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【PFL2023#01】計量終了 チョ・ソンビン、メディカルにパスせず欠場。モラエス「今もベストの1人」

【写真】映像では、もっと身長差があったように見えたラウネーンとモラエスだった(C)PFL

1日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのザ・シアター@ヴァージンホテルで開催されるPFL2023#01の計量が、3月31日(金・同)に終了している。

1月にGladiatorで衝撃的な強さを見せたチョ・ソンビンは、2年振りのPFL参戦に向け本計量を146ポンドでパスしたが、何とメディカルをパスせず欠場に。

セレモニアル計量開始15分前にガブリエル・ブラガの代替出場が決まった。

3月のPFLチャレンジャーシリーズで勝利しているブラガは、144.5ポンドで計量をパス。

セレモニアル計量で体重計の上で「レッツゴー」と叫び声を挙げ、終始笑顔だった。


メインで対戦する昨年のフェザー級王者ブレンダン・ラウネーンと、マルロン・モラエスは明らかな身長差があり、フェイスオフでは上と下から視線をぶつけあった。

2014年3月にハードロックホテル&カジノ内ザ・ジョイントと呼ばれた同会場でWSOF世界バンタム級王座を獲得しているモラエスは「素晴らしい雰囲気だよ。会場は最高だ。PFLは最高の大会を開き、僕はここでベルトを巻く。戦い続ける理由? コレが好きだから戦い続けているんだ。そして、この試合で勝って、僕は今も世界のベストの1人だと証明してみせる」と話した。

一方ラウネーンは「チャンピオンになって、シーズンオフは少し休んだ。家族や友人と楽しい時を過ごしてね。けど、1月からタイに渡ってトレーニングをし、この日のためにほとんどを過ごしてきた。モラエスはジョゼ・アルド、アルジャメイン・ステーリングに勝っている。明日はベストバージョンのマルロン・モラエスと戦いたい」と意気込みを語っている。

なお日本から出場の工藤諒は+500というオッズがつき、対するは2021年度の世界王者モヴィッド・ハイブラエフは実に-675と掛け率では圧倒的な差がついている。

そんな両者はフェイスオフを終え、穏やかな表情で握手を交わした。

■視聴方法(予定)
4月2日(日・日本時間)
午前7時30分~DAZN

■ PFL2023#01計量結果

<フェザー級/5分3R>
ブレンダン・ラウレーン: 146ポンド(66.22キロ)
マルロン・モラエス: 145.4ポンド(65.95キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
ロブ・ウィルキンソン: 205.4ポンド(93.16キロ)
チアゴ・マヘタ・サントス: 206ポンド(93.44キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
クリシュトフ・ヨッコ: 205.4ポンド(93.16キロ)
ウィル・フルーリー: 205.6ポンド(93.25キロ)

<フェザー級/5分3R>
モヴィッド・ハイブラエフ: 145.8ポンド(66.13キロ)
工藤諒司: 146ポンド(66.22キロ)

<フェザー級/5分3R>
クリス・ウェード: 145.6ポンド(66.04キロ)
バッバ・ジェンキンス: 146ポンド(66.22キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
マールシン・ハムレット: 205.6ポンド(93.25キロ)
モハマド・ファフレディン: 205ポンド(92.99キロ)

<ライトヘビー/5分3R>
ジョシュ・シルヴェイラ: 202.8ポンド(91.98キロ)
サム・ケイ: 206ポンド(93.44キロ)

<フェザー級/5分3R>
アレハンドロ・フローレス: 145.4ポンド(65.95キロ)
ダニエル・トーレス: 146ポンド(66.22キロ)

<フェザー級/5分3R>
チョ・ソンビン: 146ポンド(66.22キロ)
ヘスス・ピネド: 144.6ポンド(65.58キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
デラン・モンチ: 205.4ポンド(93.16キロ)
タイ・フローレス: 206ポンド(93.44キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
コリー・ヘンドリックス: 205ポンド(92.99キロ)
インパ・カサンガネイ: 205.4ポンド(93.16キロ)

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Interview PFL PFL2023#01 チョ・ソンビン ブログ ヘスス・ピネド

【PFL2023#01】1/22 GLADIATOR020の衝撃から2カ月、チョ・ソンビン「工藤選手と戦うなら決勝で」

【写真】指が長い!! 相当な減量があるはずだが、血色は非常に良かったチョ・ソンビン(C)MMAPLANET

4月1日(金・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのザ・シアター・アット・ヴァージンホテルズで開幕するPFL2023年シーズン。フェザー級とライトヘビー級、計10試合が組まれた同大会にはアジアから工藤諒司だけでなく、チョ・ソンビンが出場する。

1月のグラジエイターで中川皓貴と対戦。衝撃的なTKO勝ちでフェザー級王座を獲得したチョ・ソンビンはタイトルを返上し、北米メジャーシーン=PFL出場へ。過去に果たせなかった自分の力を世界の舞台で見せること、自身の力を試したいという彼はペルー人元UFCファイターのヘスス・ピネドを対戦する。

そんなチョ・ソンビンに再び北米に戻った今の気持ち、これからのシーズンに向けての意気込みを尋ねた。


──北米MMAシーン、PFLに戻ってきました。今の気持ちを教えてください。

「凄く楽しみで、少しでも早く戦いたい気持ちになっています」

──1月のグラジエイターでのインパクトが今なお強く残っていますが、あの試合、負傷をおして出場でした。そして負ければPFL出場がなくなるかもしれないというギャンブルにも勝利しました。

「もし、今後も同じような状況になったとしても、自分は同じように戦います。戦いから逃げることはないです」

──中川選手に勝った後、YouTubeのコメント欄には『RIZINで戦ってほしい』、『日本人選手、勝てるか』という書き込みがありました。

「それは凄く嬉しいです。自分もRIZINでは戦ってみたいです」

──とはいえここからPFLの戦いがスタートします。チョ・ソンビン選手が北米で戦う意義を教えてください。

「とにかく世界のトップレベルで勝利を挙げたいです。自分の力を試し、自分の力を知ることになるので」

──これまでPFLとUFCでは、力を出し切ることができなかったように感じました。自分の力を出せるよう、何か手立ては見つかりましたか。

「とにかく練習をすることです。厳しい練習を課してきました。だから、今回は必ず自分の実力を示すことができると信じています」

──PFLは他にないシーズンフォーマットを敷いています。このフォーマットをどのように思っていますか。

「シーズン戦を戦い、最後にトーナメントがあります。このトーナメントで優勝を決めるというやり方は、代表のレイ・セフォーがK-1を戦ってきたことで用いているんだと思います。毎年、世界王者が生まれ100万ドルを獲得できる選手が生まれることは素晴らしいです。

