カテゴリー
Interview UFC UFC249 ジャスティン・ゲイジー トニー・ファーガソン ブログ

【UFC249】王座決定戦へ、ジャスティン・ゲイジー「肘で鼻を壊してもらいUFCに手術代を払ってもらう」

Justin Gaethje【写真】MMA界のダイハード、ジャスティン・ゲイジー。相手を傷つけることは当然として、自らが傷つくことも厭わない (C)Zuffa/UFC

5日(火・現地時間)、9日(土・現地時間)にフロリダ州ジャクソンビルのヴィスター・ベテランズ・メモリアル・アリーナで開催されるUFC249のメディア・カンファレンスコールが行われ、トニー・ファーガソン、ジャスティン・ゲイジー、ヘンリー・セフード、ドミニク・クルーズの4名が出席した。

ここではUFC暫定世界ライト級王座決定戦でトニー・ファーガソンと対戦するジャスティン・ゲイジーのコメントを追ってみたい。(※要約)


「4月18日に戦うことを決めた時は、20日間と準備期間はとても少なかった。でも、結果的に6週間でトータル5週間の練習を積むことができた。トニーと戦うために必要な精神状態になっている。その期間ができたことはありがたかったよ。

この試合は人生で一番重要な試合だ。世界で2番目のナンバーツーのタフな男は、こんなところでくたばることはできない。この階級で現状、最高の2人が戦った勝者が米国を代表することになる。だから、俺は戦うんだ」

「トニー・ファーガソンの印象? 僕は大のMMAファンなんだ。彼は最大の努力をしてケージに足を踏み入れているし、嵐のようなファイトをしたい。UFCの皆もこの試合のために懸命に仕事をしてくれた。そんな人たちのためにも絶対に勝負を諦めない。UFCファイターはキケンなファイトが好きだし、トニーもえげつないファイトをしてきた。そういう試合を僕らはすることになるだろう。ケガは嫌だけど皆はそういう試合を臨んでいるからね。僕らもベスト尽くすだけさ」

「無観客試合? アリーナだろうが、ジムのなかだろうが構わない。試合は試合だ。ファンがいないから、相手の息遣いとか、コーチの支持もとか聞こえてくるだろう。もう一度言うと、僕はMMAのファンだから試合が楽しみでしょうがないんだ。だからファンをがっかりさせるようなことは絶対にしない」

「僕らファイターは今回のような色々なことが起こっても、運命をコントロールすることはできない。終わったことや、政治的なことには興味を持たないようにしている。結果、自分の臨んでいた最高の舞台に立つことができる。僕は自分の感情をコントロールするよう努力するけど、将来のことだってコントロールはできない。ファイターなら自分がナンバーワンだと信じ、そして戦うだけ。そしてケージに入れば、勝つだけだよ。

勝ち負けはそれほど重視していない。絶対に諦めない、その姿勢を持って戦いたい。25分間、戦い続ける。トニーにはエルボーで俺の鼻を折って欲しいよ。レスリングを始めてから12年間、鼻が通っていない。エルボーで鼻が壊してもらって、UFCに手術代を支払ってほしいんだ。ホント、エキサイティングな試合になるよ」

■UFC249対戦カード

<UFC暫定世界王座決定戦/5分5R>
トニー・ファーガソン(米国)
ジャスティン・ゲイジー(米国)

<UFC世界バンタム級選手権試合/5分5R>
[王者]ヘンリー・セフード(米国)
[挑戦者]ドミニク・クルーズ(米国)

<ヘビー級/5分3R>
フランシス・ガヌー(カメルーン)
ジャイルジーニョ・ホーゼンストライク(スリナム)

<フェザー級/5分3R>
ジェレミー・スティーブンス(米国)
カルヴィン・ケイター(米国)

<ヘビー級/5分3R>
グレッグ・ハーディー(米国)
ヨーガン・デ・カストロ(米国)

<ウェルター級/5分3R>
ドナルド・セラーニ(米国)
アンソニー・ペティス(米国)

<ヘビー級/5分3R>
アレクセイ・オレイニク(ロシア)
ファブリシオ・ヴェウドゥム(ブラジル)

<ライトヘビー級/5分3R>
サム・アルヴィー(米国)
ライアン・スポーン(米国)

