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【BRAVE CF76】1カ月で6大会、BRAVE CFの注目ニューフェース=ジョシュ・トーゴ「世界中どこでも戦う」

【写真】ファイターのVサインって珍しい……かも(C)MMAPLANET

25日(土・現地時間)、インドネシアはジャカルタのバライ・サルビニでBRAVE CF76が開催される。先週の初のスペイン大会から今日のインドネシア大会、12月5日のバーレーン大会、5日はブラジル、8日と15日に再びバーレーンと人知れずイベントラッシュのBRAVE。それだけ国際色豊かなファイターが集まっている。
Text by Manabu Takashima

シンガポール大会のメイン=ライト級3回戦でタイトルコンテンダーのカミル・マゴメドフと対戦するジョシュ・トーゴもそんな選手の1人だ。シドニー出身のレバノン系豪州人ファイターのトーゴは、同国を代表するフィーダーショー=HEX FSやEternal MMAでキャリアを積みながら、闘う舞台を中東に求めUAE Warriorsではウェルター級王座を獲得も、UAEからバーレーンベースのBRAVEに戦場を移した。

そして初戦を上記のようにメイン&タイトル挑戦経験者と戦うトーゴにインタビューを試みた。


――今週末、BRAVE CFのデビュー戦をインドネシアで迎えます。今の気持ちを教えてください(※取材は23日に行われた)。

「凄く良い感じだよ。BRAVEデビュー戦をメインイベントで戦う。しっかりと自分の力を見せたいと思う」

――MMAとの出会いは、いつだったのでしょうか。

「16歳の時にボクシングを始め、キックボクシングに転向したんだけど、そこからレスリング、柔術、MMAを練習するようになっ。それ以来、ずっとこのスポーツを続けているよ。もう10年になるよ。キャリアの最初はシドニーでも裏街道のようなジムにいたけど、今ではオーストラリアン・トップチームの所だ」

――豪州はMMA界でも強豪国の一つですが、その豪州のトップフィーダーショーで戦いながら中東のプロモーションを活動の場に選んだのは?

「凄く単純なことだよ。その機会が巡ってきたからだよ。デビューをしてから豪州中を行ったり来たりして戦い、それが海外になっただけのことで。UAEWではウェルター級チャンピオンになったけど、通常体重だったからライト級で戦う機会を求めていた。国内でも戦うし、それが今回はBRAVEで戦うことになったということで。UAEだけでなく、世界中どこでも戦う。だから、BRAVEのインドネシア大会で戦うんだ」

――UAEWのチャンピオンだとUFCへの道も模索できたかと思うのですか。

「BRAVE CFもUAEWもこの世界のトッププロモーションの1つだ。UAEWだけでなく、BRAVEも多くのファイターがUFCに進んでいる。MMAを戦っているなら、誰だってUFCで戦いたいに違いない。そういう意味でBRAVEはUAEWと並んで、そのチャンスが多い場所だ」

――既にライト級王座挑戦経験のあるカミル・マゴメドフとの試合はとても大切になってきますね。

「彼の試合をチェックしたけど何も印象に残るものはなかったよ。僕が過去に戦ってきた相手より、特に優れていることなんてないしね。まぁ2Rか3RでTKO勝ちできるだろう」

――ジョシュはしっかりとタイミングを計り、見事な左カウンターショットを持っていますが、2Rか3Rで倒すということは初回で距離とタイミングを掴むということでしょうか。

「別に1Rで倒せるなら、倒す。今回の試合に関しては、対戦相手がガチャガチャした展開に持ち込むために圧を掛けてくるだろうから、そこの対策はしないといけないと思っている」

――マゴメドフはスイッチヒッターですが、オーバーハンドやフックを振るってダブルレッグやクリンチに入る。打撃もそうですが、組みも左右の両方の構えで仕掛けることができます。

「全然気にならないよ。さっきも言ったように何も特別なモノではないから。これまでも彼のようなレスラーとはいくらでも戦ってきた。柔道が得意な相手もいたし、ミドル級やウェルター級で組みが得意な選手を相手にしてきたんだ。だから、今回ダゲスタンのレスラーと戦うからといって気になることはない。もちろん、彼はテイクダウンを狙ってくるだろう。何をやってくるのか、明白だから逆に戦いやすいぐらいだ。

彼の動きが僕に攻める機会を与えることになる。ただ、真正面から攻めてくるだろうし、僕には彼にない角度からの攻撃がある。組みの圧力に負けないプレッシャーを与えて、打撃で戦う。それにテイクダウンを奪われても、何も問題じゃない。10年間、僕も寝技を磨いてきたから。

MMAを戦うために一番必要なことは、自信。自分のことを信じること。その点において、僕は今回の試合に向けて絶対の自信を持っているよ」

■視聴方法(予定)
11月25日(土・日本時間)
午後9時00分~ DAZN

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Brave CF IMMAF MMA MMAPLANET o UFC UFC294   アレックス・ヴォルカノフスキー アンシュル・ジュビリ イクラム・アリスケロフ イスラム・マカチェフ カマル・ウスマン カムザット・チマエフ サイド・ヌルマゴメドフ ジャビッド・バシャラット ジョニー・ウォーカー ジョン・ジョーンズ ティム・エリオット デメトリウス・ジョンソン トレヴァー・ピーク ナサニエル・ウッド ビクター・ヘンリー ブルーノ・シウバ ボクシング マイク・ブリーデン マゴメド・アンカラエフ ムイン・ガフロフ ムハマド・モカエフ ラマザン・ギチノフ ヴィクトリア・ダダコワ 山口怜臣 平良達郎

