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UFC on ESPN8:第5試合・アンソニー・ヘルナンデス vs. ケビン・ホランド

ミドル級。

昨年5月にUFCデビューしたヘルナンデスだが、ミドルを効かされアナコンダチョークで一本負け。2戦目はUFCデビューのパク・ジョンヨン相手に打撃で劣勢だったが、テイクダウンしてからは逃さずパウンドで削り、デビュー戦とは逆にアナコンダチョークでUFC初勝利を飾った。

ホランドUFCデビュー戦は敗れたが、そこから3連勝。前回はUFCデビュー戦のブレンダン・アレンとのグラウンドゲームで消耗し、2Rにマウント→パウンド→チョークで一本負けし連勝ストップ。

打撃を打ち込んでいくホランド。ヘルナンデスが組んできたところに肘。さらにボディに膝!効いたヘルナンデスが嫌倒れし亀になったところにパウンド!レフェリー止めた!

ホランドUFCで初めてのKO勝ち。今回は打撃で完勝。

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UFC on ESPN8:第4試合・ギガ・チカゼ vs. アーウィン・リベラ

フェザー級

キックで40戦以上のキャリアがあり、世界タイトルも取っているチカゼ。ジョージア出身だが現在はカリフォルニア在住。31歳でプロMMAキャリアは5年(9勝2敗)。UFCでは2試合連続スプリット判定勝ち。打撃やパウンドは強いが、テイクダウンディフェンスに難がある。3月に試合をしたばかりだが、すぐにまたチャンスが回ってきた。

本来はマイク・デイヴィスと対戦予定だったが、デイヴィスが医学上の問題(新型コロナウイルスとは無関係とのこと)で大会2日前に欠場。急遽、地元フロリダ在住でTitanFCバンタム級王者のリベラの参戦が決まった。リベラは31歳でMMA9勝(5KO)4敗。直前の出場だが、どこまでコンディションを整えられているのか。平時とは普段のトレーニング量も違うはずだが…。

案の定、体格で下回るが腹回りが緩めのリベラ。打撃を入れていくチカゼ。リベラタックル。切られた。リベラパンチで飛び込む。ワンツー。距離を取るチカゼ。ミドルがヒット。チカゼは待ちのスタイル。リベラが出てくるところにパンチを合わせる。そのため手数には差がない。残り30秒。チカゼロー。リベラ間合いに入れない。飛び膝のフェイントを見せるチカゼ。ホーン。

1Rチカゼ。

2R。パンチで飛び込むリベラ。チカゼバランスを崩したが立て直す。チカゼのローを嫌がっているリベラ。リベラ飛び込んでアッパー。パンチを入れるがチカゼが打ち返す。チカゼの前蹴りが顔面にヒット。右ハイ。さらにアッパー。チカゼの打撃がヒットしはじめた。右ハイもヒット。リベラ見えていないか。手数を増やすチカゼに対し、リベラは手が出なくなった。飛び膝から左を入れるチカゼ。右ミドル。パンチで出るチカゼ。リベラも一発返した。チカゼのサイドキックがボディにヒット。テコンドーステップを見せるチカゼ。踵落としを見せる。ホーン。

2Rチカゼ。

3R。出てきたリベラにカウンターのテンカオがビッグヒット!追い打ちのパンチから蹴りをキャッチしてテイクダウンしたチカゼ。インサイドからパウンドラッシュ。立って逃れたリベラ。チカゼのテンカオがまたヒット。出ていくリベラにまた膝。右ハイ。リベラがタックルで飛び込んできたところにまた膝。ワンツー。前に出ていくリベラだが、出るだけで攻め手がない。チカゼロー。リベラタックルで懐に入ったが引き剥がされる。残り1分。パンチから膝を打ち込んだチカゼ。リベラ背中を見せて距離を取る。ワンツー。挑発するチカゼ。ワンツーから胴回し回転蹴り。ガードを取るとリベラが足関を狙ったがタイムアップ。

30-26、30-27の3-0でチカゼ勝利。

チカゼ3試合連続判定勝利。今回は完勝だが、実力差を考えたらKOが必要だった。チカゼにとっても急遽相手が変わってやりづらかった部分はあると思うが。まだキックの実力をMMAで出し切れていない。

