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UFC on ESPN+29:第6試合・アンドレイ・アルロフスキー vs. フィリップ・リンス

ヘビー級。

元王者のアルロフは41歳。最近はブランク明けで弱体化したロズウェル相手に勝ったくらい。前回はホーゼンストライクに29秒でKO負け。さすがに引退も近いか。

UFCデビュー戦で元王者との対戦が組まれたリンスはPFL1年目のヘビー級トーナメント優勝者。ブラジルローカルで勝ち上がった後、Bellatorに参戦しライトヘビー級トーナメントに出場したが準決勝敗退。結局3勝3敗でリリースされると、一階級上げてPFLに参戦。元UFCのジャレッド・ロショルトらと対戦し、4戦全勝全フィニッシュで優勝し、賞金100万ドルを手に入れている。34歳で柔術黒帯。

ワンツーを入れたリンス。出ていく。距離を取るアルロフ。間合いを詰めたリンスに首相撲。しかしパンチ連打で引き剥がしたリンス。右をクリーンヒットさせたアルロフだがリンスも打ち返す。静かな展開。飛び込んだアルロフにリンスの右がヒット。リンス組んで押し込むが引き剥がしたアルロフ。残り1分。ここまで手数は五分。アルロフのバックブローがヒット。また出てパンチを入れるがリンスも打ち返す。ホーン。

1Rはほぼ差がない。ビッグヒットが多かったのはアルロフに見えたが、リンスが効いた様子を見せなかったのでどこまで評価されているか。

2R。リンス右ミドル。また出ていく。アルロフが出てくるところに身近フック。リンス前に出ると四つに。離れた。アルロフサークリング。時折飛び込んでパンチを打ち込む。ヒットしているがリンスは効いた素振りを見せない。リンスのローがローブローになりタイムストップ。再開。アルロフが飛び込んでパンチを打ち込み離れる。ケージに詰めたリンスがラッシュを仕掛ける。アルロフ距離を取る。リンスワンツー。ホーン。

2Rはリンスがパンチをまとめる場面はあったものの、ヒット数ではアルロフ。

3R。ミドルの蹴り合い。じわじわ出るリンス。しかしそこから狙いすぎているのか、手数が少ない。距離を詰めて連打。ケージまで下がらせてまた連打を入れる。そこまではいいが、次の攻撃に入るまでにまた長い様子見が続く。左で飛び込んだアルロフ。ヒット。アルロフのワンツーがひいっと。残り1分。リンスまた出るが、アルロフが出てくるのに合わせてパンチを入れるだけで自分から行かない。その間も単発で細かい打撃を入れるのはアルロフ。タイムアップ。

30-27×2、29-28の3-0でアルロフ勝利。

フルマークが2人いたとはいえ、内容は僅差。しかしリンスはPFLウィナーとして初の他団体出場となったが、インパクトを残せなかった。

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UFC on ESPN9:オッズ/予想と展望

アンソニー・スミス 1.57
グローバーテイシェイラ 2.55
ベン・ロズウェル 2.20
オヴィンス・サン・プルー 1.71
アレクサンダー・ヘルナンデス 1.95
ドリュー・ドーバー 1.87
リッキー・シモン 1.59
レイ・ボーグ 2.50
カール・ロバーソン 2.45
マーヴィン・ベットーリ 1.61
アンドレイ・アルロフスキー 2.35
フィリップ・リンス 1.65
マイケル・ジョンソン 1.91
アゴ・モイゼス 1.91
シジャラー・ユーバンクス 1.26
サラ・モラス 4.15
ガブリエル・ベニテス 2.60
オマー・モラエス 1.54
ハンター・アジュール 1.57
ブライアン・ケレハー 2.55
チェイス・シャーマン 1.65
アイク・ヴィラヌエバ 2.35

