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【Shooto2021#07】VTJ前の修斗で2つの世界戦。黒部三奈✖SARAMI、猿丸ジュンジ✖黒澤亮平

【写真】いつだって負けられないが、特に負けられない相手でもあるはず (C)MMAPLANET

9月29日(水)、Sasutainより11月6日(土)に東京都江東区のUSENスタジオコーストでVTJ2021と昼夜興行で開催されるShooto2021#07の対戦カードが発表されている。

世界戦やトップランカーのサバイバルマッチが組まれると開催発表時のプレスリリースに記載されていたように、今回は2つの選手権試合が組まれることが明らかとなった。


そのうちの1試合は7月に挑戦者決定戦が組まれ、早々に決定していた王者・黒部三奈✖挑戦者SARAMIの修斗世界女子スーパーアトム級選手権試合だ。

この両者、DEEP JEWELS時代に2度対戦経験がある。最初は2014年11月と7年前に拳を交え、黒部がRNCで一本勝ちを収め、2018年3月の2戦目も黒部が判定勝ちで当時保持していたDEEP JEWELSアトム級の王座防衛を果たした。

両者揃ってDEEP JEWELSでは対戦相手が一周以上したと理由で新天地を目指したわけだが、SARAMIはコロナ禍で主戦場としていたONE Warrior Seriesが活動ストップしており、黒部に続き修斗に合流となった。

結果、まだまだ層の薄い修斗女子戦にあって、必然というべき両者がタイトル戦が組まれることに。JEWELSから離れた際に望み描いていた未来とは違うかもしれないが、こうなると黒部としては過去2戦以上力の差を見せ、SARAMIとしてはどのような形でも勝利を得ることで、自己肯定するしかない。この2人だからこそ、魅せられることができる女子MMAが存在するはずだ。

今回発表されたもう一つのタイトル戦は暫定ストロー級王座決定戦=猿丸ジュンジと黒沢亮平だ。

この2人も6年前の2015年2月──黒澤が飛鳥拳のリングネームだった時代──に対戦経験があり、猿丸がTKO勝ちを収めている。その後、黒澤は澤田龍人との王座決定戦に勝利し、ストロー級の頂点になっている。

そのベルトを返上し、本名で戦うようになり王座返り咲きを目指す黒澤に対して、猿丸は4度の世界王座挑戦と、挑戦者決定戦と通算5度に渡りベルトに手が届かなかった過去がある。

猿丸はタイトル戦での勝利、黒澤はリベンジと過去との清算でもある暫定王座決定戦だ。

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『PROFESSIONAL SHOOTO 2021 Vol.5』試合結果/9.20『PROFESSIONAL SHOOTO 2021 Vol.6』で川名TENCHO雄生と西川大和が対戦

修斗 7.25 後楽園ホール:中村倫也、プロデビュー戦は2R左ハイでKO勝ち「俺のオリンピックが始まる」。SASUKE、世界フェザー級王者となるも強気アピール封印。SARAMI、黒部三奈との3度目の対戦へ(バウトレビュー)
第8試合 メインイベント 修斗世界フェザー級チャンピオン決定戦 5分5R
○SASUKE(マスタージャパン東京/世界1位、環太平洋王者)
×工藤諒司(TRIBE TOKYO MMA/世界7位、環太平洋2位)
判定2-0 (片岡48-47/田澤47-47/福田48-47)
※SASUKEが王者に

第7試合 セミファイナル 修斗女子世界スーパーアトム級(50kg)次期挑戦者決定戦 5分3R
○SARAMI(パンクラスイズム横浜/世界2位)
×中村未来(マルスジム/世界4位)
2R 2’48” KO (レフェリーストップ:グラウンドパンチ)

第6試合 バンタム級 5分2R
×論田愛空隆[ろんだ あくり](心技館)
○中村倫也[りんや](EX FIGHT)
2R 0’20” KO (左ハイキック)

第5試合 ライト級 5分2R
×エドモンド金子(BRAVE)
○岡澤弘太(佐山道場)
判定0-3 (田澤18-20/長瀬18-20/豊永18-20)

第4試合 フェザー級 5分2R
△仲山貴志(総合格闘技津田沼道場/世界2位、環太平洋4位、元環太平洋王者)
△結城大樹(マスタージャパン福岡)
判定0-1 (片岡18-20/長瀬19-19/田澤19-19)

第3試合 バンタム級 5分2R
×齋藤 翼(総合格闘技津田沼道場/FIGHT FARM)
○野瀬翔平(マスタージャパン福岡)
判定0-3 (田澤18-20/片岡18-20/長瀬17-20)

第2試合 フライ級 5分2R
○山内 渉(FIGHT FARM)
×植木“令和”新(シューティング宇留野道場)※植木新 改め。総合格闘技宇留野道場から所属先名称変更
2R 4’35” 三角絞め

第1試合 トライアウト フェザー級 3分2R
○村山大介(マスタージャパン東京)
×スソン(KRAZY BEE)
判定3-0 (長瀬20-18/豊永20-17/福田20-17)

