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K-1 MMA o UFC YouTube   アラン・ボドウ フェルナンド フランシス・ガヌー

6.4『MMA GP: The Last of Kings』ジェロム・レ・バンナ vs. イワン・ヴィチッチ動画



 6月4日にフランスのル・アーブルで開催された『MMA GP: The Last of Kings』のメインイベントで行われたジェロム・レ・バンナ vs. イワン・ヴィチッチの動画です。それにしてもケージが馬鹿デカイ。UFCの倍ぐらいありそう。

Jerome LeBanner(Tapology)

 ジェロム・レ・バンナは現在49歳。2020年1月の『HEAT 46』でキム・チャンヒに1R TKO勝ちして以来のMMAマッチでした。

Ivan Vicic(Tapology)

 対戦相手のイワン・ヴィチッチはセルビア人でバンナ戦の前までは12勝22敗でした。


“K-1の番長”として君臨するも“無冠の帝王”とも呼ばれた。「もっと早くMMAを始めていれば、偉大なチャンピオンになれたという声もあるが?」と聞かれ、「間違いないね」と大きな笑顔を見せる。

「もっと早くMMAを学び、フェルナンド・ロペス(シリル・ガーヌ、フランシス・ガヌーの元コーチ)のような先生がいれば、“無冠の帝王”ではなく、“王冠を持った王”になれただろうね。ラスベガスで、シリル・ガーヌやアラン・ボドウと一緒にいたとき、『俺は15年早く生まれすぎたんだ!」と言ったのを覚えているよ」

 バンナの試合後コメント。続きを読む・・・
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Gladiator017 MMA MMAPLANET o キック フェルナンド 田中智也

【GLADIATOR017】引き込むフェルナンドを制し、トップを譲らなかった田中智也が大差のポイント勝利

【写真】フェルナンドは引き込み、スイープやサブミッションを仕掛けていったが、そのぶん田中に大量のポイントが与えられた(C)MMAPLANET

<フォークスタイル・グラップリング67キロ契約/5分2R>
田中智也(日本)
Def.17-6
フェルナンド(ブラジル)

組みに行くのはフェルナンド、田中は前に出て来る相手の足を触りに行く。田中が前に出てケージに押し込み、投げを狙うもフェルナンドがカットした。ケージ中央で引き込んだフェルナンド、足を掴まれた田中はすぐに離れて2ポイントを得る。あおるフェルナンドをケージに押し込んだ田中。フェルナンドは飛びつき、足を組みながら田中の左足を狙う。しっかりと相手に絡みつき、ポイントは渡さないフェルナンド。田中がグラウンドに持ち込むかと思われたが、フェルナンドも離れた。

フェルナンドがロールして組みに行くも、離れた田中に2ポイントが与えられる。左腕を差し上げた田中がケージに押し込んでいくと、フェルナンドがまたも飛びつく。田中の腰で足をクラッチしたフェルナンド、ここで田中に1ポイントが与えられる。さらに引き込む形となったフェルナンド、田中へ1ポイントが追加された。残り30秒でフェルナンドをケージに押し込んでいく田中。飛びついてきたフェルナンドの背中をマットに着かせた田中に2ポイント、フェルナンドは下から三角を仕掛けたが極めることはできなかった。

最終回、フェルナンドが田中の頭を抑えにいくも、離れる田中。フェルナンドは飛びついて引き込み、下から潜りスイープを狙うも田中はトップをキープ。フェルナンドが引き込んだ時点で田中に2ポイントが与えられている。手首を掴まれながら相手をケージ際まで追い込む田中。ケージキックから足を取り、リバーサルを仕掛けたフェルナンドに対し、田中が足を抜いて立ち上がり2ポイント。さらに飛びついてきたフェルナンドをケージに押し込んで2ポイントを追加、そのままグラウンドに持ち込む。

下から田中の腕を取って腕十字を狙ったフェルナンド、これは外されたもののトップを奪う。飛びついた田中をマットに叩きつけたフェルナンドに2ポイントが与えられるなど、ポイントの奪い合いが続く。田中をケージに押し込んだフェルナンドだが、体勢を入れ替えられ引き込む。2ポイントを相手に献上するも、下から仕掛けていく。しかし田中が凌ぎ切った。


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DEEP F1 Gladiator017 MMA MMAPLANET o フェルナンド ブログ 田中智也

【GLADIATOR017】フォークスタイルGでフェルナンドと対戦、田中智也「大和選手、空良選手以外にも」

【写真】生真面目な返答が続いた田中。関西の地で、どのようなインパクトを残せるか (C)MMAPLANET

5月1日(日)、大阪府豊中市の176boxで開催されるGLADIATOR017でProgress提供フォークスタイル・グラップリング戦でフェルナンドと田中智也が対戦する。

