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MMA o PANCRASE TSUNE   ジェイク・ムラタ パンクラス 上田将竜 修斗 岩本達彦 平田丈二 有川直毅 木下憂朔 村山暁洋 松岡嵩志 田村一聖 秋葉太樹 粕谷優介 近藤有己 透暉鷹 鈴木一史 鶴屋怜

『PANCRASE 327』試合結果


第2部

第5試合 メインイベント ウェルター級 5分3R
○木下憂朔[ゆうさく](パンクラス大阪稲垣組/1位)
×村山暁洋(GUTSMAN/2位、元王者、元修斗環太平洋同級王者)
1R 1’48” KO (左飛び膝蹴り)

第4試合 コーメインイベント フライ級 5分3R
×秋葉太樹(フリー/3位)
○鶴屋 怜(パラエストラ松戸)
1R 3’42” 裸絞め

第3試合 バンタム級 5分3R
×井村 塁(Nexusense/2位、ネオブラッドトーナメント2020優勝・MVP)
○TSUNE(リバーサルジム新宿Me,We/7位)
判定0-3 (出口27-30/太田27-30/荒牧27-30)

第2試合 パンクラス・フェザー級王座挑戦者決定トーナメント決勝 5分3R
×岩本達彦(BLOWS/2位、ネオブラッドトーナメント2020同級優勝)
○透暉鷹[ときたか](ISHITSUNA MMA/3位、修斗2019同級新人王)
1R 4’30” TKO (レフェリーストップ:グラウンドパンチ)

第1試合 73kg契約 5分3R
○近藤有己(パンクラスイズム横浜/元ミドル級・ライトヘビー級・無差別級王者)
×鈴木一史(リバーサルジム新宿Me,We/WARDOG王者)
判定3-0 (出口29-28/大藪29-28/山崎29-28)

第1部

第6試合 メインイベント フライ級 5分3R
○上田将竜[まさたつ](G-face TEAM緒方道場/1位)
×有川直毅(K-PLACE/4位)
判定2-1 (大藪28-29/太田29-28/山崎29-28)

第5試合 コーメインイベント ライト級 5分3R
○松岡嵩志(パンクラスイズム横浜/8位)
×冨樫健一郎(パラエストラ広島/元1位)
2R 1’35” TKO (レフェリーストップ:グラウンドパンチ)

第4試合 ライト級 5分3R
×平 信一(綱島柔術/ZST/9位、ZST王者)
○粕谷優介(CROWN)
2R 2’40” 裸絞め

第3試合 フェザー級 5分3R
○田村一聖(IJC/6位、元王者)
×三宅輝砂[きさ](ZOOMER/9位、ネオブラッドトーナメント2021同級優勝)
判定3-0 (出口29-28/太田29-28/梅木29-28)

第2試合 バンタム級 5分3R
○平田丈二(闇愚羅)
×ジェイク・ムラタ(パラエストラTB/Fighting Nexus/元ZST王者)
1R 4’57” TKO (レフェリーストップ:左アッパー→グラウンドパンチ)

第1試合 フライ級 5分3R
―谷村泰嘉(パラエストラ八王子/7位)
―大塚智貴(CAVE/ストロー級7位、ネオブラッドトーナメント2021ストロー級優勝)
中止 (谷村の体調不良)

プレリミナリーファイト フェザー級 5分3R
○工藤修久(禅道会小金井道場)
×平田純一(デラヒーバジャパン宇都宮)※DAMM FIGHT JAPANから所属変更
判定3-0 (29-28/30-27/29-28)

 4月29日に立川ステージガーデンで開催された『PANCRASE 327』の試合結果。第2部のメインイベントは木下憂朔が村山暁洋に1R KO勝ち。鶴屋怜が秋葉太樹に1Rリアネイキッドチョークで勝利。近藤有己が鈴木一史に判定勝ちしています。続きを読む・・・
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MMA MMAPLANET o PANCRASE Pancrase327 キック 岩本達彦 透暉鷹

【Pancrase327】透暉鷹が強烈なTDから岩本をパウンドアウトし、フェザー級KOP挑戦権を獲得

<フェザー級挑戦者決定T決勝/5分3R>
透暉鷹(日本)
Def.1R4分30秒 by TKO
岩本達彦(日本)

