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榊原信行CEO「ONEとは興行戦争にならないですよ。タダ券配ってるんだから」

戦争の近現代史 日本人は戦いをやめられるのか (幻冬舎新書) [ 保阪 正康 ]


 『RIZIN LANDMARK 9 in KOBE』の追加対戦カード発表記者会見後の囲み取材で榊原信行CEOが先日開催された『ONE 165: Superlek vs. Takeru』について以下のコメント。

「武尊という選手は本当にリスペクトに値すると思います。しかしその半面、あそこまでさせるべきじゃないんじゃないかなとも思いました。あまりに代償が大きい。ただ武尊って、ああいう選手なので致し方ないかなと。すごい選手。日本であそこまで極める選手がいることを誇りに思います」

 だが、その後は厳しい言葉が続いた。ONEのチャトリ・シットヨートンCEOは今後も定期的に日本大会を開催することを明言。年内にも、もう1大会行うとしている。これを受けて今後、ONEとRIZINで〝興行戦争〟になる可能性があるか問われると「戦争にならないですよ。タダ券配ってるんだから。戦争するなら力をつけてかかってこないと」と切り捨てた。

 さらに青木真也と対戦予定だったセージ・ノースカット(米国)が、当日になってトレーナーの1人がセコンドにつけなくなったことを理由に出場を拒否。青木の対戦相手がジョン・リネカー(ブラジル)に変更されたことに「説明として『こういうことがあって…』というのをしっかり公表するべき。当日ちょろっと発表するだけでは、お客さんがプロモーションに不信感を持っちゃうから」と〝ダメ出し〟。さらにその対応について「セコンドがいなくて試合しないなんて、僕なら許さない。逃げたのかなと思われても仕方ない。出ないにしても、本人がリングに上がって謝るべき。こういうのってちゃんとやらないと、臆測が臆測を呼んでボロクソに言われるので」とバッサリだ。

 どちらかというとチャトリ・シットヨートンCEOの方が口が悪い印象がありますが、久しぶりに榊原CEOが言い返した感じです。続きを読む・・・
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【RIZIN】榊原信行CEO 「タダ券配っている」とONEを一刀両断!

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昨日行われたRIZIN LANDMARK.9 in KOBEの追加対戦カード発表記者会見。その中でのRIZIN榊原信行CEOの ONEに対する辛辣なコメントが話題になっています。

定期的に日本での大会を開催する事を発表しているONEについて興行戦争になるかという質問に対して「興行戦争にはならないと思います。戦争にならないです。楽天でタダ券配ってるんだから戦争じゃないじゃない。だから、プロモーションとして戦争する気があるんだったら、もっと力をつけて僕らにかかってこないと、負けないですよ」と一刀両断に切り捨てました。

PPVの画面越しには思っていた以上に集客していたように見えましたが、まさかタダ券をバラ撒いていたとは。。。SNSでも購入したチケットが振り替えで後方になったという声や会場に入るまで長時間を要したなどの不満が寄せられていましたが、本当にタダ券を配っていたとしたら、チケットを購入したファンはやってられないでしょう。おまけにONE日本大会のチケットを独占販売した楽天チケットのホームページの操作性の悪さたるやもう。。。思い出したくもありません。

さらにセコンドが就労ビザを取っておらず、それを理由に欠場したセージ・ノースカットもバッサリ。「僕なら許さないですけどね。だいぶ前にUFCを辞めて契約してから、2回くらいしか試合してないじゃないですか。逃げたのかなと思われても仕方ないと思いますし、だったら本人をリングに上げて、本人が謝るべきだと思う」と語りました。

確かに。。。日本のプロモーションなら出場出来なくなった選手がリング上からお詫びする場面をよく目にします。その良し悪しは別にして、その記憶があるがゆえに、ノースカット欠場のアナウンスはあまりにも淡白で唐突に感じたのは私だけではないようです。

RIZINなら少なくとも榊原CEOがリングに上がって怒号が響こうが、罵声を浴びさせられようが、経緯の説明をして、最大限の理解を求めると思うんですけどね。これがONEとRIZIN、チャトリとバラちゃんのスタンスの違いか。

チケットの件やノースカットのドタキャン、さらにはK-1に対する不義理な態度など、久しぶりの日本大会で露見した様々なONEの問題。今回は武尊の身を削るような闘いぶりや代打をかって出たジョン・リネカー、それに応えた青木真也の漢気に助けられましたが、今後どう対応していくかが、継続開催に影響するのは間違いないでしょう。反転攻勢か、撤退か。ONEの動向が気になります。
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【細バレ討論】海外志向の選手に疑問!なぜRIZINを目指さない!?格闘技冬の時代に直面した男によるお節介な愛のメッセージ!