MMAPLANET初登場、未知の――北のグラップラーが首都圏とは違うキャリアップを話し、今回の試合とこれからへの意気込みを話してくれた。


――初めまして。今週、グラジエイターのなかでプログレスのグラップリングルールで戦う田中選手です(※取材は4月27日に行われた)。まずオファーがあった時、どのような気持ちになりましたか。

「けっこう急なオファーだったので、ちょっとどうしようかと思ったのですが、なかなかこのようなチャンスはないですし、プログレスも前回の試合を視て出たい気持ちがあったので出させてもらいました。

グラジエイターもこれまでに記事で読んだりしていたので、今回のグラップリングに出ることで注目してもらえればと思います」

――田中選手のことを存じ上げていなくて、申し訳ありません。9勝2敗の戦績を残されていますが、MMAを始めたきっかけは何だったのですか。

「20歳過ぎた頃、柔道をやっていたのですが成人の大会がなかなかなくて、柔術を始めました。そこからMMAの練習をするようになり2014年にパンクラスでプロデビューしました。キックのジムに行ったり、もともと柔道をやっていたので、そういうバックボーンを生かして個人でやっていました」

――西川大和選手、後藤丈治選手といい北海道の選手は、特定のジムに所属しないところからキャリアをスタートさせる選手が多いのでしょうか。

「僕も後藤君と同じで地下格系のところから始めました。ジムに所属すると地下格に出られないので、試合の経験値が詰めないという不自由さがあり、そういう形でやってきました」

――なるほど、試合数が少ないが故の現象なのですね。そうなると「地下格でも」という考えになる人が少なからずいると。

「ハイ。そうですね。自分の場合は地下格でMMAに慣れてから、アマチュア修斗に出て北海道大会で優勝。パンクラスゲートに出て、そこからプロデビューという流れでした。ちゃんとしたアマチュア大会で試合をする前に地下格で経験を積む。試合慣れをするという考えで僕はやっていました」

――地下格には地下格の活用方法があるのですね。

「ハイ。そう思います」

――プロになっても、どうしても首都圏とは違い試合機会は限られてきます。どのような青写真を描いてプロに?

「東京に出ていくとか、そこまでは考えていなかったです。札幌で練習をして試合をして。ただ東京での試合には出たいと思っていましたし、パンクラス時代は東京で戦わせてもらえました」

――9勝2敗、キレーなレコードです。それでもなかなかチャンスに恵まれないという現実は?

「そこは……パンクラスのネオブラの決勝でぎっくり腰になって、減量が上手くいかずぶっ倒れてしまって……自分でチャンスを潰したというのはあります。欠場したときの相手が、前王者の小川徹だったので。そこから他の団体……グラチャンの札幌大会、PFCで戦ってきました」

――今回、グラジエイターの組み技戦に出たことで、「MMAでも」という気持ちは?

「ハイ。今回の試合で勝って、北海道にこういう選手がいるんだよというのをアピールしたいです」

――対戦相手のフェルナンド選手もMMAで4勝0敗です。

「先日のDEEPの映像だけ見たのですが、柔術家がMMAを戦っているように見えました。だから引き込んで一本を狙ってくるのかと。今回のルールは引き込むと相手にポイントが入るのでトップ重視ですし、柔道の経験もあってテイクダウンに関しては引けを取らないと思います。

ケージも壁を使って練習していますし、ケージレスリングの部分では前回の試合を視る限り、相手の選手はできていなかったので……そこで優位に立てるかと」

――倒されても立ち上がって離れると1P を挽回できる。このポイントをどう捉えていますか。

「パウンドを想定していて、打撃がないだけで動き的にはMMAだと思います」

――ではどのような試合をしたいと考えていますか。

「相手が黒帯だろうと一本を狙って、トップからしっかりと捌いてコントロールして極めたいです」

――では最後のMMAPLANETの読者の皆さんにアピールをお願いします。

「まだトップ選手に食い込めるわけじゃないですけど、自分のなかではグラップリングでは引けを取らないと思っています。ちょっと北海道でも大和選手、山本空良選手以外にも寝技ができる選手がいるんだぞということをアピールしたいです。

それと修斗新人王トーナメントにエントリーしていまして。先日のPOUNDSTORMで勝利した齋藤奨司選手と2回戦で当たることになっています。勝ったら美味しい相手になってくれたので頑張ります」


