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【Gladiator019】非タイトル有川直毅戦へ、フライ級王者NavE─01─「苦労してベルトを手に入れたんや」

【写真】三重県名張市にしっかりと拠点を築いたNavE (C)SHOJIRO KAMEIKE

25日(日)、大阪府豊中市の176BOXで開催されるGladiator019で、現フライ級王者のNaveが、ノンタイトルマッチで有川直毅を迎え撃つ。
Text by Shojiro Kameike

2018年9月にフライ級王座を獲得したNavEは2020年11月、地元である三重県名張市では初となるMMAジム『N★TRUST』をオープンした。前戦はRIZINで福田龍彌にKO負けを喫したものの、そのなかで整ってきた練習環境と現在の三重県格闘技事情について語ってくれた。


――試合まで1週間を切りましたが、現在の仕上がりはいかがでしょうか。

「過去の最高の練習量ですね。ウチのジム(N★TRUST)を出して1年経って、経営も慣れてきたので自分の練習時間もかなり確保できるようになりました。このインタビュー前にも練習していたんですけど、1日2部練とか練習時間も取れていて。以前はジムすらないような状態でやっていたので(笑)」

――ジムをオープンした直後は、どのような状態だったのですか。

「オープンした翌月にあった藤田健吾戦(2021年2月、判定勝ち)は、全く練習していなかったです(苦笑)。体重だけ落として出た、みたいな試合でした。次の宮城戦(2021年9月、宮城友一に判定勝ち)と、今年のRIZINの試合(2022年3月、福田龍彌にKO負け)は、そこそこ練習できていたという感じですね。

今はウチのアマチュア選手も育ってきて、強い子も出てきています。その子らと練習できているんですよ。自分よりも大きな選手が多いし、パワーを使った練習もできるようになってきました」

――今回はZoomを使ったインタビューですが、NavE選手の向こうにある風景を見ても、かなり広いジムであることが分かります。

「そうですね、田舎の特権というか。都会にあるジムよりは広いですよ。2階もありますし」

――練習時間を確保できるようになったということは、それだけの規模のジムを維持できる会員さんも集まったということですか。

「はい。もちろん都会ほどの会員数ではないですが、田舎なぶんコストも少ないので、ある程度は形になってきたかなと思います。妻(ジムでフィットネスコーチを務める)も手伝ってくれて、おかげさまでオープンから毎月黒字にはなっていますね」

――会員の方々は、何をキッカケに入会されるのでしょうか。

「もともと格闘技が好きな人は多くて、そこにこのジムがドーンと出来たからじゃないですか。PPVを買って見てくれるような人がいるのに、この名張市だけでなく、三重県自体に格闘技のジムが全くなかったんですよ。フィットネスのジムも数店舗ぐらいで。それもマシンを使うジムで、エクササイズのように体を動かす環境も少なかったです」

――では、もともと格闘技に興味を持っていた方が多く、待ちに待った格闘技ジムのオープンだったのでしょうね。

「アハハハ、そうかもしれないです。やっぱり30代~40代ぐらいのPRIDE世代は多いんですけど、若い世代もいます。彼らは朝倉未来選手や皇治選手、萩原京平選手のことをYouTubeで知って格闘技に興味を持った。かといってヤンチャくれっていうわけでもなくて。コチラとしては、YouTubeでも活動するファイターに感謝しています(笑)」

――なるほど。その中でプロ選手になりたい方は、どれくらいの割合ですか。

「それが結構いるんですよ。ある程度バックボーンを持っている子が多くて。オープン当時のインタビューでも言いましたけど、名張市は柔道と空手が盛んで、その全国レベルの選手が入会してくれています。それと三重県の県庁所在地、津市は吉田沙保里さんの出身地でレスリングも有名なんですけど、その津市からレスリングの県チャンピオンが入会したりとか。そうやって何かしらの格闘技のバックボーンを持った人たちが、こうして僕がジムを立ち上げたことで集まってきてくれています。

あと名張市には工業団地があって、大阪や名古屋で格闘技をやっている方が出張に来られた時、ビジターで来て練習されることもあります。そうだ、 一度韓国の方が転勤で名張市に来て、ウチに入会したことがあるんですよ。その方は韓国でキム・キュソン選手がいるジムに通っていたらしいです(笑)」

――2018年2月に韓国で対戦したキム・キュソンですか。

「そうです。今はONEに出ている、あのキム・キュソンですよ。すごい縁でビックリしました。そういう人たちが集まってくるので、僕としても良い練習になるんですよ。レスリングのチャンピオンとレスリングのスパーをやったら、僕がやられることもあるし。柔道の選手と四つで組んだら投げられることもある。空手選手との打撃スパーも同じです。MMAやったら僕が勝つけど、限定スパーなら本当に良い練習になるので」