【UFC294】エリオットと対戦、ムハマド・モカエフ「平良達郎? 彼は彼の道を歩み、僕は僕の道を征く」

【写真】非常にフレンドリー、それが平良の話題になると……(C)MMAPLANET

本日、21日(土・現地時間)にUAEはアブダビのエティハド・アリーナで開催されるUFC 294「Makchachev vs Volkanovski 2」に、ムハマド・モカエフが出場しティム・エリオットと対戦する。

IMMAFジュニアで2度の世界大会制覇、23連勝というプロデビューから注目され、バーレーンの王族が所有するKHKジムで金の卵として育てられたモカエフは、同じくバーレーン王国のMMAプロモーション=BRAVE CFでプロデビューを果たすと、キャリア5連勝でUFCと契約を果たした。

2022年3月のオクタゴン初陣から、今年3月まで4連勝を達成したモカエフが、半年ぶりの実戦をホーム同然のアブダビで戦う。元タイトルコンテンダーのエリオットに対し、自身満々のモカエフ。しかし、同い年で同じようにUFC4連勝中の平良達郎の話題になると、なぜかクールな反応に終始した。


――ムハメド、今日はインタビューを受けていただきありがとうございます。

「久しぶりだね。元気でやっているの? トレーニングが長引いて、インタビュー時間がおしてしまって申し訳ない」

──全く大丈夫です。UFCにステップアップしてからは初めてインタビューができて嬉しいです。そのUFCでは現在4連勝のムハメドですが、前回ジャフェウ・フィリョ戦ではRNCで一本勝ちを収めたもののヒザ十字をセットされ、試合後には左足を引きずっていました。

「僕のヒザは最高の状態だよ。デッドリフトで去年は165キロが最高記録だったのが、今は175キロを挙げられるようになったからね。全てにおいて、成長しているよ」

──では、結果的にあのヒザ十字は大したことがなかったのですか。

「いや、結構シリアスだったよ。でも英国のフットボールチームの専門家の下でリハビリをしたから、動きは良くなる一方だ。まだ23歳だし、その辺りは伸びていくだけだよ」

──IMMAFとBRAVE CFで素晴らしい成績を残していたムハメドですが、プロMMAを5試合しか経験せずにUFCと契約をした時は、正直なところやっていけるのか危惧していました。それがオクタゴンで4連勝です。

「1年で4勝、あっという間だった。その結果、フライ級で一番成長が早いファイターになれている。自分が思っていたよりも1年、1年半ぐらい早いよ。ヒザをケガすれば、多くのファイターはもっと休養が必要になる。でも、僕には若さがあって回復も早かった。本当は8月のボストン大会でも戦える状態で、オファーもあったんだ。でも、あの時は対戦相手が見つからなかった。結果、今大会まで待たないといけなくなった。このペースだと、あと1年──再来年には、世界タイトルに挑戦できるだろうね」

──その急成長は思った通りの結果なのでしょうか。それとも、もっとタフな戦いが待ち受けていると思っていましたか。

「タフな戦いが待っていると思って、ずっと準備してきた。それだけ集中してきたんだ。ノーランカーと戦う時のモチベーションは、それほど高くなかったよ。だからこそ、しっかりと戦いにフォーカスして、パフォーマンス的には勝つために戦った。その分、集中力が養われたし、上の選手と戦う時にその経験が生きてくるだろうね」

──今もバーレーンのKHKジムに所属し、エルダル・エルダノフの指導を受けているのですか。

「そうだよ。エルダノフ、ルスタン・ハビロフ、ラマザン・ギチノフらトレーニングしてきた。今回の試合のため、最初のキャンプはダゲスタンの山岳部でレスリングをやり、それからバーレーンに戻って残りのキャンプをやり切り、アブダビにやってきた。自分でも長いキャンプだったと思う。タイからボクシングのコーチも来て、英国のコーチもいるし手厚いサポートを受けている。グレートなチームだよ。それにヒザの負傷中もボクシング、フィジカルの強化を怠らなかったしね。精神的に健康であるためにもトレーニングは欠かさなかったんだ」

──ところで昨年のアブダビ大会を取材した際に、観客は中東とロシアのムスリム連合のような雰囲気で凄まじい熱気がありました。

「僕にとってはまさにホームのような空気だよ。ミドルイーストでは常にフルサポートを受けている。IMMAF、BRAVE CFと10戦以上、中東で戦ってきた。プロだけでもバーレーンで2度、それと去年のUFCアブダビ大会に続き、今回で4度目のミドルイーストでの試合だ。ダゲスタン、チェチェンの人々はビザなしでUAEに入国できるから、凄い数のサポーターもやってくる。それにUAE在住の英国の人たちも、僕を応援してくれる。まさに家にいるようなものだよ(笑)」

