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Gladiator Gladiator023 MMA MMAPLANET o ボクシング ユン・ダウォン 河名マスト

【Gladiator023】ユン・ダウォンの打撃に苦戦も、得意のコントロールに持ち込んだ河名が判定勝ち

【写真】首に圧力をかけつつ投げて沸かせた(C)MMAPLANET

<フェザー級/5分3R>
河名マスト(日本)
Def.3-0:30-27.30-27.29-28.
ユン・ダウォン(韓国)

開始早々、ユン・ダウォンがパンチからボディロックで組みつき、テイクダウンを狙う。これを防いだ河名が首相撲からヒザをボディに突き刺す。前に出る河名にカウンターでパンチを浴びせたユン・ダウォンが、ダブルレッグで河名に尻もちを着かせた。スイッチから立ち上がった河名が、左腕を差し上げてユン・ダウォンをケージに押し込む。ヒザで削る河名が、一度離れてダブルレッグで組んできたユン・ダウォンを、ガブりながらバックに投げた。

オーバーフックでユン・ダウォンにテイクダウンを許さない河名だが、ケージに押し込まれてしまう。ウィザーで耐える河名に対し、ユン・ダウォンが離れた。ケージ中央で左ジャブを突くユン・ダウォンが、さらに右ストレートを当てる。右ローを放った河名の顔面を、ユン・ダウォンの右が捕らえる。河名は左ミドルからサークリングし、ケージ中央でダーティボクシングに持ち込む。ユン・ダウォンは離れて左右パンチを浴びせていく。残り30秒でユン・ダウォンをケージに押し込んだ河名は、相手がマットに手を着くと左のパンチを叩き込んでいった。

2R、河名が距離を詰めて、ユン・ダウォンのパンチを受けながら組み付く。ダーディボクシングから左腕を差し上げてケージに押し込む。ユン・ダウォンが離れても、パンチを受けながら距離を詰める河名。ユン・ダウォンはシングルレッグで入るも、河名がオーバーフックでディフェンスした。ユン・ダウォンは河名の右足首を抱えて、河名をケージに押し込みながらパンチをコツコツと当てる。

ケージに背中を着けて徐々に立ち上がる河名の腰を、ユン・ダウォンが左手で抑えている。河名が立ち上がるとユン・ダウォンが離れた。距離を詰めてくる河名に右を打ち下すユン・ダウォン。河名の左フックもヒットする。ユン・ダウォンの左ジャブに右を被せた河名は、ユン・ダウォンのシングルレッグをスプロールし、ダブルレッグに切り替えたユン・ダウォンを潰していった。

最終回、河名が頭を振りながら前進する。ユン・ダウォンのシングルレッグを切った河名は、ケージに押し込みシングルレッグとボディロックで揺さぶる。そしてユン・ダウォンを崩した河名が、バックコントロールからパンチを打ち込む。マットに手を着いたユン・ダウォンをヒザ蹴りで削り、得意のバックコントロールを続ける。足を崩してグラウンドに持ち込んだ河名が、バックから鉄槌とヒジを打ち込む。ユン・ダウォンは前転するもバックコントロールから逃れることはできない。ユン・ダウォンが起き上がると、リフトしてグラウンドに戻す河名がコントロールし続ける。最後はガブり返しからネッククランクでプレッシャーをかけ、バックに投げて試合を終えた。

判定はユナニマスで河名に。河名はマイクを握り、バンタム級とフェザー級どちらでもチャンスを狙っていくとアピールした。


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Gladiator Gladiator023 MMA MMAPLANET o キック チハヤフル・ズッキーニョス ハンセン玲雄

【Gladiator023】激闘! チハヤフル・ズッキーニョスがハンセン玲雄と打ち合い、左ハイから連打でストップ

【写真】(C)MMAPLANET

<フェザー級/5分3R>
チハヤフル・ズッキーニョス(日本)
2R4分01秒 by TKO
ハンセン玲雄(日本)

