カテゴリー
AJ・フレッチャー MMA MMAPLANET o UFC UFN UFN224 キック テンバ・ゴリンボ ブライアン・バトル 佐藤天

【UFN224】「死に物狂いでとにかく勝つ」佐藤天の相手は、死の淵を切り抜けてきたテンバ・ゴリンボ

【写真】いくらでも衝く、ところはある。必勝だ(C)MMAPLANET

21日(木・現地時間)に佐藤天が、自らのSNSで5月20日(土・同)にネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFC Fight Night224:UFN on ESPN+82「Pennington vs Aldana 2」に出場し、テンバ・ゴリンボと対戦することを公表している。

佐藤は昨年8月のブライアン・バトル戦でまさかの44秒ハイキックによるKO負けを喫しており、契約更新から2連敗──前回の契約時からは3連敗中で、あとがない状況でのゴリンボ戦となる。


今も珍しいジンバブエ人ファイターのゴリンボは南アフリカのEFC Worldwideのウェルター級王者からUAE Warriors、Fury FCを経てUFCにステップアップした。オクタゴンデビューは今年の2月で、AJ・フレッチャーにギロチンで一本負けしている。

キャリア10勝4敗、一本勝ちが6度あるゴリンボはフィジカル120パーセント、粗さ200パーセントといっても過言でない選手だ。サブミッションの仕掛けは強引そのもの。本人はそういう意識はないかもしれないが、ナチュラルにあるパワーをフルに発揮すると、強引でも極まるという感じか。

故に粗さをつかれ、下になることも少なくない。とはいえ、サブミッションも実のところ下からの仕掛けが多い。

このゴリンボ、9歳の時に母を亡くし、13歳で父を亡くすと違法でダイヤモンドを採掘し生きる糧を得るという生活を送っていたという。そして警察犬に命を落としそうになるほど噛みつかれたことで、南アフリカへの移住を決意。パスポートを持たず、違法の国境を越えて強制送還される。

ゴリンボはジンバブエに戻ると即、その足で2度の目の違法な越境を試み、その集団に死者が出るような状況で、ヨハネスブルグに辿り着いたという。

さらにケープタウンに住んでいた従弟のところに身を寄せ、庭師として1日17時間の労働を課せられながらも、ようやく(本人は)法に触れずに生き抜く術を身に付ける。

19歳でMMAと出会い、3カ月のトレーニングの後7秒KOデビューを飾る。いえば人生として、UFCに辿り着いただけでサクセスストーリー、伝記を執筆できるような半生を送ってきたゴリンボだが、佐藤にとっては倒すべき対戦相手の1人でしかない。

そうでなくても背水の陣の佐藤は、サインをした時点でMMAPLANETに以下のような意気込みを伝えてくれた。

佐藤天
「崖っぷちなんですけど、死に物狂いでとにかく勝ちます。宜しくお願いします」

The post 【UFN224】「死に物狂いでとにかく勝つ」佐藤天の相手は、死の淵を切り抜けてきたテンバ・ゴリンボ first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
BELLATOR LFA MMA MMAPLANET o ONE PFL UFC ブライアン・バトル ヘンリー・フーフト 佐藤天 修斗

【ONE】2022年中に話が訊きたかったファイター。4人目、佐藤天―01―「身銭を削って生きている」

【写真】選手の選択肢はそれぞれあることを踏まえたうえでUFCが唯一の世界最高峰で、そこを目指す練習環境は米国にある。この自論は崩れない(C)KILLCLIF FC

2023年が始まり、MMAワールドでは本日6日(金・現地時間)に米国でLFAが開催され、アジアではONEのタイ大会=14日(土・同)のFIGHT NIGHT06からスタートを切る。日本の戦い初めは15日(日)、後楽園ホールの修斗公式戦だ。

そんな2023年のMMAに向け、『2022年中に話を訊いておきたい』勝者、敗者を6人リストアップしインタビューを行った。第4弾は世界最高峰との契約更新から2連敗、苦悩の時を過ごしたUFCウェルター級ファイター=佐藤天に話を訊いた。

フロリダ、キルクリフFCでの生活は不変である佐藤。契約したばかりのUFCファイターの生活環境まで言及してくれたうえで、彼からは強くなるために米国で生きることは普遍の原理と考えていることが伝わってきた。


──悔しい気持ちを抱えたまま、2022年が終わろうとしているかと思います。

「そうっスね。ハイ。一言でいえば残念で。やり残したことばかり、やってきたことを試合で出せなかった。その想いが一番強いです。悔しい1年になりました、本当に」

──8月のブライアン・バトル戦以降、どのような日々を過ごしてきました。

「まず1カ月ほど日本に帰国して。そこから練習に戻ったのですが、最初の1カ月ゆっくりと軽い動きから練習を再開しました。ここ2カ月は組み技、あとはドリル練習に重きを置いて年明けから試合に向けての練習をメインでやることになります」

──ではあまり打撃の練習はしてこなかったと?

