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ジョン・チャンソン「次はマックス・ホロウェイとやりたい」

Chan Sung Jung wants Max Holloway next: 'He doesn't have punching power'(MMAJunkie)

 『UFC on ESPN 25: The Korean Zombie vs. Ige』でダン・イゲに判定勝ちしたジョン・チャンソンが以下のコメント。

「次はマックス・ホロウェイとやりたい。彼にはパンチ力が無いけど僕にはある。僕なら彼に勝てる」

「この試合で僕はチャンピオンになれるという自信がついた。一番良いのは次にタイトルに挑戦することだが、出来ないのならマックスとやりたい。だけどヤイール・ロドリゲスのことはリスペクトしているし、彼らの対戦に割って入るようなことはしたくない」

 マックス・ホロウェイ vs. ヤイール・ロドリゲスは7.17『UFC on ESPN 26』のメインイベントで予定されていましたが、ホロウェイの負傷により延期となっています。続きを読む・・・
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Report UFC UFC ESPN25 ジョン・チャンソン ダン・イゲ ブログ

【UFC ESPN25】コリアンゾンビが完全コントロール、イゲからバックを奪い続けて3-0の判定勝ち

<フェザー級/5分5R>
ジョン・チャンソン(韓国)
Def.3-0:49-46.49-46.48-47.
ダン・イゲ(米国)

ジョン・チャンソンがガードを下げた状態から左ジャブ、右ロー。イゲはガードを上げてプレッシャーをかけるが、ジョン・チャンソンがワンツーを返す。イゲの右ローをバックステップでかわしたジョン・チャンソン、さらにイゲが前に出るも、ジョン・チャンソンは足を使って回り込む。プレッシャーをかけて、イゲにケージを背負わせるジョン・チャンソン。

イゲの右ストレートをかわし、組み付いたジョン・チャンソンだが、すぐに離れる。イゲの左アッパーがヒット。しかしジョン・チャンソンが左右のフックからダブルレッグでテイクダウンする。相手のリストを取り、足を上げたイゲに対し、ジョン・チャンソンは立ち上がってから再びガードの中に入り、ハーフガードのイゲをしっかりと抑え込む。

ジョン・チャンソンがパスした瞬間にイゲがリバーサルし、ジョン・チャンソンも立ち上がる。スタンドではイゲの右もジョン・チャンソンの顔面を捉える。ジョン・チャンソンは右のガードを上げて左ジャブ。残り30秒でイゲが前に出るが、ジョン・チャンソンは右のカーフキックを繰り出す。最後にイゲが右ストレートを見せた。

2R開始早々、ジョン・チャンソンの右フックがヒットし、イゲがマットに手を着く。すぐに立ち上がったイゲ。ジョン・チャンソンは右ローを当てる。ともに左ジャブを打ち合うなか、イゲがジョン・チャンソンの右ローをキャッチするも倒すことはできず。離れたところでジョン・チャンソンが右のカーフを繰り出す。イゲの左インロー、中に入るがジョン・チャンソンが右ショートで迎え撃つ。

左ジャブで相手を中に入れさせないジョン・チャンソン。再び右フックを当てる。イゲはダブルレッグダイブへ。ジョン・チャンソンをケージに押し込むが、ジョン・チャンソンはイゲの左手を下げてクラッチを切った。離れたイゲに対し、右カーフで攻めるジョン・チャンソン。イゲも前に出ていくものの、ジョン・チャンソンの左ジャブと右ロングフックに阻まれてしまう。

残り1分、強引に組み付いたイゲ。ここでイゲの頭がジョン・チャンソンの左目付近に当たってしまう。シングルでジョン・チャンソンをケージに押し込むが、切り返したジョン・チャンソンがイゲの左足へシングル。さらにグラウンドへ持ち込み、イゲのバックを奪う。四の字ロックでバックからパンチを当てるジョン・チャンソンだが、左目尻から出血が見られたところで、第2Rが終了した。

3R、ジョン・チャンソンが右のカーフキック、そしてシングルでテイクダウンを奪う。ジョン・チャンソンはトップからヒジを落とす。イゲは下からヒジ打ち。腰を上げたジョン・チャンソンはパンチを落としながらパスを狙う。ここでジョン・チャンソンの右足を抱えたイゲだが、ジョン・チャンソンはカットしてバックマウントに移行し、RNCへ。

