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【Gladiator021】オーシマイキー聡承と対戦、世羅智茂─01─「MMAグローブを着けて分かったこと」

【写真】ケージとMMAグローブから、MMAとグラップリングがさらに理解できる──勉強になるインタビューです(C)SHOJIRO KAMEIKE

26日(日)、大阪府豊中市の176BOXで行われるGladiator021で、世羅智茂がプログレスのフォークスタイルグラップリングに初挑戦。弱冠16歳の注目グラップラー、オーシマイキーこと大島聡承と対戦する。
Text by Shojiro Kameike

ここ数年は柔術よりもグラップリングにシフトチェンジしている世羅が、プログラップリングマッチに出場する機会も増えてきた。そんななか、ADCCオセアニア&アジア予選で感じた世界のグラップリングと、今回MMAグローブを着けてケージで戦うプログレスのルールについて語ってもらった。MMAファイターがグラップリングで強くなるために生まれたプログレスについて、柔術家やグラップラーと考えるシリーズ――としたい。


――まだ正式発表はされていませんが、今大会の直前に世羅選手がプログレスのフォークスタイルグラップリングに出場すると聞いて取材をお願いしました(※取材はは3月18日に行われた)。

「長谷川賢代表からお話を頂いて、すぐに『良いですよ』と返答しました。ただ、フォークスタイルグラップリングはMMAグローブ着用だったことを忘れていて……。練習用にネットでMMAグローブを購入しました(笑)」

――おっ、それは興味深いです。そんなフォークスタイルグラップリングのお話の前に、まず昨年のADCCオセアニア&アジア予選について訊かせてください。

「もちろん優勝を狙っていたのですが、予想していたよりもレベルが高かった。それが素直な印象ですね。そういう世界を体感できたことは良かった一方で、自分はADCCルールに対応する準備が足りませんでした。特に立ちレスの練習が足りていなかったです。自分の中ではしっかり練習していたつもりですが、実際にやってみると足りないと感じました」

――それだけ現代グラップリングでは立ちレスの重要性が増しているわけですね。

「みんな当たり前のように立ちレスをやっていますよね。軽量級と重量級では、違ってくるとは思うんです。僕が出場した66キロ級で優勝したジェレミー・スキナーは、足関節や下からのサブミッション一辺倒で勝ち上がっていました。そのジェレミーも世界大会では2回戦負けで。いずれにしても立ちレスは必須だなと考えています」

――以前と比べて、どれだけ立ちレスの割合が高まっているのでしょうか。

「昔だと立ちレスの割合って半々ぐらいのイメージでした。ざっくりとした言い方になってしまいますけど、今は7~8割でしょうか。その立ちレスの展開次第で試合内容も変わりますよね。ノーギでは下からの攻めが難しくなります。ギを掴んで引っ張ることができないし、汗で滑るようにもなってくるので。重量級と比べて、まだ軽量級は下から動きやすいとは思います。

体重が軽い分、上からのプレッシャーも弱くなりますから。それでも下からの攻めを熟知していれば、上にいても対処できるじゃないですか。そうなると軽量級でも立ちレスが強いと有利になりますよね。世界大会の66キロ級で優勝したジオゴ・ヘイスも、立ちレスはメチャクチャ巧かったです。なぜあれだけ強いんだっていうぐらいで」

――それだけ立ちレスの重要性が増しているなか、プログレスのフォークスタイルグラップリングについては、どのように考えていますか。

「点差が開きにくいルールですよね。テイクダウン、リバーサル、バック、それと立ち上がったらポイントが入る。柔術と違ってパスとマウントにポイントが入らないので、ポイント差はつきにくいんじゃないかと思います。その分、他のグラップリングとは戦い方も違いますよね。やっぱりMMAに寄ったグラップリングルールなので。しかもケージで行われますし、グローブを着けることでも大きく変わってきます。

実際にMMAグローブを着けて練習してみると、想像以上に違いを感じました。ケージというか壁を使った練習よりも、MMAグローブのほうが慣れないです。僕も8~9年ぐらい前、アマチュアパンクラスに出たことがあって。それでも、改めて着けてみると『こんなに違ったっけ?』と思ってしまうぐらい感覚が違います」

――8~9年ぶりですか! それは違うでしょうね……。

「たとえばMMAグローブって、握りこもうとするとアンコの部分に引っ張られて、ブレーキがかかっちゃうんです。そうなるとクラッチも変わってきます。あと、いつもならワキを差せるところでも、アンコの部分が引っかかって腕を差し入れることができなかったり。あるいはRNCが難しくなったりとか……。柔術やグラップリングでやっている、細かい組み手が難しくなってきてしまいますね」

ただ、MMAグローブを着けて分かったことはあります。細かい手の動きが難しくなるので、必然的にMMAはシンプルな動きのほうが多くなってくるんでしょうね。MMA選手の方って、グラップリングの練習でもレスリングのような細かい組み手はやらないと思うんです。試合で必要ないのであれば、練習でも必要ない。そう考えるのは、仕方ない」

――なるほど。もう一つの要素として、ケージの存在があります。同じカルペディエムの石黒翔也選手は、「ケージがあるからこそマットの試合よりも相手が距離を詰めてきてくれる」と仰っていました。世羅選手にとって、ケージに対してはどのように考えていますか。

「あぁ、なるほど。石黒君が言っていることも分かります。ケージがあったほうが相手をコントロールしやすいですね。テイクダウンするのも、トップコントロールするのも。ただ、そこからサブミッションを極めるのは、マットよりも難しくなります。どうしてもケージがあって、回りにくくなってしまうので。マウントやバックを奪ってからの動きも違ってきますしね。そこは何を目的にするのか、そのためにどう動くのかによって変わります」

――では、そこまで異なるケージ・グラップリングに対して、現在は対策などを行っているのでしょうか。

「プログレスのオファーを頂く前からロータス世田谷に行っていて、MMAファイターの方々と練習しています。すると自然に壁を使った攻防になりますよね。柔術やグラップリングに役立つかどうかは分からないけど、とりあえず面白いから壁レスもやっています」

<この項、続く>

■視聴方法(予定)
3月26日(日)
午後12時30分~ THE 1 TV YouTubeチャンネル

■ Gladiator021対戦カード

<ストロー級/5分2R>
田中優樹(日本)
木村旬志(日本)

<バンタム/5分2R>
今村豊(日本)
谷口武(日本)

<バンタム級/5分2R>
藤原克也(日本)
秋田良隆(日本)

<Gladiatorフライ級選手権試合/5分3R>
[王者]NavE(日本)
[挑戦者]ニャムジャルガル・トゥメンデムベレル(モンゴル)

<バンタム級/5分3R>
神田T-800周一(日本)
テムーレン・アルギルマー(モンゴル)

<55キロ契約/5分3R>
中務修良(日本)
エイドリアン・バトト・ジェマ―(フィリピン)

<Progressフォークスタイルグラップリング78.5キロ契約/5分✖2R>
世羅智茂(日本)
大嶋聡承(日本)

<Progressフォークスタイルグラップリング・バンタム級/5分✖2R>
前田吉朗(日本)
江木伸也(日本)

<バンタム級/5分3R>
ゆうと(日本)
キム・ウィジョン(韓国)

<フライ級/5分2R>
中西テツオ(日本)
宮川日向((日本)

<フェザー級/5分2R>
フェルナンド(ブラジル)
藤岡陸(日本)

