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【修斗】COLORS Produce by SHOOTO Vol.2 “FIGHT&MOSH”

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電気グルーヴのアンと匂いの樹と被ったために泣く泣く観戦を断念した修斗。遅ればせながらABEMAで追っかけ視聴したので感想をまとめてみました。まずは前半で開催されたプロフェッショナル修斗公式戦 COLORS Produce by SHOOTO Vol.2 “FIGHT&MOSH”藤井恵がCSOを務める修斗の女子部門の2大会目。今回はメインで女子アトム級のタイトルマッチが用意されました。


【第1試合 グラップリング 85kg契約】
○緒方亜香里(AACC)
(アームロック)
×奥谷晴加(藤田柔術)
ロンドン五輪柔道78kg級日本代表が開始早々にサイドを奪うとアームロック。僅か45秒であっと言う間の一本勝ち。ちょっと格が違った。MMAでの試合もまた見たいけど階級が階級だけになかなか相手がいないのかな。。。


【第2試合 グラップリング 51kg契約】
×前澤智(リバーサルジム東京スタンドアウト)
(三角絞め)
○山田海南江(IGLOO)
山田の極めの強さがとにかく光った一戦。足関節をフックに下からの腕十字を経て三角絞めに移行。そのまま一回転してマウントになると腕も絞め上げると前澤はタップ。2023年の全日本柔術選手権茶帯フェザー級で優勝した実力はダテじゃない。あの前澤を極めてしまう圧巻の試合運びでした。


【第3試合 2023年度新人王決定トーナメント 女子アトム級 決勝】
○川西茉夕(BURST)
(1R 腕十字)
×天天さくら(BATTLE)
グラウンドに持ち込んだ川西。サイドを奪取すると腕十字を極めてあっさりと一本勝ち。女子アトム級新人王に輝きました。エントリーが2名で1勝して新人王というのは締まりがよくないですが、川西はポテンシャルが高そう。藤井恵の指導でトップ戦線に食い込んでくるか。


【第4試合 女子アトム級】
○平田彩音(BURST)
(1R TKO)
×MIYU(DFC Team LEOS)
ストライカーのMIYUに対して平田がグラウンドに持ち込むとその差は歴然。1Rからポジショニングで圧倒すると2Rになってマウントからパウンドと肘の連打で試合を決めました。川西と同様藤井恵に師事する平田。安定感のある試合運びと堅実なグラウンドは次世代のエース候補の可能性十分。


【第5試合 52kg契約】
○KAREN(パラエストラ柏)
(1R TKO)
×パク・ソヨン(韓国/グンサンROADジム)
パンクラスでチャンピオン経験を持つKAREN。得意のサイドキックで試合を組み立てるスタンド中心の展開を予測していましたが、開始早々にグラウンドに持ち込む。終了間際にバックに周るとパウンドラッシュでTKO勝ち。随分とスタイル変わったなと思ったら、そもそもパラエストラ柏所属になってましたね。今後はオールラウンドでの成長が期待出来そう。


【第6試合 セミファイナル 54kg契約】
○ソルト(マルスジム)
(1R TKO)
×ホ・ジュギョン(TEAM J)
パンクラス女子ストロー級王者のソルトが19歳のジュギョンを圧倒。リーチ差を活かして開始直後からパンチを面白いようにヒット。1R中盤にパンチの連打を被弾して足が止まったジュギョンを見てレフェリーが試合を止めた。とにもかくにも実力差があり過ぎたマッチメイク。


【第7試合 メインイベント 修斗世界女子アトム級チャンピオンシップ】
○澤田千優(AACC)
(2R TKO)
×中村未来(マルスジム)
いやはや澤田の強烈なタックルと固いポジショニングは格が違った。マウンド、バックマウントを奪取して腕十字が極まらないと見るや、パウンドラッシュに切り替えると1R終了間際にレフェリーが試合を止めた。ちょっと修斗という枠には収まりきらない圧倒的な実力。格闘家らしからぬビジュアルも相まってRIZINに出場したらブレイクしそうなのだが2024年の動向が気になる。


終わってみれば7試合全てがフィニッシュ決着。爽快感十分ではありますが、いかんせん実力差があるワンサイドゲームが多かったのは否めません。選手層が決して厚くない女子部門だと厳しいかもしれませんが、COLORSが盛り上がるためには大きな課題になるでしょう。
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Colors Colors02 MMA MMAPLANET o 中村未来 澤田千優

【Colors02】貫禄のベルト初防衛。澤田が開始早々のテイクダウンから中村に腕十字でテクニカル一本勝ち

【写真】ベルト初防衛。もはや貫禄が感じられる試合ぶりだ(C)MATSUONAO KOKUBO

<世界女子アトム級選手権試合/5分5R>
澤田千優(日本)
Def.1R4分59秒 by 腕十字
中村未来(日本)

互いにサウスポー。ケージ中央の中村に対し、澤田が回りながらニータップでテイクダウンを奪った。澤田が立ち上がり、スタンドに戻ると再びニータップで飛び込んだ。ケージ際で背中を着かせた澤田が、立ち上がろうとする中村をバックコントロールからリフトし、マットに叩きつける。一本足を絡めた澤田がパンチを浴びせていく。ハーフガードを取った中村に対し、澤田がパンチを落としながらポジションを整える。

