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【UFC291】四次元ファイター=ペレイラと対戦、スティーブン・トンプソン「強さよりも、スマートさ」

【写真】トンプソンは再現性の高いファイトができる選手の1人かと(C)Zuffa/UFC

29日(金・現地時間)にユタ州ソルトレイクシティのビビント・アリーナで開催されるUFC291「Poirier vs Gaethje2」でスティーブン・ワンダーボーイ・トンプソンが、ミシェウ・ペレイラと対戦する。

今年の2月になったトンプソンは、今も成長し続けキャリア最高のスピードと爆発力を誇ると断言した。飛び跳ねるスタイルを駆使するペレイラのスマートさを認めたうえで、ワンダーボーイはスタミナ勝負にも絶対の自信を持っていた。


──ワンダーボーイ、今週末にミシェウ・ペレイラと対戦しますが、今の調子はいかがですか。

「本当のことをいって……最高なんだ(笑)。ケガもなくキャンプを終えることができ、体重も順調に落ちている。40歳になっても体調はバッチリで、しっかりとミシェウ・ペレイラと向き合えるよ」

──すでにスティーブンの口から40歳になったという言葉がありましたが、周囲からも40歳という年齢に言及されることが多いかと。

「おかしな話だよね。僕自身は年齢に関係なく、危険なファイターであるために如何にトレーニングできるのかを重視している。しっかりと体を休めることも含め、自分をより知ることだよ。そうすれば長いキャリアを積むことができる。そこに関して、僕は他より優れている点だと思っている。年を重ね、しっかり自分と向き合うことで僕は成長し続けているんだ。

スピードは10年前より速い。素晴しいトレーニングパートナー、最高のストレングス・コンディショニング・コーチが支えてくれているから、スピードだけでなく爆発力もキャリアトップの状態だ。何より自分の体を知ることで効果的に動け、最善のゲームプランを実行できる。

スピードが上がっているのは、より正確なタイミングと距離のマネージメントができるようになっているから。距離のコントロールは練習でも、試合でもキーとなっている。UFCという世界の最高峰においても、実は分かっていないファイターが多い。対して僕は幼少の頃からカラテで、そこを磨くことができてきた。その部分が年を重ねてきて、僕の大きな武器になっている」

──そのタイミングですが、反応スピードがコンマ数秒落ちたことでパンチを被弾するようになった。それが引退をする大きなきっかけになるとよく耳にします。

「僕自身、そんなズレは全く感じていない。そこは必死にハードトレーニングをすることで、補える問題ではないんだ。多くの選手は、ズレを感じてより体を酷使するような選択をする。しっかりと自分の体の反応に耳を傾け、体をケアすること。車の状態を顧みずに、ぶっ飛ばしてドライブしても車のためになるわけがないよね。そんなことをすると、車は以前のように走れなくなる」

──その考え方がスティーブンの人生であり、戦い方に反映されているのですね。

「ストロングファイターよりも、スマートファイターの方が長いキャリアを構築できると僕は思っている。もちろん強さは絶対だ。ただし自分がより成長したい、より良いファイターになるという考え方を持ち続けること。試合ではフィジカルよりもメンタルが大切になってくるからね」

──それ故にスティーブンは他の選手とは違う戦い方をすることが可能だった。そんなユニークなスタイルのスティーブンに対して、ペレイラはクレイジーなスタイルといっても過言でないです。

「あのジャンプやフライングを多用する戦い方は、他の誰もやっていないよね。その理由はアレをやっているとエネルギーを浪費してしまうからに他ならない。でも、彼はそこを見越してあの動きを最大限に利用している。ミシェウ・ペレイラも頭が良いファイターだよ。

あの動きを見せておいて、しっかりとストレートハンドやヒザ蹴りを決めている。何よりウェルター級でも相当に大きな部類の選手だろう。ただ僕も前回のケビン・ホランド戦で、彼の右ストレートを研究し、そこを利用して戦うことができた。ミシェウ・ペレイラとも戦う準備はできているよ」

──やはり勝負の鍵は距離とタイミングですか。

「そこは当然として、ソルトレイクシティは標高が高い(1300メートル)から、ちゃんと順応できるか。それも今回の試合の鍵を握ってくるだろう。僕は常に高地トレーニングをしているから、安定して速い動きを続け──勝つことができる。スタミナは問題ないし、ミシェル・ペレイラを動かして、ガスアウトさせるよ。

僕がUFCで今も最高のストライカーだと証明し、またタイトルに挑戦したい。40歳になっても僕はスピードがあり、クイックに動ける。それをミシェウ・ペレイラ戦で証明する」

■視聴方法(予定)
7月30日(日・日本時間)
午前7時30分~UFC FIGHT PASS
午前7時00分~U-NEXT

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MMA o UFC   ショーン・ブレイディ ミシェウ・ペレイラ

3.25『UFC on ESPN 43』でショーン・ブレイディとミシェウ・ペレイラが対戦


 UFCが3月25日にテキサス州サンアントニオで開催する『UFC on ESPN 43』でショーン・ブレイディ vs. ミシェウ・ペレイラのウェルター級マッチが行われることをMMAFightingが確認したとのこと。

 ブレイディは10月の『UFC 280: Oliveira vs. Makhachev』でベラル・ムハマドに2R TKO負けして以来の試合。これがプロ16戦目(UFC6戦目)にして初黒星でした。現在UFCウェルター級ランキング8位。

 ペレイラは5月の『UFC Fight Night 206: Holm vs. Vieira』でサンチアゴ・ポンジニービオに判定勝ちして以来の試合で5連勝中。現在UFCウェルター級ランキング14位。続きを読む・・・
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BELLATOR MMA MMAPLANET o PFL UAEW UFC UFC275 アンドレ・フィアーリョ イリー・プロハースカ カン・ギョンホ グローバー・テイシェイラ ジェイク・マシューズ ジャック・デラ・マダレナ ジャン・ウェイリ タイラ・サントス チェ・スンウ バットゲレル・ダナー ペドロ・カルバーリョ マァフゥシャトゥ マネル・ケイプ ミシェウ・ペレイラ ラモーナ・パスカル ヴァレンチーナ・シェフチェンコ 佐藤天