<女子ストロー級/5分3R>
カーラ・エスパルザ(米国)
ミッシェレ・ウォーターソン(米国)

<ミドル級/5分3R>
ホナウド・ジャカレ(ブラジル)
ユライア・ホール(米国)

<ウェルター級/5分3R>
ヴィセンチ・ルケ(ブラジル)
ニコ・プライス(米国)

<フェザー級/5分3R>
ブライス・ミッチェル(米国)
チャールズ・ロサ(米国)

カテゴリー
UFC ブログ

5.13 UFCフロリダ大会でガブリエル・ベニテスとオマー・モラレスが対戦

Gabriel Benitez vs. Omar Morales toegevoegd aan UFC evenement op 13 mei(MMA DNA)

 UFCが5月13日にフロリダ州ジャクソンビルで開催する大会でガブリエル・ベニテス vs. オマー・モラレスのライト級マッチが行われることをMMA DNAが確認したとのこと。

 ベニテスは『UFC 241: Cormier vs. Miocic 2』でソディック・ユーサフに1R TKO負けして以来の試合。モラレスは『UFC Fight Night 165: Edgar vs. The Korean Zombie』で行われたUFCデビュー戦でマー・ドンヒョンに判定勝ちして以来で現在9勝0敗。続きを読む・・・
カテゴリー
UFC ブログ

チェイス・シャーマンがUFC復帰、5.13フロリダ大会でとアイク・ヴァリヌエヴァと対戦

Chase Sherman returns to the UFC, faces Fury FC champ Ike Villanueva on May 13(MMAJunkie)

Chase Sherman(Sherdog)

Isaac Villanueva(Sherdog)

 UFCが5月13日にフロリダ州ジャクソンビルで開催する大会でチェイス・シャーマン vs. アイク・ヴァリヌエヴァのライトヘビー級マッチが行われることをMMAJunkieが確認したとのこと。

 チェイス・シャーマンは2018年9月の『UFC Fight Night 137: Santos vs. Anders』でアウグスト・サカイに3R TKO負けした後にUFCをリリースされましたが、その後他団体で2連勝しており1年8ヶ月ぶりのUFC復帰戦。

 アイク・ヴァリヌエヴァは現在36歳のアメリカ人で戦績16勝9敗。Fury FCライトヘビー級チャンピオンで今回がUFCデビュー戦。続きを読む・・・
カテゴリー
News UFC UFC249 ドミニク・クルーズ ブログ ヘンリー・セフード

【UFC249】舌戦前のヘンリー・セフード「ピョートル・ヤンはちゃんと英語を話せるようにならないとな」

Henry Cejudo【写真】今は二冠のトリプルC、なぜあんなに興奮してしまったのか。盛り上げようとしたんだろうなぁ……と(C)Zuffa/UFC

5日(火・現地時間)、9日(土・現地時間)にフロリダ州ジャクソンビルのヴィスター・ベテランズ・メモリアル・アリーナで開催されるUFC249のメディア・カンファレンスコールが行われ、トニー・ファーガソン、ジャスティン・ゲイジー、ヘンリー・セフード、ドミニク・クルーズの4名が出席した。

ここではUFC世界バンタム級王者ヘンリー・セフードのカンファレンス・コールでの発言を取り上げたい。会見開始直後はごくごく普通に話していた世界王者が、ドミニク・クルーズに絡みだすまでに何を語っていたのか。(※要約)


「ドミニク・クルーズがファーストチョイスだったんだ。彼は僕と同じアリゾナ出身で、偉大な世界王者だった。ナンバーワン・コンテンダーのマルロン・モラエスに勝ってから、相手がいなかったし、ドミニクだと良いストーリーラインになると思っていた。ジョゼ・アルドがマルロン・モラエスと良い試合をしたので彼と戦うことになったけど、何が起こるか分からないし、ドミニクのことは意識していた。

そのアルドはビザを取得できず、消えた。そしてドミニクが再浮上したんだ。彼と戦うことはいつも僕の頭のなかにはあったし、これで僕らは戦うことができる。ドミニク・クルーズは凶暴なレガシーだ。軽量級で最も名前を残している。だから戦いたかったんだ。新型コロナウィルスが感染拡大していていも、しっかりと準備できている。できることは全てやってきた」

