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【RIZIN TRIGGER01】試合後の談話 堀江圭功「右拳が折れとる。掌底で」&中田大貴「痛みに鈍感」

【写真】前の試合から負傷していた右拳が、試合序盤に折れていたという堀江。中田の印象については「思った以上にタフでしたね」と苦笑いを浮かべていた。一方の中田は顔面血だらけとなるハードファイトの感想を聞かれて「楽しいです」と答え、記者陣からは驚きの笑いが起こっていた(C)SHOJIRO KAMEIKE

28日(日)、神戸市中央区のワールド記念ホールでRIZIN TRIGGER01が開催された。セミファイナルでは、顔面から大流血しながら向かってくる中田大貴を、堀江圭功が左ボディをはじめとするパンチで迎え撃って判定勝利をもぎとっている。
Text by Shojiro Kameike

試合後は敗者の中田が先に会見場へ。鼻を負傷したのか鼻声で質問に答えつつ、途中でティッシュを欲していた。一方、勝者の堀江は右手を吊った状態で会見場に現れた。文字通り激闘を展開した両者の、試合後のコメントは以下の通りだ。


堀江圭功

ーー今日は左ボディブローをはじめ、堀江選手のパンチが何度も中田選手を捉えていました。これまでの試合であれば、KOできていたような手応えがあったのではないでしょうか。

「そうですね。普通の選手なら、あの左ボディでうずくまったりとか。練習でも結構あったので。でも今回は相手が、一発目が入った時は『ウッ』という素振りを見せていたんですけど、自分が右拳を使えないことに気づいたのかもしれません。そうなると相手も選択肢が減って、ボディが来る時が分かるので。それで最後のほうは耐えられたと思いますね」

ーーどれだけパンチが入っても、相手がガンガン前に出てきた時は、どのように感じましたか。

「そういう選手であることは、もともと頭に入っていたんですけど、笑顔で血をダラダラ流しながら近づいてきて……気持ちの強いファイターだなって。本当に『死んでもいい」っていう覚悟を持ったファイターだと感じました」

ーー堀江選手は右拳を痛めた時点で作戦を切り替えたのでしょうか。

「はい。試合前から、もし右拳を使えなくなったら掌底で行くということは決めていて。途中からはずっと掌底かロー、あるいは左ボディを打ったりテイクダウンしたり。それは右拳が折れた時の作戦でした。その作戦で勝てたので良かったですね。1Rが終わった時は『ヤバい、右拳が折れとる。掌底で行くわ』とセコンドにも伝えて。そんなシンドイなかで勝てたので良かったです」

中田大貴

ーーかなり左ボディブローが強烈に入っていたかと思いますが、あのパンチは効いていたのでしょうか。

「いや、パンチもボディブローも、何も効いていなかったです。別に……アハハハ。自分は痛みに鈍感なところがあって、大丈夫かなぁって感じでした」

ーー前回のパンクラスでの試合(9月12日、Ryoに判定勝ち)と比べると、手数は少なかったように見えました。

「堀江選手は距離の取り方がすごく上手かったです。距離設定がすごく上手くて。自分がちょっとでも中に入ると、ちょっとズラされて、若干離れちゃうので。だから、なかなか入り込めなくて。もっともっとガンガン入っていくべきだったんですけど、その距離設定に惑わされました。そういうところを突き詰めて、もっと練習しようと思いました」

ーー堀江選手は、これまでの対戦相手よりもレベルが高かったということでしょうか。

「そうですね。上手かったです。田村選手(田村一聖、5月30日にパンクラスでKO勝ち)とかも上手くて、全然距離が掴めないなぁと思いました。ただ、今回の堀江選手のほうが退避している時間は長かったので、より感じましたね。距離の設定が難しいなって」

ーーいつもハードな試合内容となりますが、今回の敗戦を受けて、ご自身のファイトスタイルを変えようと考えたりはしないですか。

「無いです。いや、分からないですね。変えるというよりは、付け足していくことはあるかもしれないですね。でも変えるつもりは全くないです」

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MMA RIZIN RIZIN TRIGGER01 中田大貴 堀江圭功

【RIZIN TRIGGER01】鬼神の笑み、殴られても倒されても動き続けた中田大貴、MMAで堀江圭功に完敗

<68キロ契約/5分3R>
堀江圭功(日本)
Def.3-0
中田大貴(日本)

まず左ローを見せた堀江が、右を当てて飛びヒザを見せる。さらに右ローを蹴った堀江に対しジリジリと前に出た中田が左フックを伸ばす。距離を取った堀江は右オーバーハンドから左ボディを決める。さらに左ボディアッパーで腹を抉った堀江が、序盤から中田を攻め込む。この一発は効いた感がある中田は、やや腹をかばう構えになったか。

さらに左前蹴りを見せた堀江は、左ジャブを当て左ミドルへ。中田は前に出て左フック、堀江はヒザとボディを攻める。続いてジャブを被弾し、ボディフックにも前に出る中田はジャブを受けても前に出る。堀江はボディ、ローをチェックしてジャブを伸ばす。ボディに左を合わせた中田だが、右を被弾してなお右フックを返していく。さらに左フックから右ハイを見せた中田はローか前に出る。

下がってボディやジャブを入れる堀江に対し、笑って前に出る中田は鼻血を滴り落とし左フック、右オーバーハンドを見せる。堀江は落ち着いてストレート、ジャブを当て中田が左を返す。ローを蹴った中田は右を被弾し、ジャブを受けてローからジャブを伸ばす。右ハイをかわした堀江が右を当てて、前に出て右を伸ばす。スピニングバックフィストの中田だが、堀江はボディを打ちこむ。回る堀江を追う中田が右ロー、ボディに右を見せる。完全に試合をリードした堀江だが、中田は顔面を真っ赤にしながら笑みを浮かべ続けた。

2R、鬼神のごとき笑みを浮かべる中田に、堀江が右オーバーハンドを当てる。ジャブからローの堀江、中田はボディを打たれても前に出る。さらにジャブを伸ばす堀江が右から左のコンビも、中田のパンチの回転が上がる。蹴り足を掴んだ堀江は、直ぐにリリースしてジャブを当てる。中田はボディを返し、左ミドル。さらにミドルをブロックして前に出るが、右を被弾する。

堀江は右、左ボディを渾身の力を込めて打ち込む。中田はそれでも下がらずジャブで前に出る。堀江はシングルレッグでテイクダウン、ハーフで抑える。フレームを創りエルボーを下から打つ中田に対し、堀江はしっかりと抑える。ポイント的には堀江が圧倒しているが、とにかく中田は不気味だ。左の細かいパウンドを落とす堀江が枕で固め、トップキープで2Rを戦い終えた。