中村が下から左足をかけ、右足を上げようとしたが澤田が自身の足で潰した。ハーフガードの中村の顔面にパンチを落とし続ける澤田。ケージ際で中村の左側にパスした澤田が、ニーインザベリーからマウントへ。パウンドを連打し、背中を見せた中村を殴り続ける。残り10秒で澤田が腕十字に移行すると、残り1秒でレフェリーが試合を止めた。

ベルト防衛に成功した澤田は「やれなかったこと、練習したことを完璧に出せた試合ではなかった。もっともっと高みを目指して、世界に向けて戦っていきたい」と決意を語った。


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ARAMI Colors Colors02 KAREN MMA MMAPLANET o SARAMI ソルト パク・ソヨン パンクラス 中村未来 修斗 前澤智 古賀愛蘭 山田海南江 澤田千優 藤野恵実

【Colors02】新女子修斗興行 東京大会第2弾にパンクラスからソルトとKARENが出場、国際戦に臨む

【写真】KARENは初の修斗、初の国際戦でパク・ソヨンと対戦する(C)MMAPLANET

12月2日(日)、東京都江東区の豊洲PITで開催される女子プロ修斗興行「Colors02」の追加対戦カードが発表された。なんと現在はパンクラスを主戦場としているソルトとKARENが出場。それぞれ韓国のホ・ジュギュン、パク・ソヨンと対戦する。
Text by Shojiro Kameike


すでに世界女子アトム級選手権試合として澤田千優×中村未来が発表されていた今大会。追加カードとして、ソルトとKARENの出場が決定したことは驚きだ。

今年に入り元パンクラスQOPの藤野恵実が修斗のインフィニティ・リーグに出場し、一方で元修斗世界王者のSARAMIがパンクラス初代女子ストロー級王者決定トーナメントに参戦するなど、女子においては修斗とパンクラスが意外な動きを見せている。そんななかソルトとKARENが、戦う舞台はともかく国際戦に挑むことも大きい。

ソルトは2022年に修斗でプロデビュー後、パンクラスでKARENに2連勝してストロー級QOPのベルトを巻いた。今回は2022年7月以来、1年5カ月振りの修斗出場となる。KARENにとって、パンクラス以外で戦うのはこの試合が初めてとなる。

現在修斗では女子ストロー級でインフィニティ・リーグが開催されていることも関係しているであろうが、それでもソルトとKARENの参戦で『さぁ対抗戦!』とならず韓国ファイターとの国際戦が決まったことは画期的ともいえる。興行面のみならず日本の女子MMAファイターが強くなるうえで、こうした国際戦は絶対に必要だ。

KARENと対戦するパク・ソヨンは過去、修斗には2度参戦している。今年8月にはColors広島大会で古賀愛蘭と対戦して判定負けを喫したものの、古賀のパウンド&サブミッションによる猛攻を凌いだタフネスで、KARENを苦しめることができるか。KARENはパラエストラ柏に移籍し、組み技がレベルアップしたことで本来の持ち味である打撃と、さらにスタミナ面も向上してきた。ソルトに敗れて以降の成長を示す相手として、パク・ソヨンは適したタイプだろう。

この他、グラップリングマッチでも前澤智×山田海南江、緒方亜香里×奥谷晴加も決定。当日は「Fight&Mosh」との2部興行で、Colors02は昼の部として開催される。

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ABEMA Combate Global INVICTA MMA o ONE Shooto UFC アナ・パラシオス エフェヴィガ雄志 チャンネル 修斗 安西信昌 海外 澤田千優

【海外MMA】Combate Global 日本人選手試合結果

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5月13日にフロリダ州マイアミのユニビジョン・スタジオでCombate Global「Mexico vs. Japan」が開催されました。日本からは安西信昌(TEAM CLIMB)、エフェヴィガ雄志(TRIBE TOKYO MMA)、澤田千優(AACC)が参戦。安西は2Rに打撃で崩されてパウンドアウトで敗戦。エフェヴィガは開始直後にダウンを喫するも、3Rにバックマウントを奪ってパウンドでTKO勝ち。そんな中、注目したのは中堅で登場した澤田の一戦。

ABEMA格闘チャンネル 海外武者修行プロジェクトの第7期生の澤田。チーム・オーヤマでトレーニングを行って迎えた相手はアナ・パラシオス。1Rにはローにパンチを被弾する苦しい立ち上がり。そんな中、得意のタックルでテイクダウンに成功するも、下から腕十字、三角絞めを仕掛けられる大ピンチを迎えます。

それでもことごとく回避して上をキープして乗り切ると、圧巻だったのは3Rのグラウンドコントトール。テイクダウンするとスイープを狙ってくるパラシオスの動きを常に先回りしてマウント、バックマウントをキープ。小刻みにパウンドを入れて判定で勝利を飾りました。

レスリングで輝かしい実績を持ち、修斗女子アトム級王者を戴冠した実力を考えたら当然の結果なのかもしれませんが、それでもアウェイの海外で勝ち切るのは偉業と言っていいでしょう。行く末はONEに継続参戦か、INVICTAやUFCか。この後の進路に注目が集まります。
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Combate Global MMA MMAPLANET o アナ・パラシオス 澤田千優

