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【CJJW2023】修羅の組み技道!! 7月30日、コンバット柔術ワールド:バンタム級に高橋Sub雄己が参戦!!

【写真】2022年の世界王者エライアス・アンダーソンと2019年の世界王者リチャード・アラルコン (C)EBI & DAVE MANDELL

7月30日(日・現地時間)、メキシコはキンタナ・ロー州プラヤ・デル・カルメンのポリフォルム・プラヤ・デル・カルメンで開催されるCombat Jiu-Jitsu World Bantam weightに高橋Submission雄己が出場することが決まった。

(C)FINISHER SUB ONLY

孤高のJ-Grapplar、高橋。

彼は4月30日にEBIルールを用いたグラップリング・トーナメント=エメラルドシティ・インビテーショナルのバンタム級Tに出場予定だったが、渡米のために搭乗した飛行機のトラブルで現地入りを断念、無念の欠場となっている。

今春に10thPlanet HQで武者修行を行っていた高橋が、今回はそのエディ・ブラボー率いる掌底有りのCJJWと挑戦となった。プロ修斗で活躍していた高橋だけに、掌底のあるなかで一本を狙う経験は十分にある──と言いたいが、純粋に体格差というハンデを取り除いても、屈強かつコンバット柔術の経験が豊かなグラップラーが待ち受けている。


16人制トーナメント、現時点で大会フライヤーから確認できるのは高橋を含めて10名、そのなかにはリチャード・アラルコン、ゲイブリエル・デフロン、マニー・ヴァスケス、エライアス・アンダーソンらが含まれている。

アームコレクターことジヴァ・サンタナの黒帯アラルコンは2019年のCJJWバンタム級世界王者で、翌年はフェザー級でエライアス・アンダーソンを相手にまさかの初戦OT敗退。そのアンダーソンは準々決勝で今成正和にヒールで一本負けを喫した。

この敗北を発奮材料にアンダーソンは2021年バンタム級世界王者に輝いている。この時は決勝でアラルコンにエスケープタイムで敗色濃厚だったが、第3ターンで腕十字を極めて返り討ちに成功している。

その後、コンバット柔術世界王者としてアンダーソンはエリック・ペレス、ユライア・フェイバーというMMAファイターを同ルールで破り、今回は連覇を目指す。最大のライバル=アラルコンは昨年のノーギワールズこそ初戦敗退となったが、今年に入っては4月29日ADCCオレンジカウンティ・オープンで圧倒的な強さで制している。

アンダーソンとアラルコンが本命&対抗馬となろうトーナメントで、穴以上対抗馬に近い存在がマニー・ヴァスケスとガブリエル・デフロンの両者だ。ヴァスケスは元MMAファイターだが、悪性リンパ腫を克服後にグラップリングに専念するようになり、現在は10thPlanetグリーンヴィルを主宰している。

グラップリングでもトップゲームを得意としており、コンバット柔術においては、掌底を交えたパスゲームは脅威となるはずだ。そのヴァスケスは高橋と同じようにECI06にエントリーしていたが、欠場。そのECI06にデフロンは出場している。ばかりか、優勝候補筆頭といわれたエステヴァン・マルチネスをOTで破り、ベスト4という結果を残した。

常識的に考えて、この4名は山が別れるはず。となると、高橋は初戦か、そこをクリアすると彼らと当たる可能性が高い。4選手以外にもアルファメール所属のジョセフ・モラレスは元UFCファイター。リリース後は、Cage WarriorsとA1Combatで3連勝中だ。まだ全出場選手は確定していないが、それでもこれだけの猛者揃い。そして掌底有りで優勝するには4試合戦う必要があるトーナメント、高橋は修羅の組み技道を征こうとしている。

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Bu et Sports de combat MMA MMAPLANET o RIZIN UFC ソン・ヤードン ユライア・フェイバー リッキー・シモン 剛毅會 岩﨑達也 平本丈 平本蓮 斎藤 斎藤裕 朝倉未来 武術空手 牛久絢太郎

【Bu et Sports de combat】武術的な観点で見るMMA。ソン・ヤードン✖リッキー・シモン「練習量」

【写真】得意かより得意か。得手不得手があってはUFCでは勝ち残れない (C)Zuffa/UFC

MMAと武術は同列ではない。ただし、武術の4大要素である『観えている』状態、『先を取れている』状態、『間を制している』状態、『入れた状態』はMMAで往々にして見られる。

