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【UFN204】佐藤天が1年4カ月ぶりのオクタゴン、英国ロンドンでグンナー・ネルソンへスクランブル発進!!

【写真】ついにこの時がきた。自己証明の一戦、この間に蓄えてきた力を余すことなくオクタゴンで出してほしい(C)Zuffa/UFC

「去年の初めからいつでも戦えるようにずっと準備してきました。必ず成長した姿を見せて勝ってきます!」

19日(土・現地時間)、英国ロンドンのO2アリーナで開催されるUFN204:UFN on ESPN+62「Volkov vs Aspinall」におけるグンナー・ネルソン戦が決まった佐藤天から上記のような連絡が入った。

2020年11月のミゲール・バエザ戦以来、事実上のフリーエージェントで次の試合が決まれば契約続行という宙ぶらりんの状態が1年2カ月も続いた。そしてPFL転身の意思をほぼ固めたラストミニッツでのUFCとの再契約となった佐藤がいよいよオクタゴンへ戻る。


今回の契約時もショートノーティス出場が前提だっただけに、「去年の初めから」という言葉通り、佐藤は常に試合ができる肉体と精神を保ってきた。実際、この試合の契約書が届いたのもフロリダ時間で4日(金)、15日前のオファーになる。

サンフォードMMAのチームメイトは試合が決まっていたり、ワクチン接種の問題で英国に同行できるメンバーも未定のまま、何も躊躇することなく彼は「イエス」と即答したという。

そんな佐藤の相手ネルソンは当初の予定でブラジルのクラウジオ・シウバと対戦予定だったが、負傷欠場とり代役出場の機会が巡ってきた。そのネルソン、2012年のUFC登場以来、ポイント空手とヘンゾ・グレイシーの黒帯である柔術を融合させたスタイルで、快進撃を見せたていた33歳だ。

つまりUFC在籍10年目を母国から最も近いUFC開催国である英国で迎えることになる。ネルソンは最後の試合が2019年9月、今回が複数契約でUFCの戻る最初の機会で佐藤以上のブランクがある。それ以前もレオン・エドワーズ、ジルベウト・ドリーニョに連敗を喫しており――トップどころとの対戦が続いたため――戦績も勝ったり負けたりが続いていた。

とはいえUFC戦績8勝5敗のネルソンだけに、契約が目的ではない勝つことが使命の佐藤にとって、彼との試合は飛躍の第一歩にしなければならないマッチアップだ。

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【UFC】佐藤天が3月19日のロンドン大会に緊急出場 グンナー・ネルソンと対戦

345674

63: 実況厳禁@名無しの格闘家 2022/03/08(火) 07:28:41.76 ID:M+pa5q9+0
佐藤天グンナー・ネルソンか


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3.19『UFC Fight Night 204』クラウディオ・シウバ負傷欠場により佐藤天がグンナー・ネルソンと対戦

グンナー・ネルソンが2年半ぶりに復帰、3.19 UFC ロンドン大会でクラウディオ・シウバと対戦(2022年01月25日)

 こちらの続報。

Claudio Silva injured, out of UFC London fight with Gunnar Nelson(MMAFighting)

 UFCが3月19日にイングランド・ロンドンで開催する『UFC Fight Night 204: Volkov vs. Aspinall』でグンナー・ネルソンと対戦予定だったクラウディオ・シウバが膝の負傷により欠場することをMMAFightingが確認したとのこと。


 その後代打で佐藤天がネルソンと対戦することをMMAFightingが確認したとのこと。

 佐藤は2020年11月の『UFC on ESPN 18: Smith vs. Clark』でミゲル・バエザに2R肩固めで敗れて以来1年4ヶ月ぶりの試合続きを読む・・・
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【UFC271】摩訶不思議。灰色龍白虎功夫の黒サッシュ=ロニー・ローレンス「ブロックはOK、空振りはNO」

【写真】キャリア7勝1敗、「ここを!!」ということではなく、全体像としてローレンスのMMAは一見の価値がある (C)Zuffa/UFC

12日(土・現地時間)、テキサス州ヒューストンのトヨタ・センターで開催されるUFC 271「Adesanya vs Whittaker 2」で、ロニー・ローレンスがマナ・マルチネスと対戦する。

まだまだ日本では無名のバンタム級ファイターだが、若松佑弥がサンフォードMMAで練習を行った際、ローレンスとのスパーリングがABEMAで流れ、若松の動きを利して戦うスタイルが──一部で注目を集めていた。

あまり他では記憶にないスムーズなスクランブルから、打撃という流れをMMAでも実践しているローレンスに初インタビューすると、ストリートファイトを念頭に置いた、カンフーが彼の根底にあることが分かった。