──そんなホーム、アブダビで戦うティム・エリオットの印象を教えてください。

「喧嘩屋で、良い対戦相手だ。パンチからレスリング、レスリングからパンチという風にアグレッシブに戦う。でも、まぁ動きは読めるよ。僕はアマチュアの頃から、彼のようなファイターと連日のようにトーナメントで戦ってきた。このアマでの経験が、今の僕に凄く生きている。ティム・エリオットのような36歳になってもハングリーな選手と戦う時には、特にね。

彼がスタンドで戦ってくるなら、受けて立つ。テイクダウンを狙ってくるなら、そこに対応する。自分が望んだタイミングで、いつでもテイクダウンできるから。ティム・エリオットはレスラーと戦った経験が少ない。UFCフライ級にはレスラーがいない。デメトリウス・ジョンソンですら、別にレスラーではなかった。DJは偉大なMMAファイターだ。僕にとってDJは、ジョン・ジョーンズに次ぐP4Pファイターだったけどレスラーではない。ティム・エリオットに対しても、DJはスペースを与え過ぎていた。僕はそうじゃない。しっかりと距離を潰して、テイクダウンする」

──テイクダウン後もスクランブルに持ち込ませず、しっかりとコントロールすることが狙いですか。

「ティム・エリオットは、僕にスクランブル戦を仕掛けることはできない。僕がそれを許さないで戦えば、ね。でも、僕はスクランブルは得意だ。スクランブルに持ち込んで、僕が後手に回ることは絶対にない。彼のスクランブルは、もう古い。同じスクランブルと言っても、僕のソレは次元が違うよ」

──ところで日本人UFCフライ級ファイター、平良達郎選手もムハマドと同じ23歳で、現在UFCで4連勝中です。彼のことを意識することはありますか。

「確かに彼もUFCで勝ち続けているけど、タツロー・タイラはまだ、僕が戦ってきたような相手と競い合ったことがない。彼は若いから、対戦相手を慎重に選んでいるんだろう」

──いや、若いとムハマドが言っても……。

「そう、僕も若い。僕は彼との試合を申し出たことがある。でも、彼は受けなかった。まぁ、タツロー・タイラがこのまま勝ち続けると、いずれ僕らは戦うことになるだろう。でも、僕は彼のことは今は気にしてない。それに彼が僕より先にチャンピオンになっても構わない。僕らの世代から、チャンピオンが生まれることは素晴らしいことだから。彼は凄く良いヤツだって聞くから、そんな彼とすぐに戦って破壊したくないんだ。彼は彼の道を歩み、僕は僕の道を征く。そして、いつか交わることがあれば戦えば良いんだ。交わることがなければ、それはそれで……そういうものなんだ」

──……。う~ん、平良選手が実際にオフィシャルでUFCからオファーを受けたのかどうかも分からないですし……、断ったとしてもどのような事情があったのかも不明なので。でも、そういう想いがムハマドにあるなら平良選手と比べられることに嫌悪感を覚えるということでしょうか。

「それは別に構わないよ。僕らは無敗同士だし、比べられて然りだからね。あと、日本の選手ならレオ(山口怜臣)とは彼の試合前にタイで会ったんだ」

──山口選手はプロデビュー戦で勝ち星を挙げることができなかったです。

「そういうこともある。でも、レオは強い選手だ。チャンピオンになれる器の持ち主だよ」

──ムハマド、今日はインタビューの時間を取っていただきありがとうございました。最後に日本のファンに一言お願いします。

「レオとIMMAFで戦ってから、僕のことを応援してくれる日本の人たちがいるんだ。凄く感謝している。いつか日本で戦いたいと思っているよ」

■視聴方法(予定)
10月21日(土・日本時間)
午後11時00分~UFC FIGHT PASS
午後10時30分~U-NEXT
10月22日午前3時~PPV

■UFC294対戦カード

<UFC世界ライト級選手権試合/5分5R>
[王者]イスラム・マカチェフ(ロシア)
[挑戦者]アレックス・ヴォルカノフスキー(豪州)

<ミドル級/5分3R>
カマル・ウスマン(米国)
カムザット・チマエフ(UAE)

<ライトヘビー級/5分3R>
マゴメド・アンカラエフ(ロシア)
ジョニー・ウォーカー(ブラジル)

<ミドル級/5分3R>
イクラム・アリスケロフ(ロシア)
ヴァレリー・アウベス(ブラジル)

<バンタム級/5分3R>
サイド・ヌルマゴメドフ(ロシア)
ムイン・ガフロフ(タジキスタン)

<フライ級/5分3R>
ティム・エリオット(ロシア)
ムハマド・モカエフ(英国)

<ライト級/5分3R>
モハメド・ヤヒア(UAE)
トレヴァー・ピーク(米国)

<バンタム級/5分3R>
ジャビッド・バシャラット(アフガニスタン)
ビクター・ヘンリー(米国)

<ミドル級/5分3R>
セドリクス・デュマ(米国)
アブ・アザイター(ドイツ)

<ライト級/5分3R>
アンシュル・ジュビリ(インド)
マイク・ブリーデン米国)

