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【TOP FC21】TOP FCが活動再開。PFL契約下のキム・サンウォンがスクランブル発進のブレナン・キムと対戦

【写真】実戦を感を取り戻すファイト(C)MMAPLANET

本日17日(土・現地時間)、韓国はソウルのテッスパ・ホールでTOP FC21「The Heat Reawakened」が開催される。
Text by Manabu Takashima

TOP FCといえばKTTが主催するMMA大会で、2013年に活動を開始するとROAD FCと共にK-MMA界をリードしてきた。一時は人気のセ、実力のパという日本の野球界のように人気のROAD、実力のTOPという言われ方もされたものだ。

アマチュア、人材育成のTOP DREAM、さらには柔術シリーズも行われていたTOP FCだが、2021年11月の第20回大会を最後に4年に渡り沈黙を守ってきた。


TOP FCの権利は中継局とKTTが持ち合っていたが、KTT側が完全独立の交渉を行ってきたという話も聞かれる。晴れて再スタートを切ることとなったTOP FCだが、まずは堅実路線のジム興行という形をとることとなった。

The Heat Reawakened――目覚める、熱気とでも訳すべきか――、再び動き出したTOP FCのメインはヘビー級戦でボクシングベースのイ・スンジュンが、トルコのオグスル・オズポラットと対戦する。オズポラットはムエタイファイターで、キック戦績は11勝3敗ながらMMAでは0勝2敗。今回の抜擢で初勝利を目指す。

注目はコメインに出場のキム・サンウォンだろう。Double GFCフェザー級のベルトを巻いたキム・サンウォンは2年前のROAD TO UFCに出場し初戦でSASUKEにKO勝ちも、準決勝でイー・チャアに敗れた。その後、再び世界進出を目指しパンクラスに転進すると、名田英平、高橋遼伍、中田大貴を相手に3連勝を収め、昨年12月にフェザー級王座決定戦を戦うこととなった。

この一戦をPFLと契約したことでキャンセルしたキム・サンウォンだったが、昨年のワールドTへの出場権は与えられなかった。この間、PFLからはワンマッチ出場の話はあったものの目の負傷で試合から遠ざかっていたという。

今大会では当初、中国のリュウ・ジャンニンと対戦予定もビザが間に合わず1年4カ月振りの実戦は流れそうになっていた。それを韓国在住で韓国人女性と結婚している米国人のブレナン・キムが試合の3日前に対戦を了承し、キム・サンウォンのコメイン出場が決まった。とはいえブレナン・キムは0勝5敗のファイターで、キム・サンウォンにとって契約が残るPFLへの出場に向けてデモンストレーション・ファイトとなろう。


■視聴方法(予定)
10月17 日(金・日本時間)
午後6時30分~You Tube Fight Life格闘チャンネル



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【RIZIN51】地元でRIZIN初出場、フェザー級KOP三宅輝砂「自分で自分を強いなんて思っちゃうと成長しない」

【写真】過信せず。かといって過小評価もしない。きわめてクールに自分のことを見ることができている(C)TAKUMI NAKAMURA

9月28日(日)に名古屋市北区のIGアリーナで開催されるRIZIN51。今大会ではフェザー級KOPの三宅輝砂が高木凌と対戦する。
text by Takumi Nakamura

6月のPancrase354で中田大貴をKOし、RIZIN参戦をアピールしていた三宅。今回はそのアピールが実現する形となり、かつてパンクラスでも活躍した高木との対戦が決まった。

現在5連続KO勝利中の三宅は「高木はRIZINに出ていて人気もある。でもそこまで強くない」と切り捨てる一方で、「まだまだ自分はトップ選手とやり合うには実力が足りない」と自己分析している。

自信と謙虚さが同居する独特の空気感を持つ、国内フェザー級注目のストライカーに話を訊いた。


高木は自分と同い年で、RIZINに出ていて人気もある。でもそこまで強くない。だからオイシイと思って喧嘩を売りました

――地元名古屋でのRIZIN初参戦が決まりました。試合が決まった時はどんな心境でしたか。

「おお、まじで決まった!という感じでしたね。6月にパンクラスでKO勝ちしたあとにRIZINに出たいとアピールしたんですけど、その時にフライングして噂で聞いていた名古屋大会の日時を言っちゃったんですよ(苦笑)。それでしばらくして『やばい!やらかした!』と思って、こういうことしちゃうと声がかからないんじゃないかと思っていましたね」

――アピールこそあったものの実際に決まるかどうかは半信半疑の部分もあったのですか。

「でもさすがにパンクラスでベルトを防衛して、地元の名古屋大会にアピールして決まらなかったら『俺、嫌われすぎだろ』とは思っていました(笑)」

――RIZIN名古屋大会は定期的に開催されていますが、過去も出たいという気持ちはあったのですか。

「そうですね。もちろん出たいとは思っていましたが、周りからは『今の実績とキャリアじゃ相手ありきのマッチメイクしかできないと思うよ』と言われてたんです。そういう意味ではパンクラスでベルトを獲ったことでRIZINに出られたのかなと思います」

――昨年のRIZIN名古屋大会から約1年、三宅選手はパンクラスでの王座奪取もありましたが、どんな変化がありましたか。

「ベルトを獲って周りの人たちからチャンピオン!と言われるようになりましたが、自分の中ではそういう風に言われるのは変な感じがしますね。言われ慣れていないです(苦笑)」

――最近の三宅選手の試合を見ていると自分の打撃に自信を持ってKOしているように見えるのですが、ご自身ではいかがでしょうか。

「倒せる感覚は掴めてきましたが、練習内容は変わっていないし、ようやく練習でやっていることが出せるようになってきたんだと思います。地道に積み重ねてきたものの精度が上がって、誰にでも通用するようになったことが自信につながって、それが試合に出てるのかなとは思います」

――三宅選手は細身ですがパンチ力には自信がありますか。

「それはタイミングだと思いますね。ボクシングの井上尚弥選手が『自分はパンチ力があるわけじゃなくて、当てるのが上手いから倒せるんだ』みたいなことを言っていて、自分もタイミングはすごく意識しているんですよ。何回も打ち込みでタイミングと当てる角度を確認して、これだったら倒せるというのを常に考えています」

――そして今大会では高木凌選手と対戦することになりましたが、以前からSNSでも対戦をアピールしていた相手です。なぜ高木選手と戦いたいと思っていたのですか。

「高木は自分と同い年で、RIZINに出ていて人気もある。でもそこまで強くない。だからオイシイと思って喧嘩を売りました」

――そこははっきりと断言しますか。

「はい。強くないと思います」

――高木選手がパンクラスを主戦場にしていた時期から戦いたかったのですか。

「ちょっと(ランキングに入る)時期がずれていて、高木がランキング1位だった時、自分はまだ下位ランカーだったんですよ。だから当たる可能性はなかったんですけど、僕の先輩(林優作)が高木と試合してKO負けしたことがあったんですね。それでこういうヤツがいるんだなと思って、同じ年なので少しジェラシーみたいなものはありましたね」

――現実的に戦いたいと思うようになったのは高木選手がRIZINで出るようになってからですか。

「そうですね。パンクラスからRIZINに行って一気にバーッと有名になっていたんで、オイシイ相手だなと思って見ていました」

――会見でも高木選手と顔を合わせましたが、高木選手のコメントや反応はどう感じていますか。

「別に人として憎しみがあるわけじゃないんで、特に(相手の反応には)何も思わないですね」

――先ほどの言葉にもあったように自分が高木選手にチャレンジするという意識は全くないですか。

「ないですね。冷静にお互いの能力を比べた時に、僕の方が勝っていると思うので、試合をやったら自分が勝てると思います」

――例えば高木選手の直近の試合を見ていても、そこまで成長しているとは感じていないのですか。

「高木は高木で強くなっていると思いますけど、それに比べると自分の成長具合の方が間違いなく上ですね」

――RIZINファンの間では高木選手の方が知名度もあり、下馬評でも有利だと思います。そういった周囲の評価を試合でひっくり返したいですか。

「そうですね。何かの予想でも8:2で高木の勝利予想だったんで、それをひっくり返せると思うと面白いし、こういう状況の方がやりやすいです」

もちろん名前は売りたいですけど、実力に合わない評価はされたくない

――今の自分の実力だったらRIZINのトップ選手たちともやり合えるという自信はありますか。

「いや、まだまだトップ選手とやり合うには実力が足りないですね。これから僕が強くなっていけば、自然と強い相手・上の選手とやることになると思うので、別に今はそこまで意識はせずに、自分が強くなる方法を考えたいと思います」