最終回、左ボディで殴られた中田の前進に、堀江がダブルレッグでテイクダウンを奪う。クローズドからニーシールド、蹴り上げを見せる中田に対し、堀江が背中を蹴っていく。スクランブルでバックに回った堀江だが、胸を合わせてエルボーを打って離れる。堀江はここで右を当て左ハイ、そしてシングルレッグでテイクダウンへ。

堀江はハーフで抑え、左のパンチを落とす。ケージを使って立ち上がった中田が、ワンツーをヒットさせる。堀江はシングルレッグを決めてマウントへ。掌底を落とす堀江が、ヒジを打ちつける。ブリッジからスクランブルでスタンドに戻った中田はワンツーで前に出て、シングルレッグを切る。

驚異的な粘りを見せ──左を入れ、右を打ちこんだ中田に堀江はシングルレッグからリフトしてテイクダウン。残り30秒、さすがに勝負ありかと思われたが、中田はブリッジからスクランブルでバックに回るなど、最後まで動き続け時間に。

勝負は当然、3-0で堀江に凱歌が挙がった。


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MMA RIZIN キック 中田大貴 獅庵 魚井フルスイング

【RIZIN TRRIGER01】魚井フルスイング、獅庵を左オーバーハンド3発とサッカーボールキックでKO

<バンタム級/5分3R>
魚井フルスイング(日本)
Def.1R4分50秒by KO
獅庵(日本)

頭を下げ気味、左オーバーハンドがあるぞという構えの魚井が左の蹴りを繰り出す。スイッチを織り交ぜる獅庵が右ミドルハイを繰り出す。静かな立ち上がり、左に回る魚井に獅庵が右ハイを蹴っていく。ガードとして飛び上がるように反応した魚井は、左オーバーハンドを振るっていく。この一発がかすったような獅庵は、左の蹴りを見せて後ろ回し蹴りへ。魚井も左ミドルを返し、獅庵が右を伸ばす。

残り1分、左を伸ばした魚井に対し、獅庵が両手を広げて効いていないとアピールする。と、獅庵の右に魚井の左オーバーハンドがヒットし動きが止まる。バタついて手を出す獅庵は、一旦間合を外した魚井に右を振るおうと踏み込んだところで、左がもう一発打ちこまれる。後方に倒れた獅庵に、魚井がサッカーボールキックを見舞ったところで試合が決まった。

支えてくれた人々への感謝の言葉を発した魚井は「ウチの若いのメッチャ強いですから」と中田大貴へエールを送った。


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【RIZIN TRIGGER01】柏木信吾に訊く─02─「RIZINでケージのチャンピオンが誕生することだってありえます」

【写真】後編のスナップショットは真面目バージョン。必ずRIZINの文字が背景に入る場所をセレクトする柏木氏(C)MMAPLANET

本日28日(日)に神戸市中央区の神戸ワールド記念ホールで開催されるRIZIN TRIGGER01。同大会を前にしてJ-MMAの実状、世界の中の日本のMMAという論点で柏木信吾氏に行ったインタビュー後編。

RIZINルールのケージ大会に期待すること。そしてRIZINとBellatorの今後に対して柏木氏が熱弁をふるった。

<柏木信吾インタビューPart.01はコチラから>


──TRIGGERはケージでRIZINルール。ケージで北米ユニファイドとも、リングでRIZINルールとも違う戦いが見られそうです。

「ケージでグラウンドの4点ヒザ、サッカーボールキックがあれば膠着はかなり減少するかと思います。選手にとっては気が抜けなくて、精神的に厳しい戦いになるでしょうね」

──レフェリーも気が抜けないです。

「う~ん、でもそこはアジャストしていただかないと」

──サッカーボールキックが入ると終了の合図的なこともありますが、ケージを背負って座った状態の選手にヒザ蹴りとか、本当に怖いです。ただし、見た目のインパクトでストップしてしまうことも起こる可能性があります。

「ヒザですよね。テイクダウンから起き上り際、スクランブルでのヒザ蹴りはユニファイドではない攻撃で。ユニファイドだと一息つけるところが、致命傷になる」

──いやぁ、止まることができないですね。厳しいっ!!

「そうなんです。動くしかない。なら立ち上がってクリンチに、すぐに持ち込まないと」

──それはそれで疲れますね……。ところでユニファイド思考の選手が、ケージで外国人選手との試合も組まれていくのであれば、「リングだから」とRIZINを避けていた選手が出場するケースも増えそうですね。

「そうかもしれないですね……」

──と同時に、ケージしか出たくないんだと言うかもしれないです。

「そういう選手はお断りです(笑)。というのは冗談で、TRIGGERだけ、そして踏み台にしたいという選手が出るのも良いと思います。TRIGGERで無双して、それでも『リングは出ない』というのなら格好良いですし、運営側としては意地でも出場させたくなってビッグファイトが生まれるかもしれない。

それこそTRIGGERが盛り上がると、RIZINでケージのチャンピオンが誕生することだってありえます。RIZINリング王者、RIZINケージ王者が生まれるってなると、それはそれで面白くないですか。そこまでTRIGGER……RIZINで金網が盛り上がるなら、それこそさっき高島さんが言った別競技……RIZINのスピンオフ・ストーリーが確立する。それってメチャクチャ面白いですよ」

──もう制圧ですね。

「ハイ」

──J-MMA界を……。

「いや、何言っているんですか!! そんなことないですよ」

──アハハハハハ。

「いやいやいやいや、引っかけじゃないですか!!(笑)。そんなことは考えていないですよ。でもリングとケージの統一チャンピオンシップとか、面白くないですか!!」

──そりゃ面白いですよ。結果、制圧してしまうし(笑)。

「だから、制圧じゃないですって(笑)」

──自分はフリーで25年やってきたから、力がないモノは続けられない。それが当然だと思っているのは嘘じゃないです。

「でも、RIZINはそれを全然望んでいないですから。やはり協力体制がないと、業界全体が盛り上がらないですからね。どこかが転んだときに、『ざまぁ見ろ』なんて思っている業界は伸びないです」

──ホント、その通りです。自分たち雑誌も格闘技通信が休刊になった時、ゴン格の人間で喜んだ者など誰一人もいなかったです。先を走っていたライバル誌がなくなるって、ジャンルにとって大きなピンチだったので。だからTRIGGERで勝っても、もともと活躍していたプロモーションで試合も続ける。そういう風になるのが、理想ですね。

