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45 Black Combat Black Combat10 MMA MMAPLANET o キック パク・シユン 須田萌里

【Black Combat10】須田は引き込むも極められず。付き合わないパク・シユンが判定で王座防衛

【写真】 パク・シユンが作戦どおりか。須田は下から極めることはできなかった。ただ……(C)MMAPLANET

<Black Combat女子級選手権試合/5分3R>
パク・シユン(韓国)
Def.3-0:30-26.30-27.29-28
須田萌里(日本)

サウスポーのパク・シユンが一気に距離を詰めた。須田は左アッパーを受けながら組み付くも、パク・シユンが離れる。パク・シユンが上下にパンチを散らす。須田が低い体勢のパク・シユンに右ストレートを合わせた。組まれると離れるパク・シユンが左ボディストレートを突き刺す。須田はスイッチしながら距離を取った。須田にケージを背負わせるパク・シユン。須田もケージから離れ、組みつきにいく。離れたパク・シユンが左ボディストレートを伸ばした。須田は、やや嫌がる表情を見せる。しかし首相撲でコントロールしながら、首投げも仕掛けていくとパク・シユンが離れる。

パク・シユンが左ボディストレートから顔面にストレートを伸ばす。須田がパンチで詰めていくと、パク・シユンはバッティングのアピールか。しかし試合は続行される。パク・シユンが両腕を差し上げると須田は引き込もうとしたが、パク・シユンが反転して須田をケージに押し込んだ。投げから引き込んだ須田は、パク・シユンの左足を抑えつつマットに背中を着く。そして下からパク・シユンの左腕を腕十字で伸ばしたが、パク・シユンも立ち上がって腕を抜く。すると須田はヒザ十字に切り替えるも、パク・シユンはサムアップを見せてラウンド終了まで耐えた。

2R、パク・シユンが左ストレートを上下に散らす。須田は左ジャブと右前蹴りを見せ、左ボディストレートを受けながら組み付き、ボディロックでドライブした。しかしテイクダウンできないとみるや、須田はは引き込む。トップのパク・シユンが須田の頭をケージに向け、そのまま押し込んでいく。下から三角の体勢に入った須田。パク・シユンは上から潰すも、須田はボトムで腕十字の形をつくっていく。パク・シユンの右腕を抱えた須田はガードに戻した。腰を上げて体重をかけていくパク・シユンは、サッカーボールキックを放ちながら離れた。須田は下からパク・シユンの足を取りにいきつつ立ち上がる。ケージ際でボディロックに捕らえたパク・シユンが、後ろに引き倒してテイクダウンを奪った。すぐさま須田はガードポジションで固めてラウンド終了を待つ。しかしパク・シユンが立ち上がって、サッカーボールキックを狙って回り、優位であることを見せた。

最終回、須田が右前蹴りを突き刺すと、パク・シユンは左ストレートを上下に当てていく。須田はパク・シユンをケージまで押し込んだが、差し返されて自身がケージに押し込まれてしまう。パク・シユンの左腕を抱えて引き込む須田。パク・シユンは腰を上げ、両腕を差し上げてトップをキープする。須田は左腕でパク・シユンの首を抱えたがギロチンは極まらず。パク・シユンがボディロックでトップキープを続けると、レフェリーがブレイクをかけた。

スタンドに戻り、須田が左ジャブとローを繰り出す。組みつく須田に対し、パク・シユンは左腕を差し入れてケージに押し込んでいく。須田が首投げに入ろうとしたところで、パク・シユンが体勢を入れ替えた。ここでブレイクが掛かり、ケージ中央へ。須田が距離を詰めて、パク・シユンにケージを背負わせる。組みつきおケージに押し込みながら、パク・シユンの左足を取った須田は、右足への外ヒールに切り替える。須田のセコンドからは「(パク・シユンが)グローブを掴んでいる!」とのアピールがあるも、レフェリーには受け入れられない。そのまま須田はヒールを極めることはできず試合終了のゴングが鳴った。

試合終了後、須田の父・智行氏がグローブ掴みに関して抗議するも、レフェリーは反則がなかったと主張しているようだ。結果、パク・シユンがユナニマスで判定勝ちを収め、ベルト防衛に成功した。


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45 Black Combat Black Combat10 MMA MMAPLANET o キック パク・チャンス 中村大介