イゲがRNCを凌ぐと、ジョン・チャンソンは再び体勢を整えてRNCを狙うも、これも極まらず。ジョン・チャンソンはバックからコツコツとパンチを当て続け、残り10秒でまたもRNCを仕掛けるが、イゲが凌ぎ切った。

4R、いきなり前に出たイゲ。ジョン・チャンソンはバックステップから、左ジャブで押し戻す。ケージ中央で探り合う両者。イゲの左ボディストレートは、懐の深いジョン・チャンソンには届かない。イゲは踏み込んで左右のボディフック。ジョン・チャンソンは足を使ってイゲのパンチを交わし続ける。イゲが組み付いてくると、ケージを背にしながら首相撲へ。

イゲが離れると、ジョン・チャンソンは左ジャブ。イゲは右カーフを当てる。残る半分で、イゲの右ストレートがジョン・チャンソンの顔面にヒット。ジョン・チャンソンも大きな右フックを返す。イゲは右ロー。ジョン・チャンソンの右カーフに、イゲは右ショートを合わせる。さらに距離を詰めながら左ハイ、右ミドルを繰り出したイゲだが、蹴り足をキャッチしたジョン・チャンソンがグラウンドへ持ち込む。

下になったイゲは足を上げていくが、起き上がるジョン・チャンソン。イゲの足を抑えながら、パンチを落としていく。イゲも潜るが、そのままジョン・チャンソンが抑え込んでラウンドを終えた。

最終R、イゲの左ミドルからスタート。回るイゲにジョン・チャンソンが右フックを当てる。ケージ中央で左ジャブを突き合うなか、イゲがフックを振るって前に出る。足を使ってかわすジョン・チャンソン。ガードを高く上げて懐に入るイゲは、左フックを当てる。ジョン・チャンソンはすぐさまテイクダウンを仕掛け、バックを狙うが、イゲはカットして立ち上がる。

反対にイゲがダブルレッグへ。ジョン・チャンソンはこれをかわし、立ち上がるも再びイゲが組み付いていく。ケージ際で左腕を差し込み、上下左右に揺さぶるイゲ。ジョン・チャンソンは離れて、さらに組み付いてくるイゲを首相撲に捉える。そしてイゲのテイクダウンを防ぎ、バックマウントを奪い、四の字ロックで固定する。

残り1分半、バックからRNCのチャンスをうかがうジョン・チャンソン。しかしイゲも極めさせず、試合終了のブザーを聞いた。

ジャッジ2人が3ポイント差をつける3-0の判定でジョン・チャンソンが勝利した。


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Report UFC UFN ESPN+45 UFN187 ギャビン・タッカー ダン・イゲ ブログ

【UFN187】ダン・イゲ、22秒でギャビン・タッカーをKOしコリアンゾンビ戦をアピール!!

<フェザー級/5分3R>
ダン・イゲ(米国)
Def.1R0分22秒by KO
ギャビン・タッカー(カナダ)

サウスポーのタッカーと、オーソのイゲ。互いに前手を出しながら、間合を図る。イゲは左クロス、タッカーは右ローを見せてからワンツーで左を打とうと踏み込む。ここでイゲは右を合わせると、タッカーはこの一発で腰から崩れ落ち勝負は決した。

秒殺劇に「自分でも何が起こったか分かっていないよ。ここに来られて凄くハッピーだよ。1R、KOなんてね。家で待っている息子に会いたいよ。次、コリアンゾンビと戦いたい。彼は僕のこと知らないからもしれないけど」とイゲは話した。


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Interview UFC UFN ESPN+45 UFN187 ギャビン・タッカー ダン・イゲ ブログ

【UFN187】タッカーと再起戦、沖縄にルーツを持つダン・イゲ「25分を戦い、15分なら何でもできる」

【写真】計量を終え、あとは試合開始を待つばかりだ (C)Zuffa/UFC

13日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXでUFN187:UFN on ESPN+45「Edwards vs Muhammad」が開催される。

同大会では昨年7月のカルヴィン・ケイター戦の敗北から、再起を誓うダン・イゲが、ギャビン・タッカーと戦う。

7連勝こそならなかったが、UFCで6試合連続で勝利を挙げることができる選手がどれだけにいるのか。そのダン・イゲは日系ハワイアン、沖縄にルーツのある彼が日本MMAとの思い出と、今回の試合への意気込みをZoomインタビューで話してくれた。