【UFC275】3カ月連続で試合出場、アンドレ・フィアーリョ「実戦ほど成長させてくれる機会はない」

【写真】優しい笑みと、Bellator以降の10勝で8つのKO勝ちを生んでいる拳。フィアーリョこそポルトガルの二面性を顕著に表している人物かもしれない(C)MMAPLANET

12日(日・現地時間)にシンガポールはカランのシンガポール・インドアスタジアムで開催されるUFC 275「Teixeira vs Prochazka」でジェイク・マシューズと戦うアンドレ・フィアーリョ――は、今もグローバルステージは数少ないポルトガル人ファイターだ。

UFCに到達するまでBellatorやPFLでの挫折を経験している。最終的にはミドルイースト経由でUFCとの契約を勝ち取った。そして今年1月のオクタゴン初陣でミシェウ・ペレイラに判定負けを喫したものの4月と5月に連勝、今回のマシューズ戦は3カ月連続でのファイトとなる。

世界最高峰の場で1カ月に1試合のペースで戦うフィアーリョに初インタビューを敢行した。


――4月から3カ月連続、今年に入って既に4試合目となります。

「普段からヘルシーに過ごせるように、心がけているんだ。ジムで練習し、体が動ける状態を保っている。今ではスマートに練習できるようになったので、この間隔でも問題なく戦うことができるよ。

砂糖の入ったモノは口にしない。ソーダも飲まない。だから15ポンド程度落とすだけで済むし、試合の体重に落とすこともイージーなんだ」

――とはいえ試合前は緊張するでしょうし、試合後には心身ともにリラックスする時間も必要かと思います。

「自分にそういう休息は必要ないと思っている。戦いたい意欲が凄くて。そのモチベーションがあるほうが、自分を律することができる。何より実戦ほど自分を成長させてくれる絶好の機会はないからね。だから、ケガがない限り試合には出られるだけ出たいと思っているんだ」

――この間隔で戦うことに周囲の反応は?

「コーチは休息をとって、そんなに試合を受けるなと言っているよ。でも、自分ことは自分が一番分かっている。ケガもなく戦える状態にあるなら、僕は戦う」

――それは決してトップファイターになるために、急いでいるということではないのですね。

「ノー、そんなことはないよ。一歩ずつステップしている。そういう感情があったのは、他の大会に出ているときに僕に勝った相手にリベンジをしたいと思っていた時だけだよ。UFCに行くためにリベンジしたかった。でも、今はさっきも言ったようにステップ・バイ・ステップ、着実に経験を積んでいこうと思っている」

――ポルトガルという今もMMAファイターが決して多くない国出身のアンドレですが、サンフォードMMAに所属してどれぐらいになるのでしょうか。

「もう4年かな……フロリダに住むようになって。その前は2年間、ベイエリアに拠点を置いてAKAで練習していたんだ」

――アンドレとBellatorで戦うペドロ・カルバーリョが、ポルトガルを代表するファイターという認識でいるのですが、国内のMMAシーンは現在、どのような状況なのでしょうか。

「マネル・ケイプもアンゴラとポルトガルのダブルパスポートを持っていて、ポルトガルのMMAをリードしている1人だよ。ポルトガル北部でずっとキャリアを築いてきたからね。ポルトガルのMMAは成長はしているけど、広まっているとは言えない。その過程にあるよ。ブラジルから多くの選手がポルトガルにやってきて、MMAの指導をするようになった。ただし、選手たちの経済状況はさほど良くなくて、そういう投資もまだ十分じゃない。

もともとジムや選手のレベルがそれほど高くなかったから、僕はポルトガルを離れた。だからこそポルトガルのMMAの発展に寄与したい。僕のような苦労をすることなく、若い選手たちがMMAをやっていける道ができるようサポートして、ポルトガルのMMAの成長の助けになりたいんだ。若い選手を支えられるようなりたいと思っている」

――それにしても、私はポルトガルとMMA、ファイトスポーツが結びつかないです。今もポルトガルほど素朴で、親切な人が多い国はないと思っているので。

「ポルトガルの国民性って、2つの顔があるんだよ(笑)。多くの人がしっかりと教育を受けていて、謙虚で親切だ。それはその通りだよ。でもファイトも愛している。夜の街、渋滞中の道路なんかじゃ、どこでもストリートファイトが見られるよ(笑)。僕はそういうポルトガル人らしさが好きなんだ」

――なるほどぉ。ところでアンドレはBellator、PFLで戦っていた時期があり、UFCと戦う前はUAE Warriorsで3試合を経験しています。中東で戦ったのは、なぜでしょうか。

「マネージャーから『UFCファイターと契約したいなら、俺のいうことを聞いてくれ。絶対にUFCに届かせるから』と言われたんだ。『分かった。どうしたら良い?』と尋ねると、『UAE Warriorsで試合をしよう』というのが、彼の答えだった。

そして1試合戦い、勝って戻ってきた。彼はもう1試合だ、と。また勝った。そうしたら『もう1度だ』と言われ、3度目も勝った。本音を言えば、アブダビではコロナ・プロトコルで色々な制約があり苦痛だった。そうじゃないと試合ができないというのは分かっていたけど、バブルが創られてホテルから出ることもできない。本当に息が詰まりそうだったから、あれ以上戦いたいとは思っていなかったよ。

でも、UFCに行くためだというマネージャーの言葉を信じた。結果4試合目を戦おうとしていた時にUFCからコールがあったんだ。UAEWで戦って良かったと思っている。UFCと比較すると小さなイベントだよ。でも大会の質も高いし、出場選手も強かった。UFC Fight Passで配信もされている。それにファイトマネーも良かったし、キャッシュで支払われるんだ。僕の力を示すためには、本当に良い大会だったよ」

――チームメイトの佐藤天選手から、アンドレもUFCファイターになるために強い意思を持ち続けていたと聞いたことがあります。

「I LOVE SATO(笑)。その意思を強くもって、自分の進みたい道を進み、手を伸ばすと届くチャンスは全て掴んできたつもりだよ」

――素晴らしいです。では改めて対戦相手、ジェイク・マシューズの印象を教えてください。

「ウェルター級の中で、特に力強い選手だと思う。7、8年もUFCに在籍していて経験豊かなファイターで、凄くウェルラウンドだ。でも僕のスピードは、彼とは明白に違う。僕の方が速く動ける。

