カテゴリー
ABEMA MMA MMAPLANET o ONE Road to UFC SASUKE UFC アレアンドロ・カエタノ イ・ジョンヨン キック キム・ギョンピョ キム・ハンソル キャプテン☆アフリカ シャオ・ロン パク・ヒョンソン 中村倫也 修斗 内田タケル 堀内佑馬 宇佐美正パトリック 松嶋こよみ 澤田千優 野瀬翔平 風間敏臣

【RTU ASIA2022】準決でSASUKE×松嶋も?!トーナメント枠の怪……。Zuffaの推しは、どの国?

【写真】昨日の修斗後楽園ホール大会でケージの中からRoad to UFCへ意気込みを語ったSASUKE。また松嶋こよみも澤田千優のコーナーで後楽園にいた(C)MMAPLANET

23日(月・現地時間)、UFC ASIAより6月9日(木・同)、&10日(金・同)にシンガポール・インドアスタジアムで開催される、Road to UFC AIAの対戦カードと同時にトーナメント枠が発表された。

階級別に整理すると、対戦カードは以下のようになり全階級Fight Aの勝者とBの勝者、Cの勝者とDの勝者が準決勝で対戦する。

【フライ級】
Fight A
チェ・スングク(韓国)✖ラマ・スパンディ(インドネシア)
Fight B
チウ・ルェン(中国)✖ウォーレン・デルロサリオ(フィリピン)
Fight C
堀内佑馬(日本)✖トップノイ・キウラム(タイ)
Fight D
パク・ヒョンソン(韓国)✖ジェレミア・シレガー(インドネシア)

【バンタム級】
Fight A
風間敏臣(日本)✖クルムアリ・マイマイティトゥハティ(中国)
Fight B
中村倫也(日本)✖ググン・グスマン(インドネシア)
Fight C
シャオ・ロン(中国)✖キム・ミンウ(韓国)
Fight D
野瀬翔平(日本)✖ウリジブレン(中国)

【フェザー級】
Fight A
SASUKE(日本)✖イー・チャア(中国)
Fight B
松嶋こよみ(日本)✖ホン・ジュンヨン(韓国)
Fight C
シェ・ビン(中国)✖イ・ジョンヨン(韓国)
Fight D
ルー・カイ(中国)✖アンガ・ハンス(インドネシア)

【ライト級】
Fight A
パラチン(中国)✖キ・ウォンビン(韓国)
Fight B
アイリヤ・ムラトベク(中国)✖パワン・マーン・シン(インド)
Fight C
アンシュル・ジュビリ(インド)✖宇佐美正パトリック(日本)
Fight D
キム・ギョンピョ(韓国)✖アスクルバイ(中国)


フェザー級で初戦を順調に勝利すればSUSUKEと松嶋こよみが準決勝でぶつかる。このトーナメント枠は日本人UFCファンタ―の誕生を心から願うファンは残念、非情と思うしかないないだろう。

北米MMAのトーナメント戦は決勝で同国対決になること避けるパターンと、決勝に米国人を残す手法が見られるが、米国人のいないトーナメントでZuffaはどこの国の選手を推しているのか。フェザー級は中国人選手が3人、韓国人選手と日本人選手がそれぞれ2人、そしてインドネシア人が1名で構成されている。

バンタム級のように中国人選手が3人、日本人選手が3人、韓国とインドネシアが1人ずつなら、日本勢の風間と中村が初戦をクリアすれば準決勝で当たることは致し方ない。その一方で出場国が被っているのが韓国だけのフライ級ではチェ・スングクとパク・ヒョンソンは別の山に入り、同朋対決が実現したとしてもファイナルになる。

ライト級では中国勢が3名なので、彼らが準決で潰し合うのは必然だが、2名出場の韓国とインド勢は山が分かれている。その一方で──初戦が終わる前から、捕らぬ狸の皮算用ではないが、フェザー級のSASUKEと松嶋、バンタム級の風間と中村が準々決勝をクリアすれば、少なくともこの2階級で日本人のファイナル出場は確定し、UFCファイター誕生の可能性は高くなる。

