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Interview ONE ONE Unbreakable ONE116 ブログ リト・アディワン 川原波輝

【ONE116】川原波輝を迎え撃つ、リト・アディワン─01─「殴り合いたいなら受けて立つよ。レッツゴー」

【写真】当然のように自信満々で川原波輝との一戦を迎えるリト・アディワン(C)MMAPLANET

22日(金・現地時間)にシンガポールはカランのシンガポール・インドアスタジアムで開催されるONE116「Unbreakable」で、川原波輝と急遽戦うことが決まったリト・アディワン。

中国のハシガトゥと対戦予定だったが、都市封鎖でシンガポール入りが叶わなくなったため、9日前に川原が出場を決め、アディワンがその事実を知ったのはシンガポール入りした試合の1週間前だった。

「試合がなくなるより、対戦相手が代わるほうがずっと良い(笑)」。10月の箕輪ひろば戦で判定負けを喫したアディワンは、その敗北を糧に対戦相手が急遽変更されようが、まるで動揺が見られないほど心身ともに絶好調だ。


──急なインタビューの依頼に応えてもらってありがとうございます。

「こちらこそありがとう」

──調子はどうですか。

「グッド!!(笑)」

──シンガポールでの隔離期間は?

「今回の隔離措置は凄く短かったんだ。PCRの検査が出るまでだったから。でも部屋に1人で誰も入ることができない状態が続いているし、隔離措置のようなモノだよ(笑)」

──ところで対戦相手が代わりました。川原選手は試合の9日前にリトとの対戦を受けました。いつ川原選手と戦うことになると知ったのですか。

「シンガポールに到着した15日(金・同)だったと思う。僕の記憶が間違っていなければ、試合の1週間前だよ」

──その話を聞いた時、どのような気持ちになりましたか。

「僕にとっては大した問題じゃない。しっかりと練習はしてきていたし、最低限対戦相手がいるってことだからね(笑)。試合がなくなるより、対戦相手がいる方が良いからね」

──では川原選手のことを研究する時間はありましたか。

「彼と戦うことを聞かされた直後にプロフィールをチェックして、スタイルを調べたよ」

──試合映像も視ましたか。

「いくつかね」

──では川原選手の印象を教えてください。

「ナミキは良い選手だ。ウェルラウンダーでエキサイティングな選手だよ」

──彼は立ち技に自信を持っています。インタビューでも『殴り合う』と宣言していました。

「ワクワクするねぇ(笑)。やろうぜ!! アハハハハ」

──望むところですか。

「向うがそう思っているならね。僕の方がナミキよりウェルラウンダーだけど、殴り合いたいなら受けて立つよ。レッツゴー(笑)。凄く楽しみだ」

──自分の方がウェルラウンダーでも、殴り合いたいものなのでしょうか。

「ストライカーと向き合う日を楽しみにしてきたんだ。これまでの相手はウェルラウダーとはいえ、サブミッション・ファイターやレスラーが多かったから。

僕のバックグランドは打撃だ。だから純粋な打撃戦を戦いたい。彼がそれを望むならね。なにより良い試合にしたいね。それが僕の望みだ」

──しかし、MMAはMMAです。組みや寝技の展開になることは十分にあり得ます。殴り合うといって、テイクダウンを決める選手は山ほどいました。

「もしナミキが寝技を仕掛けてくるなら……寝技は僕の方が上手いし、強い。寝技で戦いたいと彼が思うようなら、それは大きな間違いだよ。僕は過去の経験をいかし、課題を克服してきたからね。

寝技でも立ち技でも問題ない。だから、今回の試合のオファーを受けたんだ。どっちでも戦える。だから、とやかく言っていないでガンガンやり合おう(笑)」

──なるほど。ところで前回の試合ですが、圧倒的有利とみられていた箕輪ひろば選手との試合で判定負けを喫しました。

「あの試合は……準備段階を多くの失敗をしてしまった。特に減量でね。体重の調整を失敗したせいで、試合では力を出すことができなかった。まるでエネルギーがなかったし、全く体が想うように動かなくて焦ってしまった。自分がやろうと思っていたことは何一つできなかったんだよ。自分の状態の悪さにただ驚くばかりだった」

──それでも2度に渡りキムラで肩を破壊しかけました。あの局面で取り切れず、試合の流れも箕輪選手のモノになっていきました。

「逃げられたこと自体が、僕のミスだよ。最初の仕掛けは、かなりタイトに極まっていた。で、あの時に『折りたくない。タップを待とう』って思ってしまったんだ。そうしたらエスケープされ、僕はポジションを失った」

<この項、続く>

■ONE Unbreakable視聴方法(予定)
1月22日(金・日本時間)
午後9時30分~ ABEMA格闘チャンネル
午後9時30分~ONE Super App

■ONE Unbreakable対戦カード

<キックボクシング世界バンタム級選手権試合/3分5R>
[王者] アラヴェル・ラマザノフ(ロシア)
[挑戦者] カピタン・ペッティンディーアカデミー(タイ)

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
青木真也(日本)
ジェイムス・ナカシマ(米国)

<キック・ヘビー級/3分3R>
ラーデ・オバチチッチ(セルビア)
パトリック・シミッド(スイス)

<ウェルター級(※83.9キロ)/5分3R>
ゼバスチャン・カデスタム(スウェーデン)
ザキムラッド・アブデュラエフ (ロシア)

<女子アトム級(※52.2キロ)/5分3R>
モン・ボー(中国)
サマラ・サントス(ブラジル)

<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
リト・アディワン(フィリピン)
川原波輝(日本)

■ONE Unbreakable II視聴方法(予定)
1月29日(金・日本時間)
午後9時30分~ ABEMA格闘チャンネル
午後9時30分~ONE Super App

■ONE Unbreakable II対戦カード

<ヘビー級(※120.2キロ) 5分3R>
マウロ・チリリ(イタリア)
アブドゥルバシール・ヴァガボフ(ロシア)

<ヘビー級(※120.2キロ) 5分3R>
アラン・ンガラニ(香港)
ウマウ・ケニ(セネガル)

■ONE Unbreakable III視聴方法(予定)
2月5日(金・日本時間)
午後9時30分~ ABEMA格闘チャンネル
午後9時30分~ONE Super App

■ONE Unbreakable III対戦カード

<女子アトム級(※52.2キロ)/5分3R>
アリョーナ・ラソヒーナ(ウクライナ)
スタンプ・フェアテックス(タイ)

