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【LFA】日本の堀内佑馬がチャールズ・ジョンソンに判定で敗れる

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548: 実況厳禁@名無しの格闘家  2021/07/03(土) 12:03:48.14 ID:WbjvW2zU0
ufc行きをかけた一戦って書いてあるけど
堀内が勝てばufc確定ってわけでもないよな?これ
 2021年7月2日(日本時間3日)米国オクラホマ州ショーニーのグランドホテル・カジノ&リゾートで「LFA 110: Silveira vs. Murray」が開催された。

メインは、日本の堀内佑馬が米国のチャールズ・ジョンソンと「LFA暫定フライ級王座戦」に臨んだ。

試合は、ABEMA「格闘チャンネル」にて緊急生中継された。  

(中略)

2-1で勝利したジョンソンはエド・ソアレス代表から腰にベルトを巻かれ、咆哮。

堀内との試合について「打撃は何一つ効いていない。教科書通りの平坦なコンビネーションに辟易していた。
よく出来ました、という感じだね。スプリット判定になったのは、有効打ではなかったけど、彼の手数・足数が評価されたのかもしれないね。

(最後のハグがちぐはぐだったのは)自分が日本語でからかったことに腹が立ったのかもしれないね。
それ以上に勝ちたいという思いのなかで明らかに僕が勝っていた苛立ちなんじゃないかな。自分も完璧な姿を見せられなかったことにはがっかりしてる」とマイクで語った。(全文は以下リンク先参照)

https://news.yahoo.co.jp/articles/289e695c91c889933783b3641ca358ce66166984



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【LFA110】いつになくアウェイ感のなかで堀内佑馬、スプリットで敗れLFA暫定フライ級王座奪取ならず

<LFA暫定フライ級王座決定戦/5分5R>
チャールズ・ジョンソン(米国)
Def.2-1:49-45.48-47.47-48
堀内佑馬(日本)

まず右ローを蹴った堀内。さらに左ローを入れ、ジョンソンもカーフ気味の蹴りを入れる。左右のローで距離を詰める堀内が、鋭い右ローを蹴って圧を高める。カーフ、ローを左右で蹴る堀内が、左ハイを2度見せる。ジョンソンは前蹴り、スイッチしても足への攻撃を堀内が続ける。

蹴りだけでなく左ジャブを見せた堀内に対し、ジョンソンは前蹴りを腹、そして関節蹴りを見せる。左フックをかわされ、近い距離で組みもあると見せた堀内、ジョンソンは関節を蹴っていく。腹より下の蹴りのなかで、ジョンソンが左ジャブを当てる。蹴りからジャブという流れのジョンソンがノーガードへ。

堀内は距離を詰めず、次の局面で左フックから左ミドルを2発繰り出す。ローを蹴り合い、最後の30秒で左の直後に、右フックのダブルの2発目を当てられた堀内の腰が落ちる。それでも高い位置の蹴りを返すと、ワンツーフックで前へ。ローを連続した堀内だが、右フックの動きが止まり初回を落とした。

2R、スイッチするジョンソンが、スピードを上げて右前蹴りを突き刺す。早いジャブから前蹴り、キャッチしかけた堀内は前に出て右ストレート。ジョンソンはヒザ蹴りを入れるが、堀内の右ハイが顔面を捕らえる。直後の組みにはエルボーを見せながら離れたジョンソンが、右カーフを蹴る。堀内は再び右ハイを顔面に届かせる。

ジャブをはたいてペースを譲らない堀内が、左ジャブ。堀内は右目の周囲が腫れているか。引き続きジャブをはたいてローを蹴った堀内に対し、ジョンソンはケージを背負う。ジャンプして右の蹴りを掴んだジョンソンだが、堀内はすぐに足を引き抜く。と、前蹴りが急所に入ったとジョンソンがアピール。なんと、この急所蹴りにレフェリーがペナルティを与えたような仕草を見せる。

再開後、思い切って前に出る堀内が右ハイ、ジョンソンがジャブを放つ。堀内は右ミドルから左ロー、さらに左ジャブ──本来なら10‐9で堀内だが、減点があるかどうかが気になるところだ。

3R、まず左フックから左右の蹴りにつなげた堀内が、打撃戦のなかでテイクダウンを狙って組み付く。ジョンソンの首相撲に離れた堀内がボディを入れる。右ボディを織り交ぜ、ステップインをしてボディフックを打ち込む。堀内は左ジャブ、右ボディ、右ハイと手数でもリードする。右ボディが確実に腹を捕らえ、ワンツーで左フックをヒットと堀内がペースを握ったか。

ジャブの差し合いにも左ミドル、ジャブの堀内に対し、ジョンソンは蹴り主体でパンチの堀内の間だ。ジョンソンの踏み込みに右を入れた堀内は右をかわして足払い、崩してパンチをまとめる。右ストレートを2発、そして3発、4発と重ねる。ワンツー、引き続き右ストレートを打ち込んだ堀内が絶対的に流れを掴む。

ジョンソンが左ジャブ、これを気つけたい堀内。前蹴りでリズムを変え、足を蹴る。ジョンソンも右ストレート、左フックを返し、前蹴りへ。押し切れられないジョンソンだが、ここは堀内のラウンドだ。

4R、堀内が右フックから、ローの連打。ジャブの数も多く、右ボディフックを入れワンツーで顔面を打ち抜く。ガードを固めたジョンソンに対し、ペースを緩めない堀内は右フック、さらに左右のワンツーフックから右ストレートを決める。完全に顔を覆うジョンソンに対し、右ボディフックを入れた堀内がガードの隙間から右ストレートを打ち込む。

ボディ、顔面をいいように打つ堀内が、ジョンソンの左を察知する。ここで前蹴り、アイポークがあったとアピールし「シット」と声を出すジョンソンだが、これは時間稼ぎの機会を与えてしまったか。残り2分で再開となり、ワンツーを堀内が見せる。ジョンソンもガードを固めるのを止め、縦ヒジから左ジャブを放つ。

前蹴りをボディに受けて、「ア~」と声を挙げたジョンソンが、組んで時間を稼ぐ。離れた堀内は左を被弾、ジョンソンはここでクリンチへ。離れてパンチをまとめ、三日月を蹴った堀内は、組んできたジョンソンをボディロックで捕らえて即離れる。左ローを連続し、左ミドル、右の相打ちから左ハイとこの回も堀内が取った。