「ハイ。初めてあんな風にKO負けしたので、コーチ性質も敏感になっていて。打撃のスパーリング自体は1カ月ぐらい前から再開したのですが、試合が決まっていない状態だから『年内は大きなグローブを使って、強度の高い練習は無しにしょう』と言われました。なので打撃も技術練習や基礎練習が中心でしたね」

──ヘンリー・フーフトたちはそれだけKO負けした時は、回復具合を気にしているのですね。

「ギルバート(ジルベウト・ドリーニョ・バーンズ)とも話をしたのですが、タイトル戦でウスマンにKO負けした後は半年間、打撃のスパーリングをしなかったと言っていました。次の試合ではチマエフにジャブを効かされたので、あの後もずっと脳に衝撃を与えないで練習をしていたようです。

試合が決まっていれば、スパーリングも再開します。でも、試合が無いようだったらコーチ達も『スパーはやらなくて良い』という方針ですね。それで他の練習メニューを指示されるので、ぶっちゃけ我慢しながらやっています(笑)」

──やはりスパーをしたくなるものですか。

「米国に戻って毎日練習に行くと、そうですね……(笑)。練習ができないというのは一番厳しいです。それでも、ジムに行くと見えてくることもたくさんあります。だからプラスになるように過ごしていましたけど……練習できないことは、気持ち的にキツイというのはあります。プラスになることは凄く多くても。でも練習をできる体は維持しているので、ここから試合に向けての練習にシフトしていけます」

──クリスマスとニューイヤー、UFCがクリスマス前から約1カ月のウィンターブレイクとなりました。そんななかキルクリフFCも里帰りをする選手たちが多くなかったでしょうか。

「もともと試合前にだけ来るという選手以外は、変わりないです(笑)。皆、練習を続けていますね。1年間で見ると、チーム全体の成績が2021年は2/3は勝っていたのが、2022年は6割ぐらいに勝率が下がりました。そういうところにコーチもシビアになっていて、年末も追い込みのメニューが用意されていました。気を引き締めていこうということだと思います。厳しい練習をしています」

──そんななか日本では話題になったBellatorが2019年の年間27イベントからコロナ禍で18大会となり、2023年はさらにイベント数が減るという話も伝わっています。薄っすらと景気後退のように感じられ、UFCの独創感が鮮明になっているような気がするのですが現地にいる佐藤選手から見るといかがですか。

「Bellatorのイベント数が減るというのは聞いています。以前からBellatorに出ているチームメイトからはUFCと比べると試合が決まるのが、遅い。プロモーションも短くなるという話も聞いているし。マーケティング的にもUFCが独創している感はあります。そういう点でもUFCとは差があるので、UFCを第一に目指すという選手が圧倒的に多いです。PFLで優勝したら100万ドルという魅力的な話があっても、やはり選手としてはUFCに出たいというのが多いです」

──キルクリフの所属選手でUFC、Bellator、PFL、そしてONEと契約している選手と、フィーダーショーで戦っている選手の割合はどのようになっていますか。

「正確な数字は分からないですけど4割から5割が大きな団体と契約していますかね。さっきも言ったようにキャンプの時だけ来る選手もいますし、全体の人数はちょっと分からないのですがUFCファイターは20数人います。Bellator、ONE、PFLを含めると30人以上になります。だから半数近くがそうで、他がフィーダーショーで戦っています。

最近、ロシアの選手が増えてきました。コンテンダーシリーズを狙っている選手や、アマチュア大会に出ている若い選手も凄く高いレベルの選手が来ています。だから練習的には凄く高いレベルを維持しています」

──ロシアや中央アジアでアマMMAを戦っている選手は国や企業からサポートを受けて、他に仕事をしない。いわばファイトマネーを得ていないプロですよね。

「アマチュアでプロ戦績のない選手のSNSのフォロワーが10万人とかなんですよ」

──!!

「国を挙げてサポートを受けているところはありますよね。こっちでも、毎日練習だけをしています」

──対してフィーダーショーに出ている他の選手たちは、どのような境遇なのですか。

「自分の前のルームメイトもUFCと契約しましたけど、2戦目が流れたのでウェイターをしながら練習しています。UFCと契約しても、バイトをしている選手はたくさんいます」

──佐藤選手の場合は、ファイト以外でお金を得ることはできないビザですよね。

「ハイ。だからサポートしてもらいつつ、身銭を削って生きている──ぐらいで。バイトをしないで練習できているのですが、それだけで生活自体はUFCと契約する前と大きく変わることはないです。ただし、ずっと練習していられるので恵まれていると思っています。好きなことやっているので」

<この項、続く>

The post 【ONE】2022年中に話が訊きたかったファイター。4人目、佐藤天―01―「身銭を削って生きている」 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
ABEMA MMA MMAPLANET o UFC UFC ESPN40 ブライアン・バトル 佐藤天 海外

お蔵入り厳禁【UFC ESPN40】8月8日に佐藤天が語っていたこと―02―「ケージの中は1人なんです」

【写真】MMAの本質、敗北直後の言葉には佐藤天の軸が見える言葉の数々だった (C)MMAPLANET

8月6日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されたUFC on ESPN40「Santos vs Hill」で、ブライアン・バトルに敗れた 佐藤天インタビュー後編。

諸事情ではなく、単なる力量不足で掲載が遅れに遅れた同インタビュー。その後の日本のMMA界、格闘技界の在り方の変化に触れ、彼の言葉こそ2022年の区切りに伝えたいと思うようになった。