 遅ればせながら7月25日に後楽園ホールで開催された『PROFESSIONAL SHOOTO 2021 Vol.5』の試合結果。メインイベントは斎藤裕が返上した修斗世界フェザー級王座の決定戦が行われ、SASUKEが工藤諒司に判定勝ちし新チャンピオンに。セミファイナルの女子世界スーパーアトム級次期挑戦者決定戦はSARAMIが中村未来に2R KO勝ちし黒部三奈への挑戦権を獲得。


 レスリング全日本選手権16~17年2連覇、17年U-23世界選手権優勝の中村倫也のプロデビュー戦は論田愛空隆に2R 0分20秒、左ハイキックでKO勝ちです。現在無料で視聴できます。


 9月20日に後楽園ホールで開催する『PROFESSIONAL SHOOTO 2021 Vol.6』で川名TENCHO雄生 vs. 西川大和の世界ライト級チャンピオンシップ、安藤達也 vs. 石井逸人の環太平洋バンタム級チャンピオンシップが発表されています。続きを読む・・・
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ARAMI MMA SARAMI Shooto2021#05 中村未来 修斗

【Shooto2021#05】力の差を見せつけたSARAMI、中村未来にTKO勝ちで女子Sアトム級王座挑戦権をゲット

<修斗世界スーパーアトム級次期挑戦者決定戦/5分3R>
SARAMI(日本)
2R by TKO
中村未来(日本)

SARAMIが距離を詰めると、左を見せる中村。SARAMIの右ストレートに、中村は左を合わせる。SARAMIは少し距離を取ってからシングルへ。足を抱えたままケージ際に持ち込んだSARAMIが、右腕で差し上げて押し込んでいく。ボディロックから投げを放ったSARAMIは、中村に背中を着かせて抑え込む。中村はハーフガードで守る。

体を返して立ち上がる中村を、ガブりながらケージに押し込むSARAMI。右腕のオーバーフックから小外刈りを仕掛けていく。ケージ際で四つから体勢を入れ替えた中村だが、SARAMIもすぐに元の体勢へ。ケージ際で左右に揺さぶるが、中村は倒れない。そして一度離れた中村から組み付く。SARAMIは体勢を入れ替えてパンチを放つが、中村が離れる。

ケージ中央で左ハイを繰り出す中村、さらに右フックを当てる。SARAMIは右前蹴りで中村に尻もちを着かせ、さらにケージに押し込んでいった。

2R、SARAMIの右ローに左を合わせる中村だが、ローをもらってバランスを崩す。中村の手が止まったところで、SARAMIがテイクダウンへ。グラウンドに持ち込むと、ハーフガードの中村を抑え込む。パスからマウントをに移行したSARAMIは、嫌がった中村からバックマウントを奪う。マウントに戻ったSARAMIは、ケージ際でパウンドと左ヒジを連打で落とす。

そしてバックマウントから相手の体を伸ばし、パンチの連打を浴びせてレフェリーストップを呼び込んだ。

試合後、修斗女子スーパーアトム級王者の黒部三奈がケージの中へ。
黒部は「SARAMIちゃん、おめでとう。今日は泣かないの? このベルトが欲しい? あげない! チャンピオンシップでは良い試合をしましょう。ぶっ飛ばしにいきます」とメッセージを送る。
黒部への挑戦権を得たSARAMIは、「黒部さんのベルトを狙って修斗に出たわけじゃないけど、そのほうが私は気楽に戦える。黒部さんは、ベルトがあるから彼氏がいないんじゃないの?」と返す。
それを認めた黒部に「私は彼氏もいて充実した格闘技生活を送る」と答えたSARAMIに、黒部は「マジでぶっ飛ばす」と言い放つなど、練習仲間でもある2人だからこそか、ほのぼのしたアピールを繰り広げた。

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ARAMI SARAMI SASUKE

修斗210725:セミファイナル・SARAMI vs. 中村未来

女子スーパーアトム級(50kg)次期挑戦者決定戦5分3R。

打撃戦から中村の蹴りをキャッチしたSARAMI。そのまま四つに組むとバックに回りテイクダウン。マウントを狙うが足で防いだ中村。SARAMI首をギロチンに抱えるが放した。四つからまたケージに押し込む。テイクダウンを狙うがこらえる中村。離れるSARAMI。前蹴りで飛ばしてまた押し込む。ホーン。

2R。SARAMIすぐにタックルで押し倒しテイクダウン。サイドからマウントを狙うがハーフに。が、足を抜いてマウント。肘を落とす。背中を向けた中村。バックマウント。反転しようとする中村からまたマウントに移行。肘、パウンド。また背中を向ける中村。パウンド連打。中村体を伸ばされて身動きが取れず殴られ続ける。レフェリーストップ。

力の差を見せて完勝。

48-47SASUKE、47-47イーブン、48-47SASUKE。2-0でSASUKEが新王者に。

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【修斗】速報中!PROFESSIONAL SHOOTO 2021 Vol.5