確かに2カ月に満たないインターバルで試合が続き、ファイターにとって凄くハードです。ただ、それは自分だけでなく全ての出場選手が同じ条件で試合をします。如何にシーズンを通して良いコンディションを維持できるのか。そこが勝ち残るために大切になってきますが、自分は絶対にやり抜きます」

──今年のフェザー級のメンツは、PFL史上最高と思います。他の出場選手のことをどのように思っていますか。

「その1人になれて光栄です。もちろん、戦ってみたい選手ばかりが揃っています」

──そのなかでヘスス・ピネドは勝利の3Pだけでなく、ボーナスPも手に出来る。そんな相手だと考えることできます。

「サウスポーで背が高い。リーチもあるストライカーです。長身でリーチがあるのは自分と同じです」

──ただ粗い感じはします。

「ハイ、サウスポーでリーチが長い。それだけです。彼には申し訳ないですが、間違いなく自分が勝ちます。今回の試合、KOか一本──フィニッシュして勝ちたいです。ボーナスPを取って、プレーオフ進出に向けてアドバンテージを手にしようと思います。コリアン・ファルコンの名にふさわしい試合、必ず相手を仕留めます」

──フェザー級には日本から工藤諒司選手も出場しています。アジアから他の参加ファイターにいることについて、どのように思っていますか。

「これはPFLの判断になりますが、正直、工藤選手と戦うのであればレギュラーシーズンでなくプレーオフ、決勝を韓日対決にしたいですね(笑)」

──では工藤選手とともに、チョ・ソンビン選手のサポートをするだろう日本のファンに一言お願いします。

「工藤選手と共に自分のことも応援してもらって、感謝しています。日本の皆さんに試合を楽しんでほしいです」

■視聴方法(予定)
4月2日(日・日本時間)
午前7時30分~DAZN

■ PFL2023#01対戦カード

<フェザー級/5分3R>
ブレンダン・ラウレーン(英国)
マルロン・モラエス(ブラジル)

<ライトヘビー級/5分3R>
ロブ・ウィルキンソン(豪州)
チアゴ・マヘタ・サントス(ブラジル)

<ライトヘビー級/5分3R>
クリシュトフ・ヨッコ(ポーランド)
ウィル・フルーリー(アイルランド)

<フェザー級/5分3R>
モヴィッド・ハイブラエフ(ロシア)
工藤諒司(日本)

<フェザー級/5分3R>
クリス・ウェード(米国)
バッバ・ジェンキンス(米国)

<ライトヘビー級/5分3R>
マールシン・ハムレット(ノルウェー)
モハマド・ファフレディン(レバノン)

<ライトヘビー/5分3R>
ジョシュ・シルヴェイラ(米国)
サム・ケイ(豪州)

<女子ライト級準決勝/5分3R>
ラリッサ・パチェコ(ブラジル)
オレナ・コレスニク(ウクライナ)

<フェザー級/5分3R>
アレハンドロ・フローレス(メキシコ)
ダニエル・トーレス(オーストリア)

<フェザー級/5分3R>
チョ・ソンビン(韓国)
ヘスス・ピネド(ペルー)

<ライトヘビー級/5分3R>
エラン・モンチ(ブラジル)
タイ・フローレス(米国)

<ライトヘビー級/5分3R>
コリー・ヘンドリックス(米国)
インパ・カサンガネイ(米国)

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【PFL2023#01】過去最高のメンバー集結。ハイブラエフ戦へ、工藤諒司「自信を持って気持ちも創れている」

【写真】非常に落ち着いた様子の工藤。ラスベガスでは佐藤天のサポートを受けている(C)MMAPLANET

4月1日(金・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのザ・シアター・アット・ヴァージンホテルズで開催されるPFL2023年レギュラーシーズン第1戦。同大会で、工藤諒司が2021年シーズン優勝者モヴィッド・ハイブラエフと対戦する。

以下のように2023年シーズン開幕戦、史上最高といっても過言でないメンバーが集まったフェザー級戦線。「強い選手とやれることは凄く有難い」、現地とのリモート取材で工藤はそう言い切った。

【PFL2022フェザー級出場選手】

アレハンドロ・フローレス
1991年8月6日生まれ
メキシコ
MMA戦績21勝4敗
PFL2022フェザー級出場
PFL戦績2勝1敗
COMBATE戦績17勝2敗
DWCS戦績0勝1敗

工藤諒司
1993年4月3日生まれ
日本
MMA戦線11勝4敗1分
PFL2022フェザー級ベスト4
修斗世界フェザー級タイトルコンテンダー
修斗戦績5勝1敗1分
ONE Warrior Series戦績2勝0敗

クリス・ウェード
1987年9月30日生まれ
米国
MMA戦績22勝8敗
PFL2018ライト級ベスト4
PFL2019ライト級ベスト4
PFL2021フェザー級準優勝
PFL2022フェザー級ベスト4
UFC戦績5勝2敗

ダニエル・トーレス
1994年2月6日生まれ
オーストリア
(ブラジル生まれ、オーストリア人女性と結婚)
MMA戦績14勝5敗
KSWフェザー級王者
KSW戦績5勝2敗

チョ・ソンビン
1992年7月17日生まれ
韓国
MMA戦績10勝2敗
Gladiatorフェザー級王者
TOP FC暫定フェザー級王者
WORDOGフェザー級王者
A-Toys CFフェザー級王者
UFCs戦績0勝1敗

バッバ・ジェンキンス
1988年2月5日生まれ
米国
PFL2021フェザー級ベスト4
PFL2022フェザー級準優勝
BRAVE CFフェザー級王者
NCAA D1レスリング優勝&準優勝

ブレンダン・ラウレーン
1989年12月5日生まれ
英国
MMA戦績26勝4敗
PFL2022フェザー級チャンピオン
PFL2021フェザー級ベスト4
DWCS戦績1勝0敗(契約ならず)

