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News ONE ブログ 上久保周哉 和田竜光 松嶋こよみ 澤田龍人

【ONE】ファン参加型のインスタライブ対談、第5週は和田竜光✖上久保周哉、松嶋こよみ&澤田龍人!!

【写真】特に写真の姿勢や視線に意味はありません(笑) (C)MMAPLANET

ONEアスリート達士の対談にファンが参加できるIGライブ。今週末は23日(土)の午後8時から和田竜光✖上久保周哉、24日(日)は同じく午後8時より松嶋こよみ✖澤田龍人の対談が実現することとなった。


その実力者ぶりはDEEP時代からお墨付き、敗れはしたもののデメトリウス・ジョンソン戦でもしっかりと強さを知らしめた和田。一方、日本でなくONEでキャリアアップを果たすという道を選択した上久保は、練習仲間うちでの力の認められようは群を抜いている。

コロナ移行、和田は練習を控える立場を取っており、インスタライブ上とはいえ久しぶりの対面となる両者──果たして、会話が成立するのかも楽しみだ。

対する松嶋&澤田は、かつてAACCの同門で一緒に汗を流してきた仲だ。今ではシンガポールのEVOLVE MMAに在籍する澤田の熱いリクエストで両者の対談が現実にいたったという。年齢的にも後輩にあたる澤田が松嶋との会話のなかで何回『押忍』と発するか、数えるのも一興だ。

ということで今回も──MMAPLANETから出演するMMAファイターに公開質問状を書かせていただきます!!

まずは和田に──「自分の記者生活のなかでも、飛びぬけて思考を言葉にできるのが和田選手です。上久保選手に話し方のレクチャーをお願いします!! それとご近所さんとして……自分らの街で今、美味しいテイクアウトがあれば教えてください

続いて上久保──「上久保選手にとっての正義の定義を教えてください

さらに松嶋──「イヴォルブで練習するようになってからの澤田選手の動きに、どのような変化が見られるのか。武術空手のMMAへの落とし込み方に関して、自身と澤田選手の違いがあれば説明お願いします

最後に澤田へ──「とってもソフトな印象の松嶋選手ですが、かつての練習仲間として──とっておきの『この人、怖いなぁ』と思ったエピソードを披露してもらえないでしょうか。あと、イヴォルブの女子選手で男女としてでも、男女としてでなくても一番仲の良い選手は誰でしょうか。仲が良い理由も教えてください(笑)──これはノーコメントでも構いません

以上、宜しくお願いします!!

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Interview ONE ジョシュア・パシオ ブログ 内藤のび太 未分類 猿田洋祐

【ONE】「のび太さん、疲れないですか?」。ONE IGライブ──猿田洋祐&内藤のび太の公開質問への返答!!

【写真】のび太……ありがとうございますじゃないだろう……(笑)(C)MMAPLANET

ONEアスリート達の対談にファンが参加できるIGライブ。先週末は16日(土)に高橋遼伍✖中原由貴、17日(日)には猿田洋祐✖内藤のび太の対談が行われた。

MMAPLANETでは出演者に質問を公開で投げかけており、高橋&中原に続き猿田とのび太の回答を紹介したい。

彼らへの質問と、その返答は以下の通りだ。

──2人とも現チャンピオンのジョシュア・パシオと1勝1敗です。猿田選手、のび太選手が次にパシオを戦った際、どこに注意してどう戦えば良いかアドバイスをお願いします。同様にのび太選手、猿田選手がパシオともう1度戦った時の注意点と攻略方法を。自身の経験に基づき、相手のスタイルを考慮したうえで話してもらえると助かります。


猿田 僕からはですね…あのこのIGライブ、パシオ選手見ていますけど(笑)。 まあ、良いか(笑)。基本彼は待ちで、カウンターじゃないですか。あんまり自分から前に出てきたりとか、仕掛けて来ないので。自分からタックル入ったりとか消耗したりした時に、ポイント取りにくるイメージなので。のび太さんは遠い間合いからとか、低いシングルでタックル入るじゃないですか。あれ結構疲れないですか?。

のび太 疲れるっス。あと、恥ずかしいっス。そんな言って頂いて……自分が見られていて……(笑)。

猿田 あれだとスプロールされて疲れるし、足触れなくなっちゃうんで。

のび太 確かに……。

猿田 あと、がぶりからのヒザとかあるじゃないですか。

のび太 怖いっス。

猿田 だから、あれだとポイント取られやすいというか。そういう危険性があるので。自分がやるとしたらリーチ生かして、蹴り使うとか。パシオ選手とのび太選手との試合を見た時に、前傾というかいつでもスプロールできるように状態も低くやっていたので、あの状態を少し上げさせる為に、ミドル・ハイ蹴ったりとか前蹴り蹴ったりとか。

のび太 本気のアドバイスしてくれているじゃないですか。マジで(笑)。

猿田 あははは(笑)

のび太 ありがとうございます!

