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【UFC268】計量終了 2つの世界戦にゲイジー✖チャンドラーのメガショー。敢えて注目はペレイラ&ギャリー

【写真】公開計量でも色々と口やかましかったコビントンと王者ウスマン(C)Zuffa/UFC

6日(土・現地時間)、ニューヨーク州ニューヨークのマジソン・クスエア・ガーデンで開催されるUFC268「Usman vs Covington2」の計量が5日(金・同)に行われた。

最高のカードが並んだMSG大会のメインはUFC世界ウェルター級選手権試合。カマル・ウスマンにコルビー・コビントンが挑む一戦だ。両者は1年11カ月前に戦っており、その時は最終回にウスマンがコビントンをKOしている。


コメインはUFC世界女子ストロー級選手権試合=王者ローズ・ナマジュナス✖ 挑戦者ジャン・ウェイリ戦。ウェイリが笑顔で右手を差し出すと、王者はその手を握り返したものの表情に感情は見られなかった。

「MSGが私の力を見せる機会を与えられて、とても嬉しい」と元王者は話し、ナマジュナスは「天の父にただ感謝している。父無くして、何もできていなかった。ウェイリ、UFC、NYCの人々に感謝している。皆はもっともタフで私をインうパイアしてくれた。私がベストと尽くした時、神は私がベストなのは神の意志だから」と話した。

フランキー・エドガーと対戦するマルロン・ヴェラにNYのファンはブーイングを送り、エドガーにはこの日一番といっても過言でない大きな声援が送られた。

激闘必至のライト級マッチ=ジャスティン・ゲイジー✖マイケル・チャンドラー、WSOFとBellatorの世界ライト級王者対決は、両者揃ってタイトル戦で敗れてからの再起戦となる。大一番を前にして、フェイスオフでは両者揃って余裕の笑みを浮かべ大物ぶりを見せつけていた。

Fight Night大会なら全てがメインといえるタイトルマッチ以外のワンマッチが並んだメインカード。対してプレリミにも注目のニューカマーが出場する。

プレリミメインでアンドレアス・メケイリディスと対戦するのはアレックス・ポアタン・ペレイラは、元GLORY世界二冠王で、キック時代にイスラエル・アデサニャから2勝を挙げている。Gloryと契約中にLFAでも戦っていたペレイラは、9月に世界ライトヘビー級王座を失ったことで、UFCとサインし今大会でのデビューが決まった。

MMAでは3勝1敗だが、MSGという大舞台が似合った大物ルーキーは非常に落ち着いた表情で、メケイリディスの目から視線を外すことはなかった。

もう1人の注目選手はジョーダン・ウィリアムスと戦うイアン・ギャリーだ。ギャリーはCage Warriorsウェルター級王者からUFCにステップアップを果たした。

ボクシング歴10年のギャリーはワンツーの右、左リードフックに絶対的な破壊力を持ち、左ハイキックでKOもできる。組みでもスクランブルでフロント系チョークを得意としており、柔道流の投げや抑えも強い。その一方で、技を散らしすぎて器用貧乏的な状態に陥ることもあるが、それも有り余る才能を持っている証といえる。

そのギャリー、フェイスオフではしっかりとウィリアムスと握手を交わし、何か目立ったアクション=スタンドプレーに走ることなくステージを下りた。

またマルシック・バクダサリアンと戦う、LFAフェザー級王者でシンゾー・マチダの愛弟子ブルーノ・ソウザも今回がオクタゴン初陣となる。そのソウザ、計量では148.4ポンドと1ポンド・オーバー規定よりもさらに2.4ポンド重く、キャッチウェイト戦を戦うことになっている。

■視聴方法(予定)
11月7日(日・日本時間)
午前8時00分~UFC FIGHT PASS
午前11時~PPV
午前11時~WOWOWライブ

■UFC268計量結果

<UFC世界ウェルター級選手権試合/5分5R>
[王者] カマル・ウスマン: 169ポンド(76.66キロ)
[挑戦者]コルビー・コビントン: 169.4ポンド(76.83キロ)

<UFC世界女子ストロー級選手権試合/5分5R>
[王者] ローズ・ナマジュナス: 115ポンド(52.16キロ)
[挑戦者]ジャン・ウェイリ: 115ポンド(52.16キロ)

<バンタム級/5分3R>
フランキー・エドガー: 135.6ポンド(61.5キロ)
マルロン・ヴェラ: 135ポンド(61.24キロ)

<フェザー級/5分3R>
シェーン・バーゴス: 145.6ポンド(66.04キロ)
ビリー・クゥアンティロ: 145.4ポンド(65.95キロ)

<ライト級/5分3R>
ジャスティン・ゲイジー: 155.6ポンド(70.57キロ)
マイケル・チャンドラー: 155.2ポンド(70.39キロ)

<ミドル級/5分3R>
アンドレアス・メケイリディス: 185ポンド(83.91キロ)
アレックス・ペレイラ: 185.8ポンド(84.27キロ)

<ライト級/5分3R>
アル・イアキンタ: 155.8ポンド(70.66キロ)
ボビー・グリーン: 155.2ポンド(70.39キロ)