シェ・ビン(C)Zuffa/UFC

いずれにせよMMAは個人種目、国別対抗戦ではない。UFC出場を目指す選手たちに対戦相手の国籍は関係なく、誰だろうが眼前の相手を倒すしかない。

そんなUFCへの出場権を賭けた戦いだが、契約を勝ち取った後を考えると昨年のコンテンダーシリーズで敗北を喫しているチロ・ルェン、シャオ・ロン、シェ・ビンとUFCで3戦3敗だったウリジブレンら中国勢に遅れを取るようでは話にならない。

彼らが勝ち残ると、アジア勢はこの程度という烙印を押されかねないだろう。そうなると、やはり日本勢の最大のライバルとなるのは韓国勢、そして注意を怠ることができないのが国際的な舞台デビューとなる他の中国勢だ。

フライ級では堀内はトップノイに勝てば準決勝でパク・ヒョンソンと当たることになるが、この後半の山の方が勝ち上がりは厳しいという見方は間違っていないだろう。バンタム級は風間の相手のクルムアリ・マイマイティトゥハティは未知数だが、風間のスタイルがハマれば参加選手全員を極めることは可能だ。

中村と戦うグスマンは、ONE MMAでの試合を見る限りウェルラウンダーでハイや右ミドルという蹴りを使いこなし、テイクダウンを奪うこともでる。ただし秀でているモノがあるかといえば、強力な武器は持っていない。アレアンドロ・カエタノにあの動きができた中村であれば、初戦突破はデフォルトだ。

野瀬はパワフルな打撃を受けた時に、どのように彼の体が反応するのか。地元福岡ではキック大会で、実戦特訓をしたこともある野瀬は、初戦を勝ち上がったとしても最難関のキム・ミンウが待ち受けることになる。

ライト級でパトリックが戦うアンシュル・ジュビリは、試合映像を見る限り打も倒も極もある。とはいえ対戦相手がインド勢でキャリア10戦以下の選手ばかり。その実力をどう判断して良いかの非常に難しい。

キム・ギョンピョ

そんなジュビリをクリアすると、パトリックに対しても、準決勝で待ち受けているのは韓国のキム・ギョンピョになるだろう。

キャリア13戦、10勝3敗。修斗ではキャプテン☆アフリカを110秒でパウンドアウトするなど、組んで寝かせての打撃が強く、試合が長引く削り合いにも強い。

日本勢対決、そして✖韓国と日本からのトーナメント・チャレンジャーにとって準決勝が山になるRoad to UFCだ。

■ROAD TO UFC AISA2022対戦カード

6月9日
Episode01

<Road to UFCフェザー級T準々決勝/5分3R>
SASUKE(日本)
イー・チャア(中国)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
パラチン(中国)
キ・ウォンビン(韓国)

<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
風間敏臣(日本)
クルムアリ・マイマイティトゥハティ(中国)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
チェ・スングク(韓国)
ラマ・スパンディ(インドネシア)

<ライトヘビー級/5分3R>
チャン・ミンヤン(中国)
トゥコ・タクコス(ウクライナ)

Episode02

<Road to UFCバンタム級T準々決勝/5分3R>
シャオ・ロン(中国)
キム・ミンウ(韓国)

<Road to UFCフェザー級準々決勝/5分3R>
松嶋こよみ(日本)
ホン・ジュンヨン(韓国)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
チウ・ルェン(中国)
ウォーレン・デルロサリオ(フィリピン)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
アイリヤ・ムラトベク(中国)
パワン・マーン・シン(インド)

<フライ級/5分3R>
ショーン・エチェル(豪州)
内田タケル(日本)

6月10日
Episode03

<Road to UFCフェザー級T準々決勝/5分3R>
シェ・ビン(中国)
イ・ジョンヨン(韓国)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
堀内佑馬(日本)
トップノイ・キウラム(タイ)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
アンシュル・ジュビリ(インド)
宇佐美正パトリック(日本)

<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
中村倫也(日本)
ググン・グスマン(インドネシア)

<女子ストロー級/5分3R>
ソ・イェダム(韓国)
ジョセフィン・クヌトゥソン(スウェーデン)