猿田 あと、自分はコレをやったんですよ。ハイエルボーのジャブ。あれも蹴りじゃなくて、ハイエルボーのジャブを使って相手の上体を起こさせる。そこからテイクダウンに入るとか、ボディを打つとか。そういう感じで戦略立ててやっていたたんですけど。のび太選手もリーチがあるから、蹴りとかでも全然良いんじゃないかなと思います。

のび太 ありがたいです!

猿田 あと、もっとガチのやつ言っていいですか?

のび太 えっ、何ですか?

猿田 もっとスタンドでプレッシャーかけて、パシオ選手のパンチの距離を近くする。ヒジぐらいの距離。青木選手とかは両手でプレッシャーかけていますけど、あんな感じで壁までプレッシャーかけるようにする。

のび太 怖いっスもん……怖いっス。

猿田 相手がパンチ振ってきたらスッと入る。なるべくケージを背負わせた時間を長くして、テイクダウン。得意じゃないですか。あの時間をずっと長くして、ギュッと抑え込まずに結構スペース作ってっていうの。

のび太 喋り過ぎじゃないっス? 大丈夫ですか、そんなに言って(笑)。

猿田 で、わざと動かせてバック取るとか良いかも知れませんね。

のび太 ラカイの選手は瞬発力が凄いじゃないですか。そこまで言っていただけると思ってなかったので。僕からは……右の蹴りが強いから気をつけた方がいいですよって思います。

猿田 ハイキックも、右の蹴りをもらっちゃったので。

のび太 僕の時は1回目と2回目で戦略を変えてきたので。そういう人が付いているのかなって。自分で考えたのか分からないですけど、相手によって戦い方を変えてくる人なんだなと思います。まあ、若いですからね。これからノビシロがありますよね。

猿田 凄く成長していますよね。

のび太 だから寝技になっても勝てるって踏んでいるから、寝てからのヒジとかじゃないですか。足が強いからパスさせないようにして、判定で勝っている。結果、一本を取るしか勝てないのかなって思いますね。

猿田 のび太さんはどうして前足の頭打ちのシングルレッグなのですか。

のび太 ……。それしか出来ないからです(笑)。猿田さんは何でも出来るから、相手も嫌だと思いますけどね。我々もどうなるか分からないですもんね。誰と戦う事になるのか……。だから気張らずに行きましょう(笑)。

回答へのMMAPLANET公的私信
「のび太ぁ……。『ありがとうございます』じゃない(笑)。気付けよぉ……。猿田君は、君に勝つためにそこまで解析できるんです。だから気張らずに行きましょうではなくて、もっと気張ってください」

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Interview ONE ブログ 中原由貴 未分類 高橋遼伍

【ONE】「ランキングは至極当然」。ONEアスリートIGライブ──高橋遼伍&中原由貴の公開質問への返答!!

【写真】もっとぶちかまして欲しかった……(C)MMAPLANET

ONEアスリート達の対談にファンが参加できるIGライブ。先週末は16日(土)に高橋遼伍✖中原由貴、17日(日)には猿田洋祐✖内藤のび太の対談が行われた。

MMAPLANETでは出演者に質問を公開で投げかけており、ここではまず高橋&中原の回答を紹介したい。

彼らへの質問と、その返答は以下の通りだ。

──ONE公式ランキングで松嶋こよみ選手が2位、山田哲也選手が4位にランクされていますが、自分達の名前がないことと両者のランクインをどのように捉えていますか。


中原 この2人が関して、まず山田選手はONEのキャリアも長いですし、あと松嶋選手は色んな選手にしっかり勝っているので仕方ないというのと、僕の場合は前回負けたゲイリー・トノンが5位なんで……それ以下が無いので、それに関しては何もいう事が無い。アイツが僕より上にいる時点で入りたいとか、そういうレベルじゃ無いです(笑)。