【Black Combat10】中村が序盤に打撃でペースを握るも、チャンスのバックコントールを崩せず判定負け

【写真】1Rに右でダウンを奪った中村だったが、2R以降はチャンスがTD&バックコントロールで試合を制した(C)MMAPLANET

<フェザー級/5分3R>
パク・チャンス(韓国)
Def.3-0:29-27.29-28.29-28
中村大介(日本)

中村がガードを下げた構えで右ローと左ミドル、チャンスは右のカーフキックを蹴る。プレッシャーをかける中村がワンツーを当てると、チャンスがバランスを崩す。チャンスが組みつくと、中村が引き込んで腕十字・三角絞めを狙う。これを外したチャンスは中村ケージに押し込んででヒザ蹴り、ハーフガードでトップキープ。中村はアームロックを狙いながら、半身になって立ち上がる。チャンスがそのままケージに押し込んでブレイクとなる。

再開後、チャンスは左右のカーフキック、中村は左ミドルと右ロー。チャンスは右ローから左フック、右フックで中村を後退させる。中村もジャブ・インローで前に出ると、チャンスも左ミドル・右ローを返す。中村が左フックから右、距離が詰まるとチャンスの右に右のカウンターを合わせてダウンを奪う。必死に組みつくチャンスに対し、中村はアームロック。チャンスが中村をケージに押し込んでラウンド終了となる。

2R、チャンスが右にダブルレッグを合わせてテイクダウン、そのままバックにつく。中村はアームロックを狙いつつ立ち上がる。チャンスがバックについて中村をケージに押し込み、ブレイクとなる。再開後、チャンスが左ミドルを蹴って、飛び込むような右ストレートで中村をケージまで下がらせる。

チャンスが組んでヒジを入れると、中村は強引にヘッドロック気味に投げ、チャンスが起きてくるところにアームロックを狙う。これを潰したチャンスはサイドポジションでトップキープし、鉄槌を落として腕十字を狙いながら顔面にヒザ蹴り。中村もアームロックを狙って立ちあがるが、チャンスが中村をケージに押し込む。ブレイク後、中村が右カーフ。お互い激しくパンチで打ち合った。

3R、中村がじりじりと前に出て左ミドル、チャンスも右ストレートを返す。インローを蹴るチャンスに対し、中村はワンツーで前に出てチャンスをケージに下がらせる。距離が離れるとチャンスが右ストレートを当て、左フックを見せてからのダブルレッグでテイクダウンを奪う。中村が亀になって立ち上がり、チャンスはバックについてパンチを入れる。

チャンスは中村をバックコントロール。中村がアームロックを狙いながら立ち上がろうとするも、チャンスのバックコントロールを崩せない。逆にチャンスは中村の立ち際を狙って顔面にヒザ蹴りを入れる。残り30秒で中村が投げを狙うが、チャンスがそれを潰してバックキープ。最後はサッカーボールキックも蹴って攻勢を印象づけた。判定は3-0でチャンスが勝利。序盤に打撃でペースを掴んだ中村だったが、2R以降はチャンスのトップキープ&バックコントールを崩せず判定負けとなった。

試合後、チャンスは「実は試合のオファーがあった時、母親の体調が悪化した」と告白(※現在は体調も回復)。中村は「チャンス選手は若くて勢いがあって。気持ちで負けてしまったところがあった。チャンス選手はお母さんが大変と聞いて、気持ちで負けたことが悔しいです。自分は43歳で練習もしんどくなってきていますが、格闘技が大好きでまだまだ強くなれると思っているので、簡単にはあきらめたくないです」と試合を振り返った。


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45 BIFC01 MAGISA MMA MMAPLANET o Wardog Wardog44 Wardog45 YouTube しゅんすけ キム・ジョンビル 柿原勇気 荒木凌

【Wardog45】関西インディーMMA2024、新フライ級王者決定Tが開幕。本命しゅんすけ、対抗は荒木

21日(日)、大阪市港区の世界館でWARDOG CAGE FIGHTが2024年第一弾興行「Wardog45」を開催する。今大会では空位のフライ級王座決定トーナメントが行われることとなった。
Text by Shojiro Kameike


昨年10月、WARDOG44のメインイベントで当時のフライ級王者MAGISAが、挑戦者しゅんすけからテイクダウンを奪い続け王座防衛を果たした。直後、MAGISAはベルト返上を発表し、それを受けた柿原勇気WARODG代表が2024年にフライ級新王者決定トーナメント開催を約束している。