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細川バレンタイン / 前向き教室
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VITASさんのCMに『細川バレンタインの前向き教室の視聴者さんが作ったBGM』を使用させていただいてます!

第11試合 メインイベント ONEキック・フライ級(61.2kg)チャンピオンシップ 3分5R
スーパーレック・ギャットムーカオ[キアトモー9](タイ/ギャットムーカオジム/王者、ONEムエタイ同級1位、元ルンピニー認定スーパーフライ級&バンタム級王者)※2度目の防衛戦
武尊(team VASILEUS/挑戦者、ISKA K-1ルール世界ライト級王者、KGPライト級王者、元K-1スーパー・フェザー級・フェザー級・スーパー・バンタム級王者、元Krushフェザー級王者)

第10試合 コーメインイベント ONEサブミッショングラップリング・ライト級(77.1kg)チャンピオンシップ 10分1R
ケイド・ルオトロ(米国/Atos/王者)
トミー・ランガカー(ノルウェー/Wulfing Academy/挑戦者)

第9試合 MMA ライト級(77.1kg) 5分3R
青木真也(フリー/元王者)
セージ・ノースカット(米国/チーム・アルファメール)

第8試合 特別ルール 187.25ポンド(84.94kg)契約 3分3R
秋山成勲(チームクラウド)
ニキー・ホルツケン(オランダ/チーム・ホルツケン・ヘルモン/元GLORYウェルター級(77kg)王者)
※オープンフィンガーグローブを着用し、1R目はボクシング、2R目はムエタイ、3R目はMMAで争われる。決着はKOまたは一本のみで、時間切れの場合はドローとなる。

第7試合 キック 156.5ポンド(70.99kg)契約 3分3R
マラット・グレゴリアン(アルメニア/ヘマーズジム/フェザー級(70.3kg)2位、元K-1スーパー・ウェルター級(70kg)王者、元GLORYライト級(70kg)王者)
シッティチャイ・シッソンピーノン(タイ/シッソンピーノンジム/フェザー級(70.3kg)3位、ONEムエタイ同級2位、元GLORYライト級王者、元ルンピニー認定ウェルター級王者)

第6試合 MMA フェザー級(70.3kg) 5分3R
ゲイリー・トノン(米国/イヴォルブMMA/チーム・ヘンゾ・グレイシー/1位)
マーティン・ニューイェン(オーストラリア/ベトナム/キルクリフFC/3位)

第5試合 MMA 女子アトム級(52.2kg) 5分3R
平田 樹(フリー)
三浦彩佳(TRIBE TOKYO MMA)

 ~開会式~

第4試合 MMA フライ級(61.2kg) 5分3R
ダニー・キンガット(フィリピン/チーム・ラカイ/2位)
若松佑弥(TRIBE TOKYO MMA/4位)

第3試合 キック ヘビー級 3分3R
ラーデ・オパチッチ[Rade Opacic](セルビア/KBKSチーム)
イラジ・アジズプール[Iraj Azizpour](イラン)

第2試合 MMA ストロー級(56.7kg) 5分3R
ボカン・マスンヤネ(南アフリカ/Coach Quan University/2位)
山北渓人(リバーサルジム新宿Me,We/元パンクラス・ストロー級王者)

第1試合 MMA ストロー級(56.7kg) 5分3R
箕輪ひろば(STF/3位、元修斗世界ストロー級王者)
グスタボ・バラート(キューバ/アメリカン・トップチーム/4位)

ジョビンチャンネルメンバーシップ(月額490円)
https://m.youtube.com/channel/UC6xWdI4q2dna1ye-ZQJBLiw/join

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【ONE】武尊 腿が筋断裂して歩けない事を告白!