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
佐藤将光(日本)
ファブリシオ・アンドラジ(ブラジル)

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Interview ONE ONE Unbreakable ONE116 ブログ リト・アディワン 川原波輝

【ONE116】アディワン戦にスクランブル発進、川原波輝─01─「打ち合ってくる奴が日本にいなかった」

【写真】カンフーではない。ブドコン(武道魂)だ (C)MMAPLANET

22日(金・現地時間)にシンガポールはカランのシンガポール・インドアスタジアムで開催されるONE116「Unbreakable」。同大会にDEEPストロー級チャンピオン川原波輝が9日前に出場を決め、リト・アディワンと対戦することを決めた。

試合決定から離日まで4日間、東京で2泊をしてメディカルやペーパーワークを済ませる必要があった。そんな多忙な川原がインタビューを試みた。アディワン戦=ONE初陣は、川原にとって世界進出への一歩であり、これまでやってきたことの集大成──全てを見せる場でもある。


──水曜日(13日)に来週22日にONEでリト・アディワンと戦うことに合意し、翌朝に東京に来てメディカルやPCR検査、そして共同会見と怒涛の2日間だったと思います。選手として弱気な言葉は吐きたくはないでしょうが、実際にこのドタバタを経験していかがですか。

「あんまりそういうことは言いたくないし、だから一言で済ませます。キツイっすね(笑)。でもMMAファイターだし、試練ですよね。戦うことを含めて全て自分がこなすこと。9日しかなくても、如何に対応するか。自分が試されていると思っています」

──コロナ禍だからこそ、生まれたスクランブル発進ですね。国内外でこのような機会をステップアップにつなげた選手がいます。米国ではブランドン・ロイヴァルやジミー・フリック、国内では西川大和選手のケースです。

「さっきは試練って言いましたけど、試練3割、チャンス7割です。とりあえず準備はしていました。夜叉坊の追い込みにも付き合っていたし。どこかでこういう話があるとしても、このタイミングや相手がリト・アディワンとは思っていなかったです。

ただ、試合が決まっていない時にどれだけ準備できるのか。自分を追い込むことができるのかということを意識してずっとやってきたので。自分がこうやってきたから、今回の話もあったんかと思います」

──そうでないとイエスと即答はできなったでしょうしね。

「ハイ。やってないと無理だし、相手も考えたりして……でも、受けてたかな(笑)。リト・アディワンは打ち合える相手だし、打ち合いには自信があるので」

──共同取材の際も『打ち合う』という発言が目立っていましたが、正直なところ川原選手の試合で打ち合いのイメージはないです。

「あぁ、打ち合ってくる奴が日本国内にいなかったですからね。そこを世界で試せるということで意識していたのが、リト・アディワンとかジョシュア・パシオだったんです。

猿田選手とか内藤選手、箕輪がやることを考えると、試合で打ち合えないですよね。テイクダウンを狙って、寝技で削ろうとする。でも、アディワンはそういう概念はないと思うので来ると思います」

──つまり実戦では打ち合ったことがないわけで……。

「なるほど、そうですよね。皆、組みに来ていましたからね。村元戦はチョロッと打ち合いましたけど、確かに人前で打ち合いを見せたことはないかもしんないですね」

──組んでくる相手と、打ってくる相手では川原波輝の打撃は変わって来るのではないでしょうか。

「そこが本来の僕の居場所や思っています。試合で見せたことがないから捉えようがない部分はあるかもしれないですけど、僕はそこをアルファメールでやってきました。そこで意地を見せてきたつもりです。誰とやっても。

何ていうんか……負けず嫌いなんですよ(笑)。アルファメールに行くんじゃなくて、アイツらに分からせたいっていうつもりで打ち合ってきたので、アディワン戦でもそこを見せたいですね」

──ストロー級の選手はアルファメールでも、なかなかいないですよね。

「正直、MMAの練習だったらバンタム級より上のUFCファイターが相手になると厳しいです……組みあると。でも、ボクシング、パンチだけやったらUFCの選手が相手でもガンガンいけました。そこは気落ちの勝負やと思っているんで。16オンスやし、コディー(ガーブラント)とかともガンガンやってきました。

僕、あのデカいグローブでコディーに、アバラ骨を折られて、銀歯をブッ飛ばされましたからね(笑)」

──銀歯……差し歯でなくて。

「銀歯ですねぇ(笑)。残り2週間あったのに、マジだるかったです。アハハハハ」

──ボクシングでそれができる。ただし、川原波輝の打撃は拳だけではないと思っています。

「ハイ。それは考えています。もちろん」

──アディワンはラカイといっても系統が違うのですが、ラカイは基本打ち合わない。距離を取って自分だけ当てる打撃です。

「そうですよね。そのなかでアディワンは相手を追いかけ回しています。そんなに考えていないでしょうし。一発で倒すパンチを振るってくる。アッパー、右フックを4発ぐらい打ってきて組む。で首投げからアメリカーナ。やってくる形があります。相手がバックに回ってくると、キムラ。パターンがありますよね。

それを信じてアイツは戦っています。やってくることは分かっているので、そういう相手をハメる戦い方を僕はアルファメールで身につけてきたので。それがUFCという最高峰でやっている連中の技術なんです。僕はそれをやってきたから、ここでアディワンにハメることができなければ、この先は無いと思っています」

──もう一つ、フィリピン勢のフィジカルの強さ。このフィジカルというものに対して、川原選手はヨガを採り入れて他とは違うアプローチで取り組んできました。いわゆるフィジカル・ストレングスではなく、体の使い方で伍するというか。

「真正面でぶつかるとやられます。力と力の勝負になると。でも、そこでやるつもりがないからヨガをやってきたわけですし。僕は軟体。柔らかくやっていきます。どう地面を掴み、どう体を使うのかでパワーが出ると思っています。

普段から『ここで、そんな返し方するん?』って。筋量があるから出るパワーじゃなくて、体の使い方で出せる力があると僕は思っています」

<この項、続く>

■ONE Unbreakable視聴方法(予定)
1月22日(金・日本時間)
午後9時30分~ ABEMA格闘チャンネル
午後9時30分~ONE Super App

■ONE Unbreakable対戦カード

<キックボクシング世界バンタム級選手権試合/3分5R>
[王者] アラヴェル・ラマザノフ(ロシア)
[挑戦者] カピタン・ペッティンディーアカデミー(タイ)

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
青木真也(日本)
ジェイムス・ナカシマ(米国)