そのトーナメントが2024年第一弾興行で早くも実現された。4人制のトーナメントで今回は準決勝2試合——しゅんすけ×太一、荒木凌×有末拓未が組まれている。これまでの実績でいえば本命しゅんすけ、対抗が荒木凌となるだろうか。

しゅんすけと荒木は昨年7月、フライ級王座挑戦権を賭けて対戦し、しゅんすけが2Rにパウンドアウトした。しゅんすけの戦績は5勝3敗で、5勝は全てフィニッシュによるものだ。前回のMAGISA戦はトップコントロールで優位に立たれ敗れたものの、ここ最近はアナコンダチョークからジャパニーズ・ネクタイへの連携に鋭さを見せている。相手の首を刈ることができずに終わっても、そのままマウントへ移行しパウンド連打を浴びせることもできる。

荒木も5勝6敗というキャリアの中で、5勝のうち判定勝利は1試合のみ。荒木は昨年10月に韓国プサンで開催されたBIFC01でキム・ジョンビルにシングルレッグを切られ、パウンドアウトされた。しゅんすけ戦に続くKO負けでダメージも心配されるところだが、テイクダウンとスクランブルの攻防が課題という点は、しゅんすけと同じだろう。

荒木にとってはリベンジも賭けたしゅんすけ戦を実現させるためには、まずはトーナメント準決勝をクリアしなければならない。しゅんすけと対戦する太一は前王者MAGISAが主宰するジム「booM」の所属であり、MAGISAが返上したベルトは欲しいところ。しかし今回の試合がプロデビュー戦で、ここは今後のキャリアアップのための試合と捉えてほしい。それは荒木と対戦する有末にも同じことが言える。

とはいえ、小径ケージの中では何が起こるか分からない。それが関西インディーMMA、ワードッグだ。単なる試合結果だけではない――課題と成長、あるいは突如ともいえる新鋭登場の可能性も否定できない。そんな興味深いフライ級トーナメントだ。


■ Wardog45 対戦カード

<WARDOGフライ級王座決定T準決勝/5分3R>
しゅんすけ(日本)
太一(日本)

<WARDOGフライ級王座決定T準決勝/5分3R>
荒木凌(日本)
有木拓未(日本)

<女子フェザー級/5分2R>
パインメーカー☆ウエダマオ(日本)
キム・ヨンジ(韓国)

<ライト級/5分2R>
アンディ・サカイ(日本)
そのまんまたなか(日本)

<バンタム級/5分2R>
カーレッジユウキ(日本)
カズキ(日本)

<ウェルター級/5分2R>
SAIDER(日本)
成田佑希(日本)

<NGF ライト級/5分1R>
辻純也(日本)
翔(日本)

<NGF ライト級/5分1R>
中村斗軌(日本)
岡野佑樹(日本)

<NGF ライト級/5分1R>
永井康勢(日本)
草壁陸斗(日本)

<NGF バンタム級NGF/5分1R>
それゆけケイタっち(日本)
よっちゃん。(日本)

<NGF バンタム級/5分1R>
涼河(日本)
小西澄斗(日本)

<NGF フライ級/5分/1R
PANTHERBOYショウ(日本)
塩川玲斗(日本)

<NGF フライ級/5分1R>
金本魁羅(日本)
真鍋陸(日本)

<キッズMMA 58kg以下/5分1R>
池田大樹(日本)
谷口和寿也(日本)

<キッズMMA 50kg以下/5分1R>
山崎正道(日本)
キンコンカンコンショウチャンンマン
キンコンカンコンショウチャンマン(日本)

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45 Black Combat Black Combat10 MMA MMAPLANET o イ・ソンウォン キム・ジョンフン ボクシング 山本聖悟

【Black Combat10】山本がイ・ソンウォンを下し、「オ××コ野郎!」キム・ジョンフンとのリマッチ希望

【写真】インサイドからパンチを当てた山本が、2019年11月以来の勝利 (C)MMAPLANET

<バンタム級/5分3R>
山本聖悟(日本)
Def.3-0:29-27.29-28.29-28.
イ・ソンウォン(韓国)

