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Report UFC UFC259 ケイシー・ケニー ドミニク・クルーズ ブログ

【UFC259】足を止めての打ち合いから、ニータップを決めたドミニク・クルーズがケニーに競り勝つ

<バンタム級/5分3R>
ドミニク・クルーズ(米国)
Def.2-1:30-27.29-28.28-29
ケイシー・ケニー(米国)

前に出るケイシー、直ぐにテイクダウンを狙ったドミニクをがぶってヒザを繰り出す。離れたケイシーに右ローから右ハイを見せたドミニクは、ワンツーをかわして後ろ回し蹴りをキャッチしに行く。リリースし、踏み込みから小内刈りという珍しい動きを見せたドミニクが直後に右ハイを放つ。

ロー&ミドルから右を当て、左右に回るドミニクは元々あるシャッフルにアップグレードした動きを見せている。右ハイに左フックを合わせていったケイシーは、右を被弾しバランスを崩す。と右オーバーハンドに続き、ボディを右で決めたドミニクはワンツーをダックでかわして右を当てる。

ケニーも左を当てるが、右ミドルを蹴られる。直後に左ローを入れたケニーは、この左ローを継続的に入れヒザ蹴りを繰り出す。ドミニクは左ミドルを蹴られ、右ローを返すがローが効かされた感もある初回の終盤だった。

2R、左を振るって前に出るケニーに対し、体を大きく振ってパンチを狙うドミニクだが左ローでバランスを崩す。ニータップをスプロールしたケニーは左ローを続け、ローからパンチを伸ばす。ドミニクは右ハイ、右ストレートを繰り出すも左ローを受ける場面は続く。

ケニーはテイクダウン防御力が高く、ハイを受けてローを返す。さらに左ストレートを当てたケニーに飛び込んでドミニクが左を当てる。ステップを封じられ、左足を蹴られるドミニクがボディを入れる。さらに左フックから連打を見せたドミニクは、ステップインと同時に右を当てる。ケニーは左ローを返し、ワンツー。ドミニクは左を被弾し、テイクダウン狙いはがぶりの役割を果たしたアームインギロチンで阻まれた。

2Rは確実に失っているドミニク、初回を取っていたとしても最後の5分を取る必要がある。まず右ハイ見せ、フックに繋げるドミニクはテイクダウンを徹底して切るケニーに対して、ケージに押し込むとついにシングルで背中をつかせる。ケニーのギロチンを防ぎ、サイドで抑えたドミニクは頭を抱えられた状態でハーフへ。続いて頭を抜いたドミニク、ケニーはシングルから立ち上がる。

スタンドに戻ると、動きが落ち体が揺れるようになったケニーだが右を当てる。ドミニクはテイクダウン狙いを切り、右を振るう。ケニーは右を当て、左を被弾すると──なんとドミニクが足を止めての打ち合いへ。ここで打ち勝ったドミニクは、右を入れボディへ。ケニーはダブルレッグ、切ったドミニクがヒザを突き上げる。

両者、完全に疲れた中でドミニクがダブルレッグからニータップを決める。ケージに押し込んだドミニクは、クローズドガードの中からパンチを入れ、最後は上体を起こしてパウンドを落とし、コントロール。洗練された最新MMAでななく、根性の打撃戦のなかで代名詞といえるニータップを決めたドミニクはスプリット戦で勝ち切り、静かに頷いた。

「以前のようにテイクダウンは重視されていないけど、MMAはミックスドアップするものだろう? 最初の2Rのケイシーのペースは予想していなかった。僕のペースについてきたね。次? タスクを見つけてトライする。ずっとそうやってきた」とドミニクは話した。


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UFC ブログ

UFC259:第11試合・チアゴ・サントス vs. アレクサンダル・ラキッチ

ライトヘビー級。サントス2位、ラキッチ4位。

現王者ブラホヴィッチに最後に勝利しているサントス。ミドル級からライトヘビー級に転向し、3試合連続KO勝ちで一気にJJのタイトルに挑戦。打ち合いを避けるJJ相手に接戦となり、敗れたがスプリットで初めてJJから1ポイント取った選手となった。が、前戦ではグローバーテイシェイラ相手にテイクダウンを奪われ一方的な展開となり、3Rにパンチでダウンを奪って逆転かと思われたが、再度テイクダウンを奪われチョークでタップし、連敗となった。