Episode04

<Road to UFCバンタム級T準々決勝/5分3R>
野瀬翔平(日本)
ウリジブレン(中国)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
キム・ギョンピョ(韓国)
アスクルバイ(中国)

<Road to UFCフェザー級準々決勝/5分3R>
ルー・カイ(中国)
アンガ・ハンス(インドネシア)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
パク・ヒョンソン(韓国)
ジェレミア・シレガー(インドネシア)

<ウェルター級/5分3R>
ジョン・アダハー(フィリピン)
キム・ハンソル(韓国)

The post 【RTU ASIA2022】準決でSASUKE×松嶋も?!トーナメント枠の怪……。Zuffaの推しは、どの国? first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
MMA MMAPLANET o Shooto Shooto2022#03 ブログ 久遠 澤田千優

【Shooto2022#03】澤田千優が久遠をドミネイト。テイクダウンから削って最後はRNCで仕留める

【写真】試合を経験するごとにMMAとしての完成度が高まっている(C)MMAPLANET

<インフィニティリーグ2022女子アトム級/5分2R>
澤田千優(日本)
Def.2R by RNC
久遠(日本)

サウスポーの澤田が前に出る。久遠は牽制の右ローと右前蹴り。澤田は久遠にケージを背負わせ、そのまま組みついてボディロックからテイクダウンを奪った。フルガードの久遠に対し、右ヒジと右パウンドを落とす澤田。久遠は下から足を利かせ、腕十字や三角を狙っていく。ポスチャーを保って久遠の仕掛けを防ぎながら、澤田がパンチを落としていく。左ストレートを上下に散らす澤田。そのままケージに押し込んで左右の鉄槌やパンチを叩き落としていく。

久遠は澤田の左腕を取って腕十字を狙うも、これを外した澤田が立ち上がる。久遠も柔術立ちでスタンドに戻るも、すぐに澤田が再びグラウンドに持ち込んだ。サイドからパンチとヒジを打ち込んでいく澤田。久遠はハーフガードに戻した。しかし、しっかりと抑え込んだ澤田が左右のヒジを当てていく。相手の左腕を巻き込んだ澤田が、袈裟固めからパンチを落とし続ける。残り10秒でマウントを奪い、そのままエルボーを落として初回を終えた。

最終回、澤田のシングルレッグをスプロールした久遠だが、右ハイをキャッチされてグラウンドへ。スクランブルに持ち込むも、澤田がバックマウントへ。そして右腕を久遠の首に回し、RNCでタップを奪った。

勝ち点3を加えて合計5点となった澤田が、インフィニティリーグでトップに躍り出た。


The post 【Shooto2022#03】澤田千優が久遠をドミネイト。テイクダウンから削って最後はRNCで仕留める first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
MMA MMAPLANET o Shooto Shooto2022#03   キック サンチン ボクシング 中村未来 久遠 修斗 剛毅會 大竹陽 小野島恒太 川北晏生 新井丈 澤田千優 石井逸人 藤井伸樹 黒澤亮平 齋藤翼

【Shooto2022#03】久遠と対戦──澤田千優「レスリングと空手が結びついて動きやすくなっています」

【写真】 取材後、「レスリングで勝ちなさい。ただし澤田千優のレスリングにはパンチと蹴りがある」と岩﨑氏がいえば、AACCの阿部裕幸代表が「それが古代のパンクラチオン」と言葉を続けた(C)SHOJIRO KAMEIKE

22日(日)、東京都文京区の後楽園ホールで開催されるShooto2022#03で、澤田千優が久遠と対戦する。

キッズから高校、大学とレスリングで活躍し、兄・龍人の後を追ってMMAに転じた澤田千優。プロ3戦目を前に、MMAファイターとして打撃の成長のために取り組む剛毅會空手の稽古後に、初インタビューを試みた。


――千優選手がアマ修斗で勝った時に、お兄さんの龍人選手が「大学も出ているのだし、MMAなどせずに普通に働いてほしい」と言っていました。千優選手はなぜMMAをしようと思ったのですか。