――RIZIN初参戦では自分のどのようなところをアピールしたいですか。

「う~ん……アピールポイントがなさすぎるんですよね。ここを見てほしいとかも特にないし」

――せっかくのRIZINデビュー戦、地元での晴れ舞台じゃないですか(笑)。

「(しばらく考えて)本当にないんですよね(苦笑)」

――例えばRIZINで自分の名前を売りたいとは思わないですか。

「もちろん名前は売りたいですけど、実力に合わない評価はされたくないですね。そういう評価をされている選手はいつか脱落していくから気にしてないですけど、自分はそうならないようにしたいし、気持ちが先行しないように気をつけています。僕は自己評価が高くないので、冷静に自己分析してどこを強化すればいいのかだけを考えて練習したいです」

――ちなみにもしRIZINフェザー級にランキングがあったら自分は何位くらいだと思いますか。

「高木よりは上ですけど、秋元(強真)選手に勝てるかどうか。15位~20位の間くらいだと思います」

――こうして話を聞いていると三宅選手は自分に自信を持っているところと客観的に見ているところがどちらもあるようですね。

「いろんな目線を持って自分を見ないとダメかなとは思っています」

――では仮想ランキングのトップ10に入るためには何が必要だと思いますか。

「全部ですね。技術、フィジカル、スタミナ……全部を強化しないと通用しないと思います」

――そういった気持ちがあるかこそ、パンクラスでチャンピオンになっても、そこに違和感があるのかもしれないですね。

「そうですね。例えばUFCの同じ階級の選手たちを見ると、みんな化け物みたいな強さじゃないですか。ああいう選手たちがいるのに、自分で自分を強いなんて思っちゃうと成長しないですよね」

――今回はたくさんの人たちが三宅選手の試合を見に来ると思います。お客さんに対してはどのような試合を見せたいですか。

「勝つ姿を見せることが1番ですけど、お客さんのことを考えて、1~2Rで倒したいですね。向き合ってみるまでは分からないですけど、今の段階ではそのくらいでいけると思います」

――戦い方は、いざ向かい合って決まりそうですか。

「そうですね。ただ僕は試合前にめっちゃ相手のことをイメージするので、そのイメージと大きく違うことってないんです。KOする時も相手の映像を見て『これは狙えるな』という技を幾つか用意していて、そのうちの1つで倒す感じです」

――今後はパンクラスでの防衛戦があると思いますが、RIZINにおける目標とは?

「最終的にはベルトにはなるんですけど、まずは自分自身が強くなることですね。そこで結果を出していけば色んなことが見えてくると思います」

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45 AB ABEMA MAX MMA MMAPLANET o RIZIN Special ブログ 中田大貴

【Special】中田大貴の「MMA引退ノスヽメ」―02―「『どうなったら辞める』パターンを創っておくべき」

【写真】5年間、命を燃やしたHEARTSで現役最後の声を聞かせてもらいました(C)MMAPLANET

中田大貴引退インタビュー後編。29歳、プロ生活約5年という中田は、今は格闘技に代わり情熱を燃やす対象はないという。
Text by Manabu Takashima

それでも、これからは生活の軸となる部分で努力を続け、格闘技との付き合いは精神の健康を保つためと言い切った。

中田大貴に、「MMA引退ノスヽメ」と引き続き訊いた。

<中田大貴インタビューPart.01はコチラから>


――なかなか辞めることができないMMAですが、その話を伺っている限り他に明確にやりたいことがあったということでもないようですね。

「ないです。引退を公表して練習もしていないですが、さいとうクリニックで仕事をしていると、今も格闘家という感覚で接せられることがほとんどですし。僕のなかでは普通に職員として働いているつもりなのですが、やはり格闘家から踏み出せていない。生活環境が変わるまで、次に進めないだろうと思っています」

――情熱を燃やす対象がなくても、踏ん切りをつけることができたのですね。

「ハイ。30歳になった時に戦績が芳しくなかったら、辞めようという気でいました。僕はガンガン行くスタイルなので、長く続けると体にダメージが残る。本当に周りからも『壊れる』、『壊れる』とずっと言われてきて。十分に言われていることも分かるし、自分の納得できるところまでやろうと続けてきたんです。それで、そろそろ良い頃合いになったなと(苦笑)。30歳になる前に、20代の最後に10年遅れで社会に出る感じですね」

――27歳だったら、続けていたかもしれない?

「続けていたかもしれないですけど、ホントに戦績、パフォーマンス、他からの評価、立ち位置を考えていたと思います」

――なるほどです。インタビューの時間調整が難しかったようですし、仕事の方が忙しくて練習はこう続けていないのですか。

「できていないです。ただ、走っています。格闘技から離れられない人は、練習をしていないとマインドが落ちてしまうというのがあると思うんです。格闘技をやることが、人生の自己証明のようになっているから。

試合に出なくなっても格闘技から離れると、自分の人生、軸がブレてメンタルが落ちてしまう。そういう人は結構、いるかと思います。僕もそうなるだろうから、休みの日や早く仕事を終えられる日は走ったり、ウェイトをやっています。そこは結構、追い込んでやっています。ストレス発散じゃないですけど、これまでの生活と落差が大きすぎて。そこでバランスを取っている感じです」

――続けてきたモノから離れることによって、自分は価値がなくなったと思ってしまうのも分かります。

「自分も変わった部分はあります。HEARTSに入った頃とか、若さもあって本当に死んでやるみたいなことをやっていて。まぁ、僕の試合を見てくれたことがある人は分かると思いますけど(笑)」

――ハイ。刹那的ですらありました。

「ハイ、死んでも良いと思っていたので(笑)。それが本当に大切は人ができて。その人が自分ことを心配していると、もう自分だけの人生ではなくなりました。もちろん家族はいたのですが、家族に対しては甘えているとういうか。『自分の好き勝手な人生で生きさせてもらいます』というスタンスでいました。

それこそ、長男でも家の仕事を継ぐことは拒否していましたし。自分のやりたいようにやってきて、その結果MMAをしているとなると、親は『いったい何をしているの?』となりますよね」

――ハイ。

「ホント、僕の教育とか相当にお金を使ってもらっていたし。それなのにMMAに夢中になっていたら、『ここまでしてきたのに、格闘家になるのか? 』って。僕が逆の立場だったら、そうなりますよ。

それが結婚して大切な人ができると、自分だけが好きにやって良い人生でなくなりました。ちょっと大人になったなと思います」

――未だに耳が痛くなる話ですが……。でも、引退する利点もあることは皆も分かっていると思います。でも、辞めることができない。

「自分のなかで『どうなったら辞める』というパターンを創っておくべきだと思います。僕の場合は30歳になった時の成績を絶対の基準にしていました。そこがないと、ズルズル続けるようになるので。

あと一回辞めたけど、戻ってくる人多いですよね(笑)。またやりたくなる気持ちも凄く分かります。それこそ戦績と立場が違うから、引退撤回はあると思いますし。同時に僕のような戦績と立場なら、引退撤回はない。辞めたら、それを貫く。格闘技を戦ってきた自分とは違う、別の人格を自分のなかで創っていかないといけないと思っています。