<キック・ヘビー級/3分3R>
ラーデ・オバチチッチ(セルビア)
パトリック・シミッド(スイス)

<ウェルター級(※83.9キロ)/5分3R>
ゼバスチャン・カデスタム(スウェーデン)
ザキムラッド・アブデュラエフ (ロシア)

<女子アトム級(※52.2キロ)/5分3R>
モン・ボー(中国)
サマラ・サントス(ブラジル)

<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
リト・アディワン(フィリピン)
川原波輝(日本)

■ONE Unbreakable II視聴方法(予定)
1月29日(金・日本時間)
午後9時30分~ ABEMA格闘チャンネル
午後9時30分~ONE Super App

■ONE Unbreakable II対戦カード

<ヘビー級(※120.2キロ) 5分3R>
マウロ・チリリ(イタリア)
アブドゥルバシール・ヴァガボフ(ロシア)

<ヘビー級(※120.2キロ) 5分3R>
アラン・ンガラニ(香港)
ウマウ・ケニ(セネガル)

■ONE Unbreakable III視聴方法(予定)
2月5日(金・日本時間)
午後9時30分~ ABEMA格闘チャンネル
午後9時30分~ONE Super App

■ONE Unbreakable III対戦カード

<女子アトム級(※52.2キロ)/5分3R>
アリョーナ・ラソヒーナ(ウクライナ)
スタンプ・フェアテックス(タイ)

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
佐藤将光(日本)
ファブリシオ・アンドラジ(ブラジル)

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Interview News ONE ONE Unbreakable ONE116 ブログ リト・アディワン 川原波輝

【ONE116】川原波輝が9日前のスクランブル発進で、ONEデビュー決定。リト・アディワン戦へ

【写真】盟友、石原夜叉坊は31日に修斗出場。そして川原はONEデビューが決まった (C)KEISUKE TAKAZAWA

15日(金・現地時間)、ONE Championshipより22日(金・同)にシンガポールはカランのシンガポール・インドアスタジアムで開催されるONE116「Unbreakable」にDEEPストロー級チャンピオン川原波輝が出場することが発表された。

今大会でリト・アディワンと対戦予定だったハシガトゥ春節(旧正月)を前にした中国共産党政府が河北省などを対象に2800万人規模の封鎖政策を取ったため国外に出ることが不可能となった。急遽、代役が必要となったONEから13日(水)にこの知らせが川原の耳に入り、僅か9日前のオファーを承諾しスクランブル発進を決めた。


昨年8月に越智晴雄をRNCで下し、伝統派空手ベースの打撃だけでなく組み技での成長を見せつけた川原。ベルトを巻いた時点でONEストロー級戦線への殴り込みをアピールし、翌月に行われたRoad to One03では猿田洋祐✖内藤のび太という修斗系ONEストロー級世界王者経験者対決をケージサイドで観戦し、静かに存在感を示していた。

とはいえ現状、ONEストロー級戦線には上記の2人以外にも仙三、箕輪ひろば、澤田龍人が在籍している。世界に広がりを見せつつあるストロー級戦線といえども6人目の日本人がロースターに加わるのは簡単ではない。川原も十分に理解しているからこそ、このスクランブル発進を受けたに違いない。

川原はメディカルチェックや書類作成のために東京を訪れ、都内で練習をしながら取材もこなし、一旦大阪に戻って明日にも離日する予定だ。

世界で戦うためにコロナ禍より、肉体改造を図ってきた川原はエアリアル・ヨガやブドコンを採り入れ──足の裏で地面を掴む感覚を掴むなど、独自の強化策を続けてきた。

打撃、組み技、寝技にしても体の使い方が変わったことで、より自身の効果的に動かせるMMAには欠かせないセルフ・コーディネイトがより進んでいる川原のサークルケイジ挑戦は非常に楽しみた。

アディワンは仙三に勝ち、箕輪ひろばの腕を折る寸前まで追い込んだチーム・ラカイの強豪──この一戦で、将来が左右されるといっても過言でない一番に川原は挑む。

MMAPLANETでは同意書がONEから届いた時点で、川原に今回のONE参戦に掛ける気持ちを訊いた。

──急遽、ONE出場が決まりました。

「来たぁ!! でも、このタイミングかって思いました。でも、ずっと準備してきたので。僕が今、ONEで戦えるとしたら誰かの代役で、急なオファーに応じること。そのために正月も休みなく調整していて……ずっと体重も60キロを超えることはなかったです。正直9日前かってのは、ありました(笑)。ただ、ここで断るヤツは多いと思うけど、僕は断るとチャンスがなくなりますからね。それにこのために練習してきたんやんって」

──アディワンが対戦相手です。

「超フィニッシャーですね。僕とタイプは同じ。えぇマッチアップやと思います。どっちかがフィニッシュする試合になるでしょうね。自分の番が来たので、やります。リト・アディワンは強いですけど、箕輪選手に負けているし。とりあえずはフィニッシュすることですね。レベルの違いを見せたいッスね」

■ONE Unbreakable視聴方法(予定)
1月22日(金・日本時間)
午後9時30分~ ABEMA格闘チャンネル
午後9時30分~ONE Super App

■ONE Unbreakable対戦カード

<キックボクシング世界バンタム級選手権試合/3分5R>
[王者] アラヴェル・ラマザノフ(ロシア)
[挑戦者] カピタン・ペッティンディーアカデミー(タイ)

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
青木真也(日本)
ジェイムス・ナカシマ(米国)

<キック・ヘビー級/3分3R>
ラーデ・オバチチッチ(セルビア)
パトリック・シミッド(スイス)

<ウェルター級(※83.9キロ)/5分3R>
ゼバスチャン・カデスタム(スウェーデン)
ザキムラッド・アブデュラエフ (ロシア)

<女子アトム級(※52.2キロ)/5分3R>
モン・ボー(中国)
サマラ・サントス(ブラジル)

<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
リト・アディワン(フィリピン)
川原波輝(日本)

■ONE Unbreakable II視聴方法(予定)
1月29日(金・日本時間)
午後9時30分~ ABEMA格闘チャンネル
午後9時30分~ONE Super App

■ONE Unbreakable II対戦カード

<ヘビー級(※120.2キロ) 5分3R>
マウロ・チリリ(イタリア)
アブドゥルバシール・ヴァガボフ(ロシア)

<ヘビー級(※120.2キロ) 5分3R>
アラン・ンガラニ(香港)
ウマウ・ケニ(セネガル)