ここまで3Rと4Rは堀内、2Rに減点があったとしても9‐9でイーブン。そして初回が10‐9でジョンソン、つまり1Pをリードしているのは堀内だ。そんな計算も関係なく、ラウンドを取りに行く堀内の右ボディでジョンソンの動きが止まる。ジョンソンはそれでも左ジャブ、左ストレートを伸ばす。

対して、絶対に下がらない堀内は左フックを打たれても、組んで小外、すぐに離れる。ジョンソンは左ハイ、パンチをまとめて前に出る堀内から離れたジョンソンが足を滑らせる。左ミドル、右ボディと腹を攻める堀内はジャブを被弾し、左フックを受ける。堀内は左を受ける数が増え、右も当てられる。残り1分、左ミドルを繰り出した堀内が左ジャブを差し合い、手数でも負けない。気持ちで絶対に負けない堀内は、ジョンソンの横回転からの右ハイをかわして前蹴りへ。ミドルの蹴り合いから、前蹴りと最後まで攻撃する意思を見せた堀内は、タイムアップ直後のジョンソンのハグを拒否した。

5Rはジョンソンが取ったが、ここでやはり気になるのは2Rの減点の有無だ。レフェリングに最近になくアウェイ感が出た一戦の勝敗の行方は、ジャッジの手に委ねられることに。

まず最初のジャッジは49‐45でジョンソン、2人目は48‐46で堀内、3人目は48‐46でジョンソンに。堀内には2Rに減点があった模様だが、結果としてそこがなくとも2‐1で敗れていた形だ。3Rと4Rですら堀内のラウンドとならない……何とも悔しい敗北となった。

新LFA暫定フライ級王者ジョンソンは「悔しい。自分の力を見せることができなかった。試合は勝ったと思うけど、実力通りの試合ができなかった。リードジャブで自分の距離を創って、4Rと5Rを睨んで戦ったんだ。ガードを固めた? 彼はずっと同じコンビネーションだったから。彼は自分の負けを認めたくないだろうけど、僕が勝っていた」という旨の話をした。

この裁定に関して、コリン・オーヤマ・コーチは試合直後に「待ち過ぎだ」と中部地方在住の日本の知人にメッセージを送ったという。このような戦いを見せてなお、師から待ち過ぎと指摘される──なんと高い山に堀内は登ろうとしているのか……。ただし敗れたしたとしても、堀内佑馬はその頂へ向け──確かな足跡を見せたのは絶対だ。


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【LFA110】ABEMAでライブ中継決定、LFAエド・ソアレス代表「去年60人以上をネクストレベルへ」

【写真】「Black Houseからだと、1年で5人程度しかUFCと選手の契約ができない。LFAなら20人、30人のファイターをUFCにステップアップさせることができる」と話していたソアレス。本当に選手想いのプロモーターだ(C)MMAPLANET

2日(金・現地時間)にオクラホマ州ショーニーのグランドホテル・カジノ&リゾートで開催されるLFA110「Johnson vs Horiuchi」。

ABEMAのライブ中継も決まった同大会を前に、LFAのエド・ソアレス氏にインタビューを試みた。世界最強のふぃだーそーのかじ取りをするソアレスからは、根っからのMMAナードぶりが伝わってきた。


──パンデミック後、昨年7月に活動再開し2日のLFA110まで1年間で27イベントを開催しました。

「パンデミックは世界中を、とんでもない時代にしてしまったとは間違いない。MMAワールドでも、数多くのイベントがキャンセルを強いられた。でもLFAのチームは感染予防を追及しつつ、どうにか活動できないかと模索した。そしてUFC FIGHT PASSという素晴らしいパートナーのおかげで、この間も活動するだけでなく成長できたと思っている。

世界でこれだけの数のイベントを開けたプロモーションは、LFA以外に2つしかない。2020年はパンデミック前と合わせて17イベントを開催した。2020年の1年と、2021年のここまでにLFAから48人の選手がUFCと契約し、18人がBellatorとサインした。60人以上のファイターがネクストレベルに進めた。2020年もLFAは成功の年にしたんだ」

──WOW!! そして田中路教選手がついに渡米し、堀内佑馬選手はフライ級チャンピオンシップに出場します。

「ホリウチは前回の試合で、とても経験豊かなドノヴァン・フリローに一本勝ちし、ベルトへの挑戦をアピールしていた。そしてフライ級王者アルタミラノがコンテンダーシリーズと契約したから暫定王座を設けて、ホリウチとチャールズ・ジョンソンが戦うことをマッチメイカーが決定したんだ」

──この大会は日本ではABEMAで日本語の実況でライブ中継されることが決まりました。

「最高にエキサイトしている。日本語でLFAの試合が流されるなんて」

──解説はWEC、そしてUFCファイターだった水垣偉弥氏になると聞いています。

「おお、それは知らなかった。素晴らしいね。本当に日本向けの中継を視てみたいよ(笑)。我々は国籍に関係なくタイトルに挑戦してほしいと考えているし、日本人選手がLFA王座に挑む試合を日本のファンに見てもらえ、本当に良かったと思う。

LFAフライ級王者がUFCで通用することは、ブランドン・モレノが証明している。元LFAフライ級王者がUFCフライ級王者になったことは、彼のやる気、努力の証だ。私もとても嬉しい。

そして、タナカだ。彼は契約からビザの取得まで10カ月も時間がかかってしまったけど、もうカリフォルニアに来ていて8月にはLFA初戦を戦えるよう話し合いを続けている。

彼のようなやる気に満ち溢れた選手は大好きだ。なぜUFCとBellatorがLFAの選手とこれだけサインをするのか。それはファイターが強い意志を持って戦っているからだ。LFAとサインし試合で勝った時点で、その選手は次のレベルに行く力を持っていることになる。イージーなマッチアップは絶対にないからね。

何よりLFAが国際的なショーになるには、日本人ファイターは欠かせない。私はPRIDE、K-1、DREAMの時代にジャパンには何度も足を運んだ。日本には素晴らしいMMAの土台がある。米国以外だとブラジルと日本は本当に大きな役割をMMA界ではたしてきた。

日本の選手がLFAで戦うことが嬉しくてならないよ」

──そんななか7月にはブラジルのリオデジャネイロで連続イベントを開くことになりました。

「LFAにとって大きな一歩であると同時に、ブラジルのMMAにとっても大きな一歩になると思う。今、ブラジルのMMAはひどい状態に陥っている。あれだけ優れたファイターが誕生しているのに、試合の機会が圧倒的に減ってしまったんだ。