高橋 逆にこれで中原君が入っていたらめっちゃ面白いですけどね(笑)。

中原 あはは、もうどこ見ているんだよってなりますね(笑)。なので至極当然のランキングかなと僕は思います。

高橋 自分もこの前タン・リーに試合負けたし、デビュー戦とかも相手の骨が折れてしまって、勝ったから良いもののパフォーマンスがあまりにも悪過ぎるんで。ONEで自分も良いパフォーマンスが出来たなって一回も無いから、正直このランキングは当然の結果だし、自分の中ではトップ10にも入ってないと思う。

これ、逆に自分がランキング入っていたら、ランキング作った人見る目無いというか……好みで選んでいるんじゃ無いかと思ってしまう(笑)。このランキングは当然じゃないかな。

中原 あはは、つまりちゃんと仕事しているって事ですよね(笑)。

高橋 何も僕から言える事はないです(笑)

回答へのMMAPLANET公的私信
「まず、返答ありがとうございます。しかーし、結果を残していないという想いが強いのは理解できますが──優等生すぎるっ!! 中原選手も高橋選手も『松嶋選手や山田選手が勝っている相手には、俺たちも勝てる』くらいの調子でかましてほしかったです。次の試合で勝利した後、両者の大言を期待しています!!」

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News ONE ゲイリー・トノン ゴードン・ライアン トム・デブラス ブログ ホジャー・グレイシー マーカス・アルメイダ

【ONE】ゲイリー・トノンの師匠トム・デブラスと契約。グラップリング路線も気になるところ──

【写真】アジアでの戦いは2012年のマカオ以来となるトム・デブラス(C) MMAPLANET

18日(月・現地時間)、ONE Championshipの公式ホームページがトム・デブラスと契約を結んだことを明らかにした。

MMA戦績9勝2敗、UFCでは福田力に敗れているデブラスは、6年半前にMMAから引退し──天職といえる柔術の指導で成功を収めてきた。少年期にテコンドー、そして陸上競技に勤しんだ後、19歳で柔術の練習を始めた彼はすぐにヒカルド・アルメイダに師事するようになり、6年半後には黒帯を取得する。と同時に自らのアカデミーをオープンし、ゲイリー・トノンを育て上げた。


今回、デブラスが現役復帰を決意したのもトノンがONEで戦い始め、セコンドとしてONEという戦いの場に触れたからだという。「私はサムライの掟が好きで、ONEのようにこの掟が感じられる団体はなかった。38歳だけど、ベストを尽くすことを約束する。この機会を与えてくれたチャトリに感謝している」というデブラス。

MMAではRing of Combatでヘビー級王者になっているが、技術系で荒々しい相手には分が悪かったデブラスだが、MMAを引退後もノーギワールドのマスター黒帯、ADCCアメリカン・ナショナルで優勝し、Fight o WINやKASAI Proでグラップリングの試合は継続して戦ってきた。

パウンドのある戦いで、肉体だけでなく精神のコンディションを上げてくるのか。現状、デブラスのONE初陣がいつになのか公言できる状態ではないが、ヘビー級かライトヘビー級での出場となる模様だ。

またONEではチャトリがホジャー・グレイシー、ゴードン・ライアン、マーカス・アルメイダ・ブシェシャの名前を挙げグラップリングを組むプランを明かしていたが、デブラスはまさに彼らと同体格。MMA、ムエタイ、キックに次いでONEでノーギ・グラップリングが単発的に組まれていくことにも期待が募る──デブラスとの契約といえる。

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News ONE ONE Championship チャトリ・シットヨートン ブログ

【ONE】2019年度オンライン視聴回数世界4位。「ディズニー映画を楽しんだ後でONEを視る」(チャトリ)

ONE【写真】彼の格闘技への価値観に賛同できないMMAファンもいるだろう。と同時に彼は、これまでにない格闘技の伝え方をしているのも事実だ (C)tubular lab & MMAPLANET

13日(水・現地時間)、ONEのチャトリ・シットヨートンSEO&チェアマンが自らのSNSで、2019年度のtubular lab調べによるオンライン視聴回数が、全世界5000のスポーツメディア・プロパティのなかで4位にランクされたことを発表した。

tubular labが発表したYouTube、facebook、Instagramなどのオンラインネットワークで得た視聴回数56億というモノ。格闘技ではUFCの38億(UFCは英国と本隊がわかれており、合計では50億になる)を上回り、第1位となっている。またアジア基盤のスポーツビジネスにおいて、10位にランクされているのはONEだけとのこと。