先週末に開催されたONE165のメインでスーパーレック・キアトモー9に判定負けを喫した武尊。リング上でマイクを持って号泣し、「僕が出来るのはここまでです。これ以上の身体を僕は作れません。今日集まってくださってありがとう。僕を信じてずっとついてきてくれた皆さん、ありがとうございました」と引退を示唆するコメントを残しました。

ファンや関係者が騒然となる中、翌日には自身のX(旧Twitter)を更新。「腿は筋断裂、今は歩くことも出来ないし、何も考えれないけど、しっかり前向いて生きます」とつぶやき、スーパーレックのローキックで真っ赤に腫れ上がった自身の右足の写真をアップしました。

直視できないほどの大怪我。あれだけローをもらったらこうなるのか。スーパーレックの攻撃力の凄まじさを改めて思い知らされました。

それでもボディの連打でスーパーレックを棒立ちにしてダウン寸前に追い込んだ武尊の攻撃力も紛れもなくホンモノ。負けはしたものの、流れてしまったロッタン戦も含めてまだまだONEで試合が見たいというのが率直な感想です。

ただ、それはもう外野の無責任なつぶやき。あれだけのローをもらっても前に出続けた武尊は燃え尽きた、やり尽くしたと感じるのも当然でしょう。簡単に続けてくださいと言えないくらい鬼気迫るものがありましたもん。

今はまず怪我を治して心身ともにリフレッシュしてほしい。その上で引退するのか、現役を続行するのか、ゆっくり決断してもらえたらなと。どんな決断を下したとしても全面的に支持出来る。。。それくらいスーパーレックとの試合は説得力がありました。
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【ONE】セージ・ノースカット セコンドのビザ問題で急遽欠場!


スーパーレック×武尊の激しい攻防に三浦彩佳の執念を感じる試合運びなど大いに盛り上がったONE 165: Superlek vs. Takeru。その中でもハプニング中のハプニングだったのが青木真也と対戦する予定だったセージ・ノースカットの欠場。

大会が進む中、第6試合の終了後、ノースカットの欠場が場内アナウンスが。。。さらに代役としてリザーバーとして待機していたジョン・リネカーが青木と対戦する事が発表されました。2試合後に本番が迫ったタイミングでの欠場発表。これほど切羽詰まったリリースが今まであったでしょうか。しかも、この時点ではノースカットの欠場の理由は発表されておらず、ファンのモヤモヤが蓄積する中で試合が行われました。

その後、ONEのチャトリ・シットヨートンCEO、ノースカットのコメントで事の顛末が判明。以下、チャトリCEOのコメントをゴング格闘技さんから抜萃です。

「プレリミナリーの試合中にセージから電話があり、セコンドの一人がビザを持っていなくて、すでに飛行機に乗ってしまったと。ユライア・フェイバーはビザがあったが、もう一人はないとのことで。セコンドがいないまま試合は出来ませんと言って試合をすることをやめたと言われた」

さらにSNSでのノースカットのコメント。
「私のコーチ2人とギリギリのビザの問題があり、彼らは今米国に戻っているところです。ONE Championshipは、私の代わりに柔術世界チャンピオンのコーチを与えることで助けることを申し出たが、キャンプ全体をトレーニングしたコーチたちと一緒にいなければ、史上最高のMMAサブミッションアーティストと対戦することはなかった」

ノースカットのセコンドが就労ビザを取得していない事が直前で判明し、ノースカットは青木対策を練ってきたセコンドなしでは戦えないと直訴してキャンセルが決まったようです。

就労ビザの取得と確認が選手サイドの責任か、主催者が確認すべきだったのかはさておき、明らかな不手際であり準備不足。日本人ファンにとってのビッグカードが消滅しかけた責任の所在はうやむやにはするのは勘弁願いたい。少なくともノースカット陣営には厳正な処分を下すべきでしょう。

そしてONEの主催者側もしかり。大会前には選手のオファーを巡ってK-1陣営から厳しい指摘を受けたばかり。マッチメイクを見ても、ブランクのある秋山成勲に不慣れなボクシングルールの試合をオファーするなど、不可解な動きが目につきます。これは運営体制、管理体制が瓦解しかけている一幕なのか。今後も日本で興行を続けていくつもりなら早急に立て直しを図るべきです。