でも僕は5年間、プロでMMAを戦ってきて本当に良かったです。人間として本当に成長できたと思います。格闘技を始めるまでに、何か一つのことを頑張るということができない人間でした。なんとなく頑張る。受験があるから、その時は勉強を頑張るみたいな。

本当に情熱を持って取り組んだモノがなかった。でも格闘技を始めて、少しでも強くなるために頑張ることができました。この5年間の経験があるから、これから何をやるにしても自信を持って臨むことができます。一生懸命にやるという姿勢を、格闘技をやって学ぶことができたので。

本気で勝つために、どうすれば良いのか。物事を考える習慣がつきました。そのために辛いこと、しんどいことがあっても立ち向かえる、逃げないという習慣ができたので。本当に格闘技をやって良かった。普通の人ができない経験や出会い、仲間ができました」

――押忍。では引退インタビューっぽく、一番の思い出は何でしょうか。

「一番の思い出(笑)。良いことも悪いこともありますね。勝ち負けでいうと……勝った試合なら田村(一聖)選手に勝った試合です。周囲は絶対に負けるだろうと思っていたけど、僕のなかでは若さもあって謎の自信がありました。そして勢いで『行ってやろう』と戦い、行き切ることができました。それだけ勢いの乗っていた時期だったんですよね。

逆に負けた試合でいえば、RIZIN TRRIGERの堀江(圭功)選手との試合ですね。あの時は、初めて全身で敗北を経験しました。だからこそ、アレはアレで良い経験になったと思います。普通の人生、負けるって体感できないじゃないですか。敗北を受け入れらない、敗北したことも気づかない。その勝負の場にすら立てない」

――問題が起こっても自分をそこまで見つめて、原因を解明しないです。

「それが堀江選手に負けて、全身で敗北を感じて。自分を全否定しそうになった。あの時から、俺の格闘家人生は始まったと思っています」

――最高の勝利も、最悪の敗北もこれからの人生に生きるはずです。

「ありがとうございます。そう言っていただけて、凄く嬉しいです。それに生かすしかないですよね。そうでないと『この5年間何をやっていたの?』ってなってしまうので。アハハハハハ。この5年間が社会人になるのに無駄だったと言われないよう、絶対にこの時間を次の人生で生かします」

――次の人生が落ち着いた時、何か付き合い方を変えて格闘技をやるということは?

「そうッスね。体は動かしたいです。ただコンペティションに出るつもりはないです。自分の人生の軸にあるモノに集中したいので。あくまでもエクササイズとしてやるだけ。僕はジムを開くこともないし、これからの人生……生計を考えると、20代で辞めて良かったと思えるように頑張ります。

40代で伸びるために、30代の10年を如何に頑張ることができるか。そこで必死に頑張らないといけないです。なので格闘技とは、あくまでも精神状態を健全にするための付き合いをしたいと考えています。社会人としては10年遅れましたが、ほとんどの人が経験していない5年間を送ってきたので。それを生かして、生きていきます」

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【Special】29歳と2カ月、キャリア5年で引退。中田大貴―01―「『辞める勇気』というモノが存在している」

【写真】和術慧舟會HEARTS、その入り口で(C)MMAPLANET

6月1日、KOPフェザー級王座に挑みKO負けを喫した中田大貴が引退を公表した。
Text by Manabu Takashima

プロMMAデビューが2020年7月、4年11カ月半弱の現役生活はMMAという競技を見渡し、専門メディアレベルで注目されることがあった選手としては絶対的に短い。とはいえ、注目を集めるだけの結果を残したプロ5戦目以降は、勝ったり負けたりという戦績が続いた。29歳と2カ月で決めた現役引退、その決断を尋ねた。

富も名声も求めることができるプロスポーツだ。一方で、当然のことながら富と名声を手にできる選手は一握りだ。実質、プロとはいってもMMAで食っている選手は少ない。事実上、多くの場合は経済的には副業であり趣味でもある。これだけで食っているファイターと、中田の置かれた状況は違うだろう。と同時に本気で強さを追いかけるという背景を持つファイターが、命を削るファイトを続けた故の結論。「ここから続けて、自分が得られるモノは何なんだと考えちゃいました」という中田の声を――既に引退を公表してはいるが、現役生活最後の声としてお伝えしたい。


体を傷つけて戦い続けることが、僕にとって価値のあるモノなのか

――6月1日に三宅輝砂選手の持つフェザー級KOPのベルトに挑戦し、KO負け

2日後にSNSで引退を発表ました。やりきったということでしょうか。

「やりきった……やりきったのかもしれないです。試合を止められた時は、その現実を受け止めることができなかったです。『俺の人生、ここで終わるんだ』って。自分がチャンピオンになると、絶対的に信じ切っていたので。ホント、あの瞬間は現実を受け入れられなかったです。『夢じゃないよね』みたいな。

でも、本当に今回の試合の準備期間は、これ以上ないっていうぐらい創ってきました。他の人からすると『違う』と言われるかもしれないですけど、自分のなかではやれるだけのことをやりました。それもあって、現実を受け入れらえるようになると、すぐに『もう思い残すことはないな』という風になっていました。控室に戻った時には『もう、終わりだ』という気持ちでしたね」

――それはすぐに周囲に伝えたのでしょうか。

「翌日に勤め先で色々とお世話になってきた、さいとうクリニックの齊藤(直人)先生に伝えました。でも、先生は気が動転して引退を口にしたと思ったようです」

――そうですね。正直なところ、自分も敗北直後の選手の「引退します」は話半分以下で聞いています。大抵の場合は数日後に「もう少し考えます」となり、10日も経てば「まだ、できる」という流れになるので(笑)。

「ハハハハ。先生に伝えた翌日には、SNSで公表しました。僕、決めると早いんです(笑)。格闘技を始めると決めた時もそうだし、辞める時もそうです。『こうだっ!』って思ったことは曲げることはないです」

――1995年からこの仕事に就いている自分からすると、2020年デビューって、つい最近のことに感じられるんですよね。その中田選手が引退を決めた。綺麗な言い方をすると、太く短いMMAファイター人生だったかと。

「そうッスね。もう、自分が目指していたところには届かない。何より体のこともあります。最後の試合はジャブを貰っただけで、頭の後ろまでビリビリビリって痺れる感覚があって。そういうことは、余りそれまでなかったです。

でも試合に向けての練習中でも、被弾すると『今までと、ちょっと違う』っていう感覚がありました。僕、感覚を大事にしないと格闘家じゃないと思っていたんです。ケガをするときって、『これ、なんかヤバいな』と思っても練習し続けた時なんですよ。何か違和感があった時に病院に行ったり、何かケアをするとその感覚はなくなります。

今回は頭だったので、『これは辞めた方が良い』というサインだと捉えました。確かに海外も行きたかったし、パンクラスのチャンピオンになりたかった。RIZINでも、また戦いたかったです。ひょっとしたら勝ったり負けたりしながらでも、そこに行けるかもしれない。でも、そこまで体を傷つけて戦い続けることが、僕にとって価値のあるモノなのか。

そこを考えた時に、もうそうは思えなくなってしまった。単純に行けなくなったしまったということではなくて、そこに対して僕は気力を失ってしまったことが大きかったと思います」

――中田選手に関しては、本人にどのような感覚があるかは分からなくても、あのスタイルからダメージの蓄積は誰もが心配するところだったかと思います。

「それは、そうですよね」

――自分は選手が「頭で受けているから、効いていない」という意見が凄く怖くて。今はそうでも……と。

「効かなくても、ダメージは残ります。それは間違いないです。永遠に残りますよ。蓄積されていくだけで」

――選手は行くべきところで行くべきで。でも、大概の選手はいけない。だから、大沢代表も、そこを声高に言う。一方で中田選手は言われなくても、行くタイプでした。

「そうですね(笑)。僕は行っていました」

想いが足らないと指摘されるなら、『そうだ』と思います

――実はタイトル戦の前に、その大沢代表から「ヒロタカがチャンピオンになった時、LFAとか海外で戦えないですかね」という話をされたことありました。なので、これから先を考えているのだと思っていました。中田選手自身も、試合に負けたからプツンと切れたような感じだったのでしょうか。