■ONE Unbreakable III視聴方法(予定)
2月5日(金・日本時間)
午後9時30分~ ABEMA格闘チャンネル
午後9時30分~ONE Super App

■ONE Unbreakable III対戦カード

<女子アトム級(※52.2キロ)/5分3R>
アリョーナ・ラソヒーナ(ウクライナ)
スタンプ・フェアテックス(タイ)

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
佐藤将光(日本)
ファブリシオ・アンドラジ(ブラジル)

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DEEP96 J-CAGE Report ブログ 川原波輝 越智晴雄

【DEEP96】スクランブルでバックに飛び乗った川原波輝が、RNCで越智を絞め落とし新ストロー級王者に

【写真】左腕がかなり入っていき、追い込まれた越智はここからスラムを選択し川原がRNCを完成させた(C)KEISUKE TAKAZAWA/MMAPLANET

<DEEPストロー級選手権試合/5分3R>
川原波輝(日本)
Def.2R4分33秒by RNC
越智晴雄(日本)

すぐに構えを変えてボディを伸ばした川原に対し、越智はシングルでケージに押し込み尻もちをつかせる。ケージを背負った川原は、足を束ねられると腿の裏に手を回される。川原は右足を差し込んで、束ねさせないよう左足を畳んでいく。立ちあがり際に大きく川原を持ち上げてスラムした越智だが、ここから打撃の間合いとなり、川原がボディと顔面にパンチを打ち分ける。

続いて川原が右フックを当てるが、越智はダブルレッグでテイクダウンへ。時間を掛けず立ち上がった川原は、体を入れ替えて離れるとボディにパンチを入れる。越智は低い姿勢で飛びこみ、担ぎ上げてテイクダウンへ。川原はすぐに立ちあがって逆にバックに回るが、離れてボディ、右ストレートをヒット。越智も右フックを当てたが、川原は後ろ回し蹴りをボディに突き刺し、ダブルレッグを決めてエルボーと良い流れでラウンドを締めた。

2R、左ハイからジャブを伸ばす川原、越智は左フックを振るう。越智の左オーバーハンドをかわして右を被せようとする川原だが、ダブルレッグでテイクダウンを許しケージ中央で背中をつかされてしまう。川原はクローズドガードを取り、エルボーを頭頂部に打ちつける。足を一本抜きつつ、スクランブルを許さずに押し込んでケージ際に移動した越智はスクランブルにギロチンを狙う。

頭を抜いてトップを取った川原が笑みを見せてパウンド。スペースができると越智が立ち上がるが、川原は背中に乗って四の字フックへ。手首を掴む越智に左のパンチを連打した川原は、その左腕をアゴの上から絞めていく。後方にスラムした越智は、ここで手首が外れ川原がRNCをセットアップ。チャンピオンが落ちて、新チャンピオン川原波輝が誕生した。

「疲れたぁ。1年半前にやられ、本当に越智さん感謝している。オトン、オカン、俺の家族ホンマにありがとう。夜叉坊、優作さん、チームの皆、ありがとう。それだけのことやってきて、自信もあった。結果を出せてホンマに良かった。一応チャンピオンの肩書は貰ったけど、見ているとこはホンマここちゃうし。スタート時点、とりあえずここから。世界一獲るんで。ありがとうございました」とマイクで話すと、勝利の雄叫びを挙げた。


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DEEP96 Interview J-CAGE ブログ 川原波輝 越智晴雄

【DEEP96】ストロー級王者=越智晴雄に挑戦、川原波輝─02─「ホンマに日本の格闘技界を背負うつもり」

【写真】股関節が柔軟になると、蹴りの威力はどのように変わって来るのか。凄く興味深い (C)MMAPLANET

23日(日)、東京都港区のニューピアホールでDEEPがダブルヘッダー=夜の部、DEEP96 IMPACTのメインでDEEPストロー級チャンピオン越智晴雄に挑戦する川原波輝インタビュー後編。

昨年6月、RIZINでの征矢貴戦における敗北、11月の潤鎮魂歌戦のKO勝ち、アルファメール修行、そして緊急事態宣言下のエアリアルヨガにより、川原はどう変わり、何を手にしたのか。そして──ここから先に何を見ているのか。

<川原波輝インタビューPart.01はコチラから>


──股関節が柔らかいと、腰に負担がくるという話をきいたことがありますが、その辺りは?

「いや、最初は反動で腰が痛くなりました。ビックリするぐらい。でも、そういう時期を越えないといけないということで。これも試合がある時期なら、突き詰めることはできなかったと思います。普段使っていないので、体がビックリして痛くなるということで、乗り越えれば全然使えるようになりました」

──それで打撃の威力は増すのですか。

「増します。パンチ力、めっちゃ上がっていますよ。蹴りもパンチも。2カ月ぶりにミットを持ってもらったら、『お前、何やっててん?』ってコーチに言われましたからね(笑)。そんな変わんねやって言われました」

──寝技も以前に東京に来ていた時に、ここまでできるのかと思ったのですが、ヨガ効果は寝技でもありますか。

「あんなん8、9カ月ぐらい前ですよ。あの頃とは別人ですよ。全然、あの頃を参考にして越智が来てくれるなら、有難いですよ。それでなくても、負けるとこないんちゃうん?
って感じなんで(笑)。

自分でも楽しくてしょうがないです。前の越智との試合後に最後にテイクダウンを取られて、時間を使われたから負けたので、『テイクダウンされないともう負けない』と言っていたんですけど、そこを徹底してきたので。あそこで負けると、僕ももう厳しいです。でも、全く負ける気がしないんです」

──越智選手の魂の組みに対しても、自信があるということですか。

「怖さは全くないです。自分を試す、世界に行くための練習試合でしかないです」

──ここでタイトルを取ると、その後は世界を目指すということですか。

「僕はONEに行きたいんです。それは変わっていないですよ。RIZINに出たのもONEに行きたいからです。59キロで戦って、そこで勝てばストロー級の選手として同じ階級の強い相手と戦えると思っていたんで。で、もう1回勝ってONEに行くつもりだったんです。

ONEっていうも、僕は世界一になりたいからで。今、ストロー級の世界一はONEだからってことなんです。世界しか見ていないです。夜叉坊、ノリピー、優作さんもそういう目標を持っていたから憧れて、あの道に行きたいからついて行っていたんです。僕は今も世界一を夢見ています。