まだブラジルの大地に眠っている才能を掘り起こすことができる。素晴らしいことだよ。彼らの才能を世界に披露するんだ」

──ブラジルの新型コロナウィルス感染状態は、今も厳しい状態にあります。

「だからこそショーが必要なんだ。LFAは米国で1年半やってきたようにバブルを創り、検査を重ねて無観客イベントを行う」

──現地のプロモーションと共催ということではないのですね。

「LFAの単独イベントだよ。無観客大会でチケットを売る必要がないから、可能になった。チケットセールスを気にすることなく、最高のショーにするために全力を注ぐことができる。7月17日は7試合、米国でやっているような通常の大会だ。

そして19日はLFAにとって初めて日曜日の大会で、ウェルター級王座決定GPを開催する。新ウェルター級チャンピオンは1日で2勝しないといけない。リオにバーリトゥードの伝統を持ち返るんだ」

──なんともロマン溢れるイベントですね。

「それにね、まだ正式発表していないけど……ブラジル大会ではアントニオ・ホドリゴ・ノゲイラが英語の実況チームに加わるんだ」

──ミノタウロが解説に!! エド、もうMMA愛の詰まったショーになること間違いないですね。

「皆が喜ぶと確信しているよ(笑)。凄くワクワクするし、誇りに思う。そして、とても光栄だよ。ミノタウロがLFAの中継に関わってくれることは」

──エド、ファイトウィークの忙しいところインタビューに応じてくれたありがとうございました。

「とんでもない。こちらこそ、ありがとう。日本のファンがLFAを楽しんでくれて、遅かれ早かれもっとライブ中継が増えることを願っている。日本の皆にLFAの応援をしてほしい」

■視聴方法(予定)
7月3日(土・日本時間)
午前10時00分~ABEMA格闘Ch
午前10時00分~UFC Fight Pass

■ LFA110対戦カード

<LFA暫定フライ級王座決定戦/5分5R>
チャールズ・ジョンソン(米国)
堀内佑馬(日本)

<ミドル級/5分3R>
マルクス・ペレス(ブラジル)
クリスチアーノ・フロウリッチ(ブラジル)

<ミドル級/5分3R>
シビウィケン・オンエネゲシャ(米国)
ヘナート・ヴァレンチ(米国)

<フライ級/5分3R>
クリスチャン・ナティヴィダッド(米国)
ルイス・アギーレ(メキシコ)

<女子ストロー級/5分3R>
ジェケリン・アモリン(ブラジル)
ミーガン・オーウェン(カナダ)

<フライ級/5分3R>
アルペン・グラン(米国)
オスカー・ヘレーラ(米国)

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【LFA110】堀内佑馬と夢の潰し合い──チャールズ・ジョンソン「人生を変えることができるチャンス」

【写真】堀内佑馬と暫定ライト級王座、そしてUFCへのステップアップを賭けて戦うチャールズ・ジョンソン (C)LFA

5月14日、LFA107。メインイベント。
カムエラ・カークDef.ダニエル・スウェイン
6月5日、UFN189にてマクワン・アミルカーニを相手にオクタゴン初戦を行い判定勝ち

5月21日、LFA108。メイン=LFAミドル級王座決定戦。
グレゴリー・ホドリゲスDef.ジョシュア・フレムド
6月5日、UFC189にてUFCデビュー。ドゥスコ・トドロビッチに判定勝ち

6月4日、LFA109。メインイベント
テレンス・マッキーDef.マイケル・イリザーリ
6月12日、UFC263でのUFC初陣でマット・フレヴォラを07秒でKO

そして──2日(金・現地時間)にオクラホマ州ショーニーのグランドホテル・カジノ&リゾートで開催されるLFA110「Johnson vs Horiuchi」のメインで、堀内佑馬とチャールズ・ジョンソンがLFA暫定フライ級王座を賭けて、メインで戦う。

UFCファイターになることを目指し、米国に渡った堀内。対してジョンソンは、米国からタイへ向かいMMAファイターとして幅を広げた。East meets WestとWest meets East、2つのAcross the world。堀内の夢を潰し、自身の人生を変える戦いに挑むチャールズ・ジョンソンにインタビューした。


──堀内佑馬選手とLFA暫定フライ級王座を賭けて戦います。今の気持ちを教えてください(※取材は現地時間の28日に行われた)。

「これから、金曜日まで4日間の減量が始まる。でも、試合に向けてワクワクしているよ。良い試合になるだろう」

──米国のサイトなどによると、チャールズはプーケットのタイガームエタイの所属となっていますが、今回のタイトル戦に向けて、どこで調整してきたのですか。

「タイガームエタイには1年半ほどいたけど、今はミシガン州ランシングのムルシエラゴMMAで練習している。2019年8月にトライアウトに受かってタイガームエタイに在籍するようになってジョージ・ヒックマン達と練習していたんだ。

今ではプーケットは第2のホームだと思っている。タイガームエタイでは凄く良い練習ができていたし……、そういえばセクシー山(秋山成勲)ともトレーニングしたよ。クールで生かした漢だったな(笑)。

本当にプーケットでの生活は楽しかったよ。僕自身はムエタイの試合にも何度か出たし、パンデミック後はボクシングにも挑戦している。なかなかMMAを戦う機会がなかったからね。ONEで戦えないかトライしたけど、うまくいかなかっから、2020年の11月29日に帰国したんだ」

──タイでの経験もあり、チャールズは長身とリーチを生かした遠距離での攻撃だけでなく、組んでも首相撲からのヒザという武器があります。

「首相撲には自信を持っている。タイガームエタイではトップノイ(タイガームエタイ)たちとしっかりと練習していたし、ムエタイというタイの文化が大好きなんだ。厳しいトレーニングを続けて生きている。可能か限り、ムエタイを吸収してきたよ。

僕はまだ素晴らしいムエタイの使い手ではないけど、すごく成長できていると思う。あの1年半という期間で、色々な技術を吸収できた。

7月からタイはワクチン接種をした外国人観光客は、検疫を必要とせずに段階的にだけど、入国が認められるようになる。もう隔離措置もなくなるんだ。旅行客が戻れば、タイの状況も良くなるはず。きっと、今後数カ月でまたタイで練習できるようになると思うんだ」

──またタイに戻って練習したいですか。

「そうだね。環境が整えば、ね。ただ、今はマーシオラゴMMAでUFCを目指して練習している。マーシオラゴMMAのジョアキン・マーシオラゴはラシャド・エヴァンスのコーチをしていているんだ」

──元UFC世界ライトヘビー級王者のラシャドですね!

