カテゴリー
Brave CF BRAVE CF53 MMA ビール・シュテピン ブラッド・カトーナ ボクシング

【BRAVE CF53】ケージに押し込み、テイクダウン&スクランブルでカトーナが打撃が冴えるシュテピンを破る

<バンタム級/5分3R>
ブラッド・カトーナ(カナダ)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27
ビール・シュテピン(ロシア)

左ミドルを入れたシュテピンが、左フックを振るうカトーナに右を当てる。カトーナも左を打ち返すが、シュテピンのワンツーが良い。と、カトーナはシングルでケージに押し込み、右腕を差してテイクダウンを狙う。シュテピンは小手投げを逆に狙い、体が浮いたカトーナだがボディロックからバックを狙いつつ、ヒザを突き上げ、小外掛けを仕掛ける。シュテピンはウィザーで耐え、高度なケージレスリング攻防が続く。シュテピンは再び小手投げへ。カトーナは腹ばいになるが、すぐに立ち上がる。

カトーナのアンクルピックも耐えたシュテピンだが、ついにダブルレッグで肩に担がれ倒される。すぐに立ち上がったシュテピンをボディロックで再び倒したカトーナは、ここも即スタンドに戻ったシュテピンをケージに押し込み、3度目のテイクダウンを決めたところで初回が終わった。

2R、カトーナが左リードフックを当て、テイクダウンの仕掛けにシュテピンがヒザを顔面に蹴り込む。一瞬、棒立ちになったカトーナは左を見せて、組みつくとボディロックで金網に押し込む。巧みにテイクダウンを防御するシュテピン、カトーナは時間を掛けてダブルレッグでリフトしテイクダウンを決める。初回と同じように、立ち上がっても倒され、またスクランブルというシュテピンはケージを背負った状態が続く。

結果、スイッチにダブルレッグを合わせたカトーナが尻もちをつかせる。シュテピンはケージに詰められたまま──ついにアンクルピックで背中をつかされる。ここでパンチを纏めにいき、タイトに抑えることはなかったカトーナがこの回も取った。

最終回、右リードアッパーをヒットさせたシュテピン。さらに右フックを入れ、逆にダブルレッグへ。カトーナは右を差し替えて、押し込み返しダブルレッグへ。シュテピンは右エルボーを当てるが、尻もちをつかされる。ダブルからシングル、さらにダブルと攻め手を変えるカトーナだったが、残り2分45秒でレフェリーがブレイクを命じる。

時間を確認したカトーナに右を当て、ボクシングでは完全に優勢のシュテピンは、なぜか組みに行ってしまう。こうなると、押し込み返し自分の形に持っていったカトーナだが、レフェリーが残り70秒でブレイクを命じる。ヒザ蹴り、ワンツーをヒットさせたシュテピンが、ここでダブルレッグを決める──が、2Rを取っているという計算か……。

カトーナはクローズド&ギロチンで時間を使い、パウンドを顔面に受けないように戦う。このまま時間となり、ジャッジ3者が29-28をつけカトーナが判定勝ち。シュテピンが、なぜ打撃で勝負しないのか──理解に苦しむ最終回だった。

カトーナは「年末にダブリンで、バンタム級タイトル戦を戦いたい。そして防衛戦をカナダで行いたい」と話した。


The post 【BRAVE CF53】ケージに押し込み、テイクダウン&スクランブルでカトーナが打撃が冴えるシュテピンを破る first appeared on MMAPLANET.

カテゴリー
Brave CF BRAVE CF53 MMA   アザット・マクスン ムハマド・モカエフ

【BRAVE CF53】アザット・マクスン、右オーバーハンド1発でケイロスをKO─デビューから13連勝

<フライ級/5分3R>
アザット・マクスン(カザフスタン)
Def.1R3分00秒by KO
フラービオ・ケイロス(ブラジル)

マクスンの査定ファイトともいえるケイロス戦。フライ級としては長身、173センチのマクスンはジャブを伸ばし間合いをはかる。素早いジャブから右を見せるマクスンに対し、ケイロスは小刻みにステップを踏み左に回る。マクスンはワンツーをバックステップでかわし、遠い距離で右を振るう。両者、踏み込みがない主導権争いのなかでマクスンがワンツーからステップジャブを届かせる。ケイロスは左フックを踏み込んで放つ。その刹那、マクスンの右オーバーハンドがアゴを打ち抜き、この一発で試合が決まった。

衝撃的なKOで王座決定T出場のケイロスをKOし、デビュー以来の連勝を13に伸ばしたマクスンは、「アラーの思し召しだよ。狙っていたわけじゃないけど、こういう勝ち方が出来て良かった。カザフスタンは世界を制することを証明できた。次? BRAVEはベルトをアルマトゥイに持ってきてほしい」と話した。

以前、フライ級王座決定トーナメントは開始から11カ月を経て、王者が誕生していないが、ムハマド・モカエフに続きアザット・マクスムというタイトルコンテンダーが生まれた。


The post 【BRAVE CF53】アザット・マクスン、右オーバーハンド1発でケイロスをKO─デビューから13連勝 first appeared on MMAPLANET.