だからRIZINでストロー級世界一を証明できるなら、RIZINで戦いたいです。でもジャレッド・ブルックスに勝って、僕が世界一やって言ったらONEの奴らは黙っていないですよね。だからONEで世界一になってから、RIZINで暴れてやろうって。僕、ホンマに日本の格闘技界を背負うつもりでやっているんで。世界一になることで、DEEPに恩返しをしたいと思っていますし」

──そういう今後の進むべき道を聞けば聞くほど、征矢戦の敗北は痛かったですね。

「落としたらダメなところでした。3週間前のオファーで59キロ、緊張して自分に負けました。どれだけ急なオファーでも、どこの舞台でも、体重がどうであれ、自分の動きができへんかったことは収穫になりました。征矢とか、越智がどうこうでなくて自分の動きができないと、世界には勝てない。そこを学ばせてもらいました。

やってきたことが出せなかったのは、あの試合が初めてやったんです。体重も威圧感も関係ないです。自分自身に勝っていれば……。自分との向き合い方をもっとシビアにせなアカンって分かったんです。それがあって潤鎮魂歌戦のKO勝ちに結びつきました」

──自分に向き合って勝つとは、どのような解決法があったのですか。

「日常生活ッスね。普段の生活のなかで一瞬の選択、判断。そういうことから試合に関係してくると思います。どれだけ練習していても、普段の生活がだらしなかったり、試合の時と矛盾するような生活をしていると、それは全て戦いに跳ね返ってくると思います。どれだけ強くても、生き方が伴っていないとダメです。

自分ではこれまでもベストを尽くしていたと思っていました。でも、もっとできていた。人に対して、もっと優しくすることもできただろうし」

──人に対して優しくとは、つまり人間として成長しないとMMAで勝てないということですか。

「MMAは人間力やと思います。それが征矢戦に負けてから、潤鎮魂歌戦までに凄く考えたことでした。1日3部練習をして、やり過ぎだ、ケガをするって言われました。でも自分のなかで設定していた限界の先ってありましたね。怪我せずにできたし。

そこからアルファメールに行って、ヨガをやってからの試合ですから、本当に楽しさしかないんです。ただ純粋に自信があって、勝てるって思っているだけで。越智さんは僕が戦ってきた相手のなかで一番強いって言って良い選手です。でも、全く怖さがなくて楽しみが強すぎます」

■ DEEP96計量結果

<DEEPストロー級選手権試合/5分3R>
[王者]越智晴雄:52.1キロ
[挑戦者]川原波輝:52.15キロ

<バンタム級/5分3R>
昇侍:61.45キロ
CORO:61.4キロ

<フライ級/5分3R>
村元友太郎:56.9キロ
鮎田直人:57.15キロ

<バンタム級/5分3R>
高野優樹:61.65キロ
笹晋久:61.35キロ

<フライ級/5分2R>
島袋チカラ:56.95キロ
松丸息吹:56.95キロ

<バンタム級/5分2R>
橋本優大:61.55キロ
ヒロヤ:61.65キロ

<フェザー級/5分2R>
岩永翔吾:65.25キロ
西谷大成:66.15キロ

<ライト級/5分2R>
レバナ・エゼキエル:69.7キロ
畠山祐輔:70.55キロ

■ DEEP95計量結果

<ウェルター級/5分3R>
佐藤洋一郎:77.5キロ
阿部大治:77.35キロ

<メガトン級/5分3R>
関根”シュレック”秀樹:─キロ
酒井リョウ:101.5キロ

<キック63キロ契約/3分3R>
KINGレイナ:63.0キロ
熊谷麻理奈:61.95キロ

<ライト級/5分2R>
大原樹里:70.5キロ
鈴木琢仁:69.85キロ

<ライト級/5分2R>
LUIZ:70.8キロ
大木良太:70.8キロ

<95キロ契約/5分2R>
ジョシュア・ロビンソン:94.95キロ
中村圭佑:94.2キロ

<フェザー級/5分2R>
高塩竜司:65.85キロ
鬼山反猫:66.0キロ

<フライ級/5分2R>
渋谷カズキ:56.85キロ
加藤瑠偉:56.6キロ

<ストロー級/5分2R>
林豊:52.6キロ
キンタ・ジ・エンド:52.35

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【DEEP96】ストロー級王者=越智晴雄に挑戦、川原波輝─01─「足の裏で地面を掴む」=ヨガでパンチ力⤴

【写真】もう半日後に、川原は越智と相対する (C)DEEP

23日(日)、東京都港区のニューピアホールでDEEPがダブルヘッダー=DEEP95 IMPACTとDEEP96 IMPACTを開催する。

その昼夜興行、夜の部のメインで越智晴雄の持つDEEPストロー級王座に川原波輝が挑戦する。

昨年3月以来の再戦、前回は判定負けを喫した川原だが──この再戦を前に「全く怖さはない。楽しみでしかない。世界へ行くための練習試合」と言い切った。これだけの自信を手にした、川原が送ってきた日々とは。


──今回の試合が決まったのはいつ頃ですか。

「2カ月ぐらい前ですね。やらせてもらえるのであれば……潤鎮魂歌戦のKO勝ちも圧倒的やったし、越智以外に相手がおるんやったら戦いますけど、おらへんし。去年の11月からずっと自信満々でした。それが新型コロナウィルスの影響で、この時期になってしまっただけなので。あれからも、アルファメールに3カ月行って、コロナが広まってきた時に帰国したんです」

──ストロー級の川原選手がアルファメールで練習を続けるのは体格的にも厳しくないでしょうか。

「大変です。でもUFCのフライ級の選手もいるし、練習の時はストロー級とかって考えていないです。ソイツと俺、まぁあんまり大きいヤツは無理ですけど、バンタム級ぐらいまでやったら人と人との勝負としてやっています。そこで生き残れたら、強くなっているということなんで」

──なるほどぉ。そこまでの意志を持ってやってきたのですね。ただし帰国後は練習もままならなかったと思います。

「ジムが閉まっているので、1カ月半から2カ月は走って、それとエアリアルヨガに行っていました」

──ヨガですか?

