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DEEP97 J-CAGE Report にっせー ブログ 大島沙緒里

【DEEP97】最初の組みからTD→ポジション奪取、腕を極めた大島がニッセーを破りDEEP女子ミクロ級王者に

【写真】にっせーは大島の組み力に、立ちの展開に戻せず完敗を喫した(C)KEISUKE TAKAZAWA/MMAPLANET

<DEEP女子ミクロ級王座決定戦/5分3R>
にっせー(日本)
Def.1R2分09秒by TKO
大島沙緒里(日本)

すぐに組みついた大島が、左腕を差してテイクダウン。サイドで抑え、マウントを狙う。ハーフで耐えるにっせーからマウントをとり、袈裟にからハンマーロックの形を採った大島がパンチを連打する。

腕が抜けず、動けないにっせーは殴られるばかり。それでも体を捩じり、ケージを蹴るが跳ね返すことができず、腕を極められながら連打されるとレフェリーが試合を止め、大島が初代DEEP女子ミクロ級チャンピオンの座に就いた。

「まだまだこれから総合的な力をつけないといけないと思っているので、皆さん、応援お願いします」と新チャンピオンは話し、ママに戻りケージサイドの双子の愛娘に駆け寄った。


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DEEP97 Interview J-CAGE にっせー ブログ 大島沙緒里

【DEEP97】にっせー「練習環境でなく、質」。キャリア4戦目同士の王座決定戦=大島沙緒里戦へ

【写真】笑顔も締まって見える? 県による緊急事態宣言が9月5日に終了したばかりの沖縄にベルトを持ち帰ることができるか (C)MMAPLANET

20日(日)、東京都文京区の後楽園ホールで行われるDEEP97 IMPACTのセミでにっせーが大島沙緒里とDEEP女子ミクロ級王座決定戦に挑む。

日本の老舗3団体の王座に共にプロ4戦目で挑むという前例のないタイトル戦を前に、新型コロナウィルスの感染がある意味、首都圏よりも深刻に受け止められている──県独自の緊急事態宣言が試合の2週間前まで続いた沖縄で、にっせーはどのような調整を積むことができたのだろうか。

「試合が楽しみでしかない」と言い切るにっせーが、計量直後に何を語ったのか。


──計量を終えたばかりですが、体調の方はいかがですか。

「去年の12月の試合が終わってから、ユカシカドさんが栄養管理をしてくれていて。そのサポートがあって減量はもの凄く上手くいきました。感覚的には……栄養管理をしてもらってから、体調不良がなくなり代謝が上がり体重が落としやすくなった感じです」

──凄く締まっていますね。広背筋がガッツリです。

「でも筋トレは一切していないんです。重たくなりたくないので、パワーではないところで勝負したいです」

──試合が発表になった時、新型コロナウィルス感染拡大で練習をするのも大変だということでしたが、沖縄県独自の緊急事態宣言もありましたか。

「試合の1週間前まで道場とかは閉まっていたので、砂浜でやっていた練習を公園の芝生の上に変えたり、走ったりしてきました。でも、不安はないです。勝つことしか考えていないので、フフフフ。寝技で抑え込まれたら、ちょっとヤバイと思います。

そういう練習は公園やビーチではできないのですが、ジムや道場というスペースないところの持ち主の方が、組み技も練習ができるように場所を貸してくれたりして、そのおかげで準備はできました」

──大島選手はAACCで万全を期すことができたかと思います。

「良いですよねぇ。でも練習環境とかではなくて、練習の質だと思うので……そうですね、負けないです」

──この試合で見せたい部分はどこでしょうか。

「やっぱり打撃が好きなので、打撃を見て欲しいなって思います。一応、寝技も練習をしてきているので、極められると思ったら腕十字だったり、チョークに行きたいと思います」

──そのチョイスですか(笑)。

「まだ4戦目? なので。アハハハハ」

──この試合で勝ってこそ、しなし戦の勝利が最大限に生きることになると思いますが、プレッシャーは?