しかし、今回の窮地を救ったのは、これ以上ないスクランブル出場を決断したジョン・リネカー、苦悩の末に試合を受けた青木真也に他なりません。2人の英断がなければ有明アリーナは大ブーイングの嵐でSNSも大荒れに荒れたはず。ONEとチャトリは2人に足を向けて寝られませんよ。小言が止まらなくなりそうですが、何はともあれイベントを救ったリネカーと青木に最大級の拍手を!
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【ONE165】武尊が3Rにボディで猛攻も、凌いだスーパーレックが右ロー・ヒザ蹴りで攻め続けて判定勝利

【写真】大激闘。しかし武尊、及ばず(C)MMAPLANET

<ONEキックボクシング世界フライ級選手権試合/3分5R>
[王者] スーパーレック・ギアットムーガーオ(タイ)
Def.3-0
[挑戦者]武尊(日本)

スーパーレックがジャブと右ロー、武尊も左ミドルとインローを蹴り返す。お互いに右ローを蹴り合うと、スーパーレックがパンチをまとめて右ローにつなげる。武尊は右カーフを蹴るが、スーパーレックが右ローと右ハイキックを蹴る。武尊はスーパーレックの右ローをバックステップでかわし、右カーフを蹴る。じわじわと前に出ていく武尊。スーパーレックはワンツーから右ローで前進。武尊は下がりながら右カーフを蹴り返すが、スーパーレックが右ボディで武尊をロープに下がらせた。

2R、スーパーレックがジャブからワンツーと右ロー。スーパーレックはこのジャブを起点に攻撃を組み立て、右ローと右ミドルを当てる。武尊はガードを上げて距離を詰めて左ボディ、そして右ストレートを打ち込む。スーパーレックが右ローを蹴ると、すぐに右ストレートを打ち返す武尊。スーパーレックは左のヒザ蹴りと右ロー、武尊は右カーフを蹴って前進。スーパーレックのジャブに右ストレートを打ち返し、スーパーレックをコーナーに詰めると左フックを当てる。

3R、スーパーレックはジャブから右ロー。武尊はそのローをキャッチして左ボディを打ち込む。右ローで前に出るスーパーレック。武尊は右カーフを蹴って、スーパーレックのジャブとローを受けても距離をつぶしてパンチをまとめる。そして武尊が左ボディからボディに左右の連打。これでスーパーレックを棒立ちにさせるが、スーパーレックも右ハイキックを蹴り返す。武尊がボディからの猛攻でスーパーレックを攻め立てた。

4R、スーパーレックが右ミドル。武尊は左ミドルを蹴り返して、ジャブから右ストレートを伸ばす。スーパーレックは下がりながら前蹴りと右ロー。武尊は距離を詰めて左ボディと左ミドルでボディを狙う。スーパーレックも攻右のヒザ蹴りと右ストレートで譲らない。武尊は左の三日月蹴りで前進。スーパーレックは下がりながら右ローとヒザ蹴りを返す。

5R、武尊が左ミドル。スーパーレックはパンチをまとめてヒザ蹴り、強烈な右ローを蹴る。武尊は前に出て右ストレート、スーパーレックはヒザ蹴りを返す。武尊は左ボディから左フック。スーパーレックのローやヒザ蹴りを受けても前に出る。スーパーレックは右ローと右ハイ、武尊も右ストレートから左ミドル。スーパーレックも必死にクリンチで鎬ぎ、武尊の突進を前蹴りで止めた。

判定は3-0でスーパーレックの勝利。3Rにボディを効かされながらも、最後までヒザ蹴り、ロー、前蹴りと強烈な蹴りを続け、武尊とのタフファイトを制した。試合後、スーパーレックは「日本のファンの前で自分の力を発揮できてよかった。武尊の強さには驚かったなかった。彼は世界一気持ちが強い選手だよ」と武尊を強さを賞賛。

敗れた武尊は「今日絶対に勝って、みんなに武尊についてきてよかったと思ってもらいたくて、死ぬ気で頑張ったんですけど…今僕が出来る限界はここまでです。これ以上もう体を作れません。みなさん、僕についてきてくれてありがとうございました」と語り、リングをあとにした。


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【ONE165】方向性と日本で目指すモノをチャトリCEOを訊く。「日本人選手は最も頭を悩ませている部分」

【写真】今も熱く、精力的なチャトリ。でも、コンタクトをするようなったそうだ(C)ONE

本日28日(日)に東京都江東区の有明アリーナで開催されるONE 165「 Superlek vs Takeru」。2019年10月以来のONE日本大会は初のリング使用で、キックがメインとなる。
Text by Takashima Manabu