「エアリアルヨガといって布を使って、空中でやるヨガなんです」

──あぁ、TVで視たことあります。ぶら下がっているヤツですよね。

「そうです。サーカスとか劇団の子が通って軟体にするんですけど、夜叉坊と通っていました。週に3、4日ほど」

──その目的と得られるモノは何になるのですか。MMAを戦ううえで。

「体を柔らかくすることです。体が基本ですから、ファイターは。スパーリングとかできない状況だったので、逆にそうやって体と向き合うことにしたんです」

──実際に効果はあるのですか。

「もちろんです。冷や汗がでるぐらい、引き裂かれるので。メチャクチャにハードですよ。普通の練習並みに筋肉痛にもなるし、汗は出るし。自重でぶら下がるわけですから、握力もそうだし背筋とかメチャクチャつきます」

──MMAの練習に戻り、どのような効果が感じられましたか。

「バチバチ出てしますよ。足の裏の感覚を手のようにしていくんです。足の裏で地面を掴む。地面を掴むヨガと、布のヨガと2つやってもらっていたので。地面を掴むヨガで、足の感覚が良くなりステップとか凄く変わりましたよ。

親指の母指球、小指の外、それとカカトの三点で支えるんです。そんなこと考えたこともなかったですし。もともと人間も猿のように足で何かを掴んだりできていたのが、退化して今のようになったって教えられました。

この3点を意識すると、足の裏が手で地面を握る──地面を絞る感覚になってきています」

──結果、何が変わるのですか。

「布で柔軟にもしてきたので、足のブレーキをきかせながら、上半身で相手の攻撃を紙一重で避けることができます。猫が一瞬にして跳ぶみたいな、そんな動作です。鈍感だった部分が、敏感になった感じですね。足元からヒザ、ヒザから腰、腰から腕とみんな体は繋がっていますから」

──それは筋肉が繋がっているということですか、それとも骨と関節の繋ぎなのか。

「筋肉ですね。股関節からパンチも蹴りも全部、生まれている。股関節の柔軟性は大切になってきています。呼吸も腹式呼吸といって鶴太郎がやっているヤツ……」

──川原選手、MMAファイターなら腹式呼吸は鶴太郎さんではなくて、ヒクソン・グレイシーを例えにしましょうよ(笑)。

「アハハハハ。ほんまや、そうですね。でも日本人を例えにしないと。夜叉坊が、鶴太郎を見てって言ってきたので(笑)。腹式呼吸でお腹周りを柔軟にすると、股関節が繋がってくるので動きは変わりました。可動域が広がりましたね」

──つまり技術の幅も広がるということですね。

「ハイ。寝技をやっていても柔軟になったことで、動きが変わりましたよ」

<この項、続く>

■ DEEP96計量結果

<DEEPストロー級選手権試合/5分3R>
[王者]越智晴雄:52.1キロ
[挑戦者]川原波輝:52.15キロ

<バンタム級/5分3R>
昇侍:61.45キロ
CORO:61.4キロ

<フライ級/5分3R>
村元友太郎:56.9キロ
鮎田直人:57.15キロ

<バンタム級/5分3R>
高野優樹:61.65キロ
笹晋久:61.35キロ

<フライ級/5分2R>
島袋チカラ:56.95キロ
松丸息吹:56.95キロ

<バンタム級/5分2R>
橋本優大:61.55キロ
ヒロヤ:61.65キロ

<フェザー級/5分2R>
岩永翔吾:65.25キロ
西谷大成:66.15キロ

<ライト級/5分2R>
レバナ・エゼキエル:69.7キロ
畠山祐輔:70.55キロ

■ DEEP95計量結果

<ウェルター級/5分3R>
佐藤洋一郎:77.5キロ
阿部大治:77.35キロ

<メガトン級/5分3R>
関根”シュレック”秀樹:─キロ
酒井リョウ:101.5キロ

<キック63キロ契約/3分3R>
KINGレイナ:63.0キロ
熊谷麻理奈:61.95キロ

<ライト級/5分2R>
大原樹里:70.5キロ
鈴木琢仁:69.85キロ

<ライト級/5分2R>
LUIZ:70.8キロ
大木良太:70.8キロ

<95キロ契約/5分2R>
ジョシュア・ロビンソン:94.95キロ
中村圭佑:94.2キロ

<フェザー級/5分2R>
高塩竜司:65.85キロ
鬼山反猫:66.0キロ

<フライ級/5分2R>
渋谷カズキ:56.85キロ
加藤瑠偉:56.6キロ

<ストロー級/5分2R>
林豊:52.6キロ
キンタ・ジ・エンド:52.35キロ

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【DEEP95&DEEP96】計量終了 阿部大治、佐藤洋一郎、越智晴雄、川原波輝、KINGレイナ計量パス

【写真】前日計量を行った選手は全員がパスしている(C)DEEP

22日(土)、明日23日(日)に東京都港区のニューピアホールで開催されるDEEP95及びDEEP96の計量が中野区中野サンプラザ15Fエトワールで行われた。

昼の部=DEEP95のメインは阿部大治のDEEP初陣となる佐藤洋一郎戦。この他、キックルールでKINGレイナが熊谷麻理奈と対戦、2回戦ながら要注目のライト級マッチ=大原樹里✖鈴木琢仁が組まれている。


夜の部=DEEP95は、DEEPストロー級選手権試合=王者・越智晴雄✖挑戦者・川原波輝をメインに、3回戦ではバンタム級の昇侍✖CORO、高野優✖笹晋久、フライ級の村元友太郎✖鮎田直人がマッチアップされている。

2大会合わせて17試合、メガトン級の関根シュレック秀樹のも当日計量となっており、他33名のファイターに体重オーバーはなかった。

■ DEEP96計量結果

<DEEPストロー級選手権試合/5分3R>
[王者]越智晴雄:52.1キロ
[挑戦者]川原波輝:52.15キロ

<バンタム級/5分3R>
昇侍:61.45キロ
CORO:61.4キロ

<フライ級/5分3R>
村元友太郎:56.9キロ
鮎田直人:57.15キロ

<バンタム級/5分3R>
高野優樹:61.65キロ
笹晋久:61.35キロ

<フライ級/5分2R>
島袋チカラ:56.95キロ
松丸息吹:56.95キロ

<バンタム級/5分2R>
橋本優大:61.55キロ
ヒロヤ:61.65キロ

<フェザー級/5分2R>
岩永翔吾:65.25キロ
西谷大成:66.15キロ

<ライト級/5分2R>
レバナ・エゼキエル:69.7キロ
畠山祐輔:70.55キロ

■ DEEP95計量結果

<ウェルター級/5分3R>
佐藤洋一郎:77.5キロ
阿部大治:77.35キロ

<メガトン級/5分3R>
関根”シュレック”秀樹:─キロ
酒井リョウ:101.5キロ

<キック63キロ契約/3分3R>
KINGレイナ:63.0キロ
熊谷麻理奈:61.95キロ

<ライト級/5分2R>
大原樹里:70.5キロ
鈴木琢仁:69.85キロ

<ライト級/5分2R>
LUIZ:70.8キロ
大木良太:70.8キロ

<95キロ契約/5分2R>
ジョシュア・ロビンソン:94.95キロ
中村圭佑:94.2キロ

<フェザー級/5分2R>
高塩竜司:65.85キロ
鬼山反猫:66.0キロ

<フライ級/5分2R>
渋谷カズキ:56.85キロ
加藤瑠偉:56.6キロ

<ストロー級/5分2R>
林豊:52.6キロ
キンタ・ジ・エンド:52.35キロ

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DEEP96 Interview J-CAGE ブログ 川原波輝 越智晴雄

