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【VTJ2021&Shooto2021#07】坂本一弘代表に訊く、Shootoのヒエラルキー─03─「勝ちゃあ、良い」

【写真】岩本健汰はプロアマ通して、1度もMMAを経験することなくプロ修斗公式戦を戦った(C)MMAPLANET

いよいよ 6日(土)に迫ったVTJ2021とShooto2021#07。東京都江東区のUSENスタジオコーストで両大会を主催するSustainの坂本一弘氏インタビュー最終回。

VTJが復活した今、修斗公式戦では中村倫也及び宇佐美正パトリックというEXFIGHT勢がアマ修斗を経ず、公式戦でKO勝ちデビュー。岩本健汰がアマでもMMAを経験せずにプロ修斗に参戦し、RNCで一本勝ちした。彼らのデビュー関して、修斗のヒエラルキーが崩れるという声がはからずとも起こった。

アマからプロという一貫した競技性を気付いてきた修斗における変化を坂本氏はいかに捉えているのか。そこにはVTJと再び行う意志に通じる、強さへを追求する姿勢が見られた。

<坂本一弘インタビューPart.02はコチラから>


──VTJと修斗と同日興行、その先には海外というモノが存在しています。再び、富国強兵の時がやってきたのかと。

「まぁ修斗とVTJに関連づけると、現状において海外で成功している日本人は堀口恭司──ただ1人ですよね。ならばその成功例を真似るというのは一つの正解だと思います。SASUKE選手とかにもそういう話をしました。同じテンションではできなくても1カ月とか2カ月の間、米国で練習をして、その経験を日本に持ち返る。次の戦いに備えて自分のできることをやっていく。

堀内恭司にはなれなくても、自分のやり方は見つかるはず。だから焦ったり、短絡的な選択をしない。そのためのステップという意味はありますよね──今回のVTJというのは。だから厳しい試合を外から持って来る。今はコロナ禍で制限もありますが、そこを崩しに掛かっているので、90年代にVTJでやってきたことをやる。今回だけでなく、2022年の公式戦に関しても、その方向性で見ています。

日本は最弱ではないです。でも、どこもかしこも強くなっているから置かれている状況は厳しい。厳しいからこそ、厳しいことを強いて殻を破らないといけないです。1996年の『日本最弱』、あれは日本の総合格闘技がピンチを迎えた時ではあったと思います。強さという威厳を保つうえで。で、そのピンチの後には、何があったか……。

VTJが7月7日に浦安のNKホールであり、7月28日にクラブチッタ川崎で第3回全日本アマチュア修斗があったんです」

──ウェルター級(※69キロ)の決勝が……。

「桜井速人✖宇野薫でした。この時は川崎フリーファイトとしてプロの試合も組んで、郷野聡寛が須田匡昇と戦っているんですよね」

──郷野選手はその後のVTJに出場はなく、年が明けて1月の後楽園ホール大会で戦う。そういう印象が強いです。須田選手は98年のVTJでマーク・コールマン門下のブランドン・リー・ヒンクルに足関節を仕掛けてカカトで顔面に蹴られまくった。

「ホント、修斗が世界に逆襲、打倒ブラジルを掲げて99年に成就した。でも、それって今から思うと綺麗なストーリーですけど、当時はひたすらに必死になってやっていただけですからね。とにかく負けるかって言うことで」

──坂本さんは今もある意味、必死のパッチじゃないですか(笑)。

「ホンマにそうですよ(笑)」

──VTJと修斗はレコードのA面とB面という話でしたが、A面の方ではアマ修斗を経ず公式戦デビューをした中村倫也、宇佐美正パトリックの両選手ばかりか、プロアマ問わずMMAを経験していない岩本健汰選手が、プロ修斗でプロMMA初陣を戦う。そしてアマ修斗を経てプロになった選手を圧倒しました。これはA面のヒエラルキーとして、危機感を持つことはないですか。アマ修斗を経ない選手たちの出現に、修斗が修斗でなくなるという声も聞かれますし。

「まぁ、そういう声があるということに関して正直にいうと、『だから、どうなんだ?』ということですよね。修斗のヒエラルキーを守ろうとする人たちに関しては、そういう風に思ってくれて有難いです。修斗をそうやって大切に思ってくれている。そういう人たちがいてくれて、修斗は成り立っているのも確かです。

でも、強い選手にプロ修斗公式戦を戦ってもらうことを否定して良いモノでしょうか。なら外国人選手を招聘することも、厳密にいえばヒエラルキーから外れてきてしまうじゃないですか」