──ギャビン・タッカー戦が今週末に迫ってきました(※取材は現地時間の3月9日に行われた)。今の調子はいかがですか。

「前の試合から8カ月、この間しっかりと練習してきたから絶好調だよ。過去最高の体調で、ギャビン・タッカーのようなタフな相手と戦えてワクワクしている」

──8カ月のインターバルは少し長かったですね。

「僕自身は何も問題なかった。ただ、それ以前は18カ月で6試合も戦ったから、今回の試合のない間にもう一度集中力を取り戻せた。技術的にも自分を見直すことができたしね。体の反応を見て、気持ち的にもハングリーさを取り戻したよ。

試合がない間も時間を無駄にはしなかった。いつもジムにいき、成長してきた。この間に新しくなったダン・イゲを試合で見せたいと思う」

──前回の試合はカルヴィン・ケイターに敗れましたが、それ以前はミルサッド・ベキッチ、エジソン・バルボーサを破るなど6連勝でした。しかし、あの1敗でまたタイトル挑戦権を待つ列で並び直しが必要になりました。

「このスポーツに身を置いている限り勝ち負けはついて回る。6連勝しながら、前回の試合で負けてしまったのは残念だけど初めてUFCでメインイベントを戦い、5Rも経験できた。あの試合で学んだことは多いよ。25分間戦う経験は、お金で買うことはできない。だから、きっと強くなれたはずだ。あの試合結果で支払った代償はギャビン・タッカー戦で回収させてもらうよ」

──25分間の試合で一番学べたことは何ですか。

「一番の違いは気持ちの持ちようかな。25分間戦ったことで、15分の試合は気楽に考えられるようになった。ハイペースで戦い続けることができる。15分間なら、何でもデキる。それが分かったよ」

──ところでイゲというファミリーネームですが、ダンの出身地であるハワイ州の州知事はデイヴィッド・イゲという沖縄からハワイに移住した日本人の血が流れています。

「州知事と関係はないけど、僕のルーツも沖縄だよ。僕はクォーターで、父はハーフジャパニーズだ。母は太平洋の島々の血が流れている。そういうファミリーヒストリーはイカしているよ。

僕が生まれ育った環境がどれだけ日本の影響を受けたかは分からないけど、柔術を最初に習ったサンセットビーチ柔術のコーチはエンセンとイーゲン井上の練習仲間だったんだ。柔術とMMAデベロップメントというジムで、トレーニングを始めた。

ハワイの人間にとってマーシャルアーツをすることは文化だ。そして僕にとってプロMMAの2戦目はパンクラス・ジャパンとの対抗戦だった。僕はハワイ代表として、日本人と戦ったんだ(※2015年2月6日、中島太一にスプリット判定負け)」

──パンクラス・ハワイ大会では戦った中島選手は15戦ほどのキャリアが既にありました。

「ナカジマは経験豊かなファイターだったけど、僕にとってはハワイ代表として戦えて凄く大きな経験になった。スプリットで負けたとはいえ、彼と3R戦えたことがUFCファイターになれる道を進むことができるきっかけになったと思っている。

あの時はナカジマに勝って、日本で戦いたいという希望を持っていたけど、ラスベガスに移り住み僕の目標も変わった。でも日本はこのスポーツの大きな歴史を創ってきた国だから、引退するまでに必ず日本で試合をしたいと思っている」

──ところで今、MMAでは多くのハワイアン・ファイターが活躍していますね。

「ハワイはタレントの宝庫だよ。ただし、しっかりとしたマネージメントが存在していないんだ。選手を育てるという意味でもハワイのベストファイター同士が試合をして、レコードを傷つけあっている。そうやって上に行く機会を失う選手も少なくない。

どうすれば良いか分からないけど、このハワイの状況を改善していくのが僕のゴールなんだ」

──その夢が実現するためにも、今回の試合も含め全てが大切になってきますね。

「ギャビン・タッカーは3連勝中のウェルラウンダーだ。柔術も黒帯で、僕らは似ているかと思う。打撃を多用し、テイクダウンに行くという点でも。きっと見ていて楽しい試合になると思うよ。ファンはファイアーワークス、2台の車の激突を楽しんでほしい。

成長したところを全て見せて、打撃、レスリング、グラップリングという全ての局面で上回り、僕の方が優れたファイターだと証明するよ」

──ダン、ありがとうございました。

「こちらこそ、MMAの大切な歴史を持つ日本のファンに僕のことを伝えてくれてありがとう」

■視聴方法(予定)
3月14日(日・日本時間)
午前7時~UFC FIGHT PASS

■UFN187計量結果

<ウェルター級/5分5R>
レオン・エドワーズ: 170.5ポンド(77.34キロ)
ベラル・モハメッド: 170ポンド(77.11キロ)