予定されていなかった平日での開催。2ヶ月近く休止期間があった間の試合をこなしていくために、急遽開催が決まった。

メインはもともと4月25日に予定されていたイベントのメインで組まれていた試合。ともにライトヘビー級タイトルに挑戦したことがあるスミスとテイシェイラ。スミスは31歳ながらキャリア12年の大ベテランで、UFC8勝3敗。8勝のうち、デビュー戦を除くとすべてフィニッシュ勝利。UFC以前を含めても、33勝で判定はわずかに3。先月、自宅に侵入してきた賊と格闘し、パンチや蹴りを入れたがなかなか倒せず、「もっとも厳しい戦いだった」というコメントを残したことが話題になった。

テイシェイラはこれが40歳になってからの初戦。JJのタイトルに挑戦したのは6年前。一時期低迷していたが、現在3連勝中。とはいえ、負けてランクが下がることにより、対戦相手のレベルが下がったためでもあるが。

スミスはここ3戦はアンダードッグだったが、JJには敗れたものの、オズデミアとグスタフソンには前半劣勢だったところからの逆転勝ち。今回はもと挑戦者対決でフェイバリットに。最近の動きを見ると、スミスがオッズ通り優勢か。

スミスがチョークで一本勝ち。

セミではOSPがヘビー級に上げてベテランのベン・ロズウェルと対戦する。OSPはあくまで試合をしたいから階級を上げたと言うだけで、ヘビー級に専念することはないとのこと。OSPの通常体重は101~2kgとのことで、今回は増量するが、それでも5kg程度。対するロズウェルは、毎回減量してヘビー級リミット上限(120.2kg)に落としてきている。

しかし復帰後のロズウェルの試合内容が良くないためか、オッズではOSPが優勢。一発がヒットしない限りはロズウェルは厳しいか。

プレリムでは第3のメジャーイベント・PFLで初年度ヘビー級を制したフィリップ・リンスがUFC初参戦。PFL以前はBellatorで3勝3敗。ワジム・ネムコフに敗れてリリースされている。PFLでは元UFC6勝2敗のジャレッド・ロショルトにも勝利。昨年のPFLにも出場予定で、初戦で石井慧と対戦予定だったが負傷欠場。そのままPFLには上がらずUFCと契約している。UFCでの実力は不明だが、落ち目の元王者・アルロフスキー相手にはつまづいてほしくないところ。

第1試合開始は日本時間14日朝7時。速報します。

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UFC249:ファイトボーナス/総評

ゲイジーはこれでUFCデビューから7試合連続9度目のボーナス獲得。ダブル受賞はUFCデビュー戦以来。この日のゲイジーはいつものやりすぎファイトではなく、ビッグヒットし効かせた打撃があっても畳み掛けてはいかなかった。さすがにタイトル戦だから慎重になったのか、ファーガソンの異常なタフさに警戒したのか。そのおかげで5RまでKOされなかったファーガソンだが、一気に打撃をまとめられるよりも、蓄積したダメージは大きかった。なので5Rのあのストップは妥当だと思う。

一方、メインカードでもカルヴィン・ケイター vs. ジェレミー・スティーブンスのストップは遅すぎたが。ダウンの時点で止めて良かった。

ゲイジーは今まで一度も見せていないタックルも、フェイントとして何度か狙う素振りを見せていた。1Rはファーガソンのトリッキーな攻めに翻弄される部分があったが、2R以降はほぼ自分のペースで戦えていた。2R終盤のアッパーは残り時間があれば危なかったかもしれないが。

次はヌルマゴメドフとの王座統一戦になるだろうが、ファーガソンとここまで戦えても、あの強烈なテイクダウンを防げるかどうかは別問題。対ヌルマゴということを考えると、ファーガソンの方が相性は良かったかもしれない。

セミではセフードが王座防衛を果たしたが、直後に「やりきった」として引退を表明。ダナ・ホワイトは引退についてこの試合後に表明するとは聞いていなかったものの、引退の意向が以前からあることは知っていたのこと。

mmajunkie.usatoday.com

セフード引退の要因の一つとしてはファイトマネー等の評価の低さがあるが、ダナ・ホワイトはすでにピョートル・ヤン vs. TBAで王座決定戦を行うプランまで明かしており、セフードを引き止める様子はなさそう。ブランクを開けて復帰しても、よりレベルが上がった相手との戦いになるし、頂点を極めた時点での引退がベストなのかもしれない。