■ GLADIATOR017計量結果

<Gladiatorヘビー級選手権試合/5分3R>
[王者] 大番高明:113.3キロ
[挑戦者] カルリ・ギブレイン:105.7キロ

<バンタム級王座決定戦/5分3R>
神田T800周一:61.1キロ
福島啓太:61.2キロ

<バンタム級/5分2R>
竹本啓哉:61.2キロ
エダ塾長こうすけ:61.15キロ

<ライト級/5分2R>
井上啓太:70.05キロ
レンジャーハント:69.95キロ

<バンタム級/5分2R>
土肥潤:60.9キロ
清水俊一:60.95キロ

<フォークスタイル・グラップリング70キロ契約/5分2R>
フェルナンド:69.3キロ
田中智也:67.7キロ

<フォークスタイル・グラップリング73キロ契約/5分2R>
赤澤智哉:70.4キロ
ビリー・フーカー:72.35キロ

<フォークスタイル・グラップリング75キロ契約/5分2R>
森戸新士:74.25キロ
長田拓也:74.50キロ

<フライ級/5分2R>
中西テツオ:56.7キロ
久保健太:56.45キロ

<バンタム級/5分2R>
上荷大夢:61.55キロ
谷口武:60.75キロ

<ライト級/5分2R>
八木敬志:69.85キロ
後藤陽駆:69.95キロ

<バンタム級/5分2R>
佐々木陽太:60.95キロ
別所竜也:61.05キロ

<フェザー級/5分2R>
桑本征希:65.95キロ
伊賀GORI:65.55キロ

<フライ級/5分2R>
松原聖也:56.55キロ
尾崎聖太:56.55キロ

<バンタム級/5分2R>
大和:61.25キロ→61.2キロ
小川隼人:69.9キロ

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F1 Gladiator017 MMA MMAPLANET o カルリ・ギブレイン キック フェルナンド レンジャーハント 中西テツオ 久保健太 井上啓太 八木敬志 土肥潤 大番高明 森戸新士 清水俊一 田中智也 神田T800周一 福島啓太 竹本啓哉 赤澤智哉 長田拓也

【GRADIATOR017】6年5カ月ぶりの復帰戦=井上啓太戦、レンジャーハント「もう1回、現役生活を全力で」

【写真】39歳、鋼のようなボディを披露したハント (C)MMAPLANET

5月1日(日)、大阪府豊中市の176boxで開催されるGLADIATOR017で大宮ハントことデンジャーハントが、井上啓太と対戦する。

最後の試合は2015年12月、今やレンジャージムの代表として、アマチュア大会の開催も含め後進の指導に当たってきた。そのハントが、ジムの名前をリングネームとし6年5カ月ぶりに復帰戦を戦う。

対戦相手の井上は黒帯柔術家でありながら、キックの練習を続けてきた個性的なフィニッシャーだ。組みの強さは絶対的に定評のある井上を相手に、レンジャーハントはどのようなMMAを見せるか。肩の力が抜けた、大人の受け答えをお届けしたい。


――突然のMMA復帰といいますか、実戦への復帰。とにかく驚きました。なぜ、このタイミングで試合をしようと?

「復帰しようとはずっと思っていたんで、タイミングですね。毎年、毎年、そうやって思っていたのですが、腰が重くてなかなか立ち上がることができなかっただけなんです」

――2015年12月の時点で、引退という意識はあったのですか。

「いつか復帰しようとは思っていました。ただジムもやっているので、時間が無かったというのもあります。今は選手も育ってきて、自分も戦いたいという気持ちが強くなりました」

――教え子に背中で指導する、と?

「そういうのはないです(笑)。ただ、自分も試合に出ればジムも盛り上がるかとは思っています」

――3年前にレンジャージムの取材をさせたいただいたときより、ずいぶんと引き締まっているように見えます。

「ああ、あの時は大きくなっていましたね。あの頃より7キロほど削っています。ただ基本的にそれほど体が大きくなることはなくて。今、75キロなのでここからもう一削りです」

――グラジエイターで復帰戦。この大会について、どのような印象を持っていましたか。

「大阪で精力的に大会を開いていて、選手も育っているという感じで見ていました。ここきっかけに、しばらく現役生活を続けようかと思います」

――ジムの運営、指導とあるなかで試合に向けての練習は以前のようにできましたか。

「今、ジムの方は任せているので。もう練習しかしていないです(笑)。ジムもまわっていますし。5月ぐらいに復帰しようかと考えていたら、グラジエイターが選手を探していると聞いて。そこでちょっと出ようかなという感じですね」

――練習はレンジャージムで?

「そうですね。打撃は他のジムに行って、MMAの練習はけっこう選手が集まっているので、自分のジムでできます。生活も楽しいです。1日中、練習しかしてないので。アハハハ」

――ズバリ6年半前と比べて、仕上がり具合は?