ヘスス・ピネド
1996年6月22日生まれ
ペルー
MMA戦績20勝5敗1分
INKA FCフェザー級王者
INKA FC戦績6勝2敗
UFC戦績1勝1敗

マルロン・モラエス
1988年4月26日生まれ
ブラジル
MMA戦績23勝11敗
WSOF世界バンタム級王者
UFC世界バンタム級タイトルコンテンダー
UFC戦績5勝6敗

モヴィッド・ハイブラエフ
1990年10月16日生まれ
ロシア
MMA戦績19勝0敗1分1NC
PFL2021フェザー級チャンピオン
PFL2019フェザー級ベスト8
(準々決勝でダニエル・ピネダにKO負けも、勝者がドラッグテストで陽性となりNCに)


──工藤選手、モヴィッド・ハイブラエフ戦を今週末に控えていますが、まず前年度シーズンを振り返っていただけますか。

「初戦で結果的に優勝したブレンダン選手と戦って、圧倒的な差があるというわけではないかと思いました」

──ばかりかダウンも奪っています。

「そうですね。だから自分がPFLで戦っていくことに関して、自信を持っても良いかと去年は思えましたね。色々な選手がいて、どの選手も強い。その強いという枠のなかで、色々なタイプの選手がいて」

──これまでのキャリアと明確に違うのは8月に準決勝を終えて、4月まで試合がなかった。短期集中で試合が組まれて、オフがある。これはPFLならではかと。

「試合間隔が2カ月なくて、3試合というのは正直きつかったです。次の試合が来るのが早く感じられて、もう少しゆっくりとトレーニングを積んで、コンディションを整えてから減量に向かいたいという気持ちはありました。

反対にオフの期間は、バッバ・ジェンキンスに負けたことを受けてスキルアップするための練習環境を整えて、トレーニングができて良かったです」

──次があることが決まっているので、気持ち的にも落ち着けて取り組めたかもしれないですね。

「そうですね。課題が明確に分かっていたので、そこはしっかりと取り組んできました。出稽古もしてグラップリングの強化をして」

──出稽古先というのは?

「TRY Hスタジオです。上久保(周哉)さんが練習している場所なので、技術を教えてもらったり、ひたすらスパーリングをするということをやってきました。ジェンキンス戦は結構簡単にバックを許し、首を取らせてしまって。隙……甘い所が見えてきたので、そこを埋めたかったです」

──あの敗北を技術的な穴として捉えたわけなのですね。自分は打撃でなく、いきなり組みで圧をかけてきたことで、慌ててしまったと考えていました。

「確かに予想できなかった部分もありました。1Rからもの凄い勢いできたので。テイクダウンされ、慌てて立ちに行ったところで隙も出て。慌てたのもそうですし、ああいう場面における技術力をアップしないといけないと思いました」

──そこで上久保選手の力が必要になったと。

「ハイ。今回の対戦相手にも似ている部分があります。階級が違うので、さらに圧力が上がると想定しています」

──ハイブラエフの打撃に関しては、どのように思っていますか。

「相手の打撃に付き合いながら、テイクダウンを生かすための打撃。テイクダウンのチャンスを広げるために上手く使っていると思います」

─戦績的には19勝0敗1分とずば抜けているハイブラエフですが、2021年の準決勝戦でラウレーンとは僅差のスプリット判定勝ちでした。そのラウレーンとやり合えたことは、ハイブラエフと戦う上で自信になっていますか。

「彼ら2人の試合を見ると、そういう風に思います。けど、実際に組んでみないと分からない部分もありますし。ケガからの復帰戦、1年のブランクがあることでどれだけ進化しているのかも分からない部分もあります。でも自分の中では自信を持って、気持ちもしっかりと創れています」

──今回は過去最高のメンバーが揃っているともいえます。戦う当人は大変なのですが、出場選手についてはどのように感じていますか。

「なかなか凄いメンバーに挟まれていますね(笑)」

──ハイブラエフは2021年の優勝者で、優勝候補筆頭です。その相手から3Pを奪うことができれば、本当に大きいかと。

「去年も優勝候補のブレンダン選手が初戦の相手だったので、ハイブラエフ選手が優勝候補というのは全く気にしていないです。ただ強いことは認識していますし、何ならこれまでに戦った選手の中で一番強いんじゃないかという印象もあります。何よりも強い選手とやれることは凄く有難いです」

──今回の試合後、ポイント計算は抜きにしてレギュラーシーズンで戦ってみたい選手はいますか。

「負けた相手ですね。負けたままではいたくないので、ブレンダン選手とジェンキンス選手ともう1度戦いたいです。ただ1度戦っているので、レギュラーシーズンで当たる可能性は低いんじゃないかと」

──ポイント計算をした場合、3点取れるぞという相手もいるかと。

「いやぁ……そういうことは全く考えないです。強い相手と戦いたいので。だから、このメンバーのなかで戦うことは、MMAファイターとして充実しています。今回の相手はグラップリング中心の相手で、自分のやってきたことがそこだったので……試すということではないですが、ジェンキンス戦のようには行かないぞという自信はあります」

──これまでテキサス、ジョージア、ロンドンで戦ってきましたが、今回はMMAのメッカ、ラスベガスです。

「ラスベガスは米国のなかでも有名な都市なので、格闘技とは関係なく『ラスベガスに来たんだ。ギラギラしているな』っていう感じはしています(笑)」

──めっちゃ普通の人の感想じゃないですか(笑)。それだけリラックスできているという風に捉えさせてもらいます。

「リラックスはできています。だから普通にラスベガスを眺めることができるので」

──おお、心強い言葉です。では改めて、今回の試合への意気込みをお願いします。

「余り固くなり過ぎず、いつも通り、とことん楽しめる試合ができればと思います。好きなことをやっているので、好きなことをやるからには楽しみたいです」

■視聴方法(予定)
4月2日(日・日本時間)
午前7時30分~DAZN

■ PFL2023#01対戦カード

<フェザー級/5分3R>
ブレンダン・ラウレーン(英国)
マルロン・モラエス(ブラジル)

<ライトヘビー級/5分3R>
ロブ・ウィルキンソン(豪州)
チアゴ・マヘタ・サントス(ブラジル)

<ライトヘビー級/5分3R>
クリシュトフ・ヨッコ(ポーランド)
ウィル・フルーリー(アイルランド)

<フェザー級/5分3R>
モヴィッド・ハイブラエフ(ロシア)
工藤諒司(日本)

<フェザー級/5分3R>
クリス・ウェード(米国)
バッバ・ジェンキンス(米国)

