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【Gladiator016】計量終了 ハマケンがフォークを持ってフェイスオフ――YouTubeでライブ配信決定!!

【写真】 有川直毅、富田翔市、福島啓太、そして森戸新士というグラジ初参戦組を迎え撃つ、藤田健吾、中川皓貴、竹本啓哉と濱村健――問題なく計量を終えた(C)MMAPLANET

明日23日(日)に大阪府豊中市の176boxで開催されるGLADIATOR016の計量が、同市のスモーカージムで行われた。

2部制、プログレス提供のグラップリングマッチ、そしてOPファイトを含めると17試合のロングランイベント――当日計量の木村旬志×荒木凌以外に、第2部のバンタム級で山口翔と対戦予定だった神野翼、第1部の同じくバンタム級で秋田良隆と対戦予定だった永輝亜の両者が、減量が原因の体調不良で会場に姿を見せることができず欠場に。

ともにバンタム級だったことで、山口と秋田が第2部で対戦することとなった。


この他、グラジ初参戦となる注目のK-PLACE勢=有川直毅と福島啓太は、対戦相手の藤田健吾、竹本啓哉とともに問題なくクリア。

昨年9月大会の計量ミスで、バンタム級のベルトを失った竹本は悪しき習慣となっていた再計量になることなく、本計量でパスし安堵の表情を浮かべるととともに、コロナの抗原検査で唾液を吐くことに非常に苦戦していた。

福島×竹本と同様に、空位となっているバンタム級のタイトルコンテンダーを絞る対戦に向かうといっても過言でない土肥”聖帝”潤と神田T-800周一も、計量を終えて大きく離れて正面を向いた撮影およびフェイスオフを終えた。

そしてプログレス提供のグラップリングマッチに出場する6選手、ライト級注目の井上啓太と対戦相手の春川広明らも、滞りなく計量を終え明日の試合に臨むこととなった。

森戸新士とフォークスタイル・グラップリング戦に出場する浜村健は、フォークを持って計量に臨む――笑いを誘う。

「野球のボールを持ってきてフォークの握りを見せようかと思ったけど、ギリでこっちにしました」と小ネタを真剣に考える――プロフェッショナル精神をハマケンは試合前から見せていた……。果たして、明日は森戸を相手にどのようなフォークスタイル・グラップリングのパフォーマンスを披露してくれるか、楽しみだ。

なお同大会の模様は午後2時からGladiator公式YouTubeチャンネルでグラジ第1部。第1部終了後にザ・ワンTV公式YouTubeチャンネルでプログレス提供試合。プログレス終了後に、再びGladiator公式YouTubeチャンネルで第2部の模様がライブ配信される。

■視聴方法(予定)
1月23日(日)
午後2時00分~Gladiator YouTube Channel(Gladiator第1部)
Gladiator第1部終了後~The 1 TV YouTube Channel(PROGRESS)
PROGRESS終了後~Gladiator YouTube Channel(Gladiator第2部)