ちなみに1位はWWEの148億回で、2位はNBAが103億回、3位はNFLの60億回となっている。今回発表された15位までの数字を一つの競技として捉えると、リーグやチームの合計した数はサッカーの138億回が2位となり、格闘技はONEとUFCを合わせて106億回となる──ものの、チャトリはMMAPLANETの取材に対して、ONEとUFCの視聴回数の違いを熱男モードで以下のように語った。

チャトリ・シットヨートン
「この結果はONEが唱えてきたマーシャルアーツの価値が世界に浸透しているからだと思う。ONEとUFCや他の格闘技プロモーションの違いは、格闘技をただの殴り合い、ブラッドスポーツとして喧伝しているのではないということ。もちろん、ONEは世界各国で強大なメディアネットワークを有しているし、MMAだけでなくムエタイやキックボクシングの試合を組み、あらゆるマーシャルアーツの経験者の活躍が見られることも要因になっているだろう。

そのうえで、ONEではアスリートが警察沙汰を起こすようなことがあれば、見過ごして試合をさせるようなことはできない。マーシャルアーツの価値とは人間としての正しさの追求であり、マーシャルアーチストは社会の模範となれなければいけないからだ。

そんなマーシャルアーツ文化を伝えてきたことで、ONE Championshipは世界中でファミリー一体となったファンベースを持つことができた。ONEの試合をチェックしてくれる人たちは、家族揃ってディズニー映画を楽しんだあとで、そのまま試合を視聴してくれるんだ」

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News ONE ブログ 中原由貴 内藤のび太 猿田洋祐 高橋遼伍

【ONE】ファン参加型のインスタライブ対談、第4週は高橋遼伍✖中原由貴、猿田洋祐&内藤のび太!!

ONE【写真】ファン参加型できるライブ対談、第4週は中原✖高橋、猿田✖内藤だ(C)MMAPLANET

ONEアスリート達士の対談にファンが参加できるIGライブ。今週末は16日(土)の午後8時から高橋遼伍✖中原由貴、17日(日)は同じく午後8時より猿田洋祐✖内藤のび太の対談が実現することとなった。


今週のIGライブは、ともに同階級で頂点を目指す選手同士のマッチアップとなった。高橋は今年1月にタン・リーに、中原は昨年5月にゲイリー・トノンと対戦し、米国の立ち技、そして組み技の強豪にフィニッシュされている。そんな巻き返し必至の顔合わせとなった。

猿田✖のび太は、知っての通り修斗→ONEで世界ストロー級を制した者同士、猿田は公式ランキングで1位、のび太は2位で直接対決も考えられる間柄だ。

ということで今回も──MMAPLANETから出演するMMAファイターに公開質問状を書かせていただきます!!

まずは高橋&中原に──「ONE公式ランキングで松嶋こよみ選手が2位、山田哲也選手が4位にランクされていますが、自分達の名前がないことと両者のランクインをどのように捉えていますか?」

そして猿田&のび太には──「2人とも現チャンピオンのジョシュア・パシオと1勝1敗です。猿田選手、のび太選手が次にパシオを戦った際、どこに注意してどう戦えば良いかアドバイスをお願いします。同様にのび太選手、猿田選手がパシオともう1度戦った時の注意点と攻略方法を。自身の経験に基づき、相手のスタイルを考慮したうえで話してもらえると助かります」

以上、宜しくお願いします!!

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News ONE ONE Championship ブログ 佐藤将光 岡見勇信 長谷川賢

【ONE】「岡田遼が勝つ!!」。ONEアスリートIGライブ──佐藤将光、岡見勇信&長谷川賢の公開質問への返答!!

Shoko【写真】本当に答え辛い質問をハッキリと答えてくれた佐藤選手に感謝です。潔さが、こういうところにも出ています!! (C)MMAPLANET

ONEアスリートIGライブ。9日に佐藤将光✖MOMOTARO、10日(日)には岡見勇信✖長谷川賢の対談が行われた。

MMAPLANETでは出演MMA選手に対して、以下のような質問を投げかけていたが、ライブ内で3選手が返答してくれた。

質問と返答は以下の通りだ。

佐藤将光への質問
「5月31日に組まれた修斗暫定世界バンタム級王座決定戦、岡田遼✖倉本一真戦の勝敗予想と、その理由をお願いします!!」

岡見&長谷川への質問
「お二人に取材をさせてもらうたびにスパーリングでの力関係を尋ねるのですが、岡見選手は質問を飲み込むように──うんうん肯きながら『それは……まだまだ負けません』という感じで、長谷川選手は『う~ん、いやぁ。そりゃ、昔みたいなことはないです』というばかりです。本当のところ、2人はどう思っているのでしょうか?」