【DEEP96】川原波輝とDEEPストロー級王座防衛戦を控えた越智晴雄「打撃だけでも負ける気はない」

【写真】今の時代、響くのは天才の言葉ではなく──努力家の姿勢だ (C)MMAPLANET

23日(日)、東京都港区のニューピアホールでDEEPがダブルヘッダー=DEEP95 IMPACTとDEEP96 IMPACTを開催する。

その昼夜興行、夜の部のメインで越智晴雄が川原波輝を相手にDEEPストロー級王座防衛戦を戦う。1年5カ月前に防衛を果たした相手との再戦を前にして、越智は何を想うのか。

長身のストライカーの時代を迎えつつあるJ-MMAにあって、越智は自分を貫くことを改めて明言した。
 

──タイトル防衛戦が日曜日に控えています。調整具合はいかがでしたか。

「体調は良い感じに仕上がっています。メンタルも、もうやるだけですし減量を上手くクリアして当日戦うだけですね。僕はスタミナとパワーで戦うタイプなので、過去最高ぐらいに良い体調だから、しっかりと戦えるはずです」

──スタミナとパワーと言われましたが、本当に気持ちで戦うタイプではないでしょうか。

「僕の場合はもうどういう形であれ、勝てば良いということで。そのためには出し切るしかないです。そうやって戦った結果に、勝敗がついてきます。なので、とにかく全てを出し切ろうと心掛けています。やることを決めて、ひたすら繰り返す。それだけなんです」

──昨年3月にダウンこそ喫しましたが、上を取り切った勝てた川原選手とまた戦うことについては?

「そうですね(苦笑)。あまりやるメリットがある試合ではないですが、DEEPのストロー級で他に誰がいるのかって考えると、川原選手は前の試合でもKO勝ちしている強い選手なので。それに僕はとにかく試合をコンスタントにしたい方で、相手云々で気持の入り方が変わることもないので。対戦相手は全部倒して、ベルトを持ち続けることが今の目標で。

それに年末にジャスティン・ブルックスに負けているので、相手を選ぶころができる立場にないですし。格闘技は勝って、力を示すモノだから……全くキャリアのない相手だと戦いたくはないですけど、佐伯さんたちが挑戦者に相応しいと思って試合を組んだ相手なので、しっかりと勝つだけです」

──前回の試合を踏まえて、川原選手を相手にどのように戦わないといけないと思っていますか。

「前は打撃で危ないシーンもあったので……たまたまじゃなくて、被弾したのは川原選手がそれだけの力があることだと受け止めています。だから自分が勝っている部分で勝負をしようとは思いつつ、打撃だけでも負ける気はないです(笑)。そこは勝負したうえで、自分の強いところで戦おうという感じです」

──総じて長身のストライカーは、以前と比較するとテイクダウンディフェンスが強くなっているかと思います。

「本当にその通りです。抱えて倒れるなんていう選手は、いなくなりました。練習相手でも腰がしっかりとしている長身のストライカーは、すぱーをしていても厳しいというのはあります。

それでも僕がやることは決まっているので。死んでも捕まえる。死んでも打撃を掻い潜って倒す。そういう気持ちで戦い明日。打撃を使うとしても、そこをしつこくしてからです」

──その気迫の組みがあることで、また越智選手のオーバーハンドは当たります。

「ハイ、僕の打撃は組みが有りきなので」

──越智選手はRIZINで砂辺選手に勝利しましたが、修斗のストロー級チャンピオンは3代揃ってONEと契約。しかもRoad to ONEで内藤のび太選手と猿田洋祐選手が戦うことが発表されました。同じストロー級として気になりますか。

「興味はあります。のび太さんと猿田さんの試合は、個人的に凄く見たいです」

──我がのスタイルを振り返り、のび太ガンバレという気持ちになりませんか。

「アハハハ。どちらかを応援するというのはないですけど、自分が戦うとしたら、のび太さんは結構嫌なタイプだと思っています。あれだけ根性があって、しつこくて気持ちが強い。ただ猿田選手はフィジカル的に全然上でしょうね」

──相手のスタイルは違っても、しつこい気持ちでいく試合というのは自身の防衛戦にも当てはまることではないでしょうか。

「その通りですね。もう相手を疲れさせて極めるぐらいの気持ちでやろうと思っています。それが僕のこの階級での強みでもあるし……しっかりとやるだけです」

──今回の調整は?

「ほぼCAVEで練習して、あとは石渡さんとアキラさんとやったり、最後の詰めのところで上田(将勝)さんにゴールドジムに来てもらって色々と指導してもらっています。上田さんはずっと長い間一緒にやってきましたし、試合だけでなく色々と気が回る人なので、本当に助けてもらっています。バンテージも巻いてもらっていますしね。セコンドが石渡さんと上田さん、この安心感は半端じゃないです」

──盤石の態勢ということですね。ここで勝って、その後については考えることはありますか。

「今、コロナ禍の影響で世界中の格闘技がどうなっていくのか分からないですが、それでも同じ階級で強い選手がいるところで戦いたいと思っています。状況が状況ですので、そういう部分と合わせて決めていきたいです」

──コロナの時代だからと格闘技で世の中に勇気を与えるとか正直、私は好きじゃないのですが……根性タイプの選手の試合はコロナ禍でなくても胸に響くモノがあるかと思っています。世の中、天才ばかりではないですし、言葉ではなく試合で諦めない姿勢を見せてもらると。

「本当に今、言ってもらえたように……自分ができることは、試合のなかで本気になってやることだけです。そういう試合を見た人が、翌日の仕事とかにやる気になり、明日の活力になるのであれば本当に嬉しいです。なので自分は精いっぱいやるだけです」

■ DEEP96 IMPACT対戦カード

<DEEPストロー級選手権試合/5分3R>
[王者]越智晴雄(日本)
[挑戦者]川原波輝(日本)