フランシス・ガヌーは無敗のホーゼンストライクを秒殺KO。UFCデビューからここまで全試合フィニッシュしてきたホーゼンストライクだが、RIZINでの試合ではグラウンドがザルであることを露呈しており、その部分で真価が問われることがないままトップランカーとの対戦に。が、ガヌーがきっちりと打撃で幻想を終わらせた。

しかしながら、勝ったガヌーより先にコーミエとのラバーマッチが計画されているとのこと。

mmajunkie.usatoday.com

現在、王者ミオシッチは新型コロナウイルスの影響でジムワークの再開すらできておらず、復帰は長引く見込み。その場合、ガヌーは勝者との対戦を待つために9ヶ月~12ヶ月のブランクが開くのではないかという心配を試合後のインタビューで行っている。

だったらガヌー vs. コーミエで暫定王者決定戦をやればいいと思うのだが…。1勝1敗とはいえ、ミオシッチ vs. コーミエはもう十分という気がする。

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UFC249:メインイベント・トニー・ファーガソン vs. ジャスティン・ゲイジー

ライト級暫定王者決定戦5分5R。

ライト級では3年間で3回目の暫定王座制定。1回目のファーガソンは2年前にヌルマゴ戦を欠場したことで剥奪。2回目は昨年のダスティン・ポイエーで、9月にヌルマゴとの王座統一戦で敗れている。

両者見合いながらローやジャブで牽制。ミドルを入れたファーガソン。トリッキーなステップを見せる。パンチが交錯。ファーガソンのパンチがヒットしたがゲイジーがローを返す。ゲイジーの左がヒット。ファーガソンインロー。足にパンチするファーガソンファーガソン左ハイからパンチ。間合いがつまり両者のパンチがまた交錯。どちらもヒットせず。出てきたファーガソンに右がヒット。プレスするファーガソン。出てきたところにゲイジーの右がヒット。両者のパンチがまた相打ち。ゲイジー一瞬シングルレッグの動きを見せたがフェイントでパンチにつなげる。ホーン。

拮抗した1R。ゲイジーのパンチが入っているようにも見えるが効いた様子は見せないファーガソン。ヒット数ではファーガソン

2R。両者パンチを振り回す。ゲイジーの左がヒット。ファーガソンが出る。ゲイジーがそこに左をヒットさせた。ゲイジープレスしていく。ファーガソン走って距離を取りリセット。ローを蹴るゲイジー。ゲイジーワンツー。右。ゲイジーのヒットが増えてきた。右ボディ。ロー。ファーガソンフェイントのステップ。右を入れるがワンツーを返したゲイジー。残り1分。ゲイジーがワンツー。ファーガソンのワンツーも入ったが追撃にゲイジーがワンツーを返す。ファーガソンも手数を増やしてきた。残りわずかでゲイジーがアッパーを打ち込むところにファーガソンのカウンターのアッパーがヒット!ゲイジー膝をつく。ホーン。

2Rファーガソン。最後のダウンがなければゲイジーだったが。

3R。間合いを詰めるファーガソンにゲイジーがパンチを入れるがファーガソンがまたアッパーを入れる。ゲイジーがローから左。さらに右。飛び込みを魅せたファーガソンに右を入れたゲイジー。ゲイジーの右がビッグヒット!ゲイジー出ていく。パンチを打ち返して凌ぐファーガソン。また右。ワンツー。入っているがファーガソン引かない。ファーガソン、沈み込んで足払いを放つトリッキーな動き。ゲイジー左ハイから右をヒットさせる。ホーン。