ともにサウスポー。ハンセンが左ローを当てると、チハヤフルも右ローを返す。ハンセンの右カーフキックを受けたチハヤフルがバランスを崩した。ケージ中央でチハヤフルが組みつき、両腕を差し上げてクリーンテイクダウンを奪った。ハーフガードのハンセンに対し、左腕を差し上げているチハヤフル。ハンセンはフルガードに戻して下がるも、そのままチハヤフルがケージに押し込んでいく。チハヤフルは立ち上がってパンチを落とすも、ハンセンがスクランブルへ。チハヤフルも切り返して再びグラウンドに戻した。

左ヒジを落とされたハンセンが体を起こしてケージに背中を着ける。しかしチハヤフルがボディロックで引き戻した。ハンセンもパスを許さず耐える。ハーフガードのハンセンに肩パンチを落としたチハヤフルは、ハンセンの立ち上がり際にパンチ連打を浴びせる。ヒザ蹴りで足を滑らせるハンセン。打ち合いに持ち込みたいところだが、再びチハヤフルに尻もちを着かされた。

2R、チハヤフルが右ロー、右ハイと蹴りを散らす。ハンセンは右カーフを当てるも、後続打がない。チハヤフルはハンセンのパンチをブロックする。右ミドルを当てたハンセンが、ケージ中央で左ローを当ててチハヤフルがマットに手を着く。立ち上がったチハヤフルがダブルレッグでグラウンドに持ち込む。ハンセンはフックスイープでスイープにした。チハヤフルが立ち上がるも、再びトップに回るハンセン。スタンドではパンチでチハヤフルを追い込む。

さらに投げを防いだハンセンが左腕を差し上げてチハヤフルをケージに押し込んで、投げてグラウンドへ。立ち上がるチハヤフル。ハンセンはパンチで追っていくも、カウンターをもらって尻もちを着いてしまう。ここから壮絶な打撃戦が展開されるなか、効いているのはハンセンだ。パンチから左ハイでグラつかせたチハヤフルが、連打を浴びせるとハンセンの動きが止まり、レフェリーが試合をストップした。


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Gladiator Gladiator023 MMA MMAPLANET o イ・イサク 藤井章太

【Gladiator023】TDしたイ・イサクが隙を与えず、現ミドル級王者の藤井を右ヒジ&パンチ連打でKO

【写真】イ・イサクの試合ぶりには安定感があった(C)MMAPLANET

<ミドル級/5分3R>
イ・イサク(韓国)
Def.1R3分43秒 by TKO
藤井章太(日本)

藤井が左インローで先制する。イ・イサクにケージを背負わせて右ロー、右ストレートを振るう藤井だが、右ローに合わせて飛び込んできたイ・イサクにテイクダウンを奪われた。背中を着かせたイ・イサクに対し、藤井が足を上げていく。しかしイ・イサクはパンチとヒジを振るってくると、クローズドガードから足を利かせた藤井が顔面を蹴り上げに行く。

イ・イサクはパンチを落としつつ、立ち上がろうとした藤井を抑え込む。反転した藤井からバックマウントを奪ったイ・イサクがパンチを連打。マウントに移行してパウンドと右ヒジの雨を降らすと、藤井の動きが止まる。再びバックマウントの状態からパンチを連打してレフェリーストップを呼び込んだ。

現ミドル級王者に完勝を収めたイ・イサクは腰に手を当て、ベルト挑戦をアピールした。


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Gladiator Gladiator023 MMA MMAPLANET o エフェヴィガ雄志 キック 八木敬志

【Gladiator023】エフェヴィガが八木を全局面で圧倒するも仕留めきれず。フルマークの判定勝ちを収める

【写真】圧倒しながらフィニッシュできなかったエフェヴィガはこの表情――(C)MMAPLANET

<ライト級/5分3R>
エフェヴィガ雄志(日本)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27.
八木敬志(日本)