スーパーレック✖武尊戦の会見が行われた直後、チャトリ・シットヨートンCEOをインタビュー。日本のファンから根強い反発の声が聞こえるONEが目指すのは、どのようなマーシャルアーツ・イベントなのか。そして日本で目指すモノとは。リングやキック、そんな可視化できるONEを巡る日本事情──とは別に、これまでとは違う空気をチャトリCEOは纏っていた。


──チャトリさん、ロッタンが欠場しスーパレックに武尊選手が挑戦する。素晴しい代替カードの発表会見でしたが、消滅したロッタン✖武尊戦は米国で実施されるという発言。これは日本のファンはガッカリな、ビックリ発言でした(取材は11日に行われた)。

「ロッタン✖武尊は世界中のファンが注目しているファイトだったんだ。そして、武尊が今回の試合で世界チャンピオンになると、日本だけでなくヨーロッパや米国──世界的規模でプロモーションする立場に私はある。そうなると、今回の試合が武尊にとって最後の日本でのファイトになることは十分にあり得るから、私は正直に日本のファンにそのことを伝えるべきだと思ったんだよ」

──最後の試合というインパクト……とロッタン戦が日本では見られないというショック。なかなか難しいです。武尊選手はロッタン戦は日本でないということは納得しているのでしょうか。

「この試合でチャンピオンになれば、今回が最後の日本での試合というのは彼も言っているよ」

──米国でロッタン✖武尊を実施するほど、米国でキックのマーケットは広がっているのでしょうか。マーケットでいえばMMAが抜けていると思います。

「その通りだよ。キックはDoスポーツとして世界中で普及しているけど、エンターテイメントとしてはMMAのように広まっていない。ただ、我々がやろうとしていることは、Doスポーツを観賞用スポーツとして発展させようということではないんだ。MMAでもグラップリングでも、キック、ムエタイと世界のマーシャルアーツのベストとONEはサインをする。この星に住む最高のストライカー、最高のグラップラー、最高のMMAファイターを私は欲している。

だからONEのイベント形態は他のプロモーションとは別モノで。MMA市場が広がる米国では当然のように最高のMMAを組む。と、同時にロッタン✖武尊というカードでキックボクシングの素晴らしさを彼の地に伝える必要があるんだ。最高のキックを組んで、キックボクシグを米国の人達に認知してもらう。それだけのマッチアップなんだ、この2人の戦いは」

──なるほどです。ところでMMA記者として、昨年のONEはキックやムエタイ、グラップリングに力を入れてMMAのストーリーラインが崩れたような気がします。ランキング制に基づいたMMAの試合よりも、チャンピオンが立ち技や組み技マッチに出向いていました。

「モノゴトには順序があるし、その時の状況というモノが関係することは、理解してほしい。去年、タイ政府がONEを支援する意向を固めた。それは巨額のファイナンシャルも含めてのことだ。そして、我々ONEは格闘技の殿堂としてMMAだけでなく、最高のムエタイ、キック、グラップリングを世界中のファンに提供していきたいと思っている。

そういう事情もあって昨年はムエタイに力を入れる時期だった。今年はまた違う方法論を用いる。そして、MMAに力を入れることを約束するよ。当然、ムエタイとグラップリングもだけどね。3月1日のカタール大会を見て欲しい、MMAのタイトルマッチ・ラッシュだよ」

──カタールの市場は、MMAに扉を開けているということですか。

「というよりもONEとしては1年、1年、その開催地に則したイベントを開くということなんだ。カタール……中東でのマーシャルアーツの需要は高まっている。そしてカタールはヨーロッパ標準時間帯と3時間しか時差がないということを重視している。ワールドカップ・サッカーが成功したのも、そういう背景がある。なぜ、過去最多の視聴数をカタール・ワールド杯は集まることができたのか。西洋と東洋の両方で視聴できる最高の時間帯にある場所だからだよ。そこをONEも重視している」