佐藤将光からの回答
「僕は2人とも練習した事があって、ちょっと答えにくいんですけど、今だったら岡田君だと思っています。倉本選手はレスリングエリートで、レスリングをずっとやってきて総合に転向した選手ですが、まだ引き出しの多さが全然──岡田君の方があると思っていて。

一発で飛ばなければ岡田君が勝つんじゃないかなと思っています。倉本さんにはすごく申し訳ないけど…。2年後とかにはどうなるか全然分からないですけど、今は岡田君だと思います。

僕もたまに勝敗予想で相手の方が多分勝つだろうという予想が出ている時ありますけど、
『何くそ!』って気持ちに変えて頑張っているので……」

(C)ONE

(C)ONE

岡見勇信&長谷川賢からの回答

岡見 練習ではお互い良い所出たり、悪い所出たりとか勝ったり負けたりとかするけど、結局試合しないと。本当の試合で強い奴が強いと思うんだよね。

長谷川 僕いつも岡見さん倒してやろうと思ってスパーするんですけど、一歩及ばないなって毎回。本当に上手くいっている時こそ、崩させてくれないんですよね、最後の最後は。ここで突破したらこっちが有利に立てるかな……みたいな所で、絶対行かしてくれないんで。本当にスパーが終わった時は、4:6、3:7で負けたなって。上手くいっていても毎回『今日もダメだったな』って思っちゃうんで。

岡見 それはね、多分最初の出会いが問題だね。

長谷川 あはははは(笑)。

岡見 最初に出会った時の感覚が多分ハセの中にまだあって、だからそういう関係性があるからよ(笑)。

長谷川 本当に一歩足りないなっていうのは、ずっと岡見さんとスパーしていて思いますね。超え切らないなっていう……。

回答へのMMAPLANET公的私信
「3選手、ありがとうございました。佐藤選手、言い辛い質問に答えてくれて感謝しています。岡見君、少しはハセケンの良いところを言及してあげてください(笑)」

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MOMOTARO News ONE ブログ 佐藤将光 岡見勇信 長谷川賢

【ONE】ファン参加型のインスタライブ対談、第3週は佐藤将光✖MOMOTARO、岡見勇信&長谷川賢!!

ONE【写真】ファン参加型できるライブ対談、第3週は佐藤✖MOMOTARO、岡見✖長谷川だ(C)MMAPLANET

第3週目にしても、もはや恒例というイメージが定着しつつあるONEアスリートのIGライブ。ONEアスリート達士の対談にファンが参加できる、この試み──今週末は9日の午後8時から佐藤将光✖MOMOTARO、10日(日)は同じく午後8時より岡見勇信✖長谷川賢の対談が実現することとなった。


佐藤は修斗世界バンタム級王者からONEに進出し3試合連続フィニッシュを挙げ、ONE公式ランキングでも2位につけている。王者ビビアーノ・フェルナンデスの背中が見えてきた佐藤と打倒ロッタンを目指すMOMOTAROの顔合わせ、実は佐藤はかなり奔放なところがありドッキリ発言も期待できる。

岡見✖長谷川は世界を目指し、長年切磋琢磨してきた仲だ。長谷川が岡見の背中を追い続けてきたとはいえ、彼のウェルター級転向があれば両者はライバルにもなる。とはいえ、対談中は長谷川は後輩、岡見は先輩という立場を終始通すことになるのか──IG LIVE出演する選手のインスタグラムのLIVEで楽しんで欲しい。

ということで──MMAPLANETから出演するMMAファイターに公開質問状!!

まずは佐藤将光へ──「5月31日に組まれた修斗暫定世界バンタム級王座決定戦、岡田遼✖倉本一真戦の勝敗予想と、その理由をお願いします!!

そして岡見&長谷川には──「お二人に取材をさせてもらうたびにスパーリングでの力関係を尋ねるのですが、岡見選手は質問を飲み込むように──うんうん肯きながら『それは……まだまだ負けません』という感じで、長谷川選手は『う~ん、いやぁ。そりゃ、昔みたいなことはないです』というばかりです。本当のところ、2人はどう思っているのでしょうか

以上、宜しくお願いします!!