前後のステップを踏む透暉鷹に対し、岩本は左ジャブ。透暉鷹が岩本にケージを背負わせると、岩本は蹴りと左ジャブで相手を中に入れさせない。左を連続で繰り出す岩本。透暉鷹は距離を詰めていくも、岩本がサークリングで距離を取る。足のフェイントを見せ続ける岩本、透暉鷹の顔面を岩本の左ジャブがとらえる。

透暉鷹は岩本にケージを背負わせてダブルレッグ組みつき、ボディロックでテイクダウンを奪った。パスしてサイドに移行した透暉鷹、岩本のケージキックを防ぎながらしっかりと抑え込んでいく。透暉鷹はニーオンザベリーで岩本を抑え込むが、ケージ際でマウントを奪うことはできない。

すると透暉鷹はサイドに戻って岩本の右腕を取った。ケージに頭を着けて、相手を回らせない岩本。ここで透暉鷹はハーフガードの岩本の顔面に右を連打。岩本の動きが止まり、レフェリーが試合をストップした。


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ISAO o ONE RYO パンクラス 透暉鷹

PANCRASE327:第2部第2試合・岩本達彦 vs. 透暉鷹

フェザー級トーナメント決勝戦。勝者がISAOのタイトルに挑戦する。岩本2位、透暉鷹3位。

183cmのバトルタワー岩本は2020年のネオブラ王者。ネオブラ後の初戦はRoad to ONEで同じ年のライト級ネオブラ準優勝で階級を下げてきた中田リッチ大貴にKO負け。トーナメント一回戦では元OUTSIDERのRyoから1Rキムラでタップアウト勝利した。

本来は逆ブロックを勝ち上がった亀井との対戦予定だったが、一回戦でのダメージにより、主催者判断で出場を見送り。リザーブマッチに勝利した透暉鷹が決勝に進出する。圧倒的フィジカルでパンクラス出場から2連勝していた透暉鷹だが、昨年Ryo相手に試合をリードしていながら、終了間際にかけられたギロチンで失神し一本負け。リザーブマッチでは2019年のネオブラ覇者名田に2Rチョークで一本勝ち。

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【Pancrase327】村山暁洋と対戦、木下憂朔「前回以上の衝撃を。メチャクチャ強いなっているので」

【写真】炭火焼けいじ──はお父さんが営んでいるお店とのこと (C)MMAPLANET

29日(金・祝)、東京都の立川ステージガーデンにて開催されるPancrase327の第2部のメインで木下憂朔が、村山暁洋と戦う。

事実上今大会のヘッドライナーである木下は、昨年11月にほぼ勝利を手中に収めながら金網を掴んでの踏み付け行為で反則負け──キャリア初黒日を喫したRIZIN TRIGGER参戦からホームで再起戦を戦う。

4試合連続初回フィニッシュ、DEEP王者を相手に内容では圧倒していた木下を計量直後にインタビュー。この間の成長をケージの中で披露したい気持ちが満ち溢れていた木下だった。


──計量を終えて、今の調子はいかがですか。

「いよいよやなって感じですね。前回の試合からちょうど5カ月、準備期間が長かったのでようやくソレをお披露目できるなって。体調の方も水抜きはいつも通りしんどいですけど、時間をかけてそこまでは落としてきたので調子は良いです」

──とはいえ、計量の日に大阪から移動するのはやはり厳しいですね。

「どっちにしろしんどいので。東京にいても(笑)。そこは大丈夫です」

──ところで、蒸し返すわけではないのですが……いや、蒸し返しているのですが、前回のTRIGGERでの反則負け。ケージを掴んでいなくても、勝負は決していた可能性が高く。レフェリーもそこで指導がなくて、あとから勝ちが取り消されて反則負けという裁定をどのように捉えていますか。

「あの直後はわけが分かっていなかったので、『ハァ?』という感じだったのですが、ルールはルールですし。動画を視ても、アレを審判の人たちが良しとすると続いちゃいますからね。だから、僕がケージを掴まなかったら良かったので。

