武尊 takeru@takerusegawaいつも応援してくれている皆様に
2022/11/01 10:41:23
ご報告をさせて頂きます。
契約満了に伴い10月31日付でK-1及びKRESTとの契約を解除させて頂きました。
これからは一格闘家の武尊として
国や団体の垣根なく挑戦して
格闘技界が更にたくさんの… https://t.co/gPok0b7PeW
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【写真】タイミングがずれて済みません。押忍ではなく、ワカンダ・フォーエバー!! AJはスニッカーズのアーモンド味に凄く興味を持っていました(C)MMAPLANET
12月31日(土)に開催されるRIZIN40で、RIZIN×Bellatorの対抗戦が実現する。そして26日(水)、東京都港区の六本木ヒルズアリーナで大晦日大会に出場するファイターが一同に会した記者会見が行われ、そのなかにAJ・マッキーJrの姿もあった。
RIZINライト級王者ホベルト・サトシ・ソウザとのドリームマッチが決まったAJを会見前にインタビューを行った。そこにはリングとケージの違いには非常に冷静で、グラウンドでの蹴り有りルールに関してはエキサイトしまくりの──AJがいた。
──ライト級転向2戦目、ホベルト・サトシ選手との大勝負はケージでなくリングで行われています。これまで四角いリングでMMAを戦った経験はありますか。
「一度、アマチュアであるよ(※2013年6月8日。クリスチャン・エスピノーザ戦)。しかも負けているんだ(笑)」
──OMG!!
「アハハハハ。負けているんだよ」
──選手によってはリングもケージも同じだ。関係ないという意見もありますが、個人的にケージとリングは全くの別モノだと思っています。AJはその辺りをどのように認識していますか。
「全く違うよ。別物だ。特にレスラーにとって、ケージとリングでは相手をホールドした時の状況がまるで違う。そこで固まるのか、動くのか。僕はケージを使うと頭を詰めて、足を下げて動かさないようにする。そういう流れを大切にしているから……金網がない状況だと、どうなるのか。きっと変わって来るだろうね」
──と同時に攻める側とすれば、背中でクラッチを組みやすいのはロープの外に空間があるリングだという意見もあります。ただし、倒された側になると立ち上がりにくいと。
「う~ん、そういうことなんだろうね。ただ、ずっとケージで戦ってきた僕にとってリングやロープは、金網と同じような安定性を求めることはできないと感じている。テイクダウンを奪う側としても、ケージの方がリングより倒しやすいはずだ。さっきも言ったように一度詰めて、そこから倒していくから。その押し込んだ状態で、リングやロープはケージと違って不安定だからね。
リングだとケージよりも、時間的な余裕を持たずに倒す必要があるんじゃないかな。そして下になった場合は、リングは立ち上がることは困難だ。これは確かだね。金網と背中を使えば、立ち上がるという動きはスムーズになる。リングの試合で下になった場合は、しっかりとアンダーフックして自分の力で立ち上がらないといけない」
──すでにそこまでイメージができることが、さすがだと思わざるを得ないです。と同時にリングとケージの違いだけでなく、大晦日の試合はユニファイドルールとRIZINルールの違いもあります。サッカーボールキック、顔面へのスタンプ、そしてグラウンド状態でのヒザ蹴りが使えます。
「えっ、それやって良いの?」
──……ハイ。
「マジで?」
──ハイ。RIZINルールが採用されるなら、もちろん許されています。(※取材は会見でRIZINルールが適用されるという正式発表前に行われた)
「おお、絶対にRIZINルールで戦いたよ。最高だよ。アハハハハ。それがPRIDEの時代から、日本のMMA文化だよね。顔面を踏みつけて、寝技でも頭部にヒザを叩きこむができる!! サッカーボールキックにしても。グラウンド状態にある相手に蹴りを入れることができると、MMAは全く違うモノになるよ。
サブミッションでなく、ヒザ蹴りで試合を終らせることが可能だ。打撃を使う身、ストライカーとして──立ち技だけでなく、グラウンドでも蹴ることができるなんて。いやあ、最高のルールだよ」
──ただし、チームメイトを相手にその練習ができるかどうか。練習仲間はそれらの攻撃を想定しないルールを頭に入れてトレーニングしているわけですし。
「ヤツらに選択権はないよ(笑)」
──アハハハハ。
「付き合ってもらうしかない。それに僕らは普段からエルボーもスパーリングに採り入れているからね。エルボーパットをつけて、軽めだけど。練習で仲間を傷つけることはない。皆、そうだよ。練習ってケガをさせるものじゃなくて、疲れさせるもの。それがチームメイトにも、僕にも必要なことで。
でも、そういうルールで戦うとなると僕は父(アントニオ・マッキー)がコーチであることが凄く有利に働くね。父は魔術師のようなモノだから(笑)。常識外れの戦略を練ることができるんだ。ハハハハ、サッカーボールキック、ヘッドスタンプ、ヒザ蹴りか……楽しみだ。まずはダミーを思い切り蹴り上げるよ」