「そうなんですよ。負けて戻って再生だけでなく、勝った選手が凱旋。そこも上手く調整しながらやっていくつもりです。そこはしっかりと向き合って、足並みを揃えてやっていければ業界全体が良くなる。甘いですかね?」

──甘かろうが、辛かろうが……です(笑)。理想を追いかけないと。そういう部分ではどのプロモーションも選手の手売りがマネタイズになっており、勝ち負けに関係なく試合が組まれるという状況があります。そこはUFC、Bellator、PFL、ONE、BRAVE CF、UAEWなどとの違いですが、柏木さんはどのように考えられていますか。

「日本ではMMAが興行という形に収まっており、コンテンツとして広く認められチケット云々でなく、スポンサーフィーやインベスターからの投資を得ることができる状況にはないです。この状況では、PFLのように地味でも強ければ良いという風に世界中から選手を呼ぶことはできない。それができれば本当に理想的で。でも、日本はその状況ではない」

──そこを業界全体でどう打開していけるのか、期待しています。そして、ここからは柏木さんの渉外という面で、お話を聞かせていただきたいのですが。

「ハイ」

──RIZINバンタム級チャンピオンの堀口恭司選手がBellatorと契約した。ベラトールとエクスクルーシブですが、RIZINに関してはベラトールの合意があると試合ができる。これは画期的な、この業界になかった契約形態だと思います。そうなると他の日本人選手も同じようにベラトールと契約し、日本でも試合をすることができるようになるのでしょうか。

「日本人選手に関わらず、RIZINとエクスクルーシブ契約の外国人選手も堀口選手のような契約形態にできないかという問い合わせは来ています」

──そうなりますよね。

「日本が大好きで、RIZINも大好きだ。RIZINで2度戦い、ベラトールで2試合する。そういうことは可能か?と」

──それが実現すれば、本当に素晴らしいことです。

「堀口恭司選手を皮切りに新しい契約の仕組みができるかもしれないです。まあ、これはスコット・コーカーと榊原社長の話し合い、人と人、人間関係で決まったことなので本当に凄いことだと自分は思います」

──ただし、そういう希望を堀口選手以外の日本人選手が持っていてもベラトールで勝てるでしょうか。私は正直、甘くないという想いはあります。

「それは私もあります。簡単ではないです。正直、世界という言葉は言いやすいかもしれないですが、やはり知ることが先だと思います。行きたいというのも良いです。行けるなら、行くべきです。でも、現実を見る必要性はあります。かつ国内で誰もが納得する戦績を残した選手が行くのが一番ではないかと。UFCに行くのではなく、UFCで勝つことを考えてほしい。

そうなると現状では日本からシレっとUFCに行っても、伝わらない。イケイケの気持ちになっている選手には分かってもらえないかもしれないですが、自分のブランド力を上げて日本のファンを引き連れてUFCへ行って欲しいです。

日本のファン、1万人、2万人、10万人の目ん玉を連れて行ってくれよ、と。国中から応援されて行けば良いじゃん。周囲の100人とかでなくて。せっかくRIZINってモノがあるんだから、『RIZINは違う』とかって言うのも良いけど、使えるモノは使えば良いのに。逆に使ってよって僕は思います」

──もう19年以上過去の話ですが、桜井マッハ速人選手がUFCでマット・ヒューズの持つ世界ウェルター級王座に挑戦した時、WOWOWやサムライTVのスタッフが現地に赴き、専門メディアだけでなくスポーツ新聞、そして一般誌の記者もラスベガスを訪れていました。何より、マッハは世界に挑戦する力があった。

「まさにそういうことですね。今はそういう風になっていないです。世間が何か、格闘技が盛り上がっているね──というところまで、まだ浸透していない。世界一を目指すのは良いです。僕もそういう姿を見てみたい。その実績が、皆に貢献できるようになるにはRIZINを使えば良いと思います。変に意固地になるんじゃなくて……」

──そこまで意固地にならないと、その意志力がないとできない。それも有りだし、自分に納得したい選手もいるのも致し方ないかと(笑)。

「もちろん、バカだなって思わせるぐらいの直向きさのある選手、僕も好きです。あの意志の強さは大好きです」

──必殺、大好きだからRIZINで戦う姿が見たいってことですね(笑)。

「まぁ、あの道は修羅の道ですからね。そのおかげでLFAの中継があるって、ありがたいですよ。だから、僕も世界に行くためにRIZINを使ってほしいという想いは、ここで満足してほしくないという気持ちに通じています。それはTRIGGERも、そう。利用して上を目指して欲しいです。」

──なるほど。いやぁ、柏木さんはやっぱり究極ですよ。では堀口選手とは逆にベラトールの選手がRIZINにやって来ることは、またあるのでしょうか。

「あります。ホント、この世界で前例のない良好な関係なんです。それはスコット・コーカーの日本に対する思い入れもありますし、理解が凄くあるからこそ現実になっている。スコットももちろん自分たちの利益を考慮しなければならない立場ですが、その先を見ている。そういう野心があるから、この関係を築くことができている。選手とプロモーター、プロモーターとプロモーターがWIN WINにある。やはり人間関係はWIN WINでないと築けないです」

──仰る通りですね。

「だからRIZINからベラトールに選手を送り出すだけでなく、ベラトールの選手にもRIZINに来てもらいたいという話は当然しています」

──マゴメド・マゴメドフ、ジェイジェイ・ウィルソン……見たいですねぇ。

「僕はボリッチ、ボリッチって言っていますよ(笑)」

──クソ見てみたいですね。アダム・ボリッチ、ぜひTRIGGERで。

「いや、だからTRIGGERはそうじゃないですって(笑)。アジアの活きの良い選手とか招聘したいです。ベラトールだったら、単発契約で出ている選手なら有り──かもしれないです。でも、そうしたらアジアの選手の方が面白い。そうしたらMMAPLANETでもインタビューお願いします」

──勿論です。

「でもジェイジェイ・ウィルソンとか、ダニー・サバテーロとかMMAPLANETがインタビューしたら体重オーバーとか、コロナで陽性になって欠場って。ああいうジンクスを創るのは勘弁してほしいなぁ(笑)」

──いや、勘弁してくださいはこっちですよ。またネガティブ・キャンペーンだ(笑)。

「アハハハハ」

──リングだと自分は書くことができないですけど、J-MMA界のためにもRIZINにベラトールのトップ選手が来日してほしいです。

「そうするとベラトールの通常大会も日本のファンが楽しめますしね。でも、ホントTRIGGERきっかけで、今日はMMAPLANETにインタビューしてもらって嬉しかったです」

──今後も月刊・柏木信吾のこの一番など、お願いできれば自分も嬉しいです。

「ホントですか。ぜひ、お願いします(笑)」

■視聴方法(予定)
11月28日(日)
午後2分~Exciting RIZIN
午後2時~RIZIN LIVE
午後2時~スカパー!

