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【DEEP JEWELS33】アトム級GP&パク・シウ戦へ、大島沙緒里─02─「下からでもいけるパターンがある」

【写真】分かっていても掛かるのが、必殺技。キムラへの仕掛け、その緻密さでパク・シウ越えなるか(C)MMAPLANET

20日(日)、東京港区のニューピアホールで開催されるDEEP JEWELS33で、アトム級GPに挑む大島沙緒里のインタビュー後編。

GP準決勝の相手パク・シウとは、昨年12月に対戦し、判定負けを喫した。ミクロ級に続きアトム級で2階級制覇を目指す大島にとっては、リベンジを賭けた一戦でもある。

ここではパク・シウとの再戦とGP決勝戦。そしてその先に見据えるものとは何かを訊いた。

<大島沙緒里インタビューPart.01はコチラから>


――修斗でプロデビューし、2戦目で現女子スーパーアトム級王者の黒部三奈選手と対戦しました。

「黒部さんとの試合は、緊急事態宣言が出た直後で、体重が当日計量で52.5キロだったんですよ。だから、ほぼストローじゃないですか。それに黒部さんが強くて……」

――大島選手の場合、柔道時代から体格の問題があるのですね。

「修斗では減量なし、普段の体重で試合に出ました。そのあとDEEP JEWELSでミクロ級になりますけど、身長でいえばミクロ級の中でも一番小さいぐらいなんです。でも柔道の時も44キロ級に出ていましたし、ミクロ級があるなら出たいと思って」

――その希望が叶い、DEEP JEWELSのミクロ級に出場して、ベルトも獲得しています。

「修斗で大きな選手と対戦してからミクロ級の試合に出たので、相手がすごく小さく感じられました。それは良かったと思います」

――次にアトム級トーナメントに参加し、DEEP JEWELSで2階級制覇を目指すこととなりました。

「ミクロ級のベルトを獲ったあと、ノンタイトル戦でパク・シウに負けてしまって、アトム級トーナメントのオファーを頂いた時も、正直迷いました」

――迷った?

「トーナメントの組み方が、抽選でしたから。そうすると、パク・シウと1回戦で当たることもあるじゃないですか。私としては、再戦までにもう少し時間が欲しいと思ったんです」

――アトム級だと相手の体格も大きくなりますが、それは気にならなかったのですか。

「体重は普段が50キロぐらい、アトム級だと少し減量するぐらいなので、相手の減量幅を考えると、ちょうど良いとは言えないですね。でも、過去に50キロで試合をしたので、アトム級の47.6キロならいけると思いました」

――なるほど。

「それと、前アトム級チャンピオンの前澤智さんと1回だけ練習したことがあるんですけど、私は今149センチで、前澤さんは私と身長が同じぐらいだったんです。同じ体格の方が、その階級で戦っていたんだと知って、私も考え方が変わりました」

――では改めてパク・シウ選手についてお聞きします。前回は2020年12月に対戦し、判定負けを喫しました。その時の印象を教えてください。

「まず会場の新宿FACEって、リングが小さめなんですね。

そこでパク・シウと向かい合った時、相手のことがすごく大きく感じられて。試合中も、それだけで相手の圧力を感じてしまいました。リングも小さいし、回れないし……という感じだったんです」

――試合ではテイクダウンして、何度かサブミッションのチャンスもありました。

「1Rにテイクダウンしてからヒザ十字が取れるチャンスがあって、惜しいところまで行ったのですが、極めることができませんでした。一つひとつポイントを抑えることができていなくて……。試合では一つでもチャンスを逃すと勝てない、と思いました」

――確かに、あのヒザ十字は最大のチャンスでした。他にも腕十字を狙っていく場面もありましたね。

「私の攻め方がパターン化していると思うんです。とにかくテイクダウン、みたいな。でも最初から圧力を感じてしまっていたので、それでは倒しきれないですよね」

――ただ、大島選手の場合はテイクダウンだけではなく、下から仕掛けるというパターンもあります。さくら戦(2020年7月、キムラで一本勝ち)では、下からキムラを固めて支点としてリバーサルしています。