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Bu et Sports de combat Interview J-CAGE ONE Road to ONE02 ブログ 岩﨑達也 後藤丈治 祖根寿麻

【Bu et Sports de combat】武術的な観点で見るMMA。後藤丈治✖祖根寿麻─弐─「コロナがチャンス」

Goto vs Sone【写真】MMA故に選択肢は多く、必死で練習してきたスクランブルMMA故に選択が限定されてやすい。これもMMAの妙(C)MMAPLANET

MMAと武術は同列ではない。ただし、武術の4大要素である『観えている』状態、『先を取れている』状態、『間を制している』状態、『入れた状態』はMMAで往々にして見られる。

武術の原理原則、再現性がそれを可能にするが、武術の修練を積む選手が試合に出て武術を意識して勝てるものではないというのが、武術空手・剛毅會の岩﨑達也宗師の考えだ。距離とタイミングを一対とする武術。対してMMAは距離とタイミングを別モノとして捉えるスポーツだ。ここでは質量といった武術の観点でMMAマッチを岩﨑師範とともに見てみたい。

武術的観点に立って見た──後藤丈治✖祖根寿麻とは?!──後編では、質量の高い後藤に対し、祖根が取るべき手段について尋ねた。

<武術的観点に立って見た──後藤丈治✖祖根寿麻Part.01はコチラから>

──祖根選手は一度は背中をつけて対処しましたが、またシングルにいってタップしました。

「そのシングルに行くのが失敗だとしたら、祖根選手はそれも分かっていたはずです。でも、トータルでMMAを経験値として覚えているから、試合ではあのようにハマるパターンの勝敗というのが起こると思います。

だからこそ、今、コロナの時期はチャンスなんです。自分が普段しないことをやる。日々に追われるとこなす稽古になってしまいがちです。強くなるためにブレない人が今だからでこそきることをする。それは対人練習でなくても、いくらでもあるはずです。

MMAファイターの人たち、試合がない今こそ──という気持ちでいてほしいです。例え1人でも強くなれる練習に没頭できます」

──ここまで話を聞いてなおですが、試合の立ち上がりというのはやはり大切ではないでしょうか。構え、間、質量、全てが後藤選手だった試合で、打で祖根選手が対応した。

「まあ、これも結果論ですが、結果論から学べることとして、いきなり前へ出るのではなく、先ずは距離を取って後藤選手に打たせそこに組みの圧力をかける、そしてパンチ、またはテイクダウン狙いからスクランブルなど、そういう手があれば祖根選手も自分の武器を使えたのかというのはあります。

何度も言っていますが、後藤選手の左のパンチはカウンターです。そこに打ちに行けば貰う確率は高くなる。ただ後藤選手の攻撃が、後の先を取れているかどうかは分からないです。後の先が取れていないのなら、祖根選手が先の先を取れれば後藤選手のカウンターを後手にさせることができ、自分のペースで試合を作ることも可能だったと思います」

──カウンターと後の先が違う、そこを今一度説明していただけますか。

「カウンターとはタイミングが取れた結果、起こる事象です。後の先とは、先が取れているという条件下でできることなんです。仮に後藤選手が後の先が取れていなかったとします。その場合、先の先を取られるとやられます。それは待ちの姿勢が後手に回るようになるからです」

──確かにカウンター狙いで、後手後手となる事例は少ないですね。

「逆に質問なのですが……祖根選手のシングルも、打からシングルでなく、MMAなのでシングルから打ということもありなわけですよね?」

──ハイ、デメトリウス・ジョンソンはそのパターンをMMAに持ち込みました。

「なるほど。では、それができなかった祖根選手はシングル狙いで居ついた(※一方向に意思が偏っている状態)ということですね。シングルに入って解除してパンチ、またシングルとか、祖根選手にも戦うパターンはあるはずですから」

──構え、間、質量で上回っている後藤選手を相手に、今言われたような攻撃が可能なのでしょうか。

Goto vs Sone02「後藤選手はしっかりと打とうして、足が決まることがあります。これは武術的にいえば、居ついている状態でもあります。それでも祖根選手が闇雲に突っ込んでいくと、あの左が待っていたでしょうね。だから前後の動きですかね。下がることができれば、後藤選手の戦力を低下させることができた可能性は高いです。逆に祖根選手は前に出ることで、後藤選手の戦力を上昇させてしまいました。