「大学を卒業してからMMAをしたくなったわけではなくて、中学の時からなんです。AACCでずっと身近に藤井(恵)さんや(浜崎)朱加さん、勿論りゅうりゅうがいたから……というのはあります」

──りゅうりゅうというのは、龍人選手のことですね。

「ハイ。上にもお兄ちゃんがいて……真ん中のおにいちゃんのことはりゅうりゅうって呼んでいます」

──……なるほど。そして龍人選手の影響もあり中学の時から、MMAはしたかったと。

「ハイ。高校に進学せずにMMAをやりたいと両親に伝えたら『バカなことを言わないで。勉強ができないんだから、レスリングで高校に行きなさい』と説得されました。それにMMAでトップにいくには、レスリングでしっかりと頑張られないと中途半端になっちゃうから、レスリングで行けるところまで行こうと思ってレスリングの方に進みました。

でも節目になるとMMAがやりたくなって。『MMAをしたいから大学には進みません』と言った時も家族会議をして、やっぱり『レスリングで行けるところも行くべき』という風に説得されました。そこまでやり切ったら、私もMMAでレスリングを生かしきれるんじゃないかなって思いました」

──結果、レスラー人生で全日本2位、全日本学生2位、社会人優勝、アジアジュニア2位など輝かしい結果を残しています。

「でも大学を卒業してからは就職して……。今も働いているところなんですけど、『やっぱりMMAをやりたいんだよね』って一番上のお兄ちゃんに相談したら『今からでも遅くないじゃない?』って言われて。もちろん、りゅうりゅうは反対しているので、そのことも伝えても『アイツのことなんて放っておけ。自分の人生だし、関係ないよ。他に誰が反対している?』と言ってもらえたので頑張ろうって思いました」

──大学までレスリングを続けているとMMAに転じても運動神経と体力、それとレスリングの技術だけでそこそこ行けることはなかったですか。

「それこそレスリングを軸に戦うと、アマ修斗で勝てました。でも、もっと強い人達と練習しているので、そんなに甘くないことは自分でも理解しています。りゅうりゅうがやられていたり、他のレスリング上がりの人も練習でやられているのを見ているので。レスリングだけじゃ勝てないから、岩﨑先生に打撃を習うようになりました(苦笑)。

レスリングはこのままキープで良いので、MMAができるようになりたいです。打撃は全く知識がないですし、見様見真似でやると何も理解できない。だから、ちゃんと教えてくれる人が私には必要だと思って……。でも一から学ぶ……腑に落ちるというか、納得できる伝え方をしてもらえないと全然身にならなくて」

──ボクシングやキックボクシングを習うことが主流だと思いますが、そこで剛毅會の空手を習おうと思ったのは? サンチンをやっていると白い目で見られることもあるかと思います。

「先生が時々、教えてくれてことが腑に落ちて。先生に教われば間違いないかなと思いました。空手を学ぶことは全く抵抗なかったです。一番近くにいる先生でしたし」

──効果の程を何も疑うことなく?

「ハイ」

──なるほど、それは身に付きやすいですね。他の打撃の経験がある方が、岩﨑空手は素直には入ってこないかと思うところもあるので。

「先生はレスリングも好きなので、レスリングの動きでアドバイスをしてくれたり、そこはとても入ってきやすいです」

──腑に落ちて、身についているという実感はありますか。

「拳(ケン)の強さとか、体重の乗せ方という部分で感じられます。レスリングと空手は似ていないんですけど、結びついて動きやすくなっています」

──去年の11月の中村未来戦での左の突きを見た時に、あれっ……剛毅會空手だと思いました。

「あの時はもう指導を受けていました(笑)。あれは観客席から『止まれ』、『手だけ伸ばせ』って先生の声が聞こえて。『動くな』と。その声に従っただけなんですけど、あとから『基本稽古をやっていないと出ない動きだから』と説明してもらいました。

その後に下がって打つというのを教わったのですが、あの時は止まって打つことを稽古していました。その止まって打つのから、距離を取って少し下がって打てるようになってきまいた。きっと他の打撃を知らないので、体に入りやすかったと思います。

それにやっていると、レスリングと空手が近くなってきたような気がします。距離感は違うのですが、私はボクシングとかキックのように打撃を打とうとすると、重心が上がってフワフワしてしまうんです。『フワフワ』するなって先生に指摘されます。その時はテイクダウンもダメで、蹴りもダメなんです。

でもレスリングでテイクダウンに入れる構えだと、空手の突きがスッと出て。足もパッと強いのが出せて……『あっ、こういうことだ』と身に入ってきました」

──対戦相手の久遠選手、あの優秀なストライカーを相手にMMAで戦ううえで自信の方は?