「これからのプラン? それを決めるのは僕じゃない。僕はタイトル防衛するだけだし、今はドミニク・クルーズに集中している。フライ級はUFCのなかでももっともスピードのあるP4Pのクラスで、誰もがテクニカルで強い。でも、今は5月9日に集中しているよ」

「どの試合も大切だ。ドミニクのスキルは尊重しているけど、今の彼がどの位置にランクされるべきかは分からない。トリッキーなファイターであることは間違いない。でも、対戦相手が同じような動きをすると思って戦ったことは一度もない。どの試合だって僕にとっては、一番大切な試合だし、そういう試合でフィニッシュしてきた。

ドミニクはこれまでも長い休養から戻ってきては、しっかりと勝利してきた。だからベストの彼と戦いたいと思っている。なぜドミニクが成功を収めてきたのか、意思が強いからだ。気持ちがあるからだよ。タフなチャレンジャーだって分かっている。ずっとこのスポーツを戦ってきたし、MMA IQが高いのは確かだ。でも僕はフィジカル的にもピークだし、僕の方が強い」

このようにごくごく普通に記者の質問に返答していたセフードだが、これだけバンタム級ファイターがいるなかで、なぜドミニク・クルーズなのか。他のコンテンダーのことをどう考えているという問いかけから、なぜか彼はエキサイトし始めた。

Piotr Yan「ヒザをついて、キングがチャンスを与えるのも待っていろ。ただアルジャメイン・ステーリングは俺がKOしたヤツにKOされている。

ピョートル・ヤンはちゃんと英語を話せるようにならないとな。41歳のやつ(※ユライア・フェイバー)を倒せず、タイトルに挑戦したいなんて最悪だ。なら、4年間戦ってこなかったヤツと戦った方が良いだろう」

そして、続くドミニクへの質問からセフードは記者の質問を遮って挑発するようになっていった──。

※ヘンリー・セフードとドミニク・クルーズの舌戦はコチラから

■UFC249対戦カード

<UFC暫定世界王座決定戦/5分5R>
トニー・ファーガソン(米国)
ジャスティン・ゲイジー(米国)

<UFC世界バンタム級選手権試合/5分5R>
[王者]ヘンリー・セフード(米国)
[挑戦者]ドミニク・クルーズ(米国)

<ヘビー級/5分3R>
フランシス・ガヌー(カメルーン)
ジャイルジーニョ・ホーゼンストライク(スリナム)

<フェザー級/5分3R>
ジェレミー・スティーブンス(米国)
カルヴィン・ケイター(米国)

<ヘビー級/5分3R>
グレッグ・ハーディー(米国)
ヨーガン・デ・カストロ(米国)

<ウェルター級/5分3R>
ドナルド・セラーニ(米国)
アンソニー・ペティス(米国)

<ヘビー級/5分3R>
アレクセイ・オレイニク(ロシア)
ファブリシオ・ヴェウドゥム(ブラジル)

<ライトヘビー級/5分3R>
サム・アルヴィー(米国)
ライアン・スポーン(米国)

<女子ストロー級/5分3R>
カーラ・エスパルザ(米国)
ミッシェレ・ウォーターソン(米国)

<ミドル級/5分3R>
ホナウド・ジャカレ(ブラジル)
ユライア・ホール(米国)

<ウェルター級/5分3R>
ヴィセンチ・ルケ(ブラジル)
ニコ・プライス(米国)

<フェザー級/5分3R>
ブライス・ミッチェル(米国)
チャールズ・ロサ(米国)

カテゴリー
UFC ブログ

デイナ・ホワイトが5.13&16 UFCフロリダ大会の主要対戦カードを発表

Dana White announces full list of UFC matchups for May 13, May 16 events in Florida

 デイナ・ホワイトが5月13日と16日にフロリダ州ジャクソンビルで開催する大会の対戦カードを発表しています。当初はどちらもFight Nightシリーズになると見られていましたが、デイナはメインカードはESPNで放送するとコメントしており、UFC on ESPNシリーズとして開催されるようです。

The complete May 13 lineup includes:

・Anthony Smith vs. Glover Teixeira
・Ben Rothwell vs. Ovince Saint Preux
・Drew Dober vs. Alexander Hernandez
・Ray Borg vs. Ricky Simon
・Karl Roberson vs. Marvin Vettori
・Andrei Arlovski vs. Philipe Lins
・Michael Johnson vs. Thiago Moises
・Sijara Eubanks vs. Sarah Moras
・Hunter Azure vs. Brian Kelleher