オーストリア初のUFC王者を目指すラキッチはUFC5勝1敗。唯一敗れた相手はヴォルカン・オーズデミアで、僅差の判定負け。しかし前戦はJJのタイトルにも挑戦したアンソニー・スミスにカーフキックを効かせてフルマークの判定勝ち。

両者ともATTでトレーニングしている同門の選手。ランキング1位は現在テイシェイラ。サントスはブラホヴィッチには勝っているが、前戦でテイシェイラに負けているので、タイトル挑戦権では後塵を拝している。メインの勝者がどちらになるかによっても次期挑戦者が変わってくるはず。

ミドルを入れたサントス。さらにワンツーを打ち込んだ。ラキッチはロー。ラキッチ飛び込んで左ハイを放ったがかわされた。両者警戒してなかなか手が出ない。フェイント止まり。ジャンプして飛び込んだサントスをかわしてパンチを入れるラキッチ。ホーン。

1Rは両者手数が少なく五分の展開。

2R。ラキッチがプレッシャーを掛けていくがやはり両者ともに手数が少ない。ラキッチ組み付いてケージに押し込む。ボディにパンチ。サントスも膝を返す。パンチを入れて離れたサントス。また両者行けそうで行けない。サントスがパンチで出たところにラキッチがカウンターをヒット。残りわずかで飛び膝を放ったラキッチ。ホーン。

2Rも微妙。

間合いを詰めるサントス。タックルに入るがラキッチ受け止めた。ケージに押し込むが離れる。サントスのミドルがボディにヒット。サントスがジャブの連打を出したところにタックルに入るラキッチ。シングルレッグ。ケージでこらえるサントス。離れた。残り30秒。攻めない両者。自分が勝っていると両者判断しているパターンか。タイムアップ。

29-28×2、30-27の3-0でラキッチ勝利。

しかし手数が無く、タイトル挑戦には物足りない内容。

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Report UFC UFC259 カイラー・フィリップス ソン・ヤードン ブログ

【UFC259】ソン・ヤードン、カイラ―・フィリップスの打&TDの前にオクタゴン7戦目の初黒星

<バンタム級/5分3R>
カイラー・フィリップス(米国)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28
ソン・ヤードン(中国)

いきなり鋭い右を伸ばし、後ろ回し蹴りを見せたフィリップス。ソン・ヤードンは手を下げた構えで距離を取り、右アッパーを繰り出す。フィリップスは左ミドル、さらに左ジャブを伸ばす。右ストレート後に左ジャブの逆ワンツー、さらに右ハイを入れたフィリップスは、ソン・ヤードンをお株を奪う様なスピニングバックキックすら決める。

ジャブとアッパーの相打ち後も、手を出したのはフィリップスだ。ミドルにジャブを合わされたソン・ヤードンは、一度落ち着きたい。と、ソン・ヤードンが飛びヒザを見せ、やはり早いリズムのまま動き、左を被弾する。直後に右を当てたフィリップスは、ダブルレッグでテイクダウンを奪うも、ソン・ヤードンが即スクランブル。残り1分、アッパーからフックを入れたソン・ヤードンはローに右を合わせる。

にわかにパワーバランスが変わったかのような展開のなかで、フィリップスはクリンチに持ち込む。ソン・ヤードンが離れ際にエルボー、そして後ろ回し蹴りを繰り出す。最後はパンチを交換し、フィリップスが初回を取ったか。

2R、「タイミングを計って、しっかりディフェンスをしろ」とユライア・ファイバーの指示を受けたソン・ヤードンが、右を振るって前に出る。アッパーに右を合わせたフィリップスは、ここでもハイキックを繰り出す。ソン・ヤードンも前に出てワンツー、さらに左ハイから左右のフック。続く蹴りをキャッチしてクリンチのフィリップスは、離れながらスピニングバックキックを放つ。

覚悟を決めたような踏み込みからのパンチの交換で、圧をかけるソン・ヤードンはローを蹴られてもパンチを伸ばす。動きが落ちてきたフィリップスに対し、ソン・ヤードンが両手を前方で回す動きから右フックへ。フィリップスは一瞬組んで離れると、右ストレートを伸ばす。左の蹴りに左ジャブを合わせたフィリップスは、右に回りながら右を狙う。かわしたソン・ヤードンがボディを入れるが、直後にダブルレッグを許しハーフで抑えられてしまう。

互角の攻防のなかでテイクダウンを決め切ったフィリップスに対し、ソン・ヤードンがハーフから潜ってスクランブルに持ち込みスタンドへ戻る。右を当てたソン・ヤードンが左ボディを決めるが、判断の難しいラウンドになったか。

