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【Road to UFC2024 Ep05】ドンフンがビシュトをスプリット判定で撃破、フライ級決勝でサホタと対戦

<Road to UFCフライ級準決勝/5分3R>
チェ・ドンフン(韓国)
Def.2-1:29-28.29-28.28-29.
アンガド・ビシュト(インド)

ビシュトが右カーフを蹴ると、ドンフンも右カーフを蹴り返す。ドンフンは構えもスイッチしつつ、左のインローを蹴る。ビシュトはそこに右フックを合わせる。ドンフンは距離を取って左のヒザ蹴りを狙う。ドンフンはジャブから右ストレート、左ミドルを蹴る。

ドンフンはダブルレッグに入ってバックへ。ビシュトはスタンドのまま、ドンフンの腕のクラッチをくぐるように逃げて距離を取る。すぐにワンツーで前に出るビシュト。ドンフンが組みつくと、ビシュトがケージに押し込む。ドンフンが足をかけてテイクダウンするが、ビシュトはすぐに立ち上がる。

試合がスタンドに戻るとビシュトが右ストレートで前進。ドンフンはサウスポーに構えて左ミドル、右フック。ビシュトは組みになると足払いも見せる。ドンフンは距離を取って左ミドル。組んだビシュトは両差しでケージに押し込む。ドンフンは首相撲で対応する。ビシュトは体を振ってバックを狙うが、ドンフンはそれを許さない。

2R、ドンフンはここもサウスポーに構える。ビシュトは左フックと右ストレート、ドンフンは左ストレート、左のヒザ蹴りとインローを蹴る。ビシュトは前に出るが、ドンフンが左ミドル、前足に左右のローを集める。ここでドンフンの指がビシュトの目に入り、インターバルが与えられる。

再開後、ドンフンはやはり前足へのロー。ビシュトが右ストレートで飛び込むと、ドンフンは右フックを狙う。さらにドンフンは距離をとって左ストレートを当て、シングルレッグで組みつく。ここはビシュトが両差しでドンフンをケージに押し込む。

ビシュトはドンフンの股下で腕をクラッチしてドンフンを持ち上げるが、ドンフンはテイクダウンを許さない。距離が離れるとドンフンは左ヒザ蹴りから右フック。この一撃でビシュトが腰から崩れ落ちる。

すぐにシングルレッグに入るビシュトだが、ドンフンはビシュトの左腕を両足でフックするような形でバックを狙う。ここはビシュトも正対し、立とうとするドンフンのバックへ。ビシュトは足を四の字クラッチしてパンチを入れながらRNCを狙う。

3R、ドンフンはサウスポーからインローと左ミドル、ここから左ストレートを入れる。ビシュトが右ストレートを打ち返すと、組みついたドンフンがすぐにバックに回る。ビシュトは正対して距離を取る。

ドンフンは右の前蹴りと左インロー、ジャブと左ストレート、ビシュトが右で前に出ると右フックを合わせる。ビシュトはガードを上げて右で前進。ドンフンは距離を取って左ストレートを当てる。

ビシュトも右ストレートを打ち返し、右アッパーから左フック。これで下がるドンフンだったが左ストレートを当て、そこから返しの右フック。追撃の右フックでビシュトからダウンを奪う。ビシュトもすぐに下から足関節を狙い、ドンフンのバックについたところで試合終了。サウスポーからの打撃が冴えたドンフンがスプリット判定でビシュトを下し、 キル・シン・サホタとの決勝に駒を進めた。

試合後、ドンフンは「今、どうなっているのかも分からないよ。パンチを受けた感じでもないのに、鼻血が出てきて、心配だった。フェイントをかけて右フックを当てるのは作戦だった。ただ、初回は体が固まっていて。2Rからは温まって動けた。サホタは180センチもあって、背が高い。でも、背の高さが勝負を決めるわけじゃない。絶対に勝って、UFCとの契約を勝ち取る」とコメントした。


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【Road to UFC2024 Ep05 & Pancrase347】「タイミング」透暉鷹&久米鷹介「その道を進んでいる」対談

【写真】凄く良い関係なのが、伝わる両者のやりとりでした (C)MMAPLANET

23日(金・現地時間)にネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXでRoad to UFC2024 Ep05 & Ep06=Road to UFC Season03 Semi Finalsが開催され、Ep05のメイン=バンタム級準決勝で透暉鷹がシェ・ビンと戦う。
Text by Manabu Takashima

その透暉鷹は週に2度、グラップリングと柔術で肌を合わせているのが、9月29日(日)に立川市の立川ステージガーデンで開催されるPancrase347で雑賀ヤン坊達也の持つ、ライト級KOPのベルトに挑む久米鷹介だ。