お蔵入り厳禁――MMAは格闘技、格闘技は強さを津希求する戦いという本質を。UFCで戦い続けるためにもがき続ける佐藤天は常に我々に教えてくれる。

<佐藤天インタビューPart.01はコチラから>


――要は海外、国内という二極化した問題ではなくて。どのような人間関係を築いて練習ができるのか。どれだけチームを信じることができるのか――そういうことなのかと、改めて米国に来て……キルクリフFCの練習を見て確認できたような気がします。

「どこにいようが、個人の問題なんですよ。自分自身が1人、1人がやっていかないといけない。ただし、そのなかでも家族のような関係で、皆が温かい。そしてコーチも選手も強くなることが、最大の共通点だからアスリートとしてやるべきことをやる。ソーシャルメディアだけじゃ伝わらないと思いますけど、それでも僕は発信したいと思っています。

一度は来るべきだというのは1日、ここでの練習を見てもらうと分かってもらえると思います。結局のところは選手次第ですけど、僕はここで大切な仲間に出会えた。だから、ここで結果を残したい。僕の覚悟とかは、個人の問題です。でも、この環境がどういうものかは知ってほしい……知るべきです。

僕を見てほしいんじゃなくて、僕のチームのメンバーがどういう気持ちでMMAに向き合っているのか……どういう風にMMAに夢を持っているのか。そこを知ってほしいです。

そこが日本のMMA界と明確に違うので。その違いは良い悪いではなくて、こういう環境があることを知って、選手がどのような道を行くのかを判断すれば良いと思っています。そこを色々な選手に肌で感じてほしい。僕はキルクリフFCという良いジムに巡り合えて、凄く幸せです。

ただし、米国といっても広いし。色々なジムがある。そのなかでもキルクリフFCのように一丸となっているジムは珍しいと思います。ただし大所帯になることで、足りない部分も出てきます」

――ハイ。そこは指摘される点でもありますよね。

「そうなんです。ただ、それを誰かの体験談として耳に入れるんじゃなくて、肌や空気で分かってほしい。それが国内で練習していても、強くなるための体験になると思うんです」

――そういう点でいえば毎週末に試合があるので、週の半ばからコーチが不在という状況は所属選手数が多い有名ジムだからこそ見られる現象かと。

「それこそ、トップを目指そうという選手が、コーチが不在だからって練習に向き合う姿勢がダメになるなんてありえないです。どれだけコーチの指導が良くても、選手にそういう部分が欠けていたら強くなれるはずがない。その期間に何をするのかは、選手たちは十分に分かっています。手を抜く選手は、どこで戦おうが勝てない。だから、週末のコーチの不在なんて大きな問題じゃない。

それに逆を言えば月曜日から水曜日まで、コーチが揃っている。そのコーチ達も含め、良い環境、良い空気があるからこそ、不在の時だって良い練習ができる。グレッグも『AからBまでは教えることができる。でも、この間のことは自分で考えないといけない』って言っています。その考えることができる環境があるので、木曜日から土曜日までスパーリング、グラップリング、サーキット・トレと不自由なく過ごせています。コーチがいないから練習できないなんて言っていたら、試合もできないですよ(笑)。

ケージの中は1人なんです」

――ではABEMAの海外修行プロジェクトのように、資金と環境してくれる状況をどのように捉えていますか。

「素晴らしいです。素晴らしい体験をさせてもらっているからこそ、分かってほしいのは……1カ月でメチャクチャ強くなるなんてありえないということ。コーチも短期滞在では、その選手のことを理解できることもない。所属選手もゲストファイターには、ちょっと試しでやってみようぐらいで、何年も一緒にやっているチームの人間との練習とは違ってきます。でも、そこで選手が何を感じるのか。

当然、米国での練習や生活が合わない選手もいると思います。英語が話せない、食べ物が違う。移動手段が違う。実力が足りない。日本との違いはいくらでもあります。そこには色々な壁がある。でも、それは来ないと分からない。

強くなるためには、知る必要があるのに知れないままというのは最も避けたいことです。このプロジェクトを活用して米国を知ることで、選択肢が広がる。それは凄く良いことだと思います。どんな選手がいて、どういうジムの雰囲気なのかは理解することはできるはずです。それを日本に持ち帰るか、ここでずっとやりたいと思うか。それは選手次第です。

正直、僕としては3カ月ぐらいいてほしい。そうすれば、分かってくる。コーチの言っていること、自分のやっていることがつながってくる。そこから自分の技術にしていくのに、また時間がかかるわけですけど。それは日本も同じはずです。

僕もこっちに来て、こうやって過ごしていても勝てない時は勝てない。SNSでは『海外かぶれ』と書かれますけど、ここでの生活が分からない人には、そういわれてもしょうがないと思っています。それ以上、僕が負けることでこの環境を否定されることになる。だからこそ、僕はここで勝ちたいです。ここでやってきたことが試合で出せなかった。そこが一番悔しいです。