「そうだよ。彼のMMAの知識は半端ないんだ」

──では改めて堀内選手の印象を教えてください。

「カラテ・ベースで、とてもテクニカルだ。ただし、ボクシングをあまり使わない。彼が試合で見せている以上に、ボクシングは大切だよ。一番の長所は腰が強いところかな。グラウンドから立ち上がるのも力強いよね。重心が重くて、それを寝技にも生かしている。ガードになることもいとわないしね。そういう風にグラウンドの展開を狙ってくるだろう。

きっと良い試合になるよ。僕はリーチを生かして戦う。スタミナに関しては凄く自信があるし、ずっとプッシュし続けることができるだろう。それを可能にする根性もある」

──5分5Rというのは、やはり頭にありますか。

「全く気にしない。僕はニックやネイト・ディアスのように試合が長引けば、長引くだけ強くなるんだ。長い試合になれば、それだけ良いところが出せるだろう(笑)」

──LFAのタイトル戦はベルトだけでなく、UFCへのチケットという点も多いに注目されます。

「どの試合も大切なんだけど、この試合はスバ抜けて重要になってくる。

人生を変えることができるチャンスなんだ。これまで世界を行き来して、自分を磨いてきた。そうやって培ってきたモノを全てつぎ込んで1試合、1試合戦ってきたんんだ。

この試合に勝っても、そこで終わりじゃない。1週間や2週間後にUFCで戦うつもりでいる。LFAの直近3大会のメインで勝利した選手が、ショートノーティスでUFCに出場している。だからチームメイトも『試合に勝ったら、その日は死ぬほど食え。でも次の日からまた練習だ』って言ってくるんだ(笑)」

──フライ級の選手が欠場することを、申し訳ないけど願わないわけにはいかないですね。

「カモーン!! みんなそう願っているに違いない(笑)」

──と同時にUFC首脳は勝敗だけでなく、試合内容もしっかりとチェックするかと思います。

「勝利もフィニッシュも当たり前で、クリーンな攻防でそれを実現させる必要がある。そのうえで、まだUFCの人間が手にしていないモノを見せるんだ。僕にはUFCで戦うだけの力は十分にある。それを周囲が理解できるパフォーマンスを見せるよ」

■視聴方法(予定)
7月3日(土・日本時間)
午前10時00分~ABEMA格闘Ch
午前10時00分~UFC Fight Pass

■ LFA110対戦カード

<LFA暫定フライ級王座決定戦/5分5R>
チャールズ・ジョンソン(米国)
堀内佑馬(日本)

<ミドル級/5分3R>
マルクス・ペレス(ブラジル)
クリスチアーノ・フロウリッチ(ブラジル)

<ミドル級/5分3R>
シビウィケン・オンエネゲシャ(米国)
ヘナート・ヴァレンチ(米国)

<フライ級/5分3R>
クリスチャン・ナティヴィダッド(米国)
ルイス・アギーレ(メキシコ)

<女子ストロー級/5分3R>
ジェケリン・アモリン(ブラジル)
ミーガン・オーウェン(カナダ)

<フライ級/5分3R>
アルペン・グラン(米国)
オスカー・ヘレーラ(米国)

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【LFA110】シン日本人=堀内佑馬、LFA暫定フライ級王座挑戦へ「こういう生き方もあるんだよ」

【写真】人知れず続けてきた──努力を見ている人間はいる。堀内佑馬が、大袈裟でなく人生を賭けて歩んでいた道。その先を切り開くことができるか。大一番に挑む (C)marsnet.US

2日(金・現地時間)にオクラホマ州ショーニーのグランドホテル・カジノ&リゾートでLFA110「Johnson vs Horiuchi」が開催される。

UFC、そしてBellatorへの登竜門。この1年で両プロモーションに30名以上のファイターを送り込んだMMA界のNCAA=LFAで、堀内佑馬が日本人として初めてタイトル戦に挑む。

LFAフライ級王者ヴィクター・アルタミラノのコンテンダーシリーズ出場が決まり、チャールズ・ジョンソンと暫定王座決定戦を戦う堀内。2016年のGladiator ChallengeからUFCを目指し、カリフォルニア州アーバインに拠点を移し、MMAファイター人生を送ってきた。自身の選択、生きる様を見せつける刻が来た。


──かなり頬がこけていますね(※取材は現地時間6月27日に行われた)。

「そうですね。僕は水抜きをしないので、もうすぐリミットです」

──ではファイトウィークをリミットに近い体重で過ごすと。もうファイトキャンプも終えた感じでしょうか。

「はい、追い込みは終わっていて。明日、少し動いてあとは残りの体重を落とす感じですね」

──対戦相手のチャールズ・ジョンソンは長身、そして手足の長い相手です。遠い距離のパンチや蹴り、近距離ではヒザ蹴り、長い腕はギロチン系の技に適しており、なかなか厄介な相手になりそうです。

「う~ん、あまり試合映像も見ていないんです。当日も自分のフィーリングで戦いたいと思っています。強いのは確かですけど、普段通り戦えば大丈夫かと。

もともとチーム・オーヤマに来ていたことがあって、アレックス(ペレス)とか一緒に練習していた時期があるので、アドバイスをもらっています。対策練習? 背の高い選手とやることですね。キャンプは本当にきつくて、あぁ生き残れたっていう心境なんです(笑)。

皆が気合をいれて僕に接してくれて。もうボコボコにやられることも多くて。それが皆の『頑張れよ』という気持ちの表れなので嬉しかったです」

──キャンプではどのような選手と一緒に練習してきたのでしょうか。

「本当に色々な選手がサポートしてくれましたけど、なかで一番やったのはアレックスですね。それとルイス・スモルカ、終盤はリッキー(シモン)も来ていましたし、ローカルプロモーションのチャンピオンともやってきました。

UFC世界フライ級王座挑戦経験のあるアレックス・ペレスと。堀内はペレスを慕ってやまない。そのペレス、レスリングを使わず勝てるオールアメリカン・レスラー(C)marsnet.US

まぁ、それでもアレックスは強いなぁって感じです(苦笑)。

オーヤマ・コーチがメインで、アレックスがサブで練習メニューや戦術も立ててくれましたし、本当に良い練習ができました」

──やはりUFCファイターたちもLFAのタイトルマッチの持つ意味を理解して追い込んでくれる形ですか。

「ベルトが……というよりも、この先が大切だからという感じですね。僕も最初はベルトに拘っていたんですけど、今はとにかく勝つ。勝って、ついてくるモノが重要と考えています。それはコーチも『勝ったら、行けるからな』という風に煽ってくれます」

──そこがMMAファイターとして、最も重要な剣ヶ峰です。プレッシャーを感じたり、ナーバスになることは?