――それだけの練習環境が固まり、手応えを感じ始めたのはいつ頃ですか。

「今年に入ってから――この半年ぐらいですね。それまでは今回同じグラジエーターに出る伊賀GORI選手と2人だけで練習していました」

――そこまで固まる前に、RIZIN参戦がありました。

「自分がグラジエーターのベルトを巻いて3年――さらにステップアップするために燃えていたんですが、なぜああいう試合になったのか分からないです。ただ、あの一発を最初に持ってきた相手にアッパレで。あんな試合をしていたら何も言えないですね。

詳しいことは言えないですけど、自分がRIZINに出て負けたことで、アンチも出てきました。『こういうのオレにも来るんや』って(笑)。一方で応援してくれている人が喜んでくれたので良かったです」

――そして今回の有川戦を迎えます。今回はノンタイトルマッチとなりましたが、チャンピオンとして防衛戦を希望してはいないのでしょうか。

「最初はタイトルマッチという話もありました。でも僕が『1回勝っただけでタイトルマッチは早い』と言いました。それはズルいでしょう。こっちはグラジエーターに初期から出ていて、グラジエーター愛がありますから。『俺は苦労してベルトを手に入れたんやぞ』と」

<この項、続く>

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【Pancrase329】世界の九州男児──鶴屋怜戦へ。上田将竜─02─「バケモノみたい。逃げることはできない」

【写真】全ての想いを鶴屋怜というバケモノのような強い相手にぶつける(C)MMAPLANET

11日(日)、東京都立川市の立川ステージガーデンで開催されるPANCRASE329で、鶴屋怜と対戦する上田将竜のインタビュー後編。

昨年2連敗を喫したあと、上田はケージに戻ってきた。そして、国内フライ級が盛り上がるなか、鶴屋怜との対決を選んだ。これまで貫いてきたMMAの人生を後悔しないために--プロデビューから10年、上田がその決意を語る。

<上田将竜インタビューPart.01はコチラから>


――今年4月、有川直毅選手を判定で下し、再起を果たしました。復帰戦の出来はいかがでしたか。

「練習では良い感じで仕上がったんですが、試合では堅くなりすぎたところがありました。最後まで気持ちも切れませんでした。でも、試合が終わって『今日は満足できたばい!』と感じた経験がないんですよね。10年MMAをやってきても。たとえば、試合中に気持ちが折れたとしても、自分にしか分からない部分ってあるじゃないですか。

『良い試合だったよ』って言われても、自分としては『あの時、もういいかな……と思ってしまったんよね』と考えることがあって。それは他の選手と話をしても、同じようなことがあるみたいなんです。前回の試合は、勝てたことは嬉しいです。でも当然ですが反省点もあるので、すぐに練習を再開しました」

――昨年10月の小川徹戦から有川戦までの間に、DEEPフライ級GPの開催が公表されました。同じ階級で戦うファイターとして、DEEPフライ級GPはどのように映っていたのでしょうか。

「正直、興味はありました。練習仲間の本田(良介)選手も出場することになりましたから。でも4月のパンクラスで僕が有川選手に勝ったあと、鶴屋怜選手が秋葉太樹選手に一本勝ちした試合を見て、次は絶対に鶴屋戦だなと思ったんですよね。

そのあとDEEPフライ級GPの出場メンバーが発表されて、興味はありました。でも自分は今パンクラスで戦っていて、しかもバケモノみたいな強い選手が出て来た。その相手から逃げるわけにはいかない、そう思ったんです」

――バケモノみたいな強さ、確かにインパクトは大きいですね。

「彼とは去年の10月に一度、手合わせしたことがあるんです。パラエストラ柏へ出稽古に行った時に鶴屋浩先生から紹介されて――初めて同階級の選手に練習でボコボコにされました。

まだ彼がDEEPに出ている頃で、その時は対戦することもないだろうと思いながら、呑気に『日本MMAの未来は明るいなぁ』とか言っていたんです(笑)。本人にも『応援するけん、頑張ってね!』と言って。その裏では、自分に対して自信を失くしていました。

それで鶴屋先生に聞いたら、他の選手も同じようにやられているそうです。『そうですよね、彼は強くなりますよね』って鶴屋先生とも話をしていたんです。しかし数カ月経って、鶴屋怜選手がパンクラスに来た時点で、覚悟はしていました。お互い勝ち上がっていけば、いつか対戦することになるだろうと」