■Gladiator016計量結果

<フライ級/5分2R>
藤田健吾:56.5キロ
有川直毅:56.55キロ

<バンタム級/5分2R>
土肥”聖帝”潤:60.95キロ
神田T-800周一:61.15キロ

<フェザー級/5分2R>
中川皓貴:65.75キロ
富田翔市:65.7キロ

<バンタム級/5分2R>
山口翔:60.75キロ
神野翼:――キロ

<バンタム級/5分2R>
竹本啓哉:61.2キロ
福島啓太:61.1キロ

<ストロー級/5分2R>
N.O.V:52.1キロ
蒔田真吾:52.0キロ

<ライト級/5分2R>
井上啓太:69.95キロ
春川広明:69.9キロ

<フライ級/5分2R>
坪内一将:56.1キロ
中西哲生:56.35キロ

<フォークスタイル・グラップリング60キロ契約/5分2R>
NavE:59.8キロ
松本一郎:59.8キロ

<フォークスタイル・グラップリング79キロ契約/5分2R>
森戸新士:77.05キロ
濱村健:78.85キロ

<サブオンリー・グラップリング82キロ級/10分1R>
飯田建夫:79.05キロ
伊東元喜:79.4キロ

<フェザー級/5分2R>
伊賀GORI:65.6キロ
斎土泰斗:65.45キロ

<フェザー級/5分2R>
宋鬼子:65.1キロ
谷口軍曹:65.3キロ

<68キロ契約/5分2R>
木村旬志:――キロ
荒木凌:――キロ

<バンタム級/5分2R>
上荷大夢:62.8キロ
尾崎大和:63.0キロ

<バンタム級/5分2R>
秋田良隆:60.8キロ
永輝亜:――キロ

<ウェルター級/5分2R>
森井翼:76.85キロ
那須”独歩”育夫:76.5キロ

<フェザー級/5分2R>
大和:65.35キロ
桑本征希:65.65キロ

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【Gladiator016】FSG戦で濱村健と対戦、森戸新士─02─「グラップラーの強さが伝わる試合を」

【写真】アウトサイドヒールを狙う森戸。ちなみにフォークスタイル・グラップリングでは上の状態から足関節を掛けて、相手が立ち上がるとリバーサルで2P失う (C)SHOJIRO KAMEIKE

23日(日)、大阪府豊中市の176boxで開催されるGLADIATOR016で組まれたプログレス提供のグラップリングマッチ=フォークスタイル・グラップリングで濱村健と戦う森戸新士インタビュー後編。

IBJJFスタイルの競技柔術で日本のトップにある森戸が、ケージのなかでトップ重視のポイント制グラップリングマッチを戦う。かつてカナダでMMAの練習をしていた経験もある森戸にとって、柔術とグラップリングの相関関係はあるのか──そしてコンバット柔術をどのように見ているのかを尋ねた。

<森戸新士インタビューPart.01はコチラから>


──ADCCや海外のグラップリングに言及されていますが、道着とノーギに関しては優先順位というモノはありますか。

「う~ん、僕はどっちとも好きなんです。グラップリングの試合機会が増えれば、練習量も増やすと思います。ただ現状の大会数だと比重を増やしてもリターンが少ないというか、それで柔術の方の力が落ちてはいけないですし。道着とノーギの両方をやっている選手って、バランスのとり方が難しいと思います」

──柔術とノーギは、もう別モノと捉える柔術家が多いですが、森戸選手はどのように考えていますか。

「難しいですね。別モノですが、全く別モノではない。お互いがお互いに生きるところはあるので、グラップリングの試合に出るのであればグラップリングの比重を増やした方が良いですし、柔術の大会で実績を残したいときにグラップリングの練習ばかりをするわけにはいかないです。そういう意味で別モノですけど、技術は繋がっている。ホベルト・サトシ・ソウザ選手とかもMMAの試合前でも、道着の練習をされているみたいですし。

僕も柔術アカデミーを運営しているので、指導をしてそのままスパーリングに入ることが多いので柔術の練習の方が多いですね」

──ところでプログレスはフォークスタイル・グラップリング、コンバット柔術、サブオンリーとありますが、コンバット柔術では先日のIRE06で倉本一真選手が放ったヒザをついた瞬間に、掌底を入れるという戦い方をしました。あの試合を視て、柔術家はコンバット柔術には出たくないという風潮にならないかと危惧しています、アマMMAの経験がある森戸選手はいかがでしょうか。

「あぁ……コンバット柔術は全く練習をしていないので、今のところはサブオンリーの方に興味があり、出るならサブオンリーだと思います」

──コンバット柔術は危なく感じますか。

「危ないというか、掌底が当たると脳みそが揺れますし、リスクも高まります。ちょっと図に乗っていると思われてしまいますが、それなりの条件がないとそこまでリスクをおかして出たくはないかな、と」