「練習を再開して2カ月ほどなので……。もう少し準備期間が欲しいというのはあります」

――不安と楽しみ、どちらの気持ちが大きいですか。

「もうワクワクしかないです(笑)。もう1回、現役生活を全力でやってみたいと思っています」

―おお!! MMAも技術的にも試合展開も変わってきました。その当たりについては?

「選手がけっこう集まっているので、新しい技術を持ってきてくれて。そういう技術も身に着けてアップデートしているので、技術的にも上がっていると思います。なので、ガッツリやります」

――では対戦相手の井上選手について、どのような印象を持っていますか。

「柔術家がMMAをやっているような感じですね。柔術家ですね。ボディへのヒザ蹴りで勝っていましたけど……打撃の圧は実際に対峙してみないと分からないですね。

僕に試合勘がないかもしれないので、練習通り動けるのか。そこですね。ただ何もさせずに……理想は、何もさせずに倒したいです」

――剛腕勝負ですか。

「剛腕……いえ打撃、レスリング、寝技、どこでも戦えるので。なんでも大丈夫です」

――いきなりですが、勝てばベルトが見えてくる試合です。

「そうですね。そこはタイミングで」

――では、戦ってみたい大会はありますか。

「団体にこだわることはないです。とりあえず今の生活を楽しみながら、出られるときに出て行こうと思います」

――5月には闘裸男の博多大会もあります。

「そうなんです。そこに出たいと思って、練習をし始めたので。やっぱり地元では試合をしてみたいですね」

――では大宮ハント改め、レンジャーハントの意気込みをお願いします。

「まぁボチボチやろうかなと。アハハハハ。まだ、試合をしていないのでデカいことは言えないです。試合をしてから、です」


■ GLADIATOR017計量結果

<Gladiatorヘビー級選手権試合/5分3R>
[王者] 大番高明:113.3キロ
[挑戦者] カルリ・ギブレイン:105.7キロ

<バンタム級王座決定戦/5分3R>
神田T800周一:61.1キロ
福島啓太:61.2キロ

<バンタム級/5分2R>
竹本啓哉:61.2キロ
エダ塾長こうすけ:61.15キロ

<ライト級/5分2R>
井上啓太:70.05キロ
レンジャーハント:69.95キロ

<バンタム級/5分2R>
土肥潤:60.9キロ
清水俊一:60.95キロ

<フォークスタイル・グラップリング70キロ契約/5分2R>
フェルナンド:69.3キロ
田中智也:67.7キロ

<フォークスタイル・グラップリング73キロ契約/5分2R>
赤澤智哉:70.4キロ
ビリー・フーカー:72.35キロ

<フォークスタイル・グラップリング75キロ契約/5分2R>
森戸新士:74.25キロ
長田拓也:74.50キロ

<フライ級/5分2R>
中西テツオ:56.7キロ
久保健太:56.45キロ

<バンタム級/5分2R>
上荷大夢:61.55キロ
谷口武:60.75キロ

<ライト級/5分2R>
八木敬志:69.85キロ
後藤陽駆:69.95キロ

<バンタム級/5分2R>
佐々木陽太:60.95キロ
別所竜也:61.05キロ

<フェザー級/5分2R>
桑本征希:65.95キロ
伊賀GORI:65.55キロ

<フライ級/5分2R>
松原聖也:56.55キロ
尾崎聖太:56.55キロ

<バンタム級/5分2R>
大和:61.25キロ→61.2キロ
小川隼人:69.9キロ

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F1 Gladiator017 MMA MMAPLANET o Progress   カルリ・ギブレイン フェルナンド レンジャーハント 中西テツオ 久保健太 井上啓太 八木敬志 土肥潤 大番高明 森戸新士 櫻井雄一郎 清水俊一 田中智也 神田T800周一 福島啓太 竹本啓哉 赤澤智哉 長田拓也

【GLADIATOR017】計量終了 ヘビー級&バンタム級のタイトル戦。渋いバンタム級&ライト級2試合に注目

【写真】今大会出場全選手と櫻井雄一郎グラジ代表(C)MMAPLANET

5月1日(日)、大阪府豊中市の176boxで開催されるGLADIATOR017の計量が30日(土)に同市のSMOKER GYMで行われた。

Gladiatorヘビー級チャンピオン大番高明が、カルリ・ギブレインの挑戦を受けるタイトル防衛戦、そして神田T800周一と福島啓太の間でバンタム級王座決定戦が組まれる同大会。

フェルナンド×田中智也、赤澤智哉×ビリー・フーカー、森戸新士×長田拓――也柔術家とMMAファイターの競演=Progress提供のフォークスタイル・グラップリングマッチ出場の6選手を加え、15試合=30選手中29人のファイターが本計量でクリアしている。