――練習で鶴屋選手にボコボコにされた経験は、精神的な面でマイナスに働きませんか。

「いや、これは自分にとって大きなプラスになります。あの時ボコボコにされていなかったら、今回の試合も1Rで仕留められていると思いますから(笑)。

でなければ、また自分の思い描いていた鶴屋選手と実際の試合は違っていて、彼の得意なところで勝負に行って負けていると思います。でも彼と対峙したことによって、その強さが分かっています。だから、彼の強い部分では勝負に行かず、相手の嫌なことをし続けますよ」

――なるほど。今回の鶴屋戦の先も含めて、上田選手の現在の目標は何なのでしょうか。

「こんなことを言うと、ベルトを目指して戦っている選手に失礼かもしれないけど……。今の自分のモチベーションは、地元の福岡で試合をすることなんです。その目標を実現するためには、勝たないといけない。

地方では他の人とは違うことをやっていると、白い目で見られることもあるんですよ。そんな中でも家族や、自分のために時間を割いて練習してくれる仲間、応援してくれる地元の友人たちがいます。その人たちに恩返しをするために、福岡で試合をしたいです」

――パンクラスでは2015年12月に北九州大会が開催されました。上田選手も出場し、宮城友一選手に判定勝ちを収めています。あれから約7年、再び福岡で大会を行うには、ベルトが必要になってくるでしょう。

「そうなんですよね。鶴屋選手に勝ったら、次は地元でパンクラスのベルトに挑戦したいと思っています。それが今の自分にとって、一番大きな目標です」

――ではその目標に向けて重要な試合となる、鶴屋戦への意気込みをお願いします。

「怖さやドキドキというより、自分の中でも久々に楽しみな試合です。どうしても自分より下馬評が低い選手と戦ったら、自分のほうが堅くなってしまう。勝ちたいという気持ちより、負けたくないという気持ちのほうが上回ります。でも間違いなく、鶴屋選手は強い。だから楽しみなんです。

鶴屋戦のオファーが来た時は、シビれました。強い相手との試合のオファーが来た時、予定が合わないとか嘘をついて避けることもできます。この試合に関してもメリットとデメリットを考えたら、鶴屋選手とは戦わないという選択肢もあったと思いますよ。自分から断ったことを公表しなければ、誰にもバレないですし。でも、それをやってしまうと自分自身を裏切ってしまうような気がして」

――それこそ一生後悔し続けるかもしれないですね。

「はい。オレは何のためにMMAをやっているのか。これまで恥をかきながらも続けてきたMMAなのに、鶴屋戦を断ったら全てを失ってしまうんじゃないかと思いました。だからオファーが来た時、二つ返事でした。『やります』って。

その答えは日曜日に出ます。ランキングは自分のほうが上ですけど、突撃していきますよ。しっかりと調整して、当日は盛り上がる試合をしますので、よろしくお願いします!」

■視聴方法(予定)
2022年9月11日(日)
午後2時45分~ PANCRASE YouTube メンバーシップ
午後3時00分~ ABEMA PPV ONLINE LIVE
午後3時00分~ U-NEXT

■ Pancrase329対戦カード

<暫定ライト級王座決定戦/5分5R>
松本光史(日本)
アキラ(日本)

<フライ級/5分3R>
上田将竜(日本)
鶴屋怜(日本)

<女子ストロー級/5分3R>
KAREN(日本)
宝珠山桃花(日本)

<ライト級/5分3R>
雑賀ヤン坊達也(日本)
松岡嵩志(日本)

<バンタム級/5分3R>
井村塁(日本)
平田丈二(日本)

<バンタム級/5分3R>
TSUNE(日本)
平岡将英(日本)

<ウェルター級/5分3R>
中村勇太(日本)
林源平(日本)

<ストロー級/5分3R>
宮澤雄大(日本)
若林耕平(韓国)

<ウェルター級/5分3R>
髙橋攻誠(日本)
押忍マン洸太(日本)

<フライ級/5分3R>
荻窪祐輔(日本)
萩原幸太郎(日本)

<女子アトム級/5分3R>
沙弥子(日本)
原田よき(日本)

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【DEEP109】フライ級GP1回戦で原虎徹と激突、伊藤裕樹「体のポテンシャルを極限まで使いこなす」

