【バンタム級】
○デイブソン・フィゲイレード
(2R チョーク)
×コーディ・ガーブラント
2R、スタンドの攻防から組み付いたフィゲイレード。スタンドでバックに周るとそのままグラウンドに引きずり込む。さらにマウントを奪取すると肩固め。だがガーブラントは寸前で脱出。それでもフィゲイレードはマウントをキープ。スイープを狙うガーブラントに対してバックに周るとチョーク!これでガーブラントはタップ!元王者対決の第一試合はフィゲイレードの一本勝ち。いきなり見応えあった!
【ライト級】
○ボビー・グリーン
(判定3-0)
×ジム・ミラー
1R、リーチに勝るグリーンがノーガードでプレスを掛けて前蹴りやジャブで手数を稼ぐ。対するミラーは距離を詰めて大きなフックを振り回す。序盤にフックがヒットしてグリーンは転倒。しかしすぐに持ち直すと主導権はグリーン。スタンドで細かい攻撃を蓄積。ミラーは顔面をカットして出血。それでも残り30秒でミラーの左フックでグリーンはグラつく。ミラーは一気に攻勢をかけるがグリーンも持ち直してラウンドを終えた。
2Rに入ると完全にグリーンペース。前蹴り、関節蹴りでミラーの動きを止めると左ジャブを冷徹にヒット。みるみるうちにミラーの顔の右半分が血で染まっていく。ミラーも後退しながら打ち返すが手数の差は圧倒的。グリーンが圧倒してラウンド終了。
3R、プレッシャーを掛けるグリーン。的確に左ジャブ、右フックを蓄積。2Rに比べてコンビネーションもヒットし始める。ミラーも時折フックを打ち返すが手数の差は歴然。しかし残り2分のところでミラーのフックがヒット。一瞬動きが止まるグリーン。ミラーが距離を詰めてラッシュを狙うがグリーンは上手く組み付いて回避。逆に終了間際にはグリーンがパンチのラッシュ。被弾したミラーは後退。グリーンはさらにパンチを集中してテイクダウンするとパウンドを連打。しかしここでタイムアップ。判定はもちろんグリーンに軍配!UFC100、UFC200、そしてUFC300にも出場した鉄人ミラーに完勝。
【女子ストロー級】
○ジェシカ・アンドラージ
(判定2-1)
×マリナ・ロドリゲス
1R、身長・リーチで劣るアンドラージ。じわじわと前に詰めてカーフを当てて様子を窺う。逆にロドリゲスは距離を取ってジャブ、ローをヒットする立ち上がり。アンドラージはやりにくそう。しかし中盤にロドリゲスが蹴りを放ったところでスリップして転倒。すかさずアンドラージはグラウンドで上になる。鉄追を連打するがロドリゲスはガードを固める。それでもアンドラージは上四方→サイドに移行。細かいパウンドを当ててラウンドを終えた。
2R、一転してスタンドの展開。プレスを掛けるアンドラージに対してロドリゲスはサークリングで距離を取る。長いリーチからストレート、ジャブを蓄積。連打もヒットし始める。嫌ったアンドラージは距離を詰めていくがロドリゲスは上手くかわす。しかし残り1分でアンドラージの圧力が強まる。ロドリゲスをケージに追い込むとショートレンジでのフックがヒット。嫌がったロドリゲスは背中を見せて逃げる場面も。だがアンドラージは仕留めきれずにラウンド終了。
3R、息を吹き返したロドリゲス。距離を取ってジャブ、ストレート系のパンチをヒットする展開。アンドラージは前進してカーフキックを当てるがなかなか間合いを詰め切れない。中盤に入ると距離が近づくとアンドラージが投げ捨てるようにテイクダウン。しかしロドリゲスはすぐに立ち上がって脱出。スタンドに戻ると足を掴んだアンドラージに対してロドリゲスはニンジャチョークで切り返す。あわやの場面だったがアンドラージは脱出。終了間際にはアンドラージのカーフキックでロドリゲスはグラつく。仕留めにかかるがロドリゲスは回避して試合終了。判定はスプリットでアンドラージに軍配。
【ライト級】
×ジェイリン・ターナー
(2R TKO)
○ヘナート・モイカノ
1R、開始直後からモイカノはタックルでしつこく組み付く。2度目のトライでテイクダウンに成功。じわじわとポジションを移行してハーフガード。肘とパウンドで削る。しかしターナーは立ち上がって脱出。身体が離れるとスタンドでのお見合いが続く。終了間際にターナーの左ストレートがヒット。モイカノはダウン。だがターナーはKOを確信したのか追撃せず。だが試合は続行しラウンド終了。ターナーはもったいない。
2R、スタンドでプレッシャーを掛けるモイカノ。ケージに追い詰めるとタックルでテイクダウン。簡単にマウントを奪取する。パウンドで削るがここから展開を図る事が出来ずやや膠着。会場からはブーイングも。残り1分で再びマウントを取ると距離を作ってパウンド連打。ターナーは動けず嫌がる姿を見てレフェリーが試合を止めた!モイカノがしっかり仕留めた!