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世間は東京オリンピック2020が開幕の末に迎えた4連休の最終日。気分はやや憂鬱な昼下がりですが、後楽園ホールではプロフェッショナル修斗公式戦PROFESSIONAL SHOOTO 2021 Vol.5が開催されます。メインは修斗世界フェザー級チャンピオン決定戦。SASUKE(マスタージャパン東京)×工藤諒司(TRIBE TOKYO MMA)が行われます。立ってよし寝てよしのオールラウンダーに成長したSASUKEに長南亮の秘蔵っ子・工藤が挑む構図。王座を戴冠するのは果たしてどちらか。今回も後楽園ホールから電波と充電の続く限り速報します。乱筆乱文にはご容赦くださいませ。


【第1試合 トライアウト フェザー級】
◯村山大介(マスタージャパン東京)
(判定3-0)
×スソン(KRAZY BEE)
1R、スソンのローに合わせて村山が片足タックルでテイクダウン。すかさずサイドに回ると腕十字。耐えるスソンに対してパウンドで削ると、そのままバックに回ってポジショニングで優位に立ってラウンドを終えた。
2R、またもスソンのミドルを掴んだ村山。時間をかけてテイクアウトに成功。そのまま下になりながら三角絞めで絞め上げるがスソンは耐えて試合終了。判定は村山に軍配。


【第2試合 フライ級】
◯山内渉(FIGHT FARM)
(2R 三角絞め)
×植木“令和”新(シューティング宇留野道場)
1R、試合はめまぐるしくグラウンドで上下が入れ替わるスクランブルの展開。山内が足を掛けてテイクダウンすれば植木は下からタックルでしがみついて立ち上がる。流れの中から植木は下になりながらギロチンを狙えば、首を抜いた山内が肩固めで追い込んだがラウンド終了。
2R、1R以上に激しく上下が入れ替わるグラウンドの展開。主導権を握ったのは山内。返されはするものの、マウント→バックと責め立てる。中盤に入るとリバースした植木に対して下から三角絞め。植木はバスターで返そうとするがよりタイトに極まる。すりてレフェリーが試合を止めた!山内が鮮やかな一本勝ち!


【第3試合 バンタム級】
×齋藤翼(総合格闘技津田沼道場/FIGHT FARM)
(判定0-3)
◯野瀬翔平(マスタージャパン福岡)
イケイケでパンチを振るう齋藤に対してしつこく組みついて行く野瀬。グラウンドに誘うと1Rではツイスターであわや一本の場面を作り、2Rには肩固めやバックチョークを矢継ぎ早に仕掛けて齋藤を圧倒。極め切れなかったものの判定で勝利を掴んだ。


【第4試合 フェザー級】
△仲山貴志(総合格闘技津田沼道場)
(判定0-1)
△結城大樹(マスタージャパン福岡)
1R、開始直後に組みついた結城。そのまま体勢を崩すとグラウンドに持ち込んでバックに回る。ここからはポジションを完全に制圧。パックからねちねちとチョークを狙って主導権を握る。終了間際には腕十字をセットしたがタイムアップ。
2R、やはり組みつきにいく結城。しかし仲山はこれを切って着実にローで削る。嫌がる結城はローに合わせてタックル。テイクダウンに成功するが、仲山もすぐに立ち上がる。スタンドに戻ると決定打こそないが、パンチに飛び膝と手数を出してラウンド終了。判定はドロー裁定。


【第5試合 ライト級】
×エドモンド金子(BRAVE)
(判定0-3)
◯岡澤弘太(佐山道場)
1R、開始直後は金子ペース。左ジャブが面白いようにヒット。嫌がった岡澤のタックルを潰して側頭部にパウンド。猪木アリ状態になるも深追いしない。スタンドを命じられると岡澤は一気に間合いを潰してテイクダウン。簡単にマウントを奪うと腕十字であと一歩まで追い詰めるが金子は身体を反転させて回避してラウンド終了。
2R、スタンドは金子が優勢。ハイを決めると岡澤は動きが止まり、自らグラウンドへ。猪木アリ状態。すると岡澤が下から一瞬の隙を突いて組みつくと逆にテイクダウン。またしてもマウントを奪取。このままグラウンドを制圧したまま試合終了。判定は岡澤に軍配。


ここで9月20日の後楽園ホール大会の対戦カードとして、環太平洋バンタム級タイトルマッチ 安藤達也×石井逸人、世界ライト級タイトルマッチ 川名雄生×西川大和が決定。どちらも屈指の好カード。


【第6試合 バンタム級】
×論田愛空隆(心技館)
(2R KO)
◯中村倫也(EX FIGHT)
1R、ゴールデンルーキー中村。打ち気に見せかけて論田のパンチに合わせてタックル。組みつくとバックに回ってグラウンドに持ち込む。論田は何度も脱出を図るが中村は素早く先回りしてポジションを制圧。バックからチョークであわやの場面を作ってラウンドを終えた。中村のポテンシャルはさすが。
2R、開始直後の打撃の交差。中村の左ハイキックがクリーンヒット!ダウンした論田を見てレフェリーが試合を止めた!中村が衝撃のプロデビュー!