「実際は高木凌に負けた時から、厳しいと感じるようになっていました。このレベルから先に進めない。ここまでは到達できたけど、そこから先のチャンピオンクラス、RIZINに出る選手クラスには勝てない。このまま続けていると戦績的にも勝ったり負けたりが続き、体も本当に壊れる。

僕の中では高木に負けてからは、どうすれば良いんだろうとかなり迷っていました」

――スタイルチェンジをして、現役生活を続けるという考えはなかったですか。金原正徳選手など、ダメージが蓄積したように感じられる時期から、ケージレスリングを磨き結果もさらに残せるようになりました。

「結局、そこを突き詰めると僕の格闘技への愛は、あそこで止まってしまうぐらいのモノ。自分でもそういう風に思っています。スタイルチェンジをしてでも続けたい――本当に好きな人なら、そういう風になるんだと思います。僕はどこまで行けるか、自分を試してみたかった。いうと、それだけのモノだったんです。ここから続けて、自分が得られるモノは何なんだと考えちゃいました。

このまま続けて、ダメージがさらに増える。そうしたら年を食うとパンチドランカーの症状が出て、体がボロボロになる。回りも、勝ったり負けたりの僕を心配し続ける。それで格闘技を続ける意味があるのかなって。だから、僕に格闘技に対して愛が足りなかった。そこまで尽くすことはできない。想いが足らないと指摘されるなら、『そうだ』と思います」

引退するかどうかは『自分の責任』というけど、その結果として大切な回りの人を巻き込むことになる

――レギュレーションがなくて、選手が続けたいと思えば試合に出られ続けられるのが日本のMMA界です。きっと引退すると明言していなければ、パンクラスからオファーが続いたかと思います。あるいはパンクラス以外からも。ただし、想いがあれば、続けて良いのか。そこを自己判断に任すのが、競技として正しいのかという問題は存在しますね。

「ハイ、それでパンチドランカーになったら、面倒を見るのは家族だったり、僕にとって大切な人で。引退するかどうかは『自分の責任』というけど、その結果として大切な回りの人を巻き込むことになる。今回、僕のインタビューが目に入って、読んでくれた人達には『辞める勇気』というモノが存在していることを知って欲しいです。

自分が人生を賭けているモノだから、辞め辛いですよ。でも、その先に進むには撤退することも大事だと僕は思っています。辞め時を考えるからこそ、その日に向がって日々を頑張ることができる。いつか辞めるから、いつかやらなくなるからこそ、その間にやり切った方が良いんじゃないかと。

これからやりたいと思う人、やり続ける人には『いつか辞める時がくるから、その日のために1日1日を大切にしてほしい』と思います」

――中田選手は、ご家庭が裕福ですよね。

「そうですね。ザ・リッチなので。アハハハハハ」

――他に何かをやる選択肢もある。家業を継ぐことは?

「それはないですね。家業の業界の人たちを小さい頃から見てきたので。あの人達の直向きさと、その裏にあるストレスとか見て。病んじゃう人もいるし、そういう人の面倒も見ていて。そういうのを見てきて、アレは僕にはできないし、やりたくない。いえば興味がなかったんです。そういう風に思って育ってきたので、家の仕事に関わることはないですね」

――プロMMAファイターを引退しても、さいとうクリニックのお世話になり続けているのですか。

中田は終始笑顔だった

「今は一般職員として働き続けています。

本当にお世話になり、練習に集中させてもらう環境を与えてくれていたので。海外遠征の費用を捻出してくださったり、投資していただいたモノを返せないのは申し訳ない気持ちでいっぱいです。

ただ格闘技繋がりで出来た縁なので、齊藤先生との縁が切れるわけじゃないですけど、クリニックでの仕事は区切りをつけるつもりです」

<この項、続く>

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45 F1 MAX MMA MMAPLANET o PANCRASE Pancrase354 RIZIN パンクラス 三宅輝砂 中田大貴

【Pancrase354】三宅、右のカウンターで中田にTKO勝利。王座防衛&リベンジ達成でRIZIN参戦をアピール

【写真】中田のパンチを被弾する場面もあった三宅だが、的確に右を当ててフィニッシュにつなげた(C)MMAPLANET

<フェザー級KOPC/5分5R>
[王者] 三宅輝砂(日本)
Def.1R3分48秒 by TKO
[挑戦者] 中田大貴(日本)

中田がガードを上げてジャブと右ロー、三宅も足を使ってジャブを入れる。三宅が顔面前蹴りを見せると、中田は右のボディストレートを返す。三宅がジャブを突き、中田がワンツー。ジャブの差し合いから中田が右カーフを蹴り、ジャブで踏み込む。三宅は右のパンチをかぶせつつ、鋭いジャブで距離を取る。

さらに三宅は中田のローに右ストレートを合わせつつ、左フックからの右ストレートでダウンを奪う。中田もすぐに立ち上がるが、三宅は細かくジャブを当てて右フックと右ストレート。中田も左フックを打ち返す。三宅が右の顔面前蹴り。この蹴り足をキャッチされる三宅だが、そのまま中田の顔面にパンチを入れて離れる。三宅が前に出る中田に右フックを合わせ、中田も左フックを打ち返す。

ここで中田がダブルレッグに入って三宅に尻餅をつかせるが、三宅が背中を見せて立ち上がる。三宅は中田の腕のクラッチを切って離れる。中田がすぐに右ストレートで飛び込み、三宅のジャブに右をかぶせて前に出る。三宅も右フックを返して距離を取る。中田はボディにパンチを振って前に出るが、三宅が右フックを合わせて、追撃の右を2連打。中田の足が止まったところで、レフェリーが試合をストップした。

試合後、三宅は「リベンジ成功できて、めちゃめちゃうれしいです。秋に僕の地元でRIZINがあるみたいなんで、僕は5連続フィニッシュしていて決定率が高し、だいぶ面白いと思うので、パンクラスを代表してRIZINに出させてください」とRIZIN出場をマイクアピールした。


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【Pancrase354】「息の根を止めたい」フェザー級KOP三宅輝砂が挑戦者の中田大貴を嫌いな理由とは

【写真】「周りは僕がこういう性格だと知っている」と笑う三宅。しかしその中にある本音は――(C)SHOJIRO KAMEIKE

6月1日(日)、東京都港区のニューピアホールで開催されるPancrase354で、フェザー級KOPの三宅輝砂が中田大貴と防衛戦を行う。
Text by Shojiro Kameike

昨年12月、平田直樹をKOして空位のフェザー級KOPのベルトを巻いた三宅。MMAPLANETでは2月に掲載したインタビューで、次戦の予定について訊くと三宅は○月に××と対戦することになるかもしれません。絶対に殺してやろうと思います。××のことはマジで嫌いなので、絶対に殺してやります」と物騒な言葉が発せられた。

この時点では正式発表がなかったため伏せ字にしていたが、次期こそ6月ではないものの、××とは中田のことだった。なぜ三宅はそこまで中田が嫌いなのか。改めて本人に理由とタイトルマッチについて語ってもらった。


――前回のインタビューでは、三宅選手は次戦について「4月に中田と対戦することになるかもしれません」と言っていました。今回はその続きのような形になりますが、対戦相手は同じでも試合の時期は変更されたのですね。

「理由は分からないけど、あのインタビューのあとに試合時期については二転三転した結果、6月大会になりました」

――では改めて、中田選手のことが嫌いな理由を教えてください。

「一度自分が負けていることもありますし(2023年3月、中田にギロチンで敗れている)、それ以上にSNSで絡んできた内容が気持ち悪かったんです。『何をワケ分からんことを言っているんだ?』と思って」