<フェザー級/5分3R>
ナサニエル・ウッド(英国)
ムハンマジョン・ナミモフ(タジキスタン)

<女子ストロー級/5分3R>
ジン・ユフレイ(米国)
ヴィクトリア・ダダコワ(ロシア)

<ミドル級/5分3R>
ブルーノ・シウバ(ブラジル)
シャラブジン・マゴメドフ(ロシア)

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Brave CF DWCS DWCS S07 Ep10 LFA MMA MMAPLANET o UFC アンドレ・リマ イゴール・タイロン イッサ・イサコフ ヒクソン・ゼニジン ラモン・タヴェラス

【DWCS S07Ep10】世界規模で豊作、2023年コンテンダーシリーズ最終週注目はフライ級のヒクソン

【写真】写真はLFA162の計量でイゴール・タイロンと相対した時のアンドレ・リマ(C)MMAPLANET

10日(火・現地時間)、今年のコンテンダーシリーズ最終戦=Dana White’s Contender Seriesシーズン10第10週がネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催される。
Text by Manabu Takashima

アジア以外の地域が選手が出場し、特に南米勢の躍進が目立った今シーズンは30代、さらには敗者の契約も複数見られた。そんな2023年のコンテンダーシリーズの最終戦は5戦のフォーマットを崩し、6試合が組まれている。


そんななかコメインのフライ級に注目したい。アンドレ・リマと対戦するヒクソン・ゼニジンは本来、第1週に出場予定だったがビザが間に合わず米国入りができなかった。そのゼニジンが、ギリギリのタイミングでUFC行きを賭けた戦いを同胞のリマと行う。

14勝1敗のゼニジンと6勝0敗のリマ。キング、タイなど複数のニックネームを持つゼニジンはキッズの頃からムエタイに出場していたが、14の勝利中一本勝ちが10度ありKOは2度だ。ただし、戦いは距離を取ってジャブを出し、近距離で圧を掛けるというタイプではない。

ここぞという時のラッシュは、暴力的なまでにアグレッシブなゼニジンに対し、リマはカーフから右オーバーハンドを繰り出し、接近戦上等の選手だ。加えてテイクダウンも強くスクランブルのなかでバック奪取という、MMAの王道で競り勝つ。

一方でゼニジンといえば、べったりと背中をつけつつ意外にも驚速の腰切りが腕十字を極めるなど、そのファイティングスタイルは現代MMAとは一線を画している。ハマれば強いファイトで14度も勝ち星を得ているのだから、ゼニジンはいかなる状況にも対応できて自分の戦いができる――という見方もできる。

そんなゼニジンと相対して、リマが真っ向勝負で押し切ることはできるのか。この試合で勝利しUFCと契約を果たせば、フライ級戦線にすぐに影響を与える可能性もあるマッチアップだ。この他、シーズン2度目の出場となるラモン・タヴェラス、BRAVE CFで5勝1敗――今も珍しいルクセンブルク人ファイターのイッサ・イサコフらも気になる存在だ。

■視聴方法(予定)
10月11日(水・日本時間)
午前9時~UFC FIGHT PASS

■DWCS S07 Ep10対戦カード

<バンタム級/5分3R>
ラモン・タヴェラス(米国)
コーテヴィアス・ロミアス(米国)

<フライ級/5分3R>
ヒクソン・ゼニジン(ブラジル)
アンドレ・リマ(ブラジル)

<フェザー級/5分3R>
コナー・マシューズ(米国)
ジャイウ・ファリアス(ブラジル)

<ミドル級/5分3R>
トーレス・フィニー(米国)
ユーリ・パンフェロフ(ロシア)

<ライト級/5分3R>
イッサ・イサコフ(ルクセンブルク)
マルケル・メデロス(メキシコ)

<バンタム級/5分3R>
ダヴィ・ビテンコート(ブラジル)
ルカス・ホシャ(ブラジル)

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Brave CF DWCS IMMAF LFA MMA MMAPLANET o ONE PFL UFC インパ・カサンガネイ ジェイムス・ナカシマ パンクラス ホドルフォ・ベラート マゴメド・ガジヤスロフ ムルタザ・タルハ ライモンド・マゴメダリエフ ヴィクトル・ウゴ・シウバ 亀井晨佑

【DWCS S07Ep09】LFA王者、BRAVE CF&ONEの王者級ファイター、パンクラス出場選手が出場!!

【写真】アリとベラート。BRAVE CF5連勝のロシア人(バーレーン国籍)とLFA暫定王者のブラジル人対決(C) Zuffa/UFC

3日(火・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるDana White’s Contender Series第9週が開催される。
Text by Manabu Takashima

先週は史上初となる敗者が2人サインとなったコンテンダーシリーズ。今大会はフライ級でダビ・ビテンコートと対戦予定だったルカス・ホシャが体重オーバーで試合が成立せず、全4試合で実施されることとなった。

しかも米国人ファイターの出場が無く、北米フィーダーショーからの挑戦者は見られない。それでもブラジル、チリ、ボリビア、ロシア、バーレーンからLFA、BRAVE CF、パンクラス、Eagle FCに加えてONEで活躍してきたファイターが集結、間違いなく数年前なら直接UFCで契約できているであろう猛者が集まることとなった。