武術の原理原則、再現性がそれを可能にするが、武術の修練を積む選手が試合に出て武術を意識して勝てるものではないというのが、武術空手・剛毅會の岩﨑達也宗師の考えだ。距離とタイミングを一対とする武術。対してMMAは距離とタイミングを別モノとして捉えるスポーツだ。ここでは質量といった武術の観点でMMAマッチを岩﨑師範とともに見てみたい。

武術的観点に立って見たソン・ヤードン✖リッキー・シモン戦とは。


──前回の締めに「蓮の試合の翌日にやっていたUFCを見ると……やっぱり別モノですから」という言葉がありましが、その翌日に行われたソン・ヤードン✖リッキー・シモン戦に関してはどのように思われましたか。シモンの強烈なテイクダウンに対して、ソン・ヤードンも最初は倒されていましたがスクランブルで立ち上がった。その後は切るようになり、ボディも含めパンチを入れ最後はKO勝ちでした。

「テイクダウンの攻防だけで終わらない戦いがありましたね。頭から当たっていくところも見えましたが(笑)。一つ言いますと、全部をちゃんとやってきた2人でした。と同時にパターン化されている部分もあると感じました。ソン・ヤードンはなぜ、そこでパンチで倒し切らずに抱えてしまうのかという場面がありました。あのままフィニッシュできたのに」

──それは試合前から言っていましたが、レスリングでも負けないという部分を見せたかったのかと思います。

「つまりはMMAファイターとして凄い試合でした。MMAが全てできている。ただ、それは相手もいて、どういう試合になるのかはケース・バイ・ケースです。そしてソン・ヤードンとリッキー・シモンに関しては、安心してMMAをやり切っているように映りました。型を形にしないといけないとよく口にしていますが、形とは結果論なんです。こういう形にしていこうという形はなくて。形とは最終的に自分で決めるものではない。

だから平本丈はウェルラウンダーになるかもしれないし、平本蓮も模索の際中なんです。この機会を経て、また稽古を積む。その結果として、形になっていく。そういう意味でソン・ヤードンもリッキー・シモンも結果論として、誰憚かれずMMAの戦いを繰り広げていました」

──凄まじかったです。

「それは、そこまでやってきているからですよ」

──ちなみにソン・ヤードンは言葉もできない19歳の時にサクラメントへ行きユライア・フェイバーに師事をした。そして現地の中国系ファミリーのサポートを受け、家庭も持った。今や通訳なしで、英語でインタビューを受けることができます。そしてUFC戦績は9勝2敗1分けです。

「ねっ、そういうことでしょ。そこまでやっている。それが本気度というやつです。試合中も下になっても挽回できるから、下にもなれる。絶対に倒れないということや、絶対に組まさないという戦いにはならないです。下になってから挽回、ギロチンなんかも見せていましたしね」

──あのシモンのテイクダウンに対して、ギロチンに出たのはワキをさせなかったから頭を抱えたにすぎないと思います。

「それも自力だろうが、膠着ブレイクかどちらになろうが、また立てるという自信がソン・ヤードンからは感じられました。アレを決めないと、終わりだという動きではなかった」

──同時に打撃を効かせて、倒れた相手の立ち上がり際に極めるなどギロチンも上手いです。

「なるほど。そこも自信があるわけですね。それにソン・ヤードンは打撃、ちょっと嫌らしいことをやるんですよ。站椿のような動きですね。一瞬、立ち止まります。あの状態だと、相当に威力のあるカウンターが打てます。

ただし、ソン・ヤードンのパンチは全てフック系でした。真っ直ぐが無かったです。頭をぶつけながら頭を入っていって、ボディブロー。しかも、その頭をぶつけることを意識させて右クロスを打ち込んでいました(笑)。そういうなかで、あのバッと立ち止まった時は何を狙っていたのか気になりますね。まぁ、とにかく世界レベルのMMAでした」

──ハイ。と同時に朝倉未来✖牛久絢太郎、斎藤裕✖平本蓮の試合内容で「打ち合え」という言葉がでなかった。それは日本も、あの戦いの場に挑める素養ができているのかと思った次第です。戦いの純度が上がり、戦いがフィーチャーされた。だからこそ、まだまだなんだと。そうでない格闘技興行のベクトルなら、「まだまだ」と思うこともなかったかと。それはもう、UFCが頂点にあるMMAとは別モノなので。