The complete May 16 lineup includes:

・Walt Harris vs. Alistair Overeem
・Claudia Gadelha vs. Angela Hill
・Edson Barboza vs. Dan Ige
・Eryk Anders vs. Krzysztof Jotko
・Marlon Vera vs. Song Yadong
・Anthony Hernandez vs. Kevin Holland
・Giga Chikadze vs. Mike Davis
・Cortney Casey vs. Mara Romero Borella
・Darren Elkins vs. Nate Landwehr
・Rodrigo Nascimento vs. Don’Tale Mayes

 5.13は9試合、5.16は10試合となっており、追加発表があるようです。続きを読む・・・
カテゴリー
UFC ブログ

『UFC 249: Ferguson vs. Gaethje』オッズ/視聴方法/見どころ



 5Dimes.euの『UFC 249: Ferguson vs. Gaethje』のオッズを紹介。続きを読む・・・
カテゴリー
News UFC UFC249 ドミニク・クルーズ ブログ ヘンリー・セフード

【UFC249】UFC世界バンタム級選手権試合、前哨戦=舌戦はドミニク・クルーズがヘンリー・セフードを完封

Cruz【写真】前哨戦は冷静かつ引き出しの多いドミニクに凱歌が上がった(C)Zuffa/UFC

5日(火・現地時間)、9日(土・現地時間)にフロリダ州ジャクソンビルのヴィスター・ベテランズ・メモリアル・アリーナで開催されるUFC249のメディア・カンファレンスコールが行われ、トニー・ファーガソン、ジャスティン・ゲイジー、ヘンリー・セフード、ドミニク・クルーズの4名が出席した。

まずUFC世界バンタム級王座を賭けて戦うヘンリー・セフードとドミニク・クルーズが記者の質問に答える形でカンファレンス・コールは進んだが、セフードの挑発をまるで意に介さず、静かな口調でドミニクが追い込むという流れになった。以下、ドミニクの質疑応答から両者のやりとりを振り返りたい(※要約)。


「肩のリハビリが数カ月かかったけど、しっかりとトレーニングは積んできた。チームメイトのジェレミー・スティーブンスとカルヴィン・ケイターの試合があったから、ジョゼ・アルドの代役になることが決まる2週間前から凄くハードな練習をジェレミーとしていたんだ。こんな状態になっても、1人でいてもしっかりと調整はできるからね。6週間のキャンプをやったようなものだから、5Rを戦うだけの状態は十分に創ってきた。

無観客試合? 静かだってことは珍しい状況だけど、日本で試合をすると多くの観客がいても彼らは黙って試合を見ている。そういう感じで戦えるはずだ。それに今、ジムには人もやって来ないし、最小限の人数でやっている。ジムには最大で6人ぐらいしかいない。だからジムで戦うような感じだし、既にTUFでそういう状況は見てきた。それでもTUFではチームメイトが叫んでいたから状況はまるで同じじゃないけど、まぁ似たようなものだと思う」

「この試合は、僕にとって歴史を創る試合だ。このような状況で五輪金メダリストと戦う価値って何だろうか。今、この国では多くの人がコロナウィルスで亡くなっている。五輪金メダリストと戦う価値を問われても、モハメッド・アリは5年間刑務所に行く覚悟で、平和を願って金メダルを捨てた。僕にとって、この試合はまた違うチャンピオンと戦うというもの。今ベルトを持っている人間より、自分の方が優れていると証明したい。人、それぞれの価値観は違うからね。

3年振りの試合でも、準備を正しく行えば何の問題もない。トレーニングをすることは僕にとって人生の一部だし、ずっとエンジョイしてきた。この状況で初めて開催されるメジャーなスポーツイベントで戦う選手は勝つためにここに来ている。僕も自分がやってきたことを出す。楽しみでならないよ」

このように記者の質問に答えていたドミニクに対し、セフードが割込み「2Rで倒す」と挑発すると「OK、ヘンリー。クールなストーリーだ。すぐに自分が厳しい状況に置かれることが分かるから。言っておくよ、すぐに違いが分かる。本当にすぐに」と返答する。