メインのライトヘビー級で相対するのはホドルフォ・ベラートとムルタザ・タルハ・アリの2人だ。

前者はLFA暫定ライトヘビー級王者のブラジル人で、後者はロシアから帰化したバーレーン人ファイター。2019年のIMMAF世界王者で、バーレーン王族が所有するKHK MMAジムに所属しているアリは、BRAVE CFでは5連勝中、Octagonの1勝と加え全試合でフィニッシュ勝利を挙げており、2Rを戦ったのは1度だけだ。

北米だけでなく今やブラジルでもナンバーワン・フィーダーショーの座にあるLFAのチャンピオンと、世界を股に掛けて活動する独立王国BRAVE CFの箱入り息子の対戦は、両プロモーションの潜在能力を直接比較できるスケールとなる一戦といえる。

コメインのバンタム級マッチはチリ人ファイターのエドゥアルド・マチアス・トレスが、ブラジルのヴィクトル・ウゴ・シウバと戦う。トレスは16勝1敗のキャリアを誇り、シウバは23勝4敗と最近のコンテンダーシリーズ出場選手のなかでも頭抜けた経験値を誇るファイターといえる。

そのシウバ、2019年12月にビクトル・ウゴの名でパンクラスに来日しており、フェザー級で亀井晨佑に判定勝ちを収めている選手だ。

第2試合で、今でも珍しいボリビア人ファイターのホセ・ダニエル・メディーナと戦うマゴメド・ガジヤスロフも、ロシアからバーレーンに帰化し、KHKジムに属している選手だ。

メイン出場のアリと同門──というだけでなく、アリが優勝したIMMAF世界大会でトーナメントを勝ち上がっていたが、決勝戦をキャンセルし、優勝を譲っている形となっている。

Eagle FCやBRAVE CFで戦績を積んできたガジヤスロフの戦績は7勝0敗で、そのBRAVEではタイトルコンテンダーのモハメド・サイド・マーレムを3-0の判定で破っており、1度しか戦っていないがBRAVE CFでベルトを狙う位置にいた。

第1試合のウェルター級マッチは、マウリシオ・ルフィ✖ライモンド・マゴメダリエフのブラジル✖ロシア対決だ。戦績8勝1敗、全ての試合がフィニッシュ勝利のルフィに対し、メゴメダリエフは10勝1敗、唯一の敗北はONEでジェイムス・ナカシマに敗れたもの。ただし、それ以外のONEでの3試合は勝利しており、タイトル挑戦経験のあるテイラー・マクガイアーにも3-0で勝利している。

ばかりかマゴメダリエフは昨年3月にEagle FCでインパ・カサンガネイからスプリットながら勝利を手にしている。カンガネイは11月24日にファイナルが組まれているPFLライトヘビー級で、その決勝戦進出を決めているファイターだ。

つまりはONEやPFLで王座を争う力を有しているファイターが、コンテンダーシリーズで人生を賭けた一戦で潰し合いが必要になっているということ。UFCの頂が、他のMMAプロモーションの山頂から見上げるべき場所にあることが、改めて認識できるマゴメダリエフのコンテンダーシリーズ出場だ。

■視聴方法(予定)
10月3日(水・日本時間)
午前9時~UFC FIGHT PASS

■ DWCS S07Ep09対戦カード

<ライトヘビー級/5分3R>
ホドルフォ・ベラート(ブラジル)
ムルタザ・タルハ・アリ(バーレーン)

<バンタム級/5分3R>
エドゥアルド・マチアス・トレス(チリ)
ヴィクトル・ウゴ・シウバ(ブラジル)

<ライトヘビー級/5分3R>
マゴメド・ガジヤスロフ(バーレーン)
ホセ・ダニエル・メディーナ(ボリビア)

<ウェルター級/5分3R>
マウリシオ・ルフィ(ブラジル)
ライモンド・マゴメダリエフ(ロシア)

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Brave CF Cage Warriors DWCS IMMAF MMA MMAPLANET o UFC イゴール・ダ・シウバ グレッグ・ヴェラスコ シャミル・ガジエフ ジョナタ・シウバ ダニエル・ジェイムス ボクシング ムハマド・モカエフ 修斗

【DWCS2023 S07Ep07】砂漠のMMA王国から、UFCに王手=シャミル・ガジエフ。シウバ対決も注目

【写真】ガードの甘さは気になるが、多彩なパンチはKOパワーを有しているガジエフ (C)BRAVE CF

19日(火・現地時間)にネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXでDWCS S07 Ep07が開催される。
Text by Manabu Takashima

ライト級が2試合、フライ級が1試合、女子ストロー級が1試合組まれた今週のコンテナシリーズのメインは、ヘビー級の試合が組まれ──バーレーン王国が、国家プロジェクトとして取り組むBRAVE CFとKHK MMAジムが2人目のUFCファイターを目指し、シャミル・ガジエフがグレッグ・ヴェラスコと対戦する。


RAVE CFとKHK MMAからUFCで活躍しているムハマド・モカエフが男子では最軽量フライ級なのに対して、ガジエフはヘビー級とサイズはまるで違うがIMMAFというアマのフィールドからプロに転向し、無敗という共通点がある。