いずれしても、若い選手がABEMAの力を借りて、こっちに来る。そして自分の目で見て、自分の肌で感じることができる。何回も言っているけど、そこから先は選手次第。この取り組み自体は素晴らしいことだと思います。触ったことによって視野が少しでも広がる。ここでの経験を持ち帰ることができる。と同時に米国で練習することで日本の良さも分かるはずです。そこを敏感に感じ取ることができる選手は強くなれると思います」

The post お蔵入り厳禁【UFC ESPN40】8月8日に佐藤天が語っていたこと―02―「ケージの中は1人なんです」 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
MMA MMAPLANET o UFC   アミール・アルバジ アルマン・ツァルキャン アレックス・カサレス アレックス・ペレス サイドユカップ・カクラモノフ サイド・ヌルマゴメドフ ジェイク・マシューズ ジャレッド・キャノニア ジュリアン・エロサ セルゲイ・モロゾフ ダナ・ホワイト ダミール・イスマグロフ ダヴィッド・ドヴォルザーク ドリュー・ドバー ブライアン・バトル ブランドン・ロイヴァル ボビー・グリーン マァフゥシャトゥ マテウス・ニコラウ マネル・ケイプ ラファ・ガルシア

【UFN216】計量終了 2022年UFC最終戦は、2023年を睨みアルバジ✖コスタ&ドヴォルザーク✖ケイプに注目

【写真】ダナ・ホワイトが激怒した今年のコンテンダーシリーズ第1週の勝者コスタは、ローカルショーの1勝を積む上げUFCと契約が成った (C)Zuffa/UFC

2022年のUFC最終大会=UFN216:UFN on ESPN+74「Cannonier vs Strickland」が17日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催され、16日(金・同)に計量が行われた。

今年のUFC最後の試合、つまり今大会のメインはジャレッド・キャノニアー✖ショーン・スティックランドのミドル級の一番だ。とはいえ日本のファン目線でいえば、メインカードのアミール・アルバジ✖サレッサンドロ・コスタ、プレリミのダヴィッド・ドヴォルザーク✖マネル・ケイプ──フライ級の2試合が気になるところだろう。


イラクからスウェーデンに政治亡命し英国で暮らすアルバジ、ブラジルのコスタ、チェコのドヴォルザーク、そしてポルトガルのケイプと非米国人ファイターばかりなのも、フライ級らしいといえる。

UFCで3勝0敗のアルバジはアレックス・ペレス、ブランドン・ロイヴァルという米国人トップランカーとの対戦が流れ、オクタゴン初陣のコスタとの対戦になった。絶対に星を落とすわけにはいかないばかりか、次こそトップ5とのファイトを絶対的にするためのインパクトを残す必要がある状況だ。

とはいえアルバジは究極の勝利至上主義ファイターで、決して熱くなることなく、自身のやるべきこと淡々とこなし、対戦相手の傷口を冷静につく──強すぎる心臓の持ち主だ。ファンの期待とは別のところで、勝つために通じる手段をコスタにぶつけ続けるだろう。

ケイプとドヴォルザークはプレリミ、しかも第2試合で組まれることが信じられない一戦だ。ケイプはUFCに慣れるまでやや時間を要したが、2試合連続で印象的な初回KO勝利を挙げて巻き返した2021年から、今年は自らテストで陽性になったこともあり、2試合連続試合が流れ、今回が最初で最後の2022年の実戦となる。

対するドボルザークは3月にマテウス・ニコラウに敗れて以来、8カ月振りの再起戦となる。この両者の戦いは、一瞬の隙、少しの間が命取りになろう。

格闘技の経験がなくチェスからMMAファイターを志したドボルザークの強味は相手のミスをつく状況判断と洞察力。対してケイプは慎重さと爆発力という対照的なエレメントが融合しているファイターだ。

2023年フィナーレ大会に出場するフライ級4選手のいずれかが、2023年に平良と戦う可能性は決して低くない。そういう意味でもマスト・ウォッチの2試合だ。

■視聴方法(予定)
12月18日(日・日本時間)
午前6 時00分~UFC FIGHT PASS

■UFN216計量結果

<ミドル級/5分5R>
ジャレッド・キャノニア―: 185.5ポンド(84.14キロ)
ショーン・スティックランド: 186ポンド(84.37キロ)

<ライト級/5分3R>
アルマン・ツァルキャン: 155.5ポンド(70.53キロ)
ダミール・イスマグロフ: 156ポンド(70.76キロ)

<フライ級/5分3R>
アミール・アルバジ: 125.5ポンド(56.92キロ)
サレッサンドロ・コスタ: 125.5ポンド(56.92キロ)

<フェザー級/5分3R>
アレックス・カサレス: 145ポンド(65.77キロ)
ジュリアン・エロサ: 145.5ポンド(66.0キロ)

<ライト級/5分3R>
ドリュー・ドバー: 156ポンド(70.76キロ)
ボビー・グリーン: 156ポンド(70.76キロ)

<ミドル級/5分3R>
コディ・ブランデージ: 185ポンド(83.91キロ)
ミハウ・オレキシェイジュク: 186ポンド(84.37キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
シャイアン・ヴリスマス: 115.5ポンド(52.38キロ)
コリー・マッケナ: 115.5ポンド(52.38キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ジェイク・マシューズ: 170ポンド(77.11キロ)
マシュー・セメルスバーガー: 171ポンド(77.56キロ)