ここからはセフードがエキサイトしていくも、ドミニクは何を言われても嫌味を返すという展開に。キレ気味のセフードが「お前、コディー・ガーブラントと戦った時にどうなった?」と啖呵を切るや、「そうだ。コディーはお前みたいにイージーじゃないんだよ」とピシャリ。

「お前は異次元のアニマルを知らないんだ」と食い下がるセフードに対し、「ベナビデスとの試合はどうだった? デメトリウスと戦った時は何が起こった?」と返す。「それは4年前だろう?  今は違う」というトリプルCだが、ドミニクは「僕とコディーの試合も3年前だ。もう過ぎたことを話し始めたのは、そっちじゃないか」と完全に理論武装ができている。

「王女様、トライしなよぉ」と趣向を変えて挑発するセフードだったが、「また繰り返しか。同じようなことを言っているだけだ」とクールに反応し、「その通りだ。お前はケガばっかりして、自分で自分を壊しているけどな」と言われても──「肩の手術をしてどうだった? 自分が脆くなったと思うのか? 本当にバカだな、自分に聞いてみると良いよ」と、ドミニクは一度足りともエキサイトすることなく、冷静にセフードを封じ込めた。

結局、ここで進行役が両者を制したが、この前哨戦は明らかにドミニクがイニシアチブを握っており、セフードを翻弄し続けた──といっても過言でない舌戦だった。

■UFC249対戦カード

<UFC暫定世界王座決定戦/5分5R>
トニー・ファーガソン(米国)
ジャスティン・ゲイジー(米国)

<UFC世界バンタム級選手権試合/5分5R>
[王者]ヘンリー・セフード(米国)
[挑戦者]ドミニク・クルーズ(米国)

<ヘビー級/5分3R>
フランシス・ガヌー(カメルーン)
ジャイルジーニョ・ホーゼンストライク(スリナム)

<フェザー級/5分3R>
ジェレミー・スティーブンス(米国)
カルヴィン・ケイター(米国)

<ヘビー級/5分3R>
グレッグ・ハーディー(米国)
ヨーガン・デ・カストロ(米国)

<ウェルター級/5分3R>
ドナルド・セラーニ(米国)
アンソニー・ペティス(米国)

<ヘビー級/5分3R>
アレクセイ・オレイニク(ロシア)
ファブリシオ・ヴェウドゥム(ブラジル)

<ライトヘビー級/5分3R>
サム・アルヴィー(米国)
ライアン・スポーン(米国)

<女子ストロー級/5分3R>
カーラ・エスパルザ(米国)
ミッシェレ・ウォーターソン(米国)

<ミドル級/5分3R>
ホナウド・ジャカレ(ブラジル)
ユライア・ホール(米国)

<ウェルター級/5分3R>
ヴィセンチ・ルケ(ブラジル)
ニコ・プライス(米国)

<フェザー級/5分3R>
ブライス・ミッチェル(米国)
チャールズ・ロサ(米国)

カテゴリー
UFC ブログ

UFC249:オッズ/予想と展望

トニー・ファーガソン 1.56
ジャスティン・ゲイジー 2.58
ヘンリー・セフード 1.44
ドミニク・クルーズ 2.85
フランシス・ガヌー 1.38
ジャルジーニョ・ホーゼンストライク 3.25
ジェレミー・スティーブンス 3.10
カルヴィン・ケイター 1.40
グレッグ・ハーディ 1.50
ヨルガン・デ・カストロ 2.70
ドナルド・セラーニ 2.15
アンソニー・ペティス 1.74
アレクセイ・オレイニク 3.70
ファブリシオ・ヴェウドゥム 1.30
カーラ・エスパルザ 1.67
ミッシェレ・ウォーターソン 2.30
ユライア・ホール 2.10
ホナウド・ジャカレイ 1.77
ヴィセンテ・ルケ 1.34
ニコ・プライス 3.45
ブライス・ミッチェル 1.65
チャールズ・ロサ 2.35
ライアン・スパン 1.25
サム・アルヴィー 4.25

4月に予定されていたUFC249は、先住民自治区で強行開催しようとしたところ、州政府からESPNの親会社経由で停止命令が出て結局キャンセルとなったが、今回はフロリダ州が開催を認めており、さすがに開催される可能性が高い。

中止期間に組まれていたカードを中心に、豪華なカードが組まれているが、多くのジムが閉鎖されている中で、選手が普段と同じコンディションで試合ができるかどうかという問題が前提としてある。