「実は私、柔道時代から下のポジションも得意なんです。さくら戦の返し方も、高校の時から練習していました。下になるとパンチをもらってしまうこともありますけど、『ここを持てれば下からでもいける』というパターンがあって。それが富松さんとの試合(2021年3月、富松恵美のシングルレッグに、キムラクラッチ&引き込み返しからキムラロックで勝利)でもハマりました」

――形にハマれば勝てる。そうした絶対的な自信があるのですね。

「はい。でもパク・シウとの試合では、その形まで持っていくことができませんでした。相手もフィジカルが強くて、逃げ方も巧かったので」

――その得意パターン、得意な形に周囲は気づいているのでしょうか。

「細かいポイントまで分かっている人は、いないと思います。次のパク・シウ戦でも、最終的に狙う形は同じですけど、戦い方のイメージは変わってきています。再戦では最終的な形に持っていくために、いろんな準備をしていますね」

――試合場はリングではなく、ケージになります。

「リングよりも広いし、ケージのほうが好きですね。今まで試合もケージでやっているほうが多いので」

――先ほど、アトム級トーナメントに参戦するうえで、「パク・シウとの再戦までには、少し時間が欲しい」と言っていました。再戦が決まった今の心境は?

「再戦が決まってから、自分の気持ちを創りあげてきました。本当は準決勝ではなく決勝でやりたかったですけど(苦笑)、抽選で決まったからには、もうやるしかありません」

――当日はパク・シウ戦に勝つと、もう1試合……トーナメント決勝戦があります。

「今のところ、それを考えている余裕はないですね。まずパク・シウと戦い、勝つこと。それしか考えていないです」

――では、トーナメントの先も……。

「その先のことも、まだそんなには考えていないですね。私も、その先に何があるか分かっていないので(苦笑)。トーナメントで優勝したら、アム・ザ・ロケットとのタイトルマッチがある。それぐらいです。でも優勝したら、何かが変わると思います。そのためにも、今回のトーナメントは勝ちます」

■視聴方法(予定)
6月20日(日・日本時間)
午前11時30分~PPV SPWN

■DEEP JEWELS33対戦カード

<DEEP JEWELSアトム級GP決勝/5分2R>
TBD
TBD

<DEEP JEWELSフライ級選手権試合/5分3R>
[王者] 本野美樹(日本)
[挑戦者] 伊澤星花(日本)

<フライ級/5分2R>
奈部ゆかり(日本)
ARAMI(日本)

<ストロー級/5分2R>
藤田翔子(日本)
HIME(日本)

<51キロ契約/5分2R>
音波(日本)
竹林エル(日本)

<ライト級/5分2R>
ひしぬまjujcyさやか(日本)
ぽちゃんZ(日本)

<DEEP JEWELSアトム級GP準決勝/5分2R>
青野ひかる(日本)
にっせー(日本)

<DEEP JEWELSアトム級GP準決勝/5分2R>
パク・シウ(日本)
大島沙緒里(日本)

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【DEEP JEWELS33】アトム級GP、まずはパク・シウと準決勝。大島沙緒里─01─「熊鈴をつけて小学校」

【写真】威風堂々、ミクロ級チャンピオン(C)MMAPLANET

20日(日)、東京都港区のニューピアホールで開催されるDEEP JEWELS33のアトム級GP決勝トーナメントに出場、準決勝でパク・シウと再戦を行う現ミクロ級王者の大島沙緒里。
Text by Shojiro Kameike