サウスポーのエフェヴィガに対し、八木が右インローを打ち込む。しかしエフェヴィガがプレスをかけると、八木がケージを背負う。ケージ中央に戻った八木に、エフェヴィガが左を打ち下ろし、右カーフキックで尻もちを着かせた。八木は左右パンチのフェイントから左ハイを狙うが、身長差があるためかエフェヴィガに届かない。ここで八木はシングルレッグからドライブし、ハイクロッチでエフェヴィガをケージに押し込む。スプロールするエフェヴィガはケージ中央に足を向け、立ち上がった。

エフェヴィガの左ロー、八木が組んできたところに左テンカオを合わせる。組んできた八木を潰したエフェヴィガ。ハーフガードを取った八木が下からしがみつく。胸を合わせたエフェヴィガが抑え込み、体を起こしてくる八木に左ヒジとパンチを落とす。バックマウントを奪ったエフェヴィガがパンチを連打すると、八木はスクランブルに持ち込むが潰されてパンチを受けた。

2R、エフェヴィガがオーソドックスにスイッチする。右ミドルから組んだエフェヴィガが八木をケージに押し込み、アンクルピックで尻もちを着かせた。起き上がる八木を潰したエフェヴィガがパウンドを連打。八木はエフェヴィガの左腕を取り腕十字を仕掛けるも、腕を抜かれてしまう。パスしているエフェヴィガの右足に自身の足を絡めているが、八木に動きはない。

八木の頭をケージに押し込みながらパンチとヒジを連打するエフェヴィガは、マウントへ。しかしエフェヴィガが立ち上がってスタンドを要求する。ブレイクが掛かり、スタンドに戻ると八木は打撃戦からダブルレッグで入る。スプロールしたエフェヴィガがケージ際でバックに回り、足を一本差し入れてキープしている。八木を仰向けにしてヒジを叩き込むエフェヴィガが、バックに戻ってパンチを連打していった。

最終回、フェイントを見せる八木にパンチを浴びせたエフェヴィガがヒザを突き上げる。しかし組んだ八木がボディロックからコントロールしてバックを狙った。ボディシザースからパンチを浴びせる八木が、反転しようとしたエフェヴィガからマウントを奪いかけるも、エフェヴィガが体を抜いてトップに回った。八木はハーフガードへ。エフェヴィガがパスしてマウントを奪う。

八木のブリッジに合わせてバックマウント、正対した八木に対してマウントに戻ったエフェヴィガはサイドからパンチを打ち込んでいく。ここで八木が立ち上がった。エフェヴィガにも疲労が見られる。八木のダブルレッグをスプロールしたエフェヴィガが、ハーフガードを取る相手に鉄槌を落とし、最後はパウンドを連打して試合を終えた。

裁定はエフェヴィガがフルマークの判定勝ちを収めた。


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Gladiator Gladiator023 MMA MMAPLANET NavE o Progress 前田吉朗

【Gladiator023】フォークスタイルグラップリング戦はNavEが前田から6pを奪取し、RNCを極める

【写真】(C)MMAPLANET

<Progressフォークスタイルグラップリング60キロ契約/5分2R>
NavE(日本)
Def.2R4分28秒 by RNC
前田吉朗(日本)

互いに組んで首を抑えたが、すぐに離れた。前田が、マットに手を着いて挑発。NavEが近づくと前田が立ち上がった。前田が首を抑えにかかる。離れたNavEがダブルレッグで前田に尻もちを着かせ、バックを狙う。しかし前田が切り返してダブルレッグからドライブした。リフトアップした前田は、周囲にマッスルポーズでアピールする。ここでNavEがマットに下りて離れようとするが、前田は離れない。

シングルレッグでNavEをケージに押し込んでからハイクロッチへ。展開できないとみるや前田が離れる。両手を広げて挑発した前田が、NavEの動きに合わせて組みつきバックを狙う。しかしNavEがリバーサルしてトップに回ると、テイクダウン2pが与えられた。前田はラバーガードでディフェンスしながら、フックガードでリバーサルを狙う。NavEがトップキープからバックコントロールで、前田が前転して足を狙うも失敗。すぐにNavEがトップに戻った。