メインはUFC249でも組まれていた、トニー・ファーガソン vs. ジャスティン・ゲイジー暫定王者決定戦。ファーガソンは2度目の暫定王者決定戦となる。WSOF王者ゲイジーはUFC7戦目で初のタイトル戦。ファーガソンは直近8試合のうち7試合でボーナス獲得、ゲイジーUFCの6戦全てでボーナス獲得。最高の試合が約束されたカード。

UFCデビュー戦のマイケル・ジョンソン戦や、その後2連敗したアルバレス戦、ポイエー戦では打撃を効かされる場面があったが、ここ3戦は自らは打たれることなく3試合連続での1RKO勝ち。一方のファーガソンも、バンナータ戦、ケビン・リー戦、アンソニー・ペティス戦でダウンを喫しており、攻撃力の高さの反面、打たれる危険も高いスタイル。

しかし、ゲイジーが効かされても打ち合いに応じていくのに対し、ファーガソンはグラウンドでは下攻めも可能で、引き込んでしのぐことが出来る。引き出しの差でファーガソン有利か。

ファーガソン一本勝ち。

バンタム級タイトル戦は、挑戦者決定戦的な試合で負けたジョゼ・アルドが勝ったマルロン・モラエスを差し置いて挑戦するカードが組まれていたが、ブラジルでの開催からアメリカに変更となったことにより、アルドもモラエスも挑戦できなくなり、3年ぶり復帰戦となるドミニク・クルーズが挑戦することに。

3年前、コーディ・ガーブラントにUFC初黒星を喫して以来の試合となるガーブラント。2014年には、やはり約3年ぶりのブランク明けで水垣と対戦し、1Rで秒殺KO勝ちしているが、20代だった当時と違い、現在は35歳。ブランク明けでどれくらい動けるのか。

UFCバンタム級ではマルロン・モラエス戦しかしていないセフードだが、モラエス戦では動きは問題なく、強打のモラエスに対しパンチ・膝を的確にヒットさせていた。クルーズにブランクがなかったとしても、3年前のままでは厳しい。

セフード判定勝ち。

第1試合開始は10日朝7時。メインカードは11時からWOWOWで放送。

速報します。

カテゴリー
Interview UFC UFC249 ニコ・プライス ブログ ヴィセンチ・ルケ

【UFC249】ニコ・プライス戦へ、ヴィセンチ・ルケ─02─「僕には柔術とルタリーブリもある」

Luque【写真】プライスは変則的ながら、前に出てくるファイター。ここは持ち味発揮の試合となるか。その距離とガードに注目してほしい(C)Zuffa/UFC

9日(土・現地時間)、フロリダ州ジャクソンビルのヴィスター・ベテランズ・メモリアル・アリーナで行われるUFC249で、ニコ・プライスと対戦するヴィセンチ・ルケ・インタビュー後編。

MMAファイターで数少ない至近距離、ガードを固めたタッチでないキックボクシングMMAを実践するルケは、フロント系のチョークも得意としている。

母国にある2つの土着コンバットスポーツを融合させたヴィセンチ・ルケの特徴だ。こんな時期の試合だからこそ、今戦えることを活かしたいというルケをもっと知って欲しい。

<ヴィセンチ・ルケ インタビューPart.01はコチラから>


──重ねてMMAではあの距離で戦い続ける選手はほとんどいません。

「ダメージのことを心配しているんだろうけど、それほどでもないよ。対戦相手の方がよりダメージを受けている。僕はベストを尽くしてきた」

──「これはMMAだから」というアドバイスもあったかと思います。

「確かにね。ちょっと危険だろうとは言われてきたよ。だかこそ、僕は接近戦ばかりでなく、ちゃんと距離を取って戦うスタイルもトレーニングしてきた。打っては外す。そこも十分にやっているよ。そうすることによって、自分の持つポテンシャルをより発揮できると信じている。特にね……前の試合が終わってから、真剣に取り組むようになったんだ」

──昨年11月にスティーブン・トンプソン戦では、距離を取るトンプソンに対し、詰めていくところでパンチを被弾することが多く、判定負けという結果になりました。

「トンプソンは距離を取るのが本当に上手くて、僕は詰めることができなかった。そして、彼は遠い位置から僕にパンチを当ててきた。距離を取ってくる相手に対し、どう戦うのか。いや、どう接近戦に持ち込むのかが、僕にとって課題になったんだ。だから、どちらの距離でも戦えるように練習を積んできた」