リベラは今回の試合ではまったく参考にならず。本来より上の階級での試合だし、明らかにコンディションが良くなかった。

チカゼはUFCジョージア大会を開いてくれとアピール。

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UFC on ESPN8:第2試合・コートニー・ケイシー vs. マラ・ロメロ・ボレラ

女子フライ級。

UFC10戦4勝6敗と負け越しているケイシー。ここまではすべてストロー級だったが、今回からフライ級に階級を上げる。バックボーンは柔術で、長身のグラップラー。本来、同じ日にサンディエゴで予定されていたイベントで別の相手と対戦する予定だった。

イタリアのボレラはUFC2勝3敗。バックボーンは柔道。女子フライ級の層が薄かった頃から参戦しており、一時ランキングにも入っていたが、連敗で現在はノーランカー。

組んだボレラがケージに押し込みテイクダウン狙い。ボディロックからテイクダウン。ケージ際でガードを取ると、ケージを蹴って逃れようとするケイシー。腕十字を狙ったが、ボレラが腕を引き抜いてパスを狙う。またガードに戻したケイシー。ハイガード。三角。外したボレラ。インサイドからパウンド。ケイシー今度は腕十字。クラッチして耐えるボレラ。しかし腕を伸ばされタップ!

取られたボレラが不用意すぎた面もあったが、ケイシー快勝。

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UFC on ESPN9:オッズ/予想と展望

アリスター・オーフレイム 2.40
ウォルト・ハリス 1.63
クラウディア・ガデーリャ 1.53
アンジェラ・ヒル 2.65
ダン・イゲ 2.10
エジソン・バルボーザ 1.77
エリク・アンダース 2.40
クシシュトフ・ジョッコ 1.63
ソン・ヤドン 1.53
マルロン・ヴェラ 2.65
マット・ブラウン 2.75
ミゲール・バエザ 1.48
アンソニー・ヘルナンデス 1.95
ケビン・ホランド 1.87
ギガ・チカゼ -
アーウィン・リベラ -
コートニー・ケイシー 1.61
マラ・ロメロ・ボレラ 2.45
ダレン・エルキンス 1.83
ネイト・ランドベール 2.00
ホドリゴ・ナシメント 2.00
ドン・テイル・マイヤース 1.83

前日急に欠場が決まったマイク・デイヴィスの代役・アーウィン・リベラとギガ・チカゼの試合は、現時点ではオッズが出ていない。

メインは昨年12月に組まれていたヘビー級戦。しかし、ウォルト・ハリスの義理の娘が行方不明で捜索中だったため、ハリスが試合をキャンセル(その後、誘拐殺人の被害者として遺体で見つかる)。アリスターは代役のホーゼンストライクに優勢に試合を進めていながら、最終ラウンド残りわずかでダウンを喫し、立ち上がったものの試合を止められ逆転負けを喫した。

試合の翌日に40歳になるアリスター。2連勝していたが、ホーゼンストライクにKO負けし、そのホーゼンストライクもガヌーに秒殺KO負けしたことで、タイトル戦線からは後退。

一方のハリスは現在4連勝中(うちアルロフスキー戦は試合後のドラッグテストに引っかかったためノーコンテストに変更)。バスケからMMAに転向したアスリートタイプの選手で、アマチュアボクシングのキャリアもあり、MMAでの13勝すべてがKO勝ち。

勢いと一発ではハリスで、オッズでも優勢と見られているが、打撃技術ではアリスターが上。結局は当たった者勝ちの試合になりそうだが。

アリスターKO勝ち。

セミ前ではライト級ランカーのエジソン・バルボーザが今大会からフェザー級に落としての初戦となる。計量では問題なく落とせたバルボーザだが、階級を落として最大の武器である打撃の威力が落ちてはいないかが気がかり。初戦でいきなり5連勝中でランキング15位のダン・イゲとの対戦となるが、まずは自身のコンディションがどうかだろう。