<バンタム級/5分3R>
サイド・ヌルマゴメドフ: 136ポンド(61.69キロ)
サイドユカップ・カクラモノフ: 136ポンド(61.69キロ)

<ライト級/5分3R>
マァフゥシャトゥ: 155ポンド(70.31キロ)
ラファ・ガルシア: 158.5ポンド(71.89キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ブライアン・バトル: 170ポンド(77.11キロ)
リナット・ファクレトディノフ: 171ポンド(77.56キロ)

<フライ級/5分3R>
ダヴィッド・ドヴォルザーク: 125.5ポンド(56.92キロ)
マネル・ケイプ: 126ポンド(57.15キロ)

<バンタム級/5分3R>
セルゲイ・モロゾフ: 136ポンド(61.69キロ)
ジャーニー・ニューソン: 135.5ポンド(61.46キロ)

The post 【UFN216】計量終了 2022年UFC最終戦は、2023年を睨みアルバジ✖コスタ&ドヴォルザーク✖ケイプに注目 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
o UFC キック ブライアン・バトル

UFC on ESNP+71:第8試合・ジョシュ・フレムド vs. トレーシアン・ゴア

ミドル級。UFC未勝利同士の対戦。

4月に直前UFCデビューしたフレムドだが、アンソニー・ヘルナンデスにタックルからポジションを許す展開で3R判定負けし、いいところが見せられず。

ゴアはキャリアわずか3戦でTUFに出場。決勝まで進出したが負傷欠場。UFCデビュー戦ではTUF決勝で対戦予定だったブライアン・バトルと対戦し、序盤攻勢だったが終盤スタミナ切れで判定負け。2戦目はUFC1勝1敗のコーディ・ブランデージにカーフキックで攻勢だったが、そこにパンチを合わされダウンし、パウンドでKO負けし2連敗。

ゴアタックルへ。フレムドギロチンから引き込んだが浅い。外れた。ハーフで押さえ込んだゴア。フレムド起き上がりタックルに入ると立つ。しかしゴアがケージに押し込んだ。ダブルレッグ。抱えあげてテイクダウン。すぐにバックに回り、両足フックし仰向けに。反転したフレムド。上を狙ったがゴアが立ってスタンドへ。ジャブを放つフレムドだが、ゴアのジャブの方が速い。フレムドの右フック連打でゴア後退。フレムド飛び膝から組み付いた。ゴア入れ替えてケージに押し込む。離れた。打撃で出るフレムド。飛び膝からパンチを入れるフレムド。ホーン。

1R打撃のヒットでフレムド。

2R。フレムド出ていく。ジャブ。ワンツー。ゴアも打ち返す。連打でケージまで後退したゴア。フレムドタックル。ゴアギロチンに抱えるとスタンディングで絞める!回転して外そうとしたフレムドだが放さない。倒れ込んだフレムドをがっちり絞めるとフレムド落ちた!

ゴアがUFC初勝利。メインカードに抜擢された期待に応えたが、しばらくは前座の方がいいだろう。

カテゴリー
ABEMA MMA MMAPLANET o UFC UFC ESPN40 ブライアン・バトル 佐藤天

【UFC ESPN40】バトル戦から2日後の佐藤天―01―「全然汗をかいてないと20回は言っていたそうです」

【写真】フロリダの陽光の下で、敗戦と自らの環境について佐藤は話した(C)MMAPLANET

6日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されたUFC on ESPN40「Santos vs Hill」で、佐藤天がブライアン・バトルに44秒KO負けを喫した。

右ストレートを見せておいての、右側の蹴りがガードの拳一つ分上を通り抜け、佐藤の顔面を完璧に捉えた。

そして失神。翌日にフロリダに戻り、月曜日の朝のトレーニングセッション時にキルクリフFCを訪れた佐藤と、場所を自宅に移して話した。


――敗戦から2日が経ちました。フロリダに戻ってきて、どのような気持ちでしょうか。

「ホントに入場してコールを受けた後から覚えていなくて。でも21試合目だったと思うのですが、やってしまったなと。練習でもあのコンビネーションを貰ったこともないですし、あそこで……こんなところでやるか。やってしまなったなと」

――UFCで戦い続けるには、絶対に負けてはいけない相手。勝ち方が問われるという見方を我々はしている一方で、オッズはバトルが有利でした。

「今回の負けに関しては覚えていないというのもありますが、やってしまったなというのが大きくて。どれぐらい強いのか分からない。手探りの状況でやられてしまった。力量差があったのか、ないのかも分かる前に終わっているので、こういう競技だから起こりうることはあるかと思いますが、やはり『ここでやるか』ということにつきます」

――佐藤選手のKO負けは2015年8月の高木健太戦以来となります。

「あの時は今回と同じように『どうやって負けたんですか』って何回も聞いていたそうですけど、倒れた瞬間とかはスローモーションみたいに自分の体が倒れていくのとかは覚えていたんです。でも今回は入場をしたのは覚えています。コールの時に『今日はブルース・バッファーじゃないな』と思ったところまでなんです、記憶にあるのは。次の瞬間には、控室に座っていました。