──ただし、頭部を蹴ると自分の足の甲も大変なことになるのでサッカーボールの使用には要注意が必要ですね。
「そういう経験があるということだよね? その意見があるということは……」
──……。
「いやぁ、やっぱり日本と米国ではストリートファイトにしてもカルチャーが違うよね」
※ホベルト・サトシと戦うAJ・マッキーJr。10年前の大晦日に父のアントニオ・マッキーは、日本で青木真也と戦っている。10年越しの親子鷹のリベンジ、RIZINルールへの対応、Bellatorライト級王座に関してAJ・マッキーが話したインタビューは、11月22日(火)発売のGONG格闘技#323に掲載されます。
The post 【Bellator286&RIZIN40】サトシと夢の一番、AJ・マッキーJr「えっ、それやって良いの?」&「マジで?」 first appeared on MMAPLANET.【写真】凄いマイクから、真っ直ぐな擦れていない言葉が多く聞かれた(C)SHOJIRO KAMEIKE
7日(月)、東京都文京区の後楽園ホールで開催されるNEXUS29のメインでは、フェザー級王者の山本空良が横山武司を相手にベルトの防衛戦を行う。
Text by Shojiro Kameike
山本喧一POD会長を父に持つ山本空良は、昨年4月にNEXUSフェザー級王座を獲得。今年5月には寿希也をKOし、王座の初防衛に成功している。RIZINの試合も含め、ここまで1年間で7試合をこなしている山本だが、それだけのハイペースで戦う理由とは。
――今回はZoomインタビューとなりましたが、マイクとヘッドホンが豪華ですね。
「これは会長がYouTubeの動画撮影で使っているものなんです(笑)」
――山本選手ご自身は、YouTubeはおろかSNS全般やっていないですよね。それは何か理由があるのでしょうか。
「恥ずかしいというか、なんか嫌なんですよね」
――現在、日本格闘技界では選手の多くがSNSで自身をアピールしていますし、プロモーターサイドからSNSでのアピールを求められることがあるとも聞きます。もちろん山本選手の年代であれば、SNSを利用している友人も多いでしょうし、YouTuberも人気かと思います。そのような状況下で、山本選手はSNSを活用しようとは考えてないのですか。
「いつかSNSはやろうと思っています。でもYouTubeは分からないですね。何て言うんだろう? 堀口(恭司)選手ぐらい有名になってから、YouTubeチャンネルを始めたほうが良いのかなと。自分はYouTubeに専念したいわけじゃなくて、MMAに専念したいので。だからある程度、格闘技で有名になってから予備でYouTubeを始める――それぐらいならアリじゃないかなと思っています」
――なるほど。
「僕は会長の時代の格闘家が好きで。今見てもあの時代は、息を飲むような試合が多かったと思います。そういう試合をやりたい。エンターテインメントなんですけど、それは面白い、楽しいってことじゃなくて、みんなに格闘技の緊張感が伝わる試合をしたいです」
――格闘技の緊張感を伝えるためには、1試合1試合の濃度も問われるかと思います。その濃度を今の試合ペースで保つことはできているのでしょうか。
「アハハハ! やっぱり試合数が多いですかね(笑)。確かに現代MMAでは考えられない試合数と試合のペースだとは思います。それは頑丈な体を頂いたからこそですね(笑)。大きな怪我もないですし。そう言われると、この試合数だと1試合1試合が軽く見られてしまうこともあるかもしれないです。実際、自分が毎試合マックスの状態で出ることができていないんじゃないかっていう声もあります」
――……。
「そう考えたら試合数を減らしたほうが良いのかもしれないけど、まだ一昨日22歳になったばかりですからね(※取材は10月31日に行われた)。若いうちに、これだけ試合ができるのは良いことだと思っています。
30歳ぐらいになると、1年に2試合ぐらいが限界になるかもしれない。それなら今のうちに経験を積んで、だんだん減らしていったほうが良いのかなと考えています。これだけ試合をやらせてもらっているからこそ、自分も成長できていると思うので。
今は日本でもテレビでMMAを見る機会が増えてきて、そのぶん新しい選手も出てきているじゃないですか。するとチャンスをもらえない選手も増えてくる。そのなかで僕はチャンスを頂くことができているので、それは自分のキャリアにとって大きいです」
――では1試合ごとのパフォーマンスはご自身の中で合格点を出せているのでしょうか。
「1試合ごとのモチベーションは保つことができていると思います。ただ、カイル・アグォン戦(7月2日に判定勝ち)とヴガール・ケラモフ戦(同月31日、判定負け)は、どちらもテイクダウンが強い相手で、どちらも倒されまくりました。
アグォン戦でテイクダウンされた反省をケラモフ戦に生かすことはできていなかったですよね。試合間隔が短いこともあって。そういう面では、『山本空良は自分を酷使しすぎだ』っていう辛口の意見もありました。