「プレッシャーはないです。試合が9カ月振りなんで本当に楽しんで、お客さんが楽しんでくれたら嬉しいです」

──コロナ禍で大変ななか、沖縄からやってきてベルトを目指す。何か想うところはありますか。

「沖縄はコロナの影響で仕事ができなかったり、2カ月も休業している人とかもいます。自分の試合を見て、そういう人たちが少しでも元気になり、勇気づけることができればなって思います」

■視聴方法(予定)
9月20日(日・日本時間)
午後6時00分~PPV SPWN

■ DEEP97計量結果

<DEEPフェザー級選手権試合/5分3R>
[王者] 弥益ドミネーター聡志:65.55キロ
[挑戦者] 牛久絢太郎:65.65キロ

<DEEP女子ミクロ級王座決定戦/5分3R>
にっせー:43.6キロ
大島沙緒里:43.9キロ

<ライト級/5分3R>
中村大介:70.45キロ
長倉立尚:70.6キロ

<キック63キロ契約/3分3R>
KINGレイナ:64.9キロ
熊谷麻理奈:62.9キロ

<フライ級/5分2R>
ランボー宏輔:56.6キロ
藤田大和:57.05キロ

<ウェルター級/5分2R>
米田奈央:77.4キロ
泰斗:76.0キロ

<バンタム級/5分2R>
原虎徹:61.5キロ
日比野純也:61.15キロ

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DEEP97 J-CAGE News にっせー ブログ 大島沙緒里 弥益ドミネーター聡志 牛久絢太郎

【DEEP97】計量終了 牛久絢太郎「全てを出し切って」&大島沙緒里「しっかりと出し切って」

【写真】メインでフェザー級王座に挑戦する牛久と、セミで女子ミクロ級王座決定戦に出場する大島 (C)MMAPLANET

19日(土)、明日20日(日)に東京都文京区の後楽園ホールで開催されるDEEP97 IMPACTの計量が、中野区中野サンプラザ13階SKYで行われた。

キック戦に出場するKINGレイナが以外の13選手は問題なくクリア。計量のステージでそれぞれが抱負を語った。


弥益ドミネーター聡志
「明日は絶対に勝たないといけないという理由はないのですが、イイ大人が負けて恰好悪い姿を見せるのは嫌なんで頑張れるだけ頑張りたいと思います」
牛久絢太郎
「長い間、しっかりと準備できたので明日は全てを出し切って勝ちに来ます」

にっせー
「今回、計量も上手くいって体調もバッチリなので、明日は私がベルトを獲ります」
大島沙緒里
「初めてミクロ級なんですけど、しっかりと自分の出し切って勝ちに行きたいと思います」

中村大介
「格闘技を始めて、もう20年以上たつんですけど、凄い練習とか楽しくて。その楽しい気持ちを明日、発揮できれば──。長倉選手にぶつけられたらと思います」
長倉立尚
「これはこれで意義のある試合だと思うので、生き残ります」

KINGレイナ
※体重オーバーでコメントなし
熊谷麻理奈
「今回は再戦ということで、前よりもっと楽しい試合ができるように頑張ります」

ランボー宏輔
「明日は殴る準備も殴られる準備もできています。面白い試合になると思います」
藤田大和
「明日は強い選手とできるということで、ワクワクしてやってきました。勝ってタイトルに近づきたいと思います」

米田奈央
「明日は全てを出し切って圧倒したいと思います」
泰斗
「初参戦なんですけど、米田選手を踏み台にさせてもらいます」

原虎徹
「明日は自分の実力を見ませす。以上です」
日比野純也
「自分はエビ中を背負っているんで、ここでは負けられないです。エビ中を紅白に連れていくために、今回は勝たせてもらいます」

また全選手の計量後に佐伯繁代表より、マスクの着用、控室でも受け付けでもソーシャルディンスタンスを保つことを徹底する──という呼びかけがあり、「無症状で感染している人がいるかもしれないという前提で向き合ってほしいです」と訴えかけた。

■視聴方法(予定)
9月20日(日・日本時間)
午後6時00分~PPV SPWN

■ DEEP97対戦カード

<DEEPフェザー級選手権試合/5分3R>
[王者] 弥益ドミネーター聡志:65.55キロ
[挑戦者] 牛久絢太郎:65.65キロ

<DEEP女子ミクロ級王座決定戦/5分3R>
にっせー:43.6キロ
大島沙緒里:43.9キロ

<ライト級/5分3R>
中村大介:70.45キロ
長倉立尚:70.6キロ

<キック63キロ契約/3分3R>
KINGレイナ:64.9キロ
熊谷麻理奈:62.9キロ

<フライ級/5分2R>
ランボー宏輔:56.6キロ
藤田大和:57.05キロ

<ウェルター級/5分2R>
米田奈央:77.4キロ
泰斗:76.0キロ

<バンタム級/5分2R>
原虎徹:61.5キロ
西谷大成:61.15キロ

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DEEP97 J-CAGE News にっせー ブログ 大島沙緒里 弥益ドミネーター聡志 牛久絢太郎