3Rはゲイジーが取り返した。ここまで打たれても効いた様子は見せなかったファーガソンだが、初めてぐらついた。ダメージの蓄積があるか。

4R。ファーガソンのバックスピンキック。空振り。右肘で飛び込んだが空振り。ゲイジーのパンチに背中を向けてかわしたファーガソンだがそこにゲイジーの左をもらう。ゲイジーの右が入って効いた!ファーガソンさすがに後退。ゲイジー一気に攻めずにじわじわ出る。ゲイジーにも疲れがあるか。右のフルスイングは空振り。右ロー。ゲイジーちょっと動きが落ちている。ファーガソンの方がペースを変えずに攻めている。ゲイジーはギアを落としてしのぐ。ホーン。

4Rゲイジー。ダメージはもらっているが、スタミナに余裕があるのはファーガソンか?ゲイジーもあと1Rなら残った力を出し切れるかもしれない。

5R。ファーガソンのスーパーマンパンチにゲイジーもパンチを返す。ゲイジーのワンツーがヒット。ファーガソンもローが効いてきたか。ゲイジーのワンツーがヒット。ぐらついたファーガソン。ゲイジー追ってまたパンチをヒットさせるが、まとめる余力がないか。ファーガソン今成ロールを見せるが空振り。ゲイジーのワンツー。効いた。普段のゲイジーならフィニッシュできるが追い打ちに行かない。出てくるファーガソンにカウンターのジャブがヒット。ワンツー。ファーガソン効いているが手を出し続ける。ジャブがヒット。完全に効いたファーガソン。ゲイジー追うが、レフェリーのハーブ・ディーンが見かねてストップ。

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UFC249:セミファイナル・ヘンリー・セフード vs. ドミニク・クルーズ

バンタム級タイトルマッチ。

昨年6月、フライ級王者のまま階級を上げてバンタム級王座決定戦に出場し、マルロン・モラエスにKO勝ちして同時二冠王者となったセフードだが、フライ級のタイトルはその後返上し、バンタム級王座に専念。これが初防衛戦となる。

当初はマルロン・モラエスとの挑戦者決定戦的試合に敗れたジョゼ・アルドとの対戦が予定されていたが、新型コロナウイルスの影響により、ブラジルに戻っていたアルドは入国できず消滅。怪我からの3年ぶりの復帰戦となる元王者クルーズに白羽の矢が立った。

UFCデビューから9年となるクルーズだが、その間に約3年の長期欠場が2度。1度目の欠場の際には、復帰戦で水垣に秒殺KO勝ち。2戦目(この試合も1年以上のブランク開け)で王者ドミニク・クルーズからタイトル奪取している。しかし、コーディ・ガーブラントには完敗し、約10年ぶり2回目の黒星。そのガーブラントも3試合連続KO負けでタイトル戦線から一歩後退。現在の実力が掴みきれない。

ローを蹴るセフード。クルーズはいつものステップを見せるが、ややぎこちなく見える。セフードのローがまたヒット。プレスするセフード。ローを警戒するクルーズ。キャッチして倒したが、セフードすぐに立った。セフードの蹴りをキャッチしてシングルレッグで倒したセフード。バックに回りパウンドを入れるが、クルーズがスイッチして正対し立つ。スタンド。距離を詰めるセフードにクルーズがアッパーを入れる。パンチで出たセフード。残り1分。クルーズがパンチを打ち込むがセフードも打ち返す。ホーン。

1Rセフード。クルーズが戻るコーナーを間違え、セフードと顔を見合わせ苦笑する。

2R。ステップがノッてきたクルーズ。セフードのパンチが空を切るがローはヒット。ローを嫌がっているクルーズ。間合いを詰めるセフードにパンチを打ち込む。セフードのハイは空振り。セフードのローがヒットするがクルーズのパンチもヒット。セフードケージに押し込もうとしたがクルーズが引き剥がし距離を取る。残り1分。クルーズシングルレッグからパンチを入れる。プレスするセフードだがクルーズはフェイントだけで入ってこさせない。パンチで出るセフードだが、頭が当たり出血。再開。セフードの膝がカウンターで入りクルーズダウン!すかさずバックに回ったセフードがパウンド連打。もらっているクルーズ。立ち上がろうとしたがレフェリーが割って入りKO。