<ウェルター級/5分2R>
橋本健吾(日本)
阿部光太(日本)

<Progressフォークスタイルグラップリング・バンタム級/5分✖2R>
ハシャーン・フヒト(日本)
花澤大介(日本)

<アマMMAバンタム級/3分2R>
佐藤フミヤ(日本)
北原蓮(日本)

<アマMMAバンタム級/3分2R>
平本丈(日本)
飴山聖也(日本)

<バンタム級/5分1R>
藤井丈(日本)
吉田開威(日本)

<バンタム級/5分1R>
武田純忠(日本)
有田一貴(ブラジル)

<フライ級/5分1R>
古賀珠楠(日本)
那須裕次郎

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【Gladiator021】電撃参戦!! 江木とフォークスタイルグラップリング戦、前田吉朗「やることは単純ですよ」

【写真】普通にMMAの組み技をやれば勝てる。つまり、それがフォークスタイルグラップリングだ(C)SHOJIRO KAMEIKE

26日(日)、大阪府豊中市の176BOXで開催されるGLADIATOR021で、元DEEP&パンクラス王者の前田吉朗が、PROGRESSフォークスタイル・グラップリングで江木伸成と対戦する。

2021年11月に最後のMMAを戦ったあと、昨年4月に引退興行を行った前田だが、ここでまさかの試合出場――ただし、本人としては「現役復帰」というわけではないようだ。果たして、前田がフォークスタイル・グラップリングに出場する目的とは。


――まずは前田選手の現役復帰という発表に驚かされました。

「アハハハ。現役復帰というのは、ちょっと違うんですよね。嫁さんから『ネットで現役復帰という記事が出ていたよ。復帰するつもりなん?』と聞かれて。僕としては、この試合で現役復帰とか、そういうつもりはないです」

――えっ、すると今回のプログレス出場は……。

「単純に『グラップリングマッチ出ますか?』『出る』っていう感じですね。周りが思っているような、現役復帰というものではないです。ただ、僕がジムを立ち上げてから、ウチに通っている人たちは僕が試合をしているところを見たことがなくて。それでMMAは無理だとしても、グラップリングマッチなら出られるかなと思っていたんですよ。

ジムの指導で僕は『悩んだら、まずやれ。挑戦しろ』と教えるんです。その僕が、グラップリングマッチの話をもらっても『いやぁ自分は引退したんで……』と断ったら、筋が通らんかなって。僕自身が試合で戦う姿を見せることができたら良いかなと思いました。いざ試合が決まると自分の生活にもハリが出てきて、それを楽しむことができています」

――なるほどぉ。

「これから自分の戦う感覚って、どんどんズレていくと思うんです。今後試合に出るであろう子たちと自分の間で感覚がズレていく。そこで、まず自分の間隔が鈍らんようにしていきたいんですよね」

――選手として試合に向けた練習を行うのは、いつ以来でしょうか。

「平良(2021年3月の平良達郎戦)とやって以来ですよ。次のRIZINの試合(同年11月、砂辺光久戦)は代役として急に出ることが決まったんでね。とにかく数日間で動けるようにはしていきましたけど。あの時点で追い込む練習をしても、どうにもならんでしょうし(苦笑)。そのあと自分のジムを立ち上げて」

――現役を引退してから、ご自身の生活も落ち着いていましたか。今日の表情を見ても、現役時代と比べて平和な雰囲気があります。

「僕、現役時代はそんな雰囲気でしたか!? いやぁ、もう平和ですよ。もう自分が体を張ってどうこうという場面がないですからね。でも今回の試合が決まって、試合に向けた練習を始めたら――やっぱり自分の雰囲気も、スパーリングの内容も違うらしいです。僕の頭の中が試合モードになっているから、ずっと一緒に練習している子たちも『いつもと違う!』と思ったらしくて(笑)」

――アハハハ。昨年4月に引退興行を行ってから最近まで、体を動かすこと自体はあったのでしょうか。

「ジムを立ち上げてから1年ぐらい経って、『選手になりたい』、『試合に出たい』という子が、それなりの数おるんですよ。その子たちの相手をしているぐらいですね。でも週に何度かの選手練であったり、クラスの合間であったり――参加者の人数が奇数だと、相手がいない子が出て来ますよね。その子と一緒に体を動かしたりします。もちろん選手練のスパーに参加したりとか」

――そのように練習に参加したり、あるいは試合を観ていて『もう一度やりたいなぁ』と考えることはなかったですか。

「うーん、なくはないですよ。でも『やりたい! やりたい!!』と思うほどではないです。見ていて『頑張れよ!』と応援する気持ちだったり、試合内容によっては『俺が代わりに戦ったるわ!』と思ったり(笑)。ただ、引退してジムを立ち上げてからのほうが、試合を観るようになりましたね。映画のような感じで観ています。

もともと格闘技に対しては、見るより実際にやるほうが好きだったので。昔は見るのも好きだったのに、ある日を境に見んようになって……。でもジムには格闘技を好きな子が集まっているじゃないですか。その子たちと話をしている流れで、『じゃあ一緒に見ようよ』となったりしますね」

――その状態から、なぜ今回試合をするに至ったのでしょうか。

「それはラズが――」

――ラズとは……。

「あぁ、すみません。長谷川賢プログレス代表ですね。僕、彼のことをラズって呼んでいるんですよ。元DEEPメガトン級王者で、どすこい羅頭魔勢っておったじゃないですか。TRIBEの選手練で初めてラズと出会った時、すんごいデカかったので『あれ? どすこい羅頭魔勢が来てるんかな』と思って話かけたら『いえ、僕は長谷川賢です』って(笑)」

――アハハハ。

「今回、アマチュアの試合に出る平本丈っておるじゃないですか。平本蓮の弟で。その相手を探しているという話を聞いたので、『ウチに飴山聖也って選手がおるけど、どう?』と連絡したんですよ。そうしたらラズから『ちなみに吉朗さんは試合できますか?』と聞かれて、僕も軽い感じで『いいよ』って答えちゃいました(笑)」

――正直なところ、これまで前田選手がグラップリングの試合に出ていた印象が全くありません。さらに前田選手の場合、当然のことながらMMAでもグラップリングの展開はありましたが、打撃のない前田選手の試合を想像しにくいのは確かで。やはり打撃のために寝技、寝技のために打撃があったといいますか……。

「そうです、そうです。グラップリングの試合って、たぶん若い時に九州で兄弟子の武重賢司さんと一緒に、今成とタッグマッチで対戦した時以来やと思います(※2004年3月20日、クラブDEEP福岡大会)。別にグラップリングが嫌だったわけじゃないんです。それならMMAやったらエエやん、と考えていただけで。グラップリングも普通にできますよ」

――それはそうです(笑)。では、ラズが立ち上げて、グラジエイターで行われていたプログレスルールを観た印象を教えてください。

「ポイントについては聞きました。テイクダウン、リバーサルとバックを取ったら2Pで、引き込んだら相手に2Pが入る。それと下になってから立ち上がったり、脱出したら1P――ですよね?」

――はい、そうです。

「といっても、ポイントはどうでもいいです。ポイントのことは考えないというか……自分がポイントで優勢だったら考えるかもしれないですけどね。だけど試合の中では普通にテイクダウンは取りに行くし、極めるためにバックを狙うし、下になったら逃げるじゃないですか。やることは単純ですよ」