距離を詰めた山本がローを散らすも、ケージを背負ったイ・ソンウォンの左右フックが山本の顔面を捉える。腰を落とした山本に対し、イ・ソンウォンはプレスをかける。右跳びヒザから組みついた山本を、イ・ソンウォンがケージに押し込んだ。イ・ソンウォンの離れ際に山本が右ストレートを当てる。ケージ中央で山本の左ハイがヒット。イ・ソンウォンもパンチで山本を下がらせる。イ・ソンウォンのダーティボクシングに、山本は首相撲からヒザを突き上げた。

パンチを振るってイ・ソンウォンにケージを背負わせた山本が、左ジャブを突く。イ・ソンウォンの右スピニングバックフィストをかわした山本が、右ストレートを当てて組む。しかしイ・ソンウォンが左腕を差し上げて山本をケージに押し込む。ウィザーで耐える山本。レフェリーがブレイクをかけ、ケージ中央に戻ると山本が左右ボディから組みつくも、イ・ソンウォンがボディロックからバックコントロールへ。立ち上がった山本はイ・ソンウォンをケージに押し込むも、イ・ソンウォンが切り返して初回を終えた。

2R、山本がプレスをかける。左右に回るイ・ソンウォンを右ローでこかした山本は、右足で頭部を踏みつけた。山本は立ち上がったイ・ソンウォンにケージを背負わせる。サークリングするイ・ソンウォンが右ミドルを当てた。山本が二発目の右ミドルに左ジャブを合わせる。左右ボディから顔面へ。イ・ソンウォンの右スピニングバックフィストをかわした山本が右ローを当てた。さらにケージへ押し込み、右腕を差し上げる。

左ヒザをボディに突き刺した山本に対し、イ・ソンウォンが差し返してケージに押し込んでいく。ウィザーで耐える山本の下腹部に、イ・ソンウォンのヒザが当たり試合は一時中断される。休憩後、山本がイ・ソンウォンに「カチャ! カチャ!(行こう!)」と呼びかけ再開。山本が左右の前蹴りから右カーフへと繋げる。イ・ソンウォンも右カーフから組みつき、ボディロックでグラウンドに持ち込むも、すぐに山本が立ち上がった。さらに首投げでテイクダウンするも、イ・ソンウォンが立ち上がり右腕を差し上げ、ケージに押し込んでいった。

最終回、山本が左ジャブから右カーフを当てると、イ・ソンウォンがバランスを崩した。笑顔で立ち上がるイ・ソンウォンに、山本も笑顔で返す。パンチを振ってきたイ・ソンウォンに組みついた山本。イ・ソンウォンはボディロックで山本を押し込み、足で崩していく。差し返した山本がボディにヒザを突き刺す。イ・ソンウォンのボディロックからの投げを小手で防いだ山本は、打ち合いから組んでケージに押し込んだ。ケージ際での差し合いが続くなか、レフェリーがブレイクをかけた。

再開後、山本が左ボディから右ローを当てる。さらに右クロスから組む山本だが、差し合いではイ・ソンウォンが上回る。ウィザーから足技で崩していく山本。イ・ソンウォンは立ち上がり、腿にヒザを当てて削る。ここもブレイクが掛かり、イ・ソンウォンが前に出る。山本はカウンターの左を当て、なおも距離を詰めてくるイ・ソンウォンをケージに押し込んでいく。ボディロックからテイクダウンに来たイ・ソンウォンを潰した山本が上になる。立ち上がったイ・ソンウォンに山本が左ハイを当て、試合終了のゴングが鳴った。

ユナニマスの判定勝ちを収めた山本は、試合後のインタビューで昨年2月に敗れているキム・ジョンフンの名前を挙げる。そしてインスパイアされたというザ・タイマーズ(忌野清志郎)『FM東京事件』のように、キム・ジョンフンに対して「オ××コ野郎!」と叫んでケージを下りた。


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45 AB BELLATOR Brave CF Cage Warriors MMA MMAPLANET o UFC UFC297 アーノルド・アレン ギャレット・アームフィールド クリス・カーティス サム・パターソン シャルル・ジョーダン ショーン・ストリックランド ジミー・フリック ジャスミン・ジュスダヴィチェス ジリアン・ロバートソン セルヒー・サイディ ブログ ユアン・リネス