「なるほど。そういうことですね。そういうことであればRIZIN、日本のMMAとUFCで戦っている選手を見ていると、練習量に違いがあるのは一目瞭然かと。練習量、練習内容なのか。とにかく練習が少ない。それは国内と米国のMMAの基盤が違っているので。アルファメールやATT、キルクリフFCですか、そういうところで1日に複数回練習してないと、あの動きはできないと思います。そういうことができる環境が、米国にはある。

ただし、あるからといってやるかといえばそれも違います。その環境があっても、そこまで練習しない奴はいます。とにかく日本のMMAは恐らくは業界として、もう太刀打ちできないです。太刀打ちできるのは選手、それにはしっかりと練習をすることです。嫌な練習に音を上げないで向き合うこと。

きっとソン・ヤードンも問答無用で練習させられてきたんだろうし、それが当たり前なんですよ。でも、所属もハッキリしない。練習は自主参加。そういう自主練習では限界があって。それでも選手の自主性を重んじない練習をさせているジムもあると思います。ただし、そうすると長続きする人間も少なくなる。

でも上から言われてやるって、きついかもしれないけど、何も考えずに猛進できるから、それはそれで楽な面もあるのですが……。自分の行きたい場所を選んで、スパーリングも入るかどうか、自分で決める。それは自主練であって、稽古じゃない。ソン・ヤードンはUFCでチャンピオンになるという明確な意志を持って、アルファメールという環境で練習に没頭しているはず。そうでないと──あの動きはできないと思いました。ただし、そのような練習も指導者と選手の間に信頼関係がないとできない。

だからUFCだって口にするなら──『こんなんじゃ無理』って、どんどん練習して嫌な想いで日々を過ごせば良い。こんなんじゃ勝てないというところから、練習しないと。そこが持続する法則性があるとすれば、それは信頼関係になります。人間関係がないと、厳しい稽古はできない。逆にいえば、信頼関係があれば突破できるはずです」

──日本では体育会系の上下関係や、強制だらけの指導者の下で競技格闘技を続けてきた選手が少なくないです。だからMMAの指導者のいない、上下関係もないことが心地よいと感じることもあるかと思います。

「あぁ、そこですか。それこそ学生の部活動でも指導者と生徒に信頼関係なんてない。あぁ、それは根が深いですね。それでもね、UFCを目指すなら──自分の意志で厳しい状況を望まないと。あのソン・ヤードンのような動きを日本人選手がすることは無理になってしまいます。ホント、できるわけがない。

余計やこと考えず、1日中強くなるためにやっているんです。ずっとやっているから技術もあって、安心して戦っていますよ。だからソン・ヤードンのMMAは打倒極の回転があります。それだけ練習しているから、アレが可能になるんです。練習量のケタが違っていて、そのなかで生き残っている選手たち──改めて凄い話です」

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ABEMA DEEP Gladiator LFA MMA MMAPLANET o PANCRASE Pancrase333 Road to UFC UFC パンクラス ユライア・フェイバー 修斗 田中路教 竹本啓哉 笹晋久

【Pancrase333】「自他共に納得のいく試合を」──田中路教が出場、笹晋久とリアル崖っぷち対決

【写真】4年振りの国内でのファイトは、笹とのリアル背水の陣対決に(C)MMAPLANET

4月30日(日)に立川市の立川ステージガーデンで開催されるPancrase333に田中路教が出場、笹晋久と対戦することが発表された。

パンクラス・オールスター戦といえる立川大会に、米国を拠点に置きUFCを目指し続けてきた田中の意外な参戦が正式発表された。田中のパンクラス参戦は2019年3月のウラジミール・レオンティブ戦以来、4年振りとなる。


前回のパンクラス出場後、LFAと契約もコロナ禍でビザの発給が遅れに遅れ、2021年の春に再びサクラメントに本拠を移した田中だが、LFAでは同年11月と昨年8月の2試合の出場(1勝1敗)と試合機会に恵まれず、UFCとの再契約はなされていない。

そして田中がLFAと契約した最大の理由である契約→ビザの習得という部分に関して、今冬には3年間のタイムリミットが迫ってきた。ここで田中が下した決断は、LFAとの契約を解消しユライア・フェイバー率いるA1 Combatとサインをして米国に留まり、アルファメールで練習を続けるということだった。