<ライトヘビー級/5分3R>
マールシン・ハムレット(ノルウェー)
モハマド・ファフレディン(レバノン)

<ライトヘビー/5分3R>
ジョシュ・シルヴェイラ(米国)
サム・ケイ(豪州)

<女子ライト級準決勝/5分3R>
ラリッサ・パチェコ(ブラジル)
オレナ・コレスニク(ウクライナ)

<フェザー級/5分3R>
アレハンドロ・フローレス(メキシコ)
ダニエル・トーレス(オーストリア)

<フェザー級/5分3R>
チョ・ソンビン(韓国)
ヘスス・ピネド(ペルー)

<ライトヘビー級/5分3R>
エラン・モンチ(ブラジル)
タイ・フローレス(米国)

<ライトヘビー級/5分3R>
コリー・ヘンドリックス(米国)
インパ・カサンガネイ(米国)

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【Gladiator021】テムーレン戦へ、神田T-800周一─02─「怖くてワクワクして、やりがいがあります」

【写真】恐怖に打ち克、自分に勝って相手に挑む。その姿勢に人は魅かれます(C)MMAPLANET

26日(日)に豊中市176BOXで開催されるGladiator021で、モンゴルからの刺客テムーレン・アルギルマーと対戦するバンタム級チャンピオン神田T-800周一インタビュー後編。

韓国、フィリピンに続き、モンゴルを掘り始めたグラジエイターのチャンピオンとして、いやMMAファイター神田周一として、この状況をどう想うのか。そしてテムーレン戦で、どのような自己証明をするのかを尋ねた。

<神田T-800周一インタビューPart.01はコチラから>


――グラジでの試合は昨年4月の王座決定戦以来、11カ月振り。その間、闘裸男で野尻定由選手に勝利。貴重な勝利だったのですが、その後は野尻選手が負けがこんでしまいました。

「野尻君は思い切りが良いので、良い時と良くない時の差が大きいのかもしれないです。体の強さは感じられたので、コツコツと積んでいけば安定した結果を残せる選手になると思います。基本的にはダイナミックな選手で、逆をいえば脆さがある。そこをつかれると……という試合になりますね」

――野尻戦の勝利から修斗のオファーは?

「正直、なかったです(笑)。修斗の有り方だと、僕が出たいといえば試合は組んでもらえるはずです。でも後楽園ホールとか、修斗で――ということで、今の僕はMMAをやっているわけではないので、そこにワクワクできなくて。

そりゃあ藤井伸樹選手と戦わせてもらえるなら、僕もワクワクします。僕は強さと触れ合い、自分の強さを確認したい。むしろ、今回のような試合の方がワクワクします」

――修斗も藤井選手との試合をいきなり組むことはできないでしょうし、ならばベルトを持つグラジでテムーレンというモンゴル人選手を迎え撃つ方がワクワクしますか。

「1月大会もチョ・ソンビン、キ・ウォンビンが来て、フィリピンのジョン・オルニドが笹選手と戦った。コンバット柔術ですけど、江木(伸也)君と竹本(啓哉)は結局、竹本が勝った。バンタム級戦線も動きが活発ですし、同時にごちゃごちゃで3月には誰と試合をするのかなぁと展開は見えていなかったです。

実力的には十分に強い選手だし笹選手や竹本選手と戦うことも、あるかと思っていました。それにチャンピオンとして海外から選手が来ることにニヤニヤしていて良いのかという気持ちもありました。でも、ニヤニヤしてその場に入らせてもらおうと思います。チャンピオンとして踏ん反り返えって、待つつもりはない。だって、ワクワクするじゃないですか。怖いけど。

チョ・ソンビンのような韓国人選手と、ストーリーはないけど試練のノンタイトルマッチとか、タイトルマッチがあるかな。あれば良いなっていう気持ちにさせられました、チョ・ソンビンと戦った中川選手、恰好良かったです。叩き上げで、厳しい相手と戦う。負けたけど、本当に格好良かった。僕もああいう風に、強い選手と戦うMMAファイターでいたいです。

そういう意味で、僕が一番ワクワクさせられるのがグラジエイターなんです。本当にこの状況はめちゃくちゃワクワクします。お金が掛かってしまいますけど、トーナメントをしてほしいぐらいです(笑)」

――結果、蒙古襲来と。

「長谷川さんがモンゴルに行っているSNSを見て、ちょうど福岡で柔術の大会があって、ラーメンでなくモンゴル料理屋にいるタイミングだったんです。僕、モンゴル料理が好きで(笑)」

――アハハハ。

「塩ゆでの羊、じゃがいもと人参と一緒に煮た羊、あと餃子みたいなの(※ボーズ)を食べていて。『長谷川さん、やりよったな』、『グラジエイター、やりよったな。モンゴルを掘るか』って思いながら、モンゴル料理を食っていて(笑)。ただ、いきなり僕とは思っていなかったです。でも、僕がツイッターで反応したのを長谷川さんがチェックしてくれたみたいで……こうなったかと」

――実際にオファーが来た時の気持ちは?

「面白い!!と思いました。グラジエイターがその気なら、僕はやりますよって。グラジエイターが攻めるなら、僕も攻める」

――ここで、少しテムーレンの練習映像をチェックしていただけますか。

「(試合映像を見終わって)こういうのを待っていたんです。良い感じに怖さとワクワク感がある状況を……でも、実感が急にわいてきました」

――とはいえ、この勢いがあるからこそ神田選手がここまで積んできたことをぶつける相手かと。

「準備もそうですけど、本番も今までやってきたことしかできないので。そうなると、相手が誰であろうと――ということに行き着いて。自分がやるべきことをやるだけです」

――いやぁ、明らかに表情が変わりました。厳しい眼になっています。

「韓国、フィリピン、そしてモンゴル。国内で、ここまで測れない強さに触れるチャンスってないんですよね。怖くてワクワクして、やりがいがあります。何より緊張感が僕のなかにあります。いよいよだなって」

――そういう相手と戦い、何を見せて自己証明をしたいと考えていますか。

「う~ん……コツコツと積み上げてきた地味なところですね(笑)。僕だって派手に勝ちたいけど、自分で選んだかのか。選ばざるを得なかったのか。結果的にこうなったのかは分からないですけど、僕が積み上げてきたモノ……そういう地味で諦めないところを出して、勝ちたいです。森戸新士に揉まれていますからね、大丈夫ですよ」