【DEEP97】上限ありの有観客大会=DEEP後楽園ホール大会は、オープニングファイト無し=7試合で実施

【写真】4月の後楽園ホール大会は全13試合が組まれていたことを考えると、客席を減らして7試合で興行を打つ困難さは相当なはずだ。写真は8月23日のニューピアホール大会から(C)MMAPLANET

3日(木)、DEEPより20日(日)に東京都文京区の後楽園ホールで開催されるDEEP97 IMPACTが全7試合で行われることが発表されている。

現状、後楽園ホールの使用時間がこれまでとは違い短縮されており、試合数は8月1日の修斗でも見られたように限定されてくる。そして、客入れの際にエレベーターの使用が禁止され、ソーシャルディスタンスを確保して検温、マスク着用のチェック、手・指の消毒、さらに連絡先の署名などを行うと、座席につくまでの時間がこれまで以上にかかりオープニングファイトに間に合わないことが予想される。

結果、原虎徹✖日比野エビ中純也の試合はオープニングファイトから本戦へと変更となった。

メインでDEEPフェザー級選手権試合=王者・弥益ドミネーター聡志✖挑戦者・牛久絢太郎、セミでDEEP女子ミクロ王者決定戦=にっせー✖大島早緒里、中村大介✖長倉立尚、KINGレイナ✖熊谷麻里奈、ランボー宏輔✖藤田大和、米田奈央✖泰斗というラインナップに、原✖日比野が加わった形だ。

試合数をしぼって上限を設けた有観客大会を行うDEEPでは、大会の1週間前・前後に選手、セコンド、競技運営陣、スタッフらが抗体検査をして、陽性反応が出るとPCR検査をするという段取りで感染予防対策を採っている。


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DEEP97 Interview J-CAGE にっせー ブログ 大島沙緒里

【DEEP97】大島沙緒里とDEEPミクロ級王座決定戦。にっせー「沖縄の夏が……沖縄のためにも絶対に勝つ」

【写真】試合に飢えている様子が、電話インタビューの声だけでも伝わってきた(C)KEISUKE TAKAZAWA/MMAPLANET

12日(木)、DEEPより9月20日(日)に東京都文京区の後楽園ホールで開催されるDEEP97 IMPACTで、DEEPフェザー級選手権試合=チャンピオン弥益ドミネーター聡志✖チャレンジャー牛久絢太郎に続き、2つ目のタイトルマッチ=DEEP女子ミクロ級王座決定戦=にっせー✖大島沙緒里戦が組まれることが発表された。

女子ミクロ級王座決定戦が組まれるということは、しなしさとこが同王座を返上することを意味する。以下、リリースに付記されたしなしのコメントだ。

「今現在、新型コロナウィルスにより生活や練習の状況が変わり、練習量がかなり減っています。私自身が納得するパーフェクトな状態で試合に出場出来ないと判断した為、苦渋の決断ではありますが、今期の試合を断念することにしました。その為ベルトを一度返上し、2021年は新たに挑戦者として戦わせて頂きます。必ず戻ってきますのでよろしくお願いします」

そのしなしを昨年12月に破り、5月に同王座に挑戦することが決まっていた──にっせーが、修斗女子スーパーアトム級王座決定トーナメントにも出場し、6月にDEEP JEWELSでさくらから一本勝ちを収めた大島とベルトを賭けて戦う。

DEEPにはJEWELSミクロ級王者アトム・ザ・ロケットというチャンピオンも存在しているが、もう一つのミクロ級王座を目指す一方で、新型コロナウィルス感染拡大で県独自の緊急事態宣言下にある沖縄のにっせーにタイトルマッチ出場に対してインタビューを行った。


──東京在住の私が言うのもどうかということですが、沖縄は大変ではないですか。

「もう、マジでヤバいです。地元の友達とかも感染していて……ただ無症状の人が多いです。感染していても分からないですし……国際通りもシャッター街になってしまって。沖縄の夏なのに……」

──そのなかで試合の準備というのは?