【Combate Global】キャリア・ハイの内容。澤田千優がパラシオスの十字を防ぎ、フルマークの判定勝ち

<女子アトム級/5分3R>
澤田千優(日本)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27
アナ・パラシオス(メキシコ)

かなり遠目の位置に立つ澤田が、左を伸ばす。そこにパラシオスは右アッパーを入れ、ボディにヒザを突き刺す。パラシオスが右を当てると、サワダは左目をカットしたか。最初の組みを切られたパラシオスは右アッパーから左を伸ばす。シングルレッグでテイクダウを決めた澤田に対し、パラシオスがクローズドを取る。しっかりポスチャーした澤田がパウンドを落とすが、ケージに押し込むことはできない。

澤田は右を打って立ち上がると、そのままガードの中に入り──結果的にケージ際で試合を進める。立った澤田は腹にカカトが入り、中に入ると三角から腕を伸ばされる。頭を抜いた刹那、もう一度腰を切ったが十字を再びセットする。澤田は体を跨いて腕を抜き、トップを奪取。パラシオスはここも両足を戻し、サワダのエルボーにも下から鉄槌を繰り出す。手首を掴みに来たパラシオスに左の勢いのあるパンチを入れた澤田が初回をリードしたか。

2R、左の蹴りから右を伸ばした澤田が、蹴りから突きを繰り出す。澤田はサイドにステップを踏み、パンチを繰り出す。そこを待って右アッパー、右インローのパラシオス。澤田は前傾でロー、ローに合わせて右を繰り出す。パラシオスは左ジャブから右アッパー、続くローをキャッチして倒した澤田がガードに入らないでいると、パラシオスがスタンドに戻る。

パラシオスが右カーフ、左ミドルには澤田が左を当てる。と、パラシオスがガードの上から右ハイ、澤田はヒザを取るとテイクダウンを決める。左のパウンド、そして右で殴って足を捌いて澤田に対し、パラシオスがスクランブルから離れる。そのパラシオスが左を入れ、右ハイへ。澤田は右を伸ばして、ダブルレッグというクリーンテイクダウンを決める。残り40秒、ハーフで抑えた澤田を下から抱えたパラシオスが殴らせなかった。

最終回、パラシオスが左ジャブ、澤田は左ロー。右を当てた澤田のテイクダウン狙いにギロチンのパラシオス。澤田はヴァンフルー、バック狙いの澤田はスクランブルで上を取るが、下から煽ってバランスを崩しそうになる。澤田はクルスフィック、パラシオスが足を絡ませる。澤田は足を抜きパス、サイドでしっかりと抑える。

サイドの澤田が鉄槌を落とす。ニーイン、パラシオスのシングルにバックに回った澤田は両足をフックする。うつ伏せにさせてエルボーの澤田は、スクランブルにもトップ&背中に張り付く。背中を伸ばされたパラシオスが足を絡め、上を向く。澤田は最後の30秒で再びパスを決め、ブリッジもエビも潰してエルボーを打ちつける。必死でクローズドに戻したパラシオスに左を落とした澤田は、タイムアップにも表情は硬いまま。ルマークで判定勝ち、勝ち名乗りを受けても必殺の笑顔を見せなかった。


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【Combate Global】エフェヴィガ雄志戦へ、カスティーリョ「マイク・タイソンの言葉を知っているかな」

【写真】 「いつみても波瀾万丈」と「 世界・ふしぎ発見!」が合作したようなMMAファイター人生(C)COMBATE GLOBAL

90分後、13日(土・現地時間)にフロリダ州マイアミのユニビジョン・スタジオで開催されるCombate Global「Mexico vs Japan」でエフェヴィガ雄志がジェラルベルト・カスティーリョと対戦する。

キルクリフFCでの武者修行の成果をエフェが見せるファイト。その相手は33歳でキャリア5勝3敗のカスティーリョだ。いってみれば中堅ファイター、エフェとしては負けられない相手ということになる──が、そのカスティーリョに話を聞くと、日本人にはない人生を歩んできたことが明らかとなった。

MMA、勝負事は夢の潰し合い。そんな場所に上がる──あるキューバ移民ファイターの話を試合前に知って欲しい。


──ジェラルベルト、最初に確認させてください。米国の戦績サイトをみると米国生まれとなっているのですが、今回トーレスさんの通訳が必要というのは……。

「あれは間違いだ。僕はキューバ生まれで、2016年2月にキューバからマイアミにやってきたんだ」

──ではキューバで格闘技の経験はあったのですか。

「ボクシングと散打、特に散打には力を入れていた」

──キューバに散打があるのですね!!

「協会があるからね。散打の大会はキューバの各都市で行われているんだ。僕はナショナル王者にもなっている。ただ知っているかもしれないけど、キューバのスポーツっていうのは凄く複雑で……。国際大会で戦うことはできなかった」

──それもあって、キューバを離れたということはありますか。

「キューバで生きていくことは、政治的な問題があって本当に厳しい。そこに経済事情が加わって……夢を実現するには、自由の国を目指すしかなかった。キューバに住むということは、牢獄に入れられているようなモノだからね」

──……。スミマセン、気楽に尋ねてしまって。夢というのは?

「今の僕の夢は米国の市民権を得て、家族をフロリダに呼び寄せることだよ」

──……。そのフロリダでMMAに出会った?