<この項、続く

■視聴方法(予定)
3月26日(日)
午後12時30分~ THE 1 TV YouTubeチャンネル

■ Gladiator021対戦カード

<ストロー級/5分2R>
田中優樹(日本)
木村旬志(日本)

<バンタム/5分2R>
今村豊(日本)
谷口武(日本)

<バンタム級/5分2R>
藤原克也(日本)
秋田良隆(日本)

<Gladiatorフライ級選手権試合/5分3R>
[王者]NavE(日本)
[挑戦者]ニャムジャルガル・トゥメンデムベレル(モンゴル)

<バンタム級/5分3R>
神田T-800周一(日本)
テムーレン・アルギルマー(モンゴル)

<55キロ契約/5分3R>
中務修良(日本)
エイドリアン・バトト・ジェマ―(フィリピン)

<Progressフォークスタイルグラップリング78.5キロ契約/5分✖2R>
世羅智茂(日本)
大嶋聡承(日本)

<Progressフォークスタイルグラップリング・バンタム級/5分✖2R>
前田吉朗(日本)
江木伸也(日本)

<バンタム級/5分3R>
ゆうと(日本)
キム・ウィジョン(韓国)

<フライ級/5分2R>
中西テツオ(日本)
宮川日向((日本)

<フェザー級/5分2R>
フェルナンド(ブラジル)
藤岡陸(日本)

<ウェルター級/5分2R>
橋本健吾(日本)
阿部光太(日本)

<Progressフォークスタイルグラップリング・バンタム級/5分✖2R>
ハシャーン・フヒト(日本)
花澤大介(日本)

<アマMMAバンタム級/3分2R>
佐藤フミヤ(日本)
北原蓮(日本)

<アマMMAバンタム級/3分2R>
平本丈(日本)
飴山聖也(日本)

<バンタム級/5分1R>
藤井丈(日本)
吉田開威(日本)

<バンタム級/5分1R>
武田純忠(日本)
有田一貴(ブラジル)

<フライ級/5分1R>
古賀珠楠(日本)
那須裕次郎

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【Gladiator021】Progress提供組み技戦=世羅✖オーシマイキー、前田吉朗✖江木、ハシャーン✖花澤

【写真】練習仲間でもある両者。強くなるためには、戦わないといけない。それができるのもグラップリングの良さ (C)MMAPLANET

26日(日)に豊中市176BOXで開催されるGLADIATOR021の追加カード、PROGEREE提供のフォークスタイルグラップリング3試合が発表された。

その3試合とはウェルター級の世羅智茂✖大嶋聡承戦、そして前田吉朗✖江木伸也、ハシャーン・フヒト✖花澤大介のバンタム級マッチ2試合だ。


オーシマキーこと大嶋、弱冠16歳の日本グラップラー最強候補が、ノーギ&道着ともに日本ライト級のトップ柔術家とジェネレーションギャップマッチに挑む。スタイル的には下になっても上を取り返せる&極めの世羅と、サブオンリータイプの大嶋がどのような攻防を繰り広げるか。

驚かされたのが、前田吉朗のグラップリングといえども現役復帰戦だ。PROGRESS実行委員の長谷川賢によると、グラジ1月大会を視察した前田が「面白そうやなぁ。ギャラ、ナンボなん? 戦ってみたいわぁ」と話しかけてきたことが出場のきっかけだったという。

そしてFINISH10の竹浦正起後に、江木が今大会出場を直訴。しかし、なかなか対戦相手が決まらないなか前田に連絡を取ると「やるでぇ」という返答があったという。ある意味、欲望と漢気の出場となる前田だが、MMAデビューを目指す江木としては──そこは一旦見ず、柔術家及びグラップラーとしての強味を全面的にぶつけてほしいマッチアップだ。

さらに意外なハシャーンフヒトと花澤大介という顔合わせ。なにより47歳の花澤の登場が、バンタム級というのは意外という単語のオンパレードだ。

前回のジェセフ・チェン出場のGLEDIATOR内PROGRESSから、Unrivaled、FINISH、KIWAMIと続いたプログラップリングの流れ。GLADIATORとPROGRESSがノーギ柔術世代別代表戦、元MMAチャンピオン✖MMAを視野にいれる柔術黒帯、MMAファイター同士の一戦という3試合でさらに紡いだといえるラインナップといえよう。

■視聴方法(予定)
3月26日(日)
午後12時30分~ THE 1 TV YouTubeチャンネル

■ Gladiator021対戦カード

<ストロー級/5分2R>
田中優樹(日本)
木村旬志(日本)

<バンタム/5分2R>
今村豊(日本)
谷口武(日本)

<バンタム級/5分2R>
藤原克也(日本)
秋田良隆(日本)

<Gladiatorフライ級選手権試合/5分3R>
[王者]NavE(日本)
[挑戦者]ニャムジャルガル・トゥメンデムベレル(モンゴル)

<バンタム級/5分3R>
神田T-800周一(日本)
テムーレン・アルギルマー(モンゴル)

<55キロ契約/5分3R>
中務修良(日本)
エイドリアン・バトト・ジェマ―(フィリピン)

<Progressフォークスタイルグラップリング・ウェルター級/5分✖2R>
世羅智茂(日本)
大嶋聡承(日本)

<Progressフォークスタイルグラップリング・バンタム級/5分✖2R>
前田吉朗(日本)
江木伸也(日本)

<バンタム級/5分3R>
ゆうと(日本)
キム・ウィジョン(韓国)

<フライ級/5分2R>
中西テツオ(日本)
宮川日向((日本)

<フェザー級/5分2R>
フェルナンド(ブラジル)
藤岡陸(日本)

<ウェルター級/5分2R>
橋本健吾(日本)
阿部光太(日本)

<Progressフォークスタイルグラップリング・バンタム級/5分✖2R>
ハシャーン・フヒト(日本)
花澤大介(日本)

<アマMMAバンタム級/3分2R>
佐藤フミヤ(日本)
北原蓮(日本)

<アマMMAバンタム級/3分2R>
平本丈(日本)
飴山聖也(日本)

<バンタム級/5分1R>
藤井丈(日本)
吉田開威(日本)

<バンタム級/5分1R>
武田純忠(日本)
有田一貴(ブラジル)

<フライ級/5分1R>
古賀珠楠(日本)
那須裕次郎

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DEEP Gladiator Gladiator021 MIKE MMA MMAPLANET NavE o RIZIN Wardog YouTube   ゆうと エイドリアン・バトト・ジェマー キック キム・ウィジョン チェ・ドンフン チャンネル テムーレン・アルギルマー パンクラス フェルナンド ボクシング 中務修良 中西テツオ 小川道的 平本丈 木村旬志 海外 笹晋久 阿部光太

【Gladiator021】三重発、防衛戦&国際戦へ。&中務「芝生の上で」&NavE「作戦はメッチャ頑張ること」

【写真】三重コンビは腕試しのタイトル防衛戦及び、初の国際戦へ(C)SHOJIRO KAMEIKE

26日(日)に大阪府豊中市の176BOXで開催されるGladiator021で、同フライ級王者NavEがモンゴルのニャムジャルガル・トゥメンデムベレルを挑戦者に迎え、ベルトの防衛戦を行う。さらにWARDOGストロー級王者の中務修良が、フィリピンのエイドリアン・バトト・ジェマーと対戦する。
Text by Shojiro Kameike