出会いから5年、互いを尊敬する11歳違いの練習仲間に次戦ついて尋ねた。


──Road to UFCを控えている透暉鷹選手ですが、渡米はいつ頃になりますか(※取材は14日に行われた)。

透暉鷹 今週の日曜日になります。試合が現地時間で金曜日、計量も木曜日なので。

久米 今度の日曜日に? へぇ、頑張って。

──軽いですね、久米選手(笑)。ところで2人が練習をするようになったのはいつ頃なのでしょうか。

久米 トッキーが(日沖)発さんのパーソナルを受け始めてからですね

透暉鷹 デビュー直後ぐらいからですかね、stArtでパーソナルを受けるようになったのは。4年前ぐらいですかね。

久米 もっと前だよ。北岡(悟)さんとの試合の時に(※2020年9月)、普段はMMAの練習はやっていなかったけど、背格好が似ているから対策練習の相手をしてもらったので。松本(光史)選手、いやトム・サントスとやった時ぐらいからは、もう選手練にいたと思います。

透暉鷹 あぁ、そうですね。発さんのパーソナルを受けるようになったのはコロナ前からだったし。それから金曜日のグラップリングの選手練習に参加するようになって、久米さんと練習をさせてもらうようになりました。

そうですね……。グラップリングと柔術なので週に2度、今も続けさせてもらっています。それまでMMAのことを全然知らなかったので、久米さんのことはメッチャ凄い人っていう風に思っていました。

──知らないのでメッチャ凄い人。良いですねぇ(笑)。

透暉鷹 そういうイメージがあるだけだったのですが、実際に練習をさせてもらうとゴリゴリで、ハルクみたいでした。

──ゴリゴリ(笑)。

久米 人として喋りはまだまだですけど、ゴリラ界で言えば一番喋ることができるので(笑)。でも真面目な話、トッキーは11歳年下で世代が全く違っていたので、それまでは全然知らなかったです。発さんから『一生懸命やる子がいて、選手練に参加していくから』っていう風に聞かされたのが、最初でしたね。

──実際に肌を合わせた時は、いかがでしたか。

透暉鷹 今もそうですけど、全然歯が立たなかったです。

久米 僕は最初の頃のことは余り覚えていないのですが、身体能力が高かったですね。技術的にも甘いところがあって。どんどん上がって来て強くなっています。もう今では、僕のことなんて踏みにじっていきます。

透暉鷹 いやいや……。いつも、やられています。

久米 純粋に強さを求めている。そういう価値観を持っていて、人柄としてもまっすぐで。グラップリングの練習でも、MMAに有効かどうかを考えながらやっていて、その部分でも本当に強くなっています。僕自身、トッキーが頑張っている姿に、本当に良い影響を受けていますね。

──現状として一緒に練習をしているのはグラップリングと柔術でMMAではないということですね。

透暉鷹 1週間のルーティンでMMAのスパーリングは木曜日にISHITSUNAの後輩とやって、土曜日に寒天FIGHT SPRITの合同練習という風になっていて。

──久米選手は寒天プロ練習の参加は?

久米 僕の方もMMAスパーリングは土曜日の夜にALIVEでやっている形なので。やっぱり朝と夜にMMAスパーを連続でやることはできないですね。僕の場合は月、水、金、土と発さんとStartでやっていて、水曜日はALIVEの夜の練習も指導が発さんなので、コマ数でいえば週に5度指導をしてもらっています。

発さんからは学ぶことばかりです。スパーの相手もしてくれますし、以前ほどゴリゴリでなくアドバイスをくれることが増えました。自分が強くなるために、発さんの指導が一番だと思っています。そういう発さんと普段から、これだけ一緒に練習ができている状態なので、またトッキーとは違うよね。

透暉鷹 ハイ。だからこそ、僕は発さんのパーソナルを受け続けているというのはあります。

久米 僕も試合前になるとプライベートの指導もしてもらっています。ゲームプランも発さんに任せているので。

透暉鷹 自分の方はISITSUNAの林代表とメインで考えて、発さんがそれをサポートしてくれる形ですね。

──ではRoad to UFC準決勝に向けて、仕上がり具合の方は?

透暉鷹 バッチリです。

久米 1回戦の時より、メンタルが良くて。動きもどんどん良くなっています。

──メンタル?

久米 公表していなかったですけど、体調面に問題があって。よく、しっかり勝てたなと思います。試合ができるかどうか、それも直前まで続いていたので。精神的にも体重を創るのもしんどかったと思います。

──そういう状況だったのですね。戦っていて、影響を感じることはありましたか。

透暉鷹 それは……ありました。行かないといけないところで、行けないとか。水抜きの幅が大きくて、試合当日も動けていなかったです。

久米 それでも完勝でしたし。底力があると思えました。やっぱり技術的にどんどん修正ができていて……試合だけでなく、普段から修正力が高くて。僕なんかより、全然自在に体を操れるタイプなんです。

──試合後はそれでも納得がいかないという表情でした。

透暉鷹 自分が理想とするフィニッシュする形を創ることができなかったので。あの舞台でそれができなかったのが、悔しかったです。

──Road to UFCは勝てば官軍ですが、そういう部分に拘りがあるのですね。

透暉鷹 UFCの映像を視て、やっぱりフィニッシュは意識しているようになっているのかと思います。沸かせる試合はしたい。視ている人たちにつまらない試合は見せたくない。でも、そこに行くために勝利が絶対で。前回の試合は、行けなかったことが悔しかったです。