「そう。ただ、実際はMMAじゃない。実はキューバにはJKBというフェデレーションがあって、いわばキューバ版MMAというべき試合が行われているんだ」

──JKB、Judokickboxですね!! ダナ・ホワイト・コンテンダーシリーズの初年度第2週でダン・イゲと戦ったルイス・ゴメスが属していた。

ジュードーキックボックスは2002年よりキューバで行われている競技で、ヘッドギア&MMAグローブ、シンガード着用。パウンド有りで実施されている。試合は柔道場で行われ、競技人口は300名、コーチは10人でファイターは柔道、空手、テコンドーの国家代表クラス──という話が伝わっている。

「よく知っているね! JKBはMMAに非常に似ているファイトで、指導者の1人のエリック・エル・チグレ(ザ・タイガー)・カスタニョスがマイアミでJKBのスクールを持っていて、僕はマイアミに来てから彼の下でJKBを始めたんだ」

──いやぁ、非常に興味深い話です。ところでMMAに関してはこのところ1年に1度のペースでしか試合をしていないですね。

(通訳の)アルファシ・トーレス氏 それはプロモーターの責任だよ(笑)。っていうのは冗談で、ちゃんとジェラルベルトに尋ねるから。アハハハ。

左が今回のCombateファイターの取材でサポートしてくれたトーレス氏。非常に明るいラティーノ

「プロモーターのせいだよ。アハハハハ」

──勘弁してください(笑)。

「申し訳ない(笑)。特に理由はないんだ。試合が終われば、次の試合の機会を待っていた。そして実現するのが、こういうペースだったんだよ。でも、今回コンバテ・グローバルとエクスクルーシブ契約を結ぶことができたから、これから試合数は増えるだろう。多くのファイターがUFCを目指している。でも、僕はコンバテで戦うことに集中しているんだ。コンバテは優秀なラテン系ファイターが揃っているからね。そのコンバテと契約を結ぶことができて、僕は満足している」

──コンバテと専属契約になり、今後のキャリアアップを考えると今回のエフェ選手との試合は非常に大切になりますね。

「日本✖コンバテ・グローバルのメンバーに選んでもらって、凄く嬉しいよ。このショーはコンバテにとっても大切な大会だからね」

──エフェ選手は「年に一度しか戦わないパートタイムのような選手が相手だから、圧倒しないといけない」とインタビューで言っていました。

「彼はマイク・タイソンの言葉を知っているかな? 『誰もが作戦を持っている。パンチを食らうまでの話だけど。その後はネズミのように恐怖で凍りつくんだ』という。この言葉の意味を教えてやるよ。

しっかりと準備してきた。この試合は3R終了までいくことはない。日本のファンにベストを尽くすと約束するよ」

■視聴方法(予定)
5月14日(日・日本時間)、
午後1時00分~ABEMA格闘チャンネル

■ Combate Global対戦カード

<女子アトム級/5分3R>
アナ・パラシコス(メキシコ)
澤田千優(日本)

<ウェルター級/5分3R>
ヴィクトル・ヴァレンズエラ(チリ)
安西信昌(日本)

<女子アトム級/5分3R>
ケイティ・ペレス(米国)
エステファニー・イロルソ(メキシコ)

<160ポンド契約/5分3R>
ジェラルベルト・カスティーリョ(米国)
エフェヴィガ雄志(日本)

<フェザー級/5分3R>
ラミロ・ヒメネス(メキシコ)
ニコラス・バルナ(ウルグアイ)

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【Combate Global】澤田千優と対戦、メキシコ代表アナ・パラシオス「私には柔術がある」

【写真】男子日本人選手の対戦相手はインタビュー中もザッツ・ラティーノ、非常に明るかったが――パラシオスはクールの一言だった (C)COMBATE

13日(土・現地時間)にフロリダ州マイアミのユニビジョン・スタジオでCombate Global「Mexico vs Japan」が開催される。同大会のメインで澤田千優と対戦するのが、メキシコ代表のアナ・パラシオスだ。

既にアジアからの刺客=韓国Double GFC女子アトム級王者パク・ホビョンを腕十字で下しているパナシオスが、日本から修斗女子アトム級チャンピオン澤田と戦う。そのパラシオスはビザ発給が遅れ、計量前夜にマイアミ入りを果たした。そんな事態に陥っても全く動揺が見られなかったパラシオスをインタビューした。


──2時間前ほどに計量を終えましたが、今の気持ちを教えてください。

「凄く試合が楽しみで。明日が来るのが待ちきれないわ」

――ビザ取得に時間がかかり、マイアミ入りが計量前夜の遅くという状況でした。減量に問題はなかったですか。

「何も問題はなかったわ。メキシコで減量をしてきたし、頭は戦う状態になっていたから」

――ファイトウィークはフィジカルだけでなくメンタルも創る必要がありますが、ビザの問題があって影響は?