──確かにそうですね。

「20年以上前にマット・ヒューズとデイブ・メネーを招聘した時、『なんで、ククラスBじゃないんだ。修斗で実績がないだろう』という意見も出ました。強い選手はどこにでもいるんですよ。岩本健汰の出場に反対する。それがアマ修斗の存在を脅かすというのであれば、椿飛鳥が岩本に勝たなアカンかったんですよ。アマ修斗の存在感を頑強にするのであれば。

これは椿の敗北に関して、注文をつけているわけじゃないです。青木のあんな要求を受けて、試合を受けた。大したもんです。試合なんです。椿は勝つためにオファーを受けた。勝つチャンスは均等に与えられているんです。

それをモノにするかどうか。これは修斗に関わっている人間に対しての僕の考えです。ファンの人たちに対しての言葉ではないです。ファンの人たちは好き勝手、自分の想う修斗を応援してください。

その一方で、修斗関係者に対しては、自分たちが修斗の在り方を守りたいために、力のある選手が修斗公式戦に出ようという状況を阻害するのはおかしいと思っています。それを守って、強さを追求するというのは違う。それは修斗の理念ではないんじゃないかという気がします。

僕はプロモーターです。だから『お前の解釈だと、岩本が出ることは都合が良いんだろう』って言われたとしても、『強いから、しょうがないやないか』と。別に最初から世界王座に挑戦しているわけでもないですからね。試合になる椿との試合を組んだ。正しいのは勝った岩本です。それだけです。勝ちゃあ、良い。

それだけアマ修斗が大切なら、アマ修斗の全日本王者が無敗でずっと勝ち続けられるよう選手を強化していけば良いじゃないですか。それができていなくて、アマ修斗から勝ち上がってきた選手が、MMA初戦の選手に負けたら、その試合の存在を否定するのではなくて、より強さを目指すアマ修斗であれば良いんじゃいかと」

──はい。

「強くなるという目標に向かっていくと、手段は一つではないです。山の頂上を目指すためには、ルートが複数あるように色々な登り方がある。強さを追求するのも同じことだと思いますよ。それに椿が岩本に負けたからってアマ修斗は否定されるモノではないです。アマ修斗が必要な選手は全国にいくらでもいますから。アマ修斗の経験をプロ修斗で生かす人がいれば、グラップリングや柔術の経験をプロ修斗で生かすことができる選手もいて然りです。活かし方は個人の判断です。それは自分で決めないと。

まぁ、でもそうやって疑問を投げかけてくれる人がいるというのは、本当に有難いことだと思っています。修斗らしさ、アマからプロという筋道を大切にしてほしいと言われるのが修斗なんだと僕は捉えています」

──坂本さんはそういう意見も、我々マスコミが書くことも苦虫を嚙み潰したような表情になるでしょうが、許容してくださっていますしね。だから、修斗だけは書きやすいというのは私のなかではありますね。

「ホンマ、勘弁してほしいですけどね(笑)。皆、それぞれに『俺たちの修斗』がある。これは幸せなことやと思います。昔話をして、振り返って。そこで答え合わせをするのもありです。でも、これからのことを考えるうえで、将来の答え合わせを今することはできない。挑戦するから、答が出てくるわけで。挑戦しないと、分からんままです。

だから岩本とか中村倫也、パトリックの出場もそうだし、VTJの再開もそう。挑戦するから、何かが分かる。岩本に勝ちたい、中村に負けるか。パトリックなんぼのもんじゃ──っていう風な選手が出てくること。VTJから世界目指すんやっていう選手が現れることを期待していますし、それにはこっちが動かないとあかん。そういうもんやと考えています」

■VTJ2021視聴方法(予定)
11月6日(土)
午後4時30分~ ABEMA格闘チャンネル

■VTJ2021対戦カード

<58.5キロ契約/5分3R>
平良達郎(日本)
アルフレド・ムアイアド(チリ)

<ライト級/5分3R>
西川大和(日本)
菅原和政(日本)

<63キロ契約/5分3R>
佐藤将光(日本)
河村泰博(日本)

<フェザー級/5分3R>
宇野薫(日本)
原口央(日本)

<ライト級/5分3R>
宇佐美正パトリック(日本)
野村駿太(日本)

<ライト級/5分3R>
原口伸(日本)
岡澤弘太(日本)