──ロニー、土曜日の試合に向けて今の調子は如何ですか。

「良い感じだよ。体重を測りながら、食事もできている。それほどダイエットは厳しくなくて、食べたいモノは食べられるようにしているんだ」

──実はサンフォードMMAに若松佑弥選手が訪れた際、ロニーとのスパーが日本のABEMAで紹介されてから、インタビューができないか期待してきました。
ができることを非常に楽しみにしていたんです。

「ユーヤのことは大好きだよ。すぐにでもユーヤにフロリダに戻ってきてほしい。ユーヤとは本当に良い練習ができたんだ。僕が見てきた中で、彼は一番スピードがある。僕も速い、ユーヤも速い。だから最高の練習ができた。ユーヤは3月にアドリアーノ・モライシュに挑戦するよね。彼がベルトを手にすることを願っているよ」

──若松選手もその言葉を聞いて、喜ぶと思います。ところでチームメイトである佐藤天選手からは『ロニーはコントロールが上手いけど、パワーに頼っていない』という話を聞いていていました。

「タカシの言う通りだ。スタンドでも大振りは避けている。強振すると疲れるのも早いからね。そりゃ初回にKOできれば良いよ。でも、僕の頭は『そうならない時はどうするんだ』っていう方法に働くんだよ。

相手を殴るにはレンジを理解し、フェイントを駆使して頭を動かしたうえで、テイクダウンも頭に入れる必要がある。そうやってタイミングをはかりつつ、相手の体の全てを攻撃するようにしている。脚、ワキ腹、頭部とね。フットワークやフェイクを使って、攻撃をする。ブロックされることは構わないんだ。でも、空振りは避けたい」

──タイミングを計るリアクション・ファイターは見過ぎるというきらいがありますが、ロニーはアグレッシブですよね。そこが凄くユニークに感じます。

「僕の目指すところはアグレッシブなカウンターファイターなんだ。フットワークを使うけど、近距離でも戦う。だいたい、試合が長引けばより積極的になる。でも最初はスマートに距離を測って、カウンターを狙うよ」

──グラウンドやスクランブルでも、ロニーは相手の体重移動を利しているかのようなカウンターアタックが絶妙です。

「細心の注意を払って、ディティールを大切にしている。そのために忍耐強く戦っているよ。自分の能力を如何に試合で使えるか。ファイトIQだよ。多くの選手が試合中に、自分の声に耳を傾けていない。

時には体が『レッスルはしたくない』と言っているかもしれない。そういう時に他に戦う手段があるのか。そこを突き詰めるために毎日のトレーニングが必要なんだよ」

──いやぁ、素晴らしいです。それでいて動きが多いからロニーは、他にないスタイルだと感じるんです。

「僕は君が言ったようにリアクション・ファイターだよ。でも、同時にハイライトリール・ファイトも行っているんだ」

──動くけど無駄がなく、結果として非常に効果的な動きをしています。

「MMAってだいたいはボクシング、レスリング、柔術で成り立っていて、少し空手やトラディショナル・マーシャルアーツが見られる。僕は空手、テコンドー、ボクシング、ムエタイ、柔術、足関節、レスリング、柔道をやってきた。17歳で始めたカンフーも含め、全ての経験を生かして戦ってきたんだ」

──ロニーが稽古してきたカンフーとはどのようなモノなのでしょうか。

「チャイニーズキックボクシング……散打、ウィンチャン・カンフー(詠春拳)もやってきたけど、主にストリートでの護身術を習得した。ケージで戦うようになってもからも、僕の蹴りはカンフー時代に修得したモノを使っている。

ストリートファイトの戦いは、如何に身を守るかということに重点が置かれていた。目潰し、喉への攻撃、掌底攻撃、急所攻撃、全てが含まれていたよ。僕はグレードラゴン・ホワイトタイガー・カンフーのブラック・サッシュ(※サッシュとは中世の軍人の勲章のような、肩から腰に掛けて掛ける儀礼な場面で使う帯)なんだ。MMAでは使えない。でも、ストリートファイトの護身を習った経験は生きるよ」

──そんな話を聞くと、さらにマルチネス戦が楽しみでしょうがなくなってきました。ではマルチネスの印象を教えてください。

「前の試合はショートノーティスで、しかもコーチが亡くった直後という状況であまり参考にはならないんだけど、あまり動きの多い選手じゃないと思う。ジャブは多いけど、レスリングもそれほど仕掛けない。でも様子見を続けるというわけじゃないよね。僕のフットワークと、アングルで攻略できると思っている」

──スイッチヒッターですが、パワーがあるのは左かと思います。

「そこだよ。左が強いことは、注意しないといけない。いずれせによ打ち合いだろうが、裏のかき合いだろうが、どんな戦いになっても対応できないとMMAじゃない。多くの選手が1つや2つのスタイルを使って戦うけど、僕は多くのスタイルの練習をしてきたうえで、戦いの中でトラディショナル・マーシャルアーツ……カンフーの美点を見せたいと思う」