──実際に佐藤選手からは、練習ではできている。『でも試合だと、あの距離で殴り合っているんです』というようなコトを聞きました。

「アハハハ。どうして、そうなっちゃうんだよね。もう少し、頭を使う必要があるね(笑)。本当にトンプソン戦では学ぶべきことが多かった。あの試合から、自分の距離で戦えないなら、我慢する必要があることが理解できた。

自分の戦いができなくなった2R、ただ素早く動いて距離を詰めようとした。そしてトンプソンのカウンターの餌食になってしまった。我慢とフェイントで、相手を前に出せないといけない。成長した姿を試合で見せたいと思う」

──その接近戦ではテイクダウン・ディフェンスが重要です。

「そこはずっと、やってきたよ。ストライカーとして、僕は立って戦いたい。そして相手はテイクダウンを狙ってくることが多い。セハードMMAにはキューバ人のレスリング・コーチがいて、彼との練習でレスリングは以前より強くなったと思う。それに僕には柔術とルタリーブリもある。だから、すぐに姿勢を整えてダースやアナコンダ・チョークの態勢に入れるようにしている。対戦相手は簡単にテイクダウンを仕掛けられないはずだよ」

──アナコンダ・チョーク!! セハードMMAは柔術だけでなく、ルタリーブリも学ぶことができる珍しいジムですね。ヴィセンチがアナコンダで勝った時、これぞルタリーブリの真骨頂だと思いました。

「ルタリーブリは道着がないから、ノーギの蓄積が凄くありMMAに通じる部分が多いんだ。と同時に道着を着て柔術を練習することで、より繊細なテクニックを学ぶことが可能だ。この2つを融合することで、MMAにおける寝技の完成度はより高くなる。それに僕の柔術コーチはルタリーブリを学び、ルタリーブリのコーチは柔術を習っている。だから、セハードMMAでは柔術もルタリーブリも進化し、その両者からより良い寝技を指導してもらえるんだよ」

──まさにMMAですね。柔術✖ルタの抗争が遠い昔のようです。

「そうだよ。今は皆でトレーニングする時代なんだ」

──では、ニコ・プライスの印象を教えてください。2017年10月に戦いダースチョークで一本勝ちしています。

「確かに僕は勝っている。でも、関係ないよ。3年前の僕と今の僕は違う。ニコ・プライスだって、あの時とは違う。初めて戦うつもりだよ。ベストのニコ・プライスになってオクタゴンに上がって欲しい。そして、僕はベストのニコ・プライスに勝つ。とにかくアグレッシブな選手だから、僕も積極的に戦って、カウンターパンチを打ち込んで試合をモノにするよ」

──蹴り上げやボトムからの鉄槌で勝利するという、奇想天外な動きをどのように思っていますか。

「本当に変わっているね。彼がガードを取っても、一瞬たりとも気を抜くことはできない。危険な相手だよ。上を取っても、しっかりとガードを気にしないといけないね。

僕はチャンピオンになるために戦っているし、今はランクも13位だけど今年中にトップ5に入りたい。来年タイトルに挑戦するためにも、このタイミングで試合ができることを活かしたい。

この大会はとても困難な状況で大会は行われる。UFCが安全面に最大の注意を払ってね。ほとんどスポーツ界が動きを止めているなかで、勇気ある判断をしたんだ。だから、僕も試合を視てくれるファンに喜んでもらえるよう戦うよ」

──無観客試合に関しては、何か想うところはありますか。

「皆の声援が力になるから、残念だといえば残念だよ。でも状況に応じるしかないから。ファンがいないなかで試合っていうのは、ちょっとスパ―リングに似た雰囲気になるのかな。とにかく、ベストを尽くすよ」

──ヴィセンチ、今日は本当にありがとうございました。最後に日本のMMAファンに一言お願いします

「今日はインタビューをしてくれて、ありがとう。日本は格闘技の母国だし、ヴィヴィから聞いている素晴らしいファンにいつの日か会いたい。できれば、試合を戦うために日本を訪れたいと思っている。そして日本のことをもっと知りたい。応援ありがとう!」