■Shooto2021#07視聴方法(予定)
11月6日(土)
午後1時00分~ ABEMA格闘チャンネル

■Shooto2021#07対戦カード
             
<修斗世界女子スーパーアトム級選手権試合/5分5R>
[王者] 黒部三奈(日本)
[挑戦者] SARAMI(日本)

<修斗暫定世界ストロー級王座決定戦/5分5R>
猿丸ジュンジ(日本)
黒澤亮平(日本)

<ミドル級/5分2R>
岩崎大河(日本)
清水洸志(日本)

<フェザー級/5分2R>
結城大樹(日本)
岩本健汰(日本)

<フライ級/5分2R>
高橋SUBMISSION雄己(日本)
山内渉(日本)

<インフィニティリーグ2022女子アトム級/5分2R>
中村未来(日本)
澤田千優(日本)

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11.6『VTJ 2021』で宇野薫と原口央が対戦


VTJ 11.6 USEN STUDIO COAST:デビュー25周年・宇野薫が出場。GLADIATORフェザー級新王者・原口央と対戦(バウトレビュー)

 11月6日に新木場のUSEN STUDIO COASTで開催する『VTJ 2021』で宇野薫 vs. 原口央が行われるとのこと。

 宇野は5月16日の『PROFESSIONAL SHOOTO 2021 Vol.3』で内藤太尊に2R KO負けして以来の試合。原口は9月26日の『GLADIATOR 15』でMIKEに2R TKO勝ちしフェザー級王座を戴冠して以来の試合。

11.6 プロフェッショナル修斗・USEN STUDIO COAST大会決定カード 今、トレンドはグラップリング?! 国内屈指のグラップラー岩本健汰が連続参戦! に続き高橋SUBMISSIONも参戦決定! 世界ランカー・結城、ハードストライカー・山内と激突!(日本修斗協会公認サイト)
◎フェザー級5分2R
結城大樹(同級世界9位/マスタージャパン福岡)
vs
岩本健汰(ロータス世田谷)

◎フライ級5分2R
高橋SUBMISSION雄己(和術慧舟會HEARTS)
vs
山内 渉(FIGHT FARM)

◎女子世界スーパーアトム級チャンピオンシップ5分5R
黒部三奈(王者・初防衛戦/マスタージャパン東京)
vs
SARAMI(挑戦者・同級1位/パンクラスイズム横浜)

◎世界ストロー級暫定チャンピオン決定戦5分5R
猿丸ジュンジ(同級1位/修斗GYM東京)
vs
黒澤亮平(同級5位/パラエストラ松戸)

 この日は同会場で昼に『PROFESSIONAL SHOOTO 2021 Vol.7』が開催され、以上のカードが決定しています。続きを読む・・・
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ABEMA ARAMI DEEP MMA ONE SARAMI Shooto2021#07 VTJ2021 修斗 澤田龍人 猿丸ジュンジ 黒澤亮平 黒部三奈

【Shooto2021#07】VTJ前の修斗で2つの世界戦。黒部三奈✖SARAMI、猿丸ジュンジ✖黒澤亮平

【写真】いつだって負けられないが、特に負けられない相手でもあるはず (C)MMAPLANET

9月29日(水)、Sasutainより11月6日(土)に東京都江東区のUSENスタジオコーストでVTJ2021と昼夜興行で開催されるShooto2021#07の対戦カードが発表されている。

世界戦やトップランカーのサバイバルマッチが組まれると開催発表時のプレスリリースに記載されていたように、今回は2つの選手権試合が組まれることが明らかとなった。


そのうちの1試合は7月に挑戦者決定戦が組まれ、早々に決定していた王者・黒部三奈✖挑戦者SARAMIの修斗世界女子スーパーアトム級選手権試合だ。

この両者、DEEP JEWELS時代に2度対戦経験がある。最初は2014年11月と7年前に拳を交え、黒部がRNCで一本勝ちを収め、2018年3月の2戦目も黒部が判定勝ちで当時保持していたDEEP JEWELSアトム級の王座防衛を果たした。

両者揃ってDEEP JEWELSでは対戦相手が一周以上したと理由で新天地を目指したわけだが、SARAMIはコロナ禍で主戦場としていたONE Warrior Seriesが活動ストップしており、黒部に続き修斗に合流となった。