■視聴方法(予定)
1月23日(日・日本時間)
午前7時30分~UFC FIGHT PASS
正午~PPV
正午~WOWOWライブ

■UFC271対戦カード

<UFC世界ミドル級選手権試合/5分5R>
[王者] イスラエル・アデサニャ(ニュージーランド)
[挑戦者] ロバート・ウィティカー(豪州)

<ヘビー級/5分3R>
デリック・ルイス(米国)
タイ・ツイバサ(豪州)

<ミドル級/5分3R>
ジャレッド・キャノニア(米国)
デレック・ブルンソン(米国)

<バンタム級/5分3R>
カイラー・フィリップス(米国)
マルセロ・ロホ(アルゼンチン)

<ライト級/5分3R>
ナスラ・ハクパレス(ドイツ)
ボビー・グリーン(米国)

<ヘビー級/5分3R>
アンドレ・オルロフスキー(ベラルーシ)
ジャレッド・ヴァンデラ(米国)

<女子フライ級/5分3R>
ロクサン・モダフェリ(米国)
ケイシー・オニール(英国)

<フライ級/5分3R>
アレックス・ペレス(米国)
マット・シュネル(米国)

<ライトヘビー級/5分3R>
ウィリアム・ナイト(米国)
マキシム・グリシン(ロシア)

<バンタム級/5分3R>
ロニー・ローレンス(米国)
マナ・マルチネス(米国)

<ライト級/5分3R>
アレキサンダー・ヘルナンデス(米国)
ヘナト・モイカノ(ブラジル)

<ライトヘビー級/5分3R>
カーロス・アルバーグ(ニュージーランド)
ファビオ・チェラント(米国)

<ミドル級/5分3R>
ジェイコブ・マルクーン(豪州)
AJ・ドブソン(米国)

<バンタム級/5分3R>
ドゥグラス・アンドレージ(ブラジル)
セルゲイ・モロゾフ(カザフスタン)

<ウェルター級/5分3R>
ジェレマイア・ウェルス(米国)
マイク・マザサ(ニュージーランド)

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【UFC】再契約なった──超ド級のリア充、佐藤天「もう1度、土俵に立てるので借りを返して上へ」

【写真】根っからの笑顔も久しぶりに見たような気がする (C)MMAPLANET

1月12日(土・現地時間)、フロリダの佐藤天から「試合の日程は決まっていないんですが、UFCと再契約することが決まりました! 今日明日には契約書も出してくれます」という連絡が入った。

2020年11月を最後に、試合のオファーとともに契約更新という宙ぶらりんの状態で、いつあるか分からない緊急オファーに備え練習に精を出してきた。そんな厳しい時間にようやく終止符を打つことができた佐藤に、改めてインタビューを申し込んだ。

時を同じく平良達郎のUFC契約の報がJ-MMA界をわかせた今、佐藤天の心境をお伝えしたい。


──UFCと契約がなったと連絡を頂いていたのに取材が遅くなってしまって申し訳ありません。

「いえ、とんでもないです。あの日にコーチとマネージャーの(ヒラタ)シュウさんとミーティングをして『今日中に決まらないなら、PFLにしよう』という状況でした。次の週の大会のオファーがあったのですが、ビザの発給が間に合うかどうか。コロナの関係で3、4週間掛かるということでしたけど、ここでビザが出ないなら次のオファーはいつになるか分からない。それならPFLと契約するつもりになっていました。

結局、ビザは間に合わないということだったのですが、ショーン・シェルビーが『契約書を先に出す』と言ってくれたんです」

──さっさとそうしてくれれば良かったのに……という想いは?

「UFCも上場したので、契約に関して時間が掛かるようになっていて。試合のオファーの時に契約書を出すということで、同じように待たされているチームメイトも何人かいました。今はオファーがない状態で契約書を出すことが難しくなっているそうです。でも、最後の最後のタイミングで複数試合契約できることになりました」

──気持ちはどれぐらいPFLに向いていたのでしょうか。

「最後の最後までUFCで戦いたいという気持ちでした。ただヘンリー(フーフト)やグレッグ(ジョーンズ)も僕がUFCでやりたいことを十分に理解したうえで『最後の最後、これで無理なら、試合ができないという事態は避けるべき。それだったらPFLでコンスタントに戦おう』という風に言っていましたね。

なのでPFLで戦うという覚悟は決まっていました。UFCでやりたい、1回でも良いからという気持ちは変わっていなかったです」

──そういうなかで契約がなった。素直にどう思われましたか。

「願いは通じるんだなって。ビザとか自分がコントロールできないことだし、ショーン・シェルビーも『枠に入れるようにやっている。それでも難しかったら、PFLでの条件を良くしてもらうように掛け合う』とまで言ってくれていたんです」