【写真】7月16日のGP1回戦抽選会にサングラス着用で臨んだ伊藤。インタビューでは意外な一面も発覚した。(C)MMAPLANET

21日(日)、東京都文京区の後楽園ホールで開催されるDEEP109から、DEEPフライ級GPがスタートする。そのGP1回戦で、伊藤裕樹と原虎徹の対戦が決定した。
Text by Shojiro Kameike

昨年9月、藤田大和に敗れて暫定フライ級王座を獲得できなかった伊藤。その後、RIZINではKO勝ちを収めるも、DEEPでは福田龍彌に敗れている。以降は2連勝を収めている伊藤の中で起こった大きな変化とは? さらにGPとDEEPへの想いを語ってくれた。


――2022年に入り、ハードスケジュールで試合に出場していますね。次の原虎徹戦が今年4戦目となります。

「今年は2月(福田龍彌にTKO負け)、5月(関原翔に判定勝ち)、7月(宮城友一にTKO勝ち)に試合しています。それと去年も4試合やっていますね」

――2年連続で年4試合というのは、MMAだと珍しい試合ペースかと思います。怪我など体に負担はないですか。

「ところどころ痛い箇所はありますけど、それは試合に向けた調整の中で何とかして、試合に出ていますね。今まで大きな怪我の経験はないです。拳を骨折したこともなくて」

――それは骨が丈夫なのか、あるいは打ち方や動きに気をつけているのか……。

「両方だと思いますよ(笑)。丈夫だし、練習でも気をつけています。よく試合に向けてガチスパーをやったりするじゃないですか。僕はなるべくガチスパーをやらないようにしているんですよ。怪我が怖いので」

――すると打撃は、基本的なフォームの練習やミットなどのほうが多いのでしょうか。

「そうですね。僕の場合は、ガチスパーをやって良いことってないんです。ダメージが溜まるし、次の日に頭が痛くなるのも嫌で。試合の時にガチになればいいかなって、アハハハ」

――試合の中でも緩急、オンとオフの使い分けが巧いですよね。試合運び自体もそうですし、打撃も長いストレートと短いパンチの緩急が印象深いです。

「常に冷静に試合をしようと意識しています。すると、試合の中で無意識に体が動いてくれることもあって。ガンガン行くばかりじゃなく、その緩急があるから相手もやりにくくなるじゃないですか。そこは自分の強みでもあると思いますね。

僕は昔からボクシングをやっているんですけど、中学校からはBOXMANの福澤朗さんというトレーナーに教わっていて。そのトレーナーさんから、僕は近い距離で打ち合うよりも遠い距離で当てて、また動いて――っていうアウトボクシングスタイルが合うと言われたんですよ。それ以来、ずっとボクシングは福澤さんに教わっています」

――パンチはインパクトの瞬間だけ強く当てる形ですか。

「そうです、そうです。タイミングがすごく大事なので。コナー・マクレガーのように、タイミングで当てて、インパクトの時だけ強く。だから拳にも負担はかからず、怪我もしにくいんだと思いますね」

――7月の宮城戦はRIZINでしたが、この試合はDEEPフライ級GPに出場することが決まっているうえでの出場だったのでしょうか。

「RIZINに出る時には、もうDEEPフライ級GPの話は聞いていました。もともとフライ級GPはRIZINでやるっていう話もありましたからね。それが7月のRIZINが近くなった頃に、DEEPでやることが確定して。佐伯さんからもRIZINで勝ったらDEEPフライ級GPに出てほしいと言われました」

――正直なところ、7月にRIZINで試合をして、8月か9月にGP1回戦に出るのはキツくないですか。

「もちろん簡単なことじゃないですよ。国内でいえば、やっぱりRIZINが一番大きなプロモーションじゃないですか。だからRIZINに出たいっていう気持ちが強かったです。でも僕はDEEPに育ててもらったので、育ててもらったところに恩を仇で返すようなことはしたくなくて。もうRIZINにしか出ない、DEEPのフライ級GPに出たくないっていうのは、筋が違うと思いました。

それに、せっかく自分の階級で大きなトーナメントが開催されるなら、そこで優勝したほうが自分に箔が付きますし。あとは……たくさん試合をすれば、それだけ稼げるので(笑)。僕は試合が決まれば、ドンドン出たいです」

――それがRIZINであれDEEPであれ、フライ級GPの話を最初に訊いたのは、いつ頃のことでしょうか。

「5月の試合前ですかね。関原翔選手との試合で、勝ったほうがトーナメントに出られますよ、みたいなことを言われて。おっ、マジすか!? みたいな感じでしたね(笑)。自分としては、出ます出ます、って」