「ビザ申請は通っていたし、ただ問題は日程だけだった。この日になることを承知で準備してきたので、精神面も完全にファイト仕様に仕上がっているわ。どんな状況になっても、最後はケージに上がる。ビザの発給が遅れることだって多々あるから、想定内。とにかくファイトに向けて、心身ともに創ってきたから」

――パク・ホビョン戦の映像を見て驚かされました。あの左右どちらに仕掛けるのか分からない腕十字は本当に見事でした。アナのベースは柔術なのですか。

「柔術は15歳になってから始めて、今は茶帯。メキシカン・オープンで優勝経験があるわ。ただ最初の格闘技経験は5歳の時で、アメリカン・フットボールと松濤館空手を習うようになったの」

――アメリカン・フットボールですか……。

「そう。空手は黒帯で、WAKOのナショナル王者になったけど新しいことにチャレンジしたくて、柔術を習うようになった。通っていた柔術道場が、ボーンブレイカーズMMAに合流し、私もMMAを戦うようになったの。さっきは腕十字を褒めてくれたけど、特に腕十字が得意はわけではなくて、私自身はRNCが得意だと思っているわ」

――では明日戦う、澤田選手の印象を教えてください。

「タフな相手になることは間違いない。だから、最高の準備をしてきた。きっと良い動きを見せることができるはず。チヒロがテイクダウンを狙ってくることは分かっている。でも、しっかりとそこからの戦いを磨いてきた。全く恐れることはないわ。私には柔術があるから」

――アナは今後、どのようなキャリアアップを狙っているのでしょうか。北米のビックプロモーションは女子アトム級王座を認定していませんが。

「今はアトム級でベストになりたい。そこが目標で。それを成し遂げることができれば、ストロー級に階級を上げることになると思う。でも今はアトム級で戦うことに集中しているわ」

――誘導尋問に失敗しました(苦笑)。日本のRIZINには49キロ級というカテゴリーがあります。そのRIZINではキャッチウェイトですが、先月の大会にコンバテからクレア・ロペスが出場しRENA選手を破りました。RIZINで戦うことは視野に入っていますか。

「まずクレア・ロペスはコンバテを代表して戦い、コンバテのファイターの強さを示した。彼女の勝利によって、コンバテの女子選手は世界中のどこでも戦える。その扉を開けてくれたわ。もちろん、私も日本で戦いたい。その前にチヒロ・サワダに勝って、日本のファンにアナ・パラシオスの名前を憶えてほしいと思っている。私はメキシコを代表して、日本でも他の国でも戦っていくつもりだから」

■視聴方法(予定)
5月14日(日・日本時間)、
午後1時00分~ABEMA格闘チャンネル

■ Combate Global対戦カード

<女子アトム級/5分3R>
アナ・パラシコス(メキシコ)
澤田千優(日本)

<ウェルター級/5分3R>
ヴィクトル・ヴァレンズエラ(チリ)
安西信昌(日本)

<女子アトム級/5分3R>
ケイティ・ペレス(米国)
エステファニー・イロルソ(メキシコ)

<160ポンド契約/5分3R>
ジェラルベルト・カスティーリョ(キューバ)
エフェヴィガ雄志(日本)

<フェザー級/5分3R>
ラミロ・ヒメネス(メキシコ)
ニコラス・バルナ(ウルグアイ)

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【Combate Global】海外武者修行の総括、アナ・パラシコス戦へ。澤田千優「勝つこと以外にないです」

【写真】自撮りでゴメンナサイというメッセージと共に送られてきた写真 (C)CHIHIRO SAWADA

13日(土・現地時間)にフロリダ州マイアミのユニビジョン・スタジオで開催されるCombate Global「Mexico vs Japan」のメインでは澤田千優が、アナ・パラシオスと戦う。

2月のONE FFに続き、2試合連続での海外でのファイトは──初の北米での戦い。対戦相手は下からの十字の切れ味が抜群だ。澤田の弱点とパラシオスのストロングポイントが合致するという試合が決まってから、チーム・オーヤマでのABEMA海外修行を敢行した澤田に出稽古を振り返ってもらい、今回の試合への自信のほどを語ってもらった。


──2度目の海外、北米では初めての試合に向け、今どのような心境でしょうか。

「いつも通り、リラックスしつつ良い意味での緊張感もある。そんな感じです。リラックスし過ぎないように気を付けています」

──3月20日から行ってきたチーム・オーヤマでの武者修行プロジェクトを終えてのフロリダ入りでした。ズバリ、良い練習ができましたか。

「ハイ。最初から最後までフィジカルトレーニング、柔術の細かいテクニックだったり、レスリングはベーシックなところから男子も含めてスパーリングもしました。打撃もこれまでしたことがないミット打ちなんかも、やってきました」

──日本との違いや、これを続けたいという練習もあったかと思います。

「ここが違うというのは、全てのクラスのスタート時間が気持ち早目で。ちゃんとドリル練習をしてスパーリングをします。スパーが終ってからも時間があるので、練習を振り返って質問し、また反復できたところですね。後ろのクラスが詰まっていなければ、そういうことができていました」

──オーヤマに行くなら元UFC世界女子ストロー級王者カーラ・エスパルザとの手合わせを期待していたのですが、妊娠されたそうで。練習する機会はなかったのかと。

コリン・オーヤマ、カーラ・エスパルザらと(C)TSP

「でも序盤に2度ほどセッションしました。

私と女子選手のスパーリングを見て、そこで気付いたことを指導してくれて、その時に少し触れることができました。スパーでなく技術の練習でも、凄い圧が感じられるんです。触っただけで、怖いなっていう圧を感じました。