最終回、踏み込んで右を伸ばしたフィリップス。ソン・ヤードンの突進をいなし、ダブルレッグへ。ソン・ヤードンはしっかりとスプロールして、ボディフックを連打する。続いて左ミドルを入れたソン・ヤードン、フィリップスも右ミドルを返す。前に出るソン・ヤードン、回って手を出すフィリップス。ワンツーの相打ち、右ストレートも相打ちとなるが、距離を詰めてからのソン・ヤードンのパンチの回転が速い。

フィリップスの後ろ回し蹴りをかわしたソン・ヤードンが、手数で上回っている。と、フィリップスはダブルレッグを決め、ソン・ヤードンが、ケージを背負いながら立ち上がるところでバックを許す──と思いきや、そのままロールしてトップを奪取する。キムラを凌ぎトップを取り切ったソン・ヤードンをフィリップスはクローズドの中に収める。

フィリップスは2Rを取ったという計算で試合を進めているか。それでも最後に腕十字を餌に、足関節を仕掛けたフィリプス。タイムアップを迎えると、両者が大きく吠えた。結果、ジャッジも初回と2Rをフィリプスにつけたようで、3者揃って29-28で判定勝ち──ソン・ヤードンは7戦目でUFC初黒星を喫した。

「ビッグショーのトップ15のハードショットに興奮したよ。僕はタンキーニョ・メンデスの黒帯だし、柔術も見せることができた。前に進め続けるよ。誰もがチャンスを生かすことができる。それが僕のメッセージだ」と勝者は話した。


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Report UFC UFC259 アスカル・アスカロフ ジョセフ・ベナビデス ブログ

【UFC259】アスカロフが打撃の間合い、TDのタイミング、寝技のコントロールでベナビデスに圧勝

<127ポンド契約/5分3R>
アスカル・アスカロフ(ロシア)
Def.3-0:30-26.30^-27.30-27
ジョセフ・ベナビデス(米国)

まず右前蹴りを腹に入れた、体重 1ポンドオーバーのアスカロフ。ベナビデスはスイッチすると、アスカロフはオーソドックスに構える。すぐにサウスポー✖サウスポーになると、ベナビデスがオーソに。ここでアスカロフがローを蹴り、ベナビデスがサウスポーに戻す。

その後もベナビデスは構えを小刻みに変え、右フックに右を合わせ、踏み込んで左ストレートを当てる。さらに左ロングを入れたベナビデスだが、ローに右をカウンターで受ける。カーフの蹴り合いから、アスカロフが踏み込みにフックを被せようという動きを続けたかと思うと、自らアクションを起こして左フックを当てる。残り1分を切り、右ジャブを入れた直後に組みついてバックに回ったアスカロフは、テイクダウンからスクランブルでもボディロックで上を取り切り、バックへ。残り10秒で、体を伸ばされたベナビデスは、時間に救われた。

2R、ベナビデスが左カーフ。右フックを振るうアスカロフに果敢にパンチ勝負を挑むが、その右フックを被弾し劣勢に。左目の下をカットしたベナビデスはボディロックテイクダウンを奪われると、バックを譲る。立ち上がって胸を合わせたいベナビデスに対し、アスカロフは大きくリフトして後方にテイクダウンを奪う。

ベナビデスは。背中を取られたままで立ち上がり、またボディロックから持ち上げられテイクダウンを許す。ここでアスカロフは四の字フックに入り、後方からパンチを入れると──得意の四の字フック系のツイスターを狙う動きを見せる。

残り2分となり、立ち上がったベナビデスは足を払われ倒されると、足関スイープからスクランブルでもアスカロフがバックを取り切る。抜群のコントロールを見せるアスカロフはベナビデスのロールにも、そのままバックを取り続けパンチを後方から打ち込む。ようやく正対したベナビデスはシッティングにバックを狙われ、必死にケージを背負うが、最後にパンチを纏められた。

最終回、アスカロフはここも前蹴りから試合を組み立て、左を被弾しそうになっても右ミドルや前蹴りを続ける。ベナビデスは自然と腹を守る構えを取り、顔面を殴られる。それでも果敢にハイキックを見せるなど、ベナビデスは決して勝負を諦めることはない。

しかし、続くステップインに右フックを合わされ、手をついたベナビデスはパンチからのバック狙いを防ぎ、なんとか離れる。アスカロフは焦ることなく、右ハイを届かせるとスーパーマンパンチも見切って前蹴りを決める。右ジャブを当てられ前進を拒まれたベナビデスは右ストレートを見えないタイミングで打たれる。