カテゴリー
Brave CF BRAVE CF53 Report アクメド・マゴメドフ ブログ

【BRAVE CF53】アクメド・マゴメドフ、ゴツゴツとしたレスリングとパウンドでアスカノフに判定勝ち

<68キロ契約/5分3R>
アクメド・マゴメドフ(ロシア)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27
イリャ・アスカノフ(カザフスタン)

ダゲスタン出身、バーレーンのKHK所属のマゴメドフはキャリア7勝0敗の新鋭だ。対するアスカノフは9勝3敗のファイターだ。右前蹴りから左ミドルを蹴るマゴメドフが、左リードフックを振るう。アスカノフも左フック、さらに距離を詰めて右を伸ばす。テイクダウン狙いから、アッパーを打ったマゴメドフが左フックを入れ、右ストレートからダブルレッグを決める。ケージを背負ってバタフライガードのアスカノフだが、右足を抜かれ、右の想いパンチを落とされる。

それでケージを背、右を差して立ち上がったアスカノフはヒザの蹴り合いから、ケージに押し込まれ大内刈りを耐える。マゴメドフは両ワキを差し、もう一度ダブルレッグへ。ここからバックに回り、前方にアスカノフを崩したマゴメドフはワンフックで殴る。アスカノフはバックを譲り切らず、初回が終了した。

2R、左フックを伸ばしたアスカノフはマゴメドフのダブルレッグを切り、左フックをダッキングでかわす。アスカノフは右オーバーハンドからシングルへ。初回と逆の展開も、アスカノフはテイクダウンを奪えず、マゴメドフはシングルからボディロック──さらに首相撲に移行してヒザを顔面に蹴り上げる。アスカノフもダブルレッグからシングルに切り替え、ボディロックへ。ウィザーのマゴメドフはバックを譲らす、いなして離れる。マゴメドフは左フックを振るって前に出ると、

組んでケージにアスカノフを押し込みダーティーボクシングから右腕を差してテイクダウンを決める。左のパンチをハーフで落としたマゴメドフが、ゴツゴツとしたパウンドを続け、キムラでパス防御をするアスカノフにエルボーを入れる。アスカノフは左腕を差しても、スクランブルに持ち込めず左のパンチを歌荒れて時間を迎えた。

最終回、大量の鼻血を流すアスカノフが右を伸ばすが、アスカノフはダブルレッグへ。これを切ったアスカノフだが、ケージに押し込まれる。倒れず右フックを打ったアスカノフは、シングルにギロチンをセットして引き込む。かなりタイトに見えたが、ケージがあり窮屈な姿勢で極めきれない。やがて頭を抜いたマゴメドフがハーフで抑え、アスカノフにシャオリン・スイープを潰し、スクランブルでバックに回る。ここからマゴメドフが、カカトを払ってテイクダウンを狙う。

アスカノフは懸命に耐えるが尻もちをついた状態になり、ボディにヒザを受ける。バックに回られないように、アスカノフが尻もち状態からシングルへ。マゴメドフはこれも潰し、左のパンチでアスカノフを殴り続ける。立ち上がったアスカノフのバックを取り続けタイムアップを迎えた。ゴツゴツとしたレスリング、パウンドでマゴメドフがフルマークの判定勝ちを手にした。


The post 【BRAVE CF53】アクメド・マゴメドフ、ゴツゴツとしたレスリングとパウンドでアスカノフに判定勝ち first appeared on MMAPLANET.

カテゴリー
Brave CF BRAVE CF53 MMA   アザット・マクスン キム・テキュン ナルザン・アキシェフ ブラッド・カトーナ ルカス・マルチンス

【BRAVE CF53】計量終了 キム・テキュン✖アキシェフ、問題なし。フライ級のマクスム、13連勝なるか

【写真】大会開始まで、あと2時間半だ (C)BRAVE CF

20日(金・現地時間)、21日(土・同)にカザフスタン アルマトゥイのボラン・ショラック・アテンダ・スポーツ・サライで開催されるBRAVE CF53の計量が行われた。

メインで対戦するナルザン・アキシェフとキム・テキュンを始め、メインカード=7試合に出場する14人のファイター中13人が問題なく計量を終えている。


唯一、ミスウェイトとなったのは74キロ契約でルカス・マルチンスと戦うオルジャス・エスカラエフだ。本来、今大会ではマルチンスと対戦予定だったマルセル・グラビンスキが、コロナウィルス陽性により、ドイツを離れることができなくなり試合の4日前にエスカラエフはキャッチウェイト戦を承諾した。マルチンスとグラビンスキは6月4日のベラルーシ大会のメインで対戦予定だったが、コメイン中にグラビンスキが体調不良となり今大会に延期されていた経緯がある。

「4カ月間準備してきて、試合の4日前に対戦相手が変わった。戦略を練り直す必要がある」と話していたマルチンスだが、急遽出場のエスカレフが1.2キロ・オーバーであっても当然のようにキャッチウェイト戦で戦うことに同意している。

メインのキム・テキュンがBRAVE CFで4連勝となるのか。またフライ級王座決定トーナメントにしていたフラービオ・ケイロスと対戦するアザット・マクスンは、デビュー以来12連勝中のカザフスタン・フライ級#01と言っても過言でない新鋭だ。

3月のバーレーン大会ではミキャエラ・アルジャフージュを3RでTKOしプロモーション・デビューを飾ったマクスンは、今大会を共同開催しているOctagon MMAのフライ級王者だ。王座決定トーナメント出場のケイロスとのマッチアップは、その能力を図るうえで最適なテストマッチ──要注目だ。

■視聴方法(予定)
8月21日(土・日本時間)
午後9時00分~ BRAVE TV

■BRAVE CF53計量結果

<フェザー級/5分3R>
ナルザン・アキシェフ:66.2キロ
キム・テキュン:65.85キロ

<73キロ契約/5分3R>
ヴァシリー・タクチ:73.0キロ
ホジャー・サンパイオ:72.9キロ

<フライ級/5分3R>
アス・アルマバエフ:57.0キロ
アレクサンダル・ドスカルチュク:57.05キロ

<74キロ契約/5分3R>
ルカス・マルチンス:73.8キロ
オルジャス・エスカラエフ:75.2キロ

<バンタム級/5分3R>
ブラッド・カトーナ:61.45キロ
ビール・シュテピン:61.6キロ

<フライ級/5分3R>
アザット・マクスン:57.15キロ
フラービオ・ケイロス:56.75キロ

<68キロ契約/5分3R>
アクメド・マゴメドフ:67.8キロ
イリャ・アスカノフ:67.9キロ

The post 【BRAVE CF53】計量終了 キム・テキュン✖アキシェフ、問題なし。フライ級のマクスム、13連勝なるか first appeared on MMAPLANET.