その時に『私は暫らく来られないけど、やることは同じだから』と言ってくれて。コリンだったり、カーラと一緒にやってきた柔術の先生と反復していました。そして、また来てくれた時に細かい点など私ができていないところを詰めて、技術練習と嫌なところを狙うという精神的にくる部分……戦術まではいかないですが、押さえないといけないポイントを動きながら教えてくれました。その時にさっきも言った怖いなっていう圧をちゃんと味わうことできました」

──いうとカーラもベースはレスリングではないですか。そして日本の女子レスリングは決して米国に遅れをとっていない。それでもMMAレスリングになると違いはあるのですか。

「レスリングではなく、MMAで勝たないといけない。そのなかでレスリングを勝つために使う。そこを常々考えているから嫌な圧だとか、良いタイミングでレスリングを使える。レスリングだけに縛られずに、レスリングを効果的に使うことができている。そこが米国の選手は強いと思いました。それとクラッチをしないカレッジレスリングがあって、引っ掛けてコントロールする上手さとかもあるし。そういうことが頭のなかにある部分で、違いがあるのかと思います」

──澤田選手はまだMMA歴も長くないし、レスリングというベースがあっても色々な色に染まることができる。よって2カ月弱の出稽古でもガラリと変わることがあるかもしれないと思ったりするのですが……。

「この経験で今すぐ強くなることはないと思います。でもこの間に得たMMAにおける考え方を生かし、自分の武器であるレスリング力を落とさずに如何に柔軟にレスリングを使うのか。そこに関して体感できたので、もっと突き詰めて考えないと。今のままでは負けると感じました」

──レスリングと柔術の融合に関しては、どのように学ぶことができました。

「柔術は必ず毎日1コマはやってきました。MMAに使える柔術だけでなく、ピュア柔術の練習もトライしました。あと阿部(裕幸AACC代表)さんがサンディエゴにバレット・ヨシダを訪ねた時に一緒させてもらって。バレットの教え子のマリリン・クルーズという紫帯の時にノーギワールドで優勝している選手とスパーもできました。彼女は同じ体格なのに、テイクダウンはとれてもキープできずに、すぐに足をきかされてスイープを何度もされました。

一応、柔術でも青帯を巻かせてもらっているのですが、まだまだ青帯にもなれない程度だなって感じたので、そこの強化はまだまだできると思います」

──今回の対戦相手アナ・パラシオスは、下からの攻めが上手いです。

「そうですね、際も強くて。3月の最初に試合が決まって、映像もチェックしました。自分のスタイルだと、彼女の得意なシチュエーションになるのはヤバいなって思いました。下からの十字に気を付けろというのは、ずっと言われてきたことなので。そこが上手い人とやるのは怖い。今のままでは負けてしまうと、最初は思いました」

──試合が決まって海外へ。対戦相手のパラシオス対策が澤田選手の底上げに必要な部分と重なっているというのは幸運でした。

「ホントにその通りだと思います。それに目的を持っていくのは当然なんですけど、出稽古の総括として試合があってモチベーションになったし、そこが今言われてように自分に必要なところだったので本当に良いタイミングでした。やらないといけない環境に必然的に追い込まれて練習できたことは本当に良かったですし、これからも続けないといけないです」

──「負けてしまう」から、どのように盛り返してきましたか。

「私の気持ちでいうと、ここは勝つこと以外ないです。向うの動きに合わせたリアクション、自分が取ってはいけないポジション、与えてはいけない位置に関してはいっぱい練習してきました。そこを信じる気持ちだったり、勝つイメージを持つことはできています」

──コンバテは女子アトム級がありますが、ここからのキャリアの積み方をどのように考えていますか。

「まずはここでしっかりと勝って、帰国すると修斗の防衛戦。そこから目標であるONEの本戦で戦っていきたいです」

──やはりONEが目標というのは変わらないですか。

「そこは変わらないです。貫いています(笑)」

──ところで、この海外修行のタイミングで剛毅會空手の稽古から離れたという話も伝わってきます。

(C)TSP

「いえ、それは違います。

内弟子制度が撤廃された形で、辞めたとかはないです。岩﨑先生は見守ってくれている。そういうスタンスです。突き放されたわけじゃないし、私も距離を置いているわけじゃない。そのタイミングで海外修行が始まった形で。私はそれまで岩﨑先生の空手しかやってきていないし、そのなかで内弟子制度がなくなる際に『他のことも経験しなさい』と言われて、ホントにその通りのことをチーム・オーヤマでやってきました。それに『違う』と思ったら、先生は連絡をくれるだろうし」

──では武術空手の叡智を使うという打撃を、澤田選手は継続していくのですか。

「私はボクシングやキックボクシングをやってきたわけでなく、そういうベースはないです。だからこそ、この間にミット打ちでも色々と指導をしてもらいました。それは私にとってレスリングと同じでムエタイ、ボクシング、空手というジャンルをやっているわけではない。MMAで勝つために打撃を使うだけなんです。

チーム・オーヤマでは、レスリングを生かすという部分での打撃を習いました。でも、それは岩﨑先生に習ってきたことがあったから凄くフィットしたと思っています。私には先生に習った突きがあって。その形は変われど、出す感覚は突きと同じです。それならできるなって」