■ RIZIN TRIGGER01計量結果

<フェザー級/5分3R>
昇侍:65.80キロ
萩原京平:65.95キロ

<68キロ契約/5分3R>
堀江圭功:68.00キロ
中田大貴:67.40キロ

<ウェルター級/5分3R>
ストラッサー起一:76.75キロ
川中孝浩:76.10キロ

<ウェルター級/5分3R>
住村竜市朗:76.90キロ
木下憂朔:76.95キロ

<バンタム級/5分3R>
獅庵:60.95キロ
魚井フルスイング:60.50キロ

<フライ級/5分3R>
竿本樹生:57.00キロ
松場貴志:56.60キロ

<フェザー級/5分3R>
鈴木千裕:66.00キロ
山本空良:65.60キロ

<73キロ契約/5分3R>
奥田啓介:72.45キロ
グラント・ボグダノフ:72.95キロ

<バンタム級/5分3R>
釜谷真:60.90キロ
ダイキ・ライトイヤー:60.90キロ

<キック53キロ/3分3R>
政所仁:52.75キロ
平松侑:53.00キロ

<キック61キロ/3分3R>
市村大斗:60.90キロ
テーパリット・ジョウジム:60.95キロ

<キック46キロ/3分3R>
百花:45.70キロ
未來:45.85キロ

<バンタム級/5分3R>
加藤ケンジ:60.80キロ
藤原克也:59.80キロ

<キック55キロ/3分3R>
森井翼:54.90キロ
FUJIMON♡:54.60キロ

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BELLATOR MMA RIZIN RIZIN TRIGGER01 UFC   キック ストラッサー起一 ダイキ・ライトイヤー ボクシング 中田大貴 住村竜市朗 堀江圭功 山本空良 川中孝浩 昇侍 木下憂朔 松場貴志 獅庵 竿本樹生 萩原京平 釜谷真 魚井フルスイング

【RIZIN TRIGGER01】計量終了 萩原京平「本気でぶっ倒しにいく」✖昇侍「そっくりそのまま返します」

【写真】RIZIN TRRIGERという場でも空気が読めないままイベントウィークを過ごした松場。竿本が如何に征伐するか。あるいは松場が、ここの未知の実力を見せつけるか(C)SHOJIRO KAMEIKE

明日28日(日)に神戸市中央区のワールド記念ホールで開催されるRIZIN TRIGGER01の計量が、同じく神戸市中央区のANAクラウンプラザKobeで行われた。
Text by Shojiro Kameike

MMA、キックボクシング併せて全14試合、28名の出場選手が全員計量をパスした。イベントの後半戦に出場する選手が、明日の試合に向けてコメントは以下の通りだ。


萩原京平
「明日はメインにふさわしい、お客さんが盛り上がる試合をしようと思っているので。本気でぶっ倒しにいく試合をします。昇侍選手、覚悟しておいてください」

昇侍
「すごく気合いが入ったコメントを頂きました。その言葉、そっくりそのまま返します。速攻、ぶっ倒してやります」

中田大貴
「明日は自分の存在全てを懸けて堀江選手にぶつけていこうと思っているので、よろしくお願いします。押忍」

堀江圭功
「全力で毎日やってきました。悔いはないです。明日はそれを全てぶつけます」

川中孝浩
「明日は自分が持っているものを全てぶつけて、勝利したいと思います」

ストラッサー起一
「まだ僕のことを知らない方もいてると思うんですけど、UFCとBellatorで培ってきた強さを明日は全力でぶつけたいと思います。圧倒的な強さを見せつけるので、皆さん楽しみにしていてください」

木下憂朔
「見ている人は全員、(自分のことを)ただの勢いがある若いヤツと思っているけど、皆さんとは全然違うんで。明日はそこを見せるんで、楽しみにしてください」

住村竜市朗
「明日は勝敗関係なく、プロとしての試合をします」

魚井フルスイング
「今回の試合に向けて準備に力を貸してくれた全ての方々に感謝したいと思います。明日はファンの方々、会場かネットで全試合を楽しんでください」

獅庵
「明日は魚井くんと一緒に会場を一番盛り上げるので、楽しみにしてください。バチバチの殴り合いをしましょう」

松場貴志
「(竿本は)本当に良い選手だと思います。でもちょっとガサツだなって、今見て思いました。ヘソのゴマ、溜まりすぎています(会場苦笑)。ゴマが黒いです。もうゴマ塩です。お赤飯に乗っけるゴマ塩です。あぁ、そうだ! 竿本選手はお赤飯だったんだ。松場貴志、RIZIN初出場。お祝いのお赤飯、いただきます!」

竿本樹生
「1年ぶりに試合が決まって、明日は楽しみにしています。僕がいない間に、いろいろフライ級の選手が増えてきて盛り上がっています。その中でも僕が先頭に立って引っ張っていけるように、明日は覚醒しようと思っています」

■視聴方法(予定)
11月28日(日)
午後2分~Exciting RIZIN
午後2時~RIZIN LIVE
午後2時~スカパー!

■ RIZIN TRIGGER01計量結果

<フェザー級/5分3R>
昇侍:65.80キロ
萩原京平:65.95キロ

<68キロ契約/5分3R>
堀江圭功:68.00キロ
中田大貴:67.40キロ

<ウェルター級/5分3R>
ストラッサー起一:76.75キロ
川中孝浩:76.10キロ

<ウェルター級/5分3R>
住村竜市朗:76.90キロ
木下憂朔:76.95キロ

<バンタム級/5分3R>
獅庵:60.95キロ
魚井フルスイング:60.50キロ

<フライ級/5分3R>
竿本樹生:57.00キロ
松場貴志:56.60キロ

<フェザー級/5分3R>
鈴木千裕:66.00キロ
山本空良:65.60キロ

<73キロ契約/5分3R>
奥田啓介:72.45キロ
グラント・ボグダノフ:72.95キロ

<バンタム級/5分3R>
釜谷真:60.90キロ
ダイキ・ライトイヤー:60.90キロ

<キック53キロ/3分3R>
政所仁:52.75キロ
平松侑:53.00キロ

<キック61キロ/3分3R>
市村大斗:60.90キロ
テーパリット・ジョウジム:60.95キロ

<キック46キロ/3分3R>
百花:45.70キロ
未來:45.85キロ

<バンタム級/5分3R>
加藤ケンジ:60.80キロ
藤原克也:59.80キロ

<キック55キロ/3分3R>
森井翼:54.90キロ
FUJIMON♡:54.60キロ

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ISAO MMA RIZIN RIZIN TRIGGER01 RYO ブログ 中田大貴 堀江圭功