ヘンリー(フーフト)がスプライトをくれた時も『試合前にコレは飲めねぇよ』ってなったのですが、隣にいたニック(末永)さんが映像を見せてくれて……。『えぇ!!』みたいな(苦笑)。そこから『全然汗かいてないし』と1度言ったことは覚えているのですが、少なくとも20回は言っていたらしいです。

控室に歩いて戻ったことも覚えていないですし、ドクターとのペーパーワークのやりとも全く覚えていなくて。KO負けした選手が、『1週間前の記憶がない』とか言っているのを聞いても、『さすがに盛り過ぎだろう』って思っていたのですが、実際にこうなるんだと……。

小さいところを見落とした結果なのか……心の傷というよりも、残念な気持ちには変わりないです。腹立たしいという気持ちがないわけでなく、負けているので悔しいという気持ちがなくはないです。でも分からないんです。こんな風に全ての記憶がすっぽりと抜けているが初めてで」

――妥協としたとか、行けなかったとかという想いもないわけですしね。

「自分のやってきたことを出す前に。右ストレートのフェイントから右ハイに上手くはめられたという結果なんですが、こういうことが多々ある中で自分にも起こってしまった。なので僕の気持ちも端的に表すと、残念ということになります。自分のキャリアのなかで間違いなくベストのキャンプができて、凄く調子も良くて。体だけでなくて、気持ちも良く仕上がっていて。そういう時に、こういうことが起こるんだという……残念さ、ですね」

――バトルにしても、様子見で当たればもうけもんと言う感じで、スッと入れた蹴りだったのかと思います。倒す気なら、もっと力んでいたかもしれないですし。

「映像を視ただけですが、探っているなかでの攻撃だったかと思いました。それがドンピシャで当たった。アゴも痛くなくて、頭痛もほとんどない。相手も狙っているんじゃなくて、ポンと出したのが当たってしまった……」

――とはいえ結果は出ました。気になるのはUFCがどのような判断をするのか。

「昨日もマネージャーのシュウさんとも話していて、『切られるなら数日のうちに連絡がはいる』と。4試合契約で2試合なので望みはあると願いつつ、起こってしまったことは変えられないので――自分ができることは回復に努めて、前を向くことです。強くなっているという実感は凄くあって、でも結果が出ていない。負けてしまっても、まだ自分を信じています。だから敗戦のなかでも、強くなれるというのがあって前を向いてやっていくしかないです」

――仮にリリースされたら、身の振り方をどのように考えていますか。

「根本的には変わらないです。さっきも言ったように今の自分よりも、1日1日と強くなる努力を続ける。UFCで勝つためにこれまでやってきて……結局、どうなってどこで戦っていても辿り着くところは、そこしかない。一番上はUFCです。そこさえブレなければ、やることは変わらない。

今日もジムにいって、ヘンリーやグレッグ(ジョーンズ)、コーチ達とも話をして。ホントに皆が迎え入れてくれて……涙が出そうになりました。ホントに素晴らしいチームにいるので。ここで結果を出すのは、僕の使命です。皆が自分のことを歓迎してくれて……自分が最高の調子なのに、この結果に終わってしまって残念です。さきほども言ったように覚えていないから、悔しさが実感できない状態なのですが、チームメイトやコーチのメッセージを読むと……本当に悔しくて。そこに関してが、一番悔しいです。

今日、ヘンリーが「勝とうが、負けようがタカシの回りにいる人間は変わらない」と言ってくれて。チームも仲間、家族もそう。勝ったら皆、喜んでくれて。負けたら、温かい言葉を掛けてくれる」

――いや、本当にその通りでした。日本では強くなれないとか、そんなことないとか。米国でないとダメだとか、米国にいっても絶対じゃないだとか。色々な意見がありますが、佐藤天がキルクリフFCにいることの大切さは、ほんとに1つのセッションで分かったような気がします。

「今回フロリダまで来てくれたから、いつも自分が言っていることが分かってもらえたと思います。そういう環境に、僕は毎日いるということを――。だから……そうっスね。ちょっと……ヤバいです(苦笑)」

――手放せないですね。

「いや、それ以上はもう(苦笑)。そういう……仲間たちとやってきたことを……、それを出せなかった……。そこは……悔しいです。でも、やっていくことは変わらないです」

<この項、続く>

The post 【UFC ESPN40】バトル戦から2日後の佐藤天―01―「全然汗をかいてないと20回は言っていたそうです」 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
MMA o UFC   ジャマール・ヒル ブライアン・バトル モハメド・ウスマン

『UFC on ESPN 40: Santos vs. Hill』パフォーマンスボーナス



 UFCが『UFC on ESPN 40: Santos vs. Hill』のパフォーマンスボーナスを発表。

▼ファイト・オブ・ザ・ナイト
・ジャマール・ヒル vs. チアゴ・サントス

▼パフォーマンス・オブ・ザ・ナイト
・ブライアン・バトル、ジェフ・ニール、モハメド・ウスマン

 5選手には各5万ドルのボーナス。続きを読む・・・
カテゴリー
Report UFC UFC ESPN40 ブライアン・バトル ブログ 佐藤天

【UFC ESPN40】言葉が出ない……。佐藤天、ブライアン・バトルの右ハイでまさかの44秒失神KO負け

<ウェルター級/5分3R>
ブライアン・バトル(米国)
Def.1R0分44秒by KO
佐藤天(日本)

