくが、離れ際に左を被弾する。最後の10秒の打撃戦も、クリーンヒットはなかった。

2R、「パンチから組んでくるだけだ。リラックスして戦え」という指示を受けたハメドは、左ローを蹴られ構えを変える。小刻みに前手が変わるハメドに対し、ティン・ワンがスピニングバックキックで腹を狙う。ハメドは組まれないために回り、カウンター狙いから内回しの蹴りを繰り出す。ティン・ワンはやはりパンチを見せてクリンチへ。そして、自ら離れる。ティン・ワンのカーフに左を合わせようとしたハメドだが、当たりは浅い。クリンチでのヒザに急所だと意思表示をしたハメド。レフェリーは「ノー」と試合続行を指示する。

これで潮目が変わったか、圧を高めたティン・ワンのパンチにハメドも足を止めて拳で対抗する。ハメドは左ミドルを決めて、リズムを取り戻し左を伸ばす。2発目をかわしたティン・ワンが、組んでボディロック&小外刈りでテイクダウンに成功。そのままサイドで抑えた直後に時間となった。

最終回、ワンツーで前に出るティン・ワン。右に回るハメドにスピニングバックキックを繰り出す。右ストレートから右ミドルを決めたティン・ワンは、フィニッシュ狙いに完全に舵を切ったか。回ってかわしていては、勝っても契約は難しいハメドもカウンターで右を当てる。ティン・ワンのミドル狙いは、急所の上に入り試合が中断する。

再開後、左を入れたハメドは、右ハイを放つ。「来い」とアピールするティン・ワンは、自分から距離を詰めることができない。と、ハメドの左の蹴りにティン・ワンの右ローが急所を直撃し1P減点に。90秒後に再開に応じたハメドは左に回りインローを蹴る。ティン・ワンは組むが、ハメドが差し返して離れる。ティン・ワンはボディショット、右ミドルと腹を攻めるも残り2分を切っているのにクリンチを選択する。ハメドが離れてサークリング、ティン・ワンが組んでいく。

間合いを取り直し、ボディを打ち合った両者。ティン・ワンはここでもクリンチを選択する。ヒジから左右のフックを見せたハメドだが、タイムアップに厳しい表情を見せ――判定勝ちにも、「ダナ、もう少し準備期間をくれ。そうすれば最高のストライカーの姿を見せる」と話した。


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45 DWCS DWCS S08 DWCS S08 Ep01 MMA MMAPLANET o ブルーノ・ロピス ミハイル・サジニアニ

【DWCS S08 Ep01】昨年敗北のロピス、初回のダウンを跳ね返し腹攻めでサジニアニを逆転TKO―涙を見せる

<ライトヘビー級/5分3R>
ブルーノ・ロピス(ブラジル)
Def.2R4分14秒by TKO
ミハイル・サジニアニ(ジョージア)

昨年9月、大方の予想を裏切る形で黒星を喫したロピスが2度目の出場。間合いを測る両者、サジニアニがいきなりのダブルレッグもロピスが苦も無く切る。ロピスは右カーフを蹴り、サジニアニが左から右のオーバーハンドで前に出る。ジリジリと前に出たロピスがリードフックから右カーフ。スイッチを見せ、オーソに戻してカーフを続ける。サジニアニもカーフを返し、ロピスのステップインに右ロングを合わせようとした。

拳のヒットはないままラウンド中盤を過ぎると、サジニアニのローにロピスが右をヒットさせる。しかし、サジニアニがまっすぐ下がるロピスに対し、右オーバーハンドを当ててダウンを奪う。すぐに立ち上がったロピスは、シングルレッグをケージに押し込まれるが体を入れ替える。後方に崩された直後にスタンドに戻ったロピスだが、粗いパンチから組みつくサジニアニの圧を受けて初回を終えた。

2R、ロピスはカーフを続け、跳びヒザへ。サジニアニはキャッチしてテイクダウン狙いも、ロピスが離れる。スイッチして左ミドルを蹴ったロピスは、オーソに戻しスピニングバックフィストをヒットさせる。ここからワンツー、ローにサジニアニもフックで応える。エルボーを打たれ頭が当たったと間を外そうとしたサジニアニだが、レフェリーは流す。これで明らかに質量が落ちたサジニアニにパンチを入れ、テイクダウンを切るロピス。初回同様に真っすぐ下がるロピスだが、この状態のサジニアニのパンチでは倒れることはないだろう。