──なるほど。型は一つでも、形はそれぞれが持つ。そこに通じる──非常に腑に落ちる言葉です。では最後にパラシオス戦への意気込みをお願いします。

「いつも通り何が何でも勝つ。それは勿論なんですけど、これまでやってきたこと……自分の弱みを強化してきた練習期間ではあるので、しっかり勝って日本に帰りたいと思います」

■視聴方法(予定)
5月14日(日・日本時間)、
午後1時00分~ABEMA格闘チャンネル

■ Combate Global対戦カード

<女子アトム級/5分3R>
アナ・パラシコス(メキシコ)
澤田千優(日本)

<ウェルター級/5分3R>
ヴィクトル・ヴァレンズエラ(チリ)
安西信昌(日本)

<女子アトム級/5分3R>
ケイティ・ペレス(米国)
エステファニー・イロルソ(メキシコ)

<160ポンド契約/5分3R>
ジェラルベルト・カスティーリョ(米国)
エフェヴィガ雄志(日本)

<フェザー級/5分3R>
ラミロ・ヒメネス(メキシコ)
ニコラス・バルナ(ウルグアイ)

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【Combate Global】安西信昌戦へ、K-1を夢見たチリ人ヴァレンズエラ「見たことのないKOシーンを」

【写真】 ザッツ・ラティーノ!!! (C)COMBATE GLOBAL

13日(土・現地時間)にフロリダ州マイアミのユニビジョン・スタジオで開催されるCombate Global「Mexico vs Japan」で安西信昌と対戦するヴィクトル・ヴァレンズエラ。

9勝3敗のチリ人ファイターは、プロMMAデビューは10年前ながら試合数は決して多くない。その理由はキックで世界最高峰を目指した時期があったから。未知のチリ人ファイターが垣間見せてくれる未知のチリ格闘技界とは。


──ヴィクトル、インタビューの機会を設けてくれてありがとうございます。

「ムーチョス・グラシアス。僕の方こそ、日本のメディアからインタビューをしてもらうことに感謝しているよ」

──今週末、日本人の安西選手と戦いますが今の心境を教えてもらえますか。

「凄く良い相手と戦えて、とても嬉しい。しっかりと準備をしてきたから、その成果を週末にしっかり出すつもりでいるよ」

──そんなヴィクトルのことを我々、日本人は全く分かっていません。どのような格闘技歴があるのでしょうか。

「僕は子供の頃からマーシャルアーツを続けてきた。最初は空手をやり、18歳になってキックボクシングに移り、それからMMAに転向した。MMAでは良い感じでキャリアを積んできたんだけど、一度キックボクシングに戻り、3年前にまたMMAを究めようと決心してトレーニングを必死にするようになったんだ」

──空手はどのようなスタイルだったのですか。

「アメリカ流のケンポーカラテだよ。チリは世界の果てだから、きっと本来のカラテとは違った形のカラテが広まったと思う。ルールやスタイル的には極真空手に似ているものだけど……いろいろとコンタクトするカラテだった」

上段内回し蹴り!!

──空手からキック、そしてMMAに移った。そこからMMAでのキャリアアップを一旦打ち切り、キックに戻ったのはなぜですか。

「僕はずっとコンバットスポーツが好きだった。そして、最高の舞台で戦いたいと思って来た。だからMMAを戦いだしても、K-1で戦いたいと思ってキックに戻ったんだ。ただ、その後、キックよりもMMAの方がずっとチリでは人気が高まり、ならキックでなくMMAの頂点に立ちたいと思うようになり、MMAキャリアをリスタートさせた。

チリは競技というか、汗を流すためにキックにこうじる人は多い。MMAの練習をする人より、キック人口の方がずっと多いんだ。ただ試合を見る人の数はMMAの方が圧倒的に多い。プロスポーツとして、MMA社会の方がキックより大きくビジネスの規模も違う。プロファイターとして、僕はキックでなくMMAのトップに立ちたいと思っている」

──そのチリでの試合から、ラテンアメリカ社会にあって最大のプロモーションといっても過言でないコンバテで戦うことをどのように思っていますか。

「コンバテで戦うことは、とても重要だ。僕の夢は最高のステージで戦うこと。チリでは国内最高の大会で試合をして、さらなるステップとなるコンバテでファイトする機会を得られた。最終目標に到達するための過程において、コンバテでの試合は本当に大切になる」

──では安西選手の印象を教えてください。

「凄くアグレッシブだね。常に前に出て戦う。強い、それが僕の印象だよ。でも僕には神がついている。そして僕の方が彼よりも動けて、色々な角度から攻撃できる。アンザイは限定的な動きしかできない。このファイトは僕のモノだよ」

──このショーは日本のABEMAでライブ中継されます。日本のファンにどのような試合を見せたいですか。

「日本のファンに見たこともないKOシーンをプレゼントするよ」

■視聴方法(予定)
5月14日(日・日本時間)、
午後1時00分~ABEMA格闘チャンネル

■ Combate Global対戦カード

<女子アトム級/5分3R>
アナ・パラシコス(メキシコ)
澤田千優(日本)

<ウェルター級/5分3R>
ヴィクトル・ヴァレンズエラ(チリ)
安西信昌(日本)

<女子アトム級/5分3R>
ケイティ・ペレス(米国)
エステファニー・イロルソ(メキシコ)

<160ポンド契約/5分3R>
ジェラルベルト・カスティーリョ(米国)
エフェヴィガ雄志(日本)