カテゴリー
Brave CF BRAVE CF53 Interview ブラッド・カトーナ ブログ

【BRAVE CF53】TUFウィナーがBRAVEを選んだ理由──ブラッド・カトーナ「MMA版のケニー・オメガに」

【写真】非常に物静だったカトーナ。全局面でレベルの高いウェルラウンダーだ(C)MMAPLANET

本日21日(土・現地時間)にカザフスタンはアルマトゥイのボラン・ショラック・アテンダ・スポーツ・サライで開催されるBRAVE CF53のTUF27 ウィナーのブラッド・カトーナのBRAVE2戦目でビール・シュテピンと戦う。

アイルランド在住のカナダ人ファイターのカトーナは、TUFウィナーというブランドを持ちながらBRAVEを選択した理由は何だったのか。そして、この中東ベースのプロモーションでの目標は何かを尋ねた。


──土曜日にビール・シュテピンと対戦します。カザフスタンでの試合です。

「中央アジアに来たのは初めてだけど、凄く興味深いよ。試合のために来ているのだから、アルマトゥイの街を出歩くことはできないけど、試合後に少しはこの国のことが知れたらなって思うよ」

──アイルランドから東への移動。東向きの時差を伴う異動は、西に向かうよりも体にきついという研究結果もあるようですが……UFCの時と比べてどうでしょうか。UFCの時は大西洋を移動し、今回はロシアを越えてきました。

「そうなんだ。UFCの試合というよりも、アイルランドからカナダの帰郷した時は、一晩眠れば時差はなくなっている。それがカナダからアイルランドに戻ると、そうはいかない。今回もそのことが頭にあった。でも、こっちに着いて少し眠るのを我慢すれば、簡単にアジャストできたよ。5時間の時差があるけど、大会は夕方開始でアイルランドのデイタイムだから、その時間帯で体がよく動くように調整することは難しくなかった。それに試合が終わるのが深夜でないのは良いことだ。勝ってコーチやチームメイトと、楽しくビールでも飲むことにするよ(笑)」

──アハハハ。日本だと、さらに3時間の差が加わるので、私たちが欧州から日本に戻ってきた時とは違うのでしょうね。ところで同じBRAVEでもバーレーン大会とカザフスタン大会ではホスピタリティに違いがありますか。

「バーレーン大会は、バブルが創られていてホテルのなかで全てを済ませるという運営だったから、今回とは状況が違うよね。でもBRAVEのホスピタリティが行き届いていることに変わりない。運営陣もバーレーンからやってきて、バーレーン大会と同じように欧州からカットマンやレフェリーも来ている。BRAVEでの試合はまだ2度目だから、多くを知っているとはいえないけど、バーレーンもここも凄く似ているファイトウィークだよ。

ただ、今大会はファンが会場を訪れることができる。やっぱり、ファンの前で試合ができることは嬉しいよ」

──ところでブラッドはなぜ、UFCからリリースされたあと北米のプロモーションで活動を続けなかったのでしょうか。UTFウィナーの肩書があれば、容易く他のプロモーションと契約できかと思われるのですが。

「BRAVEはクロスプロモーションをしており、グローバルに成長している。それはパンデミックになってからの活動を見れば明らかだと思う。大陸間を越えて、世界中からファイターを集めてイベントを行えているプロモ―ションが世界にどれだけ存在している?

そもそも僕はドイツのMFCで試合をする予定だったけど、パンデミックでイベントが中止になった。年に2~3試合を戦い続けたいと思った時に、オプションはそんなに存在していなかったよ。僕はまずコンスタントに試合を組んでもらえるプロモーションで戦いたかったんだ。

北米でいえば、PFLはバンタム級の試合を組んでいない。だから交渉相手にすら挙がらなかった。そしてBellatorは去年の秋から、今年の4月まで半年近くイベントを開いていなかった。そんな時、BRAVEは安定してイベントを開いているし、タイトル挑戦を視野に入れて戦うことができると思ったんだ。

そしてパーレーンで初めて試合をした時に、如何に選手の安全を考えて大会を開いているのかが分かった。それからもベラルーシ、イタリア、そしてここカザフスタンとショーを行える場所を開拓し続けている。だからいずれ、BRAVEと共に母国カナダで試合ができれば良いよね」

──ではバンタム級の陣容に関しては、どのように思っていますか。

「世界王者だったフィリピン人選手(スティーブン・ローマン)はプロモーションを離れたけど、これだけ成長していると、それだけ良いファイターが集まってくるのは自然なことだ。バンタム級も世界のベストの1つだし、UFC、Bellator、BRAVEと団体に関わらず僕はバンタム級のベストファイターの1人だと思っている。BRAVEというプロモーション自体も、バンタム級の陣容もこれからもっと揃ってくるだろう。

BRAVEの厳しいマッチアップを生き残れるファイターは、UFCでもサバイブできる。それだけの力が必要な戦場だよ。つまりそれだけBRAVEが良い仕事をしているってことになるんだよね」

──急激にロシア系のファイターが増えています。今回の対戦相手も、その1人です。

「グッドファイターだ。デンジャラスだろう。でも、僕はもう既にタフなロシアンとは戦ってきた。僕の方が彼よりテクニカルで、タフだという自信があるし、練習仲間の力も信頼している。今の僕にとって難しい相手じゃない。そういう意味でも、良いテストになると思っている。

タイトル挑戦権を得る力は十分にあると思っているけど、それを皆に理解してもらえるような試合をするよ」

──ブラッド、今日はインタビューを受けていただきありがとうございました。

「こちらこそ、ありがとう。PRIDEが大好きだった僕もBEAVEと一緒に日本にいくことができるかもしれない。そういう日が来ることを、このプロモーションは期待できるんだよ。そして生まれ故郷が同じケニー・オメガのようになりたいね(笑)。MMAバージョンのケニー・オメガになり日本の皆に愛される存在になって、君たちの文化に触れあえるようなことができれば最高だよ」