最終回、NavEが頭を触りに行く。前田の動きに合わせてNavEがⅡ0タップで入ったが、ここでNavEの頭が前田の顔面に当たり、試合が中断される。再開後、疲労が見える前田のダブルレッグをNavEがスプロールした。スタンドに戻ると、前田がシングルレッグで入り、NavEに手をマットに着かせる。NavEをケージに押し込む前田だが、リスト争いでクラッチを切られてしまう。

NavEが大外刈りでテイクダウンを奪うと、前田はまたも足を獲りに行く。切り返したNavEがバックを奪取し、この流れで2p+2p=計4pがNavEに入った。四の字フックで固めるNavEは、しつこくRNCを狙う。左右の腕を滑り込ませながら、左腕を首に回した。ディフェンスし続ける前田だが、NavEがパームトゥパームで組みタップを奪った。


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Gladiator Gladiator023 MMA MMAPLANET o 森井翼 阿部光太

【Gladiator023】阿部がバランス良い打撃&テイクダウンを見せ、最後は森井にRNCで一本勝ち

<ウェルター級/5分2R>
阿部光太(日本)
Def.2R2分46秒 by RNC
森井翼(日本)

阿部が細かくフェイントを入れて前に出る。森井は距離を取りながら右ローを蹴る。右ストレートから左フック、右ローを蹴る阿部。じりじりとプレッシャーをかけてインロー、右ストレートで飛び込む。

森井もジャブ・左フックを返し、阿部が残り1分で組み付く。森井がスタンドでバックにつき、持ち上げるようにテイクダウンするが、森井は立ち上がる。最後は森井がパンチで前に出たところでラウンド終了となった。

2R、阿部がジャブからダブルレッグを狙う。深く組み付かせない森井はジャブから前に出る。阿部も下がりながらローを返すが、森井は変わらずジャブを当てる。

ここで阿部が組み付くとケージ際でテイクダウン。背中を見せて立とうとする森井のバックについてRNCへ。これをしっかりと極めて、阿部が一本勝ちを収めた。


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Gladiator Gladiator023 MMA MMAPLANET o キック 吉田開威

【Gladiator023】MMA&空手の二刀流・吉田、危なげない試合運びでプロ2連勝

【写真】吉田がプロ2連勝(C)MMAPLANET

<バンタム級/5分2R>
吉田開威(日本)
Def.3-0:20-18.20-18.20-18.
空(日本)

吉田がサウスポーからジャブ・左ストレート。空が組み付こうとしてもしっかり距離を取る。吉田は左ハイ、スピニングバックキック、右ハイと蹴りを多用し、カーフキックを前足に集める。

空が前に出てこようとすると、そこに吉田が右フックを合わせ、左のヒザ蹴りから右フック・左ストレート。空がシングルレッグで組み付くと、吉田は無理にそれ切らずに空の身体のまたぐようにバックを狙う。

2R、空がダブルレッグで組みつき、シングルレッグからバックへ。吉田がケージに身体を預けてテイクダウンディフェンスすると、空は距離をとる。吉田は左ストレートと左ミドル、空はダブルレッグから組み付いて、吉田がスタンドをキープするとバックへ。ここも空は深追いはせず、試合はスタンドに戻る。

吉田は左ストレートから右フック、スピニングバックフィスト。空がシングルレッグを狙うが組み付くことができない。逆に吉田は左ストレート・右フックで前に出る。吉田はヒザ蹴りから左右のパンチを乱れ打ち。空がシングルで吉田をケージに押し込みダブルレッグに移行するが倒せない。最後は吉田が右のカーフと左の前蹴りを見せて試合終了となった。

判定は3-0で吉田が勝利。MMAと空手の二刀流ファイター・吉田が空にテイクダウンを許さず、自分の打撃を当て続けてプロ2連勝となった。


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Gladiator Gladiator023 KOMA MMA MMAPLANET o 南友之輔 小松祐貴

【Gladiator023】伝統派空手出身の大型ルーキー・南が右一撃で豪快KO。プロデビュー戦を飾る

【写真】(C)MMAPLANET

<バンタム級/5分2R>
南友之輔(日本)
Def.1R3分19秒 by KO
小松祐貴(日本)