久米 ポイントにしても制圧をしているのだから、立派な勝利です。

──沸かせる試合という透暉鷹選手の発言に関しては、どのように考えていますか。

久米 僕はどんな試合でも勝つことが一番大切だと思っています。そういうタイプなので……そんな風に思えなくなったら自分は試合に出るべきでないと考えています。それから一本やKOが究極系としても、相手を制圧することが第一という考えです。

自分の場合は、沸かせようと思って試合をすることがないです。結果的にそうなっているのは、自分がやられてしまっているからで(苦笑)。

──そこなんですよね。久米選手は出ることができる。そして、被弾もする。透暉鷹選手が言われた、行く・行けないの是非ではないですが、良し悪しというのか。

久米 僕は逆に行き過ぎる。それで、やられている。食らうと、コントロールできなくなるんです。結果、皆に心配させてしまうし。トッキーだって、そうでしょ? 俺の試合を見ていると……。

透暉鷹 ……そうですね。ヤバいです。凄く感動しますけど、やっぱり怖いですよね。

久米 心から応援してくれる人は、「もう辞めて」と言ってくれて。そう言ってくれる人の意見は、しっかりと受け止めてやっていこうと思っています。

──日本では勝つと沸かせる試合が、別モノとして捉えられているかと思います。あと勝ち負けよりも、良い試合という意見もあります。半面、もうUFCで戦う選手たちのなかでは、エキサイティングな試合をして勝つことが当然で。エキサイティングな戦いが自然とできるメンタルと、技術が合致しているように感じるようになってきました。だから、成績に安定性は欠ける。それでも中には、それで勝ち続けることができる選手がいる。それがショーン・オマリーかと。

久米 自分が発さんに教えてもらっていることは、実はそこに近いと思います。フィニッシュに向けての制圧ですし、ただ闇雲に攻めないということで。バチバチにいってしまうのですが……。コントロールするのは、フィニッシュするためです。それでも自分のコントロールができなくて、結果的に試合もコントロールできなくなってしまうということなんです。

例えばショーン・オマリーもそうかもしれないですが、綺麗なカウンターで勝つって、何もその場の閃きじゃないと思うんです。しっかりと組み立てていて、そのカウンターが入る展開にしている。そういうことを自分は発さんに、教わってきました。

トッキーもそうです。フィニッシュをする練習をして、それで判定になることもあるということで。こないだの試合はコンディションのこともあって、それができなかった。だから、悔しかったんだと思います。

透暉鷹 そうですね、自分でもフィニッシュにいけるタイミングがあるっていうのは分かります。それは、そこまでコントロールできているわけで。自分のなかでコントロールという部分では、RYO戦の敗北ですね。あの試合で、本当に自分を見つめ直すことができました。あれから自分が変わることができるようになりました。

──相手の技量にもよりますしね。

久米 だからこそ1Rと2Rと取っていても、攻める気持ち、フィニッシュする考えでないと、守りに入って逆に反攻を許すこともあると思うんです。相手がフィニッシュできる場合は、特にそうですよね。だからアタックする姿勢は持ち続けないと。攻撃は最大の防御──というのは、そういうことだと思います。

透暉鷹 1Rと2Rと取ると、相手はもうフィニッシュしかない。そうなるとコントロールしてのフィニッシュではないので。相手の動きも本来の動きではないと思います。

──そういうなかでシェ・ビン戦です。

透暉鷹 やはり削って、フィニッシュを狙いたいです。テイクダウン防御力は、上久保選手との試合を見ても高いと思います。テイクダウンを決める力も強い。そこを切って、向うがやりたいことをさせないことが一番大切だと思います。

テイクダウン後の動きは分からないですが、これまでの相手と違うと思って──しっかりと柔術、グラップリングをやってきたので。そのために久米さんにボコられてきて(笑)。

久米 いや、もうボコるなんて。ボコることはできなくなっています。

透暉鷹 僕のなかでは、まだボコられていると思います。

久米 2階級違うので。

──その久米選手との練習で養えることもあると?

透暉鷹 それは発さんとも同じですが、行くことできる……極めることができるタイミングを養うことができていると思います。そうでなくて、拘っていると「技術的に切り替えた方が良い」というアドバイスを発さんにしてもらえて。

そこが「今後のために必要になって来る」という風に指導してもらっています。

久米 厳しい戦いにはなると思いますが、やってくれるはずです。純粋に強さと向き合ってきているので。何より、僕が辿り着かなったところに……純粋に向き合っているので、何が何でも掴みとって欲しいです。

託すなんて言えないですけど、この道で頑張っている子には自分も自然と感情が入り、良いモチベーションを貰えます。ありがたいですし、より応援したくなる。そういう気持ちはあります。