とはいえガジエフはIMMAF世界大会を連覇したモカエフと違い、世界では銅メダル獲得に終わっている。BRAVE CFライト級王者でチーム・バーレーンのヘッドコーチであるエルダル・エルダノフに見いだされ、ロシアからバーレーンに国籍を移してKHK所属となったガジエフは、IMMAFではアフリカ、アジア、欧州選手権を制したものの世界大会ではプロ転向せずにアマで戦い続けているガジムラッド・バガウティノフにRNCで敗れた翌年にプロ転向を果たしたガジエフは、2年3カ月10連勝と強烈な勢いで経験を積んできた。

今年の2月には元UFCファイターのダルコ・ストシッチを2分50秒でKOしている。今回はカレッジ・レスリング出身で6勝0敗のヴェラスコと戦うが、そのボディロック&足払い系のテイクダウンに如何に対抗できるか。

ヴェラスコは寝技に持ち込めばヒールや腕十字などヘビー級の選手に余り見られないサブミッションを持つか。あるいは意外とも取れる多彩なボクシング技術で、ヴェラスコの得意の形に入らせない可能性もあるガジエフ、ロシア~中東ラインでUFCと契約を果たせるのか要注目だ。

この他、ブラジル同朋対決でイゴール・ダ・シウバと対戦するジョナタ・シウバも気になるファイターだ。修斗ブラジル・ストロー級王者で、今年の3月に実に2年10カ月のブランクを経てCage Warriorsで勝利して、コンテンダーシリーズで戦う権利を手にしたジョナタ、イゴールとのシウバ対決=フライ級のマッチアップだ。

■視聴方法(予定)
9月20日(水・日本時間)
午前9時~UFC FIGHT PASS

<ヘビー級/5分3R>
シャミル・ガジエフ(バーレーン)
グレッグ・ヴェラスコ(米国)

<ライト級/5分3R>
ジャコビー・ジョーンズ(米国)
ダニエル・ジェイムス・アレン(米国)

<女子ストロー級/5分3R>
タリタ・アレンカ(ブラジル)
ステファニー・ルシアーノ(ブラジル)

<ライト級/5分3R>
カイナン・クルシュヴィスキー(ブラジル)
ダイラン・モンテーロ(米国)

<フライ級/5分3R>
イゴール・ダ・シウバ(ブラジル)
ジョナタ・シウバ(ブラジル)

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Brave CF BRAVE CF74 MMA MMAPLANET o イリエ・ジホウン ルカス・マルチンス

【BRAVE CF74】初のフランス大会で初回KO続出も。メインで期待のジホウンがマルチンスにKO負け

【写真】王座返り咲きへ、文句なしのナンバーワンコンテンダーの座をマルチンスが獲得した(C)BRAVE CF

<ライト級/5分3R>
ルカス・マルチンス(ブラジル)
Def.1R3分35秒by TKO
イリエ・ジホウン(フランス)

サウスポーのジホウンが、ステップインして左を伸ばす。待ちの態勢のマルチンスが、一瞬スイッチを見せる。ジホウンは右から左で引き続き前に出て、マルチンスが下がって距離を取る。マルチンスは右ローを蹴り、ジホウンも右アウトローを返す。間合いを測る両者、ジリジリとマルチンスが距離を詰めていく。

右三日月を蹴ったマルチンスが、右ロー。ジホウンが左ミドルも、マルチンスがブロックする。ケージを背負いそうになるジホウンが左に回り、左ミドル。ここもブロックしたマルチンスがさらに圧を高める。ジホウンは右ハイにケージに詰まり、左にサークリングすると前に出てヒザを繰り出す。と、ジホウンのステップイン&左に右クロスを合わせたマルチンスが、一発でダウンを奪うとパウンドアウトした。5試合中、3試合が初回KOとなったBRAVE CF初のフランスでのイベントは、メインで会場が凍りついて幕となった。


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Brave CF BRAVE CF74 MMA MMAPLANET o アリ・グリエフ ボリスラブ・ニコリッチ

【BRAVE CF74】ああ、アゼルバイジャン……アリ・グリエフ、ニコリッチの右でテンプル打ち抜かれ昇天

<バンタム級/5分3R>
ボリスラブ・ニコリッチ(セルビア)
Def.1R3分14秒by KO
アリ・グリエフ(アゼルバイジャン)

現在はタイガームエタイ所属のグリエフが、まず左インローを蹴る。ニコリッチが右ローを返して左ジャブ、グリエフは左ミドルを繰り出す。グリエフはアリ・チャントをバックにジャブを伸ばし、右アッパーを見せる。ここに左フックを合わされ姿勢を乱したグリエフに対し、ニコリッチが右ボディストレートを伸ばす。さらに左ボディストレートを放ったニコリッチが、間合いを測るグリエフに右ロングフックを伸ばす。テンプルを打ち抜かれたグリエフは、完全に動きを止めて両手&両ヒザをキャンバスにつく。

そこにニコリッチが左アッパー、真っ直ぐ後方に倒れたグリエフに右を一発振り下ろしてKO勝ちした。


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Brave CF BRAVE CF74 MMA MMAPLANET o キック