──なんと、そこまでですか。

「ハイ。そういうことで決まったのは、素直に嬉しかったです。自分だけの願いじゃなくて、応援してくれる人もそうだし。カミ(バルジニ)も『良かった。ずっと祈っていたんだ』って次の日の練習前に連絡をくれて。皆が僕のことを思ってくれているなか、またスタート地点に立てることが凄く嬉しかったです」

──運を天に任せた。そういう状態で、諦めないからといって願いは叶うものではありません。でも、見切りをつけてPFLにしていれば今回の契約はなかったですね。

「PFLとサインするというタイミングは何度もありました。それでも1パーセントでもUFCの可能性があるなら──と見送ってきました。シュウさんも僕に試合を組ませたいという気持ちがあって、条件面も考えてPFLの話をしてくださっていたので、やり辛かったと思います。でも、僕のそういう気持ちをくんで本当に粘り強くUFCと話してくださいました。この間、シュウさんと密に連絡を取ってきて、立てた方針は他のマネージメントと同様のものですし。しっかりと話して、理解をし合ってここまで来られた。感謝しています」

──PFLは1年間でスケジュールが確定しますし、2試合は確実で。勝てば3試合、4試合とあるので決して悪い話ではないです。自分は日本からPFLに挑戦する選手も出てきてほしいと思っています。

「ハイ。僕もあのタイミングで無理なら、PFLで一生懸命にやるつもりでした。PFLは良い選手が集まっていますし、試合を視るのも好きで。もちろん、簡単に勝てる場所ではないです。でも本当に少しでUFCの可能性があるなら、そこは諦められなかったです。プロである限り、目の前のお金のことも考えないといけないです。ただし、結果が出ていないなかで、そこを一番に求めることは──自分が追い求めてきたものとは違います。UFCの最後の試合で負けていますし、2敗している。借りを返して、上を目指したいです」

──契約が取れた。それから3週間が過ぎましたが、気持ちの方は違いますか。

「いつでもスクランブルで戦えるように準備をしている。そこに変わりはないし、練習に向かう気持ちやモチベーションンはこれまでと同じです。ただ、夜に今後について考えたり、そういうことから開放されたので楽ですね。ただ一度跳ね返されたので、しっかりと勝てる……勝っていけるようにしていきます」

──この間、カザフスタンからシャクハト・ラクモフなど新しい選手の台頭がウェルター級でもあります。

「シャクハトはサンフォードで、キャンプをするので試合前は一緒に練習しています。練習中は凄く強いわけじゃないのですが、頭が良いです。度胸もあるし、自分の強さを本番で出す強さがあります。練習中は穴があっても、試合ではそこを見せないです。

あとミシェウ・ペレイラと試合をしたアンドレ・フィアーリョも一緒にやっています。彼も僕と同じように1年ぐらいUFCのオファーを待っている状態で、試合がないからUAEWに出場したりしていたのですが、5日ぐらい前のオファーでサインをして。それにイアン・ギャリーも、いますよ」

──あのアイルランドの新鋭ですか。

「ハイ。組みは課題ですが、打撃は良いですね。大舞台で結果を出す器、華があります」

──カザフスタン、ポルトガル、そしてアイルランドからやってきた選手達と、佐藤選手は日々練習しているわけですね。

「だから……こっちにいないと、日本にいると分からないことが多すぎます。そこがこっちと日本の差が広がる理由の一つだと思います。ジルベウト・ドリーニョがいて、ビセンチ・ルケもいます。メジャーと契約していなくても、LFAに出ていたタイラー・レイとか強いですし。PFLのシーズン中はローリー・マクドナルドもいました」

──凄まじいメンバーです。

「で……やっぱり皆、UFCで戦いたいんですよ。色々な国から、家族を国においてまでやってきて練習している。何も僕がやっていることは特別じゃない。色んな国から気合が入っている連中が集まっているので居心地が良いです。スクランブルのオファーに文句を言うヤツなんていない。僕はそういう連中がいる、ここが好きです」

(C) TEN SATO

──そういう佐藤選手を支える存在に関してですが……。佐藤選手の彼女が美人でヤバいというTwitterの投稿があるという話が伝わって来たのですが。

「あぁ、それはDropkickさんのインタビューでシュウさんから、彼女のことを尋ねてというリクエストがあったそうで(苦笑)。それでインタビューで話して……」

──あぁ、そういうことですか。発信源は自分でないことを伝えたくて。彼女さんの話題は、若松佑弥選手としか話題にしていなかったですよ(笑)。

「初めて食事に行った時、ちょうど佑弥が来ていた時なんです。で家に戻ったらアイツが『天さん、何ニヤニヤしてんですか。どうだったんスか』って(笑)。次に会ったのはドゥリーニョの試合を見に行った時で。3度目のデートの後から付き合うようになりました」