──引退した選手みたいなコメントですが、9月に大一番=雑賀ヤン坊達也選手に挑むライト級KOPCが控えています。

久米 雑賀選手と同じスポンサーで、向う側だよね(笑)。

透暉鷹 いえ、そこはそこで(苦笑)。久米さんには絶対に勝って欲しいです。

久米 雑賀選手にしても、結果として再戦することになったのですが、5月のRoad to UFCのワンマッチから掴みとって欲しかったです。やっぱり、そっちの道を往く日本人選手のことは心から応援してきたので。

僕自身、前回は勝ってはいますが雑賀選手の怖さは誰よりも知っているつもりです。あの一発を味わっているからこそ、気持ちが引き締まります。

──そんな久米選手のチャレンジ、透暉鷹選手は何を見せて欲しいですか。

透暉鷹 何時も凄く感動をもらっているのですが、もう危ない試合は見たくないです。

久米 僕が半面教師になるので(笑)。トッキーもそうですが、若い子たちが僕の試合から何をかを感じて、学んでくれることは嬉しいです。

──では最後に透暉鷹選手、シェ・ビン戦への意気込みをお願いします。

透暉鷹 本当に1試合、1試合、賭けてやってきたので。1日、1日の積み重ねてきたことを試合で出して絶対に勝ちます。

久米 本当に調子が良いので、自分を信じてぶつけて欲しいです。

■視聴方法(予定)
8月24日(土)
Ep05午前10時~UFC Fight Pass
Ep06午後12時~UFC Fight Pass
Ep05&06午前9時45分~U-NEXT

■ROAD TO UFC 2024 Episode06計量結果

<Road to UFCフェザー級T準決勝/5分3R>
シェ・ビン: 146ポンド(66.22キロ)
河名マスト: 146ポンド(66.22キロ)

<Road to UFC女子ストロー級準決勝/5分3R>
ドン・フアシャン: 115ポンド(52.16キロ)
シー・ミン: 115.5ポンド(52.38キロ)

<Road to UFCフェザー級準決勝/5分3R>
チュウ・カンチエ: 145.5ポンド(66.0キロ)
原口伸: 146ポンド(66.22キロ)

<Road to UFC女子ストロー級準決勝/5分3R>
フン・シャオカン: 116ポンド(52.62キロ)
本野美樹: 116ポンド(52.62キロ)

<ウェルター級/5分3R>
サマンダル・ミュロドフ: 170ポンド(77.11キロ)
ジョナサン・ピアースマ: 174ポンド(78.92キロ)

■ Road to UFC2024 Ep05対戦カード

<Road to UFCバンタム級T準決勝/5分3R>
透暉鷹: 136ポンド(61.69キロ)
チィルイイースー・バールガン: 136ポンド(61.69キロ)

<Road to UFCフライ級準決勝/5分3R>
チェ・ドンフン: 125ポンド(56.7キロ)
アンガド・ビシュト: 125ポンド(56.7キロ)

<Road to UFCバンタム級準決勝/5分3R>
ユ・スヨン: 136ポンド(61.69キロ)
ダールミス・チャウパスゥイ: 135.5ポンド(61.46キロ)

<Road to UFCフライ級準決勝/5分3R>
キル・シン・サホタ: 125.5ポンド(56.92キロ)
ルエル・パニャーレス: 126ポンド(57.15キロ)

<女子フライ級/5分3R>
ダニー・マコーミック: 126ポンド(57.15キロ)
ヤン・チーフイ: 125ポンド(56.7キロ)

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【Road to UFC2024 Ep06 & Road FC69】「さすがに寝る前は見ない」原口兄弟の世界への挑戦─02─

【写真】準決勝に向け、対戦相手は145.5ポンド、原口伸は146ポンドで計量をパスしている (C)Zuffa/UFC

23日(金・現地時間)にネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるRoad to UFC2024 Ep05 & Ep06=Road to UFC Season03 Semi FinalsのEp06第3試合フェザー級準決勝でチュウ・カンチエと戦う原口伸と──31日(土・現地時間)に韓国ウォンジュのウォンジュ総合体育館で開かれるRoad FC69のGlobal Tournamentの63キロトーナメント一回戦でエルデュカルディ・ドゥイシェフと対戦する原口央──原口兄弟対談後編。
Text by Takumi Nakamura

前戦の課題、手応えを元に、2人は次戦でどのように戦おうと思っているのか。それぞれの世界で戦う意気込みを尋ねた。

<原口兄弟対談Part.01はコチラから>


「打撃をやって、その攻防からテイクダウンを狙う」(伸)

――さてここからは次戦についても聞かせてください。伸選手は8月23日(金・現地時間)のRTU準決勝でチュウ・カンチエと対戦します。カンチエは一回戦で安藤達也選手に判定勝ちしていますが、どんな印象を持っていますか。

 バックボーンがキックボクシングで、ストレート含めて打撃が全部伸びるし、殺傷能力が1Rからめっちゃ高いという印象です。ただレスリングのディフェンス面に関しては未知数な部分があるので、こちらの対策としては相手が打撃だからこそ、ちゃんと自分も打撃をやって、その攻防からテイクダウンを狙うことを意識しています。