掛け率でアンダードッグの佐藤は、右ジャブを伸ばしながら圧をかける。リーチで巻冴えるバトルは右ハイ、しっかりとブロックした佐藤の左ボディストレートを2つ伸ばす。バトルは前蹴りからロー、佐藤は左ローを空振りする。と、右ジャブを伸ばした佐藤に右を見せながら放った右ハイキックが完全にアゴを捕らえる。後方に崩れ落ちた佐藤は――まさかの失神KO負けとなった……。


The post 【UFC ESPN40】言葉が出ない……。佐藤天、ブライアン・バトルの右ハイでまさかの44秒失神KO負け first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
Cage Warriors INVICTA LFA MMA MMAPLANET o PFL UFC UFC ESPN40   アリアネ・リプスキ カマル・ウスマン グンナー・ネルソン コンバット柔術 ザック・パーガ ジェイソン・ウィット ジャマール・ヒル ジュリアナ・ミラー ジョシュ・クィンラン ステファニー・エッガー セルゲイ・スピヴァク チアゴ・マヘタ・サントス テレンス・マッキニー ビア・メスキータ ブライアン・バトル ブローガン・ウォーカー プリシーラ・カショエイラ マイラ・ブエノ・シウバ モハメド・ウスマン レオン・エドワーズ ヴィセンチ・ルケ 佐藤天 河名マスト 田中路教

【UFC ESPN40】計量終了 日本には佐藤天がいる!! TUF30決勝にウスマン実弟、10thのキラーが登場

【写真】ミドル級から転向のバトル、技術やパフォーマンスに費いだたモノはない。それでも勝ち続けている点と体力が気がかり(C)Zuffa/UFC

5日(金・現地時間)、6日(土・同)にネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFC on ESPN40「Santos vs Hill」の計量が行われている。

ライトヘビー級のチアゴ・マヘタ・サントス×ジャマール・ヒルがメインの今大会には佐藤天が出場し、ブライアン・バトルと対戦する。

3月のグンナー・ネルソンはショートノーティス出場で判定負けを喫し2連敗となった佐藤にとって、約3年ぶりにフルキャンプを敢行して挑むバトル戦はUFCファイターとして真価が問われる一戦となる。

計量後のフェイスオフで、バトルと対峙した佐藤は目の周囲や頬に減量の影響が見られたが、ミドル級から落としてきたバトルとは遜色のない体躯に感じられた。

佐藤はバトルの目を一点、見続け差し出された右手を両手で握りステージを下りた。LFAで田中路教、河名マストが敗れ登竜門でも厳しい結果となった日本勢にあって、最高峰で佐藤にはその存在感を示してほしい。


今大会ではTUF30の決勝が組まれており、ヘビー級ではザック・パーガ×モハメド・ウスマン、女子フライ級ではジュリアナ・ミラー×ブローガン・ウォーカーが相対する。

パーガはプロデビューをLFAで迎え3連勝を果たすとCage Warriorsへ。

2戦目で元UFCファイターのマルクス・ペレスを下し、チーム・ヌネスの第4ピックだった。

一方、チーム・ペニャのセカンドピックだったウスマンはUFC世界ウェルター級王者カマル・ウスマンの実弟で、昨年はPFLヘビー級に参戦も、初戦でブランドン・セイルスに一本負けを喫し2戦目を負傷欠場していた。

ヘビー級時代とは風貌がまるで違うほど引き締まっているモハメド、兄は翌週にレオン・エドワーズを挑戦者に迎えタイトル防衛戦が控えており、2週連続でウスマン・ブラザースは大勝負を迎えることになる。

女子フライ級決勝出場の両者は揃ってInvicta FCベテランだ。ただしウォーカーはPXCでキャリアをスタートさせ、インヴィクタでは3勝2敗とステッピングボードにすることはできなかった。

10thPlanetサンディエゴ=サンディエゴ・コンバット・アカデミーで腕を磨き、キラーの異名を持つミラーもインヴィクタでは1勝1敗、その後はコンバット柔術やEBIなどで活躍し、あのビア・メスキータをOTながら下している。このファイナルは、いわゆる打=ウォーカー×組み=ミラーというクラシカルMMAマッチとなる。

この他、メインカードでは佐藤のチームメイトであるヴィセンチ・ルケ、プレリミでは勝っても負けても初回決着のテレンス・マッキニーが、共に臨む再起戦も気になるところだ。

そんなUFC ESPN40ではプリシーラ・カショエイラと対戦する美獣アリアナ・リプスキが、3.5ポンド・オーバーで計量失敗。

キャッチウェイト戦を戦うこととなっている。

■視聴方法(予定)
8月7日(日・日本時間)
午前8時00分~UFC FIGHT PASS

■UFC ESPN40計量結果

<ライトヘビー級/5分5R>
チアゴ・マヘタ・サントス: 206ポンド(93.44キロ)
ジャマール・ヒル: 205ポンド(92.99キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ヴィセンチ・ルケ: 170.5ポンド(77.34キロ)
ジェフ・ニール: 171ポンド(77.56キロ)