【RIZIN TRIGGER01】「死ぬより、生きる方が辛いぐらいの状態で生きていく」。堀江圭功戦前の中田大貴

【写真】相当の覚悟でいることを、相当な勢いで口にしていた中田(C)MMAPLANET

28日(日)、神戸市中央区の神戸ワールド記念ホールで開催されるRIZIN TRIGGER01で元UFCファイター、国内フェザー級のトッププロスペクトの堀江圭功に中田大貴が挑む。

キャリア4勝1敗、殴られて殴り──令和の激闘王が、3週間弱のスクランブル発進で堀江と対戦する。パンクラスのデカゴンでは恒例となった英語でのダナ・ホワイトへのアピールに象徴されるように、中田の目標はUFCだ。その彼にとってRIZIN TRIGGERでの堀江戦はどのような意味を持つのか。

「駆け引きはしない」、「何があっても動きを止めない」。「死ぬより、生きる方が辛いぐらいの状態で生きていく覚悟ができている」。中田は自らのMMAと、進む道をこのように表現した。


──突然のTRRIGER出場、そして対戦相手は堀江圭功という過去最強の相手です。

「そうですね。話を頂いた時に、その場で『やります』と返事しました。そこからパンクラスの了解を取ろうと思ったのですが、堀江選手サイドから僕の映像が欲しいという連絡があったみたいで、もう知っているような状況でした。

今回は急遽出場という話が挙がった助っ人出場のようなものですし、パンクラスの選手として戦うつもりです──と伝えました。これからもパンクラスで戦い、ランキング戦を挟んで、タイトルに挑戦したいという気持ちでしたし、TRIGGERからオファーがあるなんて全く頭になかったですしね」

──パンクラスサイドの反応というものは?

「前回の試合でケガをしていたので、そこを心配してくださいました。でも、もう戦える状態でしたし堀江選手は是非とも戦いたい相手だったので了承してくださいました」

──中田選手といえば、もはや恒例となった感もある試合後の英語でのダナ・ホワイトへのアピールですが、UFCを目指すうえで今回のTRIGGERへの出場はどういう意味があるのでしょうか。

「正直、僕の頭のなかにRIZINはなかったです。僕はパンクラスのタイトルを獲って、UFCへ行きたいと思っていました。ただ現状だとパンクラスでISAO選手に勝ってUFCからオファーがあるとは限らないじゃないですか」

──確かに、今や日本人選手にとってUFCは狭き門になっています。

「そういうことを考えると、元UFCファイターの堀江選手と戦うのは有りだという気持ちはあります。それとTRIGGERがケージだったことも関係はしています。やっぱり自分はケージが世界の標準だと思っていて、そこで元UFCファイターを食ってやろうと思います」

──パンクラスのタイトルはランキング戦を挟んでということですが、堀江選手は今すぐにでもというのは?

「それはISAO選手のスタイルですね。戦いって相性があると思います。自分はグラップリングタイプ、特にISAO選手の相手の良さを消してくるようなスタイルとやる前に、グラップラー系のランカーと戦う必要があると考えています。堀江選手はそういうタイプでなく相性が合う。良い試合、作品になると思います」

──それにしても、思い切った決断です。

「こういう機会に勝っていかないと、UFCとか言っていられないと思います。今後、UFCでチャンスがあるとすれば、そういう状況になることも多いに考えられますし。自分はMMAで本当のスターになりたいんです。スターになるには、こういうところで逃げないで、勝つことが必須だと思います」

──単刀直入に伺います。堀江選手と真っ向勝負して勝てる自信が、どれだけありますか。

「自信はあります。なんていうのか……自分が倒れるシーンが想像できないんです。本当に覚悟を決めていると、倒れる気がしないです。それは倒される攻撃を自分が知らないだけなのかもしれないですけど、堀江選手の打撃で倒れることは想像できないです。

堀江選手に倒されている選手たちって、もうビビっていたと思います。圧力に負けて嫌がったところでもらったり、駆け引きしてもらわないファイトをしているところでもらっている。僕は駆け引きしないですから、そこがこれまで堀江選手に倒された選手との違いです」

──駆け引きをしないのが、良いことなのか……は何とも言い辛い部分ではありますが、中田選手はそれで勝ってきたということですね。

「殴られずに殴るなんて、凄く虫のいい話です」

──殴られるのが平気になるのも、怖いことだと思いませんか。

「う~ん、自分のなかの程度、具合かなって。色々な人達にダメージのことを聞いたりしていて、CTを撮っても何も出ていないですし」

──出ていれば大問題です!!

「そうですね……(苦笑)。自分のなかで、ここまでは大丈夫と折り合いをつけていくことが大切だと思っています。UFCのトップどころの選手でヤバイところになっていても、勝っていますよね。

僕はある意味、人生を投げ打ってMMAに掛けています。死ぬより、生きる方が辛いぐらいの状態で生きていく覚悟をしています。だから、殴られることとかダメージは何とも思わないです。本当に死ぬつもりなんで。僕がそうなるぐらいだったら足にしがみついても、相手も一緒に地獄に引きずり込んでやります。アッハハハハハハ」

──大笑いしていますね(苦笑)。ところで堀江選手、UFCに行く前と戻って来てから戦い方が変わってきたようにも映ります。

「そうですね、変わりましたよ。足を止めて細かく、ボクシング的になって以前の方が足を使って空手のようでした」

──それが組みとの連係に必要なアジャストだったのかもしれないですね。

「テイクダウンに行っていますよね。ただ組んでくると、ラッキーです。堀江選手、体力がないんで。むしろスクランブルになると、僕好みの地獄の展開に持ち込めます」

──地獄の展開?