「それが……練習場所が全くないです。ジムも閉まり、プロ練習が行われているジムでも出稽古は禁止ですし。それに公共の体育館も開いていないので……。ビーチも立ち入り禁止で運動をできる場所が本当に限られています」

──試合の準備は大丈夫なのでしょうか。

「どうにか自主練をしています。安谷屋さん、それと熊谷さん時々練習させてもらっています。でも、5月も8月も試合ができなかったので、とにかく試合がしたかったです。今回はベルトも掛かっていますが、ベルト云々の前に試合がしたかったというのはあります」

──昨年12月にしなしさとこ選手を破り、5月に王座挑戦が決まっていましたが……コロナ禍で大会が中止になりました。

「あの試合に掛けていたので4月に仕事を辞めて練習に集中していたんです。格闘技一本でやろうと……でも、それから大会がなくなり8月も試合をしたかったのですが、できなくて。ファイトマネーが入らないから、午前中だけバイトをし始めました」

──う~む……コロナ禍の影響を受けているということですね。そして9月20日はしなし選手に挑戦ではなく、大島選手と王座決定戦です。

「私、本当はアム・ザ・ロケット選手と戦いたいんです。でもタイから選手が来日するのは今は難しいですし……、それでなくても大島選手は強いから本当にヤバい相手だと思っています」

──修斗の王座決定トーナメントに出ていた選手に遅れを取ることはできないという気持ちは?

「大島選手は修斗で良い試合をして、JEWELSでも凄く良い試合をしていました。普通に凄く強いです。正直、しなし選手より大島選手の方が強いと思っています。しっかりと仕上げて、強化した寝技を見せないと本当にヤバいです。でも負けられないです……。沖縄のためにも絶対に勝ちます」

今回のリリースではウェルター級2回戦で米田奈央✖泰斗のウェルター級2回戦と、オープニングバウト・バンタム級戦5分2Rが行われていることも明らかとなっている。

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Interview J-CAGE Shooto2020#03 ブログ 大島沙緒里 黒部三奈

【Shooto2020#03】スーパーアトム級王座へあと一試合、黒部三奈「コレをやることが好きで──」

【写真】とにかく格好良い黒部三奈です(C) MMAPLANET

5月 31日(日)に会場非公開のABEMAテレビマッチとして開催されたプロ修斗公式戦。同大会で修斗女子スーパーアトム級王座決定トーナメント準決勝が行われ、杉本恵が中村未来を下し、黒部三奈が大島沙緒里を破った。

今や独身でMMAに没頭する自虐ネタすら板についてきた黒部に、コロナの時代で戦うことについて尋ねた。


──こういうと大島選手には非常に失礼な言い草になってしまいますが、今回こそは黒部選手がスロースターター返上かという風に予測していました。

「あぁ、まぁそうですね……。出だしは相変わらずでした。別にポジションを取られても怖さはなかったです。一本取られるとか、怖いパウンドが入る感じはなかったですけど、まぁちょっとやっちゃったなぁって(苦笑)」

──大島選手がやるべきこととして、優位に立ったように感じました。

「あぁ……アハハハ。そうですね、ガッツリ取られましたね。と同時にバックを取られてからも、一本さえ取られなければと落ち着いて対処はできました」

──最初は譲っても、そこを耐えるとこっちのモノだという気持ちはどこかにありますか。

「その自信はありますけど、そういう試合にしようと思っているわけではないんです。1Rからちゃんと、攻められるようなことなく作っていこうとは思っているんです。でも、結果としてああいう風になってしまいます(笑)」

──決勝戦の相手となる杉本選手は大島選手の同門ですし、そこをさらに衝いてくることも十分に考えられます。

「それはあるかもしれないです。でも、本当に私も1Rをやられようと思っているわけじゃないですよ。アハハハ」

──それは十分に承知しています(笑)。

「しっかりとやろうと思って……スパーリングの一本目からも、そこに気を付けてやってきたんですけど」

──今回、準備期間の大半が緊急事態宣言下だったと思います。そのなかで、調整面で問題はなかったですか。

「いつもとは違います。違いますけど……できるなかでパーフェクトな準備をしてきたので、そこには自信がありました。ただ一度、喉風邪にみたいな症状が出た時は──これは……孤独死なのかって(笑)」

──アハハハハって、笑いごとじゃないですよ。

「でも1日で治ったので。まぁ、こういう状況ですけど、戦いたいという気持ちがなくなることはなかったです」

──ご家族から心配されることは?