――同じフライ級GPでも、RIZINで開催されるのとDEEPで行われるのでは、何か変わってきますか。

「リングとケージで大きく変わってきますよね。全く別モノじゃないですか。僕はケージのほうが好きです。壁際の攻防ができるので。ただ……RIZINのほうが勝率は良いんですよ(苦笑)」

――確かに過去の敗戦は全てDEEPで、しかもケージの試合でした。

「その理由は自分でも分からないんですよ。たぶん打撃主体の選手は、リングのほうがやりやすいと思います。テイクダウンに来てもスプロールするのに、リングから外へ足を出しちゃえば、相手もそこから押し続けることができないし。でもケージは、壁に押し込まれたところから、また別の展開が始まるので。僕は、どちらかといえばケージ際の攻防のほうが好きなんです。だから――なぜでしょうね(苦笑)」

――直近の2敗……昨年9月の藤田大和戦、そして今年2月の福田戦については、どのように捉えていますか。

「やっぱり負けたのは悔しいけど、3年前に初めて負けた試合があるんですよね」

――2019年12月、鮎田誠戦で判定負けを喫しています。

「昔は格闘家として、負けることが本当に嫌でした。あの頃は、もう負けたから格闘技はやりたくない、そんな気持ちもあったんですよ。

でも――確かに勝敗は大事だけど、一度負けたからって格闘家としての人生が終わるわけじゃなくて。負けたとしても自分の中で心の整理ができていれば、プラスになっていくんじゃないかと思っています。

負けたからこそ自分の弱点も分かるし、直さなイカンところも出てきたので。それも全て経験ですよね。それに、もうこれ以上は負けないと思うので。あれは貴重な2敗ですよ」

――その2敗を経て、何か新しく取り組んでいることはありますか。

「福田戦のあとから、体の使い方を見直そうと思って新しいトレーニングを取り入れました。そのおかげで、しなやかさは上がってきたなと思います。技術というよりも、自分の体のポテンシャルを極限まで使いこなすことができるトレーニングをやって、自分でも成果は実感していますね」

――そうでしたか。先ほど壁際の攻防が好きだと言われていましたが、それは組んで押し込まれてからの攻防かと思います。一方、関原戦では足運びなどによって、組まれる前に対処できていたように見えました。

「あぁ~、そうですね。ありがとうございます(笑)。このトレーニングを取り入れてから、試合をするのも楽になってきましたね。もちろん試合自体はエライけど、体の可動域が増えることによって、試合運びもやりやすくなったんですよ」

――その分、さらに怪我をするケースも減るでしょう。

「そう思います。やっぱり練習でも試合でも怪我をしないことが、連戦できる秘訣なので」

――なるほど。DEEPフライ級GPの話に戻りますが、まず出場メンバーを見た時の印象から教えていただけますか。

「凡そのメンバーは聞いていましたけど、抽選会場に行くまでは誰が出るか、確かなことは分からなくて。誰がおるんだろう、ってワクワクしながら会場に行きました。実際、国内のフライ級では本当に良い選手が集まりましたよね。ただ、僕って結構ビビりなので、みんな強く見えるんですよ(苦笑)」

――えっ、それは意外です。

「アハハハ。よく他の選手の試合を見るんですけど、みんな強いなぁってビビッちゃいます。なかには対戦したくない選手もいますよ(笑)。とりあえず今回のGPは、福田選手が出てくれたので良かったです。もう他の選手のことは一旦置いて、トーナメント決勝で福田選手を倒してやろうと思いました」

<この項、続く

■視聴方法(予定)
8月21日(日)
午後5時40分~SPWN PPV
午後5時40分~ニコニコ生放送PPV

■ DEEP109対戦カード

<DEEPフライ級GP1回戦/5分3R>
伊藤裕樹(日本)
原虎徹(日本)

<DEEPフライ級GP1回戦/5分3R>
安谷屋智弘(日本)
小川徹(日本)

<DEEPフライ級GP1回戦/5分3R>
本田良介(日本)
越智晴雄(日本)

<DEEPフライ級GP1回戦/5分3R>
渋谷カズキ(日本)
ビョン・ジェウン(韓国)

<フェザー級/5分3R>
今成正和(日本)
芦田崇宏(日本)

<ウェルター級/5分3R>
住村竜市朗(日本)
鈴木槙吾(日本)

<バンタム級/5分3R>
石司晃一 (日本)
山本聖悟(日本)

<メガトン級/5分2R>
誠悟(日本)
トーマス(米国)

<フェザー級/5分2R>
高野優樹(日本)
山本歩夢(日本)

<ストロー級/5分2R>
林豊(日本)
中村真人(日本)