──プログレスのコンバット柔術は臀部、背中、体側が付いた場合のみ掌底が使えて、立脚している状態では使えないルールにすると長谷川選手が言っていました。

「まぁヒザをついての掌底は立ち技みたいなものですし、あの辺りはルールが整備されていくのでしょうか」

──いやぁ、IREのことは分かりかねます。でも森戸選手のコンバット柔術も見てみたいですね。IBJJFルールで強い選手のコンバット柔術は、非常に興味深くて。

「打撃の距離感とかは気を使わないといけないですよね……。今はグラップリングに集中したいですけど、オファーがあれば条件なども見て考えます。プログレスがどのように発展してくのか、僕はイメージできていないのですが、ルールにタイトルマッチは5分3Rとかルールに記されていて、そういうこともプランしているのであれば実現してほしいと思っています」

──グラップリング大会ではなく、MMA興行のなかでの試合です。そこを意識することはありますか。

「こういうワンマッチの試合が組まれていくことは、良いことだと思っています。柔術家にとって一番大きな舞台である全日本選手権も関係者しか見ていないです。それがプロのMMAを見ているファンの前で試合ができる。そこで皆が興味を持ってくれる試合をしないといけないのですが、柔術を見てもらえる機会も増えますし、選手としてはプロの条件で試合をさせてもらうので、覚悟もできます。やはり自分で参加費を払って試合をするのとは違う覚悟ができます」

──でも、最近のクレイグ・ジョーンズは緩い試合が多いです(笑)。

「アハハハ。クレイグ・ジョーンズのことは僕レベルでは分からないです(笑)。僕に関してはお金を支払ってもらって試合をするのだから、そこに相応しい試合をしたいと思っています」

──素晴らしいです。では最後にコアなMMAPLANETの読者の皆さんに向けて、今回の試合への意気込みをお願いします。

「今回、MMA寄りの新しいルールで戦うのですが、そのなかでグラップラーの強さが伝わる試合をしたいです。MMAファンの人の目にグラップリングがどのように映っているのか、客観的には分からないのですが、どうせなら観客の人に面白いと思ってもらえる試合になれば嬉しいです。技術的に分からないことでも、一本を取って──もっとグラップリングを見たいと思ってもらえるよう──説得力のある試合をします。何より、プログレスルールで戦うことで、僕が強くなれるように頑張ります」

■Gladiator016対戦カード

<フライ級/5分2R>
藤田健吾(日本)
有川直毅(日本)

<バンタム級/5分2R>
土肥”聖帝”潤(日本)
神田T-800周一(日本)

<フェザー級/5分2R>
中川皓貴(日本)
富田翔市(日本)

<バンタム級/5分2R>
山口翔(日本)
神野翼(日本)

<バンタム級/5分2R>
竹本啓哉(日本)
福島啓太(日本)

<ストロー級/5分2R>
N.O.V(日本)
蒔田真吾(日本)

<ライト級/5分2R>
井上啓太(日本)
春川広明(日本)

<フライ級/5分2R>
坪内一将(日本)
中西哲生(日本)

<バンタム級/5分2R>
今村豊(日本)
谷口武(日本)

<フォークスタイル・グラップリング60キロ契約/5分2R>
NavE(日本)
松本一郎(日本)

<フォークスタイル・グラップリング79キロ契約/5分2R>
森戸新士(日本)
濱村健(日本)

<サブオンリー・グラップリング82キロ級/10分1R>
飯田健夫(日本)
伊東元喜(日本)

<フェザー級/5分2R>
伊賀GORI(日本)
斎土泰斗(日本)

<フェザー級/5分2R>
宋鬼子(日本)
谷口軍曹(日本)

<バンタム級/5分2R>
大前健太(日本)
尾崎大和(日本)

<バンタム級/5分2R>
秋田良隆(日本)
永輝亜(日本)

<ウェルター級/5分2R>
森井翼(日本)
那須”独歩”育夫(日本)