「緊張することはないですね。プレッシャーは……プレッシャーというか、身近な人から『頑張れよって』盛り上がっていて……そこは力になっています。僕は何もできない人間だったから、周りが応援してくれるのは嬉しいです」

──そして今回の試合が、ABEMAでライブ中継されます。

「最高です。本当に最高です。最高です(笑)。本当に最高です」

──最高しか言っていないじゃないですか(笑)。

「あははは。やはりUFC FIGHT PASSに加入している人は限られているだろうし、こっちでやってきて日本で注目されるような大会で戦ってきたわけじゃないです。知名度は全くないので……これでチャンピオンになって、少しは名前を挙げたいです」

──本気でUFCを狙ってきた。その生き方が認められたのではないでしょうか。

「そこに関していうと、自分で言うのはアレなんですけど……。こっちに来て、超ローカルの団体で戦ってリウドヴィク・ショリニアンっていうウクライナ人、LFAではレオナルド・ゴメスと2試合連続スプリットで負けて。でも、そういう強い奴とやって経験を積み、周りのサポートで力をつけることができました。

前回、コンテンダーシリーズで戦うなど、UFCに近い位置にいるドノヴァン・フリローに一本勝ちすることができて、タイトル戦が決まりました。そして、ABEMAさんが中継すると知って──本当に頑張ってきて良かった……良かったのですが、こんなに良いチャンスが巡ってきたので、勝ってその先を見据えたいです。そのために頑張ってきたので」

──単身、アーバインにやってきて流してきた汗。軽々しく使う言葉ではないと思うのですが、生き様を見せてほしいです。

「はい、見せたいです。僕、キッズのムエタイを50戦ぐらい戦ってきて、4回タイトルを掛けて戦って、1度も勝っていないんです。でも、あの頃とは違うし。RFAやレガシーFC、LFAというポジションのタイトルを取った日本人っていないと思います。ここで俺がベルトを取って、シン日本人スタイル──こういう生き方もあるんだよって見せたいです」

■視聴方法(予定)
7月3日(土・日本時間)
午前10時00分~ABEMA格闘Ch
午前10時00分~UFC Fight Pass

■ LFA110対戦カード

<LFA暫定フライ級王座決定戦/5分5R>
チャールズ・ジョンソン(米国)
堀内佑馬(日本)

<ミドル級/5分3R>
マルクス・ペレス(ブラジル)
クリスチアーノ・フロウリッチ(ブラジル)

<ミドル級/5分3R>
シビウィケン・オンエネゲシャ(米国)
ヘナート・ヴァレンチ(米国)

<フライ級/5分3R>
クリスチャン・ナティヴィダッド(米国)
ルイス・アギーレ(メキシコ)

<女子ストロー級/5分3R>
ジェケリン・アモリン(ブラジル)
ミーガン・オーウェン(カナダ)

<フライ級/5分3R>
アルペン・グラン(米国)
オスカー・ヘレーラ(米国)

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【LFA110】J-MMAの殻を破る一戦。2021年7月2日、堀内佑馬が長身の猛者ジョンソンと暫定LFA王座決定戦

【写真】大願成就前の大一番が決まった堀内 (C)LFA

4日(金・現地時間)にUFC Fight Passで配信されたLFA109中継中に、7月2日(金・同)にオクラホマ州ショーニーのグランドホテル・カジノ&リゾートで開催されるLFA110で堀内佑馬がLFA暫定フライ級王座を賭けてチャールズ・ジョンソンと対戦することが発表された。

UFCへの登竜門で初めて日本選手がベルトに挑戦することが決まった。


1997年9月生まれ、アーヴァインのチーム・オーヤマに所属し米国生活を続ける堀内は今年2月にフライ級に戻し、LFAで初勝利を腕十字で挙げている。

正規王者ヴィクター・アルタミラノのコンテンダーシリーズ出場が決まり、堀内の暫定王座戦出場が決まった。実は当初の予定ではLFA109で両者の対戦は決まっていたが、諸事情により1カ月遅れで実現することに。

対戦相手のジョンソンは175センチ強、フライ級としては長身のスイッチヒッターだ。タイガームエタイに所属し、ノーガードで鋭いジャブを伸ばし、前蹴りとミドルの威力も十分。

さらに長いリーチを生かしたアナコンダ、ギロチンというフロント系のチョークも得意としており、正直アルタミラノよりも手強いといえる。

ノーガード&長い距離で戦うジョンソンは、このレンジだとしっかりと相手の踏み込みやパンチを見切ることができる。その一方で、近い距離だとパンチの打ち終わりで視線が相手から外れ、パンチを被弾するシーンも度々見られる。

ノーガードが仇となる形だが、堀内としてはジャブや前蹴りの間隙を縫って、接近戦に持ち込みこみたい。その堀内は「しっかりと仕上げて、面白くて良い試合をして必ずチャンピオンになります」と、正式発表を受けてMMAPLANETに意気込みを寄せてくれた。

UFCという目標を掲げ、模索し、断念する──そんな選手が多いなかで、米国に移り住む行動力を見せた堀内のLFA王座挑戦はJ-MMA界の殻を破る歴史的な一戦だ。

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【LFA104】不可解な一発減点から、ダウンを喫した堀内佑馬。腕十字でフリローを倒し日本人初LFA勝者に

<フライ級/5分3R>
堀内佑馬(日本)
Def.2R1分31秒by Verbal Tap Out
ドノヴァン・フリロー(米国)

ローを続ける堀内は、パンチを纏めてきたフリローにダブルレッグを決める。すぐにフリローが立ち上がると、ケージに詰めた堀内だが体を入れ替えられダブルレッグでテイクダウンと取られる。クローズガードでニンジャチョークを仕掛けた堀内が立ち上がる。フリローはそのままケージに詰めるヒザを放つ。回って離れた堀内はローから左ジャブ、左ハイを狙う。

ローを続ける堀内はフリローの粗いフックから前進に真っすぐ下がってしまう。フリローの投げを潰した堀内は、ケージ際でポジションを変えながら押し込み返して肩パンチを入れる。パンチの応酬から離れた堀内は、左ローから右を伸ばす。さらに前足でハイを見せる堀内が左インサイドローで前足を削っていく。テイクダウンでポイントを失ったかもしれないが、ローを効かせた堀内は悪くない初回だった。

2R、小刻みに動くフリローがスイッチを織り交ぜるが、堀内は前足にローを入れる。ステップイン&大振りのフックには、やはり真っすぐ上がってしまうが、逆にケージに押し込む。ここで堀内はグリップが金網を掴んでしまっており、即1Pを失ってしまう。唖然とした表情で試合再開に応じた堀内は、左フックを被弾してダウン!!

