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CJJW2021 JJ Globo Report ブログ マルセロ・コウン リチャード・アラルコン

【CJJW2021】寝技拒否&OT狙いのコウンのバックを制したアラルコンがRNCを極め、準決勝へ

<バンタム級T準々決勝/10分1R>
リチャード・アラルコン(米国)
Def.7分07秒by RNC
マルセロ・コウン(米国)

OTで初戦を勝ち上がったコウンと、立ちレスが1分続き──コイントスで、アラルコンがバタフライ&ダブルアンダーフックを選択する。コウンはここで立ち上がり、コンバット柔術特有のリスタートルールの意味がなくなってしまう。再び1分の立ちレスからコイントス、今度はアラルコンがトップに。そして、すぐにスタンドにコウンが戻る。

アラルコンはついにダブルレッグでクリーンテイクダウンを奪うと、コウンがクローズドガードに。ガードが開くと、一気にスタンドに戻るコウンはもうOTしか狙っておらず、全く寝技をするつもりがない。3度目のコイントス直前にアラルコンのダブルレッグに引き込むように下になったコウンがラバーガード、クローズドに戻してキムラへ。

そのまま立ち上がったアラルコンはキムラを続けるコウンのワキ腹に掌底を打っていく。やがてキムラを取り続けられなくなったコウンは、腕を抜かれると走って離れようとする。アラルコンは追いかけてバックを取り、そのままマット中央で試合が再開される。グラウンドに持ち込んだアラルコンは四の字フック&シートベルトから、掌底にスイッチ。

残り3分、RNCをセットアップしたアラルコンがタップを奪い準決勝進出を決めた。


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CJJW2021 JJ Globo Report ゲイブリエル・デフロン ザック・シュナイダー ブログ

【CJJW2021】本戦攻勢のデフロンだったが、オーバータイムでザック・シュナイダーに下る

<バンタム級T1回戦/10分1R>
ザック・シュナイダー(米国)
OT by RNC
ゲイブリエル・デフロン(米国)

座ったデフロンに対し、シュナイダーがストレートフットロックを仕掛ける。強烈に締め上げたシュナイダーはリリース後に、立ち上がったデフロンをシッティングの状態で殴っていく。掌底を振るいつつ──起き上ってダブルレッグに出たシュナイダーだが、ボディロックに前転したデフロンがトップへ。

バタフライガードのシュナイダーにデフロンは掌底を落とし、離れる。試合はスタンドに戻りカニバサミ狙いのデフロンは、かわされてストレートフットロックのシュナイダーに強烈な勢いの掌底を打っていく。たまらず足を離し、シングルからハーフガード、潜っていくシュナイダーは掌底を纏めて打たれる。

試合は場外際から中央でリスタートとなり、バタフライガードのシュナイダーを持ち上げたデフロンがスタンドに戻る。続く足関の攻防からスタンドに戻ったデフロンは、アームドラッグでバックを取り、グラウンドへ。即シュナイダーが胸を合わせ、試合は再度フリーズから中央で再開される。

鼻血を流すシュナイダーは枕でプレッシャーを掛け、一旦はトップで試合を固める。ここから一気にパスを決めたシュナイダーはサイドで抑えてマウントを狙う。足を取って後方回転のデフロン。シュナイダーは足を抜いて試合はスタンドへ。2度、3度とカニバサミを見せたデフロンだが、仕掛けは浅く立ちレスに戻る。ここで小外をすかされたシュナイダーが頭をマットに打ちつける、残り3分でアームドラッグ&バック奪取のデフロン、引き込んでスクランブル狙いのシュナイダーにダースを仕掛ける。

自ら技を解いたデフロンは、続いてデフロンの起き上りながらのダブルレッグに10フィンガーギロチンで反応。しかし、尻もちをついた状態では極め切れず逆にダブルで下になったデフロンだが、スイープから3/4マウントを取って掌底を落とす。ハーフに戻したシュナイダーは、ダブルアンダーフックでオーバータイム狙いに転じる。そのまま10分が経過したが、シュナイダーが疲弊していることは明らかだ。

OT先攻のシュナイダーはシートベルトを選択し、四の字フックへ。シュナイダーは39秒RNCでタップを奪った。こうなるとスパイダーウェブを選んだあと攻めのデフロンが懸命に右腕を伸ばしに掛かるが、39秒以上では極め切れず──本戦劣性のシュナイダーのOTを有効活用し準々決勝進出を決めた。