【Fight Prediction】
Luque Prediction※ヴィセンチ・ルケ✖ニコ・プライスの──4月18日に行われる予定だった時点でも、試合予想はコチラから

■UFC249対戦カード

<UFC暫定世界王座決定戦/5分5R>
トニー・ファーガソン(米国)
ジャスティン・ゲイジー(米国)

<UFC世界バンタム級選手権試合/5分5R>
[王者]ヘンリー・セフード(米国)
[挑戦者]ドミニク・クルーズ(米国)

<ヘビー級/5分3R>
フランシス・ガヌー(カメルーン)
ジャイルジーニョ・ホーゼンストライク(スリナム)

<ヘビー級/5分3R>
グレッグ・ハーディー(米国)
ヨーガン・デ・カストロ(米国)

<ウェルター級/5分3R>
ドナルド・セラーニ(米国)
アンソニー・ペティス(米国)

<ヘビー級/5分3R>
アレクセイ・オレイニク(ロシア)
ファブリシオ・ヴェウドゥム(ブラジル)

<女子ストロー級/5分3R>
カーラ・エスパルザ(米国)
ミッシェレ・ウォーターソン(米国)

<ミドル級/5分3R>
ホナウド・ジャカレ(ブラジル)
ユライア・ホール(米国)

<ウェルター級/5分3R>
ヴィセンチ・ルケ(ブラジル)
ニコ・プライス(米国)

<フェザー級/5分3R>
ブライス・ミッチェル(米国)
チャールズ・ロサ(米国)

<ライトヘビー級/5分3R>
サム・アルヴィー(米国)
ライアン・スポーン(米国)

カテゴリー
News UFC UFC249 アレクセイ・オレイニク アンソニー・ペティス カーラ・エスパルザ グレッグ・ハーディー サム・アルヴィー ジャイルジーニョ・ホーゼンストライク ジャスティン・ゲイジー チャールズ・ロサ トニー・ファーガソン ドナルド・セラーニ ドミニク・クルーズ ニコ・プライス ファブリシオ・ヴェウドゥム フランシス・ガヌー ブライス・ミッチェル ブログ ヘンリー・セフード ミッシェレ・ウォーターソン ユライア・ホール ヨーガン・デ・カストロ ライアン・スポーン ヴィセンチ・ルケ

【UFC249】出場選手の新型コロナウィルス及び、抗体検査の実施へ。バーチャル・メディアデーも

UFCPI【写真】写真は上海のUFCPIのオクタゴン (C)Zuffa/ UFC

4日(月・現地時間)、9日(土・同)にフロリダ州ジャクソンビルのヴィスター・ベテランズ・メモリアル・アリーナで決行されるUFC249の主治医がリングサイド主治医協会の代表と電話会談を行い、イベント中のリスク管理を話し合ったとESPNが報じている。

記事によると、UFCのジェフリー・デヴィッドソン医師はドナルド・ムッジ代表と出場選手に新型コロナウィルス感染のテストを行う方向で話し合いが行われたという。今大会においてフロリダ州ボクシング・コミッションのリングサイド・ドクターの主治医を務めることになっているムッジ氏は「今日の世界で、可能な限り安全性を高める。我々はニューノーマルの時代を生きている。最低限の人数で、ソーシャルディスタンスを念頭に置いて無観客試合を行う」と明言。

その結果かUFCではUFC パフォーマンス・インスティチュートから、UFCメディカルチームがUFC249に出場するファイターの検査を行う旨がファイターに伝えられ、抗体検査も含まれているという話を米国の大手MMAメディアであるMMAJANKIEが伝えている。

抗体検査とウィルス検査、これがUFCのニューノーマルとなるのか──。検査はどのタイミングで行われ、その結果はいつ出るのかなどは明らかになっていない。とはいえ、今回のUFCの事例は他のMMAプロモーション及び、コンバットスポーツにとって参考となることは間違いなく、またイベント再開に向けて協力する医師団の存在があることは日本とは、あまりにも状況が違うといえるだろう。

また今大会のメディアデーと試合後の会見は、バーチャルで行われ各国のメディアにはその通達もUFCから届けられている。

(C)Zuffa/UFC

(C)Zuffa/UFC

※UFC249に出場するファブリシオ・ヴェウドゥムのインタビューはコチラから

※同、ヴィセンチ・ルケ初インタビューはコチラから