■視聴方法(予定)
8月21日(土・日本時間)、
午後9時00分~ BRAVE TV

■BRAVE CF53対戦カード

<フェザー級/5分3R>
ナルザン・アキシェフ(カザフスタン)
キム・テキュン(韓国)

<73キロ契約/5分3R>
ヴァシリー・タクチ(ロシア)
ホジャー・サンパイオ(ブラジル)

<ライト級/5分3R>
ルカス・マルチンス(ブラジル)
マルセル・グラビンスキ(ドイツ)

<バンタム級/5分3R>
ブラッド・カトーナ(カナダ)
ビール・シュテピン(ロシア)

<フライ級/5分3R>
アス・アルマバエフ(カザフスタン)
アレクサンダル・ドスカルチュク(ロシア)

<フライ級/5分3R>
アザット・マクスム(カザフスタン)
フラービオ・ケイロス(ブラジル)

<68キロ契約/5分3R>
アクメド・マゴメドフ(フランス)
イリャ・アスカノフ(キルギスタン)

The post 【BRAVE CF53】TUFウィナーがBRAVEを選んだ理由──ブラッド・カトーナ「MMA版のケニー・オメガに」 first appeared on MMAPLANET.

カテゴリー
Brave CF BRAVE CF53 Interview キム・テキュン ナルザン・アキシェフ ブログ

【BRAVE CF53】カザフ大会でメインを張る、キム・テキュン「知名度は後からついてくるもの」

【写真】BRAVE CF唯一の観客人ファイター、キム・テキュン。カザフスタンの大会で地元のエースとメインで戦う、素敵な人生だ (C)MMAPLANET

21日(土・現地時間)、カザフスタンはアルマトゥイのボラン・ショラック・アテンダ・スポーツ・サライで開催されるBRAVE CF53のメインで、韓国のキム・テキュンがナルザン・アキシェフと対戦する。

キャリア5連勝の時点で、中東ベースのBRAVE CFと契約を結んだキム・テキュン。国内に複数の定期的にイベントを開催できるプロモーションと、大手プロが存在し、UFCやONEというステップアップ先があるという日本とよく似た状況の韓国から、独特のキャリアの積み方をするキム・テキュン、フェザー級王座が見えてきた彼に「なせ、BRAVE」だったのか──を尋ねた。


──カザフスタンのアルマトゥイでの試合、想像もつかない土地ですが現地入りしてどのような調子でしょうか。

「ソウルからカザフスタンまではエア・アスタナで直行便があるので、旅の疲れもないですし減量も順調です」

──そうなのですか。以前、キルギスに行った時は日本からだとモスクワ経由で、20時間ぐらい掛かりくたくたになりましたが、直行便があると楽ですね。

「ハイ、飛行機に乗っている時間は6時間だけなので全く問題ないです。ただ、空港で預けた荷物が届かなくて……パンツの着替えもなくて大変でした」

──アハハハ……いや、試合前なのに笑いごとではないですね。

「いえ、大丈夫です。BRAVEの人たちが、トレーニングウェアを用意してくれて、それで汗をかくことはできているので。しっかりとしたダイエット食も提供されて、なんとかなっています」

──日本ほどではないですが、韓国も感染状況は悪化しています。カザフスタンはどうですか。

「屋内はマスクをつけることが義務化されているみたいです。ただ空港からホテルまで乗ったタクシーのドライバーや、外を歩いている人たちはマクスをしていない人が相当多いです。自分たちはこれまで通り、できる限りの感染予防をするだけです。

バーレーン大会はホテルで隔離措置があって、全く自由はなかったです。今回はPCR検査こそありますが、ホテルの外へ行くことも可能です。ただ、ホテルの中にいる方が感染予防になるのは絶対です。それでも荷物が届かないという思わぬ事態に陥ってしまったので、下着やTシャツを買いにスーパーへは行きました(苦笑)。もちろん、試合前なのでそれ以外出歩くことはないです」

──それにしても凄い経験をしていますね。人として強くなれそうです。

「度胸試しではないですが……深く考えず、試合まで楽しく緊張しないように過ごして準備しようと思っています」

──キム・テキュン選手がBRAVE CFと契約したのはパンデミック前の2019年の秋でした。キャリア5勝0敗の時に、中東ベースのプロモーションで戦うと決めたのはなぜでしょうか。

「正直、BRAVEがどのようなプロモーションが分かっていなかったです。負傷した選手の代わりにオファーが来て、ちょうど試合の機会が巡ってくるのを持っている状態だったので、すぐに試合を受けました。幸い2カ月間の試合準備期間があり、しっかりと戦えたのでこれまで生き残ることができたと思います」

──海外でタフな試合をしても、国内で知名度が上がらないという問題は韓国ではないですか。

「知名度は後からついてくるものです。自分としては、試合の機会を得るとしっかりとファイトをして勝つ。ファイターとして、そこが第一にあると思っています。それに個人的にも自分は国内よりも、海外の方がプレッシャーを感じないで戦えることに気付きました。

何より結果論ですが、BRAVEと契約してからコロナが起こり、コンスタントに試合ができています。しかも国内にいては無理だった国際戦を行うことができるのは、本当に大きいです。これからも海外でキャリアを積んでいきたいと思います」

──とはいえ、今回の対戦相手もカザフスタンのトップファイターでレコードは11勝2敗です。

「ナルザン・アキシェフの過去の試合を見ると、グラップラーですよね。実際に拳を交換してみないと分からないですけど、打撃は自分の方が上かと思っています。それよりも柔術の方に気をつけないといけないですね」

──すでにBRAVEで3連勝。フェザー級タイトルは現在空位になっていますが、ベルトについてはどのように考えていますか。

「そろそろ、タイトルを賭けた試合を用意してほしいですね。フェザー級で勝ち続けているのは自分ですし、他の強いとされている選手も仕留めています。今回の試合に勝ってもタイトル戦の機会が巡って来ないことは、ないと思っています」

──元UFCのロシアン、ロマン・ボガトフもBRAVEと契約し2連勝中です。1月にはアキシェフにも勝っています。彼を意識することはありませんか。

「実は1月のボガトフのBRAVE初戦の相手は、自分がオファーされていたんです。でも、彼の方が断ってきました。結果、ボガトフはアキシェフに勝ち、6月にもアブドゥルムタリブ・ギエルベコフに勝っています。次に彼と戦うことになるかもしれないので、2試合見ることができて良かったです。面白い試合になるかもしれないですけど、自分にとってはイージーファイトです。楽勝です」

──元UFCファイターで、M-1ライト級を制した相手にそこまで自信があるわけですね。MMAファイターとしての目標は?