RIZINルールやから、踏み付けで終わらせたいという意識が強すぎました。普段やらんことやから、金網を掴んでしまったんやと思います。どういう形でもフィニッシュできていたはずなのに、要らん拘りが出てしまいました。興奮しすぎて、覚えてないのですけど、いつもやらんことをやるとああなってしまいました」

──しかしレコード的には反則負けであろうが、黒星はつけたくなかったのでは。

「そこも何日間は、そういう気持ちになったのですが、自分が進みたい先にいけるならソレで構わないという風に思っています。試合結果ばかりでなく、試合内容に拘るしかないって」

──ポジティブで、良いですね。それなのに──試合前日に気持ちを上下させてしまうような質問になってしまうかもしれないですが、6月にシンガポールで開催されるRoad to UFCに木下選手は出場の有力候補という話は伝わっていました。ただし、アジアの事情かウェルター級自体が組まれなかった。

「そうなんですよ……。そのつもりだったんですけど……でも、いつか行くんで。早くいけそうな今回のタイミングが、僕には当てはまらなかっただけで。自分が頑張れば、いつかオファーくると思っています」

──その頑張る試合が、明日に控えています。

「メインでやるのも初めてで。大阪大会でもなかったことです。先輩の試合も見てきたけど、自分がその場に立つのがベストで。ただただ楽しみ、それだけです。変に気負うこともないです。これまでも4試合目、5試合目で戦っていても、自分がメインやと思って戦ってきたので。それが叶ったのだから、これまで通り僕が一番面白い試合をするだけです」

──ズバリどういった試合をしたいですか。

「カルペディエム芦屋で岩崎さんにグラップリングを習って、寝技や組みも自信がついてきたので打撃もより思い切り使えます。その打撃も当然、スキルアップしていますし。総体的にMMAとして、この半年で上がっているので前回以上の衝撃をお見せします(笑)。めちゃくちゃ強くなっていると思うので」

■視聴方法(予定)
4月29日
午後2時30分~ TIGET LIVE
午後4時30分~ ABEMA PPV ONLINE LIVE

■Pancrase327計量結果

<2022年ネオブラッドTストロー級1回戦/5分3R>
江崎壽:52.65キロ
大和田光太郎:51.9キロ

<ミドル級/5分3R>
押忍マン洸太:83.35キロ
佐藤龍汰朗:82.95キロ

<フェザー級/5分3R>
渡辺謙明:65.6キロ
Ryo Takagi:65.9キロ

<ウェルター級/5分3R>
木下憂朔:77.25キロ
村山暁洋:77.15キロ

<フライ級/5分3R>
秋葉太樹:56.9キロ
鶴屋怜:56.65キロ

<バンタム級/5分3R>
井村塁:60.85キロ
TSUNE:61.3キロ

<フェザー級挑戦者決定T決勝/5分3R>
岩本達彦:65.9キロ
透暉鷹:66.15キロ

<ウェルター級/5分3R>
近藤有己:72.4キロ
鈴木一史:72.35キロ

<フライ級/5分3R>
上田将竜:57.05キロ
有川直毅:57.1キロ

<ライト級/5分3R>
松岡嵩志:70.3キロ
冨樫健一郎:69.1キロ

<ライト級/5分3R>
平信一:70.35キロ
粕谷優介:70.3キロ

<フェザー級/5分3R>
田村一聖:65.5キロ
三宅輝砂:65.85キロ

<バンタム級/5分3R>
平田丈二:61.1キロ
ジェイク・ムラタ:61.3キロ

<バンタム級/5分3R>
工藤修久:64.85キロ
平田純一:65.8キロ

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ABEMA MMA MMAPLANET o PANCRASE Pancrase327 RYO TSUNE   ジェイク・ムラタ 上田将竜 井村塁 岩本達彦 平田丈二 有川直毅 木下憂朔 村山暁洋 松岡嵩志 田村一聖 秋葉太樹 粕谷優介 近藤有己 透暉鷹 鶴屋怜