【UFC297】UK~中東~UFC、サム・パターソン「遠征の方の方がファイトに向けて良い状態を創れるように」

【写真】 (C)MMAPLANET

20日(土・現地時間)、カナダはトロントのスコティアバンク・アリーナでUFC 297「Strickland vs Du Plessis」が開催される。
Text by Manabu Takashima

メインのUFC世界ミドル級選手権試合=王者ショーン・ストリックランド×挑戦者 ドリキュス・デュプレッシー。コメインのUFC世界女子バンタム級王座決定戦=ラケル・ペニントン×マイラ・ドスサントスの上位2カード以外には、ずらりとカナックMMAファイターの名が並んでいる同大会。

ウェルター級でそのカナダ勢のユアン・リネスと対戦するサム・パターソンは英国から中東を経て、UFCにたどり着いたキャリアの持ち主だ。オクタゴン初戦でショッキングなkKO負けを喫した英国の月見草=パターソンのMMAキャリアとは。


──英国のMMAファイターがUFCにたどり着くケースはローカルショーからCage Warriorsというのが王道ですが、対してサムは中東のBRAVE CFからコンテンダーシリーズを経てUFCと契約を果たしました。

「僕は物覚えが壊滅的に悪いんだけど(笑)、あの時はコーチや周囲の人間からBRAVE CFを勧められたんだ。チームメイトのチャーリー・レアリーがBRAVE CFとサインして、そのタイミングだったと思う。実は僕は当時Cage WarriorsからUFCという目標を持っていなくて、Bellatorで戦いたいという希望を持っていたんだ。

BBRAVE CFでは世界中で戦うことができた。あの頃のCage Warriorsは英国だけで大会を行っていた……そうだね、今回の試合はカナダで行われる。でも僕にとっては特別なことじゃない。BRAVE CFで既に飛行機に乗り、時差のある遠征をいくつも経験してきた。インドで試合をした時なんて、向こうの食事が合わなくて完全に体調を崩した(※サム・パターソンはBRAVE CF時代にバーレーン、ロシア、ベラルーシ、ヨルダン、サウジアラビアで戦っているが、インドで試合をしたのあSuper Fight Leagueでのファイト)。万全とは程遠い状態で戦ったけど、あの経験も自分を強くするためには必要だったんだ。

BRAVE CFにはワールドクラスのファイターが在籍していたし、凄く鍛えられたよ。UFCにその力を見出されるファイターも多かったからね」

――それだけリスクの高い試合も多かったかと思います。

「結果、僕は今UFCで戦うことができている。時差のある国での戦い、慣れない食事、異国でのファイトウィークの過ごし方、それらの対処法をBRAVE CFで学ぶことができた。凄く感謝しているよ。

英国シーンでだけキャリアを積んで、UFCというステージで戦うときに初めて海外での試合を経験するのは、本当に大変なことだと思う。その経験をUFCに来る前にできていたことは、とても大きい」

――しかし皮肉なことに昨年3月のUFC初戦は母国大会でショッキング初回KO負けを喫してしまいました。

「UFCロンドンでの試合は、全てが居心地が良かった。でも、その居心地の良さがもう僕にはフィットしていなかったんだ。4年振りの母国での試合で、遠征の方の方がファイトに向けて良い状態を創れるようになってしまっていたことに気づかされたよ。

でも、それを知ることもできのも大きな経験になった。もう、あのような試合は2度としない。最高のキャンプができ、状態も良かったから何も言い訳はできないしね。あの瞬間、ヤナル・エシュモズが正しい位置にいて、正しい攻撃をしたんだ。

もちろん、母国のファンの前で勝ちたかったよ。彼らも僕の勝利を見たかったはずだ。でも、あの負けを糧にして僕はより一層強くなれると確信している。実際、キャリア3戦目で敗れた僕は、そこから8連勝をした。UFC初戦での敗北から、立ち直ってあの時の練習を再現させるんだ」

――右ローをキャッチされ、直後の右フックをかわしましたが、足を掴まれていた左手で殴られた。マイケル・ビスピンは素晴らしく想像力のある攻撃だと解説していましたが、自分には偶然に見えました。あれは狙った攻撃でないと。

「あのタイミングでのパンチは、右だ。それは見えたからかわすことができた。そして右から左の攻撃につなげることは、全く持って普通の攻撃で。僕がバランスを崩していた時に、それが当たった。10回戦って、1回あるかっていう攻撃をヤナル・エシュモズは成功させた。彼もUFC初戦だったし、素晴らしい仕事をやってのけたんだよ。