――そのSNSで絡んできた内容とは……。

「まず僕が『高木凌とRIZINで戦いたい』と投稿したんですよ。そうしたら中田が『同じ団体なんだから、パンクラスで試合をすればいいじゃないか』という感じで絡んできて。でもその時点で高木はもうパンクラスには出ていない。RIZINを主戦場にしているのに、なぜ僕と高木がパンクラスで対戦する必要があるのかと思いましたね。だから『もう高木はパンクラスの選手じゃないから関係ないだろ』というような返事をしています」

【確認と補足】
三宅と中田の上記投稿は今年1月11日から12日にかけて行われている。
一方、高木は2023年10月からRIZINに参戦し、以降の試合出場はRIZINのみ。

――中田選手としては皆パンクラスで戦っている仲間であり、一緒にパンクラスを盛り上げようという意図があったのではないでしょうか。

「それは分かります。でもその時点での状況を考えてから言ってくれよ、って」

――ちなみに以降、試合会場などで中田選手と遭遇することはあったのですか。

「ないですね」

――そんななか三宅選手が昨年末にベルトを獲得し、次の対戦相手が中田選手になるという流れもあったのでしょうか。

「それは分からないです。ただ、これも不満ですけど――なぜアイツはキム・サンウォンに負けたあと、石田陸也に勝っただけでタイトルに挑むことができるのか。それも気に食わないです。タイトルに絡んでくるにしても、もう1試合ぐらいは挟むんじゃないかと思っていました。それこそ平田直樹と中田が対戦して、勝ったほうが挑戦者になる――とか、ランキングを考えると、そんな感じで考えていて。

僕は3連勝したあと、前回たまたまタイトルマッチを組んでもらえた形でした。中田もそれだけ段階を踏んでから上がってこい、という気持ちはあります。以前に僕が負けているので、それも関係しているマッチメイクなのかなって思う部分もありますけど」

――……その前戦ですが、振り返ってみて敗れた要因は何だと思いますか。

「自分が弱かった。普通に負けてしまった――という感想はあります」

――自身と戦った以降の中田選手については?

「まぁ、あんまり興味ないですね(笑)」

――中田選手に限らず、他の選手の試合は視ないほうですか。

「いえ、視ることもあります。ただ中田に対しては何の興味もわかないですね。たまたま試合をしていて、視ることはあっても――『負けろ』と思ってはいます」

――それは視ているということでしょう(笑)。他にそこまでの感情を抱くような選手はいるのでしょうか。

「……、やっぱり自分が負けている選手は気に食わないですよね。僕、田村一聖選手にも負けたじゃないですか。嫌いとまではいかないけど、リベンジしたいという気持ちはありました。中田については、面倒くさいから絡んで来るなよ、っていう感じで。それはちょっと嫌いなだけです」

――なんだか怪しくなってきましたね。

「彼が嫌な人間でないことも分かっています。『絶対に性格が良いんだろうなぁ』と思っていますよ。不器用なタイプなんでしょうね。自分としては『とにかくSNSでワケ分からない絡み方をしてくるなよ』っていうだけで(笑)」

――アハハハ、分かりました。ではファイターとしての印象を教えてください。

「僕が持っていないものを持っている、という感じですね。覚悟を決めて、自分がもらっても打ち返す。その気持ちは凄いし、僕も見習わないといけない部分で」

――対して三宅選手が、前回の中田戦から得た教訓はありますか。

「甘えないことですね。僕、ちょっと甘えが出る時があるんですよ。キツい場面でも『まぁ大丈夫だろう』と考えたりとか。それこそ中田にやられたギロチンは、『ラウンドが残り10秒だから大丈夫だろう』と対処を怠った部分もあって」

――その点、中田選手は絶対に最後まで甘えない。諦めない。

「そうですね。その気持ちの強さが、彼の強さだと思います。ただ、僕もここ最近の練習で自分もメンタルの面は大きく変わってきました。今回は中田の息の根を止めてやりたいです」

――また最後だけ声のトーンが変わって怖いです(笑)。

「アハハハ。もう二度と上がってこないよう、息の根を止めたいですね」

――どのように中田選手の息の根を止めますか。

「今は全体のクオリティを上げることを考えています。ディフェンスにしてもオフェンスにしても、全体的な質を上げる。完成度を上げていく。すでにスタンド、グラウンドのどちらでも。どちらにも息の根を止める武器は持っています」

――試合を楽しみにしています。このタイトルマッチをクリアした先のことは考えていますか。

「ずっと言っていることで、RIZINに出たいです。でも全然、注目してもらえなくて……。正直、僕より弱いヤツがたくさん出ているのに、なぜ自分が出られないんだろうとは思いますよ。まぁRIZINに出るのは、いろんな要素が必要になってくるんでしょうけど――今年も秋にRIZINが名古屋で開催されるなら出たいですね」

■視聴方法(予定)
6月1日(日)
午後13時05分~ U-NEXT

■Pancrase354 対戦カード

<フェザー級KOPC/5分5R>
[王者] 三宅輝砂(日本)
[挑戦者] 中田大貴(日本)

<フェザー級/5分3R>
平田直樹(日本)
栁川唯人(日本)

<バンタム級/5分3R>
田嶋椋(日本)
山木麻弥(日本)

<ミドル級/5分3R>
長岡弘樹(日本)
平田旭(日本)

<ストロー級/5分3R>
寺岡拓永(日本)
飯野タテオ(日本)

<フェザー級/5分3R>
岡田拓真(日本)
中村晃司(日本)

<ライト級/5分3R>
丸山数馬(日本)
後藤亮(日本)

<女子フライ級/5分3R>
和田綾音(日本)
オノダマン(日本)

<フライ級/5分3R>
萩島answerタクミ(日本)
加藤和也(日本)

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45 K-1 MAX MMA MMAPLANET o PANCRASE Pancrase354 RIZIN UFC YouTube   タクミ パンクラス 三宅輝砂 中村晃司 中田大貴 丸山数馬 久米鷹介 山木麻弥 平田直樹 日沖発 栁川唯人 田嶋椋 直樹 空手 竹本啓哉 鈴木陽一 長岡弘樹 鶴屋怜

【Pancrase354】田嶋椋と対戦、18歳のKOファイター山木麻弥「最年少でパンクラスのチャンピオンに」

【写真】ALIVE栄支部に貼られている久米のポスターとともに。久米は7月27日Pancrase355で引退セレモニーが開催される。ALVE鈴木社長曰く、山木から久米に対する絶対的な信頼が感じられるという(C)SHOJIRO KAMEIKE

6月1日(日)、東京都港区のニューピアホールで開催されるPancrase354で、山木麻弥が田嶋椋と対戦する。
Text by Shojiro Kameike

プロデビュー以来3連続KO勝ち中の山木は現在18歳。まだプロデビューして1年も経っていない。そんな彼の強さを裏付けるのは、練習仲間でもあるフェザー級KOPの三宅輝砂が「あのメンタルはヤバい」と言うほどの気持ちの強さだ。両親の影響で幼少期よりスポーツに明け暮れてきた山木は、このまま一気に頂点まで駆け上がることができるか。そんな山木に初インタビュー!