「今、教えてもらっていることを出せたら間違いはない。間違ったことを教えてもらっているのではないので、間違ったことはしない。そういう自信はあります。もちろん、勝つんですけど。間違っていない自信はあるので、そこを如何に試合で出せるか。

MMAの経験値が違うので、何をしてくるのか分からない怖さはありますが、試合の経験数は自分もレスリングをずっとしてきたので……。MMAは2試合しかやっていないので、それでも緊張してしまうと思うけど、教えてもらったことがちゃんと出せれば間違いはないという自信はあります」

──ところで下らない質問ですが、龍人選手をライバル視していますか。

「舐められたくないというのはあります。誰も言わないけど、りゅうりゅうが一番格好良いと思っていて大好きだし。だから舐められたくないし、負けたくない。格好良いところを見せたいです。りゅうりゅうに恥ずかしくない戦績を残したいと思っています。

まだ認めてもらえていないというのを感じているので、もっと頑張らないといけないと思います」

──では最後に、次の試合でどのようなMMAを見せたいと思っているか意気込みの方をお願いします。

「まだ3戦目で、MMAというには不十分ですけど、やっていることをしっかりと出して──少しでも前の試合より成長したなと思えるように頑張ります」

■視聴方法(予定)
5月22日(日)
午後5時50分~ Twit Casting LIVE
             
■Shooto2022#03

<修斗環太平洋バンタム級選手権試合/5分3R>
[王者] 小野島恒太:61.2キロ
[挑戦者] 石井逸人:61.2キロ

<ストロー級/5分3R>
新井丈:52.2キロ
黒澤亮平:52.2キロ

<バンタム級/5分3R>
藤井伸樹:60.9キロ
齋藤翼:61.25キロ→61.2キロ

<インフィニティリーグ2022女子アトム級/5分2R>
久遠:47.6キロ
澤田千優:47.4キロ

<ストロー級/5分2R>
木内“SKINNYZOMBIE”崇雅:52.2キロ
阿部マサトシ:52.2キロ

<バンタム級/5分2R>
榎本明:61.1キロ
ガッツ天斗:61.0キロ

<フライ級/5分2R>
大竹陽:56.7キロ
須藤晃大:56.7キロ

<バンタム級/5分2R>
伊集龍皇:61.2キロ
川北晏生:61.2キロ

The post 【Shooto2022#03】久遠と対戦──澤田千優「レスリングと空手が結びついて動きやすくなっています」 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
Interview J-CAGE Shooto2022#03 ブログ 久遠 澤田千優

【Shooto2022#03】澤田千優と対戦、久遠「次の試合が最後じゃない。1年後に完全に距離感を掴めるよう」

【写真】これだけ自己分析ができているのだから、格闘IQは相当に高いはず (C)SHOJIRO KAMEIKE

22日(日)、東京都文京区の後楽園ホールで開催されるShooto2022#03で、渡辺久江改め久遠が澤田千優と対戦する。
Text by Shojiro Kameike

2002年にスマックガールでプロデビューした久遠は、2007年のゲンカーム・ルークチャオポーカム戦を最後に、MMAから離れていた。2010年にはキックボクシングやシュートボクシングのリングに立ったものの、2011年から再び戦いの舞台から姿を消すことに。2016年にはMMAに復帰し、WSOF CGとVTJで2試合を戦ってから6年――キックボクシングの試合を経て修斗に出場した久遠に空白の5年と現在、そして今後について訊いた。