あの敗北はメンタルの強化もそうだし、フィジカル的にもウェルター級に階級を上げるきっかけになったんだ」

――ウェルター級転向初戦、そして迎えたオクタゴン2戦目は、ユアン・リネスと彼の母国で戦います。どのような印象を持っていますか。

「とても危険な相手だよ。凄く真剣に彼のことを研究してきた。あとは階級を変えたことがどういう風に働くのか。16歳からずっと70キロで戦ってきた。実際、今でもライト級には落とせる。でも、体は大きくなり続けてきたので、筋肉まで削らないといけなくなった。階級を上げるときが来たと思ったし、僕がウェルター級で戦っていけるのか、この試合はテストになる」

――アグレッシブでラフ。リネスの攻撃は長所と短所が同居しているように感じます。

「だから僕の力を試す試合になる。彼の攻撃は、予期しない角度から襲い掛かってくる。そこが本当に危険なんだ。そして、一発で倒そうと振り回している。その一発を被弾すると、前回の試合の二の舞になりかねない。その一発を被弾しないよう、細心の注意が必要になってくるよ。

自分の戦いが如何にできるか。僕が何者かを証明する戦いになるだろうBRAVE CFで積み上げてきた経験、多くの人が知らないところで戦うことで身につけた力をワールドステージで発揮したい。ウェルター級にあげて、最高の状態にあると感じている。こんなにパワーを感じることは過去になかった。思いきり、前に出てくる相手に自分がどう戦えるのか。この試合は僕のMMAファイター人生の第二章の幕開けになる。世界中の皆に納得してもらえる戦いを見せるよ」



■視聴方法(予定)
11月12日(日・日本時間)
午前8時30分~UFC FIGHT PASS
午後12時~PPV
午前8時00分~U-NEXT

■UFC297対戦カード

<UFC世界ミドル級選手権試合/5分5R>
[王者]ショーン・ストリックランド(米国)
[挑戦者] ドリキュス・デュプレッシー(南アフリカ)

<UFC世界女子バンタム級王座決定試合/5分5R>
ラケル・ペニントン(米国)
マイラ・ドスサントス(ブラジル)

<ウェルター級/5分3R>
ニール・マグニー(米国)
マイク・マロット(カナダ)

<ミドル級/5分3R>
クリス・カーティス(米国)
マフクアンドレ・バリユー(カナダ)

<フェザー級/5分3R>
アーノルド・アレン(英国)
モフサル・エフロエフ(ロシア)

<バンタム級/5分3R>
ブラッド・カトーナ(カナダ)
ギャレット・アームフィールド(米国)

<フェザー級/5分3R>
シャルル・ジョーダン(カナダ)
ショーン・ウッドソン(米国)

<バンタム級/5分3R>
セルヒー・サイディ(カナダ)
ラモン・タヴェラス(米国)

<女子ストロー級/5分3R>
ジリアン・ロバートソン(カナダ)
ポリアナ・ヴィアナ(ブラジル)

<ウェルター級/5分3R>
ユアン・リネス(カナダ)
サム・パターソン(英国)

<女子バンタム級/5分3R>
ジャスミン・ジュスダヴィチェス(カナダ)
プリシラ・カショエイラ(ブラジル)

<フライ級/5分3R>
マルコム・ゴードン(カナダ)
ジミー・フリック(米国)

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45 F1 o UFC ショーン・ストリックランド マイラ・ブエノ・シウバ

【UFC297】ショーン・ストリックランドとドリカス・デュ・プレシが共に計量クリア

533: 実況厳禁@名無しの格闘家 2024/01/19(金) 10:35:47.67 ID:BdAC0c3y0
DDPはフットワークがバタ足だからストリックランドの打撃の餌食になると思う。
組みついたときの力は相当なもんだけど、その前の相手に近寄るフットワークが下手だから距離コントロール上手いストリックランドからするとやりやすい相手だ。

ショーン・ストリックランドのスプリット判定勝利を予想する。


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45 AB ACA MIKE MMA o UFC UFC297 YouTube   アーノルド・アレン クリス・カーティス ショーン・ストリックランド ジミー・フリック ニール・マグニー マイク・マロット マイラ・ブエノ・シウバ マルコム・ゴードン モフサル・エフロエフ ラモン・タヴェラス