<フェザー級/5分2R>
大和(日本)
桑本征希(日本)

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【Gladiator016】上を取るポイント制グラップリング出場、森戸新士─01─「やってみないと、ですね」

【写真】どのような試合になるのか──非常に楽しみな森戸のプログレス=フォークスタイル・グラップリング出場だ (C)MMAPLANET

23日(日)、大阪府豊中市の176boxで開催されるGLADIATOR016で組まれたプログレス提供のグラップリングマッチに森戸新士が出場する。

日本の柔術を代表する選手が、フォークスタイル・グラップリングという新しい試みで、濱村健と対戦する。サブオンリーでなく、ポイント有り、上有利のポイント換算での試合出場に対し、森戸の心境を尋ねた。


──広島はコロナの陽性者がオミクロンで一気に広まった形ですが、森戸選手の練習状況などはいかがでしょうか。

「広島に住んでいて、道場が岩国にあるので……基地の感染がヤバイことになった時期もありました。基地関係の会員さんは、練習を自粛してもらっています。なので、今は3、4人で練習している形ですね。それでもやるべきことはやっているので、パフォーマンスに影響が出るようなことはないはずです。グラジエイターさんから送っていただいた抗原キットで陰性でしたし、このまま気を付けるべきことは気をつけて試合の日を迎えたいです。

コロナも第六波、2年近くになろうとしているなかでZSTやQUINTETというプロの場で試合をさせてもらいました。今回、グラジエイター内でのプログレスでの試合ということで声を掛けていただき、生徒の多くが自粛していてモチベーションが落ちかけている人もいると思うので、結果を見せてまた生徒さんについてきてもらえるよう──今は選手として頑張りたいです」

──グラップリングはMMA以上に競技者として生業を立てることが日本では難しいです。

「柔術家やグラップラーは、プロで戦う機会が少ないですし、あっても地方の選手は条件的に厳しいこともあります。そういうなかで少しでも条件を良くという風に舞台を整えてくれるというのは、競技者として凄く嬉しいです。そういう舞台がないと選手も、なかなか育たないと思います。

米国はプロ・グラップリングの舞台が整ってきていて、強い選手もどんどん出てきています。ああいう波があると選手も育ちますし、夢を見て始める人も出てくると思います。MMAにはRIZINとか大きな舞台がありますが、グラップリングや柔術はまだまだ整備はされていないので、今回のように良い条件で戦わせてくれるイベントが出てくると、選手として有難いですし、道場主としても生徒さんが目指す舞台が出来てくれると嬉しいです」

──そういうなかでプログレス提供のクラップリングマッチに出場となりましたが、森戸選手はサブオンリーだとばかり思っていました。

「僕もサブオンリーの方が得意だと思います(笑)。そこは佐々木信治選手とも話をしたりして、今回はフォークスタイル・グラップリングに出場しようということになりました。ADCCの後半にも似ていて、スクランブルでしっかりと上を取って戦えないといけないと思いますし。

このルールで戦うのは初めて実施されるから当然初めてですし、金網でのグラップリングは12月の闘裸男で田村ヒビキ選手と戦ったのが初めてでした。MMAではアマチュアで何度かしたことはあったのですが……」

──そういえば森戸選手はカナダのブリティッシュコロンビアで、クリス・フランコ率いるパンクレーションで練習をしていたそうですね。もう20年以上前ですが、フランコがハワイでダン・スバーンと試合をした試合など取材をしたことがあったのでとても懐かしいです。

「そうなのですか。ただ、あの時はフランコ先生の指導がそうだったのか、時代だったのか壁レスとかはやったことはほぼなかったです」

──壁レスと柔術は相関性がないですよね。

「そうですね……。試合が決まったのもついこないだですし、このための練習というのはイメージのなかでしかできていないです。ただ、藤井章大さんや神田(周一)選手、摩島(一整)選手とも週一で練習をしていて、みな壁レスが強いので。壁際をやってもらったりしていました。神田さんにメチャクチャ合いそうなルールです。壁やスクランブルが凄く強いので」