唯一、第1試合のバンタム級戦で小川隼人と対戦する大和が50グラムオーバーだったが、再計量で問題なくリミット以内まで体重を落としている。

タイトルマッチ以外にも竹本啓哉×エダ塾長こうすけ&土肥潤×清水俊一という渋いバンタム級グラップラー対決。

加えて6年5カ月ぶりの実戦復帰となるレンジャーハント×柔術とMMAの二足の草鞋を履く井上啓太、さらにDREAMERSから外敵というMMAファイター人生を選択した八木敬志×後藤陽駆という今後のタイトル戦線に関係してくるであろうライト級戦など、楽しみな試合が多いGladiator017出場、全選手の計量結果は以下の通りだ。


■ GLADIATOR017計量結果

<Gladiatorヘビー級選手権試合/5分3R>
[王者] 大番高明:113.3キロ
[挑戦者] カルリ・ギブレイン:105.7キロ

<バンタム級王座決定戦/5分3R>
神田T800周一:61.1キロ
福島啓太:61.2キロ

<バンタム級/5分2R>
竹本啓哉:61.2キロ
エダ塾長こうすけ:61.15キロ

<ライト級/5分2R>
井上啓太:70.05キロ
レンジャーハント:69.95キロ

<バンタム級/5分2R>
土肥潤:60.9キロ
清水俊一:60.95キロ

<フォークスタイル・グラップリング70キロ契約/5分2R>
フェルナンド:69.3キロ
田中智也:67.7キロ

<フォークスタイル・グラップリング73キロ契約/5分2R>
赤澤智哉:70.4キロ
ビリー・フーカー:72.35キロ

<フォークスタイル・グラップリング75キロ契約/5分2R>
森戸新士:74.25キロ
長田拓也:74.50キロ

<フライ級/5分2R>
中西テツオ:56.7キロ
久保健太:56.45キロ

<バンタム級/5分2R>
上荷大夢:61.55キロ
谷口武:60.75キロ

<ライト級/5分2R>
八木敬志:69.85キロ
後藤陽駆:69.95キロ

<バンタム級/5分2R>
佐々木陽太:60.95キロ
別所竜也:61.05キロ

<フェザー級/5分2R>
桑本征希:65.95キロ
伊賀GORI:65.55キロ

<フライ級/5分2R>
松原聖也:56.55キロ
尾崎聖太:56.55キロ

<バンタム級/5分2R>
大和:61.25キロ→61.2キロ
小川隼人:69.9キロ

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F1 Gladiator016 Gladiator017 MMA MMAPLANET o ROAD FC UFC パンクラス ビリー・フッカー フェルナンド フランキー・エドガー レンジャーハント 中西テツオ 中西哲生 久保健太 井上啓太 八木敬志 土肥潤 森戸新士 清水俊一 田中智也 神田T800周一 神田周一 福島啓太 竹本啓哉 赤澤智哉

【GLADIATOR017】福島啓太とバンタム級王座決定戦、神田周一「あの頃の価値観が根底にあるままです」

【写真】冬の時代=意外と純粋な時代。人によっては引きずっているという風に見るかもしれないが、夢を追い続けるってそういうことかと(C)MMAPLANET

5月1日(日)、大阪府豊中市の176boxで開催されるGLADIATOR016で、神田T800周一が福島啓太とGladiatorバンタム級王座を掛けて戦う。

2年2カ月前に取り逃したベルト、この間のグラジエイターでのファイト通じて自身のMMAの完成を目指すようになった神田にインタビュー。技術面、判定基準という話題の中で神田の明確な──あの頃のMMAを追求する姿勢が明らかとなった。


――福島選手とバンタム級王座を賭けて戦います。この王座ですが、2020年2月に竹本啓哉選手と王座決定戦で戦い敗れたベルトです。その竹本選手が、体重オーバーでタイトル剥奪となり、再び王座決定戦を戦うこととなりました。

「僕もグラジエイターに定期的に出場させてもらって2年以上になるのですが、竹本選手のことはずっと戦友であり、ライバルだと捉えていました。その彼がチャンピオンとして活動する姿を見るのは正直悔しかったです。でも、そんな彼があの失態でベルトを失った。自分が定期的に戦っている場所で、ベルトを持つ人間がああいう風になった時は悔しくて、もどかしかったです。自分が情けなかったですし。だからこそ、ベルトを獲ってしっかりと磨きたいと思います」

──1月大会で福島選手が、その竹本選手に判定勝ちを収めベルトを賭けて戦うことになりました。正直なところで、あの判定は最近の打撃有利的な部分が顕著になったようにも感じました。