【第7試合 セミファイナル 修斗女子世界スーパーアトム級次期挑戦者決定戦 】
◯SARAMI(パンクラスイズム横浜)
(2R TKO)
×中村未来(マルスジム)
1R、SARAMIは打ち合いに応じるかと思いきや組みついてテイクダウンを狙う。崩して一度は倒したが中村はすぐに立ち上がってケージ際で長い差し合い。しかしSARAMIは倒し切れずに身体が離れてラウンドを終えた。
2R、スタンドでも怯まずにパンチを打っていくSARAMI。流れから押し倒すようにテイクダウン。サイドから腕十字を狙うが決まらないと見るやマウント→バックに移行。中村の身体を伸ばして側頭部にパウンドを乱射。レフェリーが試合を止めた!


【第8試合 メインイベント 修斗世界フェザー級チャンピオン決定戦】
◯SASUKE(マスタージャパン東京)
(判定2-0)
×工藤諒司(TRIBE TOKYO MMA)
1R、序盤は様子を見合う両者。工藤はサークリングして距離を取る。SASUKEはプレッシャーをかけてローを放つが決して深追いしない。このままラウンド終了かと思いきや、距離が詰まると最初に工藤のパンチがヒット。しかし返しのSASUKEのフックで工藤はフラッシュダウン。ここでラウンド終了。
2R、3Rはやはり前に出るのはSASUKE。手数は少ないものの、要所でロー、膝への前蹴りをヒット。距離が近づくとSASUKEが足を掛けたり、突き放して倒すが工藤はすぐに立ち上がって追撃を許さない。
4R、ローを起点に工藤がやや前に出始める。決定的な場面はないものの右のパンチを要所で狙ってヒットさせ、やや巻き返し始めたか。
5R、あとがないように見える工藤だがペースを崩さずにローで手数を稼いで右のチャンスを窺う。SASUKEは無理をすることなく安全運転。結局致命的な攻撃をもらわずに試合終了。判定はSASUKEに軍配。王座奪取に成功。
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ARAMI MMA SARAMI SASUKE Shooto2021#05   チャンネル ブログ 中村倫也 中村未来 工藤諒司 論田愛空隆

【Shooto2021#05】計量終了 世界戦からトライアウトまで出場全選手、問題なくクリアー

【写真】第2試合から第5試合に出場選手たち──エドモンド金子、岡澤弘太、仲山貴志、結城大樹、齋藤翼、野瀬翔平、山内渉、植木“令和”新も問題なくクリアーした(C)MMAPLANET

明日25日(日)に東京都文京区の後楽園ホールで開催されるShooto2021#05の計量が、港区KCOLオフィスで行われた。

メインの修斗世界フェザー級王座決定戦=SASUKE ✖工藤諒司、セミの女子スーパーアトム級次期挑戦者決定戦=SARAMI✖中村未来を始め、トライアウトを含め全8試合に出場する全16人の選手が滞りなく計量を終えている。


全選手の計量結果は、以下の通りだ。

■視聴方法(予定)
7月25日(日)
午後6時00分~ ABEMA格闘チャンネル

■Shooto2021#05

※赤字の選手をクリックすると、インタビューに飛びます

             
<修斗世界フェザー級王座決定戦/5分5R>
SASUKE:65.6キロ
工藤諒司:65.8キロ

<修斗世界スーパーアトム級次期挑戦者決定戦/5分3R>
SARAMI:49.4キロ
中村未来:49.4キロ

<バンタム級/5分2R>
論田愛空隆:61.2キロ
中村倫也:61.1キロ

<ライト級/5分2R>
エドモンド金子:70.1キロ
岡澤弘太:70.1キロ

<フェザー級/5分2R>
仲山貴志:65.6キロ
結城大樹:65.6キロ

<バンタム級/5分2R>
齋藤翼:61.1キロ
野瀬翔平:61.0キロ

<フライ級/5分2R>
山内渉:56.4キロ
植木“令和”新:56.5キロ

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【Shooto2021#05】修斗世界フェザー級王座決定戦へ、SASUKE─02─「当たり前に勝たないと」

【写真】マイクまでが、SASUKEの試合。1月の内藤太尊戦後は3分間、マイクを握っていた(C)MMAPLANET

25日(日)、東京都文京区の後楽園ホールで開催されるShooto2021#5のメインイベントで、空位の修斗世界フェザー級王座を賭けて工藤諒司と戦うSASUKEインタビュー後編。

キャリア8勝1敗1分、常に過去の対戦相手の質を問われる。それはSASUKEにとって、如何ともしがたい。彼にはどうしようもできない、できることは与えられた試合で勝つことだけだった。

だからこそ、今後を考えて──そんな疑問の声を払拭し、期待が募る存在にならなければならない。そのためにSASUKEは工藤との試合を「当たり前に勝たないといけない」と断言した。

<SASUKEインタビューPart.01はコチラから>


──セコンドに就いてもらう選手に、しっかりと練習を見てもらうと。

「そうですね。5Rのスパーリングの時は猿飛流さんに来てもらいました。セコンドワークの確認も兼ねて。九州にいる弘中(邦佳)さんも、その辺りの意志の疎通はできています」