メインカード1試合目では、中国No.1ライジングスターのソン・ヤドンが登場。UFCデビューから4連勝していたが、前回は懸念されていたレスラータイプのコディ・スタマンと対戦。テイクダウンからスタミナを削られる展開となり、1Rにはグラウンド状態の顔面膝での減点もあって0-1ドローでUFCで初めて勝利をつかめず。

今回はランカーとの対戦が組まれないまま5連続フィニッシュ勝利でランキング入りしたマルロン・ヴェラとの対戦。エクアドル唯一のUFCファイターということで、地元の声援とは無縁の常時アウェイ環境で戦い続けていたヴェラだが、結果でUFCから認められ、これが初のランカーとの対戦となる。組み・打撃ともにアグレッシブで、攻撃的なスタイル。激しい試合になることは間違いない。

第1試合開始は7時開始。速報します。

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UFC on ESPN+29:ファイトボーナス

  • ファイト・オブ・ザ・ナイト:ブライアン・ケレハー vs. ハンター・アジュール
  • パフォーマンス・オブ・ザ・ナイト:グローバーテイシェイラ vs. ドリュー・ドーバー

メイン3カードはいずれもアンダードッグが勝利。スミスやヘルナンデスなどは、序盤は優勢に見えたが失速したように見えた。やはり満足行く練習ができる環境ではないのかと思ってしまう。実際のところはわからないが…。

スミスの失速を差し引いても、テイシェイラは久々にいい動きを見せていた。スミスとは対照的に、時間を追うごとに動きが軽快になっていった。この1戦だけではなんとも言えないが、今のUFCライトヘビー級タイトル戦線は1位で前回挑戦したドミニク・レイエス以外、JJを脅かしそうな選手がいない。レイエスが負傷などで挑戦できない状態であれば、テイシェイラが次も同じ勝ち方をした時にチャンスが回ってくるかもしれない。

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UFC on ESPN+29:メインイベント・アンソニー・スミス vs. グローバー・テイシェイラ

ライトヘビー級5分5R。スミス4位、テイシェイラ8位。

ミドルから上げて3連続フィニッシュ勝利でJJのタイトルに挑戦したが、特にいいところがなく、劣勢の展開なのに一か八か勝負に出ることもなく、見せ場のないまま判定負け。次戦ではアレクサンダー・グスタフソンとアウェイのスウェーデンで対戦。3Rまで押される展開だったが、4Rに雑な投げを仕掛けたグスタフソンからバックを奪いチョークで逆転勝利。

40歳になったテイシェイラは前戦で下位ランカーのクリロフ相手に接戦の末スプリット判定勝ち。星の上では3連勝となった。その前の2人もノーランカーで、テイシェイラにとっては久しぶりの上位ランカーとの対戦。メイン登場も3年ぶり。正直、勝ってもタイトル挑戦のチャンスも回ってこない気がするし、回ってきてもJJに勝てる気もしないが。

右を入れたスミス。テイシェイラが出てきた。ジャブ。スミスのワンツーがヒット。テイシェイラのパンチは空振り。スミスの強烈な右。頭を振ってかわすテイシェイラテイシェイラシングルレッグも空振り。ケージまで詰めたテイシェイラがボディ・顔面に連打を打ち込むが、ボディブローが低くローブローに。タイムストップ。再開。スミスの右がヒット。テイシェイラはロー連打。スミスのワンツー。またワンツー。入っているように見えるが紙一重でかわしているのか。テイシェイラが前に出て左がヒット。まっすぐケージまで下がるスミス。ホーン。

1Rスミス。

2R。右を打ち込んでいくスミス。ワンツー。テイシェイラも打ち返す。スミスの右、前蹴りがヒット。劣勢だったテイシェイラだがパンチ連打でケージまで詰めるとラッシュ。スミスガードを固めてしのぐ。スミス消耗したのか、ガードを下げている。テイシェイラは逆にノッてきた。ボディにバックスピンキック。ホーン。

2Rテイシェイラ

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UFC on ESPN+29:セミファイナル・ベン・ロズウェル vs. オヴァンス・サン・プルー