彼はUFCで名を残しているけど、何も心配することはない。それよりも、自分自身が力を発揮できるかどうかの方が大切になってくる」

――ランキング外の相手ですが、ランク入りするためには恰好の相手かもしれないです。

「ランキングのことは気にしないよ。トップ15、トップ10が目標じゃない。僕の目標はチャンピオンになることだ。だから全ての対戦相手を眠らせる。世界のトップと戦うために、自分がどう戦うかに集中している。ジェイクは素晴らしいファイターで、それこそ自分を試すという点でも最高の相手だよ。彼を相手に自分の力を試したい。けれども、注意するのは彼ではなく、自分がどう戦うかだよ。

ジェイク・マシューズとの試合で、僕は誰でも倒せる力を持っていることを証明する。この惑星で最高のウェルター級ファイターの1人だと、ね」

■視聴方法(予定)
6月12日(日・日本時間)
午前8時00分~UFC FIGHT PASS
午前11時00分~PPV
午前11時00分~WOWOWライブ

■UFC275計量結果

<UFC世界ライトヘビー級選手権試合/5分5R>
[王者]グローバー・テイシェイラ: 205ポンド(92.99キロ)
[挑戦者] イリー・プロハースカ: 205ポンド(92.99キロ)

<UFC世界女子フライ級選手権試合/5分5R>
[王者]ヴァレンチーナ・シェフチェンコ: 124.5ポンド(56.47キロ)
[挑戦者]タイラ・サントス: 125ポンド(56.7キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
ヨアナ・イェンジェチック: 116ポンド(52.62キロ)
ジャン・ウェイリ: 116ポンド(52.62キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ジェイク・マシューズ: 170.5ポンド(77.34キロ)
アンドレ・フィアーリョ: 170.5ポンド(77.34キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ジャック・デラ・マダレナ: 170.5ポンド(77.34キロ)
ラマザン・エミエフ: 171ポンド(77.56キロ)

<フェザー級/5分3R>
チェ・スンウ: 146ポンド(66.22キロ)
ジョシュア・クリバオ: 146ポンド(66.22キロ)

<ライト級/5分3R>
マァフゥシャトゥ: 155.5ポンド(70.53キロ)
スティーブ・ガルシア: 155.5ポンド(70.53キロ)

<ミドル級/5分3R>
ブレンダン・アレン: 186ポンド(84.37キロ)
ジェイコブ・マルクーン: 186ポンド(84.37キロ)

<バンタム級/5分3R>
カン・ギョンホ: 136ポンド(61.69キロ)
バットゲレル・ダナー: 135ポンド(61.24キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
シルヴァナ・ゴメス・フアレス: 116ポンド(52.62キロ)
リャン・ナ: 116ポンド(52.62キロ)

<女子フェザー級/5分3R>
ホセリン・エドワルツ: 145ポンド(65.77キロ)
ラモーナ・パスカル: 145ポ

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MMA MMAPLANET o UFN206 サンチアゴ・ポンジニビョ ミシェウ・ペレイラ

【UFN206】序盤攻勢のペレイラが、後半盛り返したボンジニビョにスプリットで競り勝つ

<ウェルター級/5分3R>
ミシェウ・ペレイラ(ブラジル)
Def.2-1:29-28.29-28.28-29
サンチアゴ・ポンジニビョ(アルゼンチン)

左右に回るペレイラが、前蹴りを見せる。さらに右で前に出ると、ポンジニビョの指が目に入り試合が中断される。再開後、スイッチし前蹴りのペレイラに対し、ポンジニビョがローを蹴って圧を掛ける。ペレイラは右オーバーハンドを当て、右ロー。ポンジニビョはボディストレートから左オーバーハンドへ。距離を詰めヒザをボディに入れたペレイラがバックに回るが、直ぐに自分から離れる。

左右の前蹴り、右オーバーハンドから左フックを振るうペレイラが左右のステップから一気に前に出る。ポンジニビョもロングで左右のフックを放ち、ペレイラがガードを固める。ステップインに右を当てたペレイラは右オーバーハンドをヒットさせ、ポンジニビョの動きが一瞬止まる。ポンジニビョが右ミドルを蹴り、右に回るペレイラが追って来たポンジニビョに体の向きを変えて右を入れた。

2R、初回と同様に明日を使うペレイラが前蹴り、右オーバーハンドを見せる。ケージ際に下がったポンジニビョに右ミドルを決めたペレイラが、ボディを殴ると左ショートが顔面を捕らえる。ジャブ、ヒザ蹴りとポンジニビョのステップインを許さず、左ジャブの相打ちにも打ち勝つなどペレイラ優勢が続く。

左を当て、右から前蹴りを入れたペレイラだが、ポンジニビョも下がらず左をヒットさせる。続く左の大振りに右をカウンターでいれたペレイラだが、やや疲れてきたか。ポンジニビョのパンチの回転数が上がってくるが、ペレイラも打ち合いに応じて右をクリーンヒット。ジャブの相打ちから、ポンジニビョがダブルレッグでテイクダウンを決める。直ぐに立ち上がったが、バックを譲った状態でペレイラがこの回の終了を迎えた。

最終回、試合前の予想通り消耗戦の様相を呈してくると、ペレイラが右ハイから右ストレートを入れ、ポンジニビョがジャブを返す。ボディから左ハイ、さらに左を続けたポンジニビョが右ハイを蹴る。ガードしたペレイラが圧され気味になりながら右アッパー、左ジャブを届かせる。ポンジニビョは右ロー、左ハイから右ストレート。ペレイラも下がらず、スイッチして左右のジャブを繰り出す。ジャブの相打ちで、打ち勝つようになってきたポンジニビョは、前蹴りを腹に食らう。

右カーフを返したポンジニビョがダブルレッグ。切ったペレイラはジャブを打ち合い、前蹴りから圧を掛ける。右オーバーハンドに下がりながら右から左フックをヒットさせたポンジニビョは、ここもダブルレッグへ。これも切ったペレイラ、両者が体の軸を失いながらパンチを打ち合い時間に。