■視聴方法(予定)
3月26日(日)
午後12時30分~ THE 1 TV YouTubeチャンネル

■ Gladiator021対戦カード

<ストロー級/5分2R>
田中優樹(日本)
木村旬志(日本)

<バンタム/5分2R>
今村豊(日本)
谷口武(日本)

<バンタム級/5分2R>
藤原克也(日本)
秋田良隆(日本)

<Gladiatorフライ級選手権試合/5分3R>
[王者]NavE(日本)
[挑戦者]ニャムジャルガル・トゥメンデムベレル(モンゴル)

<バンタム級/5分3R>
神田T-800周一(日本)
テムーレン・アルギルマー(モンゴル)

<55キロ契約/5分3R>
中務修良(日本)
エイドリアン・バトト・ジェマ―(フィリピン)

<Progressフォークスタイルグラップリング78.5キロ契約/5分✖2R>
世羅智茂(日本)
大嶋聡承(日本)

<Progressフォークスタイルグラップリング・バンタム級/5分✖2R>
前田吉朗(日本)
江木伸也(日本)

<バンタム級/5分3R>
ゆうと(日本)
キム・ウィジョン(韓国)

<フライ級/5分2R>
中西テツオ(日本)
宮川日向((日本)

<フェザー級/5分2R>
フェルナンド(ブラジル)
藤岡陸(日本)

<ウェルター級/5分2R>
橋本健吾(日本)
阿部光太(日本)

<Progressフォークスタイルグラップリング・バンタム級/5分✖2R>
ハシャーン・フヒト(日本)
花澤大介(日本)

<アマMMAバンタム級/3分2R>
佐藤フミヤ(日本)
北原蓮(日本)

<アマMMAバンタム級/3分2R>
平本丈(日本)
飴山聖也(日本)

<バンタム級/5分1R>
藤井丈(日本)
吉田開威(日本)

<バンタム級/5分1R>
武田純忠(日本)
有田一貴(ブラジル)

<フライ級/5分1R>
古賀珠楠(日本)
那須裕次郎(日本)

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【Gladiator022】また、来たッ!! Double GFCフライ級王者チェ・ドンフンが、フライ級王者NavEに挑戦!!

【写真】1月大会のチョ・ソンビン&キ・ウォンビンに続き、韓国からグラジのタイトル戦線にチェ・ドンフンが加わる(C)MMAPLANET

24日(金)、Gladiatorより3月26日(日)に豊中市の176BOXで開催されるGLADIATOR022の対戦カード第1弾の発表があった。

今年より、アジア勢の招聘に力を入れJ-MMA強化に乗り出したグラジエイター。前回大会、1月22日のGADIATOR021ではチョ・ソンビン&キ・ウォンビンの韓国勢、フィリピンからジョン・オルニドが来日し大きなインパクト残している。

今大会も複数試合の国際戦が予定されていると伝わってくるなか、まずはNavEの持つGladiatorフライ級のベルトに韓国の実力派プロモーション=Dolube GFCフライ級王者チェ・ドンフンが挑戦することが決まった。


今年の1月2日に24歳になったばかりチェ・ドンフンはプロMMA戦績はまだ4戦4勝0敗ながら、アマMMAでは8連勝しプロキックで1戦1勝、コンバットサンボでは全国選抜大会で3位に入賞している。アマMMAで8連勝後の2021年7月にプロMMAデビュー。昨年5月にキャリア3戦目にしてイ・ジュンヨンを破りDouble GFCフライ級王座に就き、昨年8月にはキム・ヒョリョンを破って王座防衛を果たしています。

そのチェ・ドンフン、ベースは中高生時代に活躍した柔道ではあるが、韓国海軍に鍛え上げられた強い精神力で打撃も消化し、喧嘩がデキるウェルラウンダーといえる。

対してNavEは2018年9月に加マーク納を破りベルトを巻いたが、グラジでもノンタイトル戦が多く、タイトル防衛戦は2021年9月の宮城友一戦以来2度目となる。その宮城、今回の防衛戦に向けて以下のようなコメントをプレスリリースに寄せている。

NavE
「今回の対戦相手が日本人ではないと聞いて正直ワクワクしました。国内の身内同士で対戦するよりも自分はこういう未知のマッチメイクの方が燃えるかも知れません。格闘技というツールで三重県名張市の自分が海外の選手と触れ合えるなんて幸せ者です! 勝ってまた韓国にでも遠征したいですね。今回の相手チェ・ドンフンは、アマ・プロと無敗のチャンピオンだそうですが、初黒星をつけてやります。GLADIATORは俺のリングです!」

また今日のリリースでは2回戦でバンタム級=藤原克也×秋田良隆と今村豊×谷口武の2試合、そしてフライ級で中西テツオ×宮川日向というカードが明らかとなっている。

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Gladiator MMA MMAPLANET o PFL PFL2023#01 チョ・ソンビン 中川皓貴 国内MMA 長谷川賢

【Gladiator】PFL再出場のGladiatorフェザー級王者チョ・ソンビンがベルトを返上→王座決定T開催へ

【写真】目指すは100万ドルだ。ステップアップと同時に2試合+オプション契約を解除。今後行き来ができないなら、そうあるべき。これこそフィーダーショーの有り方だろう (C)MMAPLANET

17日(金)、グラジエイターより4月1日のPFL2023#01の出場に伴いフェザー級王者チョ・ソンビンがベルトを返上することが発表された。

1月22日に中川皓貴に圧勝し、同タイトルを獲得したチョ・ソンビンだがPFLレギュラーシーズンへの正式参戦が決定し、そのベルトを返上することとなった。今年よりアジア人選手の招聘に力を入れ、J-MMA及びアジアの底上げを目標に掲げるグラジエイターは、そのフィーダーショーとして役割を果たしたことになる。

また今回の発表によるとチョ・ソンビンが返上したフェザー級王座は、6月11日のGladiator022より王座決定トーナメントが実施され長谷川賢タレントリレーションズ代表が発掘してきたフィリピン、モンゴル、そして韓国人選手の参加が見込まれているという。