――僕もカンチエの試合映像を見たのですが、組みだけで攻略しようとすると、カンチエの方が打撃のプレッシャーをかけて戦いやすい展開になると思います。

 僕も絶対に相手はそうだろうなと思っていて、相手の打撃が強いからレスリングに逃げるんじゃなくて、自分も打撃をやるところはやる。それはレスリングを捨てて打撃で打ち合うということではなくて、打撃で対抗もしつつ、テイクダウンにいけるタイミングでテイクダウンにいくというイメージです。

――そういった意味で、一回戦とは違うタイプの相手とやることになって、自分の練習の幅やスキルが上がっていることを感じていますか。

 そうですね。それは今回だけじゃなくて、最近は試合を重ねるごとにその相手に対して色々と対策を練って、その積み重ねでスキルが上がっていることを感じます。

「余計なことを考えずにガンガンいこうと思います」(央)

――央選手は2年連続でROAD FCのGlobal Tournamentへの出場が決まり、8月31日(土・現地時間)のRoad FC69では一回戦=キルギスのエルデュカルディ・ドゥイシェフと対戦します。

 去年のトーナメントでも決勝で負けて、その時にROAD FCの会長から「来年もオファーするから」と言われていたんですね。それで正式にオファーが来たので「やります」という感じですね。

(C)ROAD FC

――対戦相手はドゥイシェフ。

MMA戦績が10戦10勝(3KO・7S)という、いわゆる未知の強豪です。

 内々に出場選手のリストが送られてきた時『絶対この選手とはやりたくない』と思ったのがドゥイシェフだったんですよ(苦笑)。でもどうせやるなら一回戦の方がいいかなと思って。同じレスラーでタイプも似ているんですけど、お互い勝ち上がっていけば、いずれ当たることになるし、だったら早めにやっておいた方がいいなと思いました。でもROAD FCはどこからああいう選手を連れてくるんですかね?」

――昨年もラジャブアリ・シェイドゥラエフがトーナメントに出場していましたが、ROAD FCは未知の強豪を発掘するのが上手いプロモーションだと思います。

 ライト級のトーナメントを見ても、みんなすごかったですし、キルギスとかあの地域には未知の強豪がたくさん眠っているんだと思います

――ドゥイシェフ戦に向けて、どんな練習を続けていますか。

 本当になんでもできるオールランダーで、フィニッシュ率も100パーセントなので間違いなく強いと思います。ただ寝技やスクランブルの展開では負けることはないのかなと思うので、逆にそういう強い相手だからこそ、スーチョル戦みたいな余計なことを考えずにガンガンいこうと思います。

――お2人はRTUとROAD FCと戦う舞台は違えど、✖世界をテーマに戦っています。海外にチャレンジした時期もほぼ同じですが、戦う舞台が変わったことで何か変化はありましたか。

 兄貴は良くも悪くもあんまり変わらないんですよ。

 試合前に相手の映像は見ますけど、構えがどっちでバックボーンが何で、くらいしか気にしないんですよ。結局、過去の試合映像と当日に戦う相手は違うわけじゃないですか。それに僕の場合は相手の映像を見すぎるとビビっちゃうんですよ。相手の強いところばっかり目について。だからスーチョル戦の時もほとんどスーチョルの試合を見てないんですよね。

――そうなのですね。

 何となくこれが上手いとかボディー打ちが上手いとか、大体のイメージを作って試合していますね。余計な先入観は入れないようにしています。

――伸選手はいかがでしょうか。

 自分ももともとは兄貴みたいなタイプだったんですけど、ロン・チュウ戦で負けて、今までやってきたことを全て見つめ直して。 僕も兄貴の気持ちは分るんですよ、相手の動画を見たらちょっとヒヨっちゃうというのが。でも自分はそこを我慢して絶対見るようにしています。しかもあえて寝る前に見るようにして。

――練習前ではなく、寝る前に見るのですか。

 はい。昔は“相手の試合は見たくない”が勝っていたんですけど、そこをあえて見る作業をしています。

 さすがに寝る前は見ないな(笑)。

 でもそうやってひたすら見ることを繰り返していたら、たまに思う時があるんですよ。「もしかしたらこの相手は俺が思っているほど強くないな」って。あとは何回も繰り返して見てると「こいつには絶対に負けたくない」って気持ちが芽生え始めるんですよね。だから自分は相手の試合を見る作業をたくさんします。

「どういう道を進むにせよ、強い相手に勝って自分が強い選手でいることは必要」(伸)

(C)ETERNAL MMA

――お2人以外にもBraveからは色んな選手が海外のイベントで戦っています。

 僕は海外でやるようになって、ほんとに強い相手としかやっていないし、そういう相手に勝てるようにならないといけないんで。Braveでも(伊藤)空也が豪州のEternal MMAでベルトを獲ってきて、海外で試合をして結果を残している選手が周りにいると、やっぱり刺激になるし、アイツには負けられないなと思いますね。

