カテゴリー
Battle Hazard08 JJ Globo News イゴール・タナベ ブログ レダ・メブトゥシュ 八田亮 宮城友一 寒河江寿泰 山中健也 岩本健汰 森戸新士 清水俊一 米倉大貴 駒杵嵩大 高橋サブミッション雄己

【Battle Hazard08】GTFルールで米倉大貴✖八田亮、イゴール✖レダ。清水は寒河江とコンバットGTF

【写真】ベルトを設けて、防衛戦でも良いかと思う一戦だ (C) MMAPLANET

27日(木)、ZSTより30日(日)に東京都新宿区のGENスポーツパレスで開催されるBATTLE HAZARD07の全試合順が発表された。

ZSTが提供する格闘技界のおもちゃ箱、GTルール=グラップリングが3試合、グラップリング・タッグが1試合、そして──ついにゴンバットGTFという名のコンバット柔術戦が組まれることとなった。


夜の部=リングMMAのZST68とダブルヘッダーで開催される今回のバトルハザード。メインは米倉大貴✖八田亮のGTルール60キロ契約の一戦が組まれた。米倉は先のGTF04 の60キロ級トーナメントで3試合連続ヒールで一本勝ちして優勝しており、非常に勢いがある。対して八田は昨年のIBJJF全日本ブラジリアン柔術選手権の茶帯ルースター級で米田と同門IGLOOの山本博斗に決勝で敗れたものの準優勝に輝いている。

八田はパンクラスではブラジル人黒帯柔術家のマーカス・アマラフを2Rにギロチンで仕留めており、その際には打撃をまるで使わない完全グラップリングマッチをMMAで見せている。グラップリングで結果を残す米田、MMAを柔術で戦う八田の対戦。米田が速攻を見せるのか、八田が粘っこい展開のなかスクランブルでの強みを見せることができるのか。気の抜けない一戦となる。

セミはメインの10分1Rに対し、7分1RのGTルール戦=イゴール・タナベ✖レダ・メブトゥシュが組まれた。イゴールはGTF0490キロ級Tで優勝。レダはイゴールとの決勝対決が期待されていたが、谷口実にまさかのミノル・ロックで一本負けを喫した。いってみれば、そのレダがトーナメント柔優勝のグラント・ボグダノフ越えを果たさずイゴールと対戦する。なんのための8人制トーナメントだったんだ──と目くじらを立てる必要がないのが、格闘おもちゃ箱バトルハザードだ。

宇野薫&植松直哉が王者という──古のグラップリング・タッグ王者組への挑戦権を掛けた一戦では、森戸新士&高橋サブミッション雄己が岩本健太&山中健也というこれもGTF65キロ及び75キロ優勝者が手を携え相対する。

岩本と山中が日ごろから練習をしている同門なのとは対照的に、森戸と高橋はどう見ても即席タッグだが、ツープラトンの攻撃が許されているわけではないグラップリング・タッグだけに1+1が2以上になることはない。負傷などのケースと駆け引きというファクターを除けば、個の力が問われる勝負だ。

上記のようなグラップリングの豪華カードが並ぶなか、清水俊一と寒河江寿泰はコンバットGTFルールを戦う。

現状、ルールの詳細は不明だが──恐らくはコンバット柔術のグラウンドで掌底が認められた戦いになると思われる。そうなるとやはり気になるのは、寒河江の掌底に対する耐久力だ。清水の気質を考えると、相手の庭に入って戦いたくなるだろうが──ここは正座をしてガードの中に居座り、叩く。そこで寒河江の反応を見る必要がある。

また今大会では平信一✖谷口実という一戦が、ルールは当日発表というマッチアップがなされている。出場選手もルールを当日知るのか、そういうことが可能であれば──いよいよ独特のバトルハザード・ワールドが展開されるといえよう。

なお夜の部のZSTではFighting NEXUSフライ級チャンピオンの駒杵嵩大とGladiatorライトフライ級チャンピオン=宮城友一というグラスルーツMMAファンにとっては、垂涎もの対戦が実現──する。

カテゴリー
GTF04 JJ Globo Report ZST ブログ 井手智朗 清水清隆 米倉大貴 高橋サブミッション雄己

【GTF04】予選突破の渋谷&堤は揃ってヒールで敗れる。一回戦突破は米倉、井出、清水&高橋

【写真】米倉がヒール一閃、速攻でタップを奪った(C)KEISUKE TAKAZAWA/MMAPLANET

<60キロT1回戦/7分1R>
米倉大貴(日本)
Def.1R0分40秒by ヒールフック
渋谷カズキ(日本)

ダブルガードから上を取った米倉が、内ヒールへ。逆に足を取れず上を向かされたところで渋谷がタップした。

<60キロT1回戦/7分1R>
井手智朗(日本)
Def. by RNC
潤鎮魂歌(日本)

カニバサミを仕掛けた鎮魂歌、かわした井出がトップへ。鎮魂歌は左腕を差してリバーサルし、井出はハーフバタフライからラバーを狙う。鎮魂歌は強いポスチャーでトップをキープしてギロチンから上を取る。しかし、首を抜いた井出がワキを潜ってバックに回る。上を向きハーフで潜ろうとする鎮魂歌に対し、井出は左足を引いて対応する。

さらにパスからバックを取った井出は両足をフックし、足を一本を抜きつつ亀の鎮魂歌をパームトゥパームで絞めつけタップを奪った。

<60キロT1回戦/7分1R>
清水清隆(日本)
Def.OT
後藤貴史(日本)

後藤の飛びつきガードをかわした清水は、続くジャンピングガ―ドでスラム気味に中に入る。クローズドの後藤の下からの仕掛けをはねつける清水だが、レフェリーがブレイクを命じスタンドで再開される。後藤は飛びつきガードから寝転んでも、清水は立って待つ。一気にダブルレッグを決めた清水が、ガードの中でしっかりとポスチャーを取る。攻めさせず、清水はガードが開くのを待っているか。

ガードが開いても動かない清水に対し、後藤はクローズドに戻る。2度目のブレイクが掛り、いなされた後藤がガードを取り、立ち上がってジャンピンガードも清水は付き合わない。残り30秒でガードのなかに入った清水は完全にOT狙いでタイムアップを迎えた。先攻の清水がシートベルト、右腕を入れてパームトゥパーム。19秒でタップを奪われた後藤はスパイダーウェブを選択。しっかりとクラッチを組み、上を向いてエスケープした清水が準決勝進出を決めた。

<60キロT1回戦/7分1R>
高橋サブミッション雄己(日本)
Def.by ヒールフック
堤宏太(日本)

両者座り、高橋が足を絡ませていくと堤が腰を引きトップに。そのままサドルまで入った高橋が内ヒールでタップを奪った。