──つまりカタール大会は欧州進出への足掛かりということですか。

「MMAは欧州に根付いている。キックがどれだけ認知されているは、説明する必要はないだろう。そしてグラップリングが急速に成長しているんだ。ヨーロッパ進出に関しては、色々なアイデアがある。我々にはSKYスポーツという心強いTVパートナーがいるしね。プレミアリーグ、F1、NBAと欧州で最もスポーツに投資している放送局だ。ヨーロッパは凄く期待ができるマーケットで、最高のパートナーがONEには存在しているんだ。

ロッタンがONEと契約する前はSNSのフォロワー数は1万4000人だった。今は5百万だ。ONEのブラットフォームは巨大で毎週、世界の119カ国で試合を視聴できる。そういう風にスターが生まれるだけの基盤あるんだ。武尊のフォロワーも増えるだろう。ONEは既にSNSだけで8000万のファンがいる。UFCは世界最大のMMA団体だよ。ONEは世界最大のマーシャルアーツの団体なんだ。」

──その分だけコンダクトを握るのが、大変かと思います。ファン・ベースが違うルールの試合を組んでいるので。ONEにとって完璧なバランスが取れたマーシャルアーツ・ショーとは、どのようなモノになるとチャトリさんは考えているのですか。

「そうだね……。ハードコアMMAファンは、MMAというスポーツを既に理解している。キックボクシングは凄く分かりやすい。入口になる。そしてONEの基盤となる国は、それぞれ事情が違う。中国はキックだ。ヨーロッパ全域ではキック、特定の地域ではMMA人気が上回っている。米国は完全にMMAで、タイは完全にムエタイだ。日本はまだキックとMMAだよね。このように国によって事情が違う。ただし、ONEにはそこにベスト・アスリートをはめ込める。

私自身、欧州、米国、アジアと違ったチャンネルを持って考えて、そこにONEとして一貫性を持たせないといけないんだ」

──ONEには根強い反発の声、記事もあります。そこは存在感が増しているという風に捉えることができるのでしょうか。

「そういう声は気にしていないよ。既に2年前に我々は世界のトップ5スポーツプロパティになっているのだから。どれだけ高い支持を集めても少数のネガティブな意見、下らない論調、そしてフェイク・ニュースはなくならない。それらをコントロールすることは不可能なんだ。でも、そういう声や記事がったも過去7年間に渡りONEは成長してきたんだよ」

──では日本についてですが、今大会以外にも今年中に日本大会を開くという発言もありましたが、武尊選手と青木真也選手が今大会でラストだとすれば興行の軸になる日本人選手が誰になるのか。そこは気になるところです。

「ユーヤ・ワカマツは今も世界チャンピオンになる可能性を持っている。ケイト・ヤマキタもそうだ。ただ正直を言って、日本人選手は私が最も頭を悩ませている部分なんだ……。彼らの活躍を7年間、注視してきた。でも、本当のトップに辿り着かない。日本人ファイターが再び、その地位を戻るサポートをしたいんだけど、結果が伴わない。ただ日本に向けては、ビッグアナウンスが控えている。どれだけ日本のことをシリアスに考えているのか、ここ1カ月か2カ月で皆に伝えることになるだろう。楽天とNSNというパートナーが日本にはいるから。ONE Championshipは日本で、さらに成長できるチャンスがあると私は信じている」


■視聴方法(予定)
1月28日(日・日本時間)
午後5時00分~ABEMA格闘チャンネル
午後6時30分~ABEMA PPV

■ONE165対戦カード

<ONEキックボクシング世界フライ級選手権試合/3分5R>
[王者] スーパーレック・ギアットムーガーオ(タイ)
[挑戦者]武尊(日本)

<ONEサブミッショングラップリング世界ライト級(※77.1キロ)選手権試合/12分1R>
[王者]ケイド・ルオトロ(米国)
[挑戦者] トミー・ランガカー(ノルウェー)

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
青木真也(日本)
セイジ・ノースカット(米国)

<スペシャルルール187.25ポンド (※84.94キロ)契約/3分3R>
秋山成勲(日本)
ニキー・ホルツケン(オランダ)

<キック156.5ポンド(※70.99キロ)契約/3分3R>
マラット・グレゴリアン(アルメニア)
シッティチャイ・シッソンピーノン(タイ)

<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
ゲイリー・トノン(米国)
マーチン・ウェン(豪州)

<女子アトム級(※52.2キロ)/5分3R>
平田樹(日本)
三浦彩佳(日本)

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
ダニー・キンガド(フィリピン)
若松佑弥(日本)