残り30秒、組んだベナビデスが離れ際に右を振るうが、これも見切ったアスカロフが距離を取ってタイムアップまで時間を稼ぎ、最後にスピニングバックフィスト。試合終了の合図に余裕の笑顔を浮かべフルマークの判定勝ちを決めた。


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Report UFC UFC259 カイ・カラフランス ブログ ホジェリオ・ボントリン

【UFC259】バック&RNCを防ぎ通したカラフランスが、ボントリンから逆転KO勝ちし「I Love NZ」

<フライ級/5分3R>
カイ・カラフランス(ニュージーランド)
Def.1R4分55秒by TKO
ホジェリオ・ボントリン(ブラジル)

間合いを取り、フェイントを見せる両者。大きな振りの左右のフックで前に出たカラフランスが、左インサイドローを入れる。ボントリンも左右のフックで距離を詰め、カラフランスの大振りのフックに左を合わせていく。続く展開にダブルレッグで一気にテイクダウンを奪ったボントリンが、そのままバックを制して四の字フックへ。時間をかけてRNCを繰り返すボントリンは、パンチ&エルボーを打っていく。

カラフランスは手首を掴んで防御しつつ、後方へパンチを入れる。腰をずらしたカラフランスだが、ボントリンは背中を取り続け立った状態でRNC。後方に倒れてフィニッシュを狙うも、カラフランスはここも防御する。肩固め狙いに反応し、スクランブルにカラフランスが持ちこむも、ここもボントリンは背中に乗り続ける。

ついに前方にボントリンを振り落としたカラフランスは、フックの打ち合いで右を当て、アッパー、続いて右フックでダウンを奪う。レフェリーが即割って入り、試合をストップ。大興奮のカラフランスはボントリンとの距離を詰めて、鉄槌を落とす仕草を見せる。この行為にボントリンは怒ってマウスピースを投げた。

絶対的なピンチから逆転KO勝ちを手にしたカラフランスは「とにかく落ち着こうと思った。柔術はシティキックボクシングで十分にやってきたから。フィニッシュされない自信はあった。シティキックボクシングはダウンアンダーだけど、世界最高のジムだよ。I Love you New Zeeland」と話した。


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Report UFC UFC259 ジョーダン・エスピノーサ ティム・エリオット ブログ

【UFC259】テイクダウンから完全にエスピノーザをコントロール。エリオットがフルマークの判定勝ち

<フライ級/5分3R>
ティム・エリオット(米国)
Def.3-0:30-25.30-27.30-27
ジョーダン・エスピノーサ(米国)

短髪になったエリオットが、独特の構え&スイッチから組みに行くが、エスピノーサがいなす。左のオーバーハンドから2度パンチを繰り返したエリオットがクリンチ&ケージに押し込む。エスピノーサはヒザを入れて離れると、右ハイから左フックを当てる。続く右に組みついたエリオットがボディロック、右スネを入れて密着を防いだエスピノーサが離れて右をの伸ばす。

続く右ハイを避けながらキャッチしてテイクダウンしたエリオットが、シングルフックのバックを取り、襷懸けに。パンチに切り替え、絞めへの対応で背中マットにつけたエスピノーサが、ケージを利して立ち上がろうとする。エリオットは背中を再びつかせ、キムラを防ぐと逆にキムラを狙う。エスピノーサはここでも背中をマットにつけて防御し時間に。

2R開始と同時に距離を詰めたエリオットは、続く展開で初回と同じようにハイキックをダックでかわしテイクダウンを決める。足関スイープからスクランブル、スタンドに戻ったエスピノーサを即テイクダウンしたエリオットが、枕で圧を掛ける。パンチ、肩固めを仕掛け、パス狙い、背中越しに右手を取りに行くなど、詰将棋のようにエスピノーサを攻めるエリオットがスクランブルでバックを伺う。

前腕で鼻をこするように右腕を滑らせるエリオットは、エスピノーサの背中を伸ばさせる。エビで上を向きなおしたエスピノーサだが、背中越しに左腕を取られ、殴られて腹ばいの状態で背中を伸ばす。何とか亀に戻したエスピノーサだが、手首を掴む動きに呼応されクォーターマウントを許す。上を向いたエスピノーサは、上腕チョークで削られ──何やら言葉を交換したところで、攻め続けられた2Rをサバイブした。