「今回の試合に勝ち、フェザー級タイトルを取りたいと思っています。それと自分は元ライト級だったので、BRAVEで2階級制覇を目指します。生意気を言うようですが……そこをきっかけにベラトールと契約し、ベラトールでチャンピオンになり……マイケル・チャンドラーのような感じで、UFCと契約したいです。最終的な目標はUFCのチャンピオンになることです」

──良い目標ですね!! では最後に、日本のファンにキム・テキュンとはどのようなファイターかアピールお願いします。

「自分は何があっても逃げないです。どの試合でも、良い試合をするつもりで戦っています。それと自分は柔道ベースで、19歳の時に東京で試合をして1週間ぐらい滞在しました。凄く良い思い出です。日本に住みたいと思ったほどでした。コロナが終われば、日本でMMAの練習をしたいと思っています」

■視聴方法(予定)
8月21日(土・日本時間)、
午後9時00分~ BRAVE TV

■BRAVE CF53対戦カード

<フェザー級/5分3R>
ナルザン・アキシェフ(カザフスタン)
キム・テキュン(韓国)

<73キロ契約/5分3R>
ヴァシリー・タクチ(ロシア)
ホジャー・サンパイオ(ブラジル)

<ライト級/5分3R>
ルカス・マルチンス(ブラジル)
マルセル・グラビンスキ(ドイツ)

<バンタム級/5分3R>
ブラッド・カトーナ(カナダ)
バシール・ステピン(ロシア)

<フライ級/5分3R>
アス・アルマバエフ(カザフスタン)
アレクサンダル・ドスカルチュク(ロシア)

<フライ級/5分3R>
アザット・マクスム(カザフスタン)
フラービオ・ケイロス(ブラジル)

<68キロ契約/5分3R>
アクメド・マゴメドフ(フランス)
イリャ・アスカノフ(キルギスタン)

The post 【BRAVE CF53】カザフ大会でメインを張る、キム・テキュン「知名度は後からついてくるもの」 first appeared on MMAPLANET.

カテゴリー
Brave CF DEEP LFA MMA ONE SASUKE Shooto2021#05 Special UFC   修斗 工藤諒司 海外 猿飛流 青木真也

【Special】月刊、青木真也のこの一番:7月─その弐─SASUKE ✖工藤諒司「責任を感じることはない」

【写真】青木は試合展開よりも、ファイターのキャリアアップにメスを入れた (C)MMAPLANET

過去1カ月に行われたMMAの試合から青木真也が気になった試合をピックアップして語る当企画。

背景、技術、格闘技観──青木のMMA論で深く、そして広くMMAを愉しみたい。

青木が選んだ2021年7月の一番、第二弾は7月25日に行われたShooto2021#05 から修斗世界フェザー級王座決定戦=SASUKE✖工藤諒司戦について語らおう。


──青木選手が選ぶ7月の一番、2試合目は何になりますか。

「SASUKE選手と工藤選手の修斗のフェザー級タイトルマッチですね。あんなに行かないチャンピオンシップって、ありますか?  2人とも揃って。僕、工藤も工藤だと正直思っちゃいました。『行かなかった』と皆言いますけど、まぁ、行かないファイターじゃないですか、工藤選手は。今までもずっとそうだった。

彼のインタビューで面白いというか、自分のことをちゃんと見ることができているなと思ったのは、『僕はレスリングをディフェンスに使っていて、切って相手がミスをしたところで殴る』と言っていたことなんです。それでずっと来ていて。それで勝てていたから、これまでは良かったです。

でも『相手がちょっと強くなると、やっぱり自分からアテンプト、アプローチしないと勝てないよ』って言っていたんです。そこがしっかりと出た試合だと思いました。当てに行かないと勝てない」

──SASUKE選手と工藤選手にとって、ここが最終目標ならそれでも良いと思います。SASUKE選手はUFCを目指し、工藤選手もONEと口にしていました。そうなると、試合展開的にも勝っても採用とはならないですよね。あの試合がコンテンダーシリーズで組まれたとすれば。

「そうなっちゃいますよね。明確な差をつけるか、一本を取らないと。何よりもファイトしていないだろうという風に思われちゃいますよ」

──コンテンダーシリーズやLFAは両者がフィニッシュを狙うことで、何かが起こってフィニッシュが多くなります。対して、この試合は互いにリスクを避け、ミスをしないように戦っていました。そうなると、フィニッシュとは違うベクトルの試合になります。

「工藤は性格ですね。ずっと、そういう試合をしてきた。それとケガが多い選手なので、今回も万全ではなかったと思います。試合前の練習を見る限り。それでも勝てると踏んで戦ったのだから、言い訳にはならないですけど……練習はできていなかった。

ケガがあるというか、コンディションを創れない奴が悪いと思っています。そしてSASUKE選手は悪くない。自分が前に出られなかったことを彼は気にしているようだけど、試合をロック──止めていたのは工藤です。ずっと待っているので。だから、ああいう試合になったことに対して、SASUKE選手は責任を感じる必要がないんじゃないかと」

──あとから見直すと、それほど工藤選手のパンチは印象ほど当たっていなかったです。

「工藤のパンチは当たっていないですよ。一緒に練習しているから余計に分かりますけど、待たされているSASUKE選手に自爆がなければ負けるなと思いながら見ていて。2Rを終わった時には負けだと結論が出ていました。