<キック・ヘビー級/3分3R>
ラデ・オパシッチ(セルビア)
イラジ・アジズプール(イラン)

<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
ボカン・マスンヤネ(南アフリカ)
山北渓人(日本)

<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
グスタボ・バラルト(キューバ)
箕輪ひろば(日本)

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『ONE 165: Superlek vs. Takeru』公開計量動画

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 『ONE 165: Superlek vs. Takeru』公開計量動画。


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『ONE 165: Superlek vs. Takeru』オッズ/視聴方法/見どころ

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【ONE165】有明アリーナのステージ上にてメモリアル計量。スーパーレックと武尊が睨み合い!

【写真】スーパーレックと額をつけて睨みあった武尊。これだけ計量で戦闘モードに入る武尊は久々だ(C)MMAPLANET

28日(日)に江東区有明の有明アリーナで開催される「ONE 165: Superlek vs. Takeru」のセレモニアル計量が、29日(土)に同所で行われた。
Text by Takumi Nakamura

公式計量とハイドレーションテストは午前中に終わっており、全選手すべてクリア。午後3時から有明アリーナにてメディア・ファン向けのセレモニアル計量とフェイスオフが行われた。


実際に試合で使用する入場ゲートで計量とフェイスオフが行われ、タイトルマッチ2試合と青木真也VSセイジ・ノースカットの3試合のみ選手からのコメントがあった。青木はMCから過去に対戦が流れた際のSNS上でのコメントや対戦カード発表会見での握手拒否について聞かれ、通訳が「あれは悪気があったんですか?」と訳したため「悪気はないですよ」と苦笑い。「別に僕は格闘技界に必要な人間じゃないし、潰すか潰されるか、それだけです」と静かに語った。

謎のジャケット軍団も公開計量を盛り上げた(?)

またスーパーレックと武尊はフェイスオフで額をつけての睨み合いを展開する。最近の武尊としては珍しい一幕で「世界最強を証明するためにやってきたし、日本でベルトを獲るためにやってきました。明日は必ずベルトを獲ります」と王座奪取を宣言。

スーパーレックは「日本でタイトルマッチができてうれしい。まだ自分のことが分からない人が多いと思うけど、日曜日になったら必ず分かることになると思う」と3日前の計量に続いて自信をみなぎらせた。

また計量・フェイスオフの際、チャトリ・シットヨートンCEOやセキュリティの周りを謎のジャケット集団が取り囲み、選手が登場する際にリアクションを取ったり、スマホで選手たちを近距離で撮影。記者席では「あの集団はなんだ?」と話題になっていた。なおジョン・リネケルが計量を行ったという情報もあり、大会直前までなんらかの試合が組まれようとして、最終的には合意にはならなかった模様だ。

■視聴方法(予定)
1月28日(日・日本時間)
午後5時00分~ABEMA格闘チャンネル
午後6時30分~ABEMA PPV

■ONE165対戦カード

<ONEキックボクシング世界フライ級選手権試合/3分5R>
[王者] スーパーレック・ギアットムーガーオ(タイ)
[挑戦者]武尊(日本)

<ONEサブミッショングラップリング世界ライト級(※77.1キロ)選手権試合/12分1R>
[王者]ケイド・ルオトロ(米国)
[挑戦者] トミー・ランガカー(ノルウェー)

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
青木真也(日本)
セイジ・ノースカット(米国)

<スペシャルルール187.25ポンド (※84.94キロ)契約/3分3R>
秋山成勲(日本)
ニキー・ホルツケン(オランダ)

<キック156.5ポンド(※70.99キロ)契約/3分3R>
マラット・グレゴリアン(アルメニア)
シッティチャイ・シッソンピーノン(タイ)

<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
ゲイリー・トノン(米国)
マーチン・ウェン(豪州)

<女子アトム級(※52.2キロ)/5分3R>
平田樹(日本)
三浦彩佳(日本)

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
ダニー・キンガド(フィリピン)
若松佑弥(日本)

<キック・ヘビー級/3分3R>
ラデ・オパシッチ(セルビア)
イラジ・アジズプール(イラン)

<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
ボカン・マスンヤネ(南アフリカ)
山北渓人(日本)

<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
グスタボ・バラルト(キューバ)
箕輪ひろば(日本)

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