フリローは一気呵成にパウンドで追撃をかける。ここで堀内は腰を切って腕十字へ。右腕が伸びたフリローは堀内を跨いでいくが、腹ばいにされたところでレフェリーが試合をストップ。

フリローは声を挙げたようで、バーバルタップと見なされた。「I need Belt」と絶叫した堀内は、日の丸を高く掲げた。


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【LFA104】計量終了 堀内佑馬、必勝のFO。ラバトJr愛弟子マッケンジー&女子BOX王者オデッサも注目

【写真】凄まじく必勝感が漂ってくる堀内 (C)LFA

15日(木・現地時間)、16日(金・同)にオクラホマ州ショーニーのグランドカジノ・ホテル&リゾートで開催されるLFA104「Mckenzie vs Phillips」の計量が行われた。

フライ級に戻しLFA日本人初勝利を目指す堀内佑馬、対戦相手のドノヴァン・フリローともに計量をパス。堀内は日の丸の闘魂鉢巻、同じく寄せ書きされた日の丸を羽織って計量の臨み、フリローと向かい合った。


今大会のメインはライト級3回戦で、9勝2敗1分のアーロン・マッケンジーと、8勝3敗のブランドン・フィリップスが相対する。

気になるのはマッケンジーだ。

元Bellator世界ミドル級と黒帯ムンジアル覇者=ラファエル・ロバトJrの愛弟子のマッケンジーは師匠譲りのオールドスクール柔術とMMAを合致させた総合柔術家。

絞め、腕関節、そしてパウンドアウト──下になれば三角と、MMAを退いたロバトJrを思い起こさせるファイトで。ニック・ブラウンの持つライト級王座挑戦権を獲得したい。

明日の試合でキャリア4戦目となるトーマス・ピーターソンも興味深いルーキーといえる。

ヘビー級としては183センチと上背はなく、どっしりした体形ながらKO勝ちができる。ピーターソンはNCJAA(全米短期大学体育協会)レスリングを制しており、オーソの構えから、前手で組みを意識させて、当てる左ストレートは威力十分。ここまで3試合連続TKO勝ち中だ。

またプレリミではWBCの下部組織NABF(北米ボクシング連盟)女子バンタム級チャンピン=メリッサ・オデッサ・パーカーが、MMAデビュー戦を迎える。

右でも倒せるサウスポーのオデッサに対するは、アマ3勝1敗のシドニー・トリーヨという美形のファイター。共にデビュー戦のプレリミながら要注目の1戦──というよりも、要注目のオデッサだ。

■視聴方法(予定)
4月17 日(土・日本時間)、
午前10時00分~UFC Fight Pass

■ LFA104計量結果

<ライト級/5分3R>
アーロン・マッケンジー: 156ポンド(70.76キロ)
ブランドン・フィリップス: 155.2ポンド(70.39キロ)

<フライ級/5分3R>
ドノヴァン・フリロー: 126ポンド(57.15キロ)
堀内佑馬: 124.4ポンド(56.42キロ)

<ミドル級/5分3R>
ジュリアン・ルブロン: 184.4ポンド(83.64キロ)
ジョエル・バウマン: 185ポンド(83.91キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ケヴィン・レイフォード: 170.2ポンド(77.2キロ)
クリス・ブラウン: 171ポンド(77.56キロ)

<150ポンド契約/5分3R>
ティモシー・ティーブス: 149.8ポンド(67.94キロ)
ハビエル・ガルシア: 150ポンド(68.03 キロ)

<ヘビー級/5分3R>
トーマス・ピーターソン: 253.2ポンド(114.84キロ)
オデル・パンティン: 249ポンド(112.95キロ)

<ミドル級/5分3R>
オビンワ・イケブンナ: 185ポンド(83.91キロ)
ローランド・ダンラップ: 184ポンド(83.46キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
シドニー・トリーヨ: 115.4ポンド(52.34キロ)
メリッサ・オデッサ・パーカー: 114.8ポンド(52.07キロ)

<フェザー級/5分3R>
トリスティ・カマカ: 146ポンド(66.22キロ)
ガナー・コロナド: 145.2ポンド(65.86キロ)

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Interview LFA104 other MMA ドノヴァン・フリロー ブログ 堀内佑馬

【LFA104】「この試合に勝って、田中路教選手が出る大会でフライ級王座に挑戦する!」堀内佑馬─02─

【写真】1年3カ月振りの実戦。フライ級に戻し、LFA3連戦の第1弾のコ・メインで堀内佑馬が戦う (C)LFA

16日(金・現地時間)にオクラホマ州ショーニーのグランドカジノ・ホテル&リゾートで開催されるLFA104「Mckenzie vs Phillips」で、ドノヴァン・フリローと対戦する堀内佑馬インタビュー後編。

急遽カーロス・キャンデラリオから対戦相手が代わった堀内だが、その一報を知る以前に今回の試合についてどのように捉えていたか。

対戦相手が代わろうが、彼がここですべきことは何も変わらない。日本人初のLFA勝者となり、UFCへの道を切り開こうとするYoung Gun in CAの声をお伝えしよう。

<堀内佑馬インタビューPart.01はコチラから>


──田中路教選手がLFA参戦に向け、サクラメント入りをしました。田中選手の選択は日本にいると、異質感が際立っています。

「僕も日本に戻っている時には『朝倉兄弟に勝てる?』とか聞かれていました。やっぱりUFCを見ていないんだなって。僕はLFAの方が日本より少しレベルが高いと思っているし、ここで勝ってこれから強い選手と戦っていくつもりです。そうですね、俺の方がレベルは高いぞっていうのを見せたいです。

RIZINはRIZINで出ている日本人選手の面子は凄いですし、好きで見ています。でも、あの人達に勝てないのかって言われると『俺はやれるぞ』と思っています。それを堂々と言えるようになるためにも、LFAで勝っていく必要があります。

僕は海外でMMAができる環境に誇りを持っています。それは田中選手も同じだと思うんです」

──2人目の日本人に対して、負けるかという気持ちは?