逆にSASUKE選手は、よく崩したと思いますよ。あの小外と小内刈りは見事でした。あの後の打撃も良かったし、1Rのスピニングバックフィストも良かったです。だから判定が2-0になるのがおかしくて。2PはSASUKE選手のリードだと思いました。だからSASUKE選手は責任を感じることはなく、このままやっていけば良いと思います」

──その『このままやっていく』ですが。じゃあ、どこでどうやっていくのか。SASUKE選手に関しても、進路はどうなるのかということです。

「正直、それは分からないです。どのタイミングで上がっていくか、分からない。だから、このままやっていけば良い。上がれるタイミングは誰にも分からないので。この試合でも責任を感じる必要はないですよ」

──良い試合にならなかった責任というのではなく、自身のパフォーマンスを悔いているというか。これではUFCという言葉を出すと笑われるということを試合後も言っていました。

「あぁ、そうなんだ。それって回りに、整理をしてあげてSASUKE選手に言ってあげられる人っていないんですかね」

──それはどういうことですか。試合内容でいえばセコンドの猿飛流選手が、あれで良いということを試合後に話されていました。

「僕は良く頑張ったじゃないですか──と思っています。嫌らしい言い方をすると、ここでUFCに行くとかっていうことで見ていないから。正直な話をすると、そこのラグはあるかと思います。だってUFCに行くっていっても、どうやっていくのかってことじゃないですか」

──ルートというモノの模索の仕方に関していえば、日本人選手は韓国人選手より貪欲ではないですよね。UAE Warriorsフェザー級チャンピオン(※イ・ドギョム)になったりだとかっていう視点はなく。UFCとONE以外の海外の大会を視線の先に置いている選手、関係者は非常に少ないと思われます。

「へぇ、そうなんですか。じゃあBRAVE CFとUAE Warriorsっていうところは目に入っていないのですね」

──ほぼほぼ選手の口から中東の団体名を聞いたことはないです。上久保(周哉)選手や長谷川(賢)選手ぐらいですかね、自分は。

「えぇ、だって例えばフライ級だったらホゼ・トーレスとか、アリ・バガウティノフとか元UFCファイターがいるわけだし。そこら辺に勝てれば、UFCと行けるって考えないんだ……。そういう勝負の掛け方とかあると思いますけど、そういう視野がなかったら厳しいですね」

──では青木選手がSASUKE選手に対して、「UFCに行くなら」というフィルターをかけて、あの試合を見ればどういう意見になりますか。

「いやぁ、UFCに行くならっていうフィルターを掛けることができますか?」

──そうすると工藤選手との試合内容では、無理という意見になると思います。

「これじゃ無理だとかっていう言葉が出るレベルじゃないんじゃないですか。だって、普通に考えてUFCの中堅どころの選手、契約できるかギリギリのところの選手を呼んできたら、日本人は皆負けるわけじゃないですか」

──だからこそビザ取得という壁があるLFAとまではいわなくても、青木選手が言われた北米以外で国際大会を開催できているプロモーションの目を向けてほしいというのがあります。それはSUSUKE選手が──ということではなく、この国のMMAファイターに対し『UFCへ行くというフィルターをかけた』ときの、モノの見方かと。

「だって多くの連中がUFCなんて口にできるレベルじゃないわけじゃないですか。それぐらいで見ていて、この現状はヤバイって感じています。だから修斗、パンクラス、DEEPのチャンピオンになった時、自分がどういうキャリアを進みたいのか。そのためには、何が必要なのか。どういう行動をとるべきなのかを自分で創っていくしかないです。

それこそ田中路教選手がLFAへ行って、UFCを目指す。自分が幸せになる道を自分で創る。それが自分の幸せになるので。これは何も格闘技、MMAに限った話じゃないと思います。自分のやりたいこと、目的、価値観を自分で見つける。それしかないです。

ONEでも良いし、オープンになれば韓国でも良い。UFCを見るならLFAでも中東でも良い。修斗のチャンピオンで良いなら、それでも良い。自分で自分の価値を見つけないといけないです」

The post 【Special】月刊、青木真也のこの一番:7月─その弐─SASUKE ✖工藤諒司「責任を感じることはない」 first appeared on MMAPLANET.

カテゴリー
Brave CF BRAVE CF52 MMA アブドゥル・アブドゥラギモフ ガムザット・マゴメドフ ヌルスルタン・ルジボエフ ブログ モチャメド・マカエフ モハメド・サイード・マレム モハメド・ファフレディン

【BRAVE CF52】計量終了 バンタム級初陣モチャメド・マカエフ、ルジボエフ✖アブドゥラギモフに注目

【写真】計量を終え、この症状を浮かべたマカエフ。ケージの中でのパフォーマンスは向上するのか──気になる (C)BRAVE CF

7月31日(土・現地時間)、1日(日・同)にイタリアのミラノで現地のGolden Cageと共同開催される無観客大会=BRAVE CF52「Bad Blood」の計量が行われた。

メインは4月1日の50回記念大会で組まれていたBRAVE CFミドル級王座決定戦=ミドル級王者モハメド・ファフレディン✖モハメド・サリード・マレムがリスケされている。4月はファフレディンが体調不良に陥り、試合直前に欠場が決まり、マレムとの対戦は4カ月遅れて実施されることとなった。

ファフレディンが92.3キロ、マレムが91.6で計量を終えると、フェイスオフ後も睨み続けるミドル級チャンピオンに対し、マレムは我関せず正面を向いて撮影に応じた。


初のイタリア大会、地元イタリア勢やイタリア在住のモルドバ勢を中心に欧州のファイター、そしてロシア系と中央アジア系が集まりBRAVEらしいマッチアップが揃っている。

ベラエティが顔ぶれのなかでも要注目は、バンタム級初戦を迎えるデビュー以来10連勝中、オーストリア在住のチェチェン人ファイター=モチャメド・マカエフだ。流派は不明だがJrで空手、そしてキックの世界王者となったマカエフは、テイクダウンを織り交ぜて力強いファイトをフェザー級でも展開してきた。それでも上背やリーチがないため、さらに上を目指すために階級を落とすことにしたのということだろう。