――しかも選手それぞれが国内外、色々な団体で試合をしていることも刺激になっていますか。

 それがいいのかもしれないですね。同じ団体でやっていないからこそ、変にライバル視することがなくて、お互い高め合うことができていると思います。

 それぞれの目標に向かって切磋琢磨できています。

――それではお2人は次戦で、どんな試合を見せたいと思っていますか。

 前回のようなお互いの光を消すような試合をせずに、強い相手だからこそガンガン行く僕の試合を見てほしいなとは思います。前回は疲れてもいないし、お互いダメージもないような試合だったんで。次は結果がどうなるにせよ、自分の力を出し切るような試合をしたいし、逆にそうやらないと勝てない相手だと思っています。

――央選手は今年こそROAD FCのトーナメントで優勝したいという想いは強いですか。

 そうですね。こうやって昨年に続いて呼んでもらっている以上、その団体で勝ちたいという気持ちはありますね。しかもキルギス、ロシア、ブラジル…色んな国から選手たちが集まるトーナメントなので、そういう試合を隣の韓国でできるというのはうれしいですし、そこで自分の強さを証明したいです。

――そして伸選手もUFC本契約まで残り2試合、絶対に負けられない戦いが続きます。

 今回は過去一準備が出来ていて、これで負けたらしょうがないぐらいのレベルで仕上がっています。なので試合当日にさっき話した殻をしっかり破って、勝つのは大前提で試合内容でも魅せて、決勝に弾みをつけたいです。

――朝倉海選手の参戦表明など、UFCそのものの注目度が上がっていると思いますが、それについてはどう捉えていますか。

 朝倉選手のようにRIZINで結果を出してUFCに出る選手もいて、自分に保険をかける意味ではないんですけど、色んな道があるということが分かったかなと思います。ただどういう道を進むにせよ、強い相手に勝って自分が強い選手でいることは必要だし、意識を高く持って格闘技に取り組んで結果を出していけば、自ずと道は拓けると思っています。

――なるほど。まさに強さが道を切り拓く、ですね。お2人の✖世界での戦いに注目しております!

■視聴方法(予定)
8月24日(土)
Ep05午前10時~UFC Fight Pass
Ep06午後12時~UFC Fight Pass
Ep05&06午前9時45分~U-NEXT

■ROAD TO UFC 2024 Episode06計量結果

<Road to UFCフェザー級T準決勝/5分3R>
シェ・ビン: 146ポンド(66.22キロ)
河名マスト: 146ポンド(66.22キロ)

<Road to UFC女子ストロー級準決勝/5分3R>
ドン・フアシャン: 115ポンド(52.16キロ)
シー・ミン: 115.5ポンド(52.38キロ)

<Road to UFCフェザー級準決勝/5分3R>
チュウ・カンチエ: 145.5ポンド(66.0キロ)
原口伸: 146ポンド(66.22キロ)

<Road to UFC女子ストロー級準決勝/5分3R>
フン・シャオカン: 116ポンド(52.62キロ)
本野美樹: 116ポンド(52.62キロ)

<ウェルター級/5分3R>
サマンダル・ミュロドフ: 170ポンド(77.11キロ)
ジョナサン・ピアースマ: 174ポンド(78.92キロ)

■ Road to UFC2024 Ep05対戦カード

<Road to UFCバンタム級T準決勝/5分3R>
透暉鷹: 136ポンド(61.69キロ)
チィルイイースー・バールガン: 136ポンド(61.69キロ)

<Road to UFCフライ級準決勝/5分3R>
チェ・ドンフン: 125ポンド(56.7キロ)
アンガド・ビシュト: 125ポンド(56.7キロ)

<Road to UFCバンタム級準決勝/5分3R>
ユ・スヨン: 136ポンド(61.69キロ)
ダールミス・チャウパスゥイ: 135.5ポンド(61.46キロ)

<Road to UFCフライ級準決勝/5分3R>
キル・シン・サホタ: 125.5ポンド(56.92キロ)
ルエル・パニャーレス: 126ポンド(57.15キロ)

<女子フライ級/5分3R>
ダニー・マコーミック: 126ポンド(57.15キロ)
ヤン・チーフイ: 125ポンド(56.7キロ)

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Road To UFCシーズン3準決勝:オッズ

フライ級

②キルー・シング・サホタ 1.22
 ルエル・パニャレス 4.50
④チェ・ドンフン 1.29
 アンガド・ビシュト 3.75

バンタム級

⑤中西透暉鷹 1.80
 バーエゴン・ジェライスー 1.95
③ダーエミィスウ・ザウパースー 1.69
 ユ・スヨン 2.15

フェザー級

⑩シエ・ビン 1.54
 河名真寿斗 2.55
⑧ズー・カンジエ 2.65
 原口伸 1.49

女子ストロー級

⑨ドン・フアシャン 1.22
 シー・ミン 2.60
⑦フォン・シャオツァン 1.45
 本野美樹 2.80

ワンマッチ・女子フライ級

①ヤン・チーフイ 1.59
 ダニー・マコーマック 2.40

ワンマッチ・ウェルター

⑥ジョナサン・ピエルスマ 6.50
 サマンダー・ムラドフ 1.13

丸数字は試合順。

日本勢は全試合中国人ファイターとの対戦。透暉鷹・原口がフェイバリット、河名・本野はアンダードッグ。

第1試合開始は24日10時から。第6試合は12時開始。

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【UFC】ROAD TO UFCシーズン3準決勝対戦カード決定!