殴り殴られのドッグファイトは裁定が割れ、ペレイラに凱歌が挙がった。


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【UFN206】計量終了 なるかランキング入り、四次元MMA封印のペレイラがポンジニビョと対戦

【写真】身長差はごらんの通り。ポンジニビョに懐に跳び込まれた時のペレイラのヒザ、テイクダウンがカギとなるか(C)MMAPLANET

20 日(金・現地時間)、21日(土・同)にネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFN206:UFN on ESPN+64「Holm vs Vieira」の計量が行われた。

メインは女子バンタム級の1戦でランキング2位のホーリー・ホルムに5位のケトレン・ヴィエイラが挑む。


11試合、22選手中ヘッドライナー以外でランカーはコメインのウェルター級に出場するサンチアゴ・ポンジニビョだけだ。群雄割拠のウェルター級で14位のポンジニビョと対戦するミシェウ・ペレイラはHEATとRoad FCという日韓のプロモーションで活躍してきた四次元MMAファイターだ。

ペレイラはオクタゴン4連勝中、ディエゴ・サンチェス戦では勝利を決定的にしながらグラウンド・ニーで反則負けに──実質5連勝と目を見張る戦績を残している。

さすがにダブルレッグで肩に抱え上げてショータイムスラムやバック宙、前宙、さらにはコークスクリューでパスを狙うという立体的かつスタミナをロスする技は息をひそめているが、スイッチをしつつ伸びのあるストレート、遠近両用のヒザ蹴り、さらにテイクダウンを織り交ぜたウェルラウンダーとして、実力者ぶりを発揮してきた。

対してポンジニビョはテクニカルではないが、パワフルなストライカーで右カーフ、そして右オーバーハンドとストレートはKOパワーを有している。

互いに動きが多く、アグレッシブ。相手の攻撃に対する耐久力はポンジニビョで、スタミナロスに耐える精神力はペレイラに分があるか。打撃の削り合いが予想されるポンジニビョ×ペレイラは、判定までもつれ込めばファイト・オブ・ザ・ナイト級の激闘になることが予想される。

■視聴方法(予定)
5月22日(日・日本時間)
午前5時00分~UFC FIGHT PASS

■UFN206計量結果

<女子級バンタム/5分5R>
ホーリー・ホルム: 135.5ポンド(61.46キロ)
ケトレン・ヴィエイラ: 136ポンド(61.69キロ)

<ウェルター級/5分3R>
サンチアゴ・ポンジニビョ: 170.5ポンド(77.34キロ)
ミシェウ・ペレイラ: 170ポンド(77.11キロ)

<ミドル級/5分3R>
チディ・ンジョグアニ: 185ポンド(83.91キロ)
ドゥスコ・トドロビッチ: 185.5ポンド(84.14キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
ポリアナ・ヴィアナ: 116ポンド(52.62キロ)
タバタ・ヒッチ: 115ポンド(52.16キロ)

<ミドル級/5分3R>
エリク・アンダーソン: 186ポンド(84.37キロ)
パク・ジュンヨン: 185.5ポンド(84.14キロ)

<ミドル級/5分3R>
ジョセフ・ホームズ: 185ポンド(83.91キロ)
アレン・アメドフスキー: 186ポンド(84.37キロ)

<ヘビー級/5分3R>
パーカー・ポーター: 265 ポンド(120.2キロ)
ジャイルトン・アルメイダ: 224ポンド(101.6キロ)

<ライト級/5分3R>
オマル・モラレス: 155.5ポンド(70.53キロ)
ウロス・メディッチ: 156ポンド(70.76キロ)

<バンタム級/5分3R>
ジョナサン・マルチネス: 135.5ポンド(61.46キロ)
ヴィンス・モラレス: 136ポンド(61.69キロ)

<フェザー級/5分3R>
チェイス・フーパー: 145ポンド(65.77キロ)
フィリッピ・コラレス: 145ポンド(65.77キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
エリース・リード: 115ポンド(52.16キロ)
サム・ヒューズ: 115.5ポンド(52.38キロ)

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MMA o UFC YouTube   エリク・アンダース ケトレン・ヴィエイラ パク・ジュンヨン ポリアナ・ヴィアナ ミシェウ・ペレイラ

『UFC Fight Night 206: Holm vs. Vieira』前日計量動画

UFC Fight Night 206 official weigh-in results: All 22 fighters hit mark without issue(MMAJunkie)
MAIN CARD (ESPN+, 7 p.m. ET)

・Holly Holm (135.5) vs. Ketlen Vieira (136)
・Michel Pereira (170) vs. Santiago Ponzinibbio (170.5)
・Chidi Njokuani (185) vs. Dusko Todorovic (185.5)
・Jailton Almeida (224) vs. Parker Porter (265)
・Tabatha Ricci (115) vs. Polyana Viana (116)
・Eryk Anders (186) vs. Junyong Park (185.5)

PRELIMINARY CARD (ESPN+, 4 p.m. ET)

・Alen Amedovski (186) vs. Joseph Holmes (185)
・Uros Medic (156) vs. Omar Morales (155.5)
・Jonathan Martinez (135.5) vs. Vince Morales (136)
・Felipe Colares (145) vs. Chase Hooper (145)
・Sam Hughes (115.5) vs. Elise Reed (115)

 『UFC Fight Night 206: Holm vs. Vieira』前日計量結果。全員パスしています。






 前日計量&フェイスオフ動画。


 MMAJunkieスタッフによるメインカード勝敗予想。

・ホーリー・ホルム vs. ケトレン・ヴィエイラはホルム支持9人、ヴィエイラ支持2人。

・サンチアゴ・ポンジニービオ vs. ミシェウ・ペレイラはポンジニービオ支持8人、ペレイラ支持3人。

・ドゥスコ・トドロヴィッチ vs. チディ・エンジョクアーニはトドロヴィッチ支持1人、エンジョクアーニ支持10人。

・エリク・アンダース vs. パク・ジュンヨンはアンダース支持5人、パク支持6人。

・ポリアナ・ヴィアナ vs. タバサ・リッチはヴィアナ支持5人、リッチ支持6人。続きを読む・・・
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LFA MMA MMAPLANET o UFC UFN206 ケトレン・ヴィエイラ ジャイルトン・アルメイダ ジョセフ・ホームズ ジョナサン・マルチネス タバタ・ヒッチ チェイス・フーパー チディ・ンジョグアニ パク・ジュンヨン パーカー・ポーター フィリッピ・コラレス ポリアナ・ヴィアナ マノン・フィオホ ミシェウ・ペレイラ ヴィンス・モラレス 小見川道大