フェザー級の盛り上がりを見せる国内MMAだが、果たして日本勢はどのようなメンツが揃うのか。

なおタイトル返上に関して、前王者となったチョ・ソンビンは以下のようなコメントをプレスリリースに寄せている。


チョ・ソンビン
「皆さん、コリアン・ファルコンことチョ・ソンビンです。

1月のグラジエイター初陣となったタイトル戦の際はたくさんの応援、誠にありがとうございました。まずグラジエイターのフェザー級のタイトル戦という、貴重極まりない機会を与えてくださった櫻井代表を始め、外国人である自分にいつも温かくしてくださったスタッフの皆さんに感謝の気持ちをお伝えしたいです。

何よりも自分との試合を受けて下さった中川選手、本当にありがとうございました。怪我から早く回復することを祈っています。自分にとって、今回のグラジエイターのタイトル戦は冒険そのものでした。怪我等、体調が芳しくない状態が続いて、試合も出来ず練習するしかない時にオファーがあって、悩みぬいた末に試合を受ける事にしました。

今はグラジエイターで復帰戦を戦った私の選択に一片の悔いもありません。ファンの皆様の温かい応援は勿論、ロッカールームボーナスや、試合を終えた深夜に怪我の相談にもスムーズに対応してくれた関係者の方々に本当に感謝しています。この勝利で得られた自分を信じる気持ちは、絶対のモノとなりました。

今回、4月1日にPFL出場が決まりました。そのために獲得したタイトルは返上しますが、グラジエイターの王者としてPFLでも悔いのない戦いをする覚悟です。引き続き、日本のファンの皆様に応援していただければと思います。PFLでも頑張ってきます」

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Gladiator Gladiator020 MMA MMAPLANET o ONE PFL PFL2023#01 UAEW UFC アレハンドロ・フローレス アンドレ・ハリソン エウベウチ・バーンズ キック クリス・ウェード ダニエル・トーレス チアゴ・マヘタ・サントス チョ・ソンビン バッバ・ジェンキンス ブレンダン・ラウネーン マルロン・モラエス モヴリッド・ハイブラエフ ランス・パーマー ロブ・ウィルキンソン 中川皓貴 工藤諒司

【PFL2023#01】PFL開幕戦で工藤諒司が19勝0敗1分のハイブラエフと対戦。グラジ王者チョ・ソンビンも出場

【写真】これはまた凄まじい相手との対戦が決まった工藤だ(C)PFL

16日(木・現地時間)、4月14日(金・同)にネヴァダ州ラスベガスのザ・シアター・アット・ヴァージンホテルズで開催されるPFL2023年レギュラーシーズン=キックオフ大会の追加カードと出場参加選手が発表され、工藤諒司が2021年シーズン優勝者モヴリッド・ハイブラエフと対戦することが明らかとなった。

2023年シーズンはフェザー級とライトヘビー級が開幕戦となり、2022年フェザー世界王者のブレンダン・ラウネーンがマルロン・モラエス、同ライトヘビー級世界王者ロブ・ウィルキンソンがチアゴ・マヘタ・サントスという両UFCベテランと戦うことが既にアナウンスされていた。

昨年ベスト4の工藤の継続参戦は決定事項だったが、レギュラーシーズンは2戦しか実施されないなかで、初戦がハイブラエフとのマッチアップとは如何に彼が世界の高みで戦っているのかの表れだ。

しかも前述したラウネーン✖モラエス、そして昨年の準優勝で工藤を準決勝で破ったバッバ・ジェンキンスがもう1人のベスト4=クリス・ウェードと対戦する一番に並び、工藤✖ハイブラエフはESPNで中継されるメインカードに組み込まれている。


重量級大好き米国にあって今大会のメインカードはライトヘビー級が2試合、フェザー級が3試合となっている。それだけ注目度の高い階級で、2度目のシーズン挑戦となる工藤。しかしハイブラエフは簡単な相手でない。どころか非常に厳しい相手といえる。

キャリア19勝0敗1分──ロシアは北コーカサス、ダゲスタン生まれの32歳。同地のファイターの多くに見られるフリースタイルレスリングから格闘技を始めたハイブラエフも、コンバットサンボに転身しMMAという路を選択した。

アブドゥルマナップ・ヌルマゴメドフの指導の下、キャリア11連勝でONEと契約し、現UFCファイターのエウベウチ・バーンズを破るも僅か1試合でアジアを去り、母国で1試合を挟むとPFL 2019年シーズンに臨んだ。

初戦でデイモン・ジャクソンをヒザ蹴りで10秒KOという衝撃的な北米デビューを果たしたハイブラエフだったが、続くアンドレ・ハリソン戦はドロー、シーズン準々決勝でダニエル・ピエダのフックで沈みシーズン制覇はならなかった(※後にピエダがテストで陽性となり結果はノーコンテストに)。

初めてキャリアの挫折を経験したハイブラエフだが、UAEWを経て2021年シーズンに挑むとランス・パーマー戦ラウネーン戦ウェード戦などをクリアしPFLの頂点に立つ。連覇が期待された2022年シーズンは負傷欠場となり、今回の工藤戦が1年半ぶりの実戦復帰だ。

いわば工藤は優勝候補筆頭と対戦するわけだが、ポジティブに考えるとここで勝てば2年連続プレーオフ進出に大きなアドバンテージを持つことになる。ばかりか、他の選手にとってもハイブラエフの敗北はシーズン制覇の道を幾分か優しくするものだ。

レスリング&コントロールに徹して来られると、正直分は相当に悪いだろう。ただし、ハイブラエフが打撃で攻めてくるなら今や工藤は左右の両方の拳でノックダウンを奪うことができる。つまりは、テイクダウンを如何に切るかが鍵となってくる。

そして、テイクダウンを許してもスクランブルに持ち込み、凌ぐ。ハイブラエフを動かして疲れさせる。フィニッシュ勝利にはボーナスという利点があるが、工藤は15分のフルファイトで10分間は我慢の展開──残りの5分でボーナス1Pが付随するフィニッシュ勝利を目指すぐらいの開き直った心理状態から準備を始め、徐々に勝機が増す戦術を確立させていって欲しい。

(C)KSW

メインカードの3試合以外のフェザー級レギュラーシーン出場選手も注目だ。

まず昨年工藤にKO負けしているアレハンドロ・フローレスと元KSWフェザー級王者ダニエル・トーレスがプレリミでマッチアップされている。

2021年1月トーレスは当時、欧州で最強非UFCファイターという評判だったサラディーヌ・パルナスを右フックの上腕がテンプルをかすめるパンチでKOし、ベルトを巻いている。

工藤という物差しがあるフローレスとの試合で、トーレスの力量を測ることができる一番といえる。また対戦相手は未定だが、今回のリリースでチョ・ソンビンのシーズン出場も明らかとなっている。

元UFCファイターで、2021年シーズン以来のPFL参戦が決定したジョ・ソンビンは1月22日のGladiator020で中川皓貴を2分12秒でKOし、フェザー級のベルトを巻いたばかりだ。

そのフェザー級を越えた──ウェルター級を思わせる体躯で、北米再チャレンジを決めたチョ・ソンビン。PFLのマッチメイク次第で工藤との対戦をあり得るだけに、彼の試合も見逃せないシーズン開幕戦となる。

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Gladiator020 MMA Special キ・ウォンビン グスタヴォ・ウーリッツァー ジョン・オリニド チョ・ソンビン ブログ 宮城友一

【Gladiator020】グラジエイター020 Gallery 勝敗を分ける要素の一つ。肝は普段の水分摂取量?!