最終回、左右のフックを振るって回るエスピノーサは跳びヒザをキャッチされ、細かいパンチの連打から、シングルレッグでテイクダウンを許す。レッグドラッグ気味に抑え、腰を切れないようにしたエリオット。必死に腰を押してエビで足を戻したエスピノーサ、エリオットは大量の流血が見られ、頭を抑えることでエスピノーサの顔面が返り血で真っ赤になっている。

エスピノーサは腕十字を防がれ、担ぎパスを許す。サイドで抑えたエリオットが、自らハーフい戻り、肩固めを狙う。ここは防いだエスピノーサだが、スクランブルに持ち込めず厳しい状態が続く。エルボー、パンチを落としたエリオットが最後にパンチを纏め、立ち上げってボディを踏みつけようとしたところでタイムアップを迎えた。

エリオットはフルマーク、ジャッジの1人が30-25をつける感傷を手にした。


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Report UFC UFC259 カーロス・アルバーグ ケネディ・ンゼチェクウ ブログ

【UFC259】ンゼチェクウ、理解不能なタフネスさ……。攻め続けたアルバーグが右フックで大逆転負け

<ライトヘビー級/5分3R>
ケネディ・ンゼチェクウ(ナイジェリア)
Def.2R3分19秒by TKO
カーロス・アルバーグ(ニュージーランド)

左ローから右前蹴り、ボディストレート、さらに右ボディを入れ、さらにガードの上からハイキックをきかせたアルバーグ。蹴り足を掴まれ、倒されそうになっても前転からンゼチェクウを振りほどき、エルボー、ボディフック、さらに右ストレート、ボディアッパーからエルボー、ボディにヒザを突き刺す。

ガードを固めるンゼチェクウに対し、アルバーグは離れてジャブからローを効かせる。スイッチして左ミドル、前蹴りから左ジャブを伸ばすアルバーグに対し、ンゼチェクウもパンチを振るって前に出るが、両手首を掴まれエルボーを被弾する。近距離でのハイ、続いて右ストレートを入れたアルバーグだが、ンゼチェクウが左右のフックで反撃に出る。

下がるようになったアルバーグは左フックを被弾し、動きが止まる。攻め疲れもあるか、手数が減ったアルバーグだが右ローから左ハイを繰り出す。さらボディを効かせ、止まったンゼチェクウにヒザ蹴り、ボディアッパー、左右のフックを打ち込む。と、ンゼチェクウはフックで反撃に出て、アッパーから左を打ち込む。アルバーグもショートアッパーを返すも、ンゼチェクウが左ハイまで繰り出す。異様なタフネスぶりの見せたンゼチェクウが反撃を見せ、逆転の目もあることを示したが、ポイント的にはアルバーグのラウンドとなった。

2R、左ジャブから右ストレートのアルバーグだが、勢いは落ちている。それでも左ジャブ、左リードフックを入れたアルバーグに対し、ンゼチェクウはガードを固めローを蹴られる。左の伸ばしたンゼチェクウ、アルバーグはボディを殴り、ハイキックへ。ンゼチェクウは右フック、続いて左フックから右アッパーも、ミドルを受ける。

アイポークがあったとアピールしたンゼチェクウは、2度目のアピールでブレイクに。親指で右目を押されたンゼチェクウは、再開後にショートのコンビからヒザを受けても、左を打ち返す。蹴り、右ストレート、右ローと的確な攻撃を続けてなお、まるでダメージがないように前に出たンゼチェクウが、アルバーグの右フックに右フックを合わせる。腰から落ちたアルバーグは、パウンドの追撃で──これだけ攻めながら逆転TKO負けを喫した。


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Report UFC UFC259 ショーン・ブレイディ ジェイク・マシューズ ブログ

【UFC259】ギロチン軸のポジショニング、パンチ&極め。ブレイディがマシューズに肩固め──14連勝

<ウェルター級/5分3R>
ショーン・ブレイディ(米国)
Def.3R3分28秒by 肩固め
ジェイク・マシューズ(豪州)

まず左ローを蹴ったブレイディ。間合いの測り合いが続き、マシューズがワンツーで前に出る。ブレイディも左フックで応え、マシューズが左ジャブを当てる。右ボディを入れたマシューズ、さらに左ボディを続ける。ブレイディも小刻みなステップからパンチを繰り出すが、ローに右を合わされ倒される。

すぐに起き上りつつリバーサルを決めたブレイディが、ギロチンを防いでサイドで抑える。ブレイディは枕で圧力を掛け、頭を抱えつつパンチを落とす。マシューズはハーフに戻したが、ギロチンの名手を相手にスクランブルに持ち込むのに躊躇が伺える。それでも右腕を抱えにいったが、ここは極め切れず初回が終わった。