<バンタム級/5分3R>
昇侍(日本)
CORO(日本)

<フライ級/5分3R>
村元友太郎(日本)
鮎田直人(日本)

<バンタム級/5分3R>
高野優(日本)
笹晋久(日本)

<フライ級/5分2R>
島袋チカラ(日本)
松丸息吹(日本)

<バンタム級/5分2R>
橋本優大(日本)
ヒロヤ(日本)

<フェザー級/5分2R>
岩永翔吾(米国)
西谷大成(日本)

<ライト級/5分2R>
レバナ・エゼキエル(コンゴ民主共和国)
畠山祐輔(日本)

■ DEEP95 IMPACT対戦カード

<ウェルター級/5分3R>
佐藤洋一郎(日本)
阿部大治(日本)

<メガトン級/5分3R>
関根”シュレック”秀樹(日本)
酒井リョウ(日本)

<キック63キロ契約/3分3R>
KINGレイナ(日本)
熊谷麻理奈(日本)

<バンタム級/5分3R>
CORO(日本)
ドリームマン(日本)

<ライト級/5分2R>
大原樹里(日本)
鈴木琢仁(日本)

<ライト級/5分2R>
LUIZ(日本)
大木良太(日本)

<95キロ契約/5分2R>
ジョシュア・ロビンソン(米国)
中村圭佑(日本)

<フェザー級/5分2R>
高塩竜司(日本)
鬼山反猫(日本)

<フライ級/5分2R>
渋谷カズキ(日本)
加藤瑠偉(日本)

<ストロー級/5分2R>
林豊(日本)
キンタ・ジ・エンド(日本)

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CORO DEEP95 DEEP96 J-CAGE KINGレイナ News ブログ 大原樹里 川原波輝 昇侍 村元友太郎 笹晋久 越智晴雄 酒井リョウ 鈴木琢仁 関根シュレック秀樹 阿部大治 高野優樹 鮎田直人

【DEEP95&DEEP96】阿部大治初参戦、越智✖川原II、KINGレイナキック戦など、PPV配信決定

【写真】1年5カ月ぶりの再戦となる川原と越智。DEEP96のメインで組まれている(C)MMAPLANET


11日(火)、DEEPより8月23日(日)に東京都港区のニューピアホールで開催されるDEEP95&DEEP96がPPV配信されるという発表があった。

正午試合開始となるDEEP95では2試合の3回戦、UFC&ONEベテランの阿部大治✖佐藤洋一郎のウェルター級戦、メガトン級は関根シュレック秀樹✖酒井リョウに加え、2回戦はライト級の鈴木琢仁✖大原樹里など6試合、またKINGレイナが熊谷麻里奈と戦いキックルール3分✖3Rの計9試合が組まれている。


午後6時開始のDPPE96ではDEEPストロー級選手権試合=チャンピオン越智晴雄✖チャレンジャー川原波輝戦以外にも、バンタム級で昇侍✖CORO、高野優樹✖笹晋久とフライ級では村元友太郎✖鮎田直人と3回戦が3試合と2回戦・4試合がマッチアップされている。

この両大会、既にチケットはソールドアウトとなっており、PPV配信が行われることとなった。両大会とも個々の視聴価格は2500円となっているが、前売り予約のみ2大会セット=4000円で視聴も可能だ。また2大会とも試合開始までは過去の試合映像や見所などが無料で視聴できるようになっている。そして、PPV購入者の中から抽選で20名に2大会の出場主要選手のサイン入りパンフレットがプレゼントともあるという。

タイトル戦、初参戦、3回戦級の2回戦と──ライブで楽しむためのPPV購入はコチラから。

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【DEEP95&96】DEEPが8月23日にニューピアでダブルヘッダー。阿部✖佐藤、越智✖川原等が組まれる

【写真】カード発表の際、パッと目に留まったカード──それが高野✖笹、そして大原✖鈴木だった(C)KEISUKE TAKAZAWA/MMAPLANET

6日(月・現地時間)、DEEPが8月23日(日)に東京都港区のニューピアホールでDEEP95とDEEP96のダブルヘッダーを開催することを発表した。DEEPは3月1日の後楽園ホール大会以降、4月の大阪大会と5月6日のJEWELSとのダブルヘッダーを中止とし、今月23日にJEWELS新宿FACE大会で活動再開──そして、今回のダブルヘッダーでケージMMAが復活する。

両大会とも予防対策として、観客はマスク着用で入場時に検温(※2度に渡り37.5度以上の発熱が確認されると入場できない)、また接触確認アプリに登録もしくはチケットの半券の裏に指名と住所、連絡先を記入することとなっている。加えて手指の消毒のために会場各所に消毒液が設置されるとのこと。

そのうえで感染拡大状況によってイベント中止もあるという一文がリリースには添えられている。

そんなニューピア・ダブルヘッダー、正午試合開始となるDEEP95では5月大会からUFC&ONEベテランの阿部大治✖佐藤洋一郎のウェルター級3回戦がスライドされ、3回戦ではメガトン級の関根シュレック秀樹✖酒井リョウ、2回戦で関根の同門=鈴木琢仁が大原樹里とライト級の一戦がマッチアップされている。

4月の大阪大会からは95キロキャッチウェイト2回戦=ジョシュア・ロビソン✖中村圭佑が再マッチメイクされた。さらにZSTグラップリング=GTF04出場権が掛った昨日の予選大会で見事に2試合連続一本勝ちし60キロ級本戦出場を決めた渋谷カズキが、加藤瑠偉と戦うフライ級2回戦も組まれた。

午後6時開始のDPPE96ではDEEPストロー級選手権試合=チャンピオン越智晴雄✖チャレンジャー川原波輝戦、3回戦では昇侍✖COROのバンタム級、フライ級の村元友太郎✖鮎田直人、バンタム級はもう1試合=高野優樹✖笹晋久の対戦が発表された。

越智✖川原は昨年3月以来、1年5カ月ぶりの再戦で王者は昨年末のジャレッド・ブルックス戦の黒星から再起を賭け、返り討ちを狙う。村元はRIZINで敗北を喫して以来1年振り、DEEPは2年のインターバルを空けての再登場、対する鮎田は昨年12月に伊藤裕樹を破ったのに続きアップセットを目指す。

高野✖笹はHEARTS→Fight Farm=高野、Tribe Tokyo MMA→パラエストラ柏=笹という母体を変えて再上昇を目指す者同士の興味深い顔合わせだ。