<ライトヘビー/5分3R>
ミシャ・サークノフ: 205ポンド(92.99キロ)
ライアン・スポーン: 206ポンド(93.44キロ)

<フェザー級/5分3R>
ダン・イゲ: 145.5ポンド(66.0キロ)
ギャビン・タッカー: 146ポンド(66.22キロ)

<バンタム級/5分3R>
ジョナサン・マルチネス: 136ポンド(61.69キロ)
デイヴィー・グラント: 135.5ポンド(61.46キロ)

<フライ級/5分3R>
マテウス・ニコラウ: 125.5ポンド(56.92キロ)
マネル・ケイプ: 125.5ポンド(56.92キロ)

<ミドル級/5分3R>
エリク・アンダース: 186ポンド(84.37キロ)
ダレン・スチュワート: 185.5ポンド(84.14キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
アンジェラ・ヒル: 115.5ポンド(52.38キロ)
アシュリー・ヨーダー: 116ポンド(52.62キロ)

<フェザー級/5分3R>
シャルル・ジョーダン: 145.5ポンド(66.0キロ)
マルセロ・ロッホ: 145.5ポンド(66.0キロ)

<バンタム級/5分3R>
ハニ・ヤヒーラ: 136ポンド(61.69キロ)
レイ・ロドリゲス: 135.5ポンド(61.46キロ)

<ライト級/5分3R>
ナスラ・ハクパレス: 156ポンド(70.76キロ)
ラファ・ガルシア: 156ポンド(70.76キロ)

<女子フライ級/5分3R>
コートニー・ケイシー: 126ポンド(57.15キロ)
JJ・オルドリッチ: 125.5ポンド(56.92キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
ジン・ユ・フレイ: 115.5ポンド(52.38キロ)
グロリア・ジ・パウラ: 115.5ポンド(52.38キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ジェイソン・ウィット: 171ポンド(77.56キロ)
マシュー・セメルスバーガー: 169.5ポンド(76.88キロ)

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Report UFC UFC ESPN13 カルヴィン・ケイター ダン・イゲ ブログ

【UFC ESPN13】イゲの前進を利したファイトで、カルヴィン・ケイターが快勝

<フェザー級/5分5R>
カルヴィン・ケイター(米国)
Def.3-0:49-46.49-46.48-47
ダン・イゲ(米国)

まず右ストレートから左フックを振るったイゲに対し、ケイターがステップバックでかわす。イゲの前進にケイターは距離を外すか、ガードするなかで互いに左ジャブを狙う。ケイターが左ジャブを2発放ち、やや距離が詰まるとイゲはボディを入れ、ケイターも右ストレートに続き左ボディフックを打ち込む。続くボディを効かされたイゲは、ダブルレッグを切られてガードを取る。

足を捌いてボディを殴ったケイターは、イゲが立ち上がるのを待つ。スタンドに戻ったイゲに右前蹴りを入れたケイターにイゲはカウンターの右、さらに左ボディから左ミドルを蹴る。ケイターはこの蹴り足をキャッチしてテイクダウン、腹にパウンドを落とし立ち上がったところで左ボディフックを打ち込む。腹を攻め手から左フックを顔面に打ち込んだケイター、イゲは左に回ったところに跳びヒザからパンチを纏められた。

2R、間合の測り合いが続いた序盤、イゲの前進にケイターが右をヒットさせる。前に出ると打たれるイゲだが、前に出るしかなく蹴りを交えるがケイターの圧力が高い。それでも自ら前に出るだけでなく、ケイターの攻撃にカウンターを合わせるようになったイゲが、中盤を盛り返す。ボディにワンツーを入れ、左フックを顔面に狙うというように攻撃を散らすイゲだが、ボディに左フックを合わされる。ケイターは終盤に左ジャブからワンツー、右オーバーハンド、さらに跳びヒザを見せたが、イゲがラウンドを取り返した。