2R終了まで残り数秒だし、立ち際ということもありストップに納得できない様子を見せるクルーズ。流しても良さそうだったが、もう一度やるなら、クルーズが他の相手と対戦して試合感を取り戻したうえでの再戦が見たい。

しかし、試合後のインタビューでセフードは満足行くキャリアが送れたとコメントし引退宣言。

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UFC249:第9試合・フランシス・ガヌー vs. ジャルジーニョ・ホーゼンストライク

ヘビー級。ガヌー2位、ホーゼンストライク6位。

ティーペ・ミオシッチとデリック・ルイスに煮え切らない試合内容で判定負けしたガヌーは、そこから3連続秒殺KO勝利(うち2名が元王者)。本格的な覚醒の予感を感じさせる。ホーゼンストライクとは3月末に組まれていたが、大会自体が消滅したため4月大会にスライド。しかしこれも中止になり、今回にスライドしている。

ホーゼンストライクはUFCデビューから4連続KO勝利。最初の3戦は秒殺だったが、前回、初のビッグネームとの対戦となったアリスター戦では、アリスターの攻めを恐れてか、手数が少ない試合に。このままだと判定で初黒星かと思われたが、残り10秒で飛び込んで右フックをヒットさせて逆転勝利。が、やはり実力が未知数の部分が残っている。

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UFC249:第8試合・ジェレミー・スティーブンス vs. カルヴィン・ケイター

フェザー級だったが、スティーブンスが4.5ポンドのオーバーによりキャッチウェイトに。スティーブンス7位、ケイター9位。

現在、ノーコンテストを挟んで3連敗中のスティーブンスだが、負けた相手はジョゼ・アルド、マゴメドシャリポフ、ヤイール・ロドリゲスといずれもトップファイター。ジョゼ・アルドには完敗したが、マゴメドシャリポフとロドリゲスには序盤・中盤劣勢だったものの、後半に追い上げ3Rは取っている。フェザー級No.1のベテランだが、今回はやはり通常とは勝手が違うのか、5年ぶりの体重オーバー。

カルヴィン・ケイターはUFC4勝2敗。負けた相手はスティーブンスも負けているヘナト・モイカノとマゴメドシャリポフ。レスリングバックボーンのストライカーで、UFC4勝中、KO勝ちが3つある。ケイターもまた、前戦のマゴメドシャリポフ戦では2Rまで劣勢だったものの、3Rは打撃の手数で攻勢となり取り返している(マゴメドシャリポフが計算づくで逃げ切っただけとも言えるが)。

間合いを詰めるスティーブンス。プレスしていく。ミドル。ケイターもパンチを打ち返す。ジャブ。ローを蹴る。ケイターの3連打のコンボがヒット。ケイターの右がクリーンヒット!ケイターラッシュ。しかし打ち返したスティーブンス。ホーン。

1Rケイター。

2Rも出ていくスティーブンス。ケイターはかわしつつパンチを打ち込むがスティーブンス引かない。ケイターのコンビネーションがヒット。ワンツーからアッパー。ケージまで詰めたがスティーブンス組んで入れ替える。離れた。ケイターの右ヒジがビッグヒットしスティーブンスダウン!レフェリー止めても良さそうだが流した。パウンドを入れるがまったくディフェンスできないスティーブンスを見てようやく止めた。

体重オーバーで本来のコンディションではないと思われるスティーブンスではあるが、ケイターインパクトのある勝利。

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UFC249:第7試合・グレッグ・ハーディ vs. ヨルガン・デ・カストロ