2R、打撃の間合いで右クロスを当てたマシューズが、ジャブを被弾してもダブルジャブから右ストレートという得意のリズムで戦う。さらに左フックもカウンターで当てることができるマシューズだったが、組みへの意識が下がっていたかブレイディがダブルレッグで一気にテイクダウンを奪う。ケージ際で背中を譲って立ち上がろうとしたマシューズを殴り、座った状態でも左のパンチを入れバックでなく、やはりギロチン狙いかブレイディ正対していく。

右腕でワンアームギロチンを仕掛けたブレイディだが、マシューズは背中をつけて防ぐ。こうなると背中をつかせて殴るブレイディはギロチンとポジショニング、パウンドのスパイラルにマシューズを巻き込んでいく。首を取られないなら、殴られるという状況が続くマシューズは、マウントを奪われパンチで背中を見せる。さらに肩固めを狙いつつパンチを落としたブレイディが、2Rを完全に取った。

最終回、ワンツー、前蹴りで前に出るマシューズに対し、ブレイディがローを蹴る。ステップインに左フックを合わされ、マシューズがヒザをマットにつく。直ぐに臨戦態勢に戻ったマシューズに対し、ブレイディは攻め急がない。とテイクダウン狙いをスプロールしたマシューズをに待っていましたばかりにギロチンへ。

これを嫌がり背中を預けたマシューズは、ブレイディの重いパンチを後方から打たれる。ワンフックでマシューズを逃さないブレイディは、背中をつけたところで肩固めに入る。タイトな抑&絞めにマシューズは為すすべなくタップ。

ギロチン軸で見事なトランジッションとパウンド、そして極めを持つブレイディがデビュー以来の連勝を14に伸ばし、「ビッグネーム、トップ15と戦いたい。スタンドでも少し上だと思ってけど、グラウンドに持ち込めばイージーだよ」と自信にあふれる表情を浮かべ──フィラデルフィア訛りで語った。


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UFC ブログ

UFC259:第4試合・ショーン・ブラディ vs. ジェイク・マシューズ

ウェルター級。

無敗でUFCと契約し、前座戦線でここまで3連勝中のブラディ。高校で自動車整備士になるための勉強をしつつムエタイ柔術を学び、22歳でフィーダーショーのCageFuryFCでプロデビュー。デビューから3年でウェルター級王者となり、5年でUFC参戦を決めている。28歳。

18歳でTUF Nationsに出場したマシューズは26歳だがもうUFCキャリア8年。ライト級ではなかなか結果が出なかったが、成長して階級をウェルター級に戻してから6勝1敗。前戦ではレジェンドのディエゴ・サンチェスに終始圧倒して判定勝ち。

勝った方がランカーへの挑戦権を得るという試合か。

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Report UFC UFC259 アマンダ・レモス ブログ リヴィア・ヘナタ・ソウザ

【UFC259】あのヘナタ・ソウザが文字通り何もできず撲殺される──アマンダ・レモス、恐るべし

<女子ストロー級/5分3R>
アマンダ・レモス(ブラジル)
Def.1R3分39秒by TKO
リヴィア・ヘナタ・ソウザ(ブラジル)

距離を取りながら一気に組もうとしたソウザ。離れたレモスは蹴りから左ジャブでプレッシャーを掛ける。レモスはジャブを続け、ワンツーを放つ。さらに強烈な勢いで右ローを蹴ると、右ミドルハイを肩口に入れる。続いて右ローを蹴られたソウザは、ケージを背負って動けない。

ここで右を打ち込みダウンを奪ったレモスは、ギロチンからハーフで殴り、もう一度頭を抱える。ここもリリースしてエルボーを入れたレモスに対し、ソウザは外ヒールへ。体を捻って、足を抜いたレモスが思い切りパウンドを打ちつける。立ち上がったソウザだが、ローを効かされ、ジャブをかわして左ジャブ。この一発でソウザが後方に倒れ、パウンドを入れたところでレフェリーが止めた。

あのヘナタ・ソウザが文字通り何もできず打撃を被弾し、ジャブからパウンドで仕留められる──衝撃的な敗北だった。

ソウザを爆殺したレモスは「彼女は素晴らしい選手だけど、ハードなトレーニングを積み研究してきた。ストロー級は凄く合っている5月でも6月でも、このまま戦っていきたい」と非常に静かに語った。


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