ユライアはA1Combatに限らず、UFCの道を模索できるよう田中をマネージメントすることとなり、米国のフィーダーショー、さらにはRoad to UFC出場も画策していた。

そんななかで決まったパンクラスでの笹戦。進路、路頭に迷った際に田中の国内での選択肢はパンクラス──というのは前回と同じだが、その立ち位置は4年分変化している。UFCばかりか、北米メジャーで戦うつもりでいるのであれば、田中にはもう一刻の猶予も残されていない。前回のような試合内容ではその道を閉ざすことになるやもしれない。

そんな状況の田中と戦う笹も、背水の陣という状況は同じだ。修斗からDEEP、HEAT、そしてGladiatorでステップアップを図ってきた笹だが、そのグラジでは竹本啓哉に惜敗し1月にはキャリア3勝0敗のフィリピン人ファイター=ジョン・オルニドを相手に、初回を失ったうえで不本意な反則勝ちという結果に終わっている。

今回の田中との試合結果如何で、笹もパンクラスで地に足をつけた戦い、あるいはステップアップという道を切り開くことも可能になる。その一方で星を落とすと、いよいよ袋小路に陥ることとなる。そんな両者のキャリアが掛かった一戦に向け、米国の田中から以下のような抱負が届いている。

田中路教
「今回1試合契約でパンクラスに出させて頂くことになりました。前回パンクラスに出場させて頂いた時に、自分の中で納得の出来ない試合をしてしまったことがずっと心残りだったので、こうしてまたチャンスを頂けたことをとても嬉しく思っています。

今回は自他共に納得のいく試合をお見せするので、会場まで足を運んで頂けたら光栄です。よろしくお願いします」

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MMA o UFC   デイヴィー・グラント ハファエル・アスンソン ユライア・フェイバー

『UFC Fight Night 221』デイヴィー・グラント vs. ハファエル・アスンソン&アスンソン引退を見たファイター・関係者の反応



 『UFC Fight Night 221: Yan vs. Dvalishvili』でデイヴィー・グラントに3R横三角絞めで敗れたハファエル・アスンソンが試合後にグローブを外して引退を表明しています。アスンソンは以下のコメント。

「この年齢まで強さを与えてくれた神に感謝している。100%のサポートをしてくれた家族に感謝している。UFC、そしてこのような大会に呼んでくれたみんなに感謝している。とてもタフなキャリアだった。プロとして19年間やってこれたが、これが潮時だと思う。家族と離れてトレーニングキャンプに力を入れてきたが、自分の中ではこれで終わりだと思う」

Raphael Assuncao(Sherdog)

 ハファエル・アスンソンは現在40歳のブラジル人でMMA戦績28勝10敗(UFC戦績12勝7敗、WEC戦績3勝2敗)。デイヴィー・グラントに敗れたことで最近6試合の戦績は1勝5敗となっていました。


 デイヴィー・グラント戦でUFCバンタム級でのトータル試合時間は3時間44分19秒となりユライア・フェイバーを抜いて1位になっています。


 デイヴィー・グラント vs. ハファエル・アスンソンを見たファイター・関係者のツイッターでの反応。続きを読む・・・
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MIKE MMA o ONE UFC ユライア・フェイバー

TUF31:コナー・マクレガーとマイケル・チャンドラーがTUF31のコーチに就任。シーズン終了後にコーチ対決で対戦。

TUF31は5月30日から8月15日まで行われる。マクレガーのTUFコーチ就任はTUF22以来だが、その時の相手チームのコーチであるユライア・フェイバーとは階級が異なるため、コーチ対決はなかった。チャンドラーは初のTUFコーチとなる。

以前マクレガー自身が明らかにしたところによると、マクレガーは今月からUSADAの検査プールに復帰する。検査開始後から6ヶ月経過した時点で試合に出ることが出来る。そのため、TUF後の試合出場には問題はない。

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Column F1 MMA o ONE UFC   アマンダ・ヌネス コナー・マクレガー ジャスティン・ゲイジー ダスティン・ポイエー トニー・ファーガソン ネイト・ディアス マイケル・チャンドラー ユライア・フェイバー

コナー・マクレガー、復帰戦の相手はトニー・ファーガソンか/共に次期TUFのコーチを打診される

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 コナー・マクレガーのヘッドコーチ、ジョン・カヴァナが以下のコメント。