ヘビー級。両者ともにノーランカー。

NFLでDV・コカインなどのトラブルでも話題になったハーディ。ローカルは全試合1R勝利だったがUFC初戦で2Rに突入すると失速し、故意と言われてもしょうがない反則膝を出して負け。その後は格下相手に連勝するも、初の判定勝ちした試合ではインターバル中に禁止されている吸入器を使用したことでノーコンテストに変更とトラブル続き。前回は代役でアレクサンダー・ヴォルコフと初ランカー挑戦。終始劣勢で勝つチャンスはまったくなかったが、ヴォルコフが踏み込まなかったこともあり判定まで持ち込んだ。

大西洋の島国・カーボベルデ共和国で初のUFCファイターであるカストロは、前回のUFCデビュー戦では同じデビュー戦のジャスティン・タファに秒殺KO勝ち。ただし、タファのMMAキャリアが3戦しかなかったので、評価していいか不明。MMA6戦全勝でバックボーンはキックボクシング。

打撃戦。両者いきなりKOパンチを打ち込んでいく。ジャブを入れるハーディ。カストロはフックを振り回す。右を打ち込んだハーディだがカストロの右ももらう。また出たハーディに右がヒット。ハーディ間合いを詰めてパンチを打ち込む。カストロのパンチはスウェーでかわした。プレスしていくハーディ。ホーン。

1Rハーディ。

2R。ローを入れていくカストロ。ハーディはちょっと左足を引きずり気味。右を打ち込むハーディ。ローを打たれている足が紫に腫れている。ジャブを入れるハーディ。カストロは手数が少ない。ハーディも出ていけない。ホーン。

2R微妙。カストロのローがどれだけ評価されるか。

3R。カストロ出てきた。パンチからロー。ハーディはジャブ。ハーディが蹴りを空振ってスリップダウン。しかしハーディはスクートで足を蹴るだけ。ブレイク。残り1分。カストロ手が出ない。ハーディのジャブも間合いが遠い。コンタクトがないまま時間がすぎる。見合ったままタイムアップ。

三者フルマークでハーディ勝利。

打撃が向上しているが、初期の荒々しさがなくなり普通の選手になってしまってきている。

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UFC249:第6試合・ドナルド・セラーニ vs. アンソニー・ペティス

ウェルター級。セラーニはライト級の6位、ペティスはウェルター級の15位。

激闘王セラーニはウェルター級で3連敗し、ライト級に戻すと連勝していたが、ファーガソン・ゲイジーというメインで対戦する二人に連続KO負け。前戦はマクレガーの要望でウェルター級に上げての試合となったが、40秒でKO負けし3連敗となった。今回もまたウェルター級。

元ライト級王者ペティスもまたライト→ウェルター→ライト→ウェルターと階級を変更している(ペティスの場合はさらにフェザー級も挟んでいる)。ウェルターでは体格的に不利な中、スティーブン・トンプソンにKO勝ちしたが、ネイト・ディアスには体格で押され完敗。わずか2戦でまたライト級に戻したが、ノーランカーのカーロス・ディエゴ・フェレイラにいいところなく2Rチョークで一本負け。

ともにWEC出身。7年前に一度対戦しており、ペティスが左ミドル一発で効かせて追い打ちのパウンドでKO勝ちしている。

間合いを詰めていくセラーニ。ペティスはステップして距離を取る。ヒット&アウェイでパンチを入れていくペティス。サイドキックで飛び込んだところでセラーニが組み付く。引き剥がすペティス。ペティスの二段飛び蹴りがヒットしたが、セラーニがタックルに入りテイクダウン。サイドで押さえ込む。腕十字を狙うペティス。セラーニ立ってスクート。残り1分。立ったペティス。セラーニのパンチがヒット。セラーニ前蹴り。ワンツー。ペティスのパンチがヒットし、一瞬動きが止まったセラーニ。ホーン。

互角の1R。ややセラーニか。

2R。ペティスが手数を増やしてきた。サイドキック。バックブロー。ジャンピングスイッチキック。セラーニが出たところにパンチを合わせる。セラーニ連打で出たがそこにフックがヒット。セラーニタックル。テイクダウン。ケージを使って立つペティス。なおもテイクダウンを狙うセラーニだが、逃げられ離れ際にハイを入れる。ホーン。