<ミドル級/5分3R>
フィル・ホーズ: 185.4ポンド(84.09キロ)
クリス・カーティス: 186ポンド(84.37キロ)

<ミドル級/5分3R>
エドマン・シャバジアン: 185.5ポンド(84.14キロ)
ナソーディン・イマボフ: 184.6ポンド(83.73キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ジョーダン・ウィリアムス: 170.6ポンド(77.38キロ)
イアン・ギャリー: 169.6ポンド(76.92キロ)

<ヘビー級/5分3R>
ジャン・ヴィランテ: 260.6ポンド(118.2キロ)
クリス・バーネット: 263.8ポンド(119.65キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
ダスティン・ジャコビー: 203.6ポンド(92.35キロ)
ジョン・アラン: 205ポンド(92.99キロ)

<フェザー級/5分3R>
マルシック・バクダサリアン: 145.4ポンド(65.95キロ)
ブルーノ・ソウザ: 148.4ポンド(67.31キロ)

<ヘビー級/5分3R>
CJ・ヴェルガラ: 127.4ポンド(57.78キロ)
オード・オズボーン: 125.2 ポンド(56.78キロ)

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LFA95 other MMA Report アレックス・ポアタン・ペレイラ ブログ

【LFA95】GLORY2冠、アデサニャに勝ったキックボクサー、ペレイラが完全無欠の左フックで満点KO勝ち

<ミドル級/5分3R>
アレックス・ペレイラ(ブラジル)
Def.1R4分04秒by KO
トーマス・パウエル(米国)

まず右ハイを蹴ったポアタン・ペレイラ、サウスポーのパウエルが右ローを返す。パウエルはケージの前を移動し、ペレイラが再び右ハイ、続いて右ミドルを効かせるとクリンチからヒザ蹴りを2発決めてダウンを奪う。立ちあがったパウウェルは踏み込むことができないが、後ろ回し蹴りをキャッチしてケージにペレイラを押し込んでいく。

ウィザーでテイクダウンを許さないペレイラは、ダブルにはエルボーを頭部に落としていく。離れたパウウェルの続く組みにヒザを入れたペレイラは、左ミドルを受け流して右ハイ。ガードの上から効かされたパウウェルが引き込む。スタンドで待ったペレイラが右ハイ、これはあたりが浅くパウウェルが左ストレートをヒットさせる。

顔色の変わったペレイラは、右ハイを見せた直後に左フックを完璧に打ち抜く。真っすぐ、顔からキャンバスにパウウェルが崩れ落ち──衝撃的なKOフィニッシュとなった。

「グローバー・テイシェイラのジムで3、4カ月練習してきて、結果を残せて良かった。マネージャーのジョインア(ジョルジ・ギマリャエス)が、Gloryに話を通してくれてMMAを戦えることができて嬉しい」とクールに話した。


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LFA95 News other MMA アレックス・ポアタン・ペレイラ ブルーノ・ソウザ ブログ

【LFA95】計量終了 陽性&体重オーバーで▽4試合。GLORY2冠王ペレイラ、マチダ空手のソウザに注目

【写真】どのようなMMAを見せることができるか、ポアタン・ペレイラ (C)LFA

20日(金・現地時間)にカンザス州パークシティのハートマン・アリーナで開催されるLFA95「Pereira vs Powell」の計量が同州ウィチタのホリデーイン・ウィチタ・イーストで行われた。

LFAライト級王座決定戦=ニック・ブラウン✖アルトゥル・エストラスラスがメインに組まれていた今大会は、ケージイン前から大荒れとなっている。まず、メインの王座決定戦、トレバー・ウェルズ✖カーロス・ヘルナンデス、マイケル・スタック✖ジョーダン・マパが新型コロナウィルス検査の結果、中止となった。

どちらの選手、あるいはセコンドに陽性者が出たのか詳細は発表されていないが、試合数の1/3がなくなった。

さらに女子ストロー級でタバタ・ヒッシと対戦予定だったInvicta FCベテランでLFA初陣となるフランス領ポリネシア人ファイターのフオーレ・アニが5ポンドオーバーでヒッシ陣営が対戦を拒否し、5試合というコンパクトなイベントとなる。


残り5試合もライトヘビー級でマイロン・デニスと戦うディラン・ポッターは7.2 ポンド、フェザー級でブルーノ・ソウザと対するギルヘルミ・コスタが3.4ポンドのーバーでキャッチウェイト戦となる。

代替メインとなったのはアレックス・ポアタン・ペレイラ✖トーマス・パウエルのミドル級戦だ。Glory世界ミドル級&暫定世界ライトヘビー級と現役の2階級王者で、キックでイスラエル・アデサニャに2度土をつけているポアタン・ペレイラのプロモーションデビューとなる。

同じブラジルからは、体重オーバーのコスタと戦うソウザの試合も注目したい。カラテという直球のニックネームを持つソウザは、その名が示すようにマチダ空手所属の空手家だ。