「正直な話、ここ2試合はバンタム級で戦っていたので、田中さんが契約した時は、試合ができればオイシイなって思っていました。でもフライ級に戻したので、今は田中さんが勝つ前に俺がLFAで初めて勝つ日本人になろうという気持ちです。

田中さんはバンタム級で堀口さんと並ぶ日本のトップだと思っています。だから、田中さんが来る前にLFA初勝利を挙げた日本人という記録に残ることをしたいです(笑)。

あと田中さんが試合をするときはABEMAが中継すると聞いたので、その大会で僕がフライ級王座に挑戦して、チャンピオンになって話題を持っていっちゃいたいとか考えます(笑)」

──アハハハ。良い考え方です。

「ABEMAで中継があるということは、LFAからすれば日本人が必要になるだろうし。だからこそ、この試合で勝って僕がアピールすることで、それが現実になるかもしれない。色々な意味で、今回の試合は大切になってきます。

UFCファイトパスだと、本当に身近な人間は視てくれますけど、契約していない人は視られない。でもABEMAなら日本の誰もが視ることができる。田中さん目当てでABEMAを視聴した人にも『誰だ? このタイトルマッチに出ている日本人は?』って知ってもらえます」

──そこは冗談でなく、エド・ソアレス代表やマッチメイカーのマーク・ビエリと交渉すべきだと思います。ともあれ、この試合ですが大切になってくるのは。

「ハイ。水曜日の朝に出て、デンバーかタルサ経由で開催地のショーニーというオクラホマ州の街に行くのですが、飛行機を使って試合に出るって初めてなんです!!

今はLFAもセコンドは1人なんです。オーヤマ・コーチと一緒に行って、着いたらすぐにPCR検査をして翌朝には結果が出るという感じです」

──オーヤマ・コーチはセコンドで出ずっぱりで、ジムで指導できていないのではないですか(笑)。

「そうですね(笑)。先週末もCombate Globalに出た選手のセコンドのためにマイアミに行って、その大会は毎日PCR検査があったと言っていました。

こういう状況で試合ができることに感謝です。試合に向かえることにワクワクしていますし、ここを乗り越えることで自分に自信を持てるようになる。

やっとUFCが、少しですけど見えてきたというのもありますし、LFAのベルトを狙う位置にもいける。僕がもっとデカくなるために必要な試合だと思います。

今回の試合結果、内容によってはコンテンダーシリーズから声が掛かるかもしれないし。だからこそ、良い勝ち方をしないといけない。勝っても負けても良い試合ではなくて、米国では勝つのは当然で、勝ち方が問われてくるので。評価は勝ち負け以上に、フィニッシュ力でされます」

──日本人選手が米国、ブラジル勢を相手にフィニッシュを念頭に置いて戦う。それは大変なことですが、堀内選手が選んだ道ということですね。

「この試合は、ここまでやってきたことの集大成だと思っています。日本での僕しか知らない人は、僕のことはストライカーだと思っているはずです。でも去年の1月でも、少しレスリングを見せることができた。

あれから1年経った僕……UFCに行くために練習してきたことを試合に出せると『アイツ、オールラウンダーになっているな』という風に見られるんじゃないかと。堀内佑馬はUFCに行けるんじゃないか、そう思ってもらえる試合をします。

それとLFAが日本でもっと注目してもらえるよう頑張りますっ!!」

■視聴方法(予定)
4月17 日(土・日本時間)、
午前10時00分~UFC Fight Pass

■LFA104対戦カード

<ライト級/5分3R>
アーロン・マッケンジー(米国)
ブランドン・フィリップス(米国)

<フライ級/5分3R>
ドノヴァン・フリロー(米国)
堀内佑馬(日本)

<ミドル級/5分3R>
ジュリアン・ルブロン(カナダ)
ジョエル・バウマン(米国)

<ウェルター級/5分3R>
ケヴィン・レイフォード(米国)
クリス・ブラウン(米国)

<150ポンド契約/5分3R>
ティモシー・ティーブス(米国)
ハビエル・ガルシア(米国)

<ヘビー級/5分3R>
トーマス・ピーターソン(米国)
オデル・パンティン(米国)

<ミドル級/5分3R>
オビンワ・イケブンナ(米国)
ローランド・ダンラップ(米国)

<女子ストロー級/5分3R>
シドニー・トリーヨ(米国)
メリッサ・パーカー(米国)

<フェザー級/5分3R>
トリスティ・カマカ(米国)
ガナー・コロナド(米国)

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Interview LFA104 other MMA カーロス・キャンデラリオ ドノヴァン・フリロー ブログ 堀内佑馬

【LFA104】ドノヴァン・フリローと対戦、堀内佑馬─01─「少しずつ上手くできるようになっている」

【写真】今週末、LFAで戦う堀内佑馬。フライ級に下げ、飛躍を誓う (C)MMAPLANET

16日(金・現地時間)にオクラホマ州ショーニーのグランドカジノ・ホテル&リゾートで開催されるLFA104「Mckenzie vs Phillips」に堀内佑馬が出場する。

12日(月・現地時間)の時点ではコンテンダーシリーズでホナウド・カンジド戦を含めキャリア7勝0敗のカーロス・キャンデラリオと対戦予定だったが、その数時間後にドノヴァン・フリローに相手が代わってしまった。

コンテンダーシリーズで現UFCファイターのリッキー・シモン、WSOFでは現ACAバンタム級王者マゴメド・ビブラトフらとの対戦経験もあるフリローもまた堀内にとってキャリア最強の相手といっても良いだろう。

急な対戦相手の変更にも、「キャンデラリオと同じようにコンテンダーシリーズに出ている選手ですし、モチベーションが下がることは一切ないです。しっかりと勝って、上にいきたいです」と言い切った堀内。

キャンデラリオと戦うつもりだった時点で行ったインタビューであるが──今回の試合、そして米国での現状と、LFAからUFCを目指す気持ちに一片の揺るぎもない──堀内、単身渡米から5年目を迎える23歳の言葉を紹介したい。


──いよいよLFAでの2戦目が今週末に迫ってきました。一度はコロナ・パンデミックにより帰国を余儀なくされた堀内選手ですが、再び渡米し米国の様子は変化していますか。

「そうですね、10月にアーバインに戻ってきて……今は特にワクチン接種も始まっているので、普通の生活に戻ってきている雰囲気はあります。一応、マスクはしているのですが、ソーシャルディスタンスを保つとかはなくなってきていますし。

ジムも一般の人も練習に戻ってきています。陽性になったチームメイトもいて、でも無症状だったり軽症だったから去年の今頃のような恐怖感は持っていないという感じです。結果、僕もしっかりと練習はできています。練習前に熱を測って、消毒は絶対なのはコロナ前とは違いますけど」

──日常が戻っているということですね。

「そうですね、色々なクラスも再開されていますし。僕自身もチーム・オーヤマ以外の出稽古もできています」

──おお、そうなのですか。出稽古はどこで?