2Rも微妙。

3R。ペティスのパンチがヒットし、目を押さえて下がるセラーニ。ケージに詰めてラッシュするペティス。セラーニは打ち返してなんとかしのぐ。前回KOしたセラーニのミドルがクリーンヒットしたが引かないセラーニ。前に詰めてラッシュ。しかしタイムアップ。

三者29-28でペティス勝利。

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UFC249:第5試合・アレクセイ・オレイニク vs. ファブリシオ・ヴェウドゥム

ヘビー級。オレイニク12位。ヴェウドゥムはランク外。

72戦のキャリアを誇るオレイニク。一本勝ちが多く、マウントを取られた状態からのエゼキエルチョークを2度決めている。さらに、MMAキャリアトータルで14回エゼキエルチョークで勝っており、確認できる記録では世界最多と思われる。アリスターとウォルト・ハリスに1RKO負けで連敗していたが、前回はノーランカーのモーリス・グリーンに、1Rに袈裟固めで絞め上げたものの、力を使いすぎて失速。大ピンチとなったが腕十字で46回目の一本勝ちを飾った。

UFC&柔術ADCC世界王者ヴェウドゥムはオレイニクと同い年の42歳。ケイン・ベラスケスから一本勝ちしタイトルを獲得したのが5年前。初防衛戦では地元ブラジルでミオシッチにKO負け。その後3勝2敗ながら上位ランクをキープしていたが、USADAの検査で禁止薬物が検出され、40歳にして2年の出場停止処分を受けている。今回が処分明けの初戦。

2年のブランク・42歳という年齢で、腹がかなりバッドシェイプなヴェウドゥム。オレイニクのパンチを貰った。腕でブロックするヴェウドゥムだがオレイニクさらにパンチを打ち込み組み付く。首相撲にとらえて引き剥がしたヴェウドゥムだが、オレイニクまたパンチの連打。スピードがないパンチだがヒットしている。右フック、アッパーがブロックの隙間を縫ってヒット。首相撲でしのごうとするヴェウドゥムだが引き剥がされる。ヴェウドゥム膝。ケージ際でパンチを打ち込むオレイニク。首相撲を狙ってなんとか凌いでいるヴェウドゥム。スタンドでバックに回ったオレイニク。グラウンドに引き込もうとするがホーン。

1Rオレイニク。

2R。パンチから組んでいったオレイニクに首を抱えてギロチンを狙うヴェウドゥム。離れた。パンチで攻めるオレイニク。ヴェウドゥムは首相撲から膝。ロー。オレイニクも疲れた。パンチで攻めるがヴェウドゥムの膝をもらう。ヴェウドゥムタックル。スローだったがテイクダウン成功。ハーフ。亀になったオレイニクからバックマウント。チョークを狙うが股下から抜けられて立たれる。オレイニクまたパンチのラッシュ。ディフェンスしているが後退するヴェウドゥム。オレイニクの右がヒット。ホーン。

2Rオレイニク。

3R。ヴェウドゥムまたスローなタックル。テイクダウン。オレイニク亀になりバックマウント。バックから腕十字を狙ったヴェウドゥムだが、オレイニク正対し上を取る。インサイドからパウンド。ヴェウドゥムはキムラ狙い。そのままスイープしてマウントに。また亀になったオレイニクにスパイダーウェブの体勢から腕十字狙い。なんとか逃れたオレイニクからマウント。しかしまた股下から抜けられる。スタンド。残り1分。またパンチを入れていくオレイニク。ヴェウドゥムシングルレッグでテイクダウンしたが時間がない。亀でこらえるオレイニク。ヴェウドゥムギロチンに入るがタイムアップ。

29-28ヴェウドゥム、29-28オレイニク、29-28オレイニク。スプリットでオレイニク勝利。

割れたのは2Rか。ランキング6位 vs. 元王者とは思えないくらいグダグダの試合内容。