──この間、実は彼女の存在がないと佐藤選手は心が折れてしまっていたんじゃないかと思っていました。

「いやいやいや、そんなことはないですよ。それは別です。ただ練習に身は入りましたね(笑)。この間も色々と話を聞いてくれましたし……」

──厳しい状況が続いていても佐藤選手は彼女さんの話になると、表情が明るくなって。現地の写真を記事用に送って欲しいとお願いすると、さりげなく彼女の写真もあって(笑)。

彼女さんはプロのチェロ演奏者だそう。お幸せに。岡田遼の歯ぎしりが聞こえてきそうだ……(C)TEN SATO

「アハハハハ。彼女も喜んでくれました。

付き合う前に、初めて食事をすることになった時、そろそろ試合があるという話だったので『緊急のオファーを待っているので、試合が終わったら会いましょう』って……。で、それを何度か繰り返して、全然試合が決まらなくて。『なら、もう会いましょう』っていうのが始まりでした。何カ月も連絡だけしていて。あの間があったから、今があると思います」

──御馳走様です(笑)。超ド級のリア充の佐藤選手ですが、あとは試合がいつになるのか。

「遅くとも5月中の試合にオファーをする。それまでもショートノーティスで声を掛けることもあるから、準備をしておいてくれ──ということです。これまで通りです。平良選手もUFCと契約して、また日本でも注目度が上がるかと思います。

僕も契約したからOKでなく、ここからが大切です。今度は結果を残します。本当にあとはやるだけです。もう1度、UFCという土俵に立てるので借りを返して上にいく。UFCでも勝てるということを証明します。そのためにこっちにいるので」

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【神降臨】シュウヒラタ 氏がNG無しで答えてくれました【朝倉未来 井上直樹 RIZIN】コラボ対談 後編

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17:56 佐藤天選手について
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【UFC】2021年12月30日(現地時間)の佐藤天「1回で良いんです。チャンスを与えてくれれば……」

【写真】2021年の締め、佐藤天インタビュー。インタビューから7時間後――この選手を声を今日、この時間に伝えておきたいと思いました(C)TAKASHI SATO

佐藤天が最後にUFCで戦ったのは、昨年11月28日。ミゲール・バエザに敗れ、オクタゴン戦績は2勝2敗となった佐藤に2021年は次が訪れないままだった。

この間もフロリダ、サンフォードMMAでUFCやBellagtor、PFLで戦うチームメイトと日々切磋琢磨してきた。それでも試合がない――現状を佐藤はどう考えているのかを尋ねた。


Zoom取材ではUFCのことだけなく、そのほかの個人的な話もし、笑顔もたくさん見られたことも記しておきたい

――佐藤選手、日本人男子唯一のUFCファイターも昨年11月から1年以上、試合から遠ざかっています。一体、どういうことなのでしょうか。

「ここで改めて説明させていただくと、まず去年の11月の試合が終わった時点で、UFC戦績は2勝2敗で契約更新できるのか、見えていない状況でした。試合から数日後、UFCからはコロナ禍もあり『ショートノーティスの可能性が高くなるけど、フロリダにいるならオファーを出す。その時点で契約更新になる』という連絡があったんです。

で5月か6月には試合をできるということだったので昨年末の帰国から、1月に米国に戻り4月からはファイトキャンプ状態で練習を続けていました。でも、なかなかオファーこない状況が続きました。夏過ぎにはもう一度しっかりと交渉をしてもっても決まらなかったです。僕としては自分ができることをするだけなので、1週間前のオファーでも受けられるように常に体重もキープしてきました。コンディショニングのトレーニングもずっとしてきたのですが、気が付けば12月になっていました(苦笑)」

――まったくオファーがなかったのですか。

「実は12月4日の大会の緊急オファーが11月の終わりにありました。もちろんOKしましたし、対戦相手の受けてくれました。そうですね、10日前ぐらいのオファーでした」

――でも実現しなかったのは?

「実は前回の帰国から米国に戻る際にP1ビザが切れていて、Bビザで入国したんです。で、オファーがあるとP1に切り替えるということでフロリダで練習してきたのですが、オファーがあったのが感謝祭のころで……。行政もストップ状態で切り替えができるのが、試合の2日後になるということで戦うことができなかったんです」

――……。いや、なんと言ってよいのか。商用観光ビザだと米国で働くことはできないですからね。

「結果、1月か2月かになるから引き続き準備をしておいてくれという連絡があったのですが、今、コロナの影響でビザの切り替えが、通常は4、5日だったのが2週間から3週間ほど掛かる状況で。そうなるとスクランブルのオファーは受けることができない……。それが現状です」