なお、本日21日(土)行われた計量前に杉本恵と対戦予定だった須恵樹季が、体調不良で搬送され女子ストロー級2回戦は中止となった。


――試合を5日後に控えた久遠選手です(※取材は5月17日に行われた)。

「どうも! お久しぶりです!!」

――格闘技ファンにとっても、渡辺久江改め久遠選手のインタビューは久々となるかと思います。久遠選手は昨年キックボクシングの試合で復帰し、今年に入ってケージでMMAの試合を行いました。MMAとしては2016年6月のVTJ(イ・イェジとドロー)から昨年まで、この5年間は何をされていたのでしょうか。

「VTJのあとも試合が決まっていたんですけど、実はその時に妊娠していることが分かって。出産したあと……ご察しのとおり離婚して、ドタバタしていました。実家に戻ってから落ち着いてきたので、何をしようかと考えたら、私には格闘技しかなかったということです」

――そうだったのですか。昨年11月にで久遠選手の修斗出場が発表されたとき、お子さんを連れられていたので驚きました。

「アハハハ。格闘技については、まだできるっていう気持ちが強かったので。だから何をするにしても、まずは格闘技をやってから考えようと」

――お子さんが生まれるまでは、格闘技の試合を見ることはあったのでしょうか。

「一切見ていなかったです。見ていると、格闘技をやりたくなっちゃうんですよね。すると、もどかしさというか、羨ましさというか……。今はRIZINに女子選手が出ているじゃないですか──父は格闘技が好きなので、テレビで見ているんですよ。すると私の目にも入ってくるし、知り合いからも連絡が来るわけです。そうやって格闘技界に関する情報は入ってくるんだけど、自分から見ることはなかったです」

――お知り合いから「RIZINに出ないの?」といったような連絡が来るのですか。

「それもあるし、あとは『久江ちゃんは、もう無理だよね』、『RENAって、チョー強くない?』とか。全然見ていないからって答えるんですけど、ちょっと見てみると、私もやれると思ったりして。そうなると余計に――格闘技したい、羨ましいって妬みの感情も生まれちゃうので、一切見ないようにしていました」

――久遠選手がプロデビューした2002年から、一度試合から遠ざかる2007年までは、地上波放送でMMAの試合が流れても、そこで女子の試合が行われることはありませんでした。なかには地上波テレビ局が、女子選手が殴り合う試合を放送したくないという方針だったという話も聞いています。その時代を経て、地上波でも女子の試合が流れるような現状については、どのように感じていますか。

「海外については裾野が広がったじゃないですか。日本だと浜崎さん? ……申し訳ないんですけど、あまりよく知らなくて」

――浜崎朱加選手がインヴィクタ世界後無休王座を獲得したのが2015年です。久遠選手にとっては、まったく絡んだことのない世代ですよね。

「そう考えると行き着くのは、私の甘さなんですよ。もっと自分が格闘技を追い求めていたら、その間も続けていたでしょうし、海外にも興味を持っていたかもしれない。時代は動いていたのに、私は動いていなかったわけで。でも今は、私の階級も海外で試合が行われているじゃないですか。選手も増えて、カッコいい選手も多いし。逆に国内は、私が出ていたスマックガールと同じ道を辿っているようにしか見えなくて」

――えっ、どういうことでしょうか。

「MMAをやっていない選手が、いきなりMMAをやって注目される。MMA選手×キックボクシング選手の試合をMMAでやるとか。それは地上波で放送されるか、されていないかの違いも大きいとは思うけど……。そういうのを見ていると、私もまだ戦えるんじゃないかなって。海外でも試合がしたいです。ただ、年をとって殴り合いはしたくない(笑)」

――1月の加藤春奈戦では、相手の左ジャブをもらって口から出血していましたが……。

「あの時ね、完全に試合勘がなくなっていて、なぜこんなにパンチをもらうのかなって自分でも思っていたんですよ。でも次の試合は、そんなことはないと思う。この間のキックの試合(3月に宮城でKARENと対戦してドロー)は、ちゃんと戦えていたから」