3R、イゲはカーフを2発蹴り、左へ回る。序盤と違い、待ちでなく追いかけるようになったケイターは、パンチを被弾することが増える。前後、左右のステップを繰り返す両者、相手が前に出てくるところでパンチを振るおうとして、同時の単発のパンチの打ち合いという展開が続く。イゲは右を当ててテイクダウン狙い、切ったケイターがワンツー。互いにスイッチを見せ、イゲが右を当てる。踏み込んでワンツーフック、右ハイを繰り出したケイターが右ロー、イゲはカウンターの右を狙う。右オーバーハンドからスイッチし、左ミドルを蹴ったイゲだが、この回は互いにクリーンヒットはなかった。

4R、ケイターがジャブを連続で繰り出し、勢いをつけて飛び込んだイゲはダブルレッグへ。尻もちからすぐに立ち上がったケイターの跳び蹴りが腹にあたり、イゲが引き込むように背中をつける。勢いのあるパウンドを落とし、スタンドで待ち受けたケイターに対し、立ち上がったイゲはスーパーマンパンチを見せ、エルボーもカウンターを被弾する。試合は心身ともに消耗戦となり、イゲが受けに回るように。ケイターはローからパンチ、組みを切ってヒザや後ろ回し蹴りを見せた。

ケイター優勢のまま試合は最終回に。イゲの左フックに右フックを被せたケイターは、ワンツーを当てバックステップでパンチを被弾しない。バランスを崩す場面が3R以降に増えてきたイゲだが、ローに右ボディストレートを打ち込む。左右にステップを踏むケイターは、大振りのイゲにショートを纏める。

蹴り足をキャッチされながら、ケイターは後方にジャンプするようにバランスを取る。倒せず、殴られ右目が大きく腫れたイゲは、距離があわない。ケイターは必死に前に出てくるイゲに対し、無理をせずジャブを当てられると間合を外す冷静な試合運びを見せる。最後に首相撲からヒザ蹴り、リリースしてからもう一発ヒザをイゲの顔面に蹴り上げ、最後にダウンを奪ったケイターが3-0の判定勝ちを手にした。


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News UFC UFC ESPN13 アブドゥル・ラザク カルヴィン・ケイター ダン・イゲ ブログ ムニール・ラゼス

【UFC ESPN13】計量終了 ファイトアイランド第2弾のメインはトップ5入りを賭けてケイター✖イゲ

【写真】メインで戦うケイターとイゲ。計量でのマスクの有無は特に規定がないようだが、パスをして叫ぶようなことはない(C)Zuffa/UFC

14日(火・現地時間)、16日(木・同)にUAEはアブダビのヤス島=ファイトアイランドで開催されるUFC ESPN13「Kattar vs Ige」の計量及びフェイスオフが行われた。

ファイトアイランド・シリーズ、唯一の平日開催&中継となる同大会のメインはカルヴィン・ケイター✖ダン・イゲのフェザー級戦だ。UFC戦績5勝2敗、ザビッド・マゴメドシャリポフに敗れたもののジェレミー・スティーブンスを仕留めたケイターと、現在6連勝中で5月にはエジソン・バルボーサを下したイゲがフェザー級トップ5入りを賭けた戦う。


ケイターは計量台に乗るところでマスクを外したが、インスペクターから付け直すような指示はなかった。両者揃って問題なくパスし、フェイスオフはマスク着用で行われた。

体重オーバーのラザック(C)Zuffa/UFC

今回の計量ではムニール・ラゼスと対戦するアブドゥル・ラザクがウェルター級リミットの4ポンド・オーバー。

ジャレッド・ゴードンと戦うクリス・フィッシュゴールドもフェザー級の上限を同じく4ポンド超過し、それぞれが20パーセントのファイトマネー没収をうけ、キャッチウェイト戦に臨むこととなった。

また第1試合でホルヘ・ゴンザレスと対戦予定だったケネス・バーリは、減量中の体調不良でドクターから試合の許可が下りず計量会場に姿を見せていない。

■UFC ESPN13計量結果

<フェザー級/5分5R>
カルヴィン・ケイター: 146ポンド(66.22キロ)
ダン・イゲ: 145ポンド(65.77キロ)

<フライ級/5分3R>
ティム・エリオット: 125ポンド(56.7キロ)
ライアン・ベノイト: 126ポンド(57.15キロ)

<フェザー級/5分3R>
ジミー・リベラ: 145ポンド(65.77キロ)
コディ・ステーマン: 145ポンド(65.77キロ)

<女子フライ級/5分3R>
モリー・マッキャン: 125ポンド(56.7キロ)
タイラ・サントス: 125ポンド(56.7キロ)