「これは結構ぶっちゃけて言うと……僕はモニターをチラチラ見ながら、自分の試合が近いのでスタンバっていました。で、竹本がずっとバックを制していて。これは王座決定戦でまた竹本と戦うことになると思っていたんです。そこから集中しなおして、試合開始を通路の奥で待っていたら判定で竹本が負けて、ひっくり返りそうになりました(笑)」

──日本のMMAのジャッジの判断やブレイクの判断は、ずいぶんとストライカー寄りになってきたと思います。コントロールやポジション奪取は、ダメージを与えないということで評価が低くなった。もう、そういうモノになったと考えるしかないのかという想いもあります。神田選手はそういう裁定を意識することはありますか。

「僕の場合はゴールは一つ、サブミッションです。コントロールに関しては、パウンドとセットかなというのもあります」

──ただタメージのあるパンチを繰り出すと、上体を起こしてスペースを与えることになります。すると差されて立たれる。スクランブルに持ち込まれます。だからパウンドも難しいですよね。

「そう言った組み技が軽視されかねない今だからこそ、逆にクラシックなグラップリングにチャンスがあると思っています。寝かせ方もインスタントな格闘技をする人は、分かりやすい立ち方、逃げ方をしてくるかと思います。だからこそ、渋いゴールに誘う戦い方をしようかというのはあります」

──インスタントな格闘技、良い表現ですね。そこに神田選手がずっとやってきたことで打開したい?

「そうですね。僕は格闘技が冬の時代と言われた2010年代を何とかサバイブしてきた人間なので、やはりあの時代にやってきたことがベースになっています。僕のMMAは今時のちょっとインスタントで……ニータップといえばフランキー・エドガーでなく、朝倉未来選手になる世代とはチョット違うと自覚しています。制圧することこそ、格闘技だと思っている節が僕にはあるので(笑)」

──制圧。ドミネイターですね。話が振りやすくなりました(笑)。旧友、弥益選手の人気をどのように捉えていますか。

「嬉しいです。評価されて然るべき、面白いし勝っているし。しかも、やっていることは変わっていない。格闘技に対してはピュアなままですしね。言えば僕もサラリーマン・ファイターで、取捨選択をしないといけない子育てをしている人間です。だから参考にしているし、活躍が嬉しいです。その一方で、弥益の活躍は嬉しくても対比軸として不良カルチャーがあり、真面目なサラリーマンが戦う対比構造は陳腐だなと思っています。

弥益は素晴らしいと思っています。まぁマーケットの判断なんですけど、自分の信念というか。さっきの判定問題もそうですが、自分のMMAを追求する。タイトルマッチで勝ちたいというのも大きいですけど、インスタントに勝って人気者ごっこをしたいわけじゃないです。本当の強さに少しでも触れたい。自分がそういう存在になりたいという気持ちが強いです」

──人気的に冬の時代、皆がUFCを目指していた時代のMMAを神田選手は追及しているということですか。

「インスタントな格闘技人気が上昇したことで、若い人がMMAを始めたり、他競技から本気で転向してくるのは本当に良いことだとは思っています。これは本当です。とはいえ、僕の価値観は川尻選手がUFCで戦っていた時代にあります。日本はもう離されてはいたけど、北米を目指していたあの頃の価値観が僕の根底にあるままです」

──捉え方は違うのですが、K-PLACEの裁定方法から逆算した作り方も、十分に北米的でないでしょうか。

「僕もパラエストラ松戸で荻窪祐輔選手と練習していたことがあり、小池(義昭)代表が相当に熱心に指導されているジムだという印象を受けました。パンクラスでもランカーが多いですし、本当にきめ細かな取り組みをしていると思っています。でも、僕はここまでやってきたことを出すしかないです。ポイントゲームに長けている可能性もありますが、相手云々よりも自分がやってきたことをぶつける。そこが重要になってくるかと思います」

──つまりはテイクダウンして、コントロールすることを目指すファイトになるということでしょうか。

「そうです」

──とはいえ、だからこそ立ちの部分が大切になって来るかと思われます。

「僕も31歳になりますけど、立ち技に限らず技術の最終的な紡ぎ方、纏め方が分かってきました。組みなら差し、打撃ならワンツー。そこの完成度は上がってきている。その実感があるので、打撃も積極的にいけると思います。ざっくりした言い方になると、こっちから創っていこうと思います。あの強振を警戒しつつ、打撃と組みと自分の試合を創っていこうかと思っています。尻もちまでは行けるので、止まらずに攻め続けるとポジションも取れると思います」

──打撃が紡げて来ている要因は?