今年1月大会から新機軸を打ち出したGladiatorは、今大会も多数のアジア人外国人選手を招聘。三重県在住のMMA王者であるNavEと中務が国際戦に挑むこととなった。モンゴルのMMA大会MGL-1FC王者のニャムジャルガル、フィリピン・トライアウトからの参戦となるバトトを迎え撃つ2人に、三重県MMA事情と試合について語り合ってもらった。


――今回は三重県在住のMMA王者であるお二人に、三重県のMMA事情と次の国際戦についてお聞きしたいと思います。

NavE 三重県には格闘技をやる環境が本当に少ないです。実質的にプロMMAファイターとして活動しているのは、僕とNOV(中務)さん。あとウチのジムにいる伊賀GORIとか……。

中務 あとは伊勢市に、DEEPに出場している小川道的君がいます。ただ、小川君の場合は三重ではなく愛知で練習しているんですよね。

――三重県在住の選手は、大阪にも愛知にも行くことができるのですね。

NavE それも場所によりますね。名張市から名古屋までは遠いので、僕は奈良や大阪へ行っていました。以前は大阪の布施にあるパラエストラ東大阪へ練習しに通っていて。そのあと、ここから車で1時間ほど行った奈良県橿原市に、正道会館がキックベースのジム(GRAND SQUARE)を出して、まずそこで練習させてもらうようになりました。

それから数年が経ってMIKEさん――藤田宗弘さんが、奈良の中でも名張に近い桜井市にM3A FITというジムを出したので、そこへ練習に行くようになったんです。ただ、やっぱり通うには遠いし、MIKEさんにジム運営のことを教わっていたので、地元にこのジムを出すことになりました。

中務 僕は津市の出身で、もともとボクシングとレスリングをやっていました。高校を卒業したあとに諸事情で東京へ行くことになって、キラービーに入ったんです。でも1年半ぐらいで怪我をして、三重に帰ってきました。それが21歳か22歳の頃、もう15年ぐらい前のことです。当時の三重県では「総合格闘技って何なん?」という状態でした。だから練習場所がなかったので、公園の原っぱで練習していましたね(笑)。

NavE 僕もそうです。地元の公園で、一人で練習していました。東京とかに住んでいると、公園で練習しようという発想には至らないですよね。たくさんジムがあって、どこかジムに入れば練習できるので。

――昔々は東京でも、キックボクシングでジムがなく公園で練習していた例は聞きます。しかし現在、都心でも駒沢公園のような大きな場所で走ったりするぐらいかもしれません。

NavE 津市のことは分からないけど、名張にはそんな大きな公園もないですからね(笑)。僕が練習していたのは、子供たちが遊んでいる普通の公園ですよ。鉄棒とか雲梯で懸垂したりとか。

中務 僕は芝生がある場所でグラップリングの練習をしていましたよ。当時はミクシィが流行っていて、ミクシィで『どこどこの公園で何時から練習するので参加してください』と告知するんです。するとミクシィを見た――空手をやっていた人、レスリングをやっていた人とかが集まってくれて。そこから「もっと練習したい」という後輩が出てきたんです。僕は先輩に社会人レスリングクラブを運営している方がいたので、その場所を借りて練習するようになりました。

NavE 僕は学生時代に柔道をやっていたので、柔道時代の先輩や後輩が来てくれていました。名張は柔道や空手が盛んなんです。逆に、柔道と空手しかない街ですけど(苦笑)。空手家の人に来てもらって打撃を練習して、組み技は――みんな首投げしかしない(笑)。寝技になっても、そこは柔道の寝技になります。あとはYouTubeで見たものを真似たりとか。

ちゃんとMMAの練習ができ始めたのは、最近のことですよ。ジムを出すと、結構強い子が集まってくれて。MMAの選手はいないけど、空手や柔道、レスリングをやっていた人たち――しかも三重県大会で優勝している選手たちも来てくれました。

――一方、中務選手は津市で、どのような環境で練習しているのでしょうか。

中務 津市のマットスペースのあるジムで、週に1回インストラクターとしてMMAを指導させてもらっています。練習自体は愛知と滋賀のジムへ出稽古に行っています。以前よりは練習環境が良くなっているんですよ。RIZINで砂辺さんに勝ったあと(昨年7月、砂辺光久にKO勝ち)、メインスポンサーの会社さんから「もっと練習して、もっと強くなってほしい」と言ってもらえて。そこに勤務しながら週2回は仕事が午前のみで、午後からは練習に充てられるようになりました。おかげで練習量はずいぶん増えています。

NavE NOVさんはウチのジムにも、ちょくちょく練習に来てくれるんです。もっと来てくださいよ。

中務 曜日が合わへんねん……。○曜日の昼は練習できる?

NavE できますよ。ぜひ来てください。ウチには伊賀GORIもいますし、あとは夜勤の会員さんが昼に来てくれたりして、2部練もやっていますし。

中務 ホンマに!? 愛知や滋賀と名張やったら、移動が1時間ぐらい違うでなぁ。

NavE 僕もグラジエイターに出る前……パンクラスで試合をしていた当時は、練習も週2回ぐらいで。いま考えると、それでよく試合に出ていたなって思いますよ。

中務 昔は何をどれくらい練習すればいいのか、それすらも分かっていなかったんですよ。練習環境もなかったし、どうやって試合に出れば良いのかも分かりませんでした(笑)。自分からプロモーターさんに連絡し、試合を組んでもらって。だから、まずオファーを頂いた時に「どうしようかな?」と悩むことはなかったです。

NavE 確かに。来たオファーは全部受けていました。

中務 そうやってNavE君が三重でMMAをやる道筋をつくってくれたんですよ。最近はこの周りにも柔術やキックのジムも出来てきています。ただ、以前は関東の大会に出て目立たないと、次のチャンスは来なかって。でも新生グラジエイターが始まって、三重から関西の大会に出て目立つことができるようになって。自分がRIZINに出られたり、三重から近い場所で海外の選手と対戦できるようになったのは嬉しいです。

NavE 最近、グラジエイターが呼ぶ選手は凄いですね。関東からも選手が来るし、海外からもバンバン呼んできていて。

中務 1月の大会も観ていて、『未知強の選手って、たくさんおるんやな』って思いましたよ。僕はパラエストラ柏さんで練習させてもらうこともあって、フィリピンのジョン・オルニドと対戦した笹晋久選手が強いことも知っていました。でも、その笹選手が攻め込まれて……(結果は2R、笹の反則勝ち)。そんななかで今回、海外の選手と対戦できるのは楽しみです。

NavE 実際に組んでみると、想像していたものとは違う力があるんでしょうね。海外の選手はどれだけ強いんやろうか。僕もキャリアを重ねてきて、その違いを体験してみたいと思っていました。

――NavE選手は当初、韓国Double GFC王者チェ・ドンフンとの対戦する予定でした。しかしこの取材直前(取材は2月28日に行われた)、相手がモンゴルのMGL-1FC王者ニャムジャルガル・トゥメンデムベレルに変更されたようですね。

NavE ちょうどチェ・ドンフンの試合映像を見始めた頃に、対戦相手変更の連絡が来ました。もともと僕は相手の対策をするほうではないので、特に影響はないです。過去にも直前で対戦相手が変更になったことはありますし。それと試合前に対策していて、「相手がそのとおりの動きをしてこなかったらどうしよう」とか思っちゃうんですよね。作戦はいつもどおり、メッチャ頑張ることです(笑)。