<ウェルター級/5分3R>
アブドゥル・ラザク: 174ポンド(78.92キロ)
ムニール・ラゼス: 171ポンド(77.56キロ)

<ミドル級/5分3R>
ジョン・フィリップス: 186ポンド(84.37キロ)
カムザット・チマエフ: 186ポンド(84.37キロ)

<フェザー級/5分3R>
ヒカルド・ハモス: 145ポンド(65.77キロ)
レローン・マーフィー: 146ポンド(66.22キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
モデスタス・ブカウスカス: 205ポンド(92.99キロ)
アンドレアス・メケイリディス: 206ポンド(93.44キロ)

<フェザー級/5分3R>
ジャレッド・ゴードン: 145ポンド(65.77キロ)
クリス・フィッシュゴールド: 149ポンド(57.59キロ)

<女子フライ級/5分3R>
リアナ・ジョフア: 126ポンド(57.15キロ)
ディアナ・ベルビシャ: 125ポンド(56.7キロ)

<バンタム級/5分3R>
アーロン・フィリップス(米国)
ジャック・ショア: 136ポンド: 135ポンド(61.24キロ))

<ライトヘビー級/5分3R>
ホルヘ・ゴンザレス: 205ポンド(92.99キロ)
ケネス・バーリ:──

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【UFC ESPN13】対戦カード ファイトアイランド発UFC欧州&中東合同イベントに気になる新顔?ズラリ

【写真】Brave CFからチュニジア人、スウェーデン人ファイターが。スペリオール・チャレンジからはノルウェー人選手、Titan FCからUFCにステップするギリシャ人選手はケージウォリアーズ出身のリトアニア人選手と対戦──そんな大会にティム・エリオットは5月30日にブランドン・ロイヴァルと戦ったばかりのティム・エリオットが出場する(C)Zuffa/UFC

2020年6月16日(木・現地時間)
UFC ESPN13「Kattar vs Ige」
UAE アブダビ
UFC Fight Island

■視聴方法(予定)
7月16日(木・日本時間)
午前8時~UFC FIGHT PASS

■対戦カード

<フェザー級/5分5R>
カルヴィン・ケイター(米国)
ダン・イゲ(米国)

<フライ級/5分3R>
ティム・エリオット(米国)
ライアン・ベノイト(米国)

<フェザー級/5分3R>
ジミー・リベラ(米国)
コディ・ステーマン(米国)

<女子フライ級/5分3R>
モリー・マクマン(英国)
タイラ・サントス(ブラジル)

<ウェルター級/5分3R>
アブドゥル・ラザク(米国)
ムニール・ラジズ(チュニジア)

<ミドル級/5分3R>
ジョン・フィリップス(英国)
カムザット・チマエフ(スウェーデン)

<バンタム級/5分3R>
ヒカルド・ハモス(ブラジル)
レローン・マーフィー(英国)

<ライトヘビー級/5分3R>
モデスタス・ブカウスカス(リトアニア)
アンドレアス・メケイリディス(ギリシャ)

<フェザー級/5分3R>
ジャレッド・ゴードン(英国)
クリス・フィッシュゴールド(米国)

<女子フライ級/5分3R>
リアナ・ジョフア(ジョージア)
ディアナ・ベルビシャ(ルーマニア)

<バンタム級/5分3R>
アーロン・フィリップス(米国)
ジャック・ショア(英国)

<ライトヘビー級/5分3R>
ホルヘ・ゴンザレス(メキシコ)
ケネス・バーリ(ノルウェー)

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UFC ESPN08 UFC Result アリスター・オーフレイム クラウジア・ガデーリャ ソン・ヤードン ダン・イゲ ブログ

【UFC ESPN08】試合結果 コロナの時代のUFC3連戦、トリでアリスターがハリスに勝利

【写真】豪快なハイキックからの追い打ちで復活Vを挙げたアリスター(C)Zuffa/UFC

5月16日(土・現地時間)にUFC on ESPN08「Overeem vs Harris」がフロリダ州ジャクソンビルのヴィスター・ベテランズ・メモリアル・アリーナで行われた。

コロナの時代のUFC3連戦のトリは、アリスター・オーフレイムがウォルト・ハリスにTKO勝ち。好勝負となったクラウジア・ガデーリャ✖アンジェラ・ヒルは前者がスプリット判定をモノにしている。