「それは冨樫健一郎選手との対話です」

──おおっ、冨樫選手ですか!!

「ハイ。冨樫さんと対話をするなかで、だんだん見えてきたというか。それこそ竹本戦の反省のようなモノが2年弱掛けて、この間の土肥戦で出てきたと思ったんです。長いストレート、下から突き上げるストレートであったり。僕が即効性を持って取り組めば、すぐに手に入れることができたモノかもしれないですけど、色々な人と戦いながら準備していくなかで、竹本戦でできなかったものが繋がって来るような感覚が最近多くて。そういった取りこぼした部分をしっかりと紡いでいけば、この年齢でも飛躍的に伸びることがあると実感できました。

ここまでやってきたことは福島選手にはハマりやすいかとは思っています。その理由は試合前には言えないですけど……。いつも通りのことを欲もかかず、慢心もせずカツカツとやっていけば勝てるのではないかと思っています」

──そうすれば磨きたいベルトも手に取れると。

「僕は自分が追及しているMMAを究めたいという気持ちが強いです。ただグラジのベルトに関しては……、ファイトマネーに関しても、高く評価していただいています。プロの試合に出ているのでお金もそうですけど、櫻井代表の姿勢ってコロナ対策という部分でもグラジエイターという格闘技イベントの在り方を選手に向けて、凄い熱量で話してくれたことがありました。関西であの規模のイベントを続けるって大変だと思います。そういうグラジエイターに感謝しているからこそ、このベルトを獲って磨きたいと思うんです」

──そのグラジエイターでプログレス提供試合のグラップリングマッチが組まれています。あの試みに関して、組み系MMAファイターの神田選手はどのように思っていますか。

「MMAファイターが強くなるという部分では、実は僕のような組み主体の選手が打撃なしでアレをやると遠回りになるかと思っています。ただ打撃系や、特にキッズですね。キッズにあの打撃のないMMAをしみ込ませていると、それこそ米国でカレッジスタイルのレスラーが強いように、これからの世代が強くなるのではないかというのが僕の考えです」

──なるほど、それは非常に興味深い発想です。

「僕らのような世代、練度になっているとMMAを強くするには、MMAをやるのが一番だと思います。でも、あのルールは見ていても面白くなりそうなグラップリングですし、しっかりと広めてほしいルールです。そういう動きがでてくるということはMMA、根本から見直す時期が来ているのかもしれないですね(笑)。

僕は金網に潜りますよ。名もなき技術と、そして金網を心中するつもりもあります」

──おお、でも心中しないのが一番ですので。タイトル戦後をどのように考えていますか。

「ベルトを磨くことと自分を磨くことは一致していると思います。団体の利害と個人の利害が一致するというわけじゃないのですが、さらなる挑戦をしていきたい。強い相手とやりたいです。ポスト・コロナが見えてきたので、グラジエイターに強い選手を呼んでほしい。僕、ホントにケージが好きなんです。だから、ROAD FCとかHEX FSとか挑戦したみたいです」

──おお、渋いところをつきますね。

「北米挑戦を高らかにできない、北米志向なんです」

──アハハハハ。

「だからそういう大会に挑戦して、グラジエイターのベルトも守っていきたい。グラジエイターが業界に一石を投じるイベントになり、そこを背負える選手になりたいと思っています」

■ Gladiator017対戦カード

<Gladiatorヘビー級選手権試合/5分3R>
[王者] 大番高明(日本)
[挑戦者] カルリ・ギブレイン(ブラジル)

<バンタム級王座決定戦/5分3R>
神田T800周一(日本)
福島啓太(日本)

<バンタム級/5分2R>
竹本啓哉(日本)
エダ塾長こうすけ(日本)

<ライト級/5分2R>
井上啓太(日本)
レンジャーハント(日本)

<バンタム級/5分2R>
土肥潤(日本)
清水俊一(日本)

<フライ級/5分2R>
中西テツオ(日本)
久保健太(日本)

<バンタム級/5分2R>
今村豊(日本)
谷口武(日本)

<ライト級/5分2R>
坪内一将(日本)
中西哲生(日本)

<ライト級/5分2R>
八木敬志(日本)
後藤陽駆(日本)

<バンタム級/5分2R>
佐々木陽太(日本)
別所竜也(日本)

<フェザー級/5分2R>
桑本征希(日本)
伊賀GORI(日本)

<フライ級/5分2R>
松原聖也(日本)
尾崎大和(日本)

<フォークスタイル・グラップリング75キロ契約/5分2R>
森戸新士(日本)
川崎聖太(日本)

<フォークスタイル・グラップリング73キロ契約/5分2R>
赤澤智哉(日本)
ビリー・フッカー(豪州)