ヘビー級。

ロズウェルは禁止薬物使用による3年のブランクから昨年復帰したが、まったくいいところなく2連敗。リリースがかかった前戦は、最長身ファイターのシュトルーフ相手に劣勢だったが、ロズウェルの蹴りがローブローとなり、ダメージが残る中で再開してKO勝ちするというモヤモヤする勝利で生き残った。

OSPはこれがヘビー級初戦だが、もともと予定されていたロズウェルの相手のジャン・ヴィランテがいなくなったことを受けて、試合をしたいOSPが名乗りを上げたもので、本人もヘビー級は一時的なものでまたライトヘビーに戻すことを宣言している。ライトヘビーではほとんどの試合で体格的に上回っていたが、今回は当然ながらリミットギリギリまで減量してくるロズウェルとは体格差がある。ライトヘビーではランク外に落ちてしまったが、前回はUFCデビューから3連勝中のミハエル・オレクシェイチュク相手に必殺ヴォンフルーチョークで一本勝ち。

増量した分、体のカットがゆるめのOSP。ロズウェルがプレッシャーを掛けていくと後退。ケージまで下がったところでロズウェルの右がヒット。距離を取るOSP。プレスするロズウェルロズウェルがパンチで出るがかわされている。OSP左ハイ。しかしキャッチしたロズウェル。得意のゴゴチョークを狙う。腕を掴み防いでいるOSP。ガブッたままパンチを入れていくロズウェル。OSP立って離れた。蹴りを放とうとして躊躇するOSP。ホーン。

1Rロズウェル。OSP,体格で上回る相手との対戦経験が少ないだけに、いつもと勝手が違うか。

2R。左ハイを入れたOSP、ジャブを入れてヒット&アウェイ。ロズウェルはじわじわ出ていく。ケージにつまったところでロズウェルの右がヒット。そのまま押し込み。離れるOSP。前蹴り、ワンツーを入れたOSPだがまたロズウェルがプレスしていく。右がヒット。もう一発右。首相撲に捉えるロズウェル。OSPはアッパーで抵抗。左ボディを入れたロズウェル。OSP徐々にもらいだしている。鼻血。押し込むロズウェル。尻クラッチからテイクダウンを狙ったがこらえたOSP。また出るロズウェルだが、OSPの左が入りぐらついた!すかさずOSPが組んでギロチンを狙うが抜けた。押し込むOSP。ホーン。

2Rは終盤のぐらつかせたパンチのみでOSP?それがなければロズウェルなのは間違いないが。

3R。距離を取りジャブを入れるOSPだが、ロズウェルのパンチをもらい距離を取る。追いかけたロズウェル首相撲。引き剥がしたOSP。ロズウェルのパンチが入り動きが止まったOSP。ロズウェルまた首相撲から膝。両者疲れている。ロズウェルの押し込み膠着。抜けられないOSP。ようやく離れた。2分。OSPの左フックがヒット。左ハイ。さらに出てくるところにアッパー。OSPパンチを打ち込んでいくが、ロズウェル首相撲に捕まり膝をもらう。またケージ膠着。残り1分。押し込みから抜け出したOSPが残りのガソリンをすべて使ってラッシュ。タイムアップ。最後にパンチが入りぐらついたロズウェルだが、これはホーン後のパンチか。

29-28、28-29、29-28のスプリットでロズウェル勝利。

2Rの判断が分かれた。OSPは明らかにヘビー級の選手ではなかったし、無駄な挑戦になってしまった。

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UFC on ESPN+29:第8試合・アレクサンダー・ヘルナンデス vs. ドリュー・ドーバー

ライト級。ヘルナンデス15位。

代役でUFCデビューすると、いきなり中堅クラスのベネイル・ダリウシュ、オリヴィエ・オウビン・メルシェに連勝しランキング入りしたヘルナンデス。勢いをかって大物のドナルド・セラーニと対戦したが、さすがに力の差を見せつけられ2RKO負け。前回は元ランカーのフランシスコ・トリナウドと対戦すると、両者見合いが続き、極端に手数が少ない展開で判定勝ちした。レスリング・柔術がバックボーン。