――う~ん、いやぁ2勝2敗。こういうとアレですが、FCがそこまで佐藤選手にオファーを出さないのはどういうことなのか。

「カミやヘンリーも『ファイトスタイル的に好かれているはずだ』と言ってくれていたのですが……僕は米国にいる外国人選手ですから、与えられたチャンスは手にしないといけないというのは十分に理解してきたつもりです。ただUFCからのドーピング検査も受けて、『試合を組みたい』と言ってもらっても、この状況が続くのは……」

――UFCで戦いたい気持ちを持ち続けている佐藤選手ですが、キャリアを続ける上で他の選択や帰国を考えることはなかったですか。

「コーチたちとも『選手として、試合をしないのは良くない。また1年とか待つことになると、良い時期を逃すことになる』という話にはなります。なので他の団体の意向も聞いてみようという気持ちはあります。

ただし日本に帰るということは全く考えていないです。ヘンリーだけでなく、ヘンリーの奥さんもそうだし、サンフォードの皆が僕のことを大切に思ってくれて。ウェルター級で欠場があると、すぐに動こうってアンテナまで張り巡らしてくれるほど気遣ってくれるんです。

もうぶっちゃけていうと、他のプロモーションから夏ごろにオファーがありました。でも、断らせてもらったんです。やっぱりUFCで戦いたい。もちろん、今もその気持ちです。ただ、ここまでくると他のプロモーションの話も聞く……ということですね」

――UFCは世界最高峰です。だからといって、佐藤選手より力のないファイターとも契約しているじゃないかと、怒りすら自分などは覚えてしまいます。

「怒りというか……求められないのは、辛いです。だから試合があれば、しっかりと見せる。そのために練習をし続けています。まぁ、キツイことはキツイです。ただ自分は自分の中にある価値観、それを大事にしています。選手としての商品価値、どう見えるのかは周りが判断することで。自分のなかで曲げたくないことがあります。その気持ちがあるから、サポートしてくれる人たちもいる。そういう人たちの気持ちも大切にしたいです」

――BELLATORやPFLでも、日本で戦うことができない強い選手と戦えるので、他の選択があっても……と勝手ながら考えてしまいます。

「もちろんBellatorやPFLで戦っている選手たちの強さを知っていますし、彼らがUFCで戦っていないから、選手として価値が劣るとは全く思わないです。ただ、もう自分の意地なのかもしれないですが、1回で良いんです。そのチャンスを与えてくれれば、全てを賭けて掴みにかかる。そのチャンスを1回、1回ごとに掴む。そういう厳しい状況で戦っていくことが、自分の成しえたいことなんです。

BellatorもPFLも本当にレベルが高いです。でも、手が届かないところに挑戦したい。その気持ちは捨てきれないでいます。本当にあと1回で良いです。結果が出なければ自分はダメなわけで。ホントに1試合、5分×3Rを戦う機会が欲しい……です。そういう気持ちでいます。

上をいくらでも見ることができる一方で、嘘をつくことができないところで自分は格闘家として結果を出したい。そこを曲げてしまったら、自分じゃなくなります。そんなことをしてしまうと、同じ気持ちで応援してくれていた人達を裏切ることになる。

なによりも、自分が自分を嫌いになりそうで……」

――ホントにUFCって何なんでしょうね。佐藤選手や田中路教選手の生き様を見させてもらうと……本当に、どんだけなんだよって。

「中学、高校と格闘家に憧れて成長しました。その憧れの人たちが勝てなかった場所がUFCです。同じことをやっていたら、自分も勝てない。だから自分は違う選択、可能性に賭けて今の選択をしました。やっぱり粘りたいです。何度も言っていますが1試合……、1度で良いです。チャンスが欲しいです」

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LFA MMA ONE UFC   上久保周哉 佐藤天 海外 田中路教 若松佑弥

【Fight&Life】それぞれのキャリアアップ。田中路教、若松佑弥&上久保周哉鼎談から『英語力』に関して

【写真】今回の鼎談は若松がシンガポールから帰国後の隔離期間に行われたためZOOM取材となった(C)MMAPLANET

本日23日(木)発売されたFight&Life#88にLFAからUFCを目指す田中路教、ONEで世界フライ級王座をターゲットとする若松佑弥、そしてONEと契約下にあり2021年1月にはトロイ・ウォーセン戦が決まっているが、北米でのファイトも頭の残っている上久保周哉の鼎談が掲載されている。

米国に拠点を置いて、UFCを目指すキャリア。物語が完結されるONEを舞台に、豊かな生活を望む人生。憧れの舞台で戦うことを念頭において、歩もうという姿。三者三様、それぞれが選択したキャリアアップの長所と短所が聞かれた鼎談のなかで「米国で練習をする上での英語力」に関して、若松が田中に尋ねると上久保も現地での体験を振り返ってくれた。