──工藤選手はキャリア最強の相手といっても過言でないと思われます。だからこそ、躓くことは許されないかと。

「躓いていられない……そのままですね。今後のことを考えると、当たり前に勝たないといけない相手です。外国人選手と戦っていくとなると、もっと強い相手ばかりになってくると思うので。

しんどい勝負でも、勝ちを拾わないといけないです」

──これはもうSASUKE選手からすると「そんなこと言われても、しょうがない」ということになるのですが、過去の対戦相手とこれから戦っていかないといけない相手ということを考えると、あのパフォーマンスをどこまで見せ続けることができるのか。その手の疑問を払拭できるのか。

「特に業界関係者、同業者の勝敗予想なんかの話を聞くと、そういう風に見られているなと思います。知り合いから、『こんな予想が出ていたけど、ひっくり返してね』とかって連絡が来て……」

──そういう連絡ありますよね。『こんな風に記事への批判書かれていましたよ』とか送って来てくれる人がいて(苦笑)。自分は気が弱いからエゴサーチなんてしたくもないのに。

「アハハハハ。僕はあんまり気にしていないです。予想なんて覆してナンボなんで。業界関係者がそういう風にみたところで、何も気にしていない。いつも通りのメンタルでやれば、いつも通り結果がでると思っています。

正直、試合なんてどっちが勝つか分からないですから。強いヤツが、一発で負けることもある。何が起こるか分からないのが試合なんで。その人にとっての番狂わせじゃないですけど、そういうことが毎回あるようなモノだから。

過去の相手云々と言われても、勝っているのは僕だし。そういうことを言われても、僕としてはケガで長く穴を空けてきたので、とにかく勝ちを拾うことが絶対条件で戦っています」

──拾うという表現なのですね。

「やっぱり負けたら、次に繋がらない。どんな状況になっても、KO寸前とか苦しい展開になっても何とか勝ちをもぎ取る。最近の試合はそういう展開になっていないですけど、どの試合に臨む時も最悪のシチュエーション、一番起こって欲しくない状況に陥り、そこから盛り返すイメージを持ってやってきました。

拾うという言い方は正しいか分からないですけど、要は諦めないよってことです。とにかく勝たないと何も残らないですからね。これまでキャリア10戦だけですけど、勝ちたいと
思って戦ったのは1回だけなんです」

──それは……。

「2度目の山本健斗デリカット戦だけです。1度やられているから、しっかりと勝とうという気持ちでした。でも他の試合はもう勝てれば、相手が足首を捻ってドクターストップでも構わないぐらいでいます(笑)。とにかく必要なのは、勝つことなので」

──先ほども、これから外国人選手と戦うという言葉が聞かれましたが、毎回尋ねて申し訳ないですけど、修斗世界チャンピオンになってから、次の目標というのは変わりないですか。

「そうですね、やっぱり海外……北米です。僕は北米です。UFCとポンと契約できるほど簡単ではないので、それができれば一番ですけど。そうでないならUFCに繋がるところですね。PFLを経由するのか、堀内(佑馬)選手が出たLFAとか。そういう選択肢も必要かと思っています」

──では、そこを含めて試合後のマイクを思案中ということですか(笑)。

「アハハハ。ワードチョイスは色々としないといけないですからね」

──逆に余裕じゃないですか(笑)。

「いや、これも仕事の一部ですから。どういうワードを使うと、皆が感情移入してくれるのか。背中を押してくれるのかっていうのはちょっと考えていますね。マイクに関しては、岡田(遼)選手がライバルです(笑)」

■視聴方法(予定)
7月25日(日)
午後6時00分~ ABEMA格闘チャンネル

■対戦カード
             
<修斗世界フェザー級王座決定戦/5分5R>
SASUKE(日本)
工藤諒司(日本)

<修斗世界スーパーアトム級次期挑戦者決定戦/5分3R>
SARAMI(日本)
中村未来(日本)

<バンタム級/5分2R>
論田愛空隆(日本)
中村倫也(日本)

<ライト級/5分2R>
エドモンド金子(日本)
岡澤弘太(日本)

<フェザー級/5分2R>
仲山貴志(日本)
結城大樹(日本)

<バンタム級/5分2R>
齋藤翼(日本)
野瀬翔平(日本)

<フライ級/5分2R>
山内渉(日本)
植木“令和”新(日本)

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ARAMI DEEP MMA ONE SARAMI Shooto2021#05   ブログ 中村未来

【Shooto2021#05】Sアトム級挑戦者決定戦へ、SARAMI「中村選手? 富山にいた頃の私に似ている」

【写真】またこの場で戦いたい──その気持ちが最も伝わってくるSARAMIだ (C)MMAPLANET

25日(日)、東京都文京区の後楽園ホールで開催されるShooto2021#5のセミファイナルで、女子スーパーアトム級次期挑戦者決定戦として、SARAMIが中村未来と戦う。
Text by Shojiro Kameike