<フェザー級/5分2R>
五明宏人(日本)
ゲオ・レバナ(コンゴ)

<バンタム級/5分2R>
KENTA(日本)
岩見凌(日本)

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第9試合 /昇侍 vs. ヤン・ジヨン
第8試合 /渡慶次幸平 vs. 岸本篤史
第7試合 /大雅 vs. 新田宗一朗
第6試合 /藤田大和 vs. 曹竜也
第5試合 /村元友太郎 vs. BJ
第4試合 /伊藤裕樹 vs. 宮城友一
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今大会の発表となった対戦カード
タナー・ロレンツォ 対 Orihey
宮城寛克 対 吉野友規
カイル・アグォン 対 山本空良
大雅 対 新田宗一郎
にっせー 対 須田萌里
村元友太郎 対 BJ
藤田大和 対 曹竜也
伊藤裕樹 対 宮城友一
渡慶次幸平 対 岸本篤史
砂辺光久 対 中務修良
山本美憂 対 大島沙緒里
鈴木博昭 対 平本蓮
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BELLATOR DEEP MMA o RIZIN ROAD FC UFC にっせー キック ボクシング ムン・ジェフン 中務修良 中村大介 伊藤裕樹 修斗 大島沙緒里 宮城友一 山本空良 渡慶次幸平 藤田大和 鈴木千裕 鈴木博昭 須田萌里

RIZIN.36:13カード発表。朝倉海は4戦4勝の韓国人ファイターと。元修斗王者BJが復帰。

バンタム級(61.0kg)5分3R
朝倉 海(トライフォース赤坂)
ヤン・ジヨン(韓国)

「元UFCやBellatorの選手と」対戦させたいという話だった朝倉海の相手はROAD FCからの刺客。キャリアはわずか4戦で、ここまでの相手も3戦以内のルーキー対決のみ。せめて1戦中堅クラスの選手と当てて勝ってからなら良かったが。ミスマッチ。ROAD FCからの刺客なら、朝倉海と1勝1敗のムン・ジェフンに2勝1敗で勝ち越しているバンタム級王者のキム・ミンウとの試合が見たかったが、すでにROAD FCを離脱し、来週のRoad to UFCバンタム級トーナメントに出場する。

フェザー級(66.0kg)5分3R
平本 蓮(THE PAN DEMONIUM/ルーファスポーツ)
鈴木博昭(BELLWOOD FIGHT TEAM)

平本3戦目の相手は元シュートボクサーの鈴木に。これまでもグラウンドが苦手なストライカーと組まれてきたが、それでも組まれて劣勢だった。MMA歴で下回る鈴木に組みで負けるようだと、MMA転向後のトレーニングが全否定される。

フェザー級(66.0kg)5分3R
カイル・アグォン(SPIKE22)
山本空良(パワーオブドリーム)

RIZINデビュー戦で鈴木千裕に敗れたヤマケン息子だが、前戦では中村大介に勝利。しかし攻める姿勢が足りず内容ではインパクトを残せず。今回の相手は地味強アグォン。正直厳しいマッチアップ。

▼女子スーパーアトム級(49.0kg)5分3R
山本美憂(KRAZY BEE/SPIKE22)
大島沙緒里(AACC

47歳山本美憂RIZINでは浅倉カンナに勝っている大島との対戦。

▼女子スーパーアトム級(49.0kg)5分3R
にっせー(チームにっせー/アローズエンタテインメント)
須田萌里(SCORPION GYM)

▼54kg契約 5分3R
砂辺光久(reversal Gym OKINAWA CROSS×LINE)
中務修良(NO MAD)

▼フライ級(57.0kg)5分3R
村元友太郎(ALIVE)
BJ(ワイルドシーサー沖縄)

▼フライ級(57.0kg)5分3R
藤田大和(リバーサルジム新宿Me,We)
曹 竜也(氷ヲ刻メ/池田道場)

▼フライ級(57.0kg)5分3R
伊藤裕樹(ネックス)
宮城友一(キックボクシングDROP

▼ライト級(71.0kg)5分3R
渡慶次幸平(クロスポイント吉祥寺)
岸本篤史(BRAVE)

▼71.0kg契約
タナー・ロレンツォ(琉球ファイトクラブ
Orihey(糸満MMA

一方または双方が沖縄出身・ゆかりのご当地マッチ。驚いたのが元修斗バンタム級(56kg)王者BJの復帰戦。7年ぶり・43歳で現役バリバリの村元と対戦という厳しいマッチメイク。