『UFC 297: Strickland vs. du Plessis』前日計量動画/2選手が計量ミス

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MAIN CARD (Pay-per-view, 10 p.m. ET)

・Champ Sean Strickland (184.75) vs. Dricus Du Plessis (184) – for middleweight title
・Raquel Pennington (134.8) vs. Mayra Bueno Silva (135) – for vacant women’s bantamweight title
・Neil Magny (170.75) vs. Mike Malott (170.5)
・Marc-Andre Barriault (184.5) vs. Chris Curtis (185.25)
・Arnold Allen (145.5) vs. Movsar Evloev (145.75)

PRELIMINARY CARD (ESPN, 8 p.m. ET)

・Garrett Armfield (135.25) vs. Brad Katona (136)
・Charles Jourdain (145.5) vs. Sean Woodson (145.5)
・Serhiy Sidey (135) vs. Ramon Taveras (139.75)*
・Gillian Robertson (115.75) vs. Polyana Viana (115.75)

PRELIMINARY CARD (ESPN+, 6:30 p.m. ET)

・Yohan Lainesse (170.75) vs. Sam Patterson (169.5)
・Priscila Cachoeira (133.5) vs. Jasmine Jasudavicius (133) – moved to bantamweight after initial flyweight contract weight
・Jimmy Flick (126) vs. Malcolm Gordon (127.5)**

 『UFC 297: Strickland vs. du Plessis』前日計量結果。メインカードは全員パス。前座ではセルヒー・シディと対戦するラモン・タヴェラスが139.75ポンドと3.75ポンドオーバー、ジミー・フリックと対戦するマルコム・ゴードンが127.5ポンドと1.5ポンドオーバー。タヴェラスは出場給の30%、ゴードンは20%を譲渡し試合は行われます。




 前日計量動画。


 MMAJunkieスタッフによるメインカード勝敗予想。

・ショーン・ストリックランド vs. ドリカス・デュ・プレシはストリックランド支持3人、デュ・プレシ支持8人。

・ラケル・ペニントン vs. マイラ・ブエノ・シウバはペニントン支持1人、シウバ支持10人。

・ニール・マグニー vs. マイク・マロットはマグニー支持1人、マロット支持10人。

・クリス・カーティス vs. マーク・アンドレ・バリオーはカーティス支持9人、バリオー支持2人。

・アーノルド・アレン vs. モフサル・エフロエフはアレン支持5人、エフロエフ支持6人。続きを読む・・・
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45 AB MMA MMAPLANET o PFL TOP BRIGHTS TOP BRIGHTS01 UFC キム・ハンソル グレイゾン・チバウ ブレンゾリグ・バットムンク ライカ 堀口恭司

【TOP BRIGHTS01】20年振りの日本での試合。グレイゾン・チバウ「UFCと契約した時は凄く残念だった」

【写真】かなりお調子者でしょう(笑)。グレイゾン・チバウ(C)TOP BRIGHTS

21日(日)に群馬県太田市のオープンハウスアリーナ太田で開催されるTOP BRIGHTS01のメインでグレイゾン・チバウがブレンゾリグ・バットムンクと対戦する。
Text by Manabu Takashima

2003年7月の光岡映二戦以来の日本での試合となるチバウは、ATTの盟友である堀口恭司が立ち上げたTOP BRIGHTS参戦に何を想うのか。ひたすらに嬉しくて仕方がない様子だったチバウの言葉をお届けしたい。


──グレイゾン、20年と7カ月ぶりの日本での試合です。今の気持ちを教えてください。

「あの時は18歳で、物凄く若かった。経験も全然なくて、しかも肩を脱臼して全く自分の力を発揮することができなかった。ずいぶんと時間が経ってしまったけど、日本のファンに素晴らしいパフォーマンス、このパワーを見てほしい」

――しかも堀口恭司選手が発起人となったイベントでの試合です。

「めちゃくちゃ嬉しいね。キョージとは随分と長い仲になった。キョージの創ったステージで最高の動きを披露したいと思っている。キョージはリスクを顧みず、日本のMMAの未来のためにプロモーションを起こした。全ての新しい世代のファイターたちにとって、素晴らしいことだ。だから、私もTOP BRIGHTSを盛り上げるために頑張りたい」