SARAMIは2019年からONE Warrior Seriesに参戦したが、コロナ禍で大会は継続されなかった。そんななか、昨年4月のRoad to ONEでの試合が流れ、11月に修斗に初出場し杉本恵を1R1分49秒、腕十字で下している。

そして今回、黒部三奈の持つベルトへの挑戦権を賭けた試合に挑む彼女は、今どのようなモチベーションで戦っているのか。中村戦を目前に控えたSARAMIに、中村未来について、そして修斗のベルトと王者・黒部三奈について訊いた。


――昨年11月、杉本恵選手に勝利し、修斗2戦目でスーパーアトム級次期挑戦者決定戦に臨むこととなりました。まずは修斗という舞台に上がった感想を教えてください。

「修斗に出て、どう……という気持ちはないですね。私は舞台を用意していただければ、そこで戦うだけなので。でも杉本選手に勝ったことで、ベルトに絡む試合が組まれました。そうして実力を評価してくれるのは良かったです」

――その杉本戦は、序盤からSARAMI選手が圧倒し、腕十字でフィニッシュしました。

「簡単に勝っちゃった……という感じですね」

――あの圧勝劇は、ご自身の中でも意外でしたか。

「自分でもビックリしました。もうちょっと攻防があってからの勝利になると予想していたので」

――試合前のインタビューでは、「実力差があったよねと言われる試合はしたい」と言われていました。結果、そう言われて然るべき内容だったと思います。

「今までやってきたことが、ようやく形になってきたのかなって思います。ONEウォリアー・シリーズの試合から杉本戦まで1年以上空きましたけど、その間も変わらずやってきました。今でも強くなっているって、自分の中でも実感があります」

――杉本戦を経て、修斗のベルトに絡むようになることは、想定していましたか。

「いえ、次が修斗のベルトに絡む試合になるとは思っていませんでした。正直……ONEのウォリアー・シリーズが復活してくれたらいいのにな、って。今でもそう思っています。だから修斗のベルトが欲しいとか、そういうことは考えていなかったんです」

――……。

「今は、戦う舞台がウォリアー・シリーズから修斗に変わっただけ。自分のやることは変わりません。どこで戦おうと、試合に勝つことしか考えていないですね」

――それだけ、ウォリアー・シリーズに懸ける想いが強かったことは分かります。

「DEEP JEWELSに出ている時は、とにかくそこで一番になりたいと思って試合をしていました。でもウォリアー・シリーズで海外の選手と戦ってから、気持ちが変わりました。そのウォリアー・シリーズが行われなくなり……どこに目標を置けばいいんだろうなって」

――修斗のベルトは、その目標になり得るのでしょうか。

「今そのベルトが、自分の近くまで来ましたからね。以前は、ベルトが欲しくて自分から近づいても、獲ることができませんでした。今回はベルトが自分に近寄ってきてくれていると思っています」

――ベルトへの挑戦権を賭けて戦う相手、中村未来選手のことを今まで意識したことはありますか。

「ウォリアー・シリーズが行われなくなってから、私もRoad to ONEに出る可能性があるし、そこで対戦することもあるんじゃないかとは思っていました」

――ファイターとしての中村選手の印象を教えてください。

「うーん……負けん気が強いですよね。富山にいた頃の私と似ている気がします」

――SARAMI選手と似ている……?

「負けん気が強くて、運動神経が良い。すると、それなりにはやれますよね」

――それなりに、ですか。

「まだトップ選手に勝っていないじゃないですか。私も富山にいた頃は、そうでしたから」

――SARAMI選手自身が、「それなりに」ではなくなったのは、いつ頃だと思っていますか。

「DEEPジュエルスのタイトルマッチで、黒部(三奈)さんと試合した頃ですね」

――2018年3月の試合ですから、プロデビューから約6年経って、その域に達しているわけですね。SARAMI選手と中村選手には、それだけキャリアの差があります。

「相手は強い選手だし、簡単に勝てるとは考えていません。でも、私とは全てのレベルが違うと思っています」

――なるほど。その黒部選手とはDEEPジュエルス時代に2戦して2敗という戦績です。今回、中村選手に勝てば3度目の対戦ということになりますね。

「……別にもう黒部さんとは試合しなくていいじゃん、という気持ちはありますよ(苦笑)」

――3回目はもういい、ということですか。

「日本人選手との試合よりは海外で戦いたいし、あるいは国内でも海外の選手と対戦したいという想いのほうが強いですね。でも、黒部さんに挑戦することになったら『今度は勝つ』という気持ちはあります」

――では今のSARAMI選手のモチベーションの中で、次はどんな試合をしたいですか。

「ちゃんと練習してきたことを出して、当たり前に勝つ。全てで上回りたいです」

■視聴方法(予定)
7月25日(日)
午後5時~ ABEMA格闘チャンネル

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【Shooto2021#05】SARAMI戦へ、中村未来─02─「しっかり修正した打撃を見せたいですね」