対戦相手のガムザット・マゴメドフはキャリア6戦5勝1敗、その1敗はJP・ベイスに喫した反則負けだ。IMMAFの世界王者でバーレーンのKHK所属、つまりBRAVE CFによって育て上げられてきた選手といえる。レスリングベースのマゴメドフは、そのKHKで打撃とグラップリングの修得中で、「マカエフと戦えることで、さらにステップアップできる。打撃でも問題なく戦える」と意気込みを語っていた。

一方、マカエフも「彼やレスラー。テイクダウンを切って、打撃を入れる」と宣言。そのマカエフは減量が相当に厳しかったようで、下着を脱いで計量をパスしバキバキボディで雄叫びを挙げている。

フェザー級でも体力負けは特にしてないかったマカエフだけに、この減量がどのような影響を及ぼすか。

ここまでルジボエフの背が高いことが計量で判明した

さらにセミ前のアブドゥル・アブドゥラギモフ✖ヌルスルタン・ルジボエフのスーパーウェルター級のタイトルコンテンダー争いというべき、81キロ契約戦も楽しみだ。

元ウェルター級王者で現スーパーウェルター級チャンピオンのジャラ・フセイン・アルシラウィと1勝1敗、彼に喫した敗北がキャリア唯一の黒星のアブドゥラギモフは、テイクダウン&抜群のコントロール力を持つ。

バックからRNC、がぶってフロント系チョークというフィニッシュもあるアブドゥラギモフに対して、ルジボエフはテイクダウン狙いやサブミッションをカットして、打撃を入れるストライカーだ。BRAVE初陣ではイブラヒム・マネの三角絞めをスラムで叩きつけKO勝ちを収めている。瞬発力だけでなく、耐久力のあるルジボエフだけにアブドゥルギモフのコントロール&パウンドを凌ぎ、攻め疲れがあるようだと一気にパウンドで試合を決めることもあるが、ステディさアブドゥルギモフが有利といえるだろう。

■視聴方法(予定)
6月5日(金・日本時間)、
午前3時00分~ FITE
午前3時30分~ BRAVE TV

■ BRAVE CF52計量結果

<BRAVE CFライトヘビー級王座決定戦/5分5R>
モハメド・ファフレディン:92.3キロ
モハメド・サリード・マレム:91.6キロ

<ミドル級/5分3R>
エンリコ・コルテーゼ:84.3キロ
ルスタン・ジエフ:83.9キロ

<81キロ契約/5分3R>
アブドゥル・アブドゥラギモフ:80.5キロ
ヌルスルタン・ルジボエフ:81.0キロ

<ライト級/5分3R>
ヴァレリュ・ミルシャ:70.4キロ
アユブ・ガジエフ:70.7キロ

<バンタム級/5分3R>
ガムザット・マゴメドフ:61.7キロ
モチャメド・マカエフ:61.6キロ

<スーパーライト級/5分3R>
アフマド・ラバン:75.2キロ
ビルジリュ・フラシネック:74.6キロ

<スーパーライト級/5分3R>
ブノワ・サンドニ:75.3キロ
アルカイツ・ラモス75.0キロ

<フェザー級/5分3R>
エリアス・ブグズダム:66.2キロ
ブリス・ピコ:64.8キロ

The post 【BRAVE CF52】計量終了 バンタム級初陣モチャメド・マカエフ、ルジボエフ✖アブドゥラギモフに注目 first appeared on MMAPLANET.

カテゴリー
AJ・マッキー BELLATOR Bellator263 Brave CF Grachan49 MMA PFL UFC YouTube   イスラム・マメドフ ウスマン・ヌルマゴメドフ カサン・マゴメドシャリポフ ガジヒ・ラバダノフ クリス・ゴンザレス ゴイチ・ヤマウチ パトリシオ・フレイレ ブレント・プリマス ベラトール

【Bellator263】計量終了 フレイレ✖マッキー大会──見逃せないヌルマゴ鷹軍団の大挙襲来!!

【写真】BRAVE CF、Gorilla FC、UAE Warriorsらで12勝を挙げているウスマン・ヌルマゴメドフ (C)BELLATOR

30日(金・現地時間)、31日(土・現地時間)にカリフォルニア州ロサンゼルスのザ・フォーラムで開催されるBellator263「Pitbull vs McKee」の計量が行われた。

先の記者会見でのフェイスオフでは小競り合いが見られたパトリシオ・フレイレとAJ・マッキーは、今回は体が触れることなくインタビューへ。

何が最も自信になっているかを尋ねられたAJは「思考だよ。22年間、この瞬間の為にビルドアップしてきた。これは運命なんだ。トーナメントが始まって、2人とも3試合勝ってきた。ベストが勝つんだ」と静かに話した。

一方、チャンピオンは「See you tomorrow。これまで口にしてきたことの代償をすべて支払わせる」とヒリヒリするようなコメントを残している。


今大会はこの両者が戦うメインのBellator世界フェザー級選手権試合に注目が集約されるかのようなイベントであるが、カビブ・ヌルマゴメドフの従弟でキャリア12勝0敗のウスマン・ヌルマゴメドフを筆頭に、イスラム・マメドフ、ガジヒ・ラバダノフ、カサン・マゴメドシャリポフと全11試合で4人のロシア人ファイターが参戦しているのも気になることころだ。

この4者、その背景にはウスマン以外もヌルマゴの影響が感じられる。そのヌルマゴはロシアのGorilla FCを買収し、Eagle FCと名称を変更──プロモーターとなり、ロシア人ファイターをワールドステージに送り出すという役割を担っている。

プレリミ出場のマゴメドシャリポフはUFCフェザー級を無双するザビットの実弟で、デビュー戦をゴリラFCで戦っている。僅か6戦目で世界第2位のステージ進出を果たした。