カードのクオリティは前回の沖縄大会を踏襲。マニア的には翌週のDEEP TDC大会の方が受けが良さそう。

カテゴリー
DEEP F1 Gladiator016 Gladiator017 GLORY MMA MMAPLANET o ONE UFC キック パンクラス 中西テツオ 久保健太 宮城友一 海外 鶴屋怜

【GLADIATOR017】久保健太と対戦、中西テツオ─02─「好きだからMMAをやっている、それだけなんです」

【写真】1月の前回大会では 坪内一将を71秒RNCで下している中西(C)MMAPLANET

5月1日(日)、大阪府豊中市の176boxで開催されるGLADIATOR016で、久保健太と対戦する中西テツオのインタビュー後編。
Text by Shojiro Kameike

2014年にGLANDSRAMでプロデビューを果たした中西は、MMAで3連勝を収めたものの、2016年から2年近くもの間、勝利から遠ざかることに。そんな中西のキャリアを変えたキッカケが、2017年から始まる中国での戦いだったという。現在は3連続一本勝ちの中西は、新天地グラジエーターでどんな試合を見せるのか。インタビュー後編では、中国で体験したまさかの出来事と、自身の変化について訊いた。

<中西テツオ・インタビューPart.01はコチラから>


――中西選手は2017年10月からWLF(武林風)とGlory of Herosなど、中国で試合をしていますよね。

「中国では5試合しました。当時はみんながUFCに出たい、ONEに出たい、海外で試合をしたいと言っている時期で。単純に僕もそれに憧れて、海外で試合があるよと言われて『いいなぁ』と思いました(笑)。本当に何も深くは考えていなかったです。

僕の中では、中国で試合をしたことは楽しかったです。現地での移動時間が長かったり、いろいろトラブルがあったりして。でも、すごく良い経験ができました」

――トラブルとは?

「初めて行った時は、試合会場がチベット(馬爾康市…バルカム、四川省にあるアバ・チベット族チャン族自治州)だったんです。まず上海に着いてから飛行機を乗り継ぎ、さらに空港から会場まで車で10時間半ほどかかりました(苦笑)。山の中にある町なので、空気が薄くて。着いた瞬間に『アレッ?』と分かるぐらいでしたね。しかも、到着した日に地震が発生して大会も中止になったんです」

■九寨溝(シルツァデグ)地震
2017年8月8日21時19分(現地時間)、中国四川省のアバ・チベット族チャン族自治州九寨溝県で、マグニチュード7.0の巨大地震が発生した。大会開催が予定されていた馬爾康市は九寨溝県の南西に位置し、現地では8日と9日の2日間にかけて『武林龍中対.17』の開催が予定されていた。

「僕たちがいた地域では、それほど地震の影響はなかったんですよ。でも四川省から大会中止の指示があったようで……。直接の被害はなくても、そのままでは帰れなくなるかもしれないということで。初日はアマチュア大会で、2日目が僕たちの出場するプロ大会でした。アマチュア大会が行われた後に地震が発生して、翌日のプロ大会は中止になりました。あの時は、いろいろ辛かったです」

――なるほど……。その後も中国でMMAを戦った感想はいかがですか。

「僕としては、中国人選手はやりやすかったです。当時はまだMMAが、それほど確立されていなくて。キックボクサーがグラップリングを練習してMMAをやる──そういう印象がありました。だから日本人選手よりは戦いやすかったですね。

自分の中では1回目の試合(2017年10月、ニ・ゲダンに判定負け)が大きかったです。高地で、僕だけ5分3R戦ったんですよ。それで1Rに汗が全く出なくなって、チアノーゼになってしまいました」

――……それでも残り2Rを戦い抜いたのですか。

「はい。あの試合を経験したことで、自分の気持ちも変化したのかなと思いますね」

――その中国遠征を経て、2019年から再び国内で戦うことになります。その初戦として、2019年12月のグラチャン×グラジエーターの合同興行で、宮城友一選手に判定負けを喫しました。あの試合はストライカーの宮城選手を相手に組むことなく、打撃戦を選択した理由は何だったのでしょうか。

「宮城さんの試合映像を見て、打撃でもいけるなと思ったんです。宮城さんを倒して、国内でもアピールしてやろうと思って打撃戦を選びました。いま考えると――僕の中では良かったかなと考えています。あれだけ打撃戦ができたのは良かったです。打撃もやれるんだぞ、というのを見せることができたので」