幼少期から柔道を始め、結婚・出産を経て修斗でプロデビューしている大島。その格闘技人生には、常に相手との体格差の問題がつきまとっていたという。

そんな体格差をいかに克服してきたのか。プロデビューまでの格闘技人生を語ってくれた。


――DEEP JEWELSアトム級トーナメント、準決勝に挑む大島佐緒里選手です。試合のプロモーション映像でもありましたが、大島選手は双子のお子さんがいるのですね。

「はい。ずっと柔道をやっていたんですけど、結婚して子供が生まれてから柔道を離れました。主人も柔道をやっているので、主人の柔道を支えたいと思って」

――そこからAACCに入ってMMAを始めるのは、どのような経緯があったのでしょうか。

「本野(美樹=DEEP JEWELSストロー級王者)と同じ大学の柔道部にいて、本野からAACCを紹介されて入ったんです」

――本野選手とは大学時代からチームメイトだったのですか。

「双子の子供が生まれて、外に出るのも大変だったから、出産後もずっと家の中にいたんです。でも、それまでずっと運動してきた人生だったので、そんな生活もつらくなってきて」

――なるほど。

「AACCに入っても、主人や子供のこともあるし、プロでやっていくのは難しいと思っていました。でも通っているうちに、試合に出たくなったんです」

――柔道時代から、MMAは見ていたのですか。

「ほとんど見ていなかったですね。誰かが見ていると、それを横から覗いたりとかするぐらいで。でも浜崎朱加さんと、AACCでMMAの練習しているRENAさんのことは知っていました」

――もともと柔道を始めたのは、何歳ごろですか。

「柔道は3歳から、社会人1年目までですね。親が柔道場を開いていて、兄弟みんな柔道をしていました」

――物心ついた頃には、もう柔道をやっていたわけですね。

「私の場合は、柔道の試合の見に行った時、父親に『柔道やるか?』と聞かれて『やる』と答えた覚えはあります。それで気づいたら柔道をやっていました」

――幼少期に見た柔道の魅力とは、何だったのでしょうか。

「新しいものを目にして、興味を持ったんだと思います(笑)」

――大島選手も柔道をやりたいといって、親御さんも喜んだでしょう。

「そうですね。ただ、私も最初の頃は楽しく柔道をやっていたんですけど、大きくなってきたら、どんどん厳しくなってきて。上の兄弟にも、すごく厳しかったですから」

――最初に試合に出た時のことは覚えていますか。

「最初の試合は小学校の低学年、2年生ぐらいだと思います。でも小さい大会が多かったので、あまり覚えていないんですね。ただ、兄弟の中では私が一番勝てていなかったです。試合に出ても、すぐに負けていました」

――そこから、中学校では柔道部へ?

「はい。学校に通うために、家を出て下宿していました」

――えっ、中学校から下宿生活だったのですか。

「そうなんです。私の実家は、島根県の山の中にあって……。信号もなく、イノシシとか出てくるような山の中で、ランドセルに熊鈴をつけて小学校に行っていました(笑)」

――熊鈴! なかなか見ないものですね。

「それぐらい、ホントに山の中だったんです。それで、県内で一番柔道が強い中学校に行くためには、下宿しないといけなくて。兄弟みんな、中学から下宿や寮生活を送っていました」

――お子さんが全員、家を出てしまったら親御さんも寂しかったのではないでしょうか。

「寂しかったと思います。子供が一人出ていくたびに、実家に新しい犬が増えていったので(笑)」

――それは本当に寂しかったのですね……。大島選手は中学時代から全国大会に出場していたのですか。

「全中(全国中学校体育大会)は2年生から出場して、初めての全中は2位でした。たまたま、ちょっと調子が良かったんです(笑)。でも当時は体重が足りなかったんですよ。一番下の階級が44キロ級で、私は36キロしかなくて。相手は44キロまで減量してきていましたから」

――そこから体重を増やしたのですか。

「高校の時にケガをして増えました。高3の時に肩を脱臼して、そこから10キロ増えて、今もそのままです。そして高校を卒業して、大学から社会人まで柔道をやっていました」