【UFN206】ポリアナ・ヴィアナと対戦、タバタ・ヒッチ「自分の足で歩いて生きていけると日本で学んだ」

【写真】日本の思い出を本当に懐かしそうに話してくれたタバタ (C)MMAPLANET

21日(土・現地時間)にネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXでUFN206:UFN on ESPN+64「Holm vs Vieira」が開催される。

今大会ではLFAを経てUFCと契約を果たしたタバタ・ヒッチがポリアナ・ヴィアナと対戦する。日本の道着着用カスタマイズMMA、SEI☆ZAを拠点に活動していたタバタに日本での日々を振り返ってもらった。


――タバタ、UFC3戦目となるポリアナ・ヴィアナ戦が今週末に迫ってきました(※取材は16日(火・同)に行われた)。今の気持ちを教えてください。

「試合が楽しみでしょうがないわ。ポリアナのようにUFCで4年も戦っている選手と戦う機会を得ることができて嬉しい。しっかりと準備してきたわ」

──LFAでタイトル挑戦目前というところで、フライ級でマノン・フィオホと戦うことに同意しUFCと契約をしました。

「ホントにクレイジーよね。試合の3日前にサインして。マノンは今やタイトル・コンテンダーだし、どれだけの力を持っているのかも理解していたわ。1階級上の彼女の武器に私が苦労することも分かってサインしたの。UFCは私の夢だったし、あそこで断って後悔するようなことをしたくなかった。毎日練習していて、体調に問題はなかったから。

実際、そうなったけど……あの試合で負けても、そこからUFCのストロー級で戦うことができる。このストロー級での戦いが私にとって本当の勝負ね」

──ではヴィアナの印象を教えてください。

「柔術ベースで、ハイレベルのグラップラーよね。打撃も良いところがあるけど、やっぱり寝技が強い選手。下になることもいとわない。でも、私もそういう展開は望むところよ。この試合はMMAだけど、柔術ゲームになるかもね」

──そんなヴィアナ戦、やはり柔術がポイントになると踏んで準備してきたのでしょうか。

「そうね。今はカリフォルニアに住んでいて、色々なところで練習しているけどメインジムはパラゴン柔術ベンチュラよ。それとブラックハウスのムエタイ・セッションで準備してきたわ。

日本を離れてノーギワールドに出場して紫帯ミドル級で優勝した時、フランジーニャ(ヒカルド・ミラー。パラゴン柔術総帥)が私をパラゴンに誘ってくれて、それから彼の家で居候をさせてもって私は米国に拠点を創ることがデキたの。全てはフランジーニャのおかげよ」

──フランジーニャはもともとアリアンシの柔術家ですが、タバタもアリアンシ系のアカデミー出身で縁があったのでしょうか。

「いいえ、私はマルコス・バルボーザ柔術系のアカデミー出身だから、フランジーニャはそういうことに関係なく私のサポートをしてくれたの」

──そんなタバタはなぜ、2017年にSEI☆ZAで来日したのですか。

「私がブラジルでムエタイを練習していたジムの指導者ムニ・アドリアーノに、コンタクトがあって。川崎に約1年間住むことになったの」

──日本とブラジル、全く文化も習慣も違います。戸惑うことばかりだったのではないですか。

「そうね、言葉もできないし。本当に大変だった。ネパール人女性2人(ラジーナ・ビスタとラダ・マナンダー)と、リトアニアからやってきたユリア・ストレアレンコと共同生活をして。それでも川崎に住んでいるブラジリアン・ファミリーと知り合ったし、何よりユリアの存在が大きかった。彼女は英語を話せたから、私に英語を教えてくれて。ユリアが米国で試合がある時は、私はいつもコーナーに就いているの。昨日も電話で話したし、ほとんど毎日のようにユリアとは話をしているわ(笑)」

──川崎でリトアニア人の親友ができるって、最高ですね。

「本当にMMAのおかげね。格闘技の本分よ。確かにコミュケーションを取るのは大変だったけど、日本は最高だったわ。本当に美しい国で。サムライの国で積むことがデキた経験は、私の大きな財産になっているわ。なんといっても食事が素晴らしくて。日本の一番好きなところは、ご飯かな(笑)」

──好物は何でしたか。

「ラーメンよ(笑)」

──ラーメン……アスリートがダメじゃないですか。

「分かっているわ(笑)。でも、SEI☆ZAはほとんど無差別級だったし、私はたくさん食べて体を大きくしないといけなかったから。本当にラーメンは美味しかった(笑)」

──ラーメンをすするのって、難しくなかったですか。

「あの食べ方は、私たちの国だと最悪のマナーだけど。日本の人は美味しいモノを食べる時は、音を出すのよね(笑)」

──和食の麺類のみですけど(笑)。

「本当に私の常識からはかけ離れていたわ(笑)。絶対に日本以外では、しちゃだめよ。でも日本ではそうしないといけないって思って、音を出してラーメンを食べていたわ(笑)。それにフィッシュマーケットを訪れるのも大好きだった。SEI☆ZEのチームメイトとは家族のような関係になって、普段の生活から練習まで互いに助け合い、泣いて、笑って本当に濃密な時を過ごせたわ」

──先ごろ引退した小見川道大さんは、現役生活最後の試合前にタバタとユリアがUFCで頑張っていることが凄くモチベーションになると言っていました。

「おお、アイ・ラブ・オミガワさん。オミガワさんは凄く豪快で楽しい人、でも心遣いができる優しい人で。随分と夕食も御馳走になったわ。私とユリアは引退するオミガワさんにビデオレターを送って、感謝の気持ちを伝えたの。オミガワさんと初めて会ったのは巌流島を見に行った時で。彼はジムに招待してくれて柔道だけでなくMMAの指導もしてくれたわ。そしてオミガワさんの助けがあって、私は講道館の黒帯を巻くことができたの。