でも自分としては、アグォン戦はダメージがなくて。それにカラモフ選手って、自分が対戦したいと言っても、そう簡単に組んでもらえる相手じゃない。だから僕自身は対戦出来て良かったですし、自分の100パーセントを出せていなかったとしても、良い経験になったと思っています」
――その中でも、試合の中で行くべきところと守るべきところの切り替えが、より明確になってきています。以前はいわゆるアグレッシブにKOや一本を狙い続けることが多かったのに対し、今は試合運びの変化――冷静に戦うことができているように見えます。
「試合運びについては、相手のレベルが上がると、まず自分にダメージがあることを見せてはいけない。それは相手も同じですよね。だから去年ぐらいは、自分が相手のダメージを測ることができませんでした。でも今は、セコンドの声がよく聞こえるようになって。セコンドの『行け!』あるいは『今は行くな!』という指示に対して、すぐ体が反応できるようになってきています。
以前は試合の入場時から興奮してしまっていたんですよ(笑)。それが経験を積んだことで、試合中は冷静に戦うことができるようになりました。その冷静さが、試合運びに繋がっているんじゃないかと思います」
――昨年と今年を比べて、練習方法などには変化があったのでしょうか。
「変わったとしたら会長が相手の研究をして、それに基づいた指示をくれるようになったことですね。僕は今まで、試合前に相手の研究をすることがなかったんですよ」
――相手を研究しなくても勝てた、と。
「アハハハ、そんなことは言っていません! たとえば強い選手って、実力の差がある相手には基礎能力だけで勝てるじゃないですか。ウチのジムの方針は、まずその基礎能力を高めようというものなんです」
――それも若い時にしかできない経験ですよね。しかし昨今のMMAでは1つの黒星が以降のキャリアを左右することもあり、選手サイドがマッチメイクに慎重になるケースも無いわけではありません。
「無敗で米国に行ったほうが、ファイトマネーも上がっていくかもしれないです。でも無敗じゃないからって、チャンピオンになれないわけじゃない。負けてもいつか最強になれるなら――UFCのチャンピオンになれるのなら、僕は試合をして経験を積みたいです」
――幼少の頃から練習仲間でありライバルでもあった西川大和選手が……試合は無くなってしまいましたが、そのUFCと契約したと発表された時の心境はいかがでしたか。
「悔しいとか羨ましいとかっていう気持ちは全くなくて、まず嬉しかったです。正直、大和が行けるなら自分もUFCに行けるんじゃないかって思いました(笑)。それは冗談ですけど、最近は日本からUFCと契約する選手も増えてきているので、いつか自分もその流れに乗りたいです」
<この項、続く>
The post 【NEXUS29】フェザー級王座防衛戦、山本空良─01─「やっぱり試合数が多いですかね(笑)」 first appeared on MMAPLANET.Japan's Yusaku Kinoshita set for UFC debut against Adam Fugitt on Feb. 4 (via @mma_kings) https://t.co/bME0FXkfyj
— MMA Junkie (@MMAJunkie) October 31, 2022
UFCが2月5日に韓国ソウルで開催するFight Nightシリーズの大会(会場不明)で木下憂朔 vs. アダム・フューギットのウェルター級マッチが行われることをMMAJunkieが確認したとのこと。
Yusaku Kinoshita(Sherdog)
Adam Fugitt(Sherdog)
木下憂朔は8月の『Dana White's Contender Series 52』でホセ・エンリケ・ソウザに3R TKO勝ちしてUFCとの勝ち取って以来の試合で今回がUFCデビュー戦。アダム・フューギットは7月の『UFC 277: Pena vs. Nunes 2』で行われたUFCデビュー戦でマイケル・モラレスに3R TKO負けして以来の試合。
Mandy Bohm(Sherdog)
Ji Yeon Kim(Sherdog)
Devin Clark(Sherdog)
Da Un Jung(Sherdog)
他にも同大会ではメンディ・ベーム vs. キム・ジヨンの女子フライ級マッチとデヴィン・クラーク vs. チョン・ダウンのライトヘビー級マッチも判明しています。
メンディ・ベームは7月の『UFC Fight Night 208: Blaydes vs. Aspinall』でヴィクトリア・レオナルドに判定負けして以来の試合の試合で2連敗中。キム・ジヨンは7月の『UFC 277: Pena vs. Nunes 2』でジョセリン・エドワーズに判定負けして以来の試合で4連敗中。
デヴィン・クラークは8月の『UFC on ESPN 41: Vera vs. Cruz』でアザマット・ムルザカノフに3R TKO負けして以来の試合。チョン・ダウンは7月の『UFC on ABC 3: Ortega vs. Rodriguez』でダスティン・ジャコビーに1R KO負けして以来の試合。続きを読む・・・