――加藤戦では、相手のパンチに対して反応できていない面がありました。その原因が試合勘だったとすれば、この4カ月で解消できたということですか。

「私の中では重心の問題で、動けるスタンスと動けないスタンスがあるんですよ。正直、今もそこは100パーセントにはなっていないです。まだ試合の緊張感が影響すると、ちょっとブレていたりするけど、ガッチリ合ったら昔以上に良いパンチや良い蹴りを打てる状態にはなっているので。

それに、次の試合が最後じゃないから。口から血を流そうが、目の上がパックリ切れようが、次の試合は勝てばいい。試合をこなしていって、1年後には完全に距離感を掴めるようになっていればいいかなって。

それでも……千優ちゃんって呼んじゃうけど、千優ちゃんをKOできると思っていますよ。そこで距離感が合わなかったらどうしよう、とか考えても仕方ないから。試合中にビビったら、完全に相手に飲まれて悪い展開になっちゃうし」

――距離感でいえば、ケージでレスリングベースの選手と対戦するのは、今回の澤田戦が初めてではないですか。

「そうなんですよ。ケージで戦ったのも、2016年のWSOF GCとVTJだけでしたからね。でも相手のタイプは気にしていなくて。今、そんな対策ができるような練習環境じゃないから」

――今はどのような環境で練習しているのですか。

「所属しているキックボクシングジム(ZERO)で打撃をやっていて、ねわざワールド宇都宮で柔術の練習に参加させてもらったりしています。コロナ禍じゃなければ東京に行って練習したいんですけど……。ただ、そういう出稽古じゃなく、日常的に練習したくて。今はチケットを売ったり、ツイキャス中継を買ってもらって入ってきたお金を、生活環境と練習環境に費やしたいですね」

――2010年ごろまでの久遠選手を考えると、当時とは全く違う環境にあるのですね。

「当時は一切何も考えていなかった。子供が生まれるまで、その日暮らしだったから。今は子供のためにも、チケットが売れるような選手にならなきゃいけないので。あとはルンピニーとか海外の試合にも出たいし」

<この項、続く

■視聴方法(予定)
5月22日(日)
午後5時50分~ Twit Casting LIVE
             
■Shooto2022#03

<修斗環太平洋バンタム級選手権試合/5分3R>
[王者] 小野島恒太:61.2キロ
[挑戦者] 石井逸人:61.2キロ

<ストロー級/5分3R>
新井丈:52.2キロ
黒澤亮平:52.2キロ

<バンタム級/5分3R>
藤井伸樹:60.9キロ
齋藤翼:61.25キロ→61.2キロ

<インフィニティリーグ2022女子アトム級/5分2R>
久遠:47.6キロ
澤田千優:47.4キロ

<ストロー級/5分2R>
木内“SKINNYZOMBIE”崇雅:52.2キロ
阿部マサトシ:52.2キロ

<バンタム級/5分2R>
榎本明:61.1キロ
ガッツ天斗:61.0キロ

<フライ級/5分2R>
大竹陽:56.7キロ
須藤晃大:56.7キロ

<バンタム級/5分2R>
伊集龍皇:61.2キロ
川北晏生:61.2キロ

The post 【Shooto2022#03】澤田千優と対戦、久遠「次の試合が最後じゃない。1年後に完全に距離感を掴めるよう」 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
MMA ONE Shooto Shooto2021#07 キック 中村未来 澤田千優

【Shooto2021#07】渡辺久江も参戦決定のリーグ戦で、まずは澤田千優がTDで中村未来を制する

【写真】1Rは打撃で不利になりながら、2Rにテイクダウンを盛り返した澤田が勝利(C)MMAPLANET

<インフィニティリーグ2022女子アトム級/5分2R>
澤田千優(日本)
Def.2-0:20-18.20-18.19-19.
中村未来(日本)

試合前、今回のインフィニティリーグに渡辺久江のMMA復帰&参戦が発表された。

澤田が距離を詰めて、右ミドルを繰り出した中村にダブルレッグを仕掛ける。これをカットした中村はパンチとサイドキックで距離を取るも、澤田は再び組み付き、右腕を差し上げて中村をケージに押し込んでいく。離れた中村は左ロー。澤田が近づいてくると左右のフックを返していく。打撃がなく組んでいくためか、澤田は優位な体勢で組み付けない。しかし中村をケージに押し込むと、近い距離で右ヒジを繰り出しながら、ダブルレッグでテイクダウンを奪った。