南がプレッシャーをかけてジャブとワンツー。小松はローを蹴るが、そこに南が左から右ストレートで飛び込む。一旦距離が離れると南はやはり左を見せてからの右ストレート。小松は距離を取りながら左フック。南も左フックから右ストレート、小松が下がるところに左フックを打ち込む。

小松も組み付こうとするが距離が遠い。小松が自らガードポジションを取ると、南は小松を立たせた。試合がスタンドに戻ると小松がダブルレッグでテイクダウンを狙い、尻餅をついた南は小手を巻いて立ち上がる。そして南が左を見せてからの右フックを強振。これが小松の側頭部を打ち抜き、南が豪快なKO勝利。伝統派空手からMMAに転向した大型ルーキー・南、インパクト大のプロデビュー戦となった。


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Gladiator Gladiator023 KTT MMA MMAPLANET NavE o Progress RIZIN Road to UFC UFC YouTube イ・イサク エフェヴィガ雄志 ダギースレン・チャグナードルジ チハヤフル・ズッキーニョス チャンネル チョン・ダウン テムーレン・アルギルマー ハンセン玲雄 ハ・ドンシン パンクラス パン・ジェヒョク ユン・ダウォン 世羅智茂 八木敬志 前田吉朗 南友之輔 吉田開威 和田教良 小松祐貴 川北晏生 森戸新士 河名マスト 竹本啓哉 藤井章太 阿部光太 高木亮

【Gladiator023】戦わずして王者になったバン・ジェヒョクが4週間前に語っていたこと――

【写真】結果、戦うことなくチャンピオンになったバン・ジェヒョク(C)MMAPLANET

本日30日(土)に、大阪府豊中市の176boxで開催されるGLADIATOR023。そのコメインでダギースレン・チャグナードルジとGladiatorフェザー級王座決定T決勝を戦う予定だったバン・ジェヒョク。
Text by Manabu Takashima

ご存じの通り、昨日の計量をダギースレンがパスせず、戦わずしてベルトを巻いたバン・ジェヒョクが4週間前に語っていたことをここでお届けしたい。


ノンタイトルで戦うことに。あと2時間でイベントスタート

――4週間後にグラジエイター・フェザー級王座決定トーナメント、決勝戦が迫ってきました(※取材は3日に行われた)。今の体調はいかがでしょうか。

「前回の試合は色々あって、減量の集中していたような形で試合に出ていたので、今回の方が調子が良いです。UFCで活躍中のチョン・ダウン選手とスタミナ・トレをたくさんやってきました。心拍数を測るなど、科学的なトレーニングを採り入れてきたので、準決勝のようにスタミナが切れることなく、もっと良い試合ができると思います」

――もともとスタミナをつけたいという想いがあったのでしょうか。

「自分はあまりそういう気持ちはなかったのですが、KTTのハ・ドンシン監督、チョン・チャンヨル代表から相手はパワーがあり、技術的には問題なくてもスタミナが切れないように戦わないと焦ることになると言われ、スタミナ・トレに取り組むことになりました」

――スタミナが切れるだけの激闘だったので、河名選手との試合はファンの評価も高かったです。

「そう思われているとは思っていなかったです。正直、パンクラスの試合から期間が短くて自分のなかでは準備期間は十分でなかったのですが、良い試合と言われているのはありがたいです」

――判定決着になっても負けない。そういう戦い方が出来ていたように感じました。

「パンクラスで戦った時と違い、対戦相手の河名マスト選手もグラジエイターの試合が初めてだったので、そこまで判定を気にすることはなかったです」

――ではダギースレンの印象を教えてください。

「モンゴル人特有の勢いがあり、パワーがあります。技術的に恐れることはないので、時間を掛ければ勝てると思います。それに彼も準決勝では、相当にスタミナが切れていたと思います。前の試合を見て、打撃もレスリングも完成度は低かったです。なので自分は勝てると踏んでいるのですが、とにかく回りの皆が『モンゴル人はパワーがある』と言ってくるので、それがストレスになっていました(笑)。でも、韓国人もモンゴル人に負けないだけパワーがあるところを見せようと思います」