本来はイスラム・マカチェフとの試合が組まれていたが、ロシアから出国できず欠場。代役のオマー・モラエスと先月18日に予定されていたUFC249で対戦予定だったがイベント中止。なぜか対戦相手がシャッフルされ、ドリュー・ドーバーに変更に。

先週暫定王座を獲得したゲイジーの同門・ドーバーは本来2日に試合が組まれていたが消滅。UFCデビュー当時は前座で勝ったり負けたりしていたが、ここのところ勝ち星がついてきて、最近9戦で7勝2敗。今回は急遽組まれた試合だが、元々ランカーとの対戦が期待されていた。現在、2試合連続1RKO勝利中。

ステップしてヒット&アウェイでパンチを打ち込むヘルナンデス。飛び込むがパンチではなくシングルレッグ。テイクダウン。ケージ際で立ったドーバー。なおもクラッチしているヘルナンデスだが離れた。ドーバーがパンチで出る。ドーバーが出るところにヘルナンデスのジャブがヒット。またドーバーが出るとヘルナンデスタックルへ。切られた。残り1分。ドーバーが連打で出る。距離を取るヘルナンデス。ドーバーの左がヘルナンデスのアゴをかすめる。ホーン。

1Rは僅差だがテイクダウンもあったのでヘルナンデス。

2R。ドーバー出てきた。ワンツー。ヘルナンデスサークリング。タックルに入るが切られる。ドーバーどんどん出ていってパンチを入れる。ヘルナンデス、距離を取るがやや逃げ気味になってきた。ドーバーが詰めつつローからワンツー。左のダブル。左が顔面に入りヘルナンデス大きくぐらつく。ドーバー追い打ち。しかしヘルナンデスのタックルで倒され下に。ヘルナンデスパウンド。ドーバーガードで密着するヘルナンデスを引き剥がすと立った。パンチを打ち込む。ヘルナンデス効いてる。顔面にまとめられふらつく。またタックル。倒したがすぐ立たれた。またドーバーがパンチを入れていくと、レフェリーのハーブ・ディーンは先日のゲイジー vs. ファーガソンのようにスタンディングでストップ。このストップも妥当。

中堅だったドーバー、ついにランカーを下す。

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UFC on ESPN+29:第7試合・リッキー・シモン vs. レイ・ボーグ

バンタム級

レスリングがバックボーンのシモンはUFCデビューから3連勝しランキングにも入ったが、40歳にして復帰したユライア・フェイバーとの対戦が組まれると、序盤にパンチでダウンし鉄槌連打をまとめられKO負け。前戦はランカーのロブ・フォントにテイクダウンをしても立たれる展開で判定負けで連敗中。

フライ級でタイトル挑戦したこともあるボーグだが、バンタム級に上げた初戦で体重オーバー。フライ級でも2度体重オーバーする失態があり、試合後にInstagramで「次に体重オーバーしたら引退する」と宣言していた。が、今年2月の試合でまたも体重オーバー。しかし引退はせず。さすがに今回は強制的にバンタム級に上げさせられている。タックルからのテイクダウン→コントロールが武器。

パンチを打ち込むシモン。連打を入れたがボーグの右がヒット。シモンタックル。切れずに下になったボーグ。スペースを作ってパウンドを入れるシモン。もらったがそのスキに立つボーグ。すぐにバックを取りテイクダウンを狙うシモンだがボーグこらえて正対。またタックルに入るとボーグギロチンで引き込む。しかし決まらず。放して立った。ボーグの左がヒットするが単発。シモンがボディ、顔面に連打を入れる。出てきたボーグに組み付いたシモンが投げて膝をつかせるとバックに。ボーグ立つがケツに膝を入れていくシモン。正対したところでシングルレッグに切り替えてテイクダウン。肩固めをセットするがケージ際で位置が悪い。残り時間わずか。シモンパウンド。ホーン。