【写真】会場で実際に試合を見ていると、対戦相手とのサイズ感の違いもありチョ・ソンビンのフィジカルが脅威に映った。それが単体写真ではRoad to UFC準決勝大会に続き、キ・ウォンビンの戻りようが一番目立っていたか (C)MMAPLANET

昨日22日(日)に開催されたGladiator020。3つのタイトル戦は台湾人=ジョセフ・チェン、韓国人2人=キ・ウォンビン、チョ・ソンビンが勝利し日本勢がベルトを巻くことはなかった。

J-MMA強化策として海外勢の招聘に力を入れるようになったグラジで、育成バージョンといえるフィリピンのジョン・オリニドの来日も含め国際戦が目立った今大会。会場にいたファン、関係者及びYouTube配信の視聴者からはフィジカルの違いが多く指摘された。

特にチョ・ソンビン、キ・ウォンビンのリカバリーには計量に立ち会っていた関係者からは、驚きを通り越し恐怖を感じるという意見すら出ていた。

北米ユニファイド階級、ハイドレーションなし、リカバリー制限が設けられてないレギュレーションのなかで、オリニドなどは9キロに及ぶ減量にもドライアウト疲れはなく、その秘訣は普段から摂る水の量――ウォーターローディングだと話していた。

ハイパー・ダイエット&リカバリーブームは過ぎた。引退後の生活を顧みる必要もある。なにより体重はMMAで勝つための一つのファクターであって絶対的ではない。とはいえ勝敗を作用する要因にもなりうる。今後、日本勢はどのようにこの問題に落としどころを見つけるのか。

ここではグラジエイター020のメインカードに出場した外国人4選手と、日本人1選手の計量Before & Afterを見比べてみたい。


チョ・ソンビン

グスタボ・ウーリッツァー

ジョン・オリニド

宮城友一

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Gladiator020 MMA MMAPLANET o チョ・ソンビン 中川皓貴

【Gladiator020】チョ・ソンビンが中川にヒザを効かせてパウンドアウト。新フェザー級王者に

【写真】 プロデビューの地での勝利。新王者の目には涙が浮かんでいた(C)MMAPLANET

<Gladiatorフェザー級王座決定戦/5分3R>
チョ・ソンビン(韓国)
Def.1R2分12秒 by TKO
中川皓貴(日本)

チョ・ソンビンの体が一回り大きい。中川は潜ってパンチを狙う。ケージを背負いながら組みつくも、チョ・ソンビンが離れた。ここで中川の蹴りがチョ・ソンビンの下腹部を捉え、試合が中断される。中川に口頭注意が与えられて試合は再開。チョ・ソンビンが前に出て、右フックが中川の顔面を捉えた。グラついた中川は組みつきにいくも、それを潰したチョ・ソンビンがトップからパウンドとヒジを連打する。中川は立ち上がって離れた。

スタンドに戻るとチョ・ソンビンがプレスをかける。中川の左ミドルをもらいながら距離をつめたチョ・ソンビンに対し、中川は組みついた。しかしチョ・ソンビンがパンチからボディにヒザを突き刺し、うずくまる中川にパンチの連打を浴びせてレフェリーストップを呼び込んだ。

ボディへのヒザが効いたか、中川は苦しそうな表情で立ち上がることができず、担架に乗って退場することに。フェザー級のベルトを巻いたチョ・ソンビンは日本語で挨拶したあと、感謝を述べながら再び日本で「愛してる!」と叫び、涙を浮かべながら写真撮影に応じた。


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Gladiator020 MMA MMAPLANET o Progress YouTube キック キ・ウォンビン コンバット柔術 ジョセフ・チェン ジョン・オリニド チョ・ソンビン 中川皓貴 久保健太 井上啓太 宮城友一 山田崇太郎 森戸新士 江木伸成 竹本啓哉 笹晋久 藤田大

【Gladiator020】コンバット柔術で江木伸成と対戦、竹本啓哉「掌底を落とすことが一番勝利に近づく」

【写真】見た目にも注意を払うようになった竹本。とはいえ意識のなかった外見と違い、格闘技感には自分があるので簡単にはいかない(C) MMAPLANET

本日22日(日)、大阪府豊中市の176Boxで開催されるGladiator020で、江木伸成とPROGRESSコンバット柔術ルールで対戦する竹本啓哉。

我がために戦うスタイル、生き方の元バンタム級王者は21日(土)に行われた計量にこれまでとは違い髪型を整え、よれよれではないシャツを着て現れた。竹本にどのような心境の変化があったのか。プロスポーツと純粋競技者の間で心が揺れた――いや揺れている心境を計量直後に尋ねた。


――今日は綺麗な髪形ですね。いつもは、計量の時はもっとボサボサの髪の毛だった印象が強いです。

「これは個人的な話なんですけど、プロスポーツって難しいなって。僕はアマチュアの序盤に5連敗しています。プロなら、もう終わりですよね。だから、自分の勝ち筋というモノを見つけてきて、勝てば良いというスタイルで戦ってきました。それだとお客さんを納得させることはできないし、ちょっと修正をしようと思っています」

――それは昨年9月の笹晋久選手との試合が起因となっているのでしょうか。

「そうですね。社長(鈴木陽一アライブ代表)にも、しっかりと注意をされました」

――勝ち筋を見つけ、そこに邁進することは良いと思います。お客さんの理解がなかったとしても一生懸命ポジションを取り続け、抑え込んで勝ったとしても。ただ前回の試合は勝っているかどうか分からないなかで、下で時間稼ぎをしていた。それも一生懸命の表れかもしれないですが、サッカーに例えると勝たないといけない状況でボール回しをしたような感じに見ている人は思ったかもしれないです。あからさまな時間稼ぎは、良い感じではないですよね。でも、それも鈴木社長のようにMMAを理解している人の意見だったかもしれないです。