――グラジエイターはプロモーション自体がアジアのフィーダーショーを目指すと明言しています。タイトル獲得後、バン選手はどのようなキャリアを積んでいきたいと思っていますか。

「いろいろあります。グラジエイターのチャンピオンはRIZINに出ています。Road to UFCもそうです。ダギースレン選手は無敗なので、そういう相手に勝ってグラジエイターのベルトを獲ると大きなプロモーションから声が掛かる。そういうつもりで戦います。ダギースレン選手はケガをしないで試合当日を迎え、最高の試合をしたいと伝えたいです。そして日本のファンの皆さんには、不甲斐ない試合をしているのに応援してくれる人がいます。凄くありがたいです。頑張ります」

■視聴方法(予定)
9月30日(土)
午後12時30分~ THE 1 TV YouTubeチャンネル

■ Gladiator023対戦カード

<フライ級/5分2R>
宮川日向(日本)
坪内一将(日本)

<フライ級/5分2R>
陸虎(日本)
古賀珠楠(日本)

<ストロー級/5分2R>
澤田政輝(日本)
三輪勇気(日本)

<フェザー級/5分2R>
水野翔(日本)
野口蒼太(日本)

<ライト級/5分2R>
秋岡翔(日本)
磯嶋祥蔵(日本)

<Gladiatorバンタム級選手権試合/5分3R>
[王者]テムーレン・アルギルマー(モンゴル)
[挑戦者]竹本啓哉(日本)

<65.77キロ契約/5分3R>
パン・ジェヒョク(韓国)
ダギースレン・チャグナードルジ(モンゴル)

<Progressフォークスタイルグラップリング・ウェルター級暫定王座決定T決勝/5分3R>
森戸新士(日本)
世羅智茂(日本)

<フェザー級/5分3R>
河名マスト(日本)
ユン・ダウォン(韓国)

<フェザー級/5分3R>
チハヤフル・ズッキーニョス(日本)
ハンセン玲雄(日本)

<ミドル級/5分3R>
藤井章太(日本)
イ・イサク(韓国)

<ライト級/5分3R>
八木敬志(日本)
エフェヴィガ雄志(日本)

<Progressフォークスタイルグラップリング60キロ契約/5分2R>
NavE(日本)
前田吉朗(日本)

<バンタム級/5分3R>
藤原克也(日本)
川北晏生(日本)

<フライ級/5分2R>
和田教良(日本)
梅川毒一郎(日本)

<フェザー級/5分2R>
桑本征希(日本)
高木亮(日本)

<ウェルター級/5分2R>
森井翼(日本)
阿部光太(日本)

<バンタム級/5分2R>
エダ塾長こうすけ(日本)
宮口龍鳳(日本)

<バンタム級/5分2R>
吉田開威(日本)
空(日本)

<バンタム級/5分2R>
南友之輔(日本)
小松祐貴(日本)

<アマ・フライ級/3分2R>
向井琉綺弥(日本)
伊藤琥大郎(日本)

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【Gladiator023】テムーレンに挑戦、竹本啓哉「ずっと組む必要はない。組んで、離れてを繰り返して―」

【写真】竹本の狙いが、ハマるか (C)MMAPLANET

明日29日(土)、大阪府豊中市の176boxで開催されるGLADIATOR023のメインでテムーレン・アルギルマーの持つGladiatorバンタム級王座に、竹本啓哉が挑む。
Text by Manabu Takashima

計量失敗で失ったタイトルを取り戻す一戦だが、グラジエイターを巡る環境が大幅に変わり、バンタム級ではモンゴル人がチャンピオンに君臨している。この状況を喜び、さらなる国際戦を望む竹本は――テムーレンを倒すために、一心不乱にとある動きを繰り返していた。