――それだけ柔道を続けていて、いざ柔道から離れることになった時は……。

「結婚や出産もあったし、それと自分の中で、年齢を重ねて柔道で落ちているのは感じていました。そのまま中途半端に続けるのは嫌だったんです。やっぱり柔道が好きだったので。もちろん落ちているのは年齢や環境のせいだけではないんですけど、ただ自分が目指すところへ行けるのかどうかと考えたら、難しいのかなって」

――しかし、MMAを始めた。

「同じ柔道部だった本野や、柔道をやっている主人が、今も勝負の世界にいるのが純粋にうらやましくなったんです。それと、AACCは周りの人たちがみんなプロで試合をしているから、自分もその世界を目指したくなったところはありますね」

――結果、AACCに入ってから3カ月後に、試合に出ることになりました。

「2019年に関東選手権で優勝して、そのあと全日本選手権でもアトム級トーナメントで愁傷してプロライセンスを頂くことができました」

<この項、続く>

■視聴方法(予定)
6月20日(日・日本時間)
午前11時30分~PPV SPWN

■DEEP JEWELS33対戦カード

<DEEP JEWELSアトム級GP決勝/5分2R>
TBD
TBD

<DEEP JEWELSフライ級選手権試合/5分3R>
[王者] 本野美樹(日本)
[挑戦者] 伊澤星花(日本)

<フライ級/5分2R>
奈部ゆかり(日本)
ARAMI(日本)

<ストロー級/5分2R>
藤田翔子(日本)
HIME(日本)

<51キロ契約/5分2R>
音波(日本)
竹林エル(日本)

<ライト級/5分2R>
ひしぬまjujcyさやか(日本)
ぽちゃんZ(日本)

<DEEP JEWELSアトム級GP準決勝/5分2R>
青野ひかる(日本)
にっせー(日本)

<DEEP JEWELSアトム級GP準決勝/5分2R>
パク・シウ(日本)
大島沙緒里(日本)

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DEEP JEWELS33 DEEP Tokyo Impact DEEP101 J-CAGE Report にっせー グラント・ボクダノフ ブログ 伊藤裕樹 原虎徹 吉村海飛 安谷屋智弘 山本歩夢 平田直樹 神田コウヤ 鈴木琢仁 雅駿介 青野ひかる

【DEEP101, DEEP JEWELS33 & DEEP Tokyo Impact】アマパン&FKTで7連続KOの吉村海飛がデビュー

【写真】アマパン全日本ライト級、FKTフェザー級で優勝、全試合でKO勝ち中の吉村海飛(C)MMAPLANET

4日(火)、DEEPより6月19日(土)と20日(日)に東京都港区のニューピアホールで開催される2部制のDEEP Tokyo Impact2021、DEEP JEWELS33、そしてDEEP101 Impactの追加カード及び、変更が発表されている。

同プレスリリースのトップで明示されたのが、DEEP Tokyo Impact~1st Round~で3月のフューチャーキングTフェザー級優勝の吉村海飛がプロデビュー戦だ。


山口コウタとの対戦が発表された吉村は、極真空手松井派の山口支部所属時代の2015年に全日本高校生空手道選手権で優勝し、その後はTEAM TEPPENでアマキックを経験後にMMAに転向、和術慧舟會HEARTS所属となった22歳だ。

昨年はアマチュア・パンクラスの全日本でライト級を制覇、そして上記にあるようにフューチャーキングTフェザー級で優勝し、この2つのトーナメントで7試合連続KO勝ちしている。また先週土曜に中継された格闘DREAMERSでも明らかになっているように、オーディション参加中の漆間將生の外敵として4月26日に戦った超注目株だ。