【Pancrase327】計量終了 世代闘争多し。有川直毅「勝って世代交代」&木下憂朔「僕の大会なんで」

【写真】5カ月ぶりの試合に減量疲れも感じさせなかった木下。闘志が外に出ることがないが、気持ちで戦う村山とどのような戦いになるか(C)MMAPLANET

28日(木)、東京都新宿区の新宿サンエービル地下1階会議室で、明日29日(金・祝)に立川市の立川ステージガーデンで開催されるPancrase327の計量が行われた。

3部制、全14試合=28人の出場選手は計量失敗はなく、明日を迎えることとなる。

以下、1部と2部の出場選手の試合に賭ける意気込みだ。


上田将竜
「先手、先手でかまします」

有川直毅
「勝って世代交代。出たいところがあるので、しっかり成り上ります」

松岡嵩志
「勝って這い上がりたいと思います」

冨樫健一郎
「経験の差を見せようと思います。頑張って勝ちます」

平信一
「明日は投げる」

粕谷優介
「道場生がいっぱい見に来るので、良いところ見せたいと思います」

田村一聖
「やってきたこと全部出して、圧倒して勝ちたいと思います。宜しくお願いします」

三宅輝砂
「圧倒するのは僕です。お願いします」

平田丈二
「明日は戦いを楽しみたいと思います」

ジェイク・ムラタ
「明日は戦いを目いっぱい苦しもうと思います」

工藤修久
「明日は道場の皆、生徒がたくさん見に来るので精いっぱい頑張って良い試合をしたいと思います」

平田純一
「とうとう今年、49歳になっちゃいましたけど、何とか出し切って良いところ見せたいと思います」

村山暁洋
「今回、最高の状態に仕上がったので明日は一本、KOで勝ちます」

木下憂朔
「明日、色んなカードが組まれていると思うんですけど、僕の大会なんで楽しみにしておいてください」

秋葉太樹
「明日は完全決着に近づけるように、全力で最高の試合を見せたいと思います」

鶴屋怜
「明日は面白い試合をするんで、注目してください」

井村塁
「明日は地元の立川で試合ができるので、再起の一戦でしっかりと自分らしくフィニッシュして……勝ちます。以上です」

TSUNE
「かつて一緒に練習していた後輩なんですけど、ここまで先に行かれちゃったんで明日はぶっ飛ばしたいと思います」

岩本達彦
「明日はトーナメントの決勝ということで、相手はリザーバーの選手になっちゃったんですけど、本戦出場者がリザーバーに負けるわけにはいかないので。明日もフィニッシュしてタイトルマッチに向けてタイトルマッチに賭けたいと思います」

透暉鷹
「明日はやってきたことを出すだけなんで、ガッチリと自分を信じて戦います」

近藤有己
「まず階級が変わってしまって、スミマセンでした。全力を出します」

鈴木一史
「格闘技を始める前からテレビでずっと見ていた選手と戦える機会がくるとは考えていなかったので。このチャンスにしっかりと勝ちたいと思います」

■視聴方法(予定)
4月29日
午後2時30分~ TIGET LIVE
午後4時30分~ ABEMA PPV ONLINE LIVE

■Pancrase327計量結果

<2022年ネオブラッドTストロー級1回戦/5分3R>
江崎壽:52.65キロ
大和田光太郎:51.9キロ

<ミドル級/5分3R>
押忍マン洸太:83.35キロ
佐藤龍汰朗:82.95キロ

<フェザー級/5分3R>
渡辺謙明:65.6キロ
Ryo Takagi:65.9キロ

<ウェルター級/5分3R>
木下憂朔:77.25キロ
村山暁洋:77.15キロ

<フライ級/5分3R>
秋葉太樹:56.9キロ
鶴屋怜:56.65キロ

<バンタム級/5分3R>
井村塁:60.85キロ
TSUNE:61.3キロ

<フェザー級挑戦者決定T決勝/5分3R>
岩本達彦:65.9キロ
透暉鷹:66.15キロ

<ウェルター級/5分3R>
近藤有己:72.4キロ
鈴木一史:72.35キロ

<フライ級/5分3R>
上田将竜:57.05キロ
有川直毅:57.1キロ

<ライト級/5分3R>
松岡嵩志:70.3キロ
冨樫健一郎:69.1キロ

<ライト級/5分3R>
平信一:70.35キロ
粕谷優介:70.3キロ

<フェザー級/5分3R>
田村一聖:65.5キロ
三宅輝砂:65.85キロ

<バンタム級/5分3R>
平田丈二:61.1キロ
ジェイク・ムラタ:61.3キロ

<バンタム級/5分3R>
工藤修久:64.85キロ
平田純一:65.8キロ

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F1 Gladiator017 MMA MMAPLANET o 中西テツオ 久保健太 修斗 日沖発 生田誠 透暉鷹