「組んできたら、もう動いて動いて疲れさせまくります。堀江選手が休みたくなっても、休ませない。僕と他のファイターの違い──それは僕は絶対に休まないことです。試合中も休みたいって思う瞬間はあります。でも、その時こそ『ここで動くんだ』って自分を奮い立たせて、毎回戦ってきました。そういう勝負になったら、堀江選手はしんどくなります。そこで決めてやろうと思っています」

──師匠の大沢さんが『お前が行くところだろ』、『お前が休んでどうするんだよ』、『殴られたら、お前のモンだろう』って叫んでいますよね(笑)。

「アハハハハ」

──真っ向勝負になるか。そうならないで距離を取る場合、さらに組んで倒すことも狙わないのもMMAです。

「ローとジャブだけで、パチパチだけってのもありますよね。だから今回がどうなるのかは、蓋を開けてみるまで分からないと思います。そこは堀江選手次第です。どっちにしても、僕は追いかけますから。もうホントに、地獄の果てまで。ケージの中で戦うので、絶対に行き止まりはあります。そこまで追っかけます。いくら逃げても、僕は追いかけます。自分はそこで勝負します。

それが大沢さんが見出してくれた僕の強いところなので、そこを僕は生かして戦います。あとは足りないところ埋める、持てるカードを増やす作業は必要ですが、良いところを消しちゃうのは絶対に良くないです。

堀江選手はUFCに行く前は勢いが良かったです。でも、今の彼にはそれがない。『じゃぁ、何で勝負すんの?』って。堀江選手は今、自信を持って使えるカードがない。それが分かってない感じがします。だから僕はとしては戦いやすい相手です」

──ルールはRIZINルールです。ケージでRIZINルールと、ケージで北米ユニファイドだと、どちらが堀江選手に勝ちやすいと思いますか。

「それは……分からないです。サッカーボールキックとかグラウンドのヒザ蹴りですよね。僕から組むことはないから、テイクダウンを狙ってくるなら切ってヒザとかサッカーボールキックが使えます。どう思います?」

──個人的には両者揃って勝つ確率、負ける確立が上がると思っています」

「どういうことですか?」

──一発が当たった場合、サッカーボールキックが入ると試合終了の合図的なところがあるかと感じているので。サッカーボールキックがなければ、パウンドへ行き相手がレッスルアップ、あるいはガードワークを駆使できる機会が少なからずあるダメージでも……。

「サッカーボールキックだと、試合が終わるということですね。確かに、確かに。なるほど、なるほど。殺傷のレベルが上がりますよね、そう思います。まぁ、どっちしても削り続けます。打撃でも組みでも、もう嫌だって堀江選手が思うようになるぐらい疲れさせます」

──TRIGGER後、どのような展開を想い描いていますか。

「さっきも言ったようにパンクラスのタイトルの前に、ランカー……組みの強い選手と戦いたいです。あと……個人的に狩野(優)っているじゃないですか?」

──中田選手がプロ2戦目に黒星を喫した相手です。

「アイツにやり返したいです。でもアイツ、ランキングが下の方でチョコチョコやっているから、もうチョイ誰か上の選手に勝ってきてからリベンジしたいです。中川皓貴選手に負けて、あの選手は強いからしょうがないけど、内容が悪かった。『こんな風に負けちゃうの?』みたいな感じで。だから、ここでやるにはアイツにとって美味しすぎるから。誰か強いヤツとやって勝ったら、やってやっても良いぞって。アッハハハハハ。前に進むにしても、アイツにやり返したいって思っています。アイツも僕がトントン拍子で来ていることにムカついているみたいなんで。アッハハハハハ。

狩野、強いんですよ。でも良い相手に当てられていない。だから、アイツにリベンジして力を示してからタイトルでも良いかな……とも思います。UFCにどう行くかは、まずはパンクラスのタイトルを獲ってから、ですね」

──堀江選手に勝てばTRIGGERだけでなく、RIZIN本戦という話も十分にあるかと思いますが。

「そこに関してはやりたい人はいます。RIZINで戦いたい人が3人にいて……でも、それは勝ってから口にしようと思っています」

──では今回は英語でのマイクアピールは封印ですね。

「やります。マイクでRIZINで戦いたい選手にアピールしてから、ダナ・ホワイトにメッセージを送ります。これだけは、しつこく言いつづけてやります。勝ったら、何言っても良いですよね? それは勝者の特権だと思っています。アッハハハハハ」

──では最後にこれまでパンクラスでの中田選手の試合を視たことがないファンに、一言アピールをお願いします。

「自分はバチバチの勝負、MMAって競技のなかでのバチバチの殴り合いの勝負を見せられるので注目してください。見ている人の気持ちが熱くなる試合をするつもりでいますし、楽しみにしてほしいです」

■視聴方法(予定)
11月28日(日)
午後2分~Exciting RIZIN
午後2時~RIZIN LIVE
午後2時~スカパー!

■ RIZIN TRIGGER01対戦カード

<フェザー級/5分3R>
昇侍(日本)
萩原京平(日本)

<68キロ契約/5分3R>
堀江圭功(日本)
中田大貴(日本)

<ウェルター級/5分3R>
ストラッサー起一(日本)
川中孝浩(日本)

<ウェルター級/5分3R>
住村竜市朗(日本)
木下憂朔(日本)

<バンタム級/5分3R>
獅庵(日本)
魚井フルスイング(日本)

<フライ級/5分3R>
竿本樹生(日本)
松場貴志(日本)

<フェザー級/5分3R>
鈴木千裕(日本)
山本空良(日本)

<73キロ契約/5分3R>
奥田啓介(日本)
グラント・ボグダノフ(米国)

<バンタム級/5分3R>
釜谷真(日本)
ダイキ・ライトイヤー(日本)

<キック53キロ/3分3R>
政所仁(日本)
平松侑(日本)

<キック61キロ/3分3R>
市村大斗(日本)
テーパリット・ジョウジム(タイ)

<キック46キロ/3分3R>
百花(日本)
未來(日本)

<バンタム級/5分3R>
加藤ケンジ(日本)
藤原克也(日本)

<キック55キロ/3分3R>
森井翼(日本)
FUJIMON♡(日本)

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【RIZIN TRIGGER01】堀江圭功の相手が、殴らせて殴る──令和の激闘王=ヒマラヤン中田大貴に決定!!

【写真】こういう展開に持ち込むことができれば、金星を十分にある(C)MMAPLANET

15 日(月)、 28日(日)に神戸市中央区の神戸ワールド記念ホールで開催されるRIZIN TRIGGER01の追加カードが発表された。

前回の発表で出場が明らかとなっていた堀江圭功の相手に、ヒマラヤン中田大貴の抜擢が決まった。


悲運の元UFCファイター、日本フェザー級の五指に数えられるストライカーが、デビュー2年目ながら──堀江の抜けたパンクラス・フェザー級戦線でランク1位にある中田に相対する。

中田は2020年7月にパンクラスでMMAデビューを果たし、ここまで4勝1敗、今年5月には元フェザー級KOPの田村一聖をKOし、9月にはRYOとの激闘を制している。空道出身、スイスの高校に進学し、退学──帰国して空道を再開も、ヒザの負傷で稽古から遠ざかった。