──試合まで1カ月を切りましたが、体調の方はいかがですか(※取材は5日に行われた)。

「好調です。大変、好調です」

――名古屋の練習環境が整っていた。素直にそう思いました。

「プロ練のようなモノはなかなかなかったので、ありがたいです。春日井(たけし)さんがやってくれて。僕自身は今回の試合に向けて、参加するようになったのですが。今回はタイトル戦で、もう一度ベルトを巻きたいというのがあって。タイトルマッチと決まってから、思っていた以上に勝ちたいんだなって。今までも勝ちたかったのですが、今回は特に勝ちたいです。

試合が決まったのが7月末、6月の試合が終わって1カ月しっかりと休んでいたので、このタイミングで出来て良かったです。最初の予定だと、12月になって休みが長くなってしまうので。9月になって良かった。まぁ12月じゃないんで分からないですけど(笑)」

――テムーレンと対戦するうえで、彼と神田選手の2戦目があったことが、最初の試合だけよりも勝機が広がったと思えますか。

「勝機は広がったと思います。1試合目は神田君が投げられて、抵抗できなく投げられるのかと思っていました。ただ2試合目で神田君も対応できていて。それができるなら大丈夫、かなり勝機はある。2回目を見て、そう思いました」

――それでもスクランブル戦を制していた点については、どのように思いますか。

「まぁあの展開は得意なんでしょうね。僕はあの展開はやらないです。やるべきことは、かなりいつも通りになってしまうのですが決めています。やるべきことをやる感じです」

――今日の練習をみるとシングルレッグから、シングルバック。トラックポジション、そしてツイスターという動きを徹底的にやっていました。あれが狙いなのですね。

「あれが狙いです(笑)。だから……映像では(The1TVの収録が同日に行われた)さりげなく1回だけ使ってください。撮影があったのに、ずっと仕掛けていて、『しまった』と思いました。なので、透暉鷹選手に外されたところを使ってください(笑)」

――ハハハハ。あの動きはテムーレンを研究して、狙うべきところだと決めたのですか。

「四つ組みはかなりの確率で投げが来るので。頭を内側にする組みは良くないと判断しました。まぁ、それでバックを取れれば一番なのですが、その動きはやり過ぎているのでいつでも出ます。その他にプランを用意しておきたかったので、この組み立て方を考えました」

――払い腰、内股、あの思い切りの良さが、想定以上という可能性もあります。

「階級の大きい人と結構やってきたので、触ってみて無理そうだと離します。その辺りの感覚は掴んでいるので。組み合ったところで勝負する必要はないから、ずっと組む必要はなくて。組んで、離れて――を繰り返しても構わない。距離を使って、自分だけ有利なところで組もうと思います」

――打撃が粗いので凄く有効かと思うと同時、打撃を一発食らった時にこれまでにない威力を感じて、なお自分の組みができるのか。その辺りはどう考えていますか。

「でも踏み込んできてほしいです。そこを取りたいので、リスクはありますが――来てほしいです」

――組まれないための打撃を使い、組みに付き合わない戦いをテムーレンがやってくると?

「いつも用意していて、使わないで終わっているんです。だから実行したことがないので、どれだけの精度があるのか。でも、前手の練習はしっかりと練習しています。それで下の圧力もかかるだろうし。

僕、思われている以上に打撃をやっても構わないんです。結果、組むことになっているだけで。ジャブを通して、行こうかと……。KOする練習をしているかと言われると微妙なんですけど、距離を制する練習は凄くしています。でも組んで勝ちたいかな(笑)。良い形で組めると、勝てると思っているので(笑)」

――打撃を使うというグラップラーの試合前の言葉は、ほぼほぼスルーだろうと思っていると、自分で否定してしまいましたね(笑)。ただし、打撃の練習をしているならいざという時の精度は違うかと思っています。

「そうですね。僕、土肥潤選手が好きなんです」

――えっ? 突然すぎますが……聖帝、潤選手ですね。今はグラップリングに転じた。

「ハイ。2度負けて、体感として強いことを知っています。もうMMAを辞めたのですが、今度は勝ちたいと思ってきたんです。でも、土肥選手のように打撃なしで組みに行くと……貰って、そうなってしまいますよね。でも愛しいです(笑)」