雑誌では紹介しきれなかった『英語でのコミュニケーション能力』について3者の言葉をここで紹介したい。


──海外、国内、試合でも練習でも人それぞれの選択肢があります。

若松 僕の場合は向うで同じ階級の選手が少なくて、それに日本でも抜けて強いというわけじゃないし。日本でデキないのに、言葉も通じないところへ行くんじゃなくて、国内で自分で環境を創っていく方が良いのかなって考えました。お金がたくさんあって、自由にできるぐらい強くなってから、アメリカに行きます。

田中 言葉が通じないところ……という部分を気に掛けることは大切だと思います。向うで生活をして練習をする上で英会話は絶対に必要です。僕も全く話せない頃に米国に行って、色々な人の指導を受けました。でも今と比較すると、言っていることが理解できていなかったです。

英語がある程度理解できるようになった今、英語が分かる方がプラスになるのは絶対だと思います。英語を話せるようになる努力、それは強くなるための努力の一環として、練習と同じように必要です。

上久保 言語の勉強はやらないといけないと思います。自分も2度、米国に練習に行った時に、分からない部分はめちゃくちゃ質問をしました。実際に技を掛けてもらったりして、とにかく尋ねまくりました。スムーズにコミュニケーションが取れていたら、それだけ短い時間で理解できるということですよね。細かいディティールも分かるだろうし。

──その姿勢は絶対に正しいと思います。英会話も聞き流し、自ら離さないと絶対に伸びないかと。ところで若松選手は下ネタで人間関係を築いていったと、佐藤天選手から伺いました(笑)。

若松 取りあえず女好きは世界共通だなと思って(笑)。

田中 ハハハハハ。

上久保 フフフ。

若松 その場しのぎじゃないですけど、それで分かり合えるなって。

──それは入口でしか……。

田中 コミュニケーションが取れているなら良いかと(笑)。

若松 疲れている時、下ネタでテンションが上がるじゃないですか?

田中 アハハハハハ。

上久保 ……。

若松 でも田中さんが言ったように、英語も練習と同じぐらい大切だと思うし。それぐらいの気持ちで取り組めば、話せるようになるんじゃないかと思います。シンガポールで長南さんの英語を聞いた時、本当に伝えたい気持ちがあれば、向うも受け止めて聞いてくれると思いました。

田中 普段の生活でこっちの英語が拙いから、ちょっと嫌な態度を取られることはあっても、ジムの中では絶対にないので。MMAファイターから、そういう対応をされたことは1度もないです。世界中の国から選手が米国にやってきて、チャンピオンになっているわけじゃないですか。アルファメールも色々な国の選手が集まっているし、そこはリスペクトを選手たちも持っています。

※グラップラー系の田中と上久保に対し、倒せる打撃を持つ若松が前戦でテイクダウン&コントロールにトライした。打撃で打ち合うことは妥協なのか──そんなMMAの本質を探りながら、キャリアアップについて回るお金と最強を目指す心境を3者が語り合った鼎談が掲載されたFight&Life#88は12月23日(木)の発売中です。

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UFC キック 佐藤天

UFC on ESPN+55:第8試合・ミゲル・バエザ vs. ケイオス・ウィリアムズ

ウェルター級。

バエザは無敗のままUFCと契約し、UFCでは佐藤天を含めて最初の3戦はフィニッシュ勝利。前戦ではベテランのサンチアゴ・ポンジニッビオと対戦し、序盤は打撃で優勢だったが、両者とも得意のカーフキックで蹴り合った末に、パンチをもらい、攻めも大振りとなってキャリア初の敗戦。

ウィリアムズはUFCデビューからは開幕直後の打撃で2連勝したが、3戦目のミシェウペレイラ戦では最初の攻めを凌がれると接戦となり、僅差だが判定負け。前戦も同様に、開始直後の打撃のラッシュを凌がれると、その後の飛び込んでの打撃も読まれるようになり、KOはできなかったが判定勝ちしている。

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Interview MMA UFC UFN ESPN+47 UFN189 サンチアゴ・ポンジニビョ ボクシング ミゲール・バエサ 佐藤天

【UFN189】ポンジニビョと対戦、距離のサイエンティスト=ミゲール・バエサ「初回で距離を見極める」

【写真】MMAにはフィジカル、気持ち、そしてスマートさが欠かせないことがバエサの言葉でも再認識された(C)Zuffa/UFC

5日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXでUFN189:UFN on ESPN+47「Rozenstruik vs Sakai」が開催される。ジャイルジーニョ・ホーゼンストライク✖アウグスト・サカイのヘビー級ストライカー対決がメインの今大会。そのメインカード・オープニングの一番で、ミゲール・バエサがサンチアゴ・ポンジニビョと対戦する。