「コナー・マクレガーは年内に復帰するし、それについては自宅を賭けても構わないと思ってる。最近彼と話をしたが、その後(マクレガーのマネージャーである)オーディ・アターも来た。現在、面白い交渉が行われてると思う。それ以上のことは絶対に言えないが、今年はコナーがオクタゴンに戻ってくると確信している」

「よく聞かれることだが、対戦相手については正直言って本当に気にしていない。私にとって重要なのは、例えば今週コナーに会って、話をしている時に、彼が何人かの名前を言ったとしよう。特に目を見開いて、リビングルームを行ったり来たりして、彼が何をしようとしているのかを私に示す。それが一番大事なことだ。彼が興奮するような名前であることがね」

「コナーにとって、次の試合のためのトレーニングは、大きなモチベーションになるものを見つけなければならない。今さらお金とかチャンピオンベルトがモチベーションになるとは思えない。だから、特定の相手、特定のスキル、そしてそれが彼にどうマッチするかということの方が重要だと思う」

「ネイト・ディアス戦が素晴らしかったのは明らかだ。ジャスティン・ゲイジーはこれまで戦ったことのない非常に興味深い相手になるだろう。ダスティン・ポイエーとは現時点で何度もやってるが、変な終わり方だった。マイケル・チャンドラーは偉大なファイターであり、偉大なアスリートだ。 それらはすべて素晴らしい。彼らは皆、何か違うものをもたらすだろう」

「私が探しているのは、コナーを動かす名前だ。彼を椅子から立ち上がらせて興奮させる。何人かは『ああ、彼となら戦ってもいい』という感じだが、その程度しか興味がなかったら、彼が12週間のトレーニングキャンプを乗り切ることができないのではないかと不安になる。エキサイティングな名前であれば、トレーニングは楽しくやれる」



 コナー・マクレガーがインスタグラムで「これはThe Ultimate Fighterハウスでのスナップだ。ユライア・フェイバーとコーチ対決をした場所で、この写真は開始直前のものだ。ユライアのチームメイトのチャド・メンデスを倒して、初めて世界タイトルを獲得する直前だった」「そして、俺はチームを勝利に導いた。クレイジーな旅路だった。そして今、またこのコーチのオファーがあった。俺はやりたい。この世界観にどっぷり浸かりたい。ファイターたちが整列しているのが見えるよ」とコメント。


 するとトニー・ファーガソンもインスタグラムで「TUFのコーチをするかと尋ねられた」「こっちはいつでも準備ができている」とコメント。

 2015年の『TUF 22』のコナー・マクレガーとユライア・フェイバーのように対戦しない例もありますが、基本的にThe Ultimate FighterはFinaleの後にコーチ同士が対戦します。昨年の『TUF 30』はアマンダ・ヌネスとジュリアナ・ペーニャがコーチ対決をし、その後7月の『UFC 277: Pena vs. Nunes 2』で両者は再戦、ヌネスが判定勝ちをし王座奪回しています。続きを読む・・・
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CJJW2022 MMA MMAPLANET o UFC エライアス・アンダーソン コンバット柔術 ユライア・フェイバー

【CJJW2022】バンタム級王者アンダーソンが、ユライアにOTで勝利。敗者は「A1CombatでCJJ戦」実施へ

<バンタム級/10分1R>
エライアス・アンダーソン(米国)
De.OT by 腕十字
ユライア・フェイバー(米国)

コンバット柔術世界バンタム級王者アンダーソンと、UFC殿堂入りユライアのスーパーファイト。立ちレスが続き、アンダーソンはアームドラッグやレベルチェンジからニータップを狙う。1分が経過し、アンダーソンのバタフライガード&ダブルアンダーフックで試合がリスタートされる。掌底を見せ、足を抜きに掛かるユライアに対し、アンダーソンがクローズドガードを取る。ヒップスロー狙いに掌底を入れたユライアは、立ち上がったアンダーソンを追ってスタンドへ。

跳びつきを見せたアンダーソンだが、ここも立ちレスが1分続き、今度はユライアのバタフライ&両差しで試合が再開される。意外にも下を選択したユライアはヒールに移行し、アンダーソンのバック狙いに逆足を取りにいく。ユライアが足をリリースしてスクランブルから立ち技に戻ると、アンダーソンが飛びつき十字へ。足を抜いたユライアは、オモプラッタからリバーサルを許すが、ファンクロールを狙う。アンダーソンはユライアの足を掴んで胸の上に座り、逆マウントの形に。ここもスクランブル狙いのユライアはロールから、ついにトップに取ったと思われたが、腰を抜いたアンダーソンがバックを狙う。横回転からスクランブルに持ち込み、上を取ったユライアが掌底を打つ。