そして大学卒業にヒマラヤに行くと、UFCを見た衝撃が文字通り世界の最高峰を思い起こさせ、MMAで頂に昇る決心をしたという変わり種だ。当然、誰もが堀江有利と捉えるであろうこの一戦だが、殴られても殴る──ではなく、殴らせて殴るという精神を大沢ケンジHearts代表に叩き込まれている中田は、エベレスト山頂を目指すうえでベースキャンプ到達というぐらいの気概でこの一戦に挑むはずだ。

年齢的には1歳しか違わないが、UFCリリース後にパンクラス・フェザー級で頂点に就くことができず、夢を追いかける行程でRIZINを選択した堀江が、ここでキャリア2年の中田にストップされるようなことがあれば、夢物語は終焉を迎える。

鋭い踏み込み、蹴りとオーバーハンドの融合にテイクダウンを加味した堀江に対し中田が蹴りを見切り、拳の圧力は跳ね返す令和の激闘王の真骨頂を発揮すれば勝負はどう転ぶか分からない。そしてメインの昇侍✖萩原京平戦を食う、激しい試合になる可能性は十分にある堀江✖中田戦だ。

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【RIZIN_TRIGGER 1st】堀江圭功vs中田大貴のカードが追加 試合順も発表

スクリーンショット (6034)

771: 実況厳禁@名無しの格闘家 2021/11/15(月) 18:02:55.40 ID:siNpC4XN0
堀江vs中田大貴


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【Pancrase324】内村洋次郎戦へ、透暉鷹─02─「名古屋の偉大な先輩方に続くことができるよう」

【写真】どの局面も一通りできる。今後は、その一つ一つの精度を上げることが大切になってくる (C)MMAPLANET

17日(日)、東京都江東区のスタジオコーストで行われるPancrase324で、内村洋次郎と対戦する透暉鷹インタビュー後編。
Text by Shojiro Kameike

地元・三重から愛知に出てMMAを始めた透暉鷹は、所属する石綱MMAの林拓馬代表、そしてプライベートレッスンを受ける日沖発など、自身のファイター人生を大きく変える人たちと出会ってきた。

Ryoのギロチンで絞め落とされてから約4カ月、ベテラン内村との対戦を控える透暉鷹に、現在の練習環境と今後について訊いた。

<透暉鷹インタビューPart.01はコチラから>


――MMAを始めたのが2016年の冬で、2017年からアマチュア修斗に出場しながら、DEEP勝川大会やGRANDSLAMなどでプロの試合にも出るようになっているのですね。

「自分の中では、DEEP勝川大会での勝利が大きいです(2017年10月、NAOKIに判定勝ち)。MMAを始めて9カ月ぐらいの時に、林代表が『勝つ喜びを知ってほしい』と言って決めてくれた試合でした。

その時に勝てて、MMAが楽しくなりました。今は週3回、日沖発さんのところで練習させてもらって、自分も成長してきていると思います」

――日沖選手と練習し始めたのは、いつ頃からなのでしょうか。

「ネクサスで負けた頃ですね(2019年7月、島村豊に判定負け)。あの頃にまず1カ月、日沖さんにコーチしていただいて、そこから自分も変わったと思っています。もともと日沖さんとは関わりがなかったんですけど、林代表が日沖さんに連絡してくれて、そこからプライベートレッスンでお世話になっています」

――林代表から日沖選手に、透暉鷹選手のコーチをお願いしたということですか。

「はい。『俺が教えるより、実績のある日沖さんに教えてもらったほうが強くなれるから』って」

――それは驚きというか……ジムの代表で指導者でもある人が、選手が強くなるために、他のコーチに預けるという決断ができるのは、凄いと思います。

「そうなんです。僕がMMAを続けてこられたのは、妻と林代表のおかげです。20歳の冬にMMAを始めてから、半年後ぐらいのゴールデンウィークに一度、三重に帰ろうと思ったことがあるんです。MMAって、やることが多いから練習もキツいじゃないですか。そんななかで、『自分は何を目指してやっているんだろう?』と分からなくなって」

――……。

「それで『ジムを辞めて地元に帰る』と伝えたら、林代表が止めてくれたんですよ。『いま地元に帰っても、地元の人からバカにされるだけだよ。どうせ帰ってくると思っていた、とか。それよりも、せっかく始めたのだから頑張れ』って――。そう言われて、1年は頑張ろうと思いました。結果、1年だけじゃなくて今もMMAをやることができているのは、あの時に林代表が僕を止めてくれたからです」

――「勝つ喜びを知ってほしい」とDEEP勝川大会の試合を決めてくれたのは、林代表も透暉鷹選手にMMAを続けて欲しかったからなのでしょうね。一方、日沖選手にはどのようなことを教わっているのでしょうか。

「日沖さんから一番学んだのは、練習の取り組み方ですね。一つひとつの技術はもちろん、練習に取り組む姿勢について影響を受けています」

――日沖選手はMMAPLANETのインタビューで、透暉鷹選手について「彼が相当に力をつけてきているので、良い練習ができた。しっかりとスパーリングの相手をしてくれている」と語っています。

「すごく嬉しいです。最初はプライベートレッスンだけだったんですが、あの時はプラス違う曜日にスパーリングをやっていました。日沖さんの強さは異次元の世界ですよ(笑)。そんな日沖さんから教わったり、一緒に練習させてもらったおかげで、僕も強くなったと思います」

――日沖選手のプライベートレッスンを受けるようになってから、修斗新人王を獲得するなどMMAで4連勝しました。その中には、格上であった田中半蔵選手を下す大金星も含まれています(2020年10月、パンクラスで対戦して判定勝ち)。

「あの試合は、周りから『まだ上位の選手と対戦するのは早いんじゃないか』という声もありました。でも林代表は『透暉鷹が決めることだから』と言ってくれて。自分も強い選手と試合したい気持ちが強かったので、オファーを聞いてすぐ『やりたい』と伝えました。あの試合で勝てたことは、自分の中でも大きな自信になっています」

――これまでの試合を見ていて、田中戦からスクランブルの攻防や抑え込みだけでなく、バックの奪い方など細かいグラップリングの技術が見られるようになったと思います。スロエフ・ストレッチも繰り出したりとか。

「スエ……何ですか?」

――スロエフ・ストレッチです。バックに回りながらヒザ十字のような形で相手の足を伸ばす技ですね。

「あぁ、アレですね! やろうと思ってやった技ではなかったです。自然に出ました」

――ということは、アマール・スロエフなどスロエフ・ストレッチを極めている試合も、見たことはないのですか。

「たぶん……すみません」

――いえ、あの技が自然に出てくるとは凄いですね。しかし、田中戦の次に迎えたRyo戦では試合時間残り1秒でギロチンを極められ敗れてしまいました。勝利したRyo選手がランキングを上げ、次の試合で中島大貴選手とのフェザー級挑戦者決定戦に挑んだことを考えると、キャリアの中で大きな敗北だったのではないかと思います。

「あの負けは……今までにない悔しさがありました。ギロチンの形になった時、試合時間もラスト10秒ぐらいだと分かっていましたし、これは極まらないだろうという感覚があったんです。でも自分のほうが、息が上がっていて――試合を想定した練習ができていなかったかもしれない。必然的に負けた、でもそれで良かったと思っています」

――それで良かった、とは?