――ここでザワンの公式動画で、ニャムジャルガルの練習動画を見ていただき、感想を教えていただければと思います。

NavE (動画を見たあと)僕、これまで国際戦は4試合やっていて、全て韓国人選手が相手だったんですよ。みんな「ホンマに同じ階級か!?」と思うぐらい体がデカくて。試合で組んだ時も「重いし硬い」と感じました。普段なら組み伏せられるような体勢でも、相手を動かすことができない。打撃も良いのが入っているのに、相手の顔色が一切変わらず前に出て来る。次のモンゴル人選手も、そういうタイプだと思います。さらにサイズも大きいし、リーチも長くて。

<この項、続く

■視聴方法(予定)
3月26日(日)
午後12時30分~ THE 1 TV YouTubeチャンネル

■ Gladiator021対戦カード

<ストロー級/5分2R>
田中優樹(日本)
木村旬志(日本)

<バンタム/5分2R>
今村豊(日本)
谷口武(日本)

<バンタム級/5分2R>
藤原克也(日本)
秋田良隆(日本)

<Gladiatorフライ級選手権試合/5分3R>
[王者]NavE(日本)
[挑戦者]ニャムジャルガル・トゥメンデムベレル(モンゴル)

<バンタム級/5分3R>
神田T-800周一(日本)
テムーレン・アルギルマー(モンゴル)

<55キロ契約/5分3R>
中務修良(日本)
エイドリアン・バトト・ジェマー(フィリピン)

<バンタム級/5分3R>
ゆうと(日本)
キム・ウィジョン(韓国)

<フライ級/5分2R>
中西テツオ(日本)
宮川日向((日本)

<フェザー級/5分2R>
フェルナンド(ブラジル)
藤岡陸(日本)

<ウェルター級/5分2R>
橋本健吾(日本)
阿部光太(日本)

<アマMMAバンタム級/3分2R>
平本丈(日本)
飴山聖也(日本)

<アマMMAバンタム級/3分2R>
佐藤フミヤ(日本)
北原蓮(日本)

<バンタム級/5分1R>
藤井丈(日本)
吉田開威(日本)

<5分1R>
武田純忠(日本)
有田一貴(ブラジル)

<フライ級/5分1R>
古賀珠楠(日本)
那須裕次郎

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【Gladiator021】ゆうと✖キム・ウィジョンの日韓戦。アマMMAに平本蓮の弟、平本丈が出場!!

【写真】1年11カ月ぶりの実戦、19歳になった平本丈がどのようなMMAを見せるのか (C)MMAPLANET

26(日)、豊中市の176BOXで開催されるGladiator021の追加カードとして、新たなる国際戦とアマMMA2試合等が発表され、MMAマッチ全15試合が出揃った。

GLADIATORフライ級選手権試合、NavE✖ニャムジャルガル・トゥメンデムベレル、バンタム級3回戦=神田T-800✖テムーレン・アルギルマーの日本✖モンゴル戦、そして55キロ契約=中務修良✖エイドリアン・バトト・ジェマーの日本✖フィリピン戦に続き日韓対決、ゆうと✖キム・ウィジョンのバンタム級3回戦が行われることが明らかとなった。


リリースによると、昨年10月にWARDOGバンタム級王座を獲得したゆうとは、4度目のGLADIATOR参戦に当たり「強い相手と組んで欲しい」と主催者側が交渉した日本人選手との対戦を2度に渡り固辞したという。Gladiatorの櫻井雄一郎代表はその意気に応えるために韓国からキム・ウィジョンを招聘する運びとなった。

キム・ウィジョンは柔道ベースで、中国のICKFフェザー級チャンピオンでもある。MMA戦績は4勝3敗だが、黒星を喫した相手は現Doubule GFC暫定フェザー級パク・チャンス、ヒョンデやサムスンの工場がありロシア、中央アジアからの出稼ぎ外国人チームに所属するカザフスタン人のセルゲイ・イム選手など自力のある選手だ。いわばK-MMA的な綺麗なレコードでない実力者──キム・ウィジョンはそのようなファイターで、ゆうとは厳しいが戦いが予想される。

また今大会ではアマMMA戦2試合が組まれ、平本蓮の実弟・平本丈選手と剛毅會空手の練習パートナーである佐藤フミヤが、関西アマMMAシーンから出場となる飴山聖也、北原蓮と戦うことも明らかなとなっている。

2021年4月の格闘DREAMERSの最終選考試合で鈴木崇矢と対戦して敗れた平本丈が、1年11カ月の沈黙を破りアマMMA戦績2勝1敗の飴山と再スタートの一歩を踏み出す。19歳にしてキック歴14年の丈は、海外MMA通の兄・蓮の知恵袋、情報源といっても過言でないほど世界のMMAファイターに精通しており、その場に向かうため仕切り直しの戦いに挑むこととなった。

一方、平本兄弟の稽古仲間である佐藤はキックボクシング3年で2戦2勝0敗のレコードを持ち、今回がMMA初陣となる。

CAVEで練習をしていた時期もあるという佐藤は現在、丈とともに剛毅會空手で平本と稽古を積んでおり、キックからMMAに対応した打撃を習得中。その打撃力に関してはプロ級という評判だけに、実戦でどれだけのパフォーマンスを見せることができるか注目だ。

今回の発表でMMAのラインナップは出揃ったGLADIATOR021、今──来ているグラップリング、プログレス提供試合の発表も待たれるところだ。

■ Gladiator020対戦カード

<Gladiatorフライ級選手権試合/5分3R>
[王者]NavE(日本)
[挑戦者]ニャムジャルガル・トゥメンデムベレル(モンゴル)

<バンタム級/5分3R>
神田T-800周一(日本)
テムーレン・アルギルマー(モンゴル)

<55キロ契約/5分3R>
中務修良(日本)
エイドリアン・バトト・ジェマ―(フィリピン)

<バンタム級/5分3R>
ゆうと(日本)
キム・ウィジョン(韓国)

<バンタム級/5分2R>
藤原克也(日本)
秋田良隆(日本)

<フライ級/5分2R>
中西テツオ(日本)
宮川日向((日本)

<バンタム/5分2R>
今村豊(日本)
谷口武(日本)

<フェザー級/5分2R>
フェルナンド(ブラジル)
藤岡陸(日本)

<ストロー級/5分2R>
田中優樹(日本)
木村旬志(日本)

<ウェルター級/5分2R>
橋本健吾(日本)
阿部光太(日本)

<アマMMAバンタム級/3分2R>
平本丈(日本)
飴山聖也(日本)

<アマMMAバンタム級/3分2R>
佐藤フミヤ(日本)
北原蓮(日本)

<バンタム級/5分1R>
藤井丈(日本)
吉田開威(日本)

<5分1R>
武田純忠(日本)
有田一貴(ブラジル)