サジニアニに組みにいくが、ロピスはエルボーを打ち込む。離れてテンカオを決めたロピスは、頭を下げるようになったサジニアニの腹にもう一度ヒザを突き刺す。動きが止まったサジニアニは左ボディに、顔をしかめて身を屈める。ロピスは左右のフックでワキ腹とガードの上から顔面を連打し、まずはコンテンダーシリーズにリベンジを果たした。

ロピスは「やり切った。去年の敗北で多くのことを学び、フィニッシュ勝利に結びついた。彼は初回は危険なのは分かっていた。そこを耐えて、制圧する作戦だった。彼の動きが落ちるのは分かっていたから、ヒザは予定の通り。作戦を実践してフィニッシュした」と安堵の表情を浮かべると、家族に感謝の言葉を送り涙を見せた。


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45 AB DWCS DWCS S08 DWCS S08 Ep01 MMA MMAPLANET o アーニー・フアレス キック

【DWCS S08 Ep01】11日前のオファー、スクランブル発進のホゼ・デルガドがA1王者フアレスをヒザでKO

<フェザー級/5分3R>
ホゼ・デルガド(米国)
Def.2R1分25秒by KO
アーニー・フアレス(米国)

左右の蹴りを散らすデルガドが、右ストレートを伸ばす。左ミドルを蹴ったフアレスが組みつくが、逆にデルガドがボディロックテイクダウンを奪い、スクランブルでバックを狙う。リストを取り、胸を合わせようとしたフアレスにヒザを2発決めたデルガドは、離れて左ハイからワンツーへ。フアレスが組みに行くも、またもデルガドがテイクダウンを決める。足を捌いて右のパウンドを落としたデルガドが、スクランブルでバックを取り両足を取る。

フアレスが立ち上がると、落とされるのを嫌がったデルガドが着地し、直後にフアレスが右ストレートを伸ばす。デルガドはショートで詰めて、ヒザ蹴りから組んでテイクダウンを決めるとバックへ。正対され離れたデルガドの右前蹴りにフアレスが左フックを決める。一度離れたデルガドが距離を詰めると、フアレスも打ち合いに応じ跳びヒザの着地に組みつく。離れたデルガドがスピニングバックキックからダブルレッグもスプロールしたフアレスは、バックに回りつつヒザをワキ腹に入れて時間となった。

2R、フアレスが右ローからローをキャッチして、ボディに連打する。リリースして中間距離からワンツー、ミドルを蹴ったフアレスは顔を固く守った構えから強烈なワンツーフックを繰り出す。フアレスは組みを見せて、パンチを散らしていく。しかし、左フックにステップバックしケージを背負った状態からダブルレッグを仕掛けたタイミングで、デルガドの左ヒザが顔面を直撃――フアレスは前方に崩れ落ち勝負は決した。

「11日前のオファーで、3日間で頭を入れ替えた。この瞬間のために、ずっとハードトレーニングをしてきてんだ。ジョン・クラウチ、ベン・ヘンダーソンがMMA Labの初日から僕をここまで育ててくれた。家族の皆が僕にエネルギーをくれた。彼らは僕のすべてだ」とデルガドは話した。


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45 DWCS DWCS S08 DWCS S08 Ep01 MMA MMAPLANET o アン・トゥアン・ホー ロナー・カヴァナ

【DWCS S08 Ep01】ロニー・カヴァナ、強烈な左でアン・トゥアン・ホーを初回KO!!

<フライ級/5分3R>
ロナー・カヴァナ(英国)
Def.1R2分25秒by KO
アン・トゥアン・ホー(ベトナム)

オーソ同士、アン・トゥアン・ホーが右カーフを蹴る。スイッチしたアン・トゥアン・ホーの踏み込みにカウンターを合わせていくカヴァナが三日月を入れる。フライ級とは思えないパワフルな拳を振るう両者。アン・トゥアン・ホーは右を当て、カーフへ。左カーフを返したカヴァナがワンツーを繰り出す。アン・トゥアン・ホーの蹴り終わりに右ローを蹴り、ハイを狙ったカヴァナは、左の前蹴りを当てアン・トゥアン・ホーの蹴りをかわしていく。

左前蹴りをもう1度決めたカヴァナは思い来り踏み込んで左フックを打ち抜くと、返しの右も当てる。アン・トゥアン・ホーが失神、カヴァナは契約間違いないインパクトを残した。

「打ち合い、ファンが喜ぶ試合をするのが僕の役割。僕をここに連れてきてくれた皆に、感謝している」と勝者はバックステージで話した。


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