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日本時間の8月24日にアメリカネバダ州ラスベガスのUFC APEXでROAD TO UFCシーズン3の準決勝が開催されることが発表されました。リリースされた対戦カードは次の通り。

【フライ級(56.7kg以下)】
チェ・ドンフン(韓国)
アンガド・ビシュト(インド)

【フライ級(56.7kg以下)】
キルー・シング・サホタ(インド)
ルエル・パニャレス(フィリピン)

【バンタム級(61.2kg以下)】
ユ・スヨン(韓国)
ダーエミィスウ・ザウパースー(中国)

【バンタム級(61.2kg以下)】
中西透暉鷹(日本)
バーエゴン・ジェライスー(中国)

【フェザー級(65.8kg以下)】
原口伸(日本)
ズー・カンジエ(中国)

【フェザー級(65.8kg以下)】
河名マスト(日本)
シエ・ビン(中国)

【女子ストロー級(52.2kg以下)】
フォン・シャオツァン(中国)
本野美樹(日本)

【女子ストロー級(52.2kg以下)】
ドン・フアシャン(中国)
シー・ミン(中国)

日本から参戦した中で1回戦を勝ち上がったのは、透暉鷹(バンタム級)、原口伸(フェザー級)、河名マスト(フェザー級)、本野美樹(女子ストロー級)の4選手。奇しくも全員が台頭著しい中国勢との対戦となりました。

そして、BLACK COMBATを主戦場としてDEEPのベルトも戴冠したユ・スヨンにも大注目。1回戦では野瀬翔平との激しいグラップリング対決を制した実力は紛れもなくホンモノでしょう。トーナメントを制してUFC上陸なるか。準決勝も目が離せません。
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【Road to UFC2024Ep05&Ep06】20日/DWCS、23日/Road to UFC準決勝、24日/UFN(日付は現地時間)

【写真】準々決勝は不戦勝だった本野は、昨年10月のリベンジ戦となるフン戦を準決勝で戦う (C) Zuffa/UFC

16日(火)、UFCよりRoad to UFC2024 Ep05 & Ep06=Road to UFC Season03 Semi Finalsが8月23日(金・現地時間)にネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで行われることが発表された。
Text by Manabu Takashima

フライ級、バンタム級、フェザー級と女子ストロー級で争われている今年のRoad to UFCだが、階級ごとでいえば以下の準々決勝が2つのエピソードで実施され、日本国内での中継は24日(土)の午前10と正午スタートと模様だ。

【フライ級】
<Road to UFCフライ級準決勝/5分3R>
チェ・ドンフン(韓国)
キル・シン・サホタ(英国)

<Road to UFCフライ級準決勝/5分3R>
アンガド・ビシュト(インド)
ルエル・パニャーレス(フィリピン)

【バンタム級】
<Road to UFCバンタム級準決勝/5分3R>
ユ・スヨン(韓国)
ダールミス・チャウパスゥイ(中国)

<Road to UFCバンタム級準決勝/5分3R>
透暉鷹(日本)
チィルイイースー・バールガン(中国)

【フェザー級】
<Road to UFCフェザー級準決勝/5分3R>
原口伸(日本)
チュウ・カンチエ(中国)

<Road to UFCフェザー級準決勝/5分3R>
河名マスト(日本)
シェ・ビン(中国)

【女子ストロー級】
<Road to UFC女子ストロー級準決勝/5分3R>
フン・シャオカン(中国)
本野美樹(日本)

<Road to UFC女子ストロー級準決勝/5分3R>
ドン・フアシャン(中国)
シー・ミン(中国)

【ワンマッチ】
<女子フライ級/5分3R>
ヤン・チーフイ(中国)
ダニー・マコーマック(アイルランド)

など5月のEp02のワンマッチでパウラ・ルナを破った中国のワン・ソンはトーナメント参加者より一足早く契約を果たし、同大会の翌日=24日(土・同)に同所で開催されるUFN243でヴィクトリア・レオナルドと対戦することが決まっている。UFC APEXではUFN243、Road to UFCの2つエピソードに加え20日(火・同)にDana White’s Contender Seriesの第2週、27日(火・同)には第3週が実施される。


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Road to UFCシーズン3:準決勝組み合わせ(仮)/総評

Road to UFC・一回戦の国別勝敗数。ワンマッチ・同国人対決・不戦勝は除外。

  2024 2023 2022
中国 5-2 5-2 3-4
日本 3-3 4-3 4-3
インド 2-2 0-2 0-1
韓国 2-4 4-3 5-1
フィリピン 0-1 1-0 0-1