レッスルアップ&リバーサルを決めたアンダーソンは肩固めを狙う。ユライアはディープハーフ、キムラを狙われると立ち上がる。残り80秒、アンダーソンがスナップダウンでユライアを前方に崩し、トップを取るとパスを決める。疲れが見えるユライアは、逆マウントで座り、足を狙うアンダーソンのトーホールドを耐え、内ヒールを掛けさせずタイムアップを迎えた。

チーム対抗戦に続き、スーパーファイトもOTにもつれ込み、アンダーソンが先攻にも関わらずスパイダーウェブを選択する。5秒で十字を極められたユライアはシートベルトを選択も、さすがに5秒で絞めは極めることはできずアンダーソンに軍配が挙がった。

敗れたもののフォークスタイルの妙技と柔術を融合させたユライアは、試合後のインタビューで自らがプロモートするMMA大会=A-1 Combatのなかでコンバット柔術のルールを組んでいくことをエディ・ブラボーと話したことを明かした。

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CJJW2022 LFA MMA MMAPLANET o アリ・ファリアス イーサン・クレリステン エライアス・アンダーソン カレイオ・ロメロ ガブリエル・ソウザ コンバット柔術 ジョーダン・ライト ソン・ヤードン ベン・エディ ユライア・フェイバー 田中路教

【CJJW2022】田中路教の再起戦は、掌底有りのコンバット柔術チーム対抗戦に。ユライアもワンマッチ出場!!

【写真】掌底を落とす抑え方ができるか。田中にとって簡単ではないコンバット柔術への挑戦だ (C)MMAPLANET

18 日(日・現地時間)、メキシコはキンタナ・ロー州のカンクンでコンバット柔術ワールズ「Team Duel」が開催され、田中路教が出場する。

エディ・ブラボー率いる掌底有りのグラップリング=コンバット柔術が、5万ドルの賞金が懸けられた4チーム&5人制の勝ち抜きチーム戦を行う。出場チームは10thPlanetドル、B-TEAM、コンバット柔術選抜、そして田中の所属するチーム・アルファメールだ。


8月のLFA二戦目でアリ・ファリアスに敗れた田中は、現役続行を決めた後、長男の出産の機に一時帰国を経て、サクラメントに戻り再起戦の機会を伺ってきた。LFAでは早期の再起戦を組むという話も実行には移されず、ユライア・フェイバー率いるA1Combat 出場というアイデアもあるなか、そのユライアの勧めで田中のコンバット柔術チーム戦への参戦が決まった。

アイザック・トンプソン、カレイオ・ロメロ、そしてソン・ヤードンが田中のチームメイトとして、グラップラー集団と戦う。10thPlanetはヒンドゥロチンの使い手ベン・エディ、デッドオーチャードのネイサン・オーチャード、さらにサム・ハーディー、ジョーダン・ライト、マイク・ジョンというチーム構成になっている。

気になるB-TEAMからはEBIのオーバータイム・コンペティションで優勝経験があるイーサン・クレリステン、ガブリエル・ソウザを内ヒールで下したこともあるダミアン・アンダーソンキーラン・キチュク、軽量級の精鋭ら出場が確認されている。

掌底有りとはいえ、ノーポイントのサブオンリーの担い手達に対し、足関節はおろかポジショニングやいわばトップを取った時のポスチャーという部分で、いかに柔術力が備わっているかという戦い。組み系MMAファイターでありながら、スクランブル重視で田中が克服しなければならない領域への挑戦となる。このチャレンジを提言するだけでなく、舞台を与えたユライアの慧眼&実行力は恐るべし、だ。

そのユライア自身もコンバット柔術バンタム級王者エライアス・アンダーソンと対戦する。実はこの両者2021年12月に対戦予定だったが、パスポート問題でメキシコ入りできなかったユライアに代わり、エリック・ペレスがアンダーソンと対戦。掌底を打ち下ろすゴイドを腕十字で切って落とすというコンバット柔術ならではのMMAファイター狩りをアンダーソンは現実のモノとしている。