<フライ級/5分1R>
古賀珠楠(日本)
那須裕次郎

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【衝撃スパー】亀田和毅vsIBF1位アストロラビオ

亀田和毅がマニーパッキャオジムでIBFバンタム級1位のアストロラビオとスパーリング
井上尚弥の返上後IBFバンタム級挑戦者決定戦アストロラビオvsポタポフIBF世界バンタム級挑戦者決定戦。同級3位(1位は空位)ニコライ・ポタポフ(ロシア)=23勝(11KO)2敗1分=と、同級6位ビンセント・アストロラビオ(比)=17勝(12KO)3敗
井上尚弥がトップランクから選ばれた
スーパーフライ級に動き田中恒成は世界戦?IBFのフェルナンドマルティネスに挑戦
井上拓真スーパーバンタム級WBOアジア王座返上バンタム級王座に挑戦
ノニトドネアvsエストラーダ
ドネアvs井上拓真 ドネアvsモロニー
ファンフランシスコエストラーダがチョコラティートローマン・ゴンサレス戦後にバンタム級に来て井上尚弥との対戦を希望
ノニトドネア NonitoDonaireジェイソンモロニー ジェイソンマロニー nonitodonaire
カシメロ ジェイソンモロニー(マロニー)
casimero  JasonMoloney エマニュエルロドリゲス 
ジェシーロドリゲス、中谷潤人
王座返上 ジェシーロドリゲスはフライ級へ
中谷潤人はスーパーフライ級へ!
IBF挑戦者決定戦 ニコライポタポフ×ビンセントアストロラビオ
ジョシュアフランコvs井岡一翔 大晦日 JoshuaFranco kazutoioka 統一戦
ローマンゴンサレス エストラーダ
ノニト・ドネア 井上尚弥 naoyainoue 井岡一翔 ジェシーロドリゲス ローマンゴンザレス エストラーダ 中谷潤人 スーパーフライ級戦線 ボクシング ジョシュアフランコ 赤穂亮
西田凌佑 カシメロ casimero ryoakaho juntonakatani
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【DEEP Osaka Impact2022#05】杉山廣平戦へ、柴田MONKEY有哉─02─「今の自分ができることを続ける」

【写真】相当にできることが増えているようなので、期待が高まる (C)SHOJIRO KAMEIKE

18日(日)、大阪市福島区のコレガスタジオで開催される2022年のDEEP最終戦=DEEP Osaka Impact2022#05で杉山廣平と対戦する、柴田MONKEY有哉のインタビュー後編。
Text by Shojiro Kameike

今年4月に約3年ぶりのケージ復帰を果たしたものの、その試合で右ヒジを負傷して手術をするまでに至った。あれか8カ月――DEEPフライ級GP1回戦で福田龍彌に敗れたものの成長著しい杉山を相手に、柴田はどのような試合を見せるのか。その答えは、強い相手を倒すこと。ファイターとしてあるべき姿を、柴田が地元大阪で見せつける。

<柴田MONKEY有哉インタビューPart.01はコチラから>


――柴田選手から「一番強い相手」を希望したということですか。

「佐伯さんと『年内にもう1試合したい』という話をしていて、僕から『いま試合ができるなかで、佐伯さんの中で一番評価の高い選手は誰ですか』と聞いたんです。佐伯さんも検討してくれて、杉山選手ではどうかという連絡を頂きました」

――そこで一番強い相手を希望した理由は何だったのでしょうか。

「え、理由ですか……。う~ん……」

――……どうしましたか。

「ファイターやから、もう単純な理由ですよ。強い選手に勝たないと、次につながらないので」

――確かに単純すぎる理由ですし、ファイターとしてあるべき姿かもしれません。ただ、手術してからの復帰戦として、もっと実力差のある選手とのチューンナップファイトを選ぶこともできたかと思います。

「怪我からの復帰戦だから軽い相手を――なんてつもりは全くないです。別に怪我をしようとしていまいと、見ている先は変わらないので」

――まずこれだけの怪我と手術があり、復帰できるかどうかの不安はなかったのですか。

「僕より重い怪我をしても復帰して活躍している選手って、たくさんいますからね。僕は靭帯の損傷ですけど、格闘技以外でも前十字靭帯断裂したスポーツ選手のニュースを見たりしますし。堀口恭司選手も確か、前十字靭帯断裂から復帰していて。それに、これで復帰できなければ、僕もそこまでの選手やったということですよ。あとは僕自身がどうするか――結果、復帰して試合ができることに感謝しかないです」

――それでも昨年4月に復帰戦を行い、その後さらに負傷によって試合間隔が空いてしまいました。そこで自身のキャリアについて考え直すことはなかったですか。

「相手が誰であろうと、自分がインパクトある勝ち方をして、勝ち進んでいくことが大事ですからね。だから負傷があってもキャリアの積み方を変える必要がないし、より強い相手に勝つことのほうが大切です。

もちろん先のことも考えています。でも……DEEPフライ級GPについて『自分が上に行くために戦う必要のない選手と』っていう言い方をしましたけど、何よりファイターとして強い相手と対戦する。その気持ちのほうが強いですね」

――柴田選手もプロデビューから11年、ベテランらしい落ち着きぶりです。

「いやぁ、なんだかんだで僕も年くっちゃいました(笑)」

――アハハハ。グランプリに参加していなくても、杉山選手に勝てば次の相手もGP参戦選手になるかもしれません。そうしていくうちに、気づけばGPで優勝したのと同じようなことに……。

「アハハハ、それはそれでオモロイですね」

――柴田選手と他のフライ級ファイターの絡みは、とても楽しみです。先ほど柴田選手が言われた「キャリアの先に見ているもの」とは何なのでしょうか。

「DEEPのベルトと、RIZINのフライ級です。海外とかは考えていないですね。DEEPのベルトに挑戦するのが先なのか、RIZINで試合をするのが先なのかは分からないけど、まずその2つしか考えていません。だから対戦相手がどうこう、というのはないですね。

まだRIZINでフライ級の試合があるのかどうか、トーナメントをやったりするかどうかも分からないです。大阪で龍ちゃん(福田龍彌)とNavE選手が戦った大会はフライ級の試合も多かったし、今後もフライ級をやるのかなって少し期待したんですけど(苦笑)」

――……。

「ただ、今後どうなろうとも僕が弱い選手やったら、どこも呼んでくれないので。プロモーターからすれば、試合が面白くなくて、しかも弱い選手やったら呼ばないじゃないですか。もし急にオファーがあったとしても呼ばれるように、今の自分ができることをやり続ける。それしかないです」

――その通りですね。では対戦する杉山選手の印象を教えてください。

「気持ちが強い選手ですよね。最後まで気持ちが折れない。打撃でダウンを奪ったりもするし、気をつけないといけないことも多くて、絶対に油断できない相手です」

――前回の福田戦については、どのような感想をお持ちですか。

「龍ちゃんは、しっかり相手のことが見えていましたよね。杉山選手も良い場面をつくることができないながらも、最後までやりきることができるメンタルが凄かったです。これは凄くしぶとい選手なんやろうなって。あとは最近、打撃とテイクダウンも強くなって、どんどんトータルファイターになってきていると思います。自分も良い緊張感を持って、ここまで練習することができています」

――その杉山選手との試合は、どのような内容になると思いますか。

「どのラウンドになるかは分からないけど、フィニッシュしたいです」

――杉山選手はトータルファイターとして成長しているぶん、ディフェンスも固くなっています。それでもフィニッシュできる自信がありますか。

「それでもフィニッシュできると思います。ぜひ楽しみにしていてください」

■視聴方法(予定)
12月18日
午後4時00分~Twit Casting LIVE

■ 対戦カード

<フライ級/5分3R>
柴田“MONKEY”有哉(日本)
杉山廣平(日本)