――キム・ハンソルが負傷欠場となり、ブレンゾリグ・バットムンクと対戦することとなりました。

「対戦相手が代わったことは、全く問題ない。2人ともストライカーだし、テイクダウンして殴るだけだ。何もやることは変わらない。世界中の皆がこのスポーツで、グレイゾン・チバウのテイクダウンは世界一だと知っている。何より、世界のベストストライカーとATTで練習している。何も問題ない。ずっとUFCで世界のトップストライカーと戦い続けてきた。この試合のために全ての準備をしてきた。日本のファンの前で、1Rでフィニッシュする」

――つまりテイクダウンから、あとの攻撃が重要になるということですね。

「テイクダウン後、アグレッシブなパウンドを打ちつける。日本で戦えることが最高に嬉しくて、心身ともに最高の状態にある。日本で戦うことはずっと夢だった。この国には侍の文化があり、侍の精神が宿っている。2006年にUFCと契約したときは、凄く残念だった。なぜなら、私は日本で戦うことにこだわっていたからだ。UFCでは本当に長い間戦い続けたけど、ずっと日本で戦いたいと思い続けてきたんだ。これから日本で戦い続ける」

――UFCからPFLと世界のメジャーリーグで戦ってきました。そんなグレイゾンは、日本のファンに何を見せたいと思っていますか。

「日曜日にはアリーナに来てくれたファンに、レベルの違うファイトを見せたい。打撃、レスリング、柔術、全ての局面で世界レベルのファイトを披露する。最高のパフォーマンスで会場の皆に幸せにあってもらいたい。

ここで勝って、次はタカノリ・ゴミと戦いたい。レジェンド同士の決闘だ。レッツゴー!!」


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【Black Combat10】ノンタイトルのK-MMA最強決戦に挑む、キム・ミンウ「フェザー級も減量を厳しい」

【写真】バンタム級の時ほどではない。バキバキ度は上がっているキム・ミンウだった (C)MMAPLANET

20日(土・現地時間)にソウル・ソンブク区にある高麗大学校(コリョ・テハッキョ)ファジョン体育館(チェユックァン)で開催される Black Combat10のメインでユ・スヨンと対戦するキム・ミンウ。
Text by Manabu Takashima

Road FCバンタム級王座を返上し、一昨年にはRoad to UFCに挑んだが、準決勝の計量失敗で世界最高峰への道が閉ざされた。この後、キム・ミンウはフェザー級への階級変更とBlack Combat参戦を決断した。以来、昨年2月にはDEEPとの対抗戦で中村大介を破り、今回はユ・シヨンの戦うことになった。

NAIZA FCバンタム級王座を12月に失ったが今もBlack CombatとDEEPバンタム級王座を持つユ・シヨンとフェザー級非タイトル戦のK-MMA最強決戦に向け、計量直後のキム・ミンウに話を訊いた。


──韓国人最強といっても過言でないキム・ミンウ選手ですが、一昨年のRoad to UFCバンタム級準決勝で計量失敗。世界最高峰への道を断たれてからBlack Combatを主戦場としました。

「Black Combatは今、韓国で一番期待されているプロモーションで選手の待遇も良いです。だからここで戦うことを決めたのですが、期待通りに良い選手と試合をさせてもらって満足しています」

――これからは母国を主戦場にしていく予定なのですか。

「マネージャーとも話しているのですが、この試合で良い結果を残すことができれば良いチャンスが巡ってくると思っています」

――同じ階級のタイトルマッチを差し置いて、メインで戦うことについてどのように思っていますか。

「タイトル戦を戦う2人も良い選手たちです。ただし、自分とユ・スヨンが韓国でナンバーワンなので我々の試合がメインになるのは当然です」

――バンタム級から階級を上げて、どのような変化を感じていますか。

「中村大介選手と戦った時は、それほどでなかったのですが、今回はあれから体を大きくして筋肉量も増えたので……フェザー級になっても減量を厳しいということでした(苦笑)。パフォーマンス的にはまだハッキリ分からないです。これから試合を積んでいくことで分かってくるかと思います。ただ。現時点でもしっかりと力が入るということ。これは確かです」

――ユ・スヨン選手はMMAの寝技は韓国MMA界トップだと思います。そんな選手を相手に、どのような試合をしたいと思っていますか。

「自分のグラップリングが、ユ・スヨンに劣っているとは思っていないです。全ての局面を準備して練習してきたので、明日、それを見てください」


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