【GLADIATOR017】久保健太と対戦、中西テツオ─01─「ガリガリで、50キロぐらいしかなかった」

【写真】今の石綱テツオと呼んでしまいそうになる──中西テツオ(C)SHOJIRO KAMEIkE

5月1日(日)、大阪府豊中市の176boxで開催されるGLADIATOR017で、中西テツオが久保健太と対戦する。
Text by Shojiro Kameike

これがGRACHANとの合同興行を含めて、3度目のGLADIATOR参戦となる──以前は石綱テツオのリングネームで活動していた中西。2014年にGRANDSLAMでプロデビュー後は3連勝、しかも全てKOか一本勝ちという破竹の勢いを見せていた。

しかし2015年以降はなかなか勝ち星に恵まれなくなったなかえ、現在は再び3連続一本勝ちを収めている。インタビュー前編では、そんな中西がMMAを始めた経緯を訊いた。人との出会いが、人を強くする――。


――中西テツオ選手は以前、石綱テツオというリングネームで活動されていました。現在は本名で試合をしているのですね。

「はい。前のリングネームは、所属していた石綱MMAの石綱を本名のテツオに繋げた形です。今回、独立して自分のジムを立ち上げるにあたり、これからは本名で良いかなと思いました」

――石綱MMAでは、ジムの名前をリングネームにするルールがあったのですか。ムエタイなどでは、よく見られますが……。

「いえ、そういうことはないです(笑)。石綱は最初にジムがあった場所の地名で、僕がプロ第1号だったので、ジムの名前を広めたいと思って石綱をリングネームにしました。だから昔はよく言われました。代表は別の人なんですけど、石綱テツオが石綱ジムの代表なのかと」

――アハハハ。そんな石綱選手は、どのような経緯でMMAを始めたのでしょうか。

「最初は高校を卒業すると同時に柔術を始めたんですよ。そこからずっと柔術をやっていまして、その柔術道場で今の石綱MMAの林巧馬代表と知り合いました。そこで林代表が柔術を辞めて、瀬戸市に格闘技ジムを立ち上げようと。当時、瀬戸市にMMAのジムはなかったんです。そうやって石綱MMAを立ち上げたのが2013年頃ですね。僕はそこからMMAを始めました」

――では、なぜ柔術を始めたのでしょうか。

「一番近くにあった格闘技のジムが、トラスト柔術アカデミーだったからです」

――ということは、トラスト柔術の生田誠代表が、柔術の師になるのですね。

「はい。もともとはHERO’Sを見ていて、山本KID徳郁さんのファンだったんですよ。あの人を見て、カッコいいなぁと思ったし、今でも一番好きな選手です。それで格闘技が好きになり、高校を卒業した時に格闘技ジムを探したら、トラスト柔術にたどり着きました」

――それはMMAをやることを見据えて柔術を始めたのでしょうか。

「MMAをやりたい気持ちはありました。でも打撃に対する怖さというか……やっぱりテレビを見ていて、MMAは体がムキムキの人がやっている印象を持っていました。でも当時の僕はガリガリで、50キロぐらいしかなかったんですよ。そんな僕のようなガリガリがMMAをできるのかな、と。でもトラスト柔術の生田さんは技術を重視していて、柔術をやっていくうちに『僕でも格闘技ができるんだ』と思えるようになったんです」

――そこでMMAを始めたと。

「最初は石綱MMAが出来るということで、そこに乗っかっただけだったんです。特にMMAをやろうと決めたわけではなく、柔術以外の格闘技もやってみないなと思っただけでした。石綱MMAでは打撃の練習もできると聞いて」