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CJJW2021 JJ Globo Report ブログ ベン・エディ ランディ・ビジャレアル

【CJJW2021】ヒンドゥドロチン→NY→デッドオーチャード。フルコースでベン・エディが左腕伸ばす

<バンタム級T1回戦/10分1R>
ベン・エディ(米国)
Def.1分40秒by デッドオーチャード
ランディ・ビジャレアル(米国)

まず座ったビジャレアルが足をとりに来ると、エディは横回転で下になり即ラバーガードへ。掌底を入れていた左手をあごの下に入れてビジャレアルの左肩をホールドしたエディは、右手でラバーガードを掛けている自らの左足を巻き込み、左腕を抜いてヒンドゥロチンの態勢に入る。

右足を越えさせず、ニューヨークからデッドオーチャードに移行したエディは、ビジャレアルの左腕を伸ばしタップを奪った。


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CJJW2021 JJ Globo Report ブログ マニュエル・プリエゴ リチャード・アラルコン

【CJJW2021】掌底を使いこなすアラルコンが、予選ウィナーのプリエゴからキムラで一本勝ち

<バンタム級T1回戦/10分1R>
リチャード・アラルコン(米国)
Def.4分58秒by キムラロック
マニュエル・プリエゴ(米国)

昨年末にメキシコのカンクンで開催された予選T優勝のプリエゴと2年前のバンタム級T優勝のアラルコンの街アップで、トーナメントの幕が切って落とされた。ジャンピンガードでアラルコンをクローズドガードのなかに入れたプリエゴが、掌底を被弾する。両ワキを差したプリエゴに対し、細かいオープンハンドを落とすアラルコンはガードが割れると立ち合って掌底を落とす。

プリエゴも下から掌底を見せ、デラヒーバガードへ。トーホールドを仕掛け、反応したところで掌底を入れるアラルコンはシングルをスプロールして、がぶるとバックへ。前方にジャンプしてガードを取り戻したプリエゴ、そのデラヒーバの仕掛けをいなしたアラルコンがパスに成功する。

頭を跨いたアラルコンは、キムラをセットし掌底一発。直後に左腕を捩じり上げてタップを奪った。


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CJJW2021 JJ Globo Preview ゲイブリエル・デフロン ブログ ベン・エディ リチャード・アラルコン

【CJJW2021】掌底有りのコンバット柔術ワールド=バンタム級。アラルコン、ベン・エディ、デフロンに注目

【写真】これがベン・エディのヒンドゥロチン(C)DAVE MANDEL

21日(日)、メキシコはカリブ海に面したユカタン半島の一大リゾート地区リビエラ・マヤにあるプラヤ・デ・カルメンでCombat Jiu Jitsu Worlds 2021 The Bantam weightが開催される。

エディ・ブラボーが草案した掌底有り柔術=コンバット柔術のバンタム級16人トーナメントが行われる。


今回、注目したいのは第一に2019年のバンタム級世界王者リチャード・アラルコンだ。

OTよりも掌底も有効活用し、本戦でバックを制して絞めで勝つスタイルのアラルコンは、コンバット柔術以外もADCC世界大会、Polaris、ノーギ・ワールズ、さらにコンバット柔術フェザー級大会に出場も思ったような戦績を挙げることができていない。

ここは再び勢いをつけるために2年振りの優勝、最低限上位進出を果たしたいところだ。この他、反対側の山にはヒンドゥー・コントロールのベン・エディが出場する。

ラバーガード&ギロチン──ヒンドゥロチンという得意技も含め、掌底を打たせないフィッシュ、つまりエディ・ブラボー理論を体現するベン・エディの技術は必見だ。

そのベン・エディをヒールフックで破っているゲイブリエル・デフロンも今回は2019年の準決勝敗退以上の成績を残すべき参戦している。ベン・エディとデフロン、順調に勝ち上がれば準決勝で両者の再戦が実現する。

ノーポイント&サブオンリーでもなく、MMAでもない。掌底のなかでの極めや掌底を許さないガードワークなど、コンバット柔術としての進化が見られるか楽しみだ。

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