「ホント、もうメチャクチャ叱られました」

――おお注意から叱られたと表現が変わりましたね(笑)。でも勝利を目指すことは絶対ですし、その可能性が低くなることをするのも違うかと……。

「もう少し、勝敗に関して気楽に構えても良いのかと思いました。良いように考えると、戦績も勝ち越しているので」

――ところで今回は竹本選手に敗れている笹選手の試合が一足先に、国際戦で発表がありました。

「僕自身もう1月に試合はないと思っていました。めちゃくちゃ怒られたので……それもしょうがないかと」

――ついには怒られたという表現になりましたね(笑)。

「……。実際、そういう試合をしてしまったと思っています。色々な人に言われたので、それだけ重要なんだと心に受け止めることができました。でも結果的にコンバット柔術で江木伸也選手と戦うという良いオファーを貰えました。オファーがあることは本当にありがたいです。そことは別に僕自身はコンバット柔術を戦うこと自体、凄く楽しみでした」

――前回の反省云々ではない部分で、コンバット柔術には興味があったと。

「ハイ。色々なルールで戦いたいと思っているので、コンバット柔術も戦ってみたかったです」

――江木選手はコンバット柔術で既に2勝をしていますし、フォークスタイルレスリングと合わせるとプログレス提供試合ではヒールで2度勝っています。MMAグラップラーとは違う、組み技の強さを持っているかと思われますが、その辺りはどのように考えていますか。

「ヒールで2勝……そこに関しては、僕が相手ではなかったから取れる、取れないは分からないです。そこは特別、気にしないです。MMAをやりたいコンバット柔術をやったことがある人と、MMAをやってきてコンバット柔術をやったことがない人間の試合という点で面白いかなって。

柔術家とコンバット柔術で戦い、MMAファイターとフォークスタイル・グラップリングで戦った江木選手に対して、MMAファイターの僕がコンバット柔術ルールで戦う。江木さんはMMAで戦いたいようですが、そこに対して僕が壁になろうと思います」

――意地が感じられる言葉ですね。試合まで1カ月を切り、コンバット柔術とはいえカテゴライズはグラップリング。実は竹本選手が、どういう体重で戦うのかは注視していました。

「それはグラップリングだから減量をせずにキャッチで戦うと思ったということですか」

――そうするのか、バンタム級で戦うのかは注目していました。

「あぁ……僕は今も釜谷(真)さんには本当に申し訳ないことをしたと思っています(2021年9月に釜谷の挑戦を受けた竹本は、計量失敗で王座はく奪。変則王座決定戦となり釜谷をRNCで下した)。あの時は8月に手塚(基伸)選手との試合があって、2カ月連続では体重が落とせないことが分かりました。もう、そういうことはしないと。

今回、それほど時間がなくキツイはキツかったです。ただし、連続ではないのでバンタム級で戦えると思ってキャッチは望まなかったです」

――グラップリングの時は減量を避けたいMMAファイターも多いかと思いますが、そこでバンタム級にこだわったのは?

「この試合がMMAにも通じているからです。ここで負けることはできないですし、勝って次につなげたいので」

――この試合に向けて、足関節や柔術的な練習を増やしましたか。

「アライブの柔術家で、仲良くさせていただいている山脇(悠佑)さんに付き合ってもらってやってきました。基本的にはMMAの練習をやってきたのですが、今回は立ちの打撃はない。なので、その時間はもどかしく感じていましたが、レスリングを強化してきました」

――レスリングを強化。江木選手は立ちを重視するでしょうか。

「引き込んでくることは気にならないですし、江木さんは引き込んでこないと思います。生田(誠)先生との試合や松本(一郎)選手との試合からしても、下にならないのではないかと。互いに上を取って叩きたい。そういう勝負になると思います」

――上を取って叩く。それはMMAファイターの矜持ですか。

「いえ違います。勝つためです。修正しようと思っていると言いましたが、やっぱり勝ちたいです。ルールと僕らの特性を考えると、上を取って掌底を落とすことが一番勝利に近いと思います」

――というのが、髪型が綺麗になった竹本選手の心境ですね。

「これも服も、全て彼女に選んでもらいました(笑)。そうですね、良い試合をしたい……明るく、強く、楽しいコンバット柔術をします」」

■視聴方法(予定)
1月22日(日)
午後2時20分~THE 1 TV YouTube

■ Gladiator020計量結果

<バンタム級/5分2R>
今村豊:60.95キロ
秋田良隆:60.8キロ

<フライ級/5分2R>
坪内一将:56.15キロ
陸虎:56.3キロ

<ウェルター級/5分2R>
藤田大:76.5キロ
スティーブン・ギレスピ:76.95キロ

<Gladiatorフェザー級王座決定戦/5分3R>
中川皓貴:65.7キロ
チョ・ソンビン:65.8キロ

<Gladiatorライト級選手権試合/5分3R>
[王者]キ・ウォンビン:70.25キロ
[挑戦者]グスタボ・ウーリッツァー:69.55キロ

<Progressフォークスタイルグラップリング・ウェルター級王座決定戦/5分3R>
森戸新士:75.2キロ
ジョセフ・チェン:76.8キロ

<フライ級/5分3R>
宮城友一:56.5キロ
久保健太:56.45キロ

<キック・ウェルター級/3分3R>
璃久:69.9キロ
イゴール・シルバ:70.00キロ

<バンタム級/5分3R>
笹晋久:61.05キロ
ジョン・オリニド:61.2キロ

<バンタム級/5分2R>
溝口司:60.85キロ
ガッツ天斗:60.75キロ

<ヘビー級/5分2R>
大場慎之助:99.5キロ
チョン・ホチョル:96.2キロ

<Progressフォークスタイル・グラップリング79キロ契約/5分2R>
山田崇太郎:78.6キロ
井上啓太:78.6キロ

<Progressコンバット柔術バンタム級/5分2R>
竹本啓哉:61.6キロ
江木伸成:59.8キロ

<アマMMA女子アトム級/3分2R>
セアリ:47.55キロ
MIYU:46.45キロ

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