中国勢の強さは変わらず。もうすでに当たり前のものとして受け止められている。

日本勢は苦しみながらも、今年も一定の戦績を残している。階級違いの安藤を除けば、負けた選手も十分健闘していた。全員がテイクダウンを武器にしての勝利だったが、テイクダウンを奪えないレベルの相手との対戦になった場合の不安が残る。

韓国勢がやや戦績を落としているが、ユ・スヨンを見ても、未だにレベルが高い選手が排出されているのは間違いない。完全な白星配給枠だったインドネシア勢がいなくなったことで全体的なレベルが上がった。

放送ではトーナメントの山組みも表示されていて、それによれば、準決勝の組み合わせは以下となる(ただし、シャッフルされる可能性もあるとのこと)。

フライ級
キルー・シング・サホタ vs. ルエル・パニャレス
チェ・ドンフン vs. アンガド・ビシュト

バンタム級
中西透暉鷹 vs. バーエゴン・ジェライスー
ダーエミィスウ・ザウパースー vs. ユ・スヨン

フェザー級
シエ・ビン vs. 河名真寿斗
ズー・カンジエ vs. 原口伸

女子ストロー級
ドン・フアシャン vs. シー・ミン
フォン・シャオツァン vs. 本野美樹

フライはドンフン、バンタムはスヨン、フェザーはカンジエ、女子ストローはシャオツァンが本命か。

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【Road to UFC2024Ep04】透暉鷹の相手はバールガンに。日=4、韓=2、印=2、比=1、中国は7人が準決へ

<Road to UFCバンタム級T準々決勝/5分3R>
チィルイイースー・バールガン(中国)
Def.2R4分28秒by RNC
リー・ユンフン(中国)

昨年の初戦で上久保周也に敗れたバールガンは、UAEWとAlash PRIDEという厳しい戦場で勝利しRoad to UFCに戻ってきた。サウスポーのリーに対し、バールガンが左ロー。ダブルレッグで飛び込むが、リーが切る。そのリーは左インローを蹴る。慎重な立ち上がりとなり、両者揃って手数が少ない。半分を過ぎ、バールガンが2度目のダブルレッグも、イーがここも切って離れる。3度目のアテンプトでテイクダウンを決めたバールガンは、三角狙いを防いで左足を抜いてハーフへ。バールガンは枕で圧を掛け、エルボーを落とす。クルスフィックスから肩固めを狙ったバールガンだが、リーが察知する。それでも枕で抑え、パスの圧からエルボーを落としたバールガンが初回を取った。

2R、右フックを当てたバールガンがテイクダウンのフェイクを見せる。リーは後ろ回し蹴りの直後にシングルレッグでテイクダウンを許し、ギロチンも封じられる。パス狙いのバールガンは、リーのオクトパスガードを潰して左のパンチを落とす。さらに足を畳んでパスを決めると、そのままバックへ。両足をフックしたバールガンがパンチを入れて背中を伸ばしに掛かる。立ち上がろうとして潰されたリーは、ついに背中が伸びパンチを落とされる。一旦上を向き、殴られて背中を見せたリーだがRNCのセットアップは許さない。

残り90秒、襷から絞めを狙うバールガンがRNCを組み、背中を反らせるとリーを落として準決勝進出=透暉鷹と戦うことになった。

Road to UFC2024年開幕戦を終え、日本勢はバンタム級の透暉鷹、フェザー級の原口伸&河名マスト、女子ストロー級の本野美樹がセミファイナルに歩を進めることになった。韓国勢はフライ級のチェ・ドンフンとバンタム級のユ・スヨン、インドからはアンガド・ビシュトと英国籍のキル・シン・サホタの2選手、フィリピンはルエル・パニャーレス、そして中国勢はバンタム級でバールガンとダールミス・チャウパスウィ、フェザー級はシェ・ビン&チュウ・カンチエ、 女子ストロー級はシー・ミン、ドン・フアシャン、フン・シャオカンと7名が残っている。


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45 MMA MMAPLANET o Road to UFC Road to UFC2024 Road to UFC2024Ep03 UFC アンガド・ビシュト ジョン・アルマンザ

【Road to UFC2024Ep03】このインド人は強い!! アンガド・ビシュト、アルマンザをパウンドアウト

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
アンガド・ビシュト(インド)
Def.1R3分39秒by TKO
ジョン・アルマンザ(フィリピン)

左ローから右ローを蹴るアルマンザ。さらに前蹴りから、右を伸ばす。左ハイのアルマンザに対し、・ビシュトが右をヒットさせる。前に出たビシュトが右ショートを当て、右を振ってダブルレッグでテイクダウンを奪う。ビシュトがハーフで左のパンチを落とし、パスの圧力を高める。アルマンザはオモプラッタも、腕を抜かれ左足をヒザで殺される。結果、ビシュトが再びハーフで抑え、パスを決める。来るフィックスで連打のビシュトは、柔軟な体を生かしてガードに戻そうとしたアルマンザに、左右のパウンドを集中させTKO勝ちを決めた。

「凄く落ち着ているよ。以前はフェザー級で大きな相手をテイクダウンして、パウンドで勝っていた。フライ級では打撃も組みと同様に使える」と静かに話した。


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