【写真】中村未来の打撃の強さは、殴られることを受け入れている強さのように思われる (C)MMAPLANET

25日(日)、東京都文京区の後楽園ホールで開催されるShooto2021#05で、スーパーアトム級王者・黒部三奈への挑戦権を賭けて、SARAMIと戦う中村未来インタビュー後編。

Road To ONEの平田樹戦を経て、MMAへの取り組み方が大きく変化したという中村は、5月の北野きゅう戦で既にその成果が出始めていたという。

その成果をさらに感じることができないと、次の試合は難しい。そんな女子スーパーアトム級王座への次期挑戦権を賭けて戦うSARAMI戦について訊いた。

<中村未来インタビューPart.01はコチラから>


――ここ最近はグラップリングの練習を増やしたとのことですが、5月の北野きゅう戦(2R TKO勝ち)では、以前よりも打撃が強くなっているように感じられました。

「ありがとうございます。北野選手も打撃で来るから、相性が良かったという面もあります。それと実は、平田戦の後から“倒せる打撃”を練習しています。相手にダメージを与えられる打撃ですね」

――倒せる打撃……これまでの打撃は、倒すことを目的としていなかったのですか。

「はい。今まで目指していたのは、スタンドで勝ってからグラウンドでパウンドアウトするという試合だったんです」

――それは意外です。てっきりKOを狙い続けているものだと思っていました。

「そうですよね。結果的に、打撃一辺倒になることも多かったですし(苦笑)」

――倒せる打撃を身につけるために、何か新しい練習に取り組んでいるのですか。

「フィジカルトレーニングです。今まであまりやってこなかったロードワークや、ダッシュを取り入れたりしています」

――その成果が早速、北野戦で出たということでしょうか。

パンチとエルボーの使い分け。しっかりと練習できている成果だろう

「成果は出ましたけど、まだまだです。いまだにパンチのコントロールが悪くて」

――パンチのコントロールとは?

「相手の急所にパンチを当てきることができないんです」

――そうだったのですか。確かに、北野戦のフィニッシュ直前の左ストレートは、ヒット音こそ大きかったものの、完全に相手のアゴを捉えているものではありませんでした。

「パンチを打つ時、特に強打を出す際に体がズレて前に出てしまいます。だから真正面で強いパンチを当てることができない時があって。今、そのクセを直しているところです。次の試合では、しっかり修正した打撃を見せたいですね」

――次の試合、女子スーパーアトム級次期挑戦者決定戦として、SARAMI選手と対戦することになりました。

「オファーが来た時は驚きました。挑戦者決定戦ですよね?」

――昨年の女子スーパーアトム級王座決定トーナメント以来となる、ベルトへの道です。

「あの時はプロデビューしたばかりで、ベルト云々よりも1試合1試合、経験を積むことに必死でした。今でもベルトを意識したことはなかったんですけど、このオファーが来たことで『ベルトが見えてきたのかなぁ』と思っています」

――自身が修斗のベルトを巻く姿を想像したりしますか。

「いやいや、まだソレはないです(苦笑)。こうした試合が組まれるのも、平田戦から注目していただいたおかげなのかな、とは思いますけど……」

――平田戦の影響はあるでしょう。敗れたとはいえ平田戦で知名度と評価を高めた中村選手が、今は狙われる立場になっているかもしれません。

「あ~、それは嬉しいです」

――……嬉しい!?

「はい。女子MMA全体で見たら、私の戦績はまだまだじゃないですか。それでも『中村未来に勝ったらオイシイ』という評価をしてもらえたら、嬉しいですね」

――『勝ったらオイシイ』という評価が嬉しい、という感覚も意外です。

「それで試合を組んでいただけるなら、ありがたいですよ」

――なるほど、そういうことですね。対戦相手のSARAMI選手には、どのような印象を持っていますか。

「私が格闘技を始めた頃からトップ選手でしたけど、SARAMI選手が修斗に出場することになって、いずれ戦うこともあるかと思っていました」

――平田選手と同じく、柔道がベースのMMAファイターです。

「私の中では、柔道の要素だけが目立っているわけではないですね。オールラウンダーで、強い相手です」

――SARAMI選手は修斗初戦で、中村選手が一度敗れている杉本恵選手に1R、腕十字で一本勝ちしています。

「私の杉本戦と比べてどう、というのは考えなかったですけど、とにかく強かったですね」

――先ほど『北野きゅう選手は相性が良かった』と言われましたが、オールラウンダーであるSARAMI選手との相性は、どうでしょうか。

「相性はそんなに悪くないと思います」

――おぉっ、どのような試合展開になると予想していますか。

「SARAMI選手が前に出てきて、そこで私が引いてしまうと、そのまま完全にSARAMI選手のペースになってしまいますよね。私はスピードを生かして、相手を下がらせてペースを握りたいです。まずは相手を下がらせることができるかどうかが、ポイントだと思います」

――この試合の先には、黒部三奈選手の持つベルトがあります。

「もちろん黒部選手のことも頭にはあります。でも、まずSARAMI選手に勝たないと、その先には行けないですよね。次の試合でSARAMI選手に勝って、黒部選手にたどり着きます」