1Rシモン。

2R。ボーグ前に出てジャブを突く。ワンツー。プレッシャーを強めてきた。パンチからタックルに入ったが切られた。入れ替えたシモンがパンチを打ち込んでボーグがガードしたところでタックルに切り替えテイクダウン。ハーフで寝かせたがケージで立つボーグ。シモンワンツー。ボーグバック肘。ワンツー。ボディ・顔面に打ち込む。飛び込もうとするボーグにジャブがヒット。シモンタックルへ。切られた。ボーグも連打を入れたがシモンがシングルレッグから脇をくぐりバックに回る。スクランブルで逃げようとしたボーグだがついていく。立って正対するボーグ。またバックを取られるとスクランブルで逃れたボーグ。ボーグの右がヒット。シモンは効いてないとアピール。さらにパンチを入れるボーグ。ホーン。

2Rもシモン。

3R。ボーグがパンチを入れるがシモン連打を返す。シモンタックル。テイクダウン。サイドで完全に押さえ込んだ。亀になるボーグ。しかし反転して上を取り返した。が、タックルで倒してさらに上になるシモン。ボーグはバックを取らせて立ち、ケージ際で正対。シモンすぐシングルレッグ。倒せずパンチを入れて離れた。ボーグが左のトリプルを打ち込む。左ハイ。時間がない。両者飛び膝。ボーグワンツーを入れる。シモンは笑って挑発。ボーグここに来てパンチをまとめていくが、タイムアップ。

29-28、28-29、29-28のスプリットでシモン勝利。ボーグは素直にシモンの勝利を称える。3Rはボーグだが割れる要素はなかったように思えた。

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UFC on ESPN+29:第6試合・アンドレイ・アルロフスキー vs. フィリップ・リンス

ヘビー級。

元王者のアルロフは41歳。最近はブランク明けで弱体化したロズウェル相手に勝ったくらい。前回はホーゼンストライクに29秒でKO負け。さすがに引退も近いか。

UFCデビュー戦で元王者との対戦が組まれたリンスはPFL1年目のヘビー級トーナメント優勝者。ブラジルローカルで勝ち上がった後、Bellatorに参戦しライトヘビー級トーナメントに出場したが準決勝敗退。結局3勝3敗でリリースされると、一階級上げてPFLに参戦。元UFCのジャレッド・ロショルトらと対戦し、4戦全勝全フィニッシュで優勝し、賞金100万ドルを手に入れている。34歳で柔術黒帯。

ワンツーを入れたリンス。出ていく。距離を取るアルロフ。間合いを詰めたリンスに首相撲。しかしパンチ連打で引き剥がしたリンス。右をクリーンヒットさせたアルロフだがリンスも打ち返す。静かな展開。飛び込んだアルロフにリンスの右がヒット。リンス組んで押し込むが引き剥がしたアルロフ。残り1分。ここまで手数は五分。アルロフのバックブローがヒット。また出てパンチを入れるがリンスも打ち返す。ホーン。

1Rはほぼ差がない。ビッグヒットが多かったのはアルロフに見えたが、リンスが効いた様子を見せなかったのでどこまで評価されているか。

2R。リンス右ミドル。また出ていく。アルロフが出てくるところに身近フック。リンス前に出ると四つに。離れた。アルロフサークリング。時折飛び込んでパンチを打ち込む。ヒットしているがリンスは効いた素振りを見せない。リンスのローがローブローになりタイムストップ。再開。アルロフが飛び込んでパンチを打ち込み離れる。ケージに詰めたリンスがラッシュを仕掛ける。アルロフ距離を取る。リンスワンツー。ホーン。

2Rはリンスがパンチをまとめる場面はあったものの、ヒット数ではアルロフ。

3R。ミドルの蹴り合い。じわじわ出るリンス。しかしそこから狙いすぎているのか、手数が少ない。距離を詰めて連打。ケージまで下がらせてまた連打を入れる。そこまではいいが、次の攻撃に入るまでにまた長い様子見が続く。左で飛び込んだアルロフ。ヒット。アルロフのワンツーがひいっと。残り1分。リンスまた出るが、アルロフが出てくるのに合わせてパンチを入れるだけで自分から行かない。その間も単発で細かい打撃を入れるのはアルロフ。タイムアップ。

30-27×2、29-28の3-0でアルロフ勝利。

フルマークが2人いたとはいえ、内容は僅差。しかしリンスはPFLウィナーとして初の他団体出場となったが、インパクトを残せなかった。