<バンタム級/5分3R>
中本龍平(日本)
牧野滉風(日本)

<ライト級/5分2R>
田中壱季(日本)
大宮優(日本)

<ライト級/5分2R>
大野“虎眼”賢良(日本)
ディーシー”オーバーマン”クラー(カナダ)

<バンタム級/5分2R>
上荷大夢(日本)
関本龍翔(日本)

<ウェルター級/5分2R>
森井翼(日本)
角野晃平(日本)

<ストロー級/5分2R>
亮馬(日本)
石井涼馬(日本)

<フェザー級/5分2R>
フェルナンド(ブラジル)
松本レイ(日本)

■DEEP Osaka Impact2022#04 視聴方法(予定)
12月18日
午前11時30分~Twit Casting LIVE

■ DEEP Osaka Impact2022#04 対戦カード

<68キロ契約/5分3R>
中村大介(日本)
岩本達彦(日本)

<バンタム級/5分3R>
増田拓真(日本)
上田直毅(日本)

<バンタム級/5分2R>
谷岡祐樹(日本)
八尋大輝(日本)

<フェザー級/5分2R>
瀧口脩生(日本)
ムテカツ(日本)

<フライ級/5分2R>
藤田健吾(日本)
井上暉也(日本)

<フェザー級/5分2R>
堂園悠(日本)
桑本征希(日本)

<フェザー級/5分2R>
前薗渓(日本)
斎土泰斗(日本)

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LFA LFA143 MMA MMAPLANET o UFC   ウィリアネジソン・パイヴァ カロリーナ・マルチンス ガブリエラ・フェルナンジス ジャイル・ジョズイノ ジョゼ・デラーノ フェルナンド ブルーノ・ロピス マルセロ・マルケス

【LFA143】計量終了 12勝1敗、全て1Rフィニッシュ。平均試合タイム89秒のジョズイノは本物??

【写真】コンテンダーシリーズまで10カ月、この時期のタイトル戦勝者のターゲットはどこになるのか(C)LFA

30日(金・現地時間)、ブラジルの北東部ペルナンブコ州レシフェのジナーシオ・ジ・エスポルチ・ジェラルド・マガリャエスで開催されるLFA143「Lopes vs Paiva」の計量が、29(木・同)に行われている。

LFAのブラジル大会としては、初めてノルデジスチ(北東部)に進出を果たした今大会はライトヘビー級と暫定女子フライ級王座決定戦の2階級のタイトル戦が組まれている。


ライトヘビー級はブルーノ・ロピス×ウィリアネジソン・パイヴァ、暫定女子フライ級はガブリエラ・フェルナンジスとカロリーナ・マルチンスが、ともに王座決定戦戦う。

これらの2つのタイトル選手に出場する4選手とともに、7試合が組まれたメインカード出場選手は誰1人として計量失敗はなかった。

対して6試合が組まれたプレリミでは、そのプレリミメインのミドル級でルカス・フェルナンドと対戦するファビオ・アギラーが、3.8ポンド・オーバーの188.8ポンドで計量を終え、両者の対戦はキャッチウェイト戦で実施されることになった。

今や(おかしな表現方法だが)メジャー・フィーダーショーでさえ、キャリア10戦前後で全勝、もしくは1敗か2敗でないと上位で試合が組まれないというなか、メインカードではタイトル戦以外でウェルター級とフェザー級の一戦に注目したい。

ウェルター級のマルセロ・マルケス✖アウグスト・マチアスは、7勝0敗✖9勝1敗というレコードを持つ者のマッチアップだ。

そしてフェザー級のジョゼ・デラーノとジャイル・ジョズイノは前者が11勝2敗、後者は12勝1敗と抜群の戦績を残している。デラーノは6月大会でフェザー級王座決定戦でマイケル・スタックと対戦し判定勝ちを収めたが、計量オーバーのためベルトを巻くことはできなかった。

そんなケジメの一戦で、デラーノと戦うジョズイノは12勝のうち6試合がKO勝ち、6試合が一本勝ちというパーフェクト・フィニッシャー。しかも、全ての勝利が1Rでこれまでの平均ファイトタイムが1分29秒というモンスター的な記録を残している。

とはいえ対戦相手はデビュー戦、負け越し、勝ち星無しという相手ばかり。ジョズイノにとってデラーノとの一戦は、これらの記録が実力を表す実数なのか、それとも作られたメッキなのかが明らかとなるLFA初陣となる。

■視聴方法(予定)
10月1日(土・日本時間)
午前11時~UFC Fight Pass

■LFA143計量結果

<LFAライトヘビー級王座決定戦/5分5R>
ブルーノ・ロピス: 204.2ポンド(92.62キロ)
ウィリアネジソン・パイヴァ: 204.8ポンド(92.89キロ)

<LFA暫定女子フライ級王座決定戦/5分3R>
ガブリエラ・フェルナンジス: 125ポンド(56.7キロ)
カロリーナ・マルチンス: 125ポンド(56.7キロ)

<フェザー級/5分3R>
ジョゼ・デラーノ: 145ポンド(65.77キロ)
ジャイル・ジョズイノ: 145.6ポンド(66.04キロ)

<ライト級/5分3R>
マルセロ・マルケス: 155.4ポンド(70.48キロ)
アウグスト・マチアス: 155.4ポンド(70.48キロ)

<フェザー級/5分3R>
カイオ・マシャド: 145.2ポンド(65.86キロ)
ガブリエル・シウバ: 145.8ポンド(66.13キロ)

<女子ストロー/5分3R>
マヤラ・タイズ: 115.4ポンド(52.34キロ)
ホゼ・コンセイサォン: 114.8ポンド(52.07キロ)

<ヘビー級/5分3R>
マイコン・ドゥグラス: 261.4ポンド(118.56キロ)
エジナウド・ノヴァイス: 247ポンド(112.03キロ)

<ミドル級/5分3R>
ファビオ・アギラー: 188.8ポンド(85.63キロ)
ルカス・フェルナンド: 185.8ポンド(84.27キロ)

<フェザー級/5分3R>
レオナルド・ダ・シウバ: 143.4ポンド(65.04キロ)
ネイト・オリヴェイラ: 146ポンド(66.22キロ)

<ライト級/5分3R>
ジョゼ・アリー: 153.8ポンド(69.76キロ)
カウエ・フェルナンジス: 155.6ポンド(70.57キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
ミゲル・フェルミーノ: 204ポンド(92.53キロ)
ヴィトー・コスタ: 204.4ポンド(92.7キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
ナタリア・アウヴェス: 115.4ポンド(52.34キロ)
イングリッジ・シウバ: 113.8ポンド(51.61キロ)

<フライ級/5分3R>
ルイス・アギラー: 125.2 ポンド(56.78キロ)
カッシオ・アルドゥイーニ: 126ポンド(57.15キロ)

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EXFIGHT05 MMA MMAPLANET o フェルナンド フェルナンド・マツキ 三上ヘンリー大智

【EXFIGHT05】右ショートアッパー一閃。わずか19秒、三上ヘンリーが再起戦でマツキをKO

<ミドル級/5分3R>
三上ヘンリー大智(日本)
Def.1R0分19秒 by KO
フェルナンド・マツキ(ブラジル)