私の父は柔道をやっていて日本に行くことが夢だった。その父に代わって日本に行き、黒帯になれたことを誇りに思っているわ。父も私を誇りに思ってくれているはず。それまでずっと家族と一緒に生活してきて、1人で日本に行って1年近くを過ごしてことで私は自信を手にすることができたの。

どこに行っても人間は生きていけるんだってことに、ね。誰も知らない国で、自分の足で歩いて生きていけることを日本で学べたわ。結局、理由も聞かされずSEI☆ZAが活動停止になり、もう日本に住むことができなくなって……実は沖縄でMMAを戦うという選択もあったけど、地球の逆側に戻って米国でまずは柔術家として活動しMMAを戦おうって決めたの。

でもSEI☆ZAでの経験は本当に役立っているわ。何よりSEI☆ZAからはユリアと私、2人のUFCファイターが生まれたんだもの、ね。日本の日々があったから、私もユリアも今があると思っているわ」

──素晴らしいです。ポリアナ・ヴィアナ戦後は、どのようにキャリアアップを狙っていますか。

「ポリアナとの試合でUFCの信頼を勝ち取り、今年中にランキング入りを果たしたい。そのためにポリアナ戦では打撃を見せて、一本勝ちかKO勝ちしないとね」

──タバタ、今日はありがとうございました。では日本のファンにメッセージをお願いします。

「今も日本のファンから応援のメッセージが届いて、とても嬉しくて。少しでも早く日本で試合がしたいと思っているわ。日本で教わった気持ち……リスペクトをもって戦って、皆が喜んでくれるような試合になるようベストを尽くすわ。アリガトウゴザイマス」

■視聴方法(予定)
5月22日(日・日本時間)
午前5時00分~UFC FIGHT PASS

■UFN206対戦カード

<女子級バンタム/5分5R>
ホーリー・ホルム(米国)
ケトレン・ヴィエイラ(ブラジル)

<ウェルター級/5分3R>
サンチアゴ・ポンジニビオ(アルゼンチン)
ミシェウ・ペレイラ(ブラジル)

<ミドル級/5分3R>
チディ・ンジョグアニ(米国)
ドゥスコ・トドロビッチ(セルビア)

<女子ストロー級/5分3R>
ポリアナ・ヴィアナ(ブラジル)
タバタ・ヒッチ(ブラジル)

<ミドル級/5分3R>
エリク・アンダーソン(米国)
パク・ジュンヨン(韓国)

<ミドル級/5分3R>
ジョセフ・ホームズ(米国)
アレン・アメドフスキー(マケドニア)

<ヘビー級/5分3R>
パーカー・ポーター(米国)
ジャイルトン・アルメイダ(ブラジル)

<ライト級/5分3R>
オマル・モラレス(ベネズエラ)
ウロス・メディッチ(セルビア)

<バンタム級/5分3R>
ジョナサン・マルチネス(米国)
ヴィンス・モラレス(米国)

<フェザー級/5分3R>
チェイス・フーパー(米国)
フィリッピ・コラレス(ブラジル)

<女子ストロー級/5分3R>
エリース・リード(米国)
サム・ヒューズ(米国)

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ARAMI MMA o UFC   アンドレ・フィアーリョ カイオ・ボハーリョ ジェレミー・スティーブンス ジョシアニ・ヌネス タッカー・ルッツ マイラ・ブエノ・シウバ ミシェウ・ペレイラ

『UFC on ESPN 34: Luque vs. Muhammad 2』の対戦カードを紹介

 4月16日にネバダ州ラスベガスのUFC APEXで開催する『UFC on ESPN 34: Luque vs. Muhammad 2』で未紹介だった対戦カードを紹介します。


Lutador maranhense se prepara para enfrentar russo no UFC(Imirante.com)

Caio Borralho(Sherdog)

Gadzhi Omargadzhiev(Sherdog)

 カイオ・ボハーリョ vs. ガジ・オマラガジエフのミドル級マッチが行われるとのこと。

 ボハーリョは現在29歳のブラジル人でMMA戦績10勝1敗1引き分け。昨年10月の『Dana White's Contender Series 44』でジェシー・マーレイに1R TKO勝ちして以来の試合で今回がUFCデビュー戦。オマラガジエフは現在29歳のロシア人でMMA戦績13勝0敗。昨年10月の『Dana White's Contender Series 45』でジャンシー・シウバに1R膝十字固めで勝利して以来の試合で今回がUFCデビュー戦。


UFC Vegas 51 | Fialho valt in tegen Baeza op 16 april(Eurosport)

 ミゲル・バエザ vs. アンドレ・フィアーリョのウェルター級マッチが行われるとのこと。当初バエザはディエゴ・リマと対戦予定でしたが、リマが突然「神のお告げ」により引退したことから代わりにフィアーリョが対戦します。

 バエザは昨年11月の『UFC Fight Night 197: Holloway vs. Rodriguez』でケイオス・ウィリアムズに3R TKO負けして以来の試合で2連敗中。フィアーリョは1月の『UFC 270: Ngannou vs. Gane』で行われたUFCデビュー戦でミシェウ・ペレイラに判定負けして以来の試合。


UFC Vegas 51 | Bueno Silva treft Yanan op 16 april(Eurosport)

 マイラ・ブエノ・シウバ vs. ウー・ヤナンの女子バンタム級マッチが行われるとのこと。

 シウバは昨年10月の『UFC Fight Night 195: Ladd vs. Dumont』でマノン・フィオロに判定負けして以来の試合。ウーは昨年1月の『UFC on ABC 1: Holloway vs. Kattar』でジョセリン・エドワーズに判定負けして以来1年3ヶ月ぶりの試合で2連敗中。昨年7月の『UFC on ESPN 28: Hall vs. Strickland』でニコ・モンターニョと対戦予定でしたがモンターニョが計量で7ポンドもオーバーしたことから中止、2月の『UFC Fight Night 202: Makhachev vs. Green』でジョシアニ・ヌネスと対戦予定でしたが欠場していました。


UFC: TJ Laramie Replaces Fellow Canuck Tucker, Faces Pat Sabatini on April 16(CagesidePress)