「負けないと分からないこともありますよね。あの時は4連勝から、最悪な負け方をしました。あの試合で勝っていても、いずれ同じような負け方をしていたと思います。負けて良かった、ということはないです。でも、そういう経験ができて良かったです」

――その経験を経て、次はベテランファイターの内村洋次郎選手と対戦します。

「内村選手、ザ・ストライカーという感じですね。キックボクシングやシュートボクシングに出ている試合も見ました。気持ちが強い選手だと思います。もちろん技術も、ベテランの経験もあって強い相手ですけど、僕はもう負けられないです。前回がああいう負け方だったので、今回は僕にとっても大事な試合です」

――パンクラスのフェザー級は、チャンピオンのISAO選手を頂点に、新しいファイターも出てきています。

「チャンピオンのISAO選手が頭ひとつ抜けていますけど、中島太一選手も強い。前のタイトルマッチ(今年5月、ISAOが中島に判定勝ち)も凄かったですよね。Ryo選手も前の試合で、うまくやられた感じで(9月、中田大貴に判定負け)。そんななかで、僕はパンクラスのベルトが欲しいです」

――現在、透暉鷹選手フェザー級8位です。タイトルに挑むために、次の内村戦は再スタートの一戦でもありますね。

「はい。今はベルトに向かって戦っています。最終目標としては、パンクラスのベルトを獲って世界で戦いたいですね。前回の試合から、ずっと練習してきて、自信もついてきました。次は自分を信じて戦います。そして、日沖さんをはじめ名古屋にいる偉大な先輩方に続くことができるよう、必ず勝ちます」

■視聴方法(予定)
10月17日
午後1時00分~ TIGET LIVE
午後1時00分~ ABEMA PPV ONLINE LIVE

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MMA PANCRASE Pancrase323 RYO UFC 中田大貴

【Pancrase323】打撃戦、スクランブル、流血・・・魂を見せたか、中田大貴がRyoに薄氷の判定勝利

<フェザー級/5分3R>
中田大貴(日本)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28.
Ryo(日本)

サウスポーのRyoに対し、相手の右から回った中田。Ryoは左ミドルを繰り出すが、中田は距離を取る。Ryoがパンチを振りながら前に出ると、ケージ際まで下がる中田。パンチの打ち合いとなるなか、パンチの相打ちでRyoの右ショートを受けた中田がダウンする。すぐさまRyoがトップを奪い、さらにバックに回る。これを凌いだ中田は、Ryoを振り落とし、パンチを落としていく。

しかし、ここでレフェリーが試合を中断した。中田は左目の下から激しい出血が見られる。ドクターチェック後、試合は再開。すぐに距離を詰めていく中田に対し、Ryoもパンチを振るう。中田は組みつき、Ryoをケージに押し込んでいくが、Ryoも離れてパンチを出していく。中田の右ヒジをかわした、Ryoがダブルレッグでテイクダウンを奪った。

ケージ際でRyoが中田の両足を畳む。中田はRyoの顔面に右ヒジを落としていく。足のクラッチが外れたRypは、そのまま中田をケージに押し込んでいくが、中田も立ち上がる。Ryoはしつこく食らいつき、ダブルで中田をケージに押し込む。足を抜いた中田は、左右のパンチ。さらに前に出て、Ryoにケージを背負わせるが、Ryoは組み付いてバックを狙いながら、中田をケージに押し込んで1Rを終えた。

1Rはジャッジ3者ともRyoに10-9をつけた。

2R開始早々、中田が前に出る。左右のパンチから右ミドル。Ryoは下がりながらパンチで迎え撃つも、Ryoが距離を詰めようとしたところで、中田の右テンカオがRyoのボディに突き刺さった。これが効いたかRyoは下がり始めるが、ケージ際まで追い詰められながら組み付いて中田に尻もちを着かせる。ここから立ち上がった中田は、再び打撃を繰り出しながら前に出る。

そしてRyoをケージに追い詰め、パンチとヒジ、さらにヒザのラッシュを繰り出す。これを凌いだRyoが組み付き、シングルで中田をケージに押し込む。ここでブレイクが入ると、再開後に中田は打撃で全身。右ローを繰り出す。パンチの打ち合いで、Ryoの右フックも当たるが、中田がケージに押し込んでいく。Ryoは体勢を入れ替えて組み付き、中田に尻もちを着かせた。

ケージを背にして、上半身は起こしている中田はハーフガードに。ともにスタミナが切れたか、動きがなくなる。中田は右腕を差し入れながら立ち上がろうとするも、Ryoは抑え込みにかかる。それでも立ち上がった中田がプレッシャーをかけ、右ミドルハイを見せた。Ryoも右フックを返し、ラウンド終了のホーンが鳴った。

2Rはジャッジ3者とも中田に10-9をつけている。

最終R、ここでも開始早々、中田が前に出た。Ryoは右手を前に出しながら、後ろに下がる。右ローをコツコツと当てる中田は、クラウチングスタイルでジワリジワリと追い詰め、右ストレートを当てる。手数の少ないRyoに、中田は右ミドルをヒット。Ryoも左ローを連打する。そのローをもらってバランスを崩した中田。尻もちを着いたが、すぐに立ち上がった。

追ってくる中田の左足にシングルを狙ったRyo、中田はケージを背にして堪える。Ryoは抱えた左足をリフトして、中田に尻もちを着かせた。そのままボディロックに切り替えて中田をケージに押し込むRyo。中田は立ち上がり、離れる。そして前に出ていく中田が、Ryoも下がりながら右フックを当てる。

残り1分、Ryoのテイクダウンをカットした中田は、左右のパンチをヒット。Ryoのシングルレッグをスプロールし、下がる相手を追いかけ、右フックでグラつかせる。Ryoも左ストレートを当てるが、中田もパンチを繰り出し続けた。

判定はジャッジ3者とも、29-28で中田の勝利を支持。
試合後、中田は英語でダナ・ホワイトに向けてUFC出場を目指していることをアピールした。


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