──ルール的に引き込むと相手に2Pが与えられます。

「少し不利になってしまうルールですが、しっかりと組んでトップも取れるトータル・グラップラーになるには、このルールでも戦えないといけないです。今後、グラップリングのルールも変わって来るかもしれないですし、プロ興行でのグラップリングはこういうルールが主流になるのであれば、それに合わせて戦わないといけない時代がくるかもしれないですから。このルールで戦えることが、今後の自分の強さに繋がっていくかと思います」

──サブオンリー……ノーポイントになると、攻撃力で劣る選手も時間切れまで持ち込むことができます。そこで判定やOTがあるわけですが、ずっと守勢でいることが可能なルールよりも、ポイント有りは勝つために動くことが増えるのではないかと。

「普段も柔術のポイントで試合をしていて、ポイントの取り合いになると攻防は生まれます。ただ僕はサブオンリーの試合は、ほとんどしたことがないので、その辺りは体感としてはまだ分かっていないです。試合を視ていると、ほとんど動きがない試合もありますね」

──MMAファイターが攻防をしないことも、サブオンリーではままあります。

「今回のルールは経験がないし、見たこともない。だから、やってみないと分からない部分もあります。想定外のことが起こるかもしれない。僕の普段持っている極めまでのイメージも当てはまらないかもしれない。だから……やってみないと、ですね」

──ヒールを含めた足関節に関しては、いかがですか。

「一昨年のZSTのタッグマッチの時よりは、ちゃんと攻防ができるようになっています(笑)。あの頃は足関有りのルールで試合をすることがほとんどなくて、練習でも取り入れていなかったです。でも最近は世界的にグラップリングが盛り上がっていて、足関が常識になっており……今後は僕にも必要になると思って練習しています。技術も上達しています」

──対戦相手の濱村選手がどのような組み技マッチを戦うか、そこも想像できないです。

「ハイ……全く分からないです(苦笑)。ただグラジエイターの元王者で、試合経験も豊富です。ケージの経験値は僕より圧倒的にあって、プロの舞台ということも慣れているでしょうし。僕はケージもプロの舞台も経験が少ないですから……でも、パフォーマンスにはあまり影響ないと思います」

<この項、続く>

■Gladiator016対戦カード

<フライ級/5分2R>
藤田健吾(日本)
有川直毅(日本)

<バンタム級/5分2R>
土肥”聖帝”潤(日本)
神田T-800周一(日本)

<フェザー級/5分2R>
中川皓貴(日本)
富田翔市(日本)

<バンタム級/5分2R>
山口翔(日本)
神野翼(日本)

<バンタム級/5分2R>
竹本啓哉(日本)
福島啓太(日本)

<ストロー級/5分2R>
N.O.V(日本)
蒔田真吾(日本)

<ライト級/5分2R>
井上啓太(日本)
春川広明(日本)

<フライ級/5分2R>
坪内一将(日本)
中西哲生(日本)

<バンタム級/5分2R>
今村豊(日本)
谷口武(日本)

<フォークスタイル・グラップリング60キロ契約/5分2R>
NavE(日本)
松本一郎(日本)

<フォークスタイル・グラップリング79キロ契約/5分2R>
森戸新士(日本)
濱村健(日本)

<サブオンリー・グラップリング82キロ級/10分1R>
佐々木信治(日本)
伊東元喜(日本)

<フェザー級/5分2R>
伊賀GORI(日本)
斎土泰斗(日本)

<フェザー級/5分2R>
宋鬼子(日本)
谷口軍曹(日本)

<バンタム級/5分2R>
大前健太(日本)
尾崎大和(日本)

<バンタム級/5分2R>
秋田良隆(日本)
永輝亜(日本)

<ウェルター級/5分2R>
森井翼(日本)
那須”独歩”育夫(日本)