日沖さんだろうと久米さんだろうと「やってやるぞ」と思っていました

――今、18歳なのですね。

「そうです!」

――その世代だと、多くは親御さんが格闘技を好きで子供に習わせるというケースが多いですよね。それこそK-1の魔裟斗さん、MMAの山本KID徳郁さんや五味隆典さんを見ていて。

「それってよく言われるんですけど、全く違うんですよ。格闘技を始めたキッカケは、いとこがフルコン空手をやっていて。『俺もやりたい!』という感じで、空手の道場に通わせてもらっていました」

――両親の影響で格闘技を始める環境ではなかったのですか。

「そうではなかったです。でもスポーツ一家ではありました。父は中学校から高校まで野球、母は水泳で実績を残しているような家族で。だから僕も小さい頃から野球と水泳と体操を、空手と並行してやっていましたね。なので小学校の時は週5で習い事をやっていて、友達と遊ぶのも週1ぐらいでした。週5の習い事も全てスポーツで。

親は『水泳と体操は小さい頃に習わせておいたほうが良い』と考えていて。小学5~6年生になると水泳と体操は辞めて、野球と空手の2つに絞りました。でも中学生になって『野球と空手、2つを並行して続けるのは難しいな』という話になったんです。どちらを選ぶか、という話になって僕は空手を選びました。僕が空手を選んだ理由は二つあって。一つは、朝がメッチャ弱いんですよ」

――……えっ。

「野球って朝練とか、朝メッチャ早く起きないといけないじゃないですか(苦笑)。あと一つは、中学生って『格闘技をやっている』と言ったら周りから驚かれる時期で。『凄いね』とか言われるのが気持ち良くて、その二つの理由で空手を選びました。空手のほうは小学5年生で全日本ジュニアのベスト8、中1で国際大会のベスト8になりました。それで空手は終えたという流れですね」

――空手は中学1年の時に辞めているのですか。

「全日本でベスト8になった時、空手に対しては少し冷めていました。その頃には『将来はMMAをやりたい』と考えていたので。親からは『MMAを始めるなら、中途半端なレベルで辞めるなよ』と言われて中3の時、アライブに入門しています」

――MMAを始めるうえでアライブを選んだ理由は何だったのでしょうか。横に鈴木陽一社長がいるので言いづらいかもしれませんが……。

2024年4月の山木。まだプロデビュー前だった(C)SHOJIRO KAMEIKE

鈴木 そんなことはないでしょう(笑)。

「家の近くにもMMAのジムはあったんですけど、指導者として日沖発さんと久米鷹介さんの名前があったので、アライブを選びました。親からも『MMAのプロで食っていけるようになれ』と言われていて」

――空手の実績はもちろん、小さい頃からスポーツを続けてきていただけに、ジムに入門したばかりでも腕に自信はあったでしょう。

「ありました。それこそ日沖さんだろうと久米さんだろうと『やってやるぞ』と思っていましたね。そうしたら日沖さんや久米さんの前に、一般会員さんにボコボコにやられてしまいました(苦笑)。アライブって、出稽古に来た他のジムのプロ選手を極めちゃう一般会員さんがいて……」

――流石です(笑)。その状態から、どれくらいで試合に出られるようになったのですか。

「入門は中3の春だったんですけど、怪我があって本格的にMMAの練習を始めるのは1年後になってしまったんですよ。そこから一般クラスで1年、アマチュア時代が1年――2年でプロデビューしました」

――ということは、まだMMAを始めて3年しか経っていないのですか。

「はい。自分としては練習を始めて半年ぐらいで『行けるだろう』と思うようになっていました。周りからも『もう試合いけるんじゃない?』という評価はもらっていて。でもアライブでは1年ぐらい練習しないと試合には出さない、という感じで。しっかり1年間練習したあとアマチュアの試合に出て、アマチュア戦績は7戦全勝。そのうち4勝が一本、2勝がKOでした」

相手は2位の実力じゃない。どうやったら自分が負けるのか分からない

――7戦のうち6試合でフィニッシュ……むしろ1試合だけ、なぜフィニッシュできたかったのでしょうか。

「初めてヘッドギアなしで、5分2Rの試合に出た時ですね。ペース配分の問題もあったし、単純に相手が強くて」

――鈴木社長、山木選手の場合はアマチュア時代から試合内容は圧倒的だったのですか。

鈴木 圧倒的というより、試合の中で要所が分かっていますよね。「ここで殴らないといけない」「ここで極めないと――」というポイントを認識できる。アマチュアだと試合でバタバタしてしまう選手も多いじゃないですか。でも麻弥の場合は、それがない。セコンドが大きな声を出さなくても自分で感じて、自分で動くことができる。だから久米も麻弥のミットを持ちながら、いつも「丁寧にやれば試合では勝てる」と言っています。

「僕の場合は『試合になると自分じゃない』という感じなんです」

――というと?

「プロデビューして3試合とも、何も考えずに戦っていて。もう生物的な感覚というか、『ここは行ける!』と思う前に、いつの間にか行っていますね。試合後に映像を視ても『なぜここで行けたんだろう?』と思うこともあります。

デビュー戦は特に1Rでバテていて、インターバルの時に社長から『手を出せ』と言われました。その時点では僕も結構ネガティブ思考になっていたんですけど、そう言われてスッと疲れが消えていて。2Rが始まったら、いつの間にかKO勝ちしていました。その時もテイクダウンした時に久米さんから『軸を保て!』と言われたことしか記憶がないです」

鈴木 そこには麻弥から久米に対する絶対的に信頼感があるんですよね。久米が普段から「手を出せ」「軸を保て」とか、麻弥によく言っている言葉があって。自分はその言葉をメモしていて、インターバル中に僕から伝える時があります。すると麻弥の中で、久米と練習でやっていることが思い起こされる。

あと麻弥は相手のこともよく見えているし、会場のことも見えていたりするんです。たとえば日沖は試合前、リングに入った時「会員の××さん、この席で観てくれていますね」とか言っていて。麻弥の場合、それが最初からできていたから驚きますよ。

――日沖発+久米鷹介の要素とは、まさにアライブの選手ですね。あとは竹本啓哉選手の逆立ち計量と。

これまでALIVE鈴木社長の連載企画で何度か登場している(C)SHOJIRO KAMEIKE

「減量も余裕はあるので、逆立ちはしなくて大丈夫です(笑)」

――アハハハ。山木選手はプロデビュー以降、ここまで3戦全KO勝ちを収めています。自身のキャリアについて、どのように感じていますか。

「思っていることが全て実現しているような感じですね。アマチュア時代から紙やSNSに『9月、東海選手権優勝。そのあと全日本で優勝してプロデビュー』と書いていて。それが実現しているのは自分の努力なのか、運が良いのか、それ以上のものなのかは分からないですけど……」

――今はどのようなことを思い描いているのでしょうか。

「年末にタイトルマッチ、ですね」

――おぉっ!!

「その想いを実現するために、フィニッシュにはこだわっています。自分が他の試合を視ていて『これは面白い』と思うのは、フィニッシュしている試合もそうだし、フィニッシュに繋がる動きがあるかどうかで。第三者として自分の試合について考えても、ヌルい内容だったら誰も見てくれないし。絶対フィニッシュすることを目標にして試合に挑んでいます」

――年内にベルトを獲得した先については?