――殴られないで組む、そのような距離設定……分かる人は分かるけど、いよいよ会場が静まりかえる。そして、そうなると竹本選手の勝機が広がってくるかと。

「あぁ、そうですね。そうだと思います。正直、会場が静かになるのはしょうがないと思っています。でも僕はMMAの中のグラップリングに感動したので、僕みたいなヤツが喜んでくれて、見たことがない人が『なんだ、これは??』って思ってもらえると嬉しいです。

分かる人は分かるという試合をやっていることは申し訳ないですが、この道を選んだ時から、観客席が静かになることはしょうがないと考えてきました。それを変えようとは思いません。自分のやるべきことをやります。

なにより今回のテムーレンや、強い選手に自分の試合をやって勝つと、これが何か分かりたいと思ってくれる人が増える……そうなってほしいです。組み技は面白いので、組み技を好きになって欲しいです」

――ベルトを取り戻した後は、どのようにキャリアアップを考えていますか。

「ここ最近、フィリピン、モンゴルと日本国籍でない人と戦うことが増えました。そういうの、良いですよね。日本人じゃない人、日本でないところで試合がしたいです。そういうのに興味があります。色々なところで、色々な人と戦いたい。文化圏が違うところで、試合をやってみたいです。

グラジが海外の選手を呼んでくれるようになって、本当に嬉しかったです。そういう選手とどんどんやりたいと思っていたのですが、立場上言えなかったです。ここで勝つと、それをハッキリと言えるようになります。そうなりたいです」

■視聴方法(予定)
9月30日(土)
午後12時30分~ THE 1 TV YouTubeチャンネル

■ Gladiator023対戦カード

<フライ級/5分2R>
宮川日向(日本)
坪内一将(日本)

<フライ級/5分2R>
陸虎(日本)
古賀珠楠(日本)

<ストロー級/5分2R>
澤田政輝(日本)
三輪勇気(日本)

<フェザー級/5分2R>
水野翔(日本)
野口蒼太(日本)

<ライト級/5分2R>
秋岡翔(日本)
磯嶋祥蔵(日本)

<Gladiatorバンタム級選手権試合/5分3R>
[王者]テムーレン・アルギルマー(モンゴル)
[挑戦者]竹本啓哉(日本)

<Gladiatorフェザー級王座決定T決勝/5分3R>
パン・ジェヒョク(韓国)
ダギースレン・チャグナードルジ(モンゴル)

<Progressフォークスタイルグラップリング・ウェルター級暫定王座決定T決勝/5分3R>
森戸新士(日本)
世羅智茂(日本)

<フェザー級/5分3R>
河名マスト(日本)
ユン・ダウォン(韓国)

<フェザー級/5分3R>
チハヤフル・ズッキーニョス(日本)
ハンセン玲雄(日本)

<ミドル級/5分3R>
藤井章太(日本)
イ・イサク(韓国)

<ライト級/5分3R>
八木敬志(日本)
エフェヴィガ雄志(日本)

<Progressフォークスタイルグラップリング60キロ契約/5分2R>
NavE(日本)
前田吉朗(日本)

<バンタム級/5分3R>
藤原克也(日本)
川北晏生(日本)

<フライ級/5分2R>
和田教良(日本)
梅川毒一郎(日本)

<フェザー級/5分2R>
桑本征希(日本)
高木亮(日本)

<ウェルター級/5分2R>
森井翼(日本)
阿部光太(日本)

<バンタム級/5分2R>
エダ塾長こうすけ(日本)
宮口龍鳳(日本)

<バンタム級/5分2R>
吉田開威(日本)
空(日本)

<バンタム級/5分2R>
南友之輔(日本)
小松祐貴(日本)

<アマ・フライ級/3分2R>
向井琉綺弥(日本)
伊藤琥大郎(日本)

The post 【Gladiator023】テムーレンに挑戦、竹本啓哉「ずっと組む必要はない。組んで、離れてを繰り返して―」 first appeared on MMAPLANET.