――その時点で、打撃はムキムキのファイターがやるものというイメージは無くなっていたのでしょうか。

「そのイメージは無くなっていました。体つきは人それぞれなので……ムキムキな人もいれば、細い人もいる。柔術を通じて、そういう考えになったんです。それで石綱MMAが2012年に創設されて、僕は2013年ぐらいにMMAを始めることになりました」

――中西選手は2013年からアマチュア修斗に出ているので、石綱MMAでMMAを始めてすぐのことだったのですね。

「そのアマチュア時代に勝村周一朗に出会って、僕のMMAに対する価値観が大きく変わりました。勝村さんとの出会いは、僕にとってすごく大きかったです」

――プロデビュー戦がGRANDSLAM(2014年7月、駒沢孝行にKO勝ち)だったのは、勝村さんとのご縁だったのですか。

「そうなんです。アマチュアの頃から横浜グランドスラムで練習させていただいていて、勝村さんから大会に出ないかと言われて、『はい、お願いします!』と」

――以前に石綱MMAの透暉鷹選手にインタビューさせていただいた際、透暉鷹選手は林代表から日沖発さんのプライベートレッスンを受けるように薦められたと聞きました。その時も同じことを言ったのですが、ジムの代表であれば自分自身で選手の全てを見ようと考えることも当然だと思うのですが、そこで選手のために他の選択肢を実行できるのは凄いです。

「林代表自身、MMAを始めたのが僕と同じぐらいの時期なんです。それで僕に『自分は技術を知らないから、勝村さんのところへ練習に行ってこいよ』と。そこから横浜グランドスラムで練習させていただくことになりました。もともと石綱MMAは、瀬戸市にMMAの練習できる環境がないから、自分たちで作ろうと思って始まったものなんです。会員さんを集めてお金儲けをしようというものではなく、自分たちの練習場所を作るためでした」

――当時と比べて、現在の瀬戸市のMMA人口は変わりましたか。

「僕が始めた当時よりは、徐々に増えてきています。柔術をやっていた頃の先輩たちも独立してジムを立ち上げたりしていますし。僕も羨ましいなぁと思って、30代になってこれが節目だと思ってEQUIPO CERO(エキポセロ)を立ち上げました」

――ファイターとしてのキャリアに話を戻すと、GRANDSLAMでプロデビューして以降は3連勝を収めました。しかしファイトスタイルは、柔術感は少なかったですよね。

「最初からガッツリ上を取りに行っていました。やっぱり試合のたびに横浜グランドスラムへ練習させてもらいに行っていて。あとはガリガリだった体も、練習していくうちに筋肉がついてきていましたね。でも、2015年ぐらいから苦しい時期になりました。修斗で新人王を取れずに、なかなか勝つこともできなくて……。

今考えると、自分の考えが甘かったのかなと思います。練習の取り組み方とか。やっぱり最初に3連勝しちゃったので、これで良いのかなと考えてしまっていたんですよね。でも、そのあと中国で試合をするようになり、自分の格闘技人生も変わってきました。いろいろあって……」

<この項、続く>

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ABEMA ISAO MMA MMAPLANET o PANCRASE Pancrase327 RYO パンクラス 中田大貴 亀井晨佑 名田英平 岩本達彦 透暉鷹

【Pancrase327】亀井がドクターストップ。岩本達彦✖透暉鷹でフェザー級挑戦者決定戦

【写真】ISAOへの挑戦に向けて、期待値をあげるファイトに期待(C)NOBU YASUMURA

29日(水)にパンクラスから4月29日(金・祝)に東京都立川市の立川ステージガーデンで開催されるPancrase327でフェザー級次期挑戦者決定T決勝戦として、岩本達彦✖透暉鷹の5分3R戦が組まれることが発表されている。

21日の高田馬場大会で同トーナメント準決勝2試合=岩本達彦✖RYO、亀井晨佑✖中田大貴と予備戦の透暉鷹✖名田英平が行われた。


そして岩本がキムラを極めて一本勝ち、亀井はスプリット判定勝ちを収め、透暉鷹はギロチンで名田からタップを奪っている。

この結果、今回の決勝戦は岩本と亀井の間で争われることになっていたが、亀井がドクターストップで欠場に。透暉鷹に今回のチャンスが巡ってきたことになる。

ちなみに透暉鷹はRYOにギロチンで試合終了1秒前に敗れているが、それまでは関節技を凌ぎトップ奪取で攻勢だった。押し込んで上を取る行為では補欠戦上がりの透暉鷹が有利と見てもおかしくはない。そして岩本が下からの極めがある。