「日本で一番有名な団体はRIZINなので、RIZINにレギュラー参戦してからUFCに行くのが理想です。知名度を上げて、金を稼ぎ、強さを追求していく。そのためにMMAを始めたので」

――6月に対戦する田嶋選手は現在、バンタム級2位です。ここで勝てば理想にグッと近づくことができます。田嶋選手に対する印象を聞かせてください。

「実力でいえば『なぜランキング2位なんだろう?』という感じですね。体つきや柔術の技術もレベルは高いと思うけど、2位の実力じゃない。どうやったら自分が負けるのか分からないです」

――では、どうやって勝ちますか。

「テイクダウンを切って切って、打撃で勝つことしか考えていません。今までパンクラスのベルトを最年少で獲得したのが鶴屋怜選手で、当時20歳だったんですよ。だから自分が一気に駆け上がって、最年少でパンクラスのチャンピオンになります!」

■視聴方法(予定)
6月1日(日)
午後13時05分~ U-NEXT

■Pancrase354 対戦カード

<フェザー級KOPC/5分5R>
[王者] 三宅輝砂(日本)
[挑戦者] 中田大貴(日本)

<フェザー級/5分3R>
平田直樹(日本)
栁川唯人(日本)

<バンタム級/5分3R>
田嶋椋(日本)
山木麻弥(日本)

<ミドル級/5分3R>
長岡弘樹(日本)
平田旭(日本)

<ストロー級/5分3R>
寺岡拓永(日本)
飯野タテオ(日本)

<フェザー級/5分3R>
岡田拓真(日本)
中村晃司(日本)

<ライト級/5分3R>
丸山数馬(日本)
後藤亮(日本)

<女子フライ級/5分3R>
和田綾音(日本)
オノダマン(日本)

<フライ級/5分3R>
萩島answerタクミ(日本)
加藤和也(日本)

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45 MMA MMAPLANET o PANCRASE Pancrase351 PFL YouTube キック キム・サンウォン ボクシング 三宅輝砂 中田大貴 名田英平 平田直樹 櫻井裕康 石田陸也 葛西和希

【Pancrase351】新フェザー級KOP三宅輝砂「格闘技を始めた頃から、新しい何かを考えるのが好きでした」

【写真】取材は名古屋市中区新栄のZOOMERフィットネスジムにて(C)SHOJIRO KAMEIKE

2024年12月15日(日)、東京都港区のニューピアホールで開催されたPancrase351で、三宅輝砂が平田直樹をKOして空位のフェザー級KOPのベルトを巻いた
Text by Shojiro Kameike

当初は平田とキム・サンウォンの間でKOP王座決定戦が行われる予定だったが、キム・サンウォンはPFL出場が決まり欠場に。代わりに三宅が平田とベルトを争うこととなった。過去の実績でいえば平田が有利とみられた試合で、三宅は平田をわずか72秒――右ヒザ蹴りでマットに沈めている。あれから1カ月、名古屋の三宅を訪ね、衝撃の王座奪取劇の裏側で何が起こっていたのかを訊いた。そこには考え続けた末にベルトを巻いたファイターの姿があった。


こんなに簡単に勝っちゃうんだ……

――昨年はベルト奪取、おめでとうございます。

「ありがとうございます!」

――タイトルマッチは誰も予想できなかったであろう試合内容でした。試合直後、三宅選手も「実感がない」と仰っている動画がYouTubeにアップされています。

「そうなんです。勝った瞬間は『こんなに簡単に勝っちゃうんだ……』とビックリしました」

――その「簡単に」とは「楽に」という意味ではなく。

「はい。当たると思って出したヒザ蹴りではありますけど、倒れちゃった――僕自身が考えるよりもヒザ蹴りが効いた、という感覚で」

――あのヒザ蹴りは倒すためではなく、テイクダウンに来る相手への牽制だったのですか。

「はい。倒そうと思って出したヒザではなかったです」

――なるほど。今回のタイトルマッチは、PFL出場が決まったキム・サンウォンの代役として平田選手との王座決定戦に臨みました。

「このタイミングで僕がタイトルマッチに出場するとか、全く考えていなかったですね。本当にラッキーだなと思っていました」

――三宅選手のキャリアを考えると、タイトルマッチまでは上位ランカーともう1~2試合は必要ではないかと思っていました。

「実は12月大会って、もともと他の選手との試合が決まっていたんですよ。でも相手の負傷で試合が流れて。そうしたらキム・サンウォンのPFL出場が決まって、空いている者同士のタイトルマッチに――と言ったら良くないかもしれないですけど」

――三宅選手としても、もう1~2試合やって自分の実力を確かめたいと……。

「確かめたい、という気持ちはなかったですね。あの段階では『平田選手は強い。まだ自分は勝てない』と思っていて。正直、タイトルマッチが決まった時は『自分にはまだ早い』と考えていました」

――試合直後の動画ではベルトを抱えながら「防衛したくない。返上したい」とも仰っていました。

「あぁ、あれは――5分5R戦いたくないなって(苦笑)」

――アハハハ。

「これからは追われる立場か、って考えていなかった展開になりましたからね」

僕の左ジャブには秘密があって、まだ誰も気づいていない

――前回のインタビューから、三宅選手の試合内容も大きく変わってきたかと思います。まず2023年3月に中田大貴戦で敗れたあと、同年11月の櫻井裕康戦は新鋭同士の白熱した試合展開になりました。結果は三宅選手がRNCで一本勝ち。正直なところ三宅選手に対して、あれだけ白熱した試合展開を見せる印象がなかったです。

「アハハハ、あの試合から連勝が始まりましたね。技術的に何か大きく変わったわけではないんです。技術に関しては積み上げてきたものが大きかった、という感じで。

それよりはメンタル面の変化が大きいです。今までは持っているものを試合で出すことができなかった。でもメンタルで余裕が生まれたことで、練習通りの動きを出せるようになったと思います」

――櫻井戦の前までは、行ける時に行けないということもあったのですか。

「そもそも試合が好きじゃなくて。なるべく試合はやりたくなかったんですよ」

――えっ!? ではなぜプロになったのですか(笑)。

「プロになっちゃった、試合するしかないかなという感じでした。もともと格闘技は好きで、練習もクラスの指導をさせてもらうのも好きなんです。そんななかで試合に出る理由は、『自分の可能性を知りたい』というのが一つ。もう一つは練習している技術の証明をしたい、というものでした。練習している内容を証明するには、試合に出るしかないですから」

――メンタル面が変わったのは、何かキッカケがあったのでしょうか。

「特に大きなキッカケがあったわけじゃないけど、やるからには悔いを残したくない。応援してくれる人たちに喜んでもらいたい、と思いました」

――そうだったのですね。櫻井戦の次は昨年2月に大阪で名田英平選手をKOしました。あの大会ではメインとコメインともに左ジャブで削り続けて倒す、という珍しい展開でした。

名田戦は左ジャブで削り続けた末、左ボディで仕留めた。ジャブを効かせる秘密はーーぜひ試合を観て探してほしい(C)SHOJIRO KAMEIKE

「コメインの葛西和希選手も左ジャブで削っていましたね。あの時、僕の左ジャブには秘密があって――細かいことは言えないけど、まだ誰も気づいていないだろうなと思っています」

――左ジャブの秘密! それは名田戦の前に気づいたことですか。それとも以前からやっていたことが試合で出たということでしょうか。

「あの試合から打ち方を変えました。しかも試合直前に思い浮かんで(笑)」

――試合直前に! それは凄い。

「相手も分からないから、あれだけ当たったんじゃないですかね。自分でも試合中に『これはヤバい打ち方を見つけてしまった』と思っていました。でも直前に思いついたことを試合で出すことができたのも、やっぱり普段から左ジャブの練習をし続けたおかげです。

ボクシングはアマチュア出身の方に教わっていた時、練習相手に高校3冠の選手がいたんですよ。そこで伸びる左ジャブを教えてもらい、今はその応用でやっています」

――さらに右カーフも効かせるようになりました。この左ジャブと右カーフがあるおかげか、距離のつくり方から変わり、試合で安定した力を発揮できるようになったかと思います。

「カーフキックも昔から練習していたんです。左ジャブとの連携ができるようになって、より得意になっていきましたね。だから2024年はどんどん自分の気持ちも変わってきたし、プロ意識も芽生えてきたと思っています」

――昨年7月の石田陸也戦は左ジャブと右カーフ、つまり上下の攻撃があるからこそド真ん中に三日月蹴りが炸裂しました。

「あのカーフにも三日月蹴りにも秘密があるんですよ」

――秘密ばかりじゃないですか!