<フェザー級/5分2R>
大和(日本)
桑本征希(日本)

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【Gladiator016】「練習から楽しめているかどうか」グラジ初参戦、藤田健吾と対戦──有川直毅─02─

【写真】MMAPLANET初インタビューの有川。それ基本だなと思わせてもらえる──良いことを言ってくれています(C)NAOKI ARIKAWA

23日(日)、大阪府豊中市の176boxで開催されるGLADIATOR16のメインイベントで、藤田健吾と対戦する有川直毅のインタビュー後編。

前編では有川が格闘技を始め、プロデビューに至るまでの経緯を語ってもらったが、後編ではプロデビュー以後のファイトスタイル、そして藤田戦について訊いた。

かつて“褐色のパーティーアニマル”と呼ばれた男が求める、アウトボクシングへのロマンとは?

<有川直毅インタビューPart.01はコチラから>


――有川選手はこれまで、打撃を中心としたスタイルで戦っています。20歳で格闘技を始める時、そのスタイルを選択した理由は何かあるのでしょうか。

「打撃のほうが映えるじゃないですか(笑)。もともと須藤元気さんが好きだったんですよ。須藤さんってトリッキーなスタイルで。打撃が好きだけど、殴り合うこともなく」

――そこなんです。有川選手のスタイルの特徴は、アウトボクシングで決して殴り合うことがない。打撃が好きという場合、バチバチの殴り合いを繰り広げる選手も多いですが、有川選手はそのスタイルを徹底しています。

「美学というほどじゃないですけど……足を使って距離を取り、カウンターで仕留めるのが理想です。殴り合って、打たれすぎると選手として寿命も短くなると思いますし。それに、相手のパンチが当たるか当たらないかの距離で、自分が打ちに行く刺激が好きなんです」

――刺激、それこそ有川選手が格闘技に求めたものですよね。

「はい。そのほうが非日常を体感できるというか。やっていて、そういう試合のほうが楽しいんですよね」

――ただ、プロデビュー当初は前に出て、連打でKOする場面もありました。

「ZSTでデビューした頃ですね。当時は、ただただガムシャラに振り回していました」

――それが現在のスタイルに変わったのは、いつ頃でしょうか。

「2019年からパンクラスに出ることが決まってからですね。パンクラスのケージって広いじゃないですか」

――有川選手のアウトボクシングは、ケージ対策だったのですね!

「もともと足を使って動くことはできたんです。でもリングって狭いじゃないですか。すると足を使っていても追い詰められやすいし、それなら自分のほうが詰めていったほうがいいかなと思って」

――なるほど。

「デビューしたての頃は、ガムシャラに振り回して、ただ殴りに行っていたんです、でも、本当の自分を出せていなかったと思います。ケージのほうがやりやすいですね。パンクラスに出る前に1年以上、試合をしていない時があったんですよ」

――ZST時代最後の試合が2017年11月25日で、パンクラス初戦が2019年4月14日……1年半のブランクがありますね。

「その時も手術とかしていて……結果、いろいろ体の部位をかばいながら戦うファイトスタイルを考えました。すると、ようやく自分の武器と向き合えて、もっと自由に戦うことができるようになったんです」

――それでも、今のスタイルで戦いながら、殴りに前へ出たくなることはないですか。

「それはメチャクチャあります。加マーク納戦(2019年12月、判定勝ち)とか、前に行きたかったですね。2Rに相手が流血したり、自分の攻撃が効いているなと思うところもあったので。でも、その試合に勝ったらランキング入りも見えていたので、安全策を取りました。大人になったということですかね(笑)」

――アハハハ。ただ、安全策を取ったことについて、それこそ試合直後に詫びる選手もいますよね。格闘技として勝つために安全策を取ったことを詫びる必要もないかと思うのですが、有川選手の場合はいかがですか。