この試合、もちろん勝利が絶対だ。挑戦者決定トーナメント決勝での敗者には何も残らない。そのうえで両者に求めたくなるのはISAOに勝てるかも──という期待感をファンが抱く試合だ。

岩本は簡単に組ませない、打撃で突き放すこと。そして、組まれると極め切ること。対して透暉鷹はスピード、離れている時もそうだが、組んで押し込んだ際の次の手まで。僅かインタバーバルは1カ月強、目前の相手に勝つことが絶対という状況下で、上記の成長が見られた時、このトーナメントは実施した価値が生まれる。

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ACA KAREN MMA o PANCRASE RYO   ハンセン玲雄 パンクラス ロッキー川村2 中村勇太 中田大貴 亀井晨佑 修斗 内村洋次郎 内藤由良 名田英平 小川徹 尾崎龍紀 岩本達彦 松本光史 猿飛流 葛西和希 藤野恵実 透暉鷹 遠藤来生 高島俊哉

『PANCRASE 326』試合結果


第2部

第7試合 メインイベント パンクラス・フライ級チャンピオンシップ 5分5R
×小川 徹(TRIBE TOKYO MMA/王者)※2度目の防衛戦(正規王者としては初防衛戦)
○猿飛流[さとる](リバーサルジム川口REDIPS/1位、ネオブラッドトーナメント2019同級優勝&MVP)
判定0-3 (山﨑47-48/大藪47-48/太田47-48)
※猿飛流が王者に

第6試合 コーメインイベント パンクラス女子ストロー級チャンピオンシップ 5分5R
×藤野恵実(トライフォース赤坂/王者)※初防衛戦
○KAREN(PRAVAJRA/1位)
4R 3’18” TKO (レフェリーストップ:右肘打ちによる頭部のカット)
※KARENが王者に

第5試合 パンクラス・ミドル級王者決定戦 5分5R
○内藤由良[ゆら](リバーサルジム横浜グランドスラム/1位)
×ロッキー川村2(パンクラスイズム横浜/2位、元ミドル級&ライトヘビー級王者)
1R 0’42” KO (左フック)
※内藤が王者に

第4試合 パンクラス・フェザー級王座挑戦者決定トーナメント一回戦 5分3R
×中田大貴(和術慧舟會HEARTS/1位)
○亀井晨佑[しんすけ](パラエストラ八王子/3位、ネオブラッドトーナメント2018同級優勝)
判定1-2 (28-29/29-28/28-29)

第3試合 パンクラス・フェザー級王座挑戦者決定トーナメント一回戦 5分3R
○岩本達彦(BLOWS/2位、ネオブラッドトーナメント2020同級優勝)
×Ryo(4位、元THE OUTSIDER 75-70kg王者)
1R 3’17” アームロック

第2試合 ライト級 5分3R
×葛西和希(マッハ道場/3位)
○松本光史(M PLATIC/5位、元修斗世界王者)
判定1-2 (28-29/29-28/28-29)

第1試合 フライ級 5分3R
×田代悠生(パラエストラ千葉)
○前田浩平(GRABAKA)
2R 2’16” TKO (レフェリーストップ:グラウンドパンチ)

第1部

第7試合 パンクラス・フェザー級王座挑戦者決定トーナメント・リザーブマッチ 5分3R
○透暉鷹[ときたか](ISHITSUNA MMA/5位、修斗2019同級新人王)
×名田英平[ようへい](コブラ会/8位、ネオブラッドトーナメント2019同級優勝)
2R 1’31” 裸絞め

第6試合 フェザー級 5分3R
×遠藤来生[らいき](Power of Dream Sapporo/10位)
○内村洋次郎(イングラム/元ZSTウェルター級王者)
判定1-2 (28-29/29-28/28-29)