またラバダノフはゴリラFCでライト級王者に君臨も、イーグルFCになりベルトを手放している。

PFLで活躍したマメドフは、ヌルマゴ率いるイーグルFCが提携し合同イベントをアブダビで開いたUAE Warriorsを経て、ベラトールと契約を果たした。

ウスマンが12勝0敗、マメドフは19勝1敗1分、ラバダノフは15勝4敗2分、マゴメドシャリポフ弟は5勝0敗、4人の戦績を合わせると実に51勝5敗3分という驚異的なレコードになる。

もはやロシアでもダゲスタンでもなく、ヌルマゴ・イーグル軍団と形容しても良い──MMA界に強烈なパワーハウスが誕生したといえる彼らのベラトール進出だが、ウスマン、ラバダノフ、マゴメドシャリポフの対戦相手が、それほど綺麗な戦績でない。

対してマメドフのみ、対戦相手は元ベラトール世界ライト級王者のブレント・プリマスとのマッチアップとなった。

ヌルマゴ鷹軍団の一大デモンストレーションとなりそうななかで、冷静に彼らの力を見極めるスケールとなるのは、マメドフ✖プリマスになりそうだ。

■視聴方法(予定)
8月1日(日・日本時間)
午前8時00分~Prelim :Bellator MMA YouTube Channel
午前11時~Main Card: Bellator MMA YouTube Channel

■ Bellator263計量結果

<Bellator世界フェザー級選手権試合&フェザー級ワールドGP決勝/5分5R>
[王者]パトリシオ・フレイレ: 144.5ポンド(65.54キロ)
[挑戦者]AJ・マッキーJr: 145ポンド(65.77キロ)

<フェザー級/5分3R>
マス・ブーネル: 145.5ポンド(66.0キロ)
エマニュエル・サンチェス: 145.3ポンド(65.9キロ)

<ライト級/5分3R>
ウスマン・ヌルマゴメドフ: 155.3ポンド(70.44キロ)
マニー・ムロ: 156ポンド(70.76キロ)

<ライト級/5分3R>
イスラム・マメドフ: 154.9ポンド(70.26キロ)
ブレント・プリマス: 155.2ポンド(70.39キロ)

<ライト級/5分3R>
クリス・ゴンザレス: 155ポンド(70.31キロ)
ゴイチ・ヤマウチ: 155.5ポンド(70.53キロ)

<女子フライ級/5分3R>
ヴェネッサ・ポルト: 125.6ポンド(56.97キロ)
イララ・ジョアニ: 125.2 ポンド(56.78キロ)

<150ポンド契約/5分3R>
ガジヒ・ラバダノフ: 149ポンド(57.59キロ)
ダニエル・コーリー: 149.1ポンド(67.63キロ)

<フェザー級/5分3R>
カサン・マゴメドシャリポフ: 144.6ポンド(65.58キロ)
ヨナタン・キロス: 146ポンド(66.22キロ)

<180ポンド契約/5分3R>
ジョニー・シスネロス: 179.6ポンド(81.46キロ)
ジョシュア・ジョーンズ: 179.2ポンド(81.28キロ)

<ライト級/5分3R>
ジョージ―・カラキャニャン: 155.6ポンド(70.57キロ)
キーファー・クロズビー: 155.9ポンド(70.71キロ)

<バンタム級/5分3R>
ブライアン・ムーア: 135.8ポンド(61.59キロ)
ジョーダン・ウィンスキー: 134.7ポンド(61.09キロ)

The post 【Bellator263】計量終了 フレイレ✖マッキー大会──見逃せないヌルマゴ鷹軍団の大挙襲来!! first appeared on MMAPLANET.

カテゴリー
ABEMA BELLATOR Brave CF MMA ONE ONE Championship PFL UFC ブログ

【ONE】No More隔離措置──ONE契約下ファイター及びセコンドが、任意でワクチン接種を実施。

【写真】隔離措置は実は選手以上にセコンドが問題となる (C)MMAPLANET

26 日(水)、東京都練馬区のTRIBE.TOKYO.MMA開館前に格闘家、格闘技関係者が集まり、ワクチン接種が行われた。

今回の接種はABEMA格闘チャンネルが機会を設け、ONE Championship契約ファイター、セコンド及びマネージメント関係者の中から希望者に実施され、宇野薫、大沢ケンジ、釜谷真、北岡悟、猿田洋祐、鈴木博昭、仙三、長谷川賢、平田樹、平本蓮、和田竜光ら錚々たるメンバーが、ワクチン接種を受けている。

なぜ今回のワクチン接種が行われているのか──。ONEの本拠地シンガポールでは、政府がワクチンを接種していない入国者に──凡そ格闘家にとっては、非現実的な──21日間の隔離を要求していることが挙げられる。

また入国関係に留まらず、そのONEを始め、UFCやBellator、PFLやBRAVE CFというコロナ禍でも国際大会を開いているプロモーションは現在、例外になくバブルを創り、隔離措置を行っている。

同時に米国や欧州などは経済活動をオープンし日常生活を取り戻そうとしており、フロリダやテキサスの格闘技イベントではバブル&隔離措置を取られないケースも出てきている。

近い将来、この隔離措置がなくメジャープロモーションが大会を開くことも考えられる。その場合ワクチン・パスポートではないが、出場選手はワクチン接種を終えていることが条件とならないとも限らない。そのような日が訪れても、選手達がすぐにワクチンを接種できるかどうか、不透明な状況だ。そのため選手に呼びかけがあり、実施に至った。

もちろん副反応の症例の説明や、2度目の接種後も抗体ができるまで1週間はかかり、その後も現状と変わらぬ予防対策を欠かさないという善後策の指導もなされている。新型コロナウィルスは現状、克服できていない。それでも世界は動き始めていている。日本国内においては感染者の数も増え続けているが、格闘技界も自己判断を前提に一歩踏み出した。

The post 【ONE】No More隔離措置──ONE契約下ファイター及びセコンドが、任意でワクチン接種を実施。 first appeared on MMAPLANET.