鈴木琢仁やグラント・ボクダノフという柔術家の出場に加え、若き武芸百般──原虎徹、そして吉村のプロデビューと新勢力の戦いが要注目のTokyo Impact第1部だ。また神田コウヤ✖平田直樹のメインの第2部では鬼山班猫✖高塩竜司、竜己✖小森勇輝が新たにラインアップに加わっている。

Jewels33ではアトム級GP準決勝で青野ひかると対戦予定だった村上彩が病欠となり、代役は補欠戦で富松恵美と戦うことが決まっていた──にっせーのトーナメント復活出場が決まった。加えて女子MMAでは目下のところ最重量とされているライト級で、ひしぬまjujcyさやか✖ぽちゃんZが追加された。

さらにDEEP101では国内ムエタイ3冠からMMA転向し、2月のDEEP100でヒロヤから判定勝ちを収めた雅駿介の対戦相手=平松翔が負傷欠場、この試合も中止となっている。その結果、平松の同門、鶴屋怜のプロ2戦目=岡崎鷹士郎戦がオープニングから本戦に昇格となった。2日間、4大会のトリとなる同大会もウルトラノヴァ=鶴屋怜、安谷屋智弘に挑む伊藤裕樹、山本歩夢など若い力の台頭に要・注目だ。

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Brave Fight23 DEEP JEWELS33 DEEP101 Grachan47 J-CAGE News ブログ

Grachan&Brave Fightは都内を離れて、非公開開催。DEEPとJEWELSは、6月20日@ニューピアに延期

【写真】大会の延期が正式発表された前日、23日にDEEP101のメインに出場予定だった住村竜市朗はロータス世田谷で練習をしていた (C)COMBATE GLOBAL

24日(土)、新型コロナウィルス感染の緊急事態宣言が再発令された東京都下で、その期間となる25日(日)から5月11日(火)までに開催予定だったMMA大会の動向が団体側より正式発表された。

まず24日になった直後に、25日に大田区産業会館PIOで開催予定だったGRACHAN47✖BRAVE FIGHT23は会場を東京都から他県に移し、会場非公開でイベントを実施することとなった。

チケットを購入しているファンのみ招待という形でイベントが行われ、払い戻しも1週間の期間を設けて行われる。

そして5日に文京区の後楽園ホールで行われる予定だったDEEP JEWELS23及びDEEP101に関しても、両大会揃って6月20日(日)に港区のニューピアホールに場所を替えての延期が発表されている。

なお現状で宣言が空けた3日後の16日に後楽園ホールでプロ修斗公式戦が予定しているサステインからは、同大会についての追加情報はなされていない。


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【declaration of a state of emergency】東京都に緊急事態宣言、再発令。どうなる黄金週間のMMA大会!!

【写真】昨年、非常事態宣言下に首都圏下・某所で無観客、ABEMA配信大会として行われたプロ修斗公式戦 (C)MMAPLANET

23日(金)、政府は23日に対策本部会合を開き、新型コロナウィルス感染の緊急事態宣言を東京都、大阪府、京都府に再発令を決めた。

期間は25日(日)から5月11日(火)まで。また11日は東京都の蔓延防止等重点措置の終了日と重なっている。

政府内で緊急事態宣言期間中のスポーツイベントは原則、中止及び延期という方向に加え、無観客という案が出ているとのこと。

ゴールデンウィーク中、格闘技のメッカ後楽園ホールは連日キック、MMA及びプロレスとスケジュールが埋まっていたが、東京ドームシティのホームページでは『緊急事態宣言中の後楽園ホールの情報更新に関して』という項目で、「各主催者と確認ができ次第、イベントカレンダーの情報を更新いたします」という記述が見られる。

実際、後楽園ホールからは無観客&使用料の割引という形で各団体に通達されたという情報もある。MMAでいえば5日にDEEPとDEEP JEWELSが開催予定だが、イベントが実施されるか否かについて正式発表があるのを待ちたい。