結果、まだまだ層の薄い修斗女子戦にあって、必然というべき両者がタイトル戦が組まれることに。JEWELSから離れた際に望み描いていた未来とは違うかもしれないが、こうなると黒部としては過去2戦以上力の差を見せ、SARAMIとしてはどのような形でも勝利を得ることで、自己肯定するしかない。この2人だからこそ、魅せられることができる女子MMAが存在するはずだ。

今回発表されたもう一つのタイトル戦は暫定ストロー級王座決定戦=猿丸ジュンジと黒沢亮平だ。

この2人も6年前の2015年2月──黒澤が飛鳥拳のリングネームだった時代──に対戦経験があり、猿丸がTKO勝ちを収めている。その後、黒澤は澤田龍人との王座決定戦に勝利し、ストロー級の頂点になっている。

そのベルトを返上し、本名で戦うようになり王座返り咲きを目指す黒澤に対して、猿丸は4度の世界王座挑戦と、挑戦者決定戦と通算5度に渡りベルトに手が届かなかった過去がある。

猿丸はタイトル戦での勝利、黒澤はリベンジと過去との清算でもある暫定王座決定戦だ。

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J-CAGE Report Shooto2020#07 ブログ マッチョ“ザ”バタフライ 黒澤亮平

【Shooto2020#07】組んで引き込むマッチョ・ザ・バタフライを打撃の圧で圧倒、黒澤亮平が3-0で破る

【写真】勢いがあった黒澤だが、やや対処が粗い感もあった(C)KEISUKE TAKAZAWA

<フライ級/5分3R>
黒澤亮平(日本)
Def.3-0:30-27.30-27.29-28
マッチョ・ザ・バタフライ(日本)

左ローを入れた黒澤、両者が距離を測るためにローを続ける。マッチョ・ザ・バタフライは左ミドルからテイクダウン狙い、そして引き込む。その名の通りバタフライガードを取ったマッチョ・ザ・バタフライだが、黒澤が離れて立ち上がる。黒澤はここから大きな右を見せ、マッチョ・ザ・バタフライが右ローを蹴る。左ボディストレートの黒澤、マッチョ・ザ・バタフライは右ミドルを狙う。

マッチョ・ザ・バタフライはワンツーからスリー、直後に右を打ち込むとマッチョ・ザ・バタフライがテイクダウンを決める。ハーフで抑えたマッチョ・ザ・バタフライに黒澤がバタフライガードを取る。パス狙いのマッチョ・ザ・バタフライがトップをキープし、残り1分に。黒澤はバタフライスイープからスクランブルに持ち込み、シングルレッグでテイクダウン。マッチョ・ザ・バタフライはギロチンから立ち上がると、頭を抜いた黒澤がケージに押し込み初回が終わった。

2R、マッチョ・ザ・バタフライが左ジャブから右ローを蹴る。ダブルを切られ引き込んだマッチョ・ザ・バタフライ、付き合わない黒澤がスタンドで待つ。左フックにテイクダウンを合わせたマッチョ・ザ・バタフライだが、上を取り切れない。シングルに来たマッチョ・ザ・バタフライに対し、黒澤は首を抱えてがぶるが起き上ったマッチョ・ザ・バタフライがシングルレッグへ、ボディロックでバックを狙うが黒澤が上をトップに。一気にパスを決めた黒澤が、スクランブルでバックに回りネルソンから、仰向けにしてRNCを狙う。すぐにシングルで起き上ったマッチョ・ザ・バタフライは、ギロチンにも一旦引き込んで起きあがる。

ダブルで尻もちをつかせたマッチョ・ザ・バタフライは、即立ち上がった黒澤をシングルで尻もちをつかし、ギロチンスイープにも横回転で上を取ったところでラウンド終了に。

最終回、疲れた様子のマッチョ・ザ・バタフライに対し、黒澤が左ローを入れてダブルレッグを切る。ワンツーを思い切り振った黒澤は、左フックにテイクダウンを合わせ切られたマッチョ・ザ・バタフライは組んでも引き込むという厳しい展開に。

レフェリーがマッチョ・ザ・バタフライを立たせてリスタート。黒澤は右に右を合わせてダウンを奪う。立ちあがったマッチョ・ザ・バタフライにラッシュを掛けると、組んで引き込んでも付き合わずスタンドに戻る。右アッパーにも左右のフックを合わせようとして、右フックを当てた黒澤が、一旦離れる。マッチョ・ザ・バタフライも左フックを当てたが、黒澤は全く動じず、ワンツーで前に出て右を当てる。最後に左を被弾した黒澤だが、危なげなく戦い切り判定勝ちを手にした。