掌で殴るのもリスクなら、下になるのも当然のリスク。チーム対抗戦、ワンマッチともにアルファメール勢の戦いに要注目だ。

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Bu et Sports de combat MMA MMAPLANET o UFC デメトリウス・ジョンソン ドミニク・クルーズ ナイファンチ ナイファンチン マルロン・ヴェラ ユライア・フェイバー 剛毅會 岩﨑達也 松嶋こよみ 武術空手

【Bu et Sports de combat】武術的な観点で見るMMA。ヴェラ✖ドミニク「いけないオンパレード」

【写真】ドミニクはドミニクであろうとし、ヴェラに敗れた (C)Zuffa/UFC

MMAと武術は同列ではない。ただし、武術の4大要素である『観えている』状態、『先を取れている』状態、『間を制している』状態、『入れた状態』はMMAで往々にして見られる。

武術の原理原則、再現性がそれを可能にするが、武術の修練を積む選手が試合に出て武術を意識して勝てるものではないというのが、武術空手・剛毅會の岩﨑達也宗師の考えだ。距離とタイミングを一対とする武術。対してMMAは距離とタイミングを別モノとして捉えるスポーツだ。ここでは質量といった武術の観点でMMAマッチを岩﨑師範とともに見てみたい。

武術的観点に立って見たマルロン・ヴェラ✖ドミニク・クルーズ戦とは?!


──マルロン・ヴェラ×ドミニク・クルーズ。一つの時代が終わった。そんな印象のドミニクのKO負けでした。

「その一時代を築いたドミニク・クルーズのことをリスペクトされているようですが、私はこの試合だけに限って話をさせていただくと……戦いとしてやってはいけないことばかりのオンパレードでした。

これは止めましょうというオンパレードです。動くために動いている。その動きが、1Rの2分過ぎでピタッと止まってしまっていました。バテてしまったのですかね」

──あの時間帯で背中が光るほど汗が出る。過去になかったかと思います。

「とにかくあれだけ体が浮いてしまうと、自分の攻撃は全てが軽くなりますし、相手の攻撃を被弾すると効いてしまいます。対してヴェラがどっしり構えていつでも倒せるぞという戦いをしていれば、早々にパンチで倒せていたと思います。でも、そうでもなくのんびり構えていましたね。もっと早く倒せたはずですが、エンジンの掛かりが遅かった。

ただ、この試合はドミニク・クルーズがマルロン・ヴェラにKO負けしたというよりも、ドミニク・クルーズが自爆した。そういう試合だったと思います」

──もうドミニクが、ドミニクではなかった。だから岩﨑さんの指摘は正しいのでしょう。それでも、ドミニクをぶった切られると良い気分はしないです。正直。

「それは、松嶋こよみ師範代も言っていましたよ。『この試合だけでなく、ドミニクのWEC時代やUFCでのデメトリウス・ジョンソン戦、ユライア・フェイバー戦を見て評価してください』って。そんなもん、いくら昔が凄かろうが今、負けていたらどうしようもない。基本に戻る必要があるんだって言っても、師範代は納得しないんですよ(苦笑)」

──それはそうですよ。ドミニクが基本通りの動きをして、ファイター人生の余生を永らえるなんて見たくもないです。もうドミニクではなかったかもしれないけど、ドミニクはドミニクであろうとして散ったんです。昔、凄かった。そう言われる選手が、どれだけMMAに存在しているでしょうか。

「アハハハハハ。いやぁ、それだけ愛されるって凄い選手なんでしょうね。あなたもそうだし師範代もそう。相当にリスペクトされているドミニクですけど、私はガーブラントにやられた時ぐらいからしか見ていないので。逆にどう凄かったのでしょうか」

──この試合でいえばドミニクっぽくはありました。ただし、前の動きも後ろへの動きももうドミニクではなくなっていた。前に関しては、あそこで止まるならそりゃパンチを合わされるよなと思います。

「つまりは、あそこでは止まっていなかったということですね。もっと遠かったということですか」

──遠いというよりも、近づいても遠くなる。前に出るなら相手の横を通り抜けて、攻撃を受ける位置にはいないぐらいで。当てた時も、その場にはいない。そして相手を翻弄してテイクダウンを奪っていた。それと下がる動きが、まさに変幻自在でした。