<TUF30ヘビー級決勝/5分3R>
ザック・パーガ: 239ポンド(108.4キロ)
モハメド・ウスマン: 236.5ポンド(107.27キロ)

<TUF30女子フライ級決勝/5分3R>
ジュリアナ・ミラー: 125ポンド(56.7キロ)
ブローガン・ウォーカー: 125.5ポンド(56.92キロ)

<ヘビー級/5分3R>
アウグスト・サカイ: 260ポンド(117.93キロ)
セルゲイ・スピヴァク: 249.5ポンド(113.17キロ)

<女子フライ級/5分3R>
アリアネ・リプスキ: 128.5ポンド(58.28キロ)
プリシーラ・カショエイラ: 125.5ポンド(56.92キロ)

<ミドル級/5分3R>
ミハウ・オレキシェイジュク: 185.5ポンド(84.14キロ)
サム・アルヴィー: 186ポンド(84.37キロ)

<ライト級/5分3R>
テレンス・マッキニー: 155.5ポンド(70.53キロ)
エリック・ゴンザレス: 155ポンド(70.31キロ)

<ウェルター級/5分3R>
佐藤天: 171ポンド(77.56キロ)
ブライアン・バトル: 170.5ポンド(77.34キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ジェイソン・ウィット: 170ポンド(77.11キロ)
ジョシュ・クィンラン: 169ポンド(76.66キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
コリー・マッケナ: 115.5ポンド(52.38キロ)
ミランダ・グレンジャー: 115.5ポンド(52.38キロ)

<女子バンタム級/5分3R>
マイラ・ブエノ・シウバ: 135.5ポンド(61.46キロ)
ステファニー・エッガー: 134.5ポンド(61.0キロ)

The post 【UFC ESPN40】計量終了 日本には佐藤天がいる!! TUF30決勝にウスマン実弟、10thのキラーが登場 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
ABEMA BELLATOR LFA MMA MMAPLANET o PFL Road to UFC UFC UFC ESPN40 オンラ・ンサン ブライアン・バトル マフクアンドレ・バリユー 佐藤天 工藤諒司 海外

【UFC ESPN40】バトル戦前の佐藤天に訊く、海外志向熱の高まり再び―02―「僕たち羊じゃないんで」

【写真】佐藤の右隣がオンラ・ンサン。左が今回、メインのトレーニングパートナーだったマフクアンドレ・バリユー(C)TAKASHI SATO

6日(土・現地時間)のネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFC on ESPN40「Santos vs Hill」で、ブライアン・バトルと対戦する佐藤天インタビュー後編。

絶対に負けられない戦いを前にして、海外志向が再び増えつつあるJ-MMA界について言及してもらった。

<佐藤天インタビューPart.01はコチラから>


――では工藤諒司選手、かつてのチームメイトがプロモーションは違いますが、PFLであの状況でKO勝ちしたことは?

「もちろん、刺激になります。初戦はセコンドをしていて、感じるモノはあります。今は練習している場所は違いますが、レベルの高いところで試合をして勝ちたいという部分には当然、力を貰っています。工藤は後輩だからこそ、チームメイトと同様に僕も結果を出さないといけないという気持ちにされます」

――最近、UFCを目指す。あるいは、海外を目指すという空気が、以前より高まってきたように感じます。

「良いことだと思います。以前から話させてもらっていたのですが、国内で戦うというだけでない選択肢が明らかに見えてきたことは。平良選手がUFCと契約し、BellatorやPFLに日本人選手がいて。Road to UFCが開催されたと思ったら、LFAにも田中選手とマスト君が出る。日本人ファイターが海外で試合ができるということが、可視化されれば選択肢は絶対に増えてきます。その方が、絶対に良いと思います。

右に倣えではなくて、自分がやりたいことをやっているのに、皆と同じことをやらないといけない風になってしまう。そうならないためにも、自分の芯を持つことが大切だと思っています」

――海外志向、ここに右に倣えとならなるかもしれないです。以前のように。

「羊じゃないんで、僕たち(笑)。声が大きなところ、笛を吹かれて流れるというのは……あると思うので。ただし、その中で自分を持っている選手が格好良いです。木下(憂朔)君がコンテンダーシリーズに出場するので、ラスベガスに一度来るようで。その時に合流することになっています。

フロリダに来る予定だったけど、その時は自分の部屋に泊まるっていう話もあったんです。でも8月30日だと、ファイトキャンプにならないので試合後にまた来るような形になったようです。EX FIGHT勢も来る予定だったのが、ケガとかで来られなくなったんですよね」

――ABEMAの海外修行プログラムも、明らかにこの空気を後押ししていますね。そんななか、もう試合が直前になってきました。

「今回はヘンリーに、グレッグ。練習パートナーのマフクだけでなく、日本からニックさんも来てくれて万全の態勢で試合に臨めます。3度目の正直で、次こそは勝ちます」

The post 【UFC ESPN40】バトル戦前の佐藤天に訊く、海外志向熱の高まり再び―02―「僕たち羊じゃないんで」 first appeared on MMAPLANET.