中村が立ち上がると、左足へのシングルに切り替えた澤田。グラウンドには持ち込めなかったが、そのまま中村をケージに押し込み、中村が足を使って離れるところに打撃を見せる。距離ができると中村のパンチと蹴りが活きるなか、中村が左クロスを狙う。澤田は右手で中村の首を抱えて左ヒジを狙う。さらに、こかされた中村に澤田が左の蹴りを当ててしまったため、レフェリーの注意が入る。再開後、すぐに距離を詰めて中村をケージに押し込んだ澤田が、腰投げでグラウンドに持ち込む。しかし中村もすぐに立ち上がった。

最終回、距離を詰める澤田に対し、中村は尻もちを着く。ここで組んだ澤田が、立ち上がる中村をケージに押し込み、首投げで倒していく。しかし中村はすぐに立ち上がる。中村のワンツーに対し、澤田はインサイドから右を狙う。中村の左ストレートに対し、澤田も左を返す。さらに中村の左ストレートがクリーンヒットするが、打ち終わりに澤田が組み付いてボディロックから中村に背中を着かせた。そのまま澤田が中村をケージに押し込み、ここでも中村が立ち上がる。

中村の立ち上がり際にアームインギロチンを狙った澤田。首を抜いた中村を、ダブルレッグでテイクダウンした澤田が、立ち上がる中村を再びダブルレッグでグラウンドに引きづりこむ。中村は立ち上がれないとみるや、澤田の足を取ってヒザ十字へ。これは極まらず、澤田がサイドバックからパウンドを連打。最後は立ち上がる中村をケージに押し込んでいった。

判定はジャッジ2人がフルマークをつけて、澤田の勝利を支持。澤田はこれがプロ初勝利となった。


The post 【Shooto2021#07】渡辺久江も参戦決定のリーグ戦で、まずは澤田千優がTDで中村未来を制する first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
J-CAGE Report Shooto2021#03 ブログ 小生由紀 澤田千優

【Shooto2021#03】澤田龍人の妹・千優がTDを奪うも小生由紀が下から十字・三角絞めを狙い続けドロー

<女子スーパーアトム級/5分2R>
小生由紀(日本)
Def.0-0:19-19.19-19.19.
澤田千優(日本)

開始早々、前に出たのは澤田。サウスポースタンスからダブルレッグで、いきなりテイクダウンを奪った。小生はハーフガードからフルガードへ。トップの澤田は腰を上げて強烈なパウンドを落とす。離れた澤田は背中を着けている小生の足を蹴りながら、再びガードの中へ。相手の腕を抱え、足を上げていく小生。そして澤田の左腕を取って腕十字を仕掛ける。これは極まらず、腕を抜いた澤田は立ち上がる。

ガードの中に入った澤田はパウンド。ケージ際で相手の頭を抱えて抑え込む。小生は腰を上げた澤田の顔面にパンチを放つ。そのパンチを食らいながら、澤田はパウンドを連打。終了間際に澤田の腕を狙った小生だったが、これも極まるには至らなかった。

最終R、小生の右目上に大きなコブが見られる。開始直後に澤田がテイクダウン。ケージ際へ相手を持っていく。ケージに押し込められた小生は下から三角絞めへ。澤田は体を捻って逃れようとするも、小生は三角の体勢をキープする。しかし澤田はこれを耐え、頭を抜いて立ち上がる。立ち上がった澤田の顔面へ、カカトで蹴っていく小生。

澤田はケージ際で小生のガードの中へ。ややペースはペースは落ちたが、それでも相手をケージに押し込み、パンチを浴びせていく。小生も、澤田の顔が上がると顔面を蹴り上げる。残り10秒でお互いにパンチを連打したところで試合終了のブザーが鳴った。

判定はジャッジ3者とも19-19をつけ、ドローとなった。

The post 【Shooto2021#03】澤田龍人の妹・千優がTDを奪うも小生由紀が下から十字・三角絞めを狙い続けドロー first appeared on MMAPLANET.