【BRAVE CF74】BRAVE史上に残るハイライトリールKO。キャリエルが跳びハイキックで失神KO勝ち

【写真】完全失神状態のハコトンドラザナニー、懸命にレフェリーが割って入った(C)BRAVE CF

<スーパーウェルター級/5分3R>
リヴィ・キャリエル(フランス)
Def.1R2分06秒by KO
マチュー・ハコトンドラザナニー(フランス)

サウスポーのハコトンドラザナニーが左ミドル。キャッチしたキャリエルが、左の蹴りを放ちクボンザが後方にバランスを乱す。すかさず飛び込んでヒザ蹴りを続けたかキャリエルだが、ローに左を当てられ倒れる。サイドで抑えたハコトンドラザナニーが腕を狙う。キャリエルが下から頭を抱え、徹底して抑えるだけのハコトンドラザナニーにレフェリーがブレイクを命じた。

試合をスタンドに戻されると、ハコトンドラザナニーが左ミドルハイを蹴る。キャリエルはブロック後、一瞬の間ができると、左フライングハイキック一閃。この一発で既に失神状態のハコトンドラザナニーに鉄槌を2発落としたキャリエルが、BRAVE CFの歴史に残るハイライトリールKO勝ちを決めた。


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【BRAVE CF74】メインは母国凱旋ジホウン✖マルチンス。アゼルバイジャンのアリ・グリエフに要・注目!!

【写真】勝負どころでの攻撃力は半端ないグリエフ(C)BRAVE CF

7日(木・現地時間)、BRAVE CF74がフランスはナントのHアリーナで開催される。
Text by Manabu Takashima

現地のヘキサゴンMMAと合同興行でアマ3試合から、ヘキサゴンMMAが6試合、そしてBRAVE CF枠のメインカードは5試合が組まれている。


メインはライト級のイリエ・ジホウン✖ルカス・マルチンスの一戦。母国フランスでメインを張るジホウンはPFLの2019年シーズンに参戦も2敗で敗れ去り、その後はローカルショーを挟んでBRAVE CFと契約したファイターだ。BRAVEでは2勝1敗、1敗は先ごろUFCデビューを果たしたサム・パターソンに敗れたものだ。

対するマルチンスはUFCで4勝3敗と勝ち越しながら、BRAVEでは3勝3敗と五分の結果しか残せていない。それでも悪夢の3連敗を経て──去年の7月にエンヒッキ・マルケスを70秒でKOしカムバックを果たすと、ここからの2試合が連続でキャンセルとなり、1年2カ月振りの実戦が今回のジホウン戦となる。

この試合に勝てば、BRAVE CFライト級チャンピオンのアブディサラム・クバチニエフに挑むこと公言したマルチンスだが、アウェイの地で思い通りのファイトができるか──要注目だ。

そんなメインを控えた今大会、バンタム級でも見逃せない顔合わせが見られる。それがアリ・グリエフ✖ボリスラブ・ニコリッチの一戦だ。ジョゼ・トーレスが7月のコロンビア大会でチャンピオンとなった同階級、グリエフがニコリッチを破ると王座挑戦権を獲得する可能性が高い。

世界的というよりも、日本という局地的な範囲で注目度が増すアゼルバイジャン人ファイターのグリエフは、ここまでフェザー級でキャリア7勝0敗という戦績を残す。アゼルバイジャンといえばトフィック・ムサエフとヴガール・ケラモフが両巨頭といえるが、ヘンゾ・グレイシー柔術アゼルバイジャン所属のグリエフは、過去の試合でムサエフが懸命にリングサイドから指示を送ることもあった。

荒くて強い。荒さが強さに通じている。そんな印象の強いアゼルバイジャンのMMAファイターだが、グリエフも荒いファイターといえる。無骨なパウンド&エルボーの激しさはまさにムサエフ&ケラモフを想像させる。その一方で、グリエフはKOパワーを持つボクシングと攻防両面においてテイクダウンは決して綺麗ではない。と同時にツートップと比較すると、その荒さが強さだけでなく脆さにも通じる可能性がある。

半面、下になった時の腕十字の腰の切れは抜群だ。上からは殴り、下からは極める。そんなグリエフと戦うニコリッチは9勝2敗のキャリアの持ち主で、2つある黒星は史上初TUFで2度目の優勝を果たした元BRAVE CFバンタム級王者ブラッド・カトーナとそのカトーナの王座に挑戦したアザマット・マゴメドフに喫したものだ。

つまり、グリエフがニコリッチに勝利すれば、元王者とタイトルコンテンダーと肩を並べるポジションを得ることになる。つまりトーレスへの挑戦権は、グリエフが勝てば自動的に回ってくる──そんな注目すべきバンタム級戦だ。

■視聴方法(予定)
9月8日(金・日本時間)
午前5時30分~ DAZN

■BRAVE CF74対戦カード

<ライト級/5分3R>
イリエ・ジホウン(フランス)
ルカス・マルチンス(ブラジル)

<ライト級/5分3R>
アントニー・ディジー(フランス)
ブラジスラフ・ルドネフ(ウクライナ)

<ヘビー級/5分3R>
サリム・エル・ワサイディ(フランス)
パヴェル・ダイリドイオ(リトアニア)