「ジヴァ・サンタナのワン柔術ですね。ワン柔術に来ている選手は、組み技が本当に強いです」

(C)DAVE MANDEL

──コンバット柔術バンタム級世界王リチャード・アラルコンもワン柔術所属ですね。

「レッドですね。レッドは以前、チーム・オーヤマで練習していたようでISAOさんや(佐藤)将光さんがオーヤマに来た時に一緒にやっていたみたいです。将光さんも日本でお会いした時とか『レットとやっている?』って尋ねられました。それぐらい印象に残る強い選手で、今もちょっとスバ抜けています」

──ジヴァはアーム・コレクターの異名をとって腕十字をMMAでも取りまくっていたのですが、チーム・オーヤマで指導している時に来日した際、オーヤマ・コーチと一緒にファイト&ライフでパウンドの打ち方という技術モノをしてもらったことがあります。

「そうなんですか!! ジヴァさんのテクニックとか、間近で見ることができて本当に良い経験になっています。ドリルとかで技をかけてもらうと、指に道着ダコみたいなモノができていて……只者じゃないですね」

──競技柔術も当然長けているのですが、彼ら世代らしいというかヴァーリトゥードを想定した柔術を身につけている。ジヴァにはそんな印象があります。

「猪木✖アリ状態で、ガードを越えてパスして抑える。そこからパウンドというドリルもあります!! ジヴァさんはMMAの動きを柔術に落とし込んだモノを教えてくれます」

──オールドスクール柔術の良さですね。

「僕は逆に新しいと思いました」

──おお、なるほど。完全に一周回っていますね。素晴らしいです。

「アレックス・ペレスもずっとワン柔術でジヴァさんの指導を受け続けていて。試合が決まってから、紹介してもらって通わさせてもらうようになったんです」

──アレックスはUFCフライ級王座挑戦こそ残念な結果に終わりましたが、彼と一緒に練習することは本当に良い環境ですね。

「そうですねぇ、良い練習ができています。今回の試合前もアレックス、ルイス・スモルカ、UFCウェルター級のクリスチャン・アギラーなんかとやってきました。

マルロン・ヴェラもオーヤマやワン柔術でたまに一緒にやります。試合前になるとリッキー・シモンもオレゴンからやってきますしね。リッキーとも3週間ぐらい、しっかりと練習してきました」

──いやぁ、本当に素晴らしいUFCファイターに囲まれています。

「彼ら以外にもレスリングが強い選手とかいて。レスリングも打撃も、寝技もついていけるようになっているので、少しずつ上手くできるようになっている──と思うようにしています!!」

──今回の相手カーロス・キャンデラリオはコンテンダーズ・シリーズでノヴァウニオン所属の修斗南米王者に勝っています。キャリア最強の相手かと(※インタビューの翌日にキャンデラリオの欠場が決まり、ドノヴァン・フリローと対戦が決まった)。

「強いと思います。でもコンテンダーシリーズやUFCを経験している選手と戦えるのが、初めてなので凄く楽しみです。僕はUFCで戦いたくてMMAを続けているので、UFCにアピールできる相手と戦うことはオイシイです。絶対に落とせないですけど。

キャンデラリオは打撃は強いですけど、テイクダウンや寝技には穴があるかと思います。サウスポーだし、一応の対策はしましたけど、ケージのなかに入って自分のフィーリングで戦おうと思います」

──昨年1月のLFA初戦、レアンドロ・ゴミス戦は勝っていてもおかしくない僅差の判定負けでした。

「前の試合に関しては、ホントに悔しかったです。ここで頑張らないといけないっていう時に行けなかった。コーチやチームメイトからも『相手も疲れているし、最後に行けば倒せたのに行かなかったんだ』と注意されました。

今回は攻め時に何があろうが攻める。アグレッシブに戦いたいと思います」

──コ・メインです。

「それを聞いた時は、凄く嬉しかったです(笑)。ここで勝って、ベルトに挑戦するか──大きなチャンスをモノにしたいです」

──LFAはコロナの影響から活動を再開した直後に集結した強烈なメンバーがUFC、Bellatorへとステップアップを果たし、少し落ち着いた感もあります。

「そうですね。僕もフライ級に階級を下げたのですが、前王者のジミー・フリックスに比べると、現王者のヴィクター・アルタミラノは一枚落ちるかと思います。

正直、『アレがチャンピオンか』って回りも言っています。あのチャンピオンより、次の対戦相手の方が強いと思います。だから、めっちゃ良い勝ち方をしてアピールしたいですね」

<この項、続く>

■視聴方法(予定)
4月17 日(土・日本時間)、
午前10時00分~UFC Fight Pass

■LFA104対戦カード

<ライト級/5分3R>
アーロン・マッケンジー(米国)
ブランドン・フィリップス(米国)

<フライ級/5分3R>
ドノヴァン・フリロー(米国)
堀内佑馬(日本)

<ミドル級/5分3R>
ジュリアン・ルブロン(カナダ)
ジョエル・バウマン(米国)

<ウェルター級/5分3R>
ケヴィン・レイフォード(米国)
クリス・ブラウン(米国)

<150ポンド契約/5分3R>
ティモシー・ティーブス(米国)
ハビエル・ガルシア(米国)

<ヘビー級/5分3R>
トーマス・ピーターソン(米国)
オデル・パンティン(米国)

<ミドル級/5分3R>
オビンワ・イケブンナ(米国)
ローランド・ダンラップ(米国)

<女子ストロー級/5分3R>
シドニー・トリーヨ(米国)
メリッサ・パーカー(米国)

<フェザー級/5分3R>
トリスティ・カマカ(米国)
ガナー・コロナド(米国)

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