それが試合ってことなんです。アスリートは作品への完成度に拘ることを忘れて、ノルマをこなすようになります。青木選手がよく試合だけでなく、大会を通して自分のやることを作品と呼んでいるじゃないですか。あれがあるから、青木選手はパターン化しない。そして、強くなるために貪欲で、新しいモノを追い求めているのはMMAPLANETのインタビューを読んでいても分かります。

それが今、彼が良く口にしている岩本(健汰)選手とのグラップリングなんでしょう。そういう自分が強くなるために、斬新な『おっ!』となるモノがある選手は強いです。その時期は、かなり強くなれると私は思います」

──岩﨑さんも現役時代にそういう経験があったのでしょうか。

「まぁ自分ごとになりますが、極真をやっている時代に意拳に出会った時がそうでした。その時の全日本空手道選手権で数見肇に再延長で敗れたのですが、あの時が最後じゃないでしょうかね……」

──1997年の全日本ですね。準々決勝で優勝した数見選手に敗れたのですが、数見選手は準決勝が本戦判定、決勝は延長で一本勝ちでした。

「武術というモチーフが、私にキーワードを与えてくれたんです」

──そういうキーワードをMMA選手は今、この時期に手にするチャンスだと?

「ハイ。キーワードなのか、パズルのピースなのか。ただし、歴史から学ぶと──必ず大混乱の後に大成功を収める者がいます。それは大混乱の時に絶対にブレずに、没頭できるモノがある者です。そういう人間は強い。今、強くなるにはチャンスなんです。虎視眈々としている人間のコロナ後は楽しみですよ。

五輪アスリートなんて、4年に一度を人生の最大の目標にしていたから、今はもうパニックですよ。そういう彼らには今回の新型コロナウィルス感染拡大は非常に気の毒ですが、ここで一発逆転できる人間も出てくるはずです」

──それが祖根選手にも当てはまると。

「勿論です。祖根選手だけでなく、今、ブレることなく何かに取り組む選手は皆チャンスがあると自分は思っています」

──では逆に勝った後藤選手には何を期待したいですか。

「この強さを、どこまで見せてくれるのか。殴る実感が拳(ケン)にあるロシア人やブラジル人にも、アレができる選手になってほしいですね。その前に国内レベルでも組みが強い選手に、どう対応できるのか。パンチから組む選手、どっちも使って組める選手、パンチはダメだけど蹴りから組める選手、そういう組みの強い選手と後藤選手がどういう風に戦えるのか……特に蹴りもパンチもデキて、組んでくる選手との試合が見てみたいです。それを今回のように戦えると、後藤選手──凄く楽しみですね」

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Bu et Sports de combat Interview J-CAGE ONE Road to ONE02 ブログ 岩﨑達也 後藤丈治 祖根寿麻

【Bu et Sports de combat】武術的な観点で見るMMA。後藤丈治✖祖根寿麻─壱─「質量に差」

Goto vs Sone【写真】試合開始直後からキャリアも各も関係なく、構え、間、質量ともに後藤が祖根を上回っていた(C)MMAPLANET

MMAと武術は同列ではない。ただし、武術の4大要素である『観えている』状態、『先を取れている』状態、『間を制している』状態、『入れた状態』はMMAで往々にして見られる。

武術の原理原則、再現性がそれを可能にするが、武術の修練を積む選手が試合に出て武術を意識して勝てるものではないというのが、武術空手・剛毅會の岩﨑達也宗師の考えだ。距離とタイミングを一対とする武術。対してMMAは距離とタイミングを別モノとして捉えるスポーツだ。ここでは質量といった武術の観点でMMAマッチを岩﨑師範とともに見てみたい。

武術的観点に立って見た──後藤丈治✖祖根寿麻とは?!