<バンタム級/5分3R>
アリ・グリエフ(アゼルバイジャン)
ボリスラブ・ニコリッチ(セルビア)

<スーパーウェルター級/5分3R>
エリエゼフ・クボンザ(コンゴ民主共和国)
リヴィ・キャリエル(フランス)

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Brave CF LFA LFA166 MMA MMAPLANET o ジェラウド・ネト マグヌス・コンハード

【LFA166】トータルドミネーションも、仕留めそこなった印象が残ったネトが新ウェルター級王者に

<LFAウェルター級王座決定戦/5分5R>
ジェラウド・ネト(ブラジル)
Def.3-0:49-45.49-45.49-43
マグヌス・コンハード(ブラジル)

BRAVE CFでキャリアアップに失敗し、母国のローカルショーからLFA参戦2戦目で王座決定戦を戦う機会を得たネトに対し、コンハードが右カーフを蹴る。続くステップインにダブルレッグを合わせたネトは、ギロチンを防ぎスクランブルでバックに。キムラから引き込んだコンハードだが、足を制することができずネトが上を取りにくる。コンハードは腕十字に移行するも腕を抜かれてガードを強いられる。ガードを取ったコンハードは、足関節を狙う。スプロールの要領で足を伸ばしたネトは、そのコンハードの足を越えてマウントへ。

コンハードは懸命に足をきかせようと戻したところ、逆にネトが外ヒールをセットする。ロールして逃れようとするコンハードに対し、ネトはトップを選択。ここでも下からキムラのコンハードが上を取りに行き、乗ってきたネトに腕十字を狙う。体重をかけてヒジを抜いたネトは、結果的にサイドで抑える状態に。上四方に移行したネトはシングル狙いにバックに回る。前転からガードに戻したコンハード。今時珍しい、寝技の攻防が続いた初回はネトがリードしたか。

2R、ワンツーで前に出たネトのダブルレッグにコンハードがギロチンも、初回同様に頭を抜かれる。ならばと腕十字を狙ったコンハードだが、腕を抜かれてパンチを落とされる。右足に絡み、外ヒール狙いのコンハードはここもヒザが抜かれており、上から殴られる。コンハードは自ら背中をつけてハーフガードを取ったが、ネトがパスを決める。半身のコンハードは背中をつけ、マウントを取ったネトがパンチから腕十字へ。コンハードのグリップは切れなかったが、上を選択したネトが上四方からスクランブルでサイドバックに。

ネトは真後ろにつくと、両足をヒット。前転したコンハードからマウントを取る。コンハードは左エルボーを落とされ、肩固めをセットされると足も抜かれる。ニーインからマウントに戻ったネトがこの回も取った。

3R、ネトが左ジャブに右オーバーハンドを返し、左ミドルを蹴る。明らかに疲れているコンハードは、ボディロックからスラムを許し頭を抱える。ネトはハーフからワキ差しパスのプレッシャー掛け、ニーシールドには立ち上がって右の拳を打ち込む。コンハードが背中をつけた状態から、ハーフで潜ろうとしたが潰され腕を狙われる。ヒールの仕掛けを察知したネトは鉄槌&ヒジを落とすと、潜ってきたコンハードにエルボーを連打する。ニーシールドを越えたネトはバックを制して、コンハードの背中を伸ばす。殴られたコンハードは半身でハーフを取り時間まで耐えきった。

4R、自らケージを背負ったコンハードに対し、ネトはスーパーマンパンチを放つ。圧倒的に動きが悪いコンハードだが、ネトは打撃でなくダブルレッグで倒しマウントへ。背中を見せたコンラッドを跨ぎ、三角狙いのネトだが頭を抜かれる。下を選択したコンハードは逆に三角を仕掛けるも、担がれてパスを許す。サイドで抑えたネトはエルボーを落とし、上四方から背中を向けたコンハードにヒジを打ちつける。上体を起こしてエルボーを落とすネトは、ハーフに取られるとキムラを狙われる。腕を抜いて抑えるネトはニーシールドをパス、同時にマウントに。残り30秒、防御に徹する相手に徹底して抑えと重視のネトは、一方的な寝技の試合も緊迫感がなくなってきた。

最終回、思い切り左フックを入れたネトは、打撃で攻めることをせずにテイクダウンへ。下なったコンハードが三角絞めへ。腕を伸ばしに掛かったコンハードだが、一発逆転とはならず腕と頭を抜かれてトップを取られる。ネトはマウントを取り、肩固めへ。そのまま抑えるネトのタイトル奪取が近づく。2分近く抑えたネトはマウントに戻し、鉄槌を連打する。とにかく寝技は耐えるコンハード、ネトは最後に鉄槌を連打し試合を締めた。

当然、勝者はネトでその腰にベルトが巻かれたが、コンハードとすれば立ち技の方が嫌だったはずだ。コンハードにとっては、勝てなくても生き残れる──状況に持ち込み続けたネトは、勝利者インタビューで3週間前に右ヒザを負傷していたことを明かし、「今日は申し訳なかった。2度目の判定勝ちなんだ。勝つために必要だった。ダナ、コールを待っている」と言葉を続けた。


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