<フォークスタイル・グラップリング67キロ契約/5分2R>
フェルナンド(ブラジル)
田中智也(日本)

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F1 Gladiator017 HEAT50 MMA MMAPLANET o ONE Progress コンバット柔術 ビリー・フッカー フェルナンド 修斗 前田吉朗 土肥潤 森戸新士 椿飛鳥 江木伸成 清水俊一 濱村健 生田誠 田中智也 神田T800周一 福島啓太 竹本啓哉 竹浦正起 葛西和希 赤澤智哉 長田拓也 長谷川賢

【GLADIATOR017】プログレスとコラボ第2弾は森戸新士×長田拓也など、フォークグラップリング3試合に

【写真】1月の試合で森戸は、引き込みで相手に2P献上ルールながら、リードした展開で引き込みから三角を極めた。今回はどのような試合になるか(C)MMAPLANET

21日(木)、PROGRESSより5月1日(日)に大阪府豊中市の176BOXで開催されるGladiator017内で3試合のグラップリング戦が組まれることが発表された。

長谷川賢率いるプログレスは「北米MMAとの差を埋めることを目標」にケージの中で米国カレッジスタイルレスリング=フォークスタイルレスリングのテイクダウン&リバーサルorスクランブルのポイント換算方式に、バッククラブのポイントとサブミッションを加えた──打撃のないMMAグラップリング・ルールセットだ。

柔術家もノーギながらスクランブルと極めを養え、ファイトマネーを得て実戦経験が積める。プログレスは自前のイベントを開催という形でなくMMAプロモーションのなかでグラップリングマッチに必要な資金を提供して試合を組むという形と取っている。

既にグラジエイターとは1月23日大会でコラボが実現しており、5月7日(土)のHEAT50でも生田誠✖江木伸成のコンバット柔術、竹浦正起✖椿飛鳥&レアンドロ草野✖濱岸正幸のフォークスタイルグラップリングがマッチアップされている。

そしてHEATの1週間前、グラジでも前回大会に続き3試合のプログレス提供組み技戦が決まった。


前回はサブオンリー・マッチが1試合組まれたが、今回は3試合ともフォークスタイルグラップリング戦となり、75キロ契約で森戸新士が長田拓也と対戦する。森戸は1月のグラジに続き連続で出場、前回はテイクダウンポイントでリードし最後は引き込み三角で濱村健から一本勝ちを手にしている。

昨年2月の葛西和希戦でテイクダウンからハーフ、スクランブルのバック狙いで前方に落とされて下になった長田。プログレスだと2-2のイーブンの攻防となる

昨年2月の葛西和希戦でテイクダウンからハーフ、スクだ、ランブルのバック狙いで前方に落とされて下になった長田。プログレスだと2-2のイーブンの攻防となる[/caption]今回も対戦相手はMMAファイターだ。

修斗、ONE Warrior Series、Road to ONEで戦ってきた長田は力強いテイクダウンが持ち味で、ポイント有り、ケージ際の攻防が興味深い一戦だ。

先日のJBJJF全日本ではライト級3位に終わったが、ノーギ&ケージというシチュエーションで森戸が強さを見せることで、間違いなくJ-MMAの強化につながる。

この他、競技柔術界からは京都のグラウンドコア所属の黒帯=赤澤智哉が出場し、修斗ジム神戸のビリー・フッカーと戦う。赤澤はJBJJF2019年アダルト茶帯ランク1位、2月の全日本マスター柔術では元MMAファイターの北田俊亮を下しマスター2フェザー級を制している。対するビリー・フッカーは修斗ジム神戸の柔術インストラクターで、古くは8年前にADCC JAPANの西日本オープンのアダルト・アドバンス77キロで優勝経験がある。

(C)SHOJIRO KAMEIKE

もう1試合はフェルナンドと田中智也のMMAファイター対決。

前者は10日の前田吉朗引退興行でパウンドでTKO勝ちたばかり、MMA4戦4勝の黒帯柔術家だ。一方、田中は柔術茶帯──北海道でキャリアを積み、直近の試合は昨年6月にGRACHANでヒールにより一本勝ちし9勝2敗のレコードを持つ。

GLADIATORバンタム級王座決定戦=神田T800周一✖福島啓太、
竹本啓哉×エダ塾長、土肥潤✖清水俊一というケージグラップラーのMMAファイトが並んだグラジエイターで組まれたフォークスタイルグラップリング戦。柔術家✖MMAファイター、柔術家✖柔術家、MMAファイター✖MMAファイターという顔合わせで、同じルールでもどのような試合展開になるか、非常に楽しみだ。


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