<フェザー級/5分3R>
ラミロ・ヒメネス(メキシコ)
ニコラス・バルナ(ウルグアイ)

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【ONE】チャトリ・シットヨートンに尋ねる─02─「日本大会に向け、日本人選手の現状への評価は?」

【写真】熱弁であって、トラッシュトークではないのだが。話したことの字面は、両者に差はないのが問題 (C)MMAPLANET

9日(火)、東京都港区のスパイラルで武尊のONEとの契約会見に出席し、物議を醸しだす発言を繰り返したチャトリ・シットヨートン・インタビュー後編。

米国進出の一歩に本人がショックを受けるほど好感触を得たチャトリだが、その米国大会では日本人選手のファイトは組まれなかった。来年早々ともいわれる日本再上陸を前に、チャトリは現状のONEの日本人選手のことをどう考えているのか。マーシャルアーチストは実力が最優先というチャトリの信条に触れた。

<チャトリ・シットヨートン・インタビューPart.01はコチラから>


──武尊選手の活躍によって、日本人選手の覚醒を促したいということですか。

「良いトレーニングは必要だよ。でも日本人選手の問題は日本国内だけで戦っていることにある。ムエタイ、キックボクサー、MMAファイターも国内のベストを目指しているだけでは、国際的な舞台のベストになることは困難だ。そこが日本人選手の問題だと私は思う」

──次に日本大会を開く際、そのショーを引っ張る存在は武尊選手になるはずです。と同様に月に1度のONE FNで日本人選手の活躍を継続的に視てもらい、日本大会に繋げる必要もあるのはないでしょうか。

「分かる。そこも全くもって同意するよ。ただ、これまで日本人選手の試合をそうやってずっと組んで来て、敗北が続いた。そうなると注目度を高まることにならない。逆にファン離れを促す要因にすらなってしまう。これは大きな問題なんだよ」

──確かに、言われている通りかもしれないです。「どうせ負けるから、見ない」という人が出てくると。

「ニホンノセンシュ・ノ・カチ・ト・マケ・ガ・アツマッタラ、ゼッタイ・ニ・マケ・ガ・オオイ。コレダケ・マケ・ガ・オオイ。コレハ・モンダイ・デスネ。対して武尊はベスト・オブ・ザ・ベストで、世界レベルで戦ってきた。その彼もONEでチャンピオンになれるかは分からない。彼の階級は優秀な選手が揃っているから。でも、武尊は世界王者になれる可能性が十分にある。簡単じゃないことでも、過去5年間に戦ってきた選手達よりも可能性が高い。

ロッタン、スーパーレック、ハガティ、プエルタス、彼らとビッグファイトも控えている。彼らのなかで誰が武尊とONEで最初に戦うことになるのかは、まだ分からない。ただ、ここに名前を挙げた選手の誰もが武尊戦を熱望している」

──チャトリさんは大会を開いていくうえで、現状の力と過去の実績をどのようなバランスで評価しているのですか。

「それは実力だよ。話題性は必要だけど、一番重要なのは強さだ。ONEにとって、そこは絶対で。UFCでは時折り、逆転現象が見られる。ONEはベスト・オブ・ザ・ベスト、戦いが軸にあるんだよ」

──日本大会に関していえば武尊選手1人がイベントを背負うのではなく、現状のONEのロースターである日本人選手も必要になってくるかと。

「ケイト・ヤマキタ(山北渓人)は現状、最も世界王座に近い日本人選手だろう。彼にはそのチャンスがある。とても才能を感じる。日本人選手に力をつけて欲しい。そのためにONE Friday Fightsで、もっと日本人選手に戦ってもらう。それがONEとABEMAのプランだ」

──そのONE FFで戦った2人の修斗チャンピオン、澤田千優選手と安藤達也選手に関してはどのように評価をしていますか。ONE FNで戦う可能性というのは?

「ノー、まだだ。十分じゃない。アンドーは見ていて面白い試合をした。でも、チャンピオンになることを期待できるかといえばそうではない。アンドーよりも、サワダの方がそういう意味ではチャンピオンになれる可能性を持っているように思う。

アンドーのエキサイティングな試合は、ONEのファンにとっても求められているものだ。ただし、私はエキサイティングなだけでなくチャンピオンになれる力を持った選手を求めている。今回の彼の相手はトップファイターではなかった。その相手に負けそうになり、いやほぼ負けていた。あの勝利はラッキーだった。彼のファイティング・スピッツは見事だし、エキサイティングな試合だったのは確かだ。だから、またルンピニーで戦う機会を与えたいと思う。その時にはチャンピオンになれる力を持っていることをアンドーには示してほしい」

──押忍。チャトリさん今日は本当にありがとうございました。炎上商法でなく、情熱があのような発言になったことは理解しつつ、今後はもう少しファンを味方につけることができる発言が聞かれること期待しています(笑)。

「いや、ホント。私はオカアサンから、正直に生きろと言われてきたので。どうしても、正直になって、そして夢中になってしまうんだよ。もっと日本のファンの人達の気持ちを考えた発言とはどういうものなか、考えるようにしたい。今回の私の発言にネガティブな反応があり、それが苦い経験になることもあるだろう。でも、私への苦言あるからこそ、これからも成長できると信じているよ。今日はインタビューしてくれて、アリガトウゴザイマス」

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