 パット・サバティーニ vs. T.J.ララミーのフェザー級マッチが行われるとのこと。

 サバティーニは昨年11月の『UFC Fight Night 198: Vieira vs. Tate』でタッカー・ルッツに判定勝ちして以来の試合で5連勝中(UFC戦績3勝0敗)。ララミーは2020年9月の『UFC Fight Night 178: Covington vs. Woodley』で行われたUFCデビュー戦でダリック・ミナーに1Rギロチンチョークで敗れて以来実に1年7ヶ月ぶりの試合。


Ange Loosa(Sherdog)

 ムニール・ラジズと対戦予定だったエリゼウ・ザレスキー・ドス・サントスが欠場、代わりにアンジェ・ルーサがラジズと対戦するとのこと。ザレスキーは「個人的な理由」で欠場するとのことで、ケガや病気ではないようです。

 ラジズは昨年1月の『UFC on ESPN 20: Chiesa vs. Magny』でワルリー・アウベスに1R TKO負けして以来1年3ヶ月ぶりの試合。ルーサは現在28歳のスイス人でMMA戦績8勝2敗。今回がUFCデビュー戦。


Pannie Kianzad vs. Lina Lansberg set for UFC Fight Night on April 16(MMAJunkie)

 リナ・ランスバーグ vs. パニー・キアンザドの女子バンタム級マッチが行われるとのこと。

 ランスバーグは2020年1月の『UFC Fight Night 166: Blaydes vs. dos Santos』でサラ・マクマンに判定負けして以来実に2年3ヶ月ぶりの試合。キアンザドは昨年9月の『UFC Fight Night 192: Smith vs. Spann』でラケル・ペニントンに判定負けして以来の試合。


Drakkar Klose terug in de Octagon na twee jaar afwezigheid(Eurosport)

 ドラッカー・クローズ vs. ブランドン・ジェンキンスのライト級マッチが行われるとのこと。

 クローズは2020年3月の『UFC 248: Adesanya vs. Romero』でベニール・ダリウシュに2R KO負けして以来2年1ヶ月ぶりの試合。昨年2月の『UFC Fight Night 185: Blaydes vs. Lewis』でルイス・ペーニャと対戦予定だったもののセコンドの一人に新型コロナウイルスの陽性反応が出たことで中止、昨年4月の『UFC on ESPN 22: Whittaker vs. Gastelum』でジェレミー・スティーブンスと対戦予定だったものの前日計量でスティーブンスに突き飛ばされた際に脊髄損傷したことから中止と不運な欠場が続きました。ジェンキンスは昨年9月の『UFC Fight Night 192: Smith vs. Spann』で行われたUFCデビュー戦でロン・ジューに3R TKO負けして以来の試合。続きを読む・・・
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5.21『UFC Fight Night』でミシェウ・ペレイラとサンチアゴ・ポンジニービオが対戦


 UFCが5月21日に開催する(会場未定)Fight Nightシリーズの大会でミシェウ・ペレイラ vs. サンチアゴ・ポンジニービオのウェルター級マッチが行われることをMMAJunkieが確認したとのこと。

 ペレイラは1月の『UFC 270: Ngannou vs. Gane』でアンドレ・フィアリョに判定勝ちして以来の試合で4連勝中。

 ポンジニービオは昨年12月の『UFC 269: Oliveira vs. Poirier』でジェフ・ニールに判定負けして以来の試合。続きを読む・・・
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【UFC】再契約なった──超ド級のリア充、佐藤天「もう1度、土俵に立てるので借りを返して上へ」

【写真】根っからの笑顔も久しぶりに見たような気がする (C)MMAPLANET

1月12日(土・現地時間)、フロリダの佐藤天から「試合の日程は決まっていないんですが、UFCと再契約することが決まりました! 今日明日には契約書も出してくれます」という連絡が入った。

2020年11月を最後に、試合のオファーとともに契約更新という宙ぶらりんの状態で、いつあるか分からない緊急オファーに備え練習に精を出してきた。そんな厳しい時間にようやく終止符を打つことができた佐藤に、改めてインタビューを申し込んだ。

時を同じく平良達郎のUFC契約の報がJ-MMA界をわかせた今、佐藤天の心境をお伝えしたい。


──UFCと契約がなったと連絡を頂いていたのに取材が遅くなってしまって申し訳ありません。

「いえ、とんでもないです。あの日にコーチとマネージャーの(ヒラタ)シュウさんとミーティングをして『今日中に決まらないなら、PFLにしよう』という状況でした。次の週の大会のオファーがあったのですが、ビザの発給が間に合うかどうか。コロナの関係で3、4週間掛かるということでしたけど、ここでビザが出ないなら次のオファーはいつになるか分からない。それならPFLと契約するつもりになっていました。

結局、ビザは間に合わないということだったのですが、ショーン・シェルビーが『契約書を先に出す』と言ってくれたんです」

──さっさとそうしてくれれば良かったのに……という想いは?

「UFCも上場したので、契約に関して時間が掛かるようになっていて。試合のオファーの時に契約書を出すということで、同じように待たされているチームメイトも何人かいました。今はオファーがない状態で契約書を出すことが難しくなっているそうです。でも、最後の最後のタイミングで複数試合契約できることになりました」

──気持ちはどれぐらいPFLに向いていたのでしょうか。

「最後の最後までUFCで戦いたいという気持ちでした。ただヘンリー(フーフト)やグレッグ(ジョーンズ)も僕がUFCでやりたいことを十分に理解したうえで『最後の最後、これで無理なら、試合ができないという事態は避けるべき。それだったらPFLでコンスタントに戦おう』という風に言っていましたね。

なのでPFLで戦うという覚悟は決まっていました。UFCでやりたい、1回でも良いからという気持ちは変わっていなかったです」

──そういうなかで契約がなった。素直にどう思われましたか。

「願いは通じるんだなって。ビザとか自分がコントロールできないことだし、ショーン・シェルビーも『枠に入れるようにやっている。それでも難しかったら、PFLでの条件を良くしてもらうように掛け合う』とまで言ってくれていたんです」