フェザー級転向のエジソン・バルボーサは省エネファイトが響き、ダン・イゲに逆転スプリット負け、ソン・ヤードンはマルロン・ヴェラに判定勝ちを収めている。

UFC on ESPN08「Overeem vs Harris」
<ヘビー級/5分5R>
○アリスター・オーフレイム(オランダ)2R3分00秒
TKO
詳細はコチラ
×ウォルト・ハリス(米国)
<女子ストロー級/5分3R>
○クラウジア・ガデーリャ(ブラジル)3R
判定
詳細はコチラ
×アンジェラ・ヒル(米国)
<フェザー級/5分3R>
○ダン・イゲ(米国)3R
判定
詳細はコチラ
×エジソン・バルボーサ(ブラジル)
<ミドル級/5分3R>
○クリシュトフ・ヨッコ(ポーランド)3R
判定
詳細はコチラ
×エリク・アンダース(米国)
<バンタム級/5分3R■>
○ソン・ヤードン(中国)3R
判定
詳細はコチラ
×マルロン・ヴェラ(エクアドル)
<ウェルター級/5分3R>
○ミゲール・バエザ(米国)2R0分18秒
KO
×マット・ブラウン(米国)
<ミドル級/5分>
○ケヴィン・ホランド(米国)3R
判定
×アンソニー・ヘルナンデス(米国)
<フェザー級/5分3R>
○ジガ・チカゼ(ジョージア)3R
判定
詳細はコチラ
×アーウィン・リヴェラ(メキシコ)
<フェザー級/5分3R>
○ネイト・ランドヴェール(米国)3R
判定
×ダレン・エルキンス(米国)
<女子フライ級/5分3R>
○コートニー・ケイシー(米国)1R3分36秒
腕十字
×マラ・ロメロ・ボレッラ(イタリア)
<ヘビー級/5分3R>
○ホドリゴ・ナシメント(ブラジル)3R
判定
×ドンテイル・メイス(米国)


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Report UFC UFC ESPN08 エジソン・バルボーサ ダン・イゲ ブログ

【UFC ESPN08】フェザー級転向初戦のバルボーサ、ダウンを奪いながら省エネファイトでイゲに下る

<フェザー級/5分3R>
ダン・イゲ(米国)
Def.2-1:29-28.29-28.28-29
エジソン・バルボーサ(ブラジル)

右を振るって前に出たイゲ。バルボーサはヒザを返して、右を伸ばす。左右のフックで引き続き前進するイゲに対し、バルボーサは右エルボーを打ち込み、続く右フックでダウンを奪う。ガードの中からパンチを落とすバルボーサ、イゲは懸命に手首を掴む。バルボーサが勢いのある鉄槌を連打し、スタンドに戻ると左ボディフックを打ち込む。慎重に戦うバルボーサはボディを被弾し、ジャブを受けそうになると左ミドルを繰り出す。

空振りながら鋭いフックを振るうイゲだが、左を受けてバランスを崩す。この局面に前に出るイゲはケージにバルボーサを押し込む。すぐに離れたバルボーサが初回を取った。

2R、イゲが開始直後にパンチを纏めて前に出る。バルボーサは右ローを蹴るが、ワンツーを受けてケージに押し込まれる。首相撲にイゲを捕らえたバルボーサが、ヒザをボディに突き上げて離れる。鋭いワンツーを入れたイゲが、細かいパンチで前に出る。手数で上回るイゲ、バルボーサの首相撲にも右ボディを打ち込む。離れてからのテイクダウン狙いのイゲ、これを切ったバルボーサがアナコンダ狙いから立ち上がる。

疲れないよう戦っているのが伝わってくるバルボーサ、イゲはもっと動かせたいところだ。と、イゲはテイクダウン狙いが引き込み鉄槌からパンチを受けてしまう。勿体ないイゲの選択だった。

最終回、左の相打ちからバルボーサがローを蹴る。左ミドルを蹴られたイゲは右フックも体が流れている。バルボーサは蹴り中心で、距離をとりカウンター狙いか。と、イゲの左フックを首相撲に捕えたバルボーサがヒザ蹴りから、リリースしてパンチをボディに入れる。効かされたイゲのテイクダウン狙いを切ったバルボーサがロー、左ストレートをローに合わせる。残り1分強で組んでテイクダウンを決めたイゲに対し、バルボーサはバタフライガードで足を越えさせない。2Rを取っているという判断のバルボーサ、最後までガードに徹しタイムアップに。この判断が裏目に出て、バルボーサはスプリット判定を落とした。