マツキが左ジャブから右フックを振って距離を詰める。三上は下がりながら左ジャブを突く。相手の左ジャブをヘッドスリップでかわしたマツキがパンチを振るったところに、三上の左フックから右ストレートが当たる。さらにマツキが左を振るったところに、インサイドから三上の右ショートアッパーがクリーンヒット。この一撃でマツキが崩れ落ち、三上がPOUNDSTORM以来の再起戦をわずか19秒KOで飾った。


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DEEP Gladiator018 MMA MMAPLANET o PRIDE Progress YouTube ゆうと コンバット柔術 フェルナンド 中川皓貴 修斗 八木敬志 原口央 天草ストロンガー四郎 島村裕 手塚基伸 松本一郎 森戸新士 江木伸成 河名マスト 渡部修斗 竹本啓哉 笹晋久

【Gladiator018】笹晋久を迎え撃つ元バンタム級王者の竹本啓哉「ストライカーに使う道具は決めている」

【写真】計量後に並ぶ両雄。グラップラーの竹本とストライカーの笹、好対照の勝負は果たして……(C)SHOJIRO KAMEIKE

26日(日)に大阪府豊中市の176Boxで開催されるGladiator018のセミファイナルで、元バンタム級王者の竹本啓哉が、初参戦の笹晋久を迎え撃つ。
Text by Shojiro Kameike

竹本啓哉は25日に行われた計量で、1回目は50グラムオーバー。計量失敗で王座を手放したこともあるだけに不穏な空気も漂ったが、2回目にしっかりとリミットをパスしている。ここ数年はグラジエーターを中心に戦い、一度はベルトを巻いている竹本にとって、これまで修斗やDEEPで試合を行ってきた笹はどのような存在なのだろうか。計量直後、笹戦への意気込みを訊いた。


――先ほど計量が行われ、2回目でクリアしました。今回は減量がキツかったのでしょうか。

「いえっ、そんなことはないです(汗)。体重に関しては前にやらかしてしまっていたので、ずっと気を付けています。今回はたまたま、というか……」

――試合前にお聞きすることではないかもしれませんが、コンディション面も含めてバンタム級ではなくフェザー級で戦うという選択肢はないのですか。

「はい、バンタム級でやりたい相手がいます。僕は結構、一度負けた相手に対して根に持つタイプなので(苦笑)」

――一度負けた相手というと……。

「具体的に言うと渡部修斗君や土肥“聖帝”潤選手、手塚基伸選手は機会があれば、もう一回やりたいと思っています」

――今回の減量を通じてコンディションには何か影響はありますか。

「コンディションはいつもと変わらないですね。最終的に計量をクリアできれば、それほど影響はないです」

――ここ2試合の内容については、いかがですか。

「出力しきれていなかったように思います。前回の江田戦は、想定より江田選手のグラップリング力が高くて。あとは調子に乗ったスイープを仕掛けて失敗したとか、戦略的なミスがありました。

ケージ際で潜りスイープを狙いまして、完全にいらんことしたなと思いました(苦笑)。途中までは完全に優位に進めていたのですが、潜りスイープ失敗からの江田選手のトップコントロールが巧くて。僕は二重絡みで動きを止めてしまって、そこから試合が止まってしまったのは良くなかったです」

――最近は竹本選手スタイルも研究されているのでしょうか。

「あぁ、そうかもしれないです。だからケージ際で余計なことしちゃったのかな……」

――竹本選手が目指す試合とは、どんなスタイルなのですか。

「組み勝つ試合ですね。ドミネイトしつつ。コントロールしながら最後は一本を取りたい。リスクを冒して取りにいくよりは、詰めて詰めて取りにいくという試合です」

――では今回の対戦相手、笹選手の印象を教えてください。

「力が強いですね。試合映像を見ると、だいぶ力が強い相手だと思いました。僕もあれだけ打撃でガツガツやってくる選手と試合をしたかったんです。打撃が強い相手を組み伏せる試合をやりたくて。組みが強い選手同士が戦ったら、それは組みが強いほうが勝つんですよ。組みが強い選手と打撃が強い選手でどっちが勝つのか、っていう。PRIDE世代なので(笑)」

――江田選手のようなグラップラーと、笹選手のようなストライカーとでは、試合プランも変わってきますか。

「ストライカー対策も準備してきています。もともとストライカーとは、こう戦うというプランを持っているんです。使う道具を決めているというか、その中で相手のスタイルによって使う道具を決めます」

――一方、笹選手は打撃中心のファイターではありますが、組みの強さもあります。

「組みの強さはどうなのか、それは気になっています。正直それが分からないし、楽しみですね。笹選手はこれまで、いかにもグラップラーっていう選手とは対戦していないじゃないですか。僕のように偏っているグラップラーとは試合していないので、どうなるのか僕自身も楽しみです」

――これまで竹本選手は首都圏以外、特にここ数年はグラジエーターを中心に戦い、一度はベルトも巻きました。対する笹選手は修斗とDEEPで戦ってきた選手ですが、ここで竹本選手に勝てば、いきなりベルト挑戦もありうるカードだと思います。

「そうですよね。僕もこの試合に勝ったら、次はタイトルマッチをやりたいです。もう一度ベルトを巻きたい。前回は不手際でベルトを失ってしまい、悲しい気持ちになりました。神田(T-800周一)君も、僕とまた試合がしたいと言ってくれていて……」

――MMAPLANETのインタビューでも、神田選手から竹本選手へのメッセージが続いています。

「アハハハ、本当に嬉しいです。僕も神田選手のことは戦友だと思っているので」

――では今回、どんな試合をしたいですか。

「Fist or Twist(拳か関節技か)です! よろしくお願いいたします」


■Gladiator018計量結果

<フェザー級/5分2R>
原口央(日本):65.65キロ
中川皓貴(日本):65.85キロ → 65.80キロ

<バンタム級/5分2R>
竹本啓哉(日本):63.55キロ → 63.50キロ
笹晋久(日本):63.10キロ

<フォークスタイルグラップリング72キロ契約/5分2R>
森戸新士(日本):71.30キロ
河名マスト(日本):71.15キロ

<コンバット柔術バンタム級/10分1R>
松本一郎(日本):59.75キロ
江木伸成(日本):60.00キロ

<フェザー級/5分2R>
天草ストロンガー四郎(日本):66.60キロ → 66.05キロ(250グラムオーバー)
島村裕(日本):65.55キロ

<フェザー級/5分2R>
左海清之(日本):65.60キロ
TATUMI(日本):65.65キロ

<バンタム級/5分2R>
ゆうと(日本):59.80キロ
丸山幹太(日本):60.15キロ

<フライ級/5分2R>
坪内一将(日本):56.00キロ
御代川敏志(日本):56.65キロ

<ライト級/5分2R>
八木敬志(日本):69.50キロ
中園優太(日本):69.35キロ

<バンタム級/5分2R>
フェルナンド(ブラジル):61.15キロ
秋田良隆(日本):61.10キロ

<ウェルター級/5分2R>
森井翼(日本):76.80キロ
成田佑希(日本):75.65キロ

<フェザー級/5分2R>
桑本征希(日本):65.95キロ → 65.40キロ
入江一輝(日本):65.20キロ

<フライ級/5分2R>
宮川日向(日本):56.40キロ
秋元強真(日本):56.65キロ

<ライト級/5分2R>
後藤丈季(日本):69.85キロ
前田啓伍(日本):69.40キロ

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