バエサといえば昨年11月に佐藤天と対戦し、2R4分28秒で肩固めを極めて一本勝ちしたことで日本のファンにも名が知られた存在だ。佐藤戦の勝利でMMA戦績を10勝0敗、UFCでも3連勝を達成しているバエサは、ヘクター・アルビナをカーフでKOし、マット・ブラウンには左のカウンターを決め、優れた距離とタイミングの取り方を披露してきた。

ポンジニビョというブルファイターを相手に、バエサはどのようなファイトを魅せるのか。「対戦相手を研究し、距離をセットすることで練習してきた技を存分に使うことができる」──ファイターというよりも、距離のサイエンティストと言うべき言葉からも、バエサがUFCウェルター級で結果を残し続けている片鱗を伺うことができるインタビューとなった。


──サンチアゴ・ポンジニビョとの対戦が土曜に迫ってきました。調子の方はいかがですか。

「サンチアゴ戦に向けて、数週間しっかりと作戦も立ててきたし準備は出来ているよ。土曜日は僕の試合になるだろう」

──ミゲールは昨年11月に佐藤天選手を破ったことで日本でもその実力が知られています。

「あの時は最初はタカシと僕は試合をする予定でなくて、ミッキー・ガルと戦うはずが、欠場になりジェレマイア・ウォレスと戦うことになった。でも、その選手も欠場になって、1カ月ぐらいに前にタカシ・サトーが対戦相手になったんだ。

その前の試合で短時間でKO勝ちをしていることが、頭に残っている選手だった。でも、その試合だけじゃ彼のことが分からないからパンクラス時代から彼のファイトをチェックしたんだ。そして彼がどういう選手か理解を深めた。結果、常にパンチを出し、蹴りも交えて距離を取ることを決めた。

テイクダウン後に彼がどういう動きをするかを頭に入れて戦ったよ。僕のトレーナーは高い柔道のスキルを持っていて、タカシが柔道時代の習慣かテイクダウン後の攻防になると背中を見せることを見抜いていた。実際に試合ではまさにその展開になって、しっかりと練習してきたことを出せた」

──佐藤選手が前に出てくるのを誘っているような動きが印象に残っています。そこでオーバーハンドやライトクロスを打ち、また前進を止めるために蹴りも多用していました。

「それもしっかりとタカシの戦い方を頭に入れて、彼の距離とステップインのタイミングが分かっていたからだよ。MMAはボクシングとも、レスリングとも全く距離が違う。ボクシングはパンチの距離で戦う。MMAは当然のように蹴りもあるし、組みもある。

そういうなかで、対戦相手の得意な距離にならないよう自分のレンジで戦う。そこを見極めることができたから、タカシを相手にして自分のすべき戦いができたんだ。

MMAマスターズではコーチと一緒に、彼を丸裸にした。タカシのパワフルなパンチは、どの距離にあるときが最も威力を発揮するのかを見抜いていた。タカシのスピードを考えると、近い距離で向き合うよりも、離れて前に出てこさせる方が、その動きがずっと見えるんだ。そして蹴りを使うことで、仕留めるパンチを見えなくなくする。そのためにオーバーハンドのフェイクも使ったよ」

──そこまでしっかりと対戦相手の特性を見抜いてケージに入るので、サウスポーもオーソドックスも関係なく戦えるのでしょうか。

「そうだね、タカシと戦う時はそうできた。ただし、コンテンダーシリーズでヴィクトー・レイナと戦った時は、そうではなかったよ。1週間前に彼と戦うことが決まって、当初戦う相手とはまるでスタイルが違っていたからね。

だから戸惑ったことも確かだけど、自分の距離で戦うためにバックステップが必要なことは変わりないからね」

──その下がって、相手を誘ってのカウンターショットは見事です。マット・ブラウン戦では結果的に左フックで倒していますが、返しの右ストレートも打っていました。

「マット・ブラウンはオーソドックスだけど、しっかりとビデオを見て研究していればスタンス、前手がどちらかは関係なくカウンターを打ち込むことは可能だよ。だから試合ではだいたい、練習で準備したことがしっかり使えるように初回は相手の動きを観察するようにしている。どう動き、どう反応するか。それを最初の5分で確かめてから、自分のタイミングと距離をどうはめ込むかを決めるようにしている。ここからは、僕の判断だ。

そのために距離の取り方が、凄く重要になってくる。立ち上がりの5分間で、そこを見極めることができればファイトは僕のモノだから。距離を把握すれば、マット・ブラウンの拳、ヒザ、視線も鮮明に見えるようになる。すると彼が動くことで、その次の彼の動きが僕には読める。マット・ブラウンは自分で動いでカウンターの標的になってくれたんだよ」

<この項、続く>

■視聴方法(予定)
6月6日(日・日本時間)
午前5時~UFC FIGHT PASS

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