月別: 2024年9月

ドーピングの使用疑惑の渦中にいる平本蓮。予告通り、のぞみ総合法律事務所の吉野弦太氏と成豪哲氏の2名の弁護士を伴って記者会見を行いました。会見の中で、「自分は一切ドーピングに関わることはやってもいませんし、自分から進んでドーピングをお願いしたような事実は全くありません」と疑惑を完全に否定しています。その他、会見の趣旨は次の通り。

・赤沢幸典から「ドーピング検査が大丈夫なトレーニングの効率を上げるサプリ」を購入し、6月に受け取った。

・所属事務所の人間から「風邪薬でもドーピング違反になるから接種しないほうがいいんじゃないか」と助言を受けた。

・サプリメントはそのままにして自分は一切使用しなかった

・赤沢氏から連絡があったが、無下に出来ず、使用していると話を合わせてしまった。

・アイルランドで練習中に靭帯と半月板損傷で一時は歩けないくらい大きな怪我をした。

・フィジカルトレーナーから注射を勧められ、4月に数回自分で打った。

・その時も『ドーピング検査は問題ない』と言われていたので、トレーナーを信頼していたので数回使用した。

・赤沢氏は試合のセコンドに2度ついてもらったこともある。

・赤沢氏はMMAの技術においてとてつもなく信頼感はあったし、今でも信じられない気持ちでいっぱい。

赤沢氏からサプリメントを受けった事は認めつつも、使用については完全に否定。また、SNSで拡散した音声データは自身の声である事は認めたとのの、赤沢との関係性を考え、使用したと話を合わせた事を明らかにしています。

平本と赤沢の意見は真っ向から対立。これをどうやって決着するのか。その一つの大きな試金石はRIZINが行った検査結果でしょう。これで陰性となれば一つの結論になるのは間違いありません。

しかし、赤沢の告発では「RIZINの尿検査で陽性が出ないドーピングの方法を教えてほしい」という平本からの要望があったとしており、RIZINで行った尿検査自体を信憑性がないと反論してくる可能性も十分。まだまだ予断を許さない状況は続きそうです。詳細は追って。