「今のところ、自分の選択に嘘はなかったと思います。もちろん、そうじゃない戦い方も練習していますから」

――そうした試合を経て、有川選手は現在パンクラスでフライ級4位につけています。ここでグラジエイターに参戦するというのは、キャリアの中でどのような意味を持つと思いますか。

「去年の山中戦(2021年6月、山中憲に判定勝ち)のあと、忙しくて1~2カ月ぐらい練習できない時期があったんですよ。練習を再開したのが11月ぐらいで、その頃にグラジエイターからオファーを頂きました。初参戦なのに良い感じの待遇で迎えてもらって、嬉しいです。メインに出してもらうので、しっかり良い結果を残して、チャンピオンにも挑戦したいですね」

――では対戦相手の藤田健吾選手の印象を教えてください。

「結構打撃が強いイメージがあります。打撃から組んでいくっていう。でも自分とはスピード感が違うと思います。僕のスピードにはついてこられないんじゃないですかね。スペックが全然違うと思うので、あとはカウンターだけ気を付けたいです」

――有川選手の場合、足を使いながらテイクダウンに対する反応も速いですよね。相手が動き始めると同時にテイクダウンディフェンスの体勢に入っていて、組み付かれた時にはもうオーナーフックなりアンダーフックで良い体勢になっていることが多いです。

「その反応には自信があります。意識もしていますけど、感覚的な部分のほうが大きいと思います。その場その場で作っていくタイプなんですよ。反対に自分がテイクダウンに行くこともありますし、相手がやらないフィールドで勝負もする。どの局面でも戦えます」

――初参戦となるグラジで、どのような試合を見せたいですか。

「見ていて面白い作品になれば良いな、って思います。そのためには、試合中に自分がどれだけ楽しめるのか、スリリングな状況の中で面白いことができるか。それで自分の調子も変わってくるんですけど、自分の楽しさを伝えられるような試合になれば、100パーセント勝てます。それは練習から楽しめているかどうか──っていうのも関わってくるんですけど。

――藤田戦を2週間後に控えた今(※取材は1月9日に行われた)、練習を楽しむことはできていますか。

「はい。日々、自分が上がっている感じが楽しいですね。そんな自分の試合を早く見てほしいです」

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【Gladiator016】グラジ初参戦、藤田健吾と対戦──有川直毅─01─「ジムに行き、ボッコボコにされました」

【写真】戦績は6勝2敗1分の28歳。有川はパンクラス時代にグラジのタイトルコンテンダーだった加マーク納に勝利している (C)NAOKI ARIKAWA

23日(日)、大阪府豊中市の176boxでGLADIATOR16が開催され、メインイベントでグラジエイター初参戦の有川直毅が藤田健吾と対戦する。

2017年にZSTでプロデビューした有川は、2019年からパンクラスに主戦場を移し、昨年12月発表のランキングではフライ級4位につけている。

テイクダウンディフェンスとアウトボクシングを得意とする有川は、敵地・大阪のケージでいかに戦うのか。そんな有川のファイトスタイルを理解するうえで、MMAを始める以前からプロデビューまでの前日譚をお届けしたい。


――有川選手はこれまでZSTとパンクラスで戦い、グラジエイター初参戦となります。また、大阪での試合も初めてですよね。

「はい。ずっと埼玉で暮らしてきて、プライベートでも大阪に行ったのは、今までに1、2回ぐらいだと思います」

――対戦相手の藤田健吾選手は神戸のReliable所属で、これまでグラジエイター参戦経験があります。有川選手にとっては、アウェイでの戦いになるかと思います。

「今のところ、そんなにアウェイとかは感じていないんですけど、自分にとっては良い経験になると思いますね。あまり大阪へ行ったこともないし、旅行がてらサクッと勝ちたいです」

――有川選手はZST時代、“褐色のパーティーアニマル”というキャッチコピーが付けられていました。このキャッチコピーの由来を教えていただけますか。

「アハハハ! キャッチコピーありましたね。肌が黒くて、遊んでいそうだからっていうことでした。確かにパーティーとかも好きだったんですけど。小池さん(小池義信K-PLACE代表)とZSTの担当の方が、そのキャッチコピーを付けてくれて」