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J-CAGE News Shooto2020#07 Shooto2020#08 ダイキ・ライトイヤー ブログ マッチョ“ザ”バタフライ 田丸匠 黒澤亮平

【Shooto2020#07&#08】11月23日に黒澤亮平✖マッチョ・ザ・バタフライ、12月20日は田丸✖ライトイヤー

【写真】修斗はここにきて、何だかんだといっても潰し合いができる選手が揃ってい。 (C)KEISUKE TAKAZAWA & MMAPLANET

Sustainより、10月31日(土)に23日(月・祝)に東京都文京区の後楽園ホールで開催されるShooto2020#07、1日(日)に12月20日(月・祝)に存続が決まった大阪市の淀川区にある大阪メルパルクホールで開かれるShooto2020#08の追加カードが発表されている。

後楽園ホール大会はフライ級=黒澤亮平✖マッチョ・ザ・バタフライ、メルパルクホール大会はフェザー級の田丸匠✖ダイキ・ライトイヤーが明らかとなった。


ONEストロー級戦線に内藤のび太、猿田洋祐、箕輪ひろばという歴代王者とタイトルコンテンダーの澤田龍人を送り出している修斗ストロー級において、一時期の体調不良による戦線離脱がなければ黒澤は、その名をここに並べていても決しておかしくない実力者だ。

かつてや空手バカ一代の主人公で、大山倍達のモデルとした空手家・飛鳥拳の中で修斗ストロー級の頂点に立った黒澤は、その世界奪取から2年半のブランク後に本名に戻し復帰を果たした。昨年9月の本田良介戦をスプリットで落としたものの復帰後は3勝1敗、勝った試合は全てフィニッシュしている。

対するマッチョ・ザ・バタフライは地元大阪の試合で3年近く結果が出ない時を過ごし、昨年6月にギロチンで一本勝ちして以来──1年5カ月ぶりの試合となる。総合力は黒澤というのは否定できないが、マッチョ・ザ・バタフライはハマれば一本というギロチンへのプロセスを考え、磨いてこの一戦に臨みたい。王者・箕輪がONE参戦を決めたなか、この試合の勝者が9月のランキング上位対決で飯野タテオを倒した猿丸ジュンジ、7月の大阪大会で小巻洋平から一本勝ちしている本田良介らとのストロー級頂点争いに加わることになる。

黒澤✖マッチョ・バタフライが組まれた後楽園ホール大会で、大塚隆史と対戦する安藤達也との環太平洋王座決定戦で敗れてから4カ月、田丸は再起戦に臨む。対するライトイヤーは悪夢の4連敗(※2つのドローを挟み)から抜け出し、昨年と今年で4連勝と右肩上がりで調子を上げており、MMA通算戦績も4勝7敗から8勝7敗を白星先行まで持ち直している。

天才と異名を持つ一方で、地方のジムの限られた環境で最大限のサポートと工夫で、そのスタイルを確立してきた田丸。その田丸と戦績的には対照的なキャリアを積んできたライトイヤーだが、その実──この2人のマッチアップは雑草✖雑草、草魂の激突といえよう。

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Other MMA Result Shooto2020#05 ブログ 安藤達也 黒澤亮平 黒部三奈

【Shooto2020#05】試合結果 黒部三奈が修斗初の女子王座のベルト巻く。環太平洋バンタム級王者は安藤に

【写真】G-SHOOTOと米国のHOOKnSHOOTO以外では、プロ修斗公式戦として初の女子の試合がメインとなった(C)KEISUKE TAKAZAWA

1日(土)、今年の1月以来7カ月振りに後楽園ホールでプロ修斗公式戦が開催された。

首都圏のサステイン興行では3月のSHIBUYA O-EAST大会以来の有観客大会は、会場撤収時間が以前より早くなっていることもあり、5試合というコンパクトかつ観客席もソーシャルディスタンスが取られるという形で戻ってきた。

そしてメインで黒部三奈が杉本恵を判定で下し、初代修斗女子スーパーアトム級王者となり、セミでは安藤達也が田丸匠を破り2度目のチャレンジで環太平洋バンタム級王座に就いている。