──なんと、そこまでですか。

「ハイ。そういうことで決まったのは、素直に嬉しかったです。自分だけの願いじゃなくて、応援してくれる人もそうだし。カミ(バルジニ)も『良かった。ずっと祈っていたんだ』って次の日の練習前に連絡をくれて。皆が僕のことを思ってくれているなか、またスタート地点に立てることが凄く嬉しかったです」

──運を天に任せた。そういう状態で、諦めないからといって願いは叶うものではありません。でも、見切りをつけてPFLにしていれば今回の契約はなかったですね。

「PFLとサインするというタイミングは何度もありました。それでも1パーセントでもUFCの可能性があるなら──と見送ってきました。シュウさんも僕に試合を組ませたいという気持ちがあって、条件面も考えてPFLの話をしてくださっていたので、やり辛かったと思います。でも、僕のそういう気持ちをくんで本当に粘り強くUFCと話してくださいました。この間、シュウさんと密に連絡を取ってきて、立てた方針は他のマネージメントと同様のものですし。しっかりと話して、理解をし合ってここまで来られた。感謝しています」

──PFLは1年間でスケジュールが確定しますし、2試合は確実で。勝てば3試合、4試合とあるので決して悪い話ではないです。自分は日本からPFLに挑戦する選手も出てきてほしいと思っています。

「ハイ。僕もあのタイミングで無理なら、PFLで一生懸命にやるつもりでした。PFLは良い選手が集まっていますし、試合を視るのも好きで。もちろん、簡単に勝てる場所ではないです。でも本当に少しでUFCの可能性があるなら、そこは諦められなかったです。プロである限り、目の前のお金のことも考えないといけないです。ただし、結果が出ていないなかで、そこを一番に求めることは──自分が追い求めてきたものとは違います。UFCの最後の試合で負けていますし、2敗している。借りを返して、上を目指したいです」

──契約が取れた。それから3週間が過ぎましたが、気持ちの方は違いますか。

「いつでもスクランブルで戦えるように準備をしている。そこに変わりはないし、練習に向かう気持ちやモチベーションンはこれまでと同じです。ただ、夜に今後について考えたり、そういうことから開放されたので楽ですね。ただ一度跳ね返されたので、しっかりと勝てる……勝っていけるようにしていきます」

──この間、カザフスタンからシャクハト・ラクモフなど新しい選手の台頭がウェルター級でもあります。

「シャクハトはサンフォードで、キャンプをするので試合前は一緒に練習しています。練習中は凄く強いわけじゃないのですが、頭が良いです。度胸もあるし、自分の強さを本番で出す強さがあります。練習中は穴があっても、試合ではそこを見せないです。

あとミシェウ・ペレイラと試合をしたアンドレ・フィアーリョも一緒にやっています。彼も僕と同じように1年ぐらいUFCのオファーを待っている状態で、試合がないからUAEWに出場したりしていたのですが、5日ぐらい前のオファーでサインをして。それにイアン・ギャリーも、いますよ」

──あのアイルランドの新鋭ですか。

「ハイ。組みは課題ですが、打撃は良いですね。大舞台で結果を出す器、華があります」

──カザフスタン、ポルトガル、そしてアイルランドからやってきた選手達と、佐藤選手は日々練習しているわけですね。

「だから……こっちにいないと、日本にいると分からないことが多すぎます。そこがこっちと日本の差が広がる理由の一つだと思います。ジルベウト・ドリーニョがいて、ビセンチ・ルケもいます。メジャーと契約していなくても、LFAに出ていたタイラー・レイとか強いですし。PFLのシーズン中はローリー・マクドナルドもいました」

──凄まじいメンバーです。

「で……やっぱり皆、UFCで戦いたいんですよ。色々な国から、家族を国においてまでやってきて練習している。何も僕がやっていることは特別じゃない。色んな国から気合が入っている連中が集まっているので居心地が良いです。スクランブルのオファーに文句を言うヤツなんていない。僕はそういう連中がいる、ここが好きです」

(C) TEN SATO

──そういう佐藤選手を支える存在に関してですが……。佐藤選手の彼女が美人でヤバいというTwitterの投稿があるという話が伝わって来たのですが。

「あぁ、それはDropkickさんのインタビューでシュウさんから、彼女のことを尋ねてというリクエストがあったそうで(苦笑)。それでインタビューで話して……」

──あぁ、そういうことですか。発信源は自分でないことを伝えたくて。彼女さんの話題は、若松佑弥選手としか話題にしていなかったですよ(笑)。

「初めて食事に行った時、ちょうど佑弥が来ていた時なんです。で家に戻ったらアイツが『天さん、何ニヤニヤしてんですか。どうだったんスか』って(笑)。次に会ったのはドゥリーニョの試合を見に行った時で。3度目のデートの後から付き合うようになりました」

──この間、実は彼女の存在がないと佐藤選手は心が折れてしまっていたんじゃないかと思っていました。

「いやいやいや、そんなことはないですよ。それは別です。ただ練習に身は入りましたね(笑)。この間も色々と話を聞いてくれましたし……」

──厳しい状況が続いていても佐藤選手は彼女さんの話になると、表情が明るくなって。現地の写真を記事用に送って欲しいとお願いすると、さりげなく彼女の写真もあって(笑)。

彼女さんはプロのチェロ演奏者だそう。お幸せに。岡田遼の歯ぎしりが聞こえてきそうだ……(C)TEN SATO

「アハハハハ。彼女も喜んでくれました。

付き合う前に、初めて食事をすることになった時、そろそろ試合があるという話だったので『緊急のオファーを待っているので、試合が終わったら会いましょう』って……。で、それを何度か繰り返して、全然試合が決まらなくて。『なら、もう会いましょう』っていうのが始まりでした。何カ月も連絡だけしていて。あの間があったから、今があると思います」

──御馳走様です(笑)。超ド級のリア充の佐藤選手ですが、あとは試合がいつになるのか。

「遅くとも5月中の試合にオファーをする。それまでもショートノーティスで声を掛けることもあるから、準備をしておいてくれ──ということです。これまで通りです。平良選手もUFCと契約して、また日本でも注目度が上がるかと思います。

僕も契約したからOKでなく、ここからが大切です。今度は結果を残します。本当にあとはやるだけです。もう1度、UFCという土俵に立てるので借りを返して上にいく。UFCでも勝てるということを証明します。そのためにこっちにいるので」

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