同様に25日(日)にはGrachanとBRAVEの合同興行が大田区産業会館PIOで予定されているが、同会場のホームページでこの間の使用状況についてのアップデートは見られていない。昨年の緊急事態宣言下では同会場のような区や都の施設は一斉に閉鎖されたことを考えると、同じ措置が取られることも十分にありうるが──果たして。大会開催が2日後というなか、まさに緊急事態に陥っていることは間違いないだろう。


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DEEP JEWELS33 DEEP101 HIME J-CAGE News ブログ 伊藤裕樹 安谷屋智弘 藤田翔子 鶴屋怜

【DEEP101&DEEP JEWELS33】安谷屋智弘✖伊藤裕樹=注目のフライ級戦、鶴屋怜のプロ2戦目が決定!!

【写真】一子相伝ではないが、デビュー戦で父・浩が得意としていた首投げを見せた怜 (C)MMAPLANET

31日(水)、DEEPより5月5日(水・祝)に東京都文京区の後楽園ホールで開催されるDEEP101 IMPACTのオープニングファイトに鶴屋怜が出場し、プロ2戦目で岡崎鷹士朗と対戦することが発表された。

2月21日のDEEP100のプロデビュー戦で竜己を相手にTKO勝ちした鶴屋は、メインファイト級の注目を受けて再度オープニングファイトで戦う。


プロデビュー戦は力が入り過ぎた面もあるが、とても18歳とは思えない思い切りの良さと、父親譲りの首投げからのアームロックと狙いと──恐らくは心に秘めていた攻撃まで見せ、勝利後には元チームメイトのDEEPフライ級王者の神龍に「やろうよ」と宣戦布告と、良い意味でプロとして貪欲さを見せていた。

対戦相手の岡崎は3月13日のフューチャーキングTのバンタム級に出場していた選手だ。

また、今回の発表では同日開催のDEEP JEWELS33で藤田翔子とHIMEのストロー級戦が組まれることも明らかとなっている。

両者揃って3月大会に出場しており、DEEP暫定フライ級チャンプ藤田大和の実姉はアミバに圧勝。HIMEの注目度ナンバーワンといっても過言でなかったケイト・ロータスに勝利している。

加えて29日(月)にはDEEP101で安谷屋智弘と伊藤裕樹という非常に興味深いフライ級3回戦が組まれることも発表されている。

安谷屋は20周年記念大会で松場貴志との乱打戦を制し、伊藤は2019年12月に鮎田直人にMMA初黒星を喫し、コロナ以降は先のRIZIN名古屋大会までブランクが空いていた。

喧嘩屋っぽい雰囲気ながら、実はウェルラウンダーの伊藤は藤田大和に一本勝ちを過去に収めており、先の暫定王座決定戦に関しては一物ある安谷屋との一戦は、タイトルコンテンダー争いに大きく影響を及ぼすマッチアップとなりそうだ。

同様に月曜日のリリースではJEWELS33で音波✖竹林エルの51キロキャッチウェイト戦もアナウンスされている。

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DEEP JEWELS33 J-CAGE News にっせー パク・シウ ブログ 大島沙緒里 富松恵美 村上彩 青野ひかる

【DEEP JEWELS33】アトム級GP準決勝はパク・シウ×大島&青野✖村上。リザーブで富松✖にっせー

【写真】パク・シウ×大島、事実上の決勝戦だけに試合展開によって決勝の行方が分からなくなる (C) DEEP

27日(土)、DEEPより5月6日(水・祝)に東京都文京区の後楽園ホールで開催されるDEEP JEWELS33で実施されるアトム級GP2021準決勝&決勝のトーナメント枠が発表されている。

今月7日に準々決勝が争われ、パク・シウ、大島沙緒里、青野ひかると不戦勝だった村上彩という4人が残っている王座決定トーナメント。対戦カードの決定は、準々決勝と同様にジャンケンで1~4番という数字が書かれたボールを取る(※前回は封筒)順番が決められ、少ない数のボールを手にした選手から出場枠が埋められるという方法が踏襲された。