Shooto2020#05
<修斗女子スーパーアトム級王座決定戦/5分3R>
○黒部三奈(日本)3R
判定
詳細はコチラ
×杉本恵(日本)
<修斗環太平洋バンタム級王座決定戦/5分3R>
○安藤達也(日本)1R3分23秒
TKO
詳細はコチラ
×田丸匠(日本)
<フライ級/5分3R>
○黒澤亮平(日本)1R0分24秒
KO
詳細はコチラ
×木内“SKINNY ZOMBIE”崇雅(日本)
<インフィニティLバンタム級/5分2R■>
△小野島恒太(日本)2R
Draw
詳細はコチラ
△石井逸人(日本)
<ウェルター級/5分2>
△宮路智之(日本)2R
Draw
△飯田健夫(日本)

             

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J-CAGE Report Shooto2020#05 ブログ 木内“SKINNY ZONBIE”崇雅 黒澤亮平

【Shooto2020#05】元チャンプ黒澤亮平、右ストレート一閃──24秒で木内をKO

【写真】この右ストレートであっという間に勝利を手にした(C)KEISUKE TAKAZAWA/MMAPLANET

<フライ級/5分3R>
黒澤亮平(日本)
Def.1R0分24秒by KO
木内“SKINNY ZOMBIE”崇雅(日本)

木内のミドルハイに対し、黒澤が右ロー。続くステップイン&右ストレートで木内はダウンし、追撃のパウンドで秒殺TKO勝ちを決めた。勝者は「ずっと待っていて、爆発しました。箕輪チャンプにつながる試合、宜しくお願いします」とマイクで話した。


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J-CAGE News Shooto2020#05 ブログ 安藤達也 木内“SKINNY ZONBIE”崇雅 杉本恵 田丸匠 黒澤亮平 黒部三奈

【Shooto2020#05】8月1日・後楽園ホール大会で黒部✖杉本&田丸✖安藤、2つの王座決定戦

【写真】世界王座挑戦権を争う、環太平洋王座決定戦でもある(C)MMAPLANET

1日(水・現地時間)、Sustainより今月26日(日)から8月1日(土)に開催日時が変更されていた後楽園ホール大会=Shooto2020#05の対戦カードが発表された。

今回のプレスリリースで3試合の3回戦と2回戦・1試合が明らかとなったが、うち2試合は選手権試合だ。


昨年11月にスタートを切った修斗女子スーパーアトム級王座決定トーナメント。チームラカイからの出場予定だったゼファーニャ・ンガヤがパスポート及びビザの発給が間に合わず、初戦を勝ち抜いていた韓国のイ・イェジは新型コロナウィルス感染問題により、入国が不可能となるなど、紆余曲折のあったトーナメントもついに決勝を迎える。

修斗にとって初の女子王座を賭けて戦うのは、インフィニティリーグ優勝で出場権を得た杉本恵と、日本MMA界の鉄の女=黒部三奈の両者だ。杉本はレスリングテクニックを武器に中村未来を破り、黒部は初戦にして最大の山とさえいわれたターニャ・アンゲラー、大島沙緒里の両者をパウンドアウトし、予想通りの決勝進出を果たした。

インフィニティと今回のトーナメントで経験値を上げた杉本が、『死んだら、死んだで』というまでの覚悟をもってMMAを向きあう黒部の牙城にどれだけ迫ることができるか。

杉本✖黒部と同じく、王座決定戦として組まれたのが環太平洋バンタム級王座決定戦だ。5月大会で岡田遼が暫定世界バンタム級王者に就いたことで、規定で剥奪となった環太平洋のベルトを安藤達也と田丸匠が争う。

安藤は昨年9月に前チャンピオン岡田に挑戦し、ドロー。田丸はフライ級からバンタム級に階級を上げてから3連勝で初の王座挑戦を迎える。デビュー直後から日本MMA界をリードする男と目されていた安藤と、岐阜から修斗新世代の旗頭として戦ってきた田丸。両者揃って挫折を味わってきた。今回のリリースでは安藤=怪物、田丸=天才と謳われているが、素性の良さで戦ってきた安藤と、MMAを咀嚼しチーム一丸となって力をつけてきた田丸という見方も成り立つ。何より怪物、天才と呼ばれ続けるにはここで躓くことはできない王座決定戦となる。

またフライ級3回戦で木内“SKINNY ZOMBIE”崇雅✖黒澤亮平という3月大会で流れたカードと共に、2回戦でウェルター級の宮路智之✖飯田建夫戦も発表されている。この4選手は通常のクラスより1階級上でのマッチアップとなっており、タイトル戦以外は1階級上の階級&当日計量という、過去3カ月間の日本のMMA界の流れは修斗においては同大会でも続くようだ