――そして宮城戦以降は、打撃戦ではなく3試合連続一本勝ち、と。

「アハハハ、そうですね。いろいろ考えると、KOしたいという理想もあるんですけど、やっぱり勝ちたいっていう気持ちが一番なんです。相手の苦手なところを攻めようと考えると、組みに行くという結論になりますよね」

久保健太は昨年10月に鶴屋怜に敗れるまで、DEEPとパンクラスで4連勝中だった

――そして今回は久保健太選手との愛知県勢対決を迎えます。

「対戦相手を聞いて、ちょっとビックリしました。試合映像を見ると、打撃も組みもできるバランスの良い選手ですよね。試合では競り勝てる地力もありますし。実は7年ぐらい前に、一緒に練習したことがあるんですよ。当時の久保選手は、それほど強いイメージはなかったです。まだプロデビューもしていなかったですし。あれから7年経って、印象も変わっています」

――これが合同興行も含めると、グラジエーターでは3戦目となります。現在、中西選手がMMAを戦ううえでの目標を教えてください。

「本当に好きだからMMAをやっている、それだけなんですよね。2016年から2017年にかけて4連敗したことがあって、その時はMMAを辞めようかとも考えました。でも、やっぱり練習していると楽しくて。そこから中国で勝つことができ、これは辞められないなと思いました。そこからずっと、MMAは楽しもうと考えています」

――では最後に、MMAPLANETの読者の皆さんへ意気込みのほどをお願いします。

「自分のジムを立ち上げて、新しいキャリアを良い形でスタートさせることができました。選手としてもバリバリ上を目指していきますし、グラジエーターで勝ってベルトを巻きたいと思っています。今後もよろしくお願いいたします!」

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MMA o RIZIN Shooto   キック ダイキ・ライトイヤー ボクシング 修斗 内田タケル 安藤達也 宮城友一 山田崇太郎 岡田遼 岩本健汰 後藤丈治 石井逸人 石橋佳大 西川大和 関口祐冬 飯田健夫 齋藤奨司

『PROFESSIONAL SHOOTO 2022 Vol.2』試合結果


第9試合 メインイベント 修斗世界バンタム級チャンピオンシップ 5分5R
×岡田 遼(パラエストラ千葉/世界王者)※2度目の防衛戦
○安藤達也(フリー/世界1位、環太平洋2位、元環太平洋王者)
2R 0’53” KO (レフェリーストップ:グラウンドパンチ)
※安藤が第12代王者に

第8試合 セミファイナル ウェルター級 5分3R
○西川大和(西川道場/ライト級世界王者)
×山田崇太郎(The Pandemonium/ウェルター級世界3位、環太平洋4位、ZST同級王者)
3R 4’10” 腕ひしぎ十字固め

第7試合 バンタム級 5分3R
○石井逸人(TRIBE TOKYO MMA/世界5位、環太平洋3位)
×石橋佳大(ZEEKジム/世界6位、環太平洋5位、元環太平洋王者)
2R 2’04” 裸絞め

第6試合 バンタム級 5分3R
○後藤丈治(TRIBE TOKYO MMA/世界7位、環太平洋6位)
×ダイキ・ライトイヤー(修斗GYM神戸)
判定3-0 (片岡30-27/豊永29-27/柴田30-26)

第5試合 フライ級 5分3R
○関口祐冬(修斗GYM東京/世界4位)
×宮城友一(キックボクシングDROP/世界5位、元GLADIATORライトフライ級王者)
判定3-0 (豊永30-27/福田29-28/柴田29-28)

第4試合 フェザー級 5分3R
―岩本健汰(ロータス世田谷/世界7位)
―飯田健夫(フリー)
中止 (飯田が体重調整中に体調不良で病院に搬送されたため)

第3試合 バンタム級 5分2R
×Lyo’o[りょう](reversaL Gym OKINAWA CROSS×LINE)
○齋藤奨司(FIGHT FARM)
判定0-3 (福田18-20/片岡18-20/柴田18-20)

第2試合 フライ級 5分2R
×大竹 陽(HAGANE GYM)
○山内 渉(FIGHT FARM)
判定0-3 (福田18-20/片岡18-20/豊永18-20)

第1試合 フライ級 5分2R
○内田タケル(パラエストラ松戸)
×佐々木駿友[はやと](T-GRIP TOKYO)
1R 1’36” 裸絞め

 3月21日に後楽園ホールで開催された『PROFESSIONAL SHOOTO 2022 Vol.2』試合結果。メインイベントのバンタム級タイトルマッチは安藤達也が岡田遼に2R KO勝ちし新チャンピオンに。西川大和は山田崇太郎に3Rアームバーで勝利しています。続きを読む・・・