今大会はナタン・レヴィと極真✖マチダ空手の空手家対決が決まっていたが、知っての通りレヴィはコンテンダーシリーズの階級を越えたオファーを受け、UFCと契約を決めている。

ブルーノ・カラテはMMA7勝1敗でLFAでは2連勝中、10月にはカラテ・コンバットに参戦しハンガリー人空手家ゲルグ・ホルバースをパウンドアウトしている。カラテ・コンバットとは6.5メートル✖6.5メートル四方、周囲は45度の壁に囲まれた試合場で、グローブ着用&ヒジとヒザは禁止、顔面直接殴打が認められたルールで競われている大会だ。特筆すべきはグラウンドでの打撃が5秒認められており、ブルーノ・カラテもフックでダウンを奪い追撃のパウンドでKO勝ちしている。

組んで倒すことも許されたカラテ・コンバットはモディファイドMMAとして、ブルーノ・カラテの打撃の感覚を養うのにもってこいのルールだったか──ギルヘルミ戦で明らかとなる。

■視聴方法(予定)
11月21 日(土・日本時間)、
午前11時~UFC Fight Pass

■ LFA95計量結果

<ミドル級/5分3R>
アレックス・ペレイラ: 185.8ポンド(84.27キロ)
トーマス・パウエル: 182ポンド(82.55キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
マイロン・デニス: 205.2ポンド(93.07キロ)
ディラン・ポッター: 212.2ポンド(96.25キロ)

<フライ級/5分3R>
ヴィクター・アルタミラノ: 124.8ポンド(56.6キロ)
ロイド・マッキニー: 125.4ポンド(56.88キロ)

<フェザー級/5分3R>
ブルーノ・ソウザ: 146ポンド(66.22キロ)
ギルヘルミ・コスタ: 148.4ポンド(67.31キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
タバタ・ヒッシ: 115.4ポンド(52.34キロ)
フオーレ・アニ: 120ポンド(54.43キロ)

<ヘビー級/5分3R>
ジョーダン・ヘイダーマン: 239.8ポンド(108.77キロ)
マウリシオ・ブランコ: 263.6ポンド(119.56キロ)

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LFA News other MMA アレックス・ポアタン・ペレイラ ブログ

【LFA】アデサーニャに土をつけた最後の男=ミドル級キック最強アレックス・ポアタン・ペレイラと契約

【写真】キックとMMAは別モノ──だからこそ、楽しみ (C) LFA

22日(木・現地時間)、LFAがアレックス・ポアタン・ペレイラと契約したことを発表した。ポアタンは現Glory世界ミドル級、そして暫定世界ライトヘビー級王者で、現UFC世界ミドル級王者イスラエル・アデサニャとキックボクシングで2度対戦し、2勝0敗──アデサニャが最後に黒星を喫した相手だ。

2015年から16年にかけてジャングルファイトでMMAを戦っていたポアタンは、キックでは46戦40勝6敗、ケージでは2勝1敗というレコードを持つ。


キック最大手といえるGloryの現役世界王者、昨年12月にはミドル級王座5度目の防衛に成功しているポアタンが本格的にMMAに転向か。UFCを目指しナンバーワン・フィーダーショーとサインした。

上に書いたようにGloryの2冠王はKunlun Fight、Super Kombat、It’s Showtimeとうメジャープロモーションで活躍してきたが、何よりも彼のキック人生で勲章となっているのはアデサニャに2連勝している点であろう。

2016年4月に中国のGlory of Heroesでアデサニャと対戦したポアタン。スイッチを駆使してジャブ、ボディ、顔面とパンチを打ち分け、蹴りを駆使するアデサニャに劣性であったが判定勝ちを収めるも、納得がいかない後のUFC世界王者との再戦を11月後の2017年3月にGlory of Heroesサンパウロ大会で戦っている。

前回の判定負けもあり、かなり粗いファイトを展開したアデサニャの前にダウンを喫したポアタンは、その後も劣性のなか左フックに左フックを合わせたKO勝ちを手にしている。

当時はほとんど知られていないKO劇だったが、アデサニャがMMAの頂点に上り詰めたことで、ポアタンのバリューが上がった。そのポアタン、実はアデサニャとの最初の試合の1カ月後に現時点で最後のMMAを戦いTKO勝ちを収めている。その後は、Gloryと契約し世界各地で試合を重ね9勝1敗、8連勝中でLFAで戦うこととなる。

実はこの間の2018年にGloryとの契約期間が満了となった際にMMA転向も噂されたポアタンだったが、Gloryとのコントクラストを更新。その際にMMAで戦う事項が契約書に盛り込まれていた。

とはいえ打撃は完全にキックの間合いのポアタンは、MMAで戦うには相当なアジャストが必要になることが予想される。それでもポアタン(=石の拳)がどれほど威力があるのか。初代エリク・アンダースからマルクス・ペレス、アンソニー・ヘルナンデス、イアン・ハイニッシュ、ブレンダン・アレンと歴代チャンピオンの全員がUFCにステップアップしているLFAミドル級戦線で、ポアタンがまずどのようなMMAを魅せることができるのか──デビュー戦のアナウンスを待ちたい。

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