恒例となった佐伯繁代表の「じゃんけんぽん」の号令で、パーを出して勝ったパク・シウと村上が「最初はグー、じゃんけんぽん」と声を掛け合い、チョキの村上が最初に枠を決める権利を得る。続いて大島と青野はパーを出した前者が勝ち、村上、パク・シウ、大島、青野という順番が決まった。

結果、1番を選んだパク・シウバが準決勝第1試合の赤コーナーを選ぶ。2番手、村上は「どうしよう」と苦笑いを浮かべつつ、第2試合の赤コーナーを選択。そして最大の注目──3番目のボールを手にした青野は、パク・シウでなく村上の枠を選択し、自動的に準決勝第1試合は昨年12月の再戦となるパク・シウ✖大島が組まれることとに。

4選手の準決勝に向けた抱負は以下の通りだ。

大島沙緒里
「再戦なんですけど、しっかりと練習して勝ちに行きたいと思います」。

パク・シウ
「大島選手ともう1度戦うことになったので、頑張って決勝に上がります」

青野ひかる
「優勝目指して頑張ります」

村上彩
「頑張ります。お願いします」

またリザーブマッチとして大島、パク・シウに準々決勝で敗れた富松恵美とにっせーが相対することも決まっている。

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CORO DEEP JEWELS33 DEEP101 J-CAGE KINGレイナ News ブログ 伊澤星花 住村竜市朗 奈部ゆかり 東陽子 石司晃一

【DEEP101&DEEP JEWELS33】21年目のDEEP──5月5日のDEEPとJEWELSの対戦カードを9試合発表

【写真】雅、関原、石谷、鶴屋。これからのDEEPをリードするファイター候補の競演(C)MMAPLANET

19日(金)、DEEPより5月5日(水・祝)に東京都文京区の後楽園ホールで開催されるDEEP101 IMPACTとDEEP JEWELS33の対戦カードが発表されている。

正午開始のJEWELS33と午後6時スタートのDEEP101。二部制イベントは2試合+アトム級GP準決勝+決勝の5試合、DEEP101は7試合が明らかとなった。


JEWELSでは既報の通り、3月7日に組まれていたDEEP JEWELSストロー級選手権がリスケされている。チャンピオン本野美樹の負傷で次回大会に延期されたタイトルマッチ。チャレンジャーの伊澤星花は7日大会で本野の同門、杉本恵とグラップリングマッチを行いRNCで一蹴している。

またヒザの負傷から1年3カ月振りの再起を果たした奈部ゆかりは、ARAMIと2大会連続の出場となった。大島沙緒里、村上彩、パク・シウ、青野ひかるが勝ち上がっているアトム級GPの準決勝の組み合わせは、近日中に抽選会で決まるとのこと。再び、佐伯繁代表の「じゃーんけーん、ぽん」という声が響き渡るか。

DEEP101はウェルター級正規王者の住村竜市朗と米田奈央の試合がノンタイトル戦、さらにKINGレイナは1年3カ月振りのMMAマッチをパンクラスでキャリアを積んできた東陽子と行う。バンタム級の東にとって64キロという契約体重が、どのように作用するか。

またTDCホール大会で東修平をギロチンで下したCOROが、2019年10月に米山千隼に敗れて以来、1年7カ月振りにバンタム級戦線に復帰の石司晃一と戦うことも決まった。

国内ムエタイ三冠ながら、一からMMAファイターとして取り組んでいる雅駿介がプロ2戦目で平松翔と対戦する一戦を始め、関原翔×ヒロヤ、山本歩夢✖石谷大成や畠山祐輔✖佐藤拳駿戦、さらに鶴屋怜のプロ2戦目も決定している。

2月の20周年記念大会を経て、これからのDEEPの潮流になるかというマッチアップが多く見られる後楽園ホール大会だ。

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