第5試合 ストロー級 5分3R
○高島俊哉(リバーサルジム新宿Me,We/4位、ネオブラッドトーナメント2017同級優勝)
×尾崎龍紀(コブラ会/6位、ネオブラッドトーナメント2019同級優勝)
1R 1’54” 裸絞め

第4試合 ライト級 5分3R
×渡部拓馬(reliable)
○DARANI(PRAVAJRA)
1R 0’38” 裸絞め

第3試合 ウェルター級 5分3R
×中村勇太(T-Rex Jiu-Jitsu Academy/4位)
○髙橋攻誠(RIGHT THING ACADEMY)
1R 2’40” TKO (レフェリーストップ:グラウンドパンチ)

第2試合 フェザー級 5分3R
×ハンセン玲雄(reliable)
○鹿志村仁之助(IGROO)
2R 0’58” 三角絞め

第1試合 ストロー級 5分3R
×大城正也(T-Rex Jiu-Jitsu Academy)
○植松洋貴(NEVER QUIT)
判定0-3 (28-29/28-29/28-29)

 3月21日にベルサール高田馬場で開催された『PANCRASE 326』の試合結果。メインイベントのフライ級チャンピオンシップは猿飛流が小川徹に判定勝ちし新チャンピオンに。女子ストロー級チャンピオンシップはKARENが藤野恵実に4R TKO勝ち。ミドル級王者決定戦は内藤由良がロッキー川村2に1R KO勝ちし新チャンピオンになっています。続きを読む・・・
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ISAO o ONE RYO 透暉鷹 遠藤来生

PANCRASE326:第2部第3試合・岩本達彦 vs. Ryo

フェザー級王座挑戦者決定トーナメント一回戦。岩本2位、Ryo4位。王者ISAOへの挑戦権を賭けた4人トーナメントの初戦。

2020年のネオブラ王者岩本。フェザー級で183cmの長身。Road to ONEではランキング1位の中田に1RKO負けしているが、パンクラスではネオブラでの3試合、昨年9月の遠藤来生戦の4試合すべてがフィニッシュ勝利。

柔道バックボーンのRyoは透暉鷹相手にグラウンドで下になる展開から、残り1秒での劇的なギロチン一本勝ちでランキング上位に入ったものの、昨年9月の中田戦は、1Rにダウンを奪いながら中田の脅威のリカバリーに消耗しての逆転判定負け。

岩本の左がヒット。バランスを崩したがRyo出ていく。パンチを入れたRyoがタックルへ。Ryoストレートフットロック。岩本もストレートフットロックを返すが、決まらないと見て外ヒールへ。解除して上になるRyo。岩本下からキムラ。がっちり入りRyoタップ!

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MMA MMAPLANET o PANCRASE Pancrase326 名田英平 透暉鷹

【Pancrase326】ギロチンを防いだ透暉鷹が、バックを制して名田からRNCでタップ奪う

<フェザー級挑戦者決定T補欠戦/5分3R>
透暉鷹(日本)
Def.2R1分31秒by RNC
名田英平(日本)

まず右ローを蹴った透暉鷹、名田も右ローを返し左ジャブを伸ばす。互いにローから上を狙う展開のなかで、最初の90秒でクリーンヒットはない。透暉鷹は飛びヒザから組んでケージに名田を押し込む。レベルチェンジまで持ち込めない透暉鷹が、小外掛けへ。名田は肩パンチを見せて体を入れ替える。2度、3度とポジションを変える両者、小外掛けからシングルの透暉鷹が、バックに回る。名田が正対し、再びケージに透暉鷹が押し込むと、ボディロックから持ち上げ、直後にレベルチェンジでダブルレッグへ。シングルに切り替えたが、テイクダウンは奪えなかった。

ジャッジが3者揃って透暉鷹を支持し、試合は2Rに透暉鷹のフックに右のカウンターを見せた名田だが、続くパンチの攻防でダブルレッグで倒される。ギロチンの名田は、これが解けるとスクランブルへ。透暉鷹はバックに回り、スタンドで両足をフック。透暉鷹がRNCでタップを奪い──挑戦者決定トーナメント補欠戦を制した。


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