──この試合はパンクラスではプレリミ中心でキャリアを積んできた4連勝中の後藤選手が、修斗で環太平洋王者になるもRIZINと修斗で4連敗中の祖根選手とのマッチアップでした。

「キャリア的には祖根選手が格上ということですね。この試合だけで見ると後藤選手の方が評価は上の選手と思うくらい、質量に差がありました。構えた時点で、完全に後藤選手の間でした」

──サウスポーの後藤選手が、前に出てくる祖根選手にパンチを当てる。序盤からそのような流れでした。

Goto vs Sone 02「後藤選手は構え、間、内面の質量と全て良かったです。あの場で見える質量の違いは、

明白でしたね。こうなるとキャリアとか、関係なくなってしまいます。それにあの左のパンチは一発でKOできます。それを後藤選手は打ち合いのなかで出せる。強かったです」

──途中、頭突きがあり再開後のみ祖根選手のパンチに真っすぐ下がり、組まれてケージに押し込まれました。不可抗力とはいえ反則です。それにより、受けた方の質量が下がるということはあるのでしょうか。

Goto vs Sone 03「頭突きでダメージがあったかどうかは画面では判別できなかったですが、後藤選手は決して下がったわけじゃないです。あれは祖根選手が入れたんです。下がると、入るはまた違うんです。

そういう風になったのは、あの直後だけ後藤選手の質量は下がったからです。金的にしても頭突きにしてもダメージのあるなしを抜きにして、された方が再開後は不利に動いてしまうことが多いです」

──そういうものですか。

「もらった側がリスタート後は、不利に動いてしまう。ここは選手やチームの人達も頭に入れて戦うべきだと思います」

──では祖根選手はあの場面ではケージに押し込むよりも、殴りに行った方が良かったのですか。

「ハイ、その通りです。正論を言えばその通りです。祖根選手の間だったのは、あの試合ではあの局面だけでしたから。とはいっても、殴りにいっても打撃は完全に後藤選手の方が上でした。だからテイクダウンに行くなら、テイクダウンを取り切る。そこは後藤選手の寝技や、祖根選手の寝技の技量によってくるのですが、あの試合を見る限りはそこに拘るべきではなかったのかと思います。

ただし、あの場面で組みに行って押し込んで、テイクダウンを狙うというのは、キャリアのある選手がパッケージでMMAを体に馴染ませ、パターンで攻めてしまうようなことかと。それってどの競技にもあることで。結果、組まれてケージを背負っている時に頭突きのダメージがあったとしても、後藤選手は休めたと思います。

Goto vs Sone 05それでも祖根選手はワンテイクがとれた。あそこのワンテイクは、祖根選手にとって非常に大切だった。

でも、MMAの王道のようにスクランブルの展開を疑いもせず受けいれた。倒してから、技術面はともかく絶対に抑えるという意識は見られなかったです。そして後藤選手が立ってアームロックから離れて、打撃の間合いに戻った。この時には、両者の関係は試合開始直後と同じになっていました」

──ここからは後藤選手は左だけでなく、右、そしてボディや前蹴りも入っていました。

「3月のプロ修斗で行われた内藤頌貴選手と渡辺健太郎選手の試合は、最後に渡辺選手の間になったのですが、今回の祖根選手にはそういうこともなかったです。パンチだけでなく、腹への右の前蹴りが効いていましたね。

Goto vs Sone 06後藤選手は蹴りもパンチも使える。ただし、蹴れる状態であっても強く蹴る気はなかった。それでも足も手も使える人間は、両方使えるようになります。そのなかで右の前蹴りは、祖根選手は見えていなかったですね。

左を当てて、右も当てていた。後藤選手は躍起になることなく、そのまま戦っていると左が当たって勝てるのが分かっていたと思います。

Goto vs Sone 07出て打つのか、その場で打つのか、下がって打つのか。

相手が来る時に、その場で打てば良い。相手が来る時に出ようとして、先の先を取られやられることは多いです。だけど後藤選手は前に出ない。その場で当てて倒せると分かっていた。

セコンドの長南さんも「打ち合うな」という指示も出していましたし、後藤選手もその場で打っていました。祖根選手が前に出てこうとしていたので、その場で打てば良かったので」

──祖根選手としては、間合を外すとかそういうことが必要だったのでしょうか。

「下がって逃げるのではなく、下がって打てば間を取れることはあったかもしれないです。それも、後藤選手が追いかけるようなことがある場合ですね。でも、後藤選手はその場で打っていたでしょう。あれは理想的です。

Goto vs Sone 09そして、祖根選手は前に出て打たれた。あの質量で前に出ると、やられます。そして後藤選手の間なのに、シングルレッグを仕掛けて、組み技のことは詳しく分からないですが、ニンジャチョークでやられてしまいましたね。

あそこでシングルレッグというのも、殴られてダメージがある状況でMMAのパターンですよね。もう後藤選手は準備できていました」

<この項、続く>