――アニマルと付くからには、よほど遊んでいたのでしょうか。

「それは、自分が試合で動物的な動きをするから、っていう意味なんです。勘で動くというか。パーティーが好きっていうのも、みんなでワイワイするのが好きなんですよ。でも格闘技に出会ってからは練習ばかりで、基本的にはパーティーもやっていませんね」

――有川選手が格闘技に出会ったのは、いつ頃のことなのですか。

「20歳になって、21歳になる前だったと思います。それまでは、中学からいろんなスポーツをやっていました。サッカー、陸上、ラグビーとか」

――褐色のパーティーアニマルというニックネームからは想像できない、完全なスポーツマンですね。

「サッカーは中学3年間、陸上は高校2年ぐらいまでやっていました。自分で言うのも恥ずかしいんですけど、身体能力は高いほうで。特に足が速くて、大学に入ってから『足が速いならラグビーをやってみないか』って誘われて、ラグビー部に入ったんです」

――20歳の頃に格闘技を始めたということは、大学のラグビー部は……。

「大学のラグビー部って、名門高校出身の選手がたくさんいるじゃないですか。それを見ながら『俺がいるべきなのは、ココじゃないのかな』って思ったんです。寮生活で、集団行動もすごくしっかりしている部でした。でも、自分はもっと自由にやりたいタイプで、縛られたくないなって思ったんですよ」

――そこで、ラグビー部からは離れたわけですね。

「あと、家に戻らなきゃいけない事情もあって、大学は家から通うようになりました」

――では、格闘技を始めたキッカケは何だったのでしょうか。

「それまでずっとスポーツをやっていて、刺激もあったし、そんな生活が好きでした。でも部活を辞めたあとは刺激もなくなって……。それで前から戦うことには興味があったし、須藤元気さんのことも好きだったので、格闘技を始めようと」

――戦うことが好きだった、とは?

「昔から喧嘩とかしても強いほうだったんで、腕っぷしでは負けないと思ったんです。運動神経にも自信があって、どのスポーツでもレギュラーになれていました。だから俺、いけるっしょ。そう思ってジムに行ったら、ボッコボコにされました(笑)」

――アハハハ、分かりやすいですね。

「そこから格闘技を本気でやろうと思ったんです。格闘技って、やられると心にも体にも痛みが来るじゃないですか。すごく悔しくて。俺、こんなもんじゃないよなって」

――それまで経験してきたスポーツとは違うものを感じたのですか。

「何か違うものがありましたよね。それと僕、体育の教職を持っているんですよ。それで教育実習に行ったんですけど、教師って生徒に夢を語る仕事じゃないですか。なのに、自分自身がいろんなスポーツをやりながら形を残せていなくて。そんな自分が生徒に対して偉そうなこと言えるのかって思ったんです」

――教育実習ということは、ちょうど格闘技を始めた頃ですか。

「はい。その時はまだアマチュアだったんですけど、プロとしてやっていくために就職せず、アルバイトしながら格闘技を続けました、今は応援してくれている人たちのおかげで、飲食店とかやらせてもらっています」

――ただ、有川選手は2013年に全日本アマチュア修斗に出場していて、プロデビューは2017年ですよね。プロデビューまで、それだけの期間を要した理由は何かあったのでしょうか。

「ずっとスポーツをやっていたから、いろんな怪我があったんです。脱臼とか、手術したりとか……それで1、2年ぐらい体を動かすことができない時期もあって。今までにない状況だったので、途中でくじけそうになりました。今までは自分のほうが早く上に行けていたけど、格闘技では周りの人たちが先にプロになっていて。でも、自分は今まで下積みというものがなかったから、ここで下積みを頑張ろうかなと思いました。もう引くに引けなかったので」

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