「フフフ、そうなんです」

――そうした秘密の技は、自分自身で思いつくのですか。それとも他の選手の試合から影響を受けるのでしょうか。

「自分で思いつきます。たとえば最初は左ジャブが当たらない。『当てたいな。どうやったら当たるんだろう?』と考えて、いろんな方法を思いついて何度も試していくんです。もちろん同じ当て方をしている選手もいたりはしますけど、それも自分で思いついたあとに分かるというか」

――三日月蹴りは何度も失敗していると、足の指を骨折しませんか。

「実は骨折しない蹴り方を思いついたんですよ。秘密ですけど、フフフ」

――まだまだ出していない秘密がありそうで、今後が楽しみです。

「そうですね。たぶん秘密が分かっても、次の試合までには新しい何かを思いついているでしょうし。良い感じで進んできているので嬉しいです」

――もともと格闘技だけでなく、考えること自体が好きですか。

「好きですね。それだけやっていたいぐらいです。試合には出ずに(笑)」

5Rの試合でも、できるだけ早く仕留めたい

――先ほど「試合に出たくない」と仰った気持ちが分かりました。とにかく格闘技を追求していく、武道家のような感覚ですね。

「そうかもしれないです。格闘技を始めた頃から、新しい何かを考えるのが好きでした」

――格闘技以外では?

「カメラが好きなんですけど、まずメッチャ調べてからカメラを買って。そこから構図や編集方法を調べたりするのが好きです」

――分かります。自分もこの仕事を始めた頃は、まずセンスを磨くよりもカメラの性能を学ぶことから始めました。

「そうじゃないと理解できないし、発展しないですよね。あとビリヤードが好きで、ビリヤードも動画を視て研究したりします。ジムの指導もそうです。自分が考えていることだけじゃなく他の選手の試合映像を視て、それをどう分かりやすく会員さんに説明できるのかを考える。すると自分の中に、他の選手の技を落とし込むこともできて」

――お話を聞いていて、試合時に仕留めに行くイメージとのギャップに驚きました。

「本当は根暗で気弱な人間なんです。アハハハ」

――それだけ考えることが好きだと、もう5R対策も考えているのではないですか。

「……、……、……そこはあまり考えずに」

――今「やっぱり5Rはやりたくない」という表情を浮かべましたね(笑)。

「アハハハ! 5Rの試合でも、できるだけ早く仕留めたいですね。やることは変わらないと思いますし。今の左ジャブが当たり続ければ、相手も2Rには耐えられなくなるでしょうし。平田戦も左ジャブさえ当たれば、いずれ相手も削れてくると考えていました」

――組みはNTT=寒天練習でも練習しているのですか。

「NTTと、週1回はstArtの練習に参加させてもらっています。タイトルマッチでは日沖さんの存在がメチャクチャ大きかったです。タイトルマッチが決まって、日沖(発stArt代表)さんに週1回のパーソナルトレーニングをお願いしたんですよ。そこで戦略を考えてもらったり、あとは特にメンタルのつくり方が勉強になりました。『やっぱり世界で戦ってきた人は凄いな』って思いました。僕の中では、そこで変わりましたね。前回の試合に向けてお願いしていたことですけど、また試合が決まればお願いしたいと思っています」

――なるほど。その次の試合というのは……。

「まだ発表されていないんですけど、○月に××と対戦することになるかもしれません。絶対に殺してやろうと思います」

――殺してやる、って……先ほどまでの冷静な語り口から、ギャップが凄すぎです(苦笑)。

「根暗で気弱だからこそ、ですよ(笑)。ただ××のことはマジで嫌いなので、絶対に殺してやります」

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45 MMA MMAPLANET o PANCRASE Pancrase349 中田大貴 石田陸也

【Pancrase349】中田大貴が左フック→右ストレートで石田陸也を1RKO「来年タイトルを獲る」

<フェザー級/5分3R>
中田大貴(日本)
Def.1R1分47秒by KO
石田陸也(日本)

石田が右の前蹴り、中田は右カーフを蹴る。石田は右アッパーと左フック、両者の右が交錯する。一瞬、組みの攻防になるが両者がすぐに離れる。右ローを蹴り合う両者。石田は左の前蹴りを見せて、左フックで飛び込む。中田はジャブをボディに振って右ロー、石田が右フックで前に出ると、中田が組みついてケージに押し込む。

石田は首相撲からヒザ蹴りを突き上げ、距離が離れると中田は右ロー。石田は左のヒジで前に出る。石田がインローとジャブ、中田は左ミドルを蹴って左ボディ、石田の右ローにジャブを合わせ、ワンツーで飛び込む。

石田は遠い間合いから前に出て左のヒザ蹴り、これを外した中田がジャブ、左フックから右ストレートを打ち抜くと、石田がその場に崩れ落ち、中田が見事なKO勝利を収めた。

試合後「2連敗していて、好きでやってきた格闘技なのに辞めようと思っていました。自分の試合を見て、諦めようなかな、投げ出そうかなと思っていた人が頑張ろう・踏ん張ろうと思ってくれたら何よりです。絶対来年タイトルを獲るんで見ていてください」とマイクアピールした。


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45 AB DEEP MMA MMAPLANET o ONE PANCRASE Road to UFC TTFC10 UFC Wardog YouTube エフェヴィガ雄志 中川晧貴 中村京一郎 中田大貴 修斗 名田英平 唐沢タツヤ 岩倉優輝 河名マスト 狩野優 轟轟 長南亮 阿部光太 鹿志村仁之介

【TTFC10】6年10月振りの練馬大会で狩野優が、1年5カ月振りの再起戦。エフェ&阿部の相手は??!!

【写真】代理戦争MAXで名を挙げた中村京一郎のデビュー戦の相手を務めた狩野がケージに戻って来る (C)MMAPLANET

16(火)、TTMより8月16日(金)に東京都練馬区の練馬coconeriホールで開催されるTTF CHALLENGE10のカードの発表があった。
Text by Manabu Takashima

コロナ禍の2020年12月の大阪(プロ修斗公式戦とのダブルヘッダーで、プロ修斗公式戦も3試合組まれた)大会以来、3年8カ月振りのTTFCの活動再開。Tribe Tokyo MMAのおひざ元である練馬での大会は2017年10月以来、実に6年10カ月振りとなる。


すでにメインでエフェヴィガ雄志が戦うことが明らかとなっている同大会だが、今回の発表ではエフェ以外の5試合が明らかとなった。

バンタム級が1試合、ライト級が2試合、そしてフェザー級が2試合という内訳の5試合中4試合にTTM所属ファイターの出場となる。

なかでも注目は狩野優の1年5カ月振りの再起戦だ。狩野はコロナ禍の2020年6月に無観客&配信大会で実施されたTTFC08でプロデビューを果たし、その後はPancrase、EX FIGHT、Pound Storm、DEEPでキャリアを積み、8勝2敗の好レコードで昨年3月にONE FFにイヴァン・パルシコフのヒザ十字に下った。

このとき、Road to UFC出場の話を進んでいたが強い相手との対戦を避けてもUFCでは通じないということで、未知のロシア人との戦いに挑んだという話を伝わっている。

あの敗北後も練習は続けていたが、人生において優先させるべきことにプライオリティを置き、長期間の実戦離脱となっていた。対する轟轟(とどろき・ごう)はWardogから修斗でキャリアを積み、3勝1敗1分の戦績を残している。

鹿志村仁之介、中田大貴、中川晧貴、名田英平、河名マスト、中村京一郎という実力者としのぎを削ってきた狩野とすれば2回戦から、キャリアの仕切り直しに挑むこととなるようなマッチアップといえる。また唐沢タツヤ、小森誉、岩倉優輝、グラップラー脇など、まさに長南亮人脈といえる選手が集まっている。

ここにエフェと阿部光太が揃い踏みすることになるが、気になるエフェの相手は東南アジア在住の元ONEファイターやモンゴル系の選手を打診しているという話は伝わっていたが、まとまらなかった模様だ。いずれにせよ、TTMだけでなくJ-MMAをリードするポテンシャルの持ち主=エフェが、どのような相手と戦うことになるのか正式発表が待たれる。

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