「そこまでだったのですね。下がれるのは凄いことです……MMAを戦ううえで。そして自分の攻撃を当てることができていたのは。ただし、この試合では下がった時のステップが、足がバッテンになるんですよね。アレは絶対にやってはいけないです」

──足がクロスするということですね。

「縦のバッテンと横のバッテンがあって、縦のバッテンがあると歩幅が狭くなってしまって。あれではすぐに相手の距離になってしまいます。バランシングといって、歩幅は一定で横に動くことが必要で。でも、クロスしてしまっていますからね。そこでパンチを貰うと、非常に効きます。最後は横のバッテンなんですよ。あのステップになると、相手が見えなくなります。だから、そのためにナイファンチンの型稽古があります。

足がクロスした時にも、相手を見られるようになるためには。そういう部分もナイファンチンにはあるんです。でも話を伺う限り、以前はあのステップでも攻撃を貰わなかったのでしょうね」

──ハイ。以前は、その足がクロスするステップでも相手の攻撃を受けなかったです。まさに唯一無二の存在でした。

「そこまでできていたことが、できなくなる。それはなぜ、デキていたのかが分かっていないとデキなくなりますよね」

──……。誰もできない動きをしていた。だから、靭帯を負傷したのかもしれないです。

「そういうことだと思いますよ。人間として、やるべきではない動きで負荷が掛かっていたのでしょう。ただですね、指導者として見るとドミニク・クルーズは人ができないことができたファイターということだけで、もう放っておいて構わない選手です。それだけ才能がある選手ですから。

でも才能がない人は真似をしてはいけないです。だから基本があって、そこが大切になってくる。基本を身に着けたうえで、応用をやる。ドミニク・クルーズのような才能がある人間は、ほぼ存在していないんですよ。

昔、私が指導していた人間でドミニクの真似をして、全くダメになった人がいたんです。蹴りが凄く強くて、その蹴りを伸ばそうと練習をしてきたのにドミニクに感化されて。全くバラバラになりました。

ドミニクを真似るなら、そういう分かりやすい部分ではなくて──相手の動きが見えているところや……きっとそれって、相手の動きを予見して当たらない方向に動いていたんだと思います。その動きをするためには、徹底的な反復練習が必要だったはずです。そういう部分を真似て欲しい。そういうことなんです」

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【UNF02】1カ月のインターバルで、石原夜叉坊が剛腕ベテラン=フランシスコ・リベラと対戦!!

【写真】オクラホマ州ショーニーでの夜叉坊。相変わらずだが、その相変わらずも連敗中とは違う、良い感じ相変わらず感があった(C)MMAPLANET

石原夜叉坊が20日(土・現地時間)にカリフォルニア州コマースのザ・コマース・カジノ&リゾートで開催されるUFN(Up Next Fighting)02でフランシスコ・リベラと対戦することを自らのSNSで明らかとしている。

ダウンタウン・ロサンゼルスの東南、コマースで夜叉坊がインターバル1カ月で次戦に挑む。


5日のLFA138で田中路教のサポートに訪れた際、その惜敗に涙が見せていた夜叉坊は7月23日にXMMAでウェスティン・ウィルソンを左でKOし、5月のホセ・ヘルナンデス戦から2連続KO勝ちとようやく……といよりも、待ちに待った復活を成し遂げている。

そんな夜叉坊がSNSで「この年代の人と戦えるなんて、もうないと思います」と綴っている相手リベラは1981年生まれの40歳、Tachi PFからUFCにステップアップを果たすと、バンタム級戦線で2012年から2016年まで活躍した。

2014年5月には水垣偉弥とも対戦しており、現時点で日本人唯一のUFC5連勝目となった白星を献上している。その水垣、ユライア・フェイバー、ジョン・リネケル、エリック・ペレスらトップ勢には跳ね返され、4勝5敗でオクタゴンを去っていたリベラは、UFCリリースは実戦から離れていた。

が、2021年1月に5年ぶりにXMMAでカムバックを果たすと、この1年4カ月の間に同プロモーションとCombateで3勝2敗とハイペースで試合をこなしている。

4月にはジョン・ドッドソンに敗れ、今回は復帰戦以来のフェザー級マッチで夜叉坊の前に立ちふさがるリベラ。剛腕、腕っぷしの強さで戦うベテランを相手に、夜叉坊がしっかりと自分の間合いで拳の交換ができるか――本格的に復調をアピールするのに持ってこいの相手だ。

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