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【Shooto2021#05】Sアトム級挑戦者決定戦=SARAMI戦へ、中村未来─01─「勝って評価されない平田選手」

【写真】2月の平田戦を経て、5月に北野きゅうに勝利──も勝ち名乗りを受けるときは、御覧の表情だった中村 (C)MMAPLANET

25日(日)、東京都文京区の後楽園ホールで開催されるShooto2021#05で、スーパーアトム級王者・黒部三奈への挑戦権を賭けて、中村未来がSARAMIと戦う。
Text by Shojiro Kameike

今年2月、Road to ONE04のメインイベントで平田樹と対戦した中村は2RでTKO負け。平田樹のためのアンダードッグ――そのような見られ方をして当然の試合で敗れた中村だが、そこからMMAファイターとして新たな一歩を踏み出していた。


――今回、修斗女子スーパーアトム級次期挑戦者決定戦に出場する中村選手ですが、まず2月の平田樹戦での敗北については、どのように受け止めているのでしょうか。

「あの試合は私にとって、いろいろ変わるキッカケになった試合でした。そう考えると、やって良かったとは思いますけど、今考えると本当に悔しいですね(苦笑)」

――試合内容としては、平田選手が組み付いてきても、ケージ際ではアンダーフックやオーバーフックを効かせて倒れない。こかされても、すぐに立つ。そのような展開が続きました。

「試合の作戦は、こかされても立つことでした。その部分では、練習していたことが出せたかなと思っています。ここ最近、グラップリングの練習の割合が高くなっているんですよ。週でいうと、組みの練習が週に4回。特に壁レスは、しっかりやるようになりました」

――以前から打撃の練習に関する動画や写真がSNSなどにアップされていましたが、今は組みの練習のほうが多いのですか。

「はい。打撃は週に2回、ミットとスパーリングをやっています。それよりも組みの練習のほうが多くなっていますね」

――では、平田選手とのスクランブルや、テイクダウンされても立ち上がる展開では手応えがあったのですね。

「そうですね。グラップリングの部分では、そんなに大きな差はなかったと思います。ただ、最後の首投げは……」

――フィニッシュは、平田選手の必勝パターンにハマってしまいました。首投げから袈裟固め、そしてパウンドという一つのパターンです。

「あの首投げは、来ると分かっていても、やられてしまいましたね。もちろん対策はしてきていました。ただ、試合では組んできても首投げは出そうとしていなくて」

――あえて序盤は首投げを出していないようにも感じました。

「そうなんです。ケージに押し込まれている時も、『ここで首投げに来るかな?』と考えていたのですが、そんな素振りもなくて」

――中村選手ご自身のなかで、そこまでケージ際の攻防で劣っていないと感じられたのに、なぜあの首投げからの展開は防げなかったのでしょうか。

「首投げから抑え込まれるまでのスピードが、ものすごく速かったです。投げられた後のことも想定していて……ああしよう、こう立とうとか対策もあったのに、それを考えられる前に抑え込まれてしまいましたね」

――一方で、中村選手の左ストレートが平田選手の顔面を捉え、左ミドルも当たっていました。

「思ったより距離が近かったので、打撃はいけると思いました」

――結果は2RでTKO負けでしたが、試合後にABEMAの中継はご覧になりましたか。

「見ました。青木真也選手に評価していただいて、嬉しかったです。でも、それが悔しいっていう気持ちもあります」

――評価されたのが悔しい……というと?

「負けても評価していただけるだけマシ、そう言われるのは分かります。他には負けたうえに評価されない選手もいるわけですから。だけど、負けて評価されるより、勝っても評価されない平田選手というのが……やっぱり、そういう試合だったんだな、って思いますよね」

──……。

「あの試合は、私がアンダードッグでした。その立場を覆せなかったじゃないですか。だから勝ちたかったし、負けて悔しいです。今考えると」

――ただ、平田戦について「いろいろ変わるキッカケになった」と言われていました。試合後、どんなところが変わったのでしょうか。

「注目されている平田選手と試合をしたおかげで、『平田樹と試合をした人だよね』って声をかけられることが増えました。そこから応援してくれる方も増えたんです」

――なるほど。知名度は上がったわけですね。

「それで、このままじゃいけないと思ったんです。応援してくださる方のために、もっと強くならないといけないって。それで平田戦の後から、練習量を増やしました」

――選手としての生活も変わったのですか。

「仕事の出勤時間を減らして、練習量を増やしました。朝と夜で2部練ができるようにしたんです」

――えっ、中村選手はネイルサロンに勤務していますよね。出勤時間を減らすと給与面、ひいては生活費に関して影響は出ないのですか。

「朝の出勤を減らしただけなので、そこまで影響はないですね。ただ、お昼の仕事を減らすわけにはいかなかったですけど……」

――それでも、大きな変化ですね。

「平田選手は小さい頃から格闘技をやっているし、他の選手と比べても、私は格闘技経験が浅いじゃないですか。だから他の選手に追いつくためにも、もっともっと練習しないといけないと思ったんです」

<この項、続く>

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