「いやぁ、もう別にこの年で試合をしていること自体で……親は『好きにやりなさい』ってことなので」

(横を通りかかった)浜崎朱加 その髪型、凄く話題になっていましたよ(笑)。どうしたんだって!

──アハハハ。ターザンみたいで、男前ですよね。

「ターザン、違いますよ!!」

浜崎 髪の毛の量が多いよって(笑)。じゃあ、オンナ出しているの?

「そう、オンナ出してますぅ!!  モテようとしているんですぅ。オンナ出しているけど、何かぁ?」

──いやぁ、浜崎選手ありがとうございます。『モテようとしている』という言葉引き出してくれて(笑)。つまり、そこも諦めていないということですね。

「いや、諦めていないっスよ。えっ? なんで、そこ聞きますか?」

──いやぁ、でも2階の記者席から試合を見ていて颯爽として格好良かったです。

「そうですかぁ、ありがとうございます(笑)。アレっ? 口説かれてますかぁ、ひょっとして」

──ダハハハ、勘弁してください(笑)。ステイホームで家族がさらに仲良く暮らしているのに。

「アラぁ、そうなんですかぁ」

──(笑)。話を決勝戦に戻しますと、このトーナメントは黒部選手が勝って当然という空気は依然としてあります。そういう部分が逆にプレッシャーになることはないでしょうか。

「そういう風に思われているかもしれないですけど、相手のキャリアとか考えずに全力で潰すと思ってやってきました」

──MMA界がUFC以外は止まっているといえます。そのなかで王座奪取後に描いていた未来図も修正が必要でしょうか。

「う~ん、こんな世の中になると想像もできなかったんですけど、逆にこの間に本当にコレが好きなんだなぁって認識できたんです。だから目標云々でなく、コレをやることが好きで、コレしかないって。どんな状況でもできるなら、やりたい……。コロナがあったから、その気持ちはさらに強くなったというか、そこに気付きました」

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J-CAGE Report Shooto2020#03 ブログ 大島沙緒里 黒部三奈

【Shooto2020#03】黒部が見事なゲームメイクで大島をパウンドアウト、決勝で杉本と対戦

<修斗女子スーパーアトム級王座決定T準決勝/5分3R>
黒部三奈(日本)
Def.3R1分54秒 by TKO
大島沙緒里(日本)

ジャブを突いて右ストレートを狙う黒部。大島も細かくパンチとローを蹴って組み付く。投げでテイクダウンを奪うと、そのままグラウンドをキープしてバックへ。一度は黒部に立ち上がれたものの、すぐさまダブルレッグに入ってテイクダウンする。受け身の展開が続く黒部だが、グラウンドのポジションをキープさせず。試合がスタンドに戻ると、しっかりと距離をとって、大島のタックルを切って首相撲からヒザ蹴り。組みの攻防でも黒部が大島を金網に押し込み、ヒザ蹴りとヒジ打ちを叩き込み、グラウンドでもトップポジションを奪ってラウンドを終える。

2R、黒部は大島のタックルを切って、ジャブからパンチを当てる。大島が強引に距離を詰めると、黒部は首相撲からヒザ蹴り。大島が足をかけてテイクダウンを狙うと、黒部はすぐにダブルレッグに入る。ここからスクランブルの攻防になり、どちらもトップポジションは許さず。両者立ち上がると黒部は首相撲からヒザ蹴り。大島は黒部の後ろについてそのままテイクダウンするが、最終的に黒部が向き直ってハーフガードで上になる。黒部は身体を起こしてヒジを連打。ガードで動く大島をしっかりと抑え込んで殴り続ける。

3R、黒部が大島のタックルを切ってインサイドガードで上になる。上半身を起こして殴り続ける。最後は黒部がマウントからパンチとヒジを落としたところでレフェリーが試合を止めた。

試合後、ケージ上でトーナメント決勝で対戦する黒部と杉本が挨拶。「決勝まで時間があるので、しっかり準備します。狙うのはベルトなので絶対に負けません」(杉本)、「ベルトまであと一個のところまでたどり着きました。私はケージに入るとき生きるか死ぬかのつもりでやっています。ここで死んでもいいやと思ってやっています。杉本さん、その覚悟はありますか?(杉本が『